東京喰種（トーキョーグール）の映画・実写キャスト一覧！あらすじは？

東京喰種は｢週刊ヤングジャンプ｣で連載されている大人気漫画です。石田スイ先生によるデビュー作であり、人間を食べなければ生きていけない喰種と喰種による被害を食い止め人間社会を守ろうとする喰種対策局との戦いを主に描いたダークファンタジー及びホラー・アクションとなっています。

東京喰種はこれまで小説化、アニメ化、実写映画化がされています。また、本作以外にも番外編｢東京喰種[JACK]｣やカラーイラスト集、公式資料集なども発行されており、絶大な人気を誇る漫画となっています。今回はその中でも実写映画化された｢東京喰種｣について、原作・東京喰種の内容、実写映画のあらすじ、実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のキャスト一覧、評価を紹介していきます。

主人公・金木研は事故で負った怪我に対する移植手術のせいで、半分が人間、半分が喰種という珍しい体質になってしまいます。普通の大学生であった金木研は人間であったころの喰種に対する嫌悪感と喰種になり人間を食べたくなってしまうことへの忌避感から思い悩みますが、徐々に喰種の仲間達との触れ合いから喰種達が世間で言われているように残虐非道な者だけではないと知ります。

金木は喰種の世界を知るにつれて、半分人間、半分喰種である自分が喰種と人間の架け橋になれるのではないかと考え始めます。しかし、世間では過激派喰種集団・アオギリの樹の存在が騒がれており、喰種排斥の動きはより強くなっていました。金木は喰種と人間を繋ぎ合わせることが出来るのか？アオギリの樹とはなんなのか？ミステリーあり、熱いバトルありのストーリーとなっています。

｢東京喰種｣最終巻で喰種対策局のきっての天才・有馬貴将との戦い敗れた金木は、戦いの後遺症により記憶を失い、喰種対策局の捜査官として働くことになります。金木と同じく手術を受け半喰種化した部下を率い、果敢にアオギリの樹に挑む金木でしたが、徐々に記憶を取り戻し、喰種と人間のハザマで悩み苦しむことになります。

｢東京喰種:re｣では、前作｢東京喰種｣では明かされなかった、喰種対策局の天才・有馬貴将とアオギリの樹の頭領との関係、今まで隠されてきた喰種対策局の秘密など、次々と物語が繋がっていきます。主人公・金木研は人間と喰種の関係を繋ぎ合わせることが出来るのか？喰種対策局とはなんなのか？最後に自らを犠牲にして戦い続ける金木は最後に幸せを掴むことが出来るのか？次々と展開する驚愕のストーリーとなっています。

東京喰種は松竹配給で実写映画化がなされました(公開日：2017年7月29日)。実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣では東京喰種の序章となる主人公・金木研が半喰種となり、人間を食べることへの忌避感、今まで人間として喰種を嫌っていた嫌悪感に苦悩する姿が描かれています。実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のあらすじについて、詳しく紹介していきます。

読書が好きな大学生の金木研は、同じ大学で幼馴染の永近英良(ながちか ひでよし)とともに金木が良く通っている喫茶店・あんていくに来ていました。金木と永近は世間を賑わせている喰種について、歓談をしていると、そこに金木が密かに思いを寄せている、あんていく常連の神代利世(かみしろ りぜ)が来店します。そんな時、永近のいたずらで金木は読んでいる愛読している小説｢黒山羊の卵｣を利世の前で落としてしまいます。

利世(リゼ)は偶然にも金木と同じように｢黒山羊の玉｣の作者・高槻泉(たかつき せん)の著書を愛読しており、二人の仲は急接近することになります。リゼと金木は後日、デートをすることになり、ともに夜の公園を散歩します。リゼはデートの終わりに金木を抱きしめると金木もリゼを抱きしめ返そうとしますが、リゼはそのまま金木の肩を食いちぎります。リゼは実は喰種で金木を食べようと狙っていたのでした。

突然のことに逃げ戸惑う金木でしたが、近くの工事現場に逃げ込むと、そこで偶然にも鉄鋼がリゼに向かって落下し、命拾いをします。その後、金木はリゼから受けた怪我で意識を失ってしまいます。運ばれた病院で移植手術を受け、金木はなんとか一命を取り留めますが、テレビのニュース番組で自分がリゼから移植手術を受けたことを知ります。

移植によって半喰種となってしまった金木は、人間のように食事を取ることが出来なくなり、空腹と、人間を食らうことへの忌避感で葛藤する日々が始まります。ここまでがあらすじとなりますが、あらすじで分かるとおり、実写映画読｢東京喰種トーキョーグール｣と原作｢東京喰種｣では同じような物語が展開されています。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣はあらすじからも分かるとおり、原作・東京喰種のストーリーに忠実に物語が進んでいきます。物語の内容もきりのいいところまで、映画化されているので原作を知っている方はもちろん、原作を知らない人でも楽しむことが出来ます。漫画にはない実写ならではの立体感や緊張感が味わえるので、原作を知らない方でも物語に惹きつけられること間違いなしです。

また、東京喰種では喰種たちが赫子(かぐね)と呼ばれる特殊な戦闘を行う関係でＣＧによる演出が多く含まれています。戦闘シーンでは赫子を使った戦闘とあらすじでも述べたととおり人を食べるシーンなどがあり、漫画では味わえない一味違った迫力を感じることが出来ます。実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣の魅力をぜひ体感してみてください。

実写映画｢東京喰種｣では、実力派俳優・窪田正考をはじめとして、蒼井優などの演技が注目されます。キャスト一覧については、この記事で後述しています。東京喰種では人間と喰種の間で苦悩する金木研の姿や豹変する神代利世など、個性の強いキャラクターと重厚感のあるストーリーが魅力です。そんな東京喰種の世界を見事に表現した出演者たちの演技がファン達の間で高く評価されている実写映画となっています。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣で主人公・金木研を演じるのは、ドラマ｢アンナチュラル｣、｢THE LAST COP/ラストコップ｣、映画｢十三人の刺客｣、｢犬猿｣でお馴染みの注目の若手俳優・窪田正考(くぼた まさたか)です。代表作品を上げればきりが無いほどの、名俳優である窪田さんですが、今回は人間と喰種の間で苦悩を続ける金木研という非常に難しい役に挑戦しています。

なんといっても実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣で話題なのは、喰種と人間の狭間でもがく金木の演技でした。あらすじでも紹介した、空腹による苦しみと人間を食べたくないという葛藤、そして喰種を知り、喰種対策局と戦うことを決めた苦悩、様々な感情を窪田正考は見事に表現しています。実写映画だからこそ、原作のイメージを壊さないことを意識し、見事に金木のイメージに窪田 正考が嵌りました。

実写映画｢東京喰種｣では、赫子を使用したアクションシーンも豊富で、窪田正考のアクション俳優としての一面も存分に見ることが出来ます。圧巻の演技と見事なアクションを原作と見比べながら、ご覧になってみてはいかがでしょうか？きっとその演技の深さに夢中になること間違いなしです。

金木研を助け、喰種とは何かを語る実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のヒロイン役を演じるのは、テレビドラマ｢まれ｣、｢リアル鬼ごっこ THE ORIGIN｣、映画｢振り子｣などの出演で知られる清水冨美加(しみず ふみか)です。映画、ドラマに留まらず、バライティ番組や舞台、ラジオ番組など広いジャンルで活躍をする清水冨美加ですが、今回は人間を食べなければ生きていけない喰種の役を見事に演じています。

清水冨美加といえば、2017年2月の電撃引退で世間の注目を集めました。引退理由の中には、｢人肉を食べる役を演じることが耐えられなかった｣といった発言もあり、これが東京喰種のトーカ役をさしていることは疑いようはありません。清水冨美加自身が役柄を嫌がっていたのは残念ですが、その演技は原作に忠実で、霧島トーカを見事に演じきっています。

東京喰種に登場する霧島トーカは、仲間に対する熱い部分や暴力的な一面、そして金木研に対する思いやりなどを兼ね備えた、非常に魅力的なキャラクターです。清水冨美加は実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣で以前に出演したテレビドラマ、映画のふわふわと可愛いイメージを一新し、複雑で魅力的な霧島トーカを演じています。テレビで見られる清水冨美加の一味違った演技を見ることができます。

金木研を喰種の世界へと陥れた物語のキーパンソン・神代 利世役を演じたのは、今や知らない人はいない大女優・蒼井優です。テレビドラマ｢龍馬伝｣、｢タイガー＆ドラゴン｣、映画｢ハチミツとクローバー｣、｢百万円と苦虫女｣などに出演し、高い評価を得ている蒼井優ですが、今回は主人公・金木研を誘惑する純粋な女性と、金木研を襲う凶暴な喰種としての一面を兼ね備えた神代 利世役を演じています。

全く違う二面性を持つ神代 利世役を演じることとなった蒼井優さんですが、どのような演技となったのでしょうか？テレビや映画では、優しく、清楚な印象のある蒼井優らしく平常状態の神代利世は原作どおりのイメージを再現しています。問題の本性を表した際の神代利世の演技ですが、こちらも素晴らしい演技となっています。

清楚で、優しい神代利世のイメージから一転、金木研を襲うシーンではその凶暴さ、自由奔放さが前面に押し出されています。実写映画序盤から優しい雰囲気の漂うシーンが続きましたが、蒼井優の演技によって、東京喰種がダークファンタジーだということを思い出されること間違いなしです。シーンを引き締める見ごたえある演技に注目です。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣の中でも主人公・金木研と対をなす人物が、鈴木 伸之演じる亜門鋼太郎(あもん こうたろう)です。映画｢桐島、部活やめるってよ｣、｢オオカミ少女と黒王子｣等で知られる鈴木 伸之ですが、喰種対策局の人間として、喰種に対しては非情でありながらも、同じ人間には熱く、優しい一面を見せる亜門鋼太郎のキャラクターを劇団EXILEのメンバー鈴木 伸之はどう演じたのでしょうか？

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のクライマックスでは、主人公・金木研と亜門鋼太郎が赫子と喰種対策局の武器クインケで白熱のバトルを繰り広げます。鈴木 伸之の鍛えられた身体と亜門鋼太郎とのイメージも重なり、重厚感あるアクションシーンとなっています。バトルの構成上、CGを使った演出が多くなっていますが、鈴木 伸之と窪田 正考の肉体を使ったアクションシーンが高く評価されています。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣の中でも一際異彩を放つキャラクター真戸 呉緒役を演じたのは、バラエティ番組、映画、ドラマと大人気俳優・大泉 洋です。普段の優しいイメージから一転、狂気を宿した対策局捜査官の役を演じた大泉 洋ですが、その演技力の高さで評価を受けています。コミカルな役を演じることが多い大泉洋ですが、実写映画｢トーキョーグール｣では徹底して、冷酷無比な役なりきっています。

喰種を恨み喰種討伐に執念を燃やす真戸 呉緒役を大泉 洋は見事に演じきりました。その演技からは、妻を喰種に殺され人生を壊された男の闇の部分が存分に感じ取れます。普段から様々な一面を見せている大泉 洋ですが、ファン必見の新しい一面を発揮しています。喰種と対極の位置に立つ真戸 呉緒の狂気、冷酷さをどうぞ一度ご覧になってみてください。

喰種達の集まる喫茶店あんていくの店長・芳村 功善役を演じるのは、舞台、ドラマ、映画、声優などで数え切れないほどの作品に出演している大ベテラン俳優・村井 國夫です。文化庁芸術祭賞、読売演劇大賞などの受賞経験もあり、その演技力は高く評価されています。ベテランの経験に裏打ちされた重厚感のある演技が魅力的です。今回は金木を影から助ける芳村 功善役を見事に演じきっています。

あらすじで述べたとおり、金木研は事故によって、半喰種化してしまいます。芳村 功善は金木研を助けたとも、どん底に突き落としたとも思える事件の真相を知っているような部分があり、村井 國夫はそんな芳村 功善のミステリアスな部分も今作・実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣で見事に表現しています。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のストーリーの要、人間と喰種の関係を緊張感あるものにするアクセントとなるのが、喰種の子供・笛口 雛実です。そんな重要な役を担うのが、テレビドラマ、映画と引っ張りだこな女優・桜田ひよりです。現在15歳と若いながらもドラマ｢明日、ママがいない｣や｢はやぶさ/HAYABUSA｣など出演作品は多く、実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣でも見事な演技を披露しています。

笛口 雛実は実写映画作中で母を大泉 洋演じる喰種対策局局員・真戸 呉緒に殺され、母の死を悲しむ気持ち、喰種対策局を恨む気持ちなど様々な感情の揺れが描かれています。元々、穏やかで読書好きな一面を持つため、その感情の変化は繊細で難しいですが、桜田ひよりはそんな細かな感情の変化までしっかりと演じきっています。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣では、金木研の親友役として登場する永近 英良を演じるのは、音楽ユニット超特急のメンバー・小笠原 海です。ダンサー、俳優、モデルと活躍の場を広げる小笠原 海ですが、演技の方でも期待の新人として、評価されています。実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣でその期待の演技の一端を確認してみてはいかがでしょうか？

金木研を喰種の世界へと誘うどこか怪しげな医師・加納 明博を演じるのは、俳優としてだけではなく、演出家、映画監督などでも活躍している岩松了です。謎の多い東京喰種の加納 明博というキャラクターですが、岩松了は少ない登場場面の中でも、独特の存在感を放ち、物語の重要なピースとしての役割を果たしています。ベテラン俳優の安定した演技を一度、ご覧になってはいかがでしょうか？

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣はダークファンタジーの色が強く緊張感が常に漂いますが、そんな中、私達の緊張を解いて笑わせてくれるのが、浜野 謙太演じる古間 円児です。原作でも人気の高い古間ですが、実写映画での再現度もかなり高いです。原作ファンの方はぜひ実写版の中での古間 円児を見て、笑ってみてはいかがでしょうか？

喫茶店・あんていくのお姉さん的な美人店員・入身 カヤを演じるのは年を得て、ますます美しくなってきている美人モデル・佐々木 希です。モデル出身でありながら、その演技はさまざまな作品で証明されてきた通り、見事に完成されています。今回は脇役ではありますが、映画の華であり、その演技も素晴らしく、実写映画の良さを引き出しています。

ここまで実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣のあらすじ、登場キャラクターのキャストを紹介してきましたが、実際の映画はどのような評価を得ているのでしょうか？実写映画で描かれるストーリー、キャストによる演技、シーンの演出に焦点を当て、実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣の評価について、紹介していきます。

上記のキャスト一覧にも紹介したとおり、実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣では話題の人気俳優から、若手俳優、大ベテラン俳優など、豪華な顔ぶれが登場しています。そんなキャストの素晴らしい演技を見られる実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣ですが、その中でも特に主人公・金木研役を演じる窪田 正考の演技が高く評価されています。

人気俳優である窪田 正考の演技に対しては、窪田 正孝のファンはもちろん、原作の東京喰種のファンの中でも、金木研のイメージが窪田 正考に定着するような忠実で、引き込まれる演技だと、評価されています。実写映画ならではのリアルな演出、感情の動きを体感したい方はぜひ一度、窪田 正考の演技に注目してみてください。

東京喰種の魅力といえば、喰種の赫子と喰種対策局員が持つクインケのぶつかり合うバトルシーンです。実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣では、CGを使用して、バトルシーンを演出していますが、残念ながらCGの出来はいまいちといった評価となっています。特に窪田 正考演じる金木と鈴木 伸之演じる亜門のバトルシーンでは、CGの質が気になるといった評価が目立ちます。

しかしながら、CGの質を除いた部分、バトルの演技では満足したという視聴者も多く、実写ならではの派手なアクションが見られます。細かい演出にもこだわりたいという方には難しいですが、単純にバトルシーンが楽しみたい方には満足できる内容となっています。ぜひ一度ご自身の目で見て、東京喰種の世界を味わってみて下さい。

実写映画｢東京喰種トーキョーグール｣について、あらすじからキャストまで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？実写映画を普段見ない方、東京喰種を知らない方、東京喰種のファンの方、どんな人でも楽しめるように今作は作られています。紹介したあらすじ以降の物語をぜひご自身の目で見て、確認してみてください。きっとキャストの演技と物語に引き込まれること間違いなしです。