【マイ・ブロークン・マリコ】実写映画のネタバレあらすじ！最後の手紙の内容は？

実写映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじのネタバレや、最後の手紙についての考察、実写映画キャストなどをネタバレする前に、「マイ・ブロークン・マリコ」の作品情報を紹介します。

• 作品名：マイ・ブロークン・マリコ
• 原作：平庫ワカ（ひらこワカ）
• ジャンル：シスターフッド
• 掲載サイト：Comic BRIDGE online
• 発表期間：2019年7月〜12月
• 話数：全4話

「マイ・ブロークン・マリコ」は、2019年に無料コミックポータルサイトのComic BRIDGE onlineで連載されていた平庫ワカの漫画です。「マイ・ブロークン・マリコ」は世界観が人気を獲得し、2020年1月に出版された単行本は、発売後に即重版が決定するなど話題を集めました。

漫画「マイ・ブロークン・マリコ」は、「世界観が面白い」といった感想が多く、爆発的な反響を集めました。その後、実写映画化が発表され、永野芽郁が主演で、2022年9月30日に公開されました。

映画作品情報

• 作品名：マイ・ブロークン・マリコ
• 原作：平庫ワカ
• 監督：タナダユキ
• 脚本：向井康介、タナダユキ
• 公開日：2022年9月30日
• 上映時間：85分
• 主要キャスト：永野芽郁、奈緒、窪田正孝他

実写映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじをネタバレしていきましょう。映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじ・ネタバレの1つ目が「死んだダチ」です。マイ・ブロークン・マリコは、ブラック企業で営業として働くOLのシイノトモヨが主人公の物語です。ある日、シイノは、仕事の合間に、定食屋でランチをしていました。

ランチ中、親友であるイカガワマリコが、自宅マンションから転落死したというニュースを目にします。シイノは、慌ててマリコに連絡を取ろうとしますが、連絡はつかないまま。シイノは、居ても立っても居られなくなり、マリコの家に向かいます。家にマリコの姿はなく、大家から「遺品は両親が引き取っており、遺体は直葬された」と伝えられるのでした。

シイノは、親友の突然の死を受け止められずにいましたが、「マリコが幼少期から、父親に虐待されていたこと・性的虐待も受けていたこと」を思い出します。シイノは、そんな父親の元に遺骨があることがどうしても許せません。シイノは、マリコの実家に出向き、包丁でマリコの両親を脅しながら、遺骨を奪い取るのでした。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじ・ネタバレの2つ目が「旅に出るシイノ」です。シイノは、マリコの遺骨を自宅に持ち帰りました。その後、過去にやり取りしたマリコとの手紙を読み返しながら、思い出に浸り続けます。そうした中、シイノは、生前のマリコが「海に行きたいけれど、父親に怒られるのが怖くて行けない」と言っていたことを思い出しました。

シイノは、「海に行きたい」というマリコの生前の夢を叶えるために、旅に出ることを決意。シイノは、マリコが「自分の名前に似ている、まりがおか岬に行きたい」と言っていたことを思い出します。

そして、マリコの遺骨を抱えながら、まりがおか岬に行くために、夜行バスに飛び乗ります。シイノは、目的地までの移動中、高校生だった頃の夢を見ていました。まりがおか岬までの道のりは遠く、鉄道やバスを乗り継いで、ようやくシイノは目的地にたどり着くのでした。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじ・ネタバレの3つ目が「謎の男」です。シイノは、無事まりがおか岬に到着し、ホッとします。しかし、ホッとしたのもつかの間、シイノは、スマホや財布、マリコからもらった手紙が入ったカバンを引ったくられてしまいます。「手紙を取り戻したい」と必死にひったくり犯を追いかけますが、捕まえることは出来ませんでした。

その後、シイノは、「遺骨を持っていないこと」に気付きます。急いで、遺骨を置いた場所に向かうと、そこには遺骨を見守ってくれている謎の男がいました。その後、「名乗るほどの者ではありません」と言い残し、無一文のシイノに、五千円を手渡して、どこかに去っていってしまいます。夜になり、シイノは、謎の男性からもらったお金で、港にある居酒屋を訪れていました。

酒に溺れるシイノは、マリコの妄想を見ながら、酔い潰れてしまうのでした。翌朝、シイノは港の小舟の中で目を覚まし、港に釣りに来ていた謎の男ことマキオと再会します。シイノは、「ご自分を大事にしてください」とマキオに言われ、「過去にマリコに同じことを言ったな」と思い出すのでした。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじ・ネタバレの4つ目が「シイノが倒した痴漢」です。シイノは、マリコとの過去を思い出していく中で、一人で死んでしまったマリコに怒りを覚えるようになりました。そして、衝動的になってしまい、自らも崖から海に飛び込んで自殺しようとしますが、偶然そこをマキオが通りがかります。

マキオがシイノを羽交い締めにして必死に自殺を止めさせようとする中、大きな叫び声が聞こえます。叫び声の主は女子高生であり、痴漢に襲われそうになっていたのです。シイノは、襲われようとしている女子高生と、過去のマリコを重ねてしまい、急いで女子高生の元に。シイノは、痴漢を骨壺で殴って撃退しますが、骨壺は割れ、海に遺灰が飛び散ってしまいます。

シイノは、遺骨をつかもうと身を乗り出してしまい、崖から転がり落ちてしまいます。シイノは、大事に至ることなく、崖の下にある浜辺で目を覚ましました。そして、シイノを心配して駆けつけたマキオに話しかけられます。そこでシイノは、マキオが大切な人を失ったことで自暴自棄になり、自殺を考えて、半年前にこの崖から飛び降りていたことを知るのでした。

そして「シイノが死ねば、マリコも永遠に消えてしまう」といわれたマキオの言葉を胸に、もう一度、前を向くことを決意します。その後、シイノは念の為に入院することになり、警察から事情聴取を受けることになりました。そこで、シイノが倒した痴漢が、昨日のひったくり犯と同一人物だということが判明。そして、シイノはマリコの手紙を取り戻すことが出来たのでした。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじ・ネタバレの5つ目が「最後の手紙」です。シイノは、1日の入院を終え、マキオに見送られ、無事自宅に戻ります。自宅に帰ったシイノは、再びマリコとの思い出にふけるのでした。シイノは、退職届を出すために、会社に出向きます。しかし、退職届を受け取ってもらうことは出来ず、再びブラック企業で働くことになるのでした。

仕事を無事に終え帰宅すると、自宅のドアには紙袋がぶら下がっています。紙袋の中には、マリコの実家に脱ぎ捨ててきたパンプスと、マリコの父親の再婚相手からの手紙が入っていました。シイノが手紙を読もうと手に取ると、そこにはもう1枚の手紙が。その手紙は、自分に宛てたマリコからの最後の手紙でした。シイノは、マリコからの最後の手紙をほほえみを浮かべて読んだ後に、泣きながら「うん」と頷くのでした。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじをネタバレしたところで、最後の手紙の内容や、謎についても考察していきましょう。「マイ・ブロークン・マリコ」の謎の考察の1つ目が、「最後の手紙の内容」です。あらすじのネタバレにもあるように、マイ・ブロークン・マリコの結末で、シイノの元にはマリコの手紙が届きました。しかし、この最後の手紙の内容は作中で明かされておらず、不明のままです。

ただ、シイノは、最後の手紙をほほえみながら読んだ後に、泣きながら頷いています。こういったシイノの姿から、「最後の手紙は、遺書ではなく、普段通りのマリコの手紙だったのではないか」と考察されています。また、シイノが最後に「うん」と頷いているため、「いつもの日常的な内容と、今度会おう・なにかをしようなどといった他愛もない約束が描かれているのでは」といった考察もあがっています。

「マイ・ブロークン・マリコ」の謎の考察の2つ目が、「マリコが自殺した理由」です。マリコが自殺した理由は、作中で描かれていません。しかし、「最後の手紙が、遺書のようなものではなさそうだ」と考察するファンも多く、「マリコは、自殺しようと思っていなかったのではないか？」といった感想も多くあがっています。

また、漫画「マイ・ブロークン・マリコ」には、購入特典として、漫画未掲載の読み切り作品が冊子として配布されていたことがあります。この冊子の読み切りには、マリコの最後の日の姿が描かれています。マリコは、ベランダにきたスズメにパンくずをあげていました。とても楽しそうにパンくずをあげていましたが、ふとした瞬間にカーテンに吸い込まれていくようなマリコの姿が描かれています。

また、シイノが見たニュースでは、「大量の睡眠薬を服用していた」といった描写もありました。そのため、「睡眠薬を大量に服用しなければならない精神状態になっており、意識が朦朧としていたことによる事故なのでは」・「スズメのように自由に空を飛びたいと思っただけで、自殺しようとは思っていなかったのではないか」といった考察も上がっています。

「マイ・ブロークン・マリコ」の謎の考察の3つ目が、「マリコとシイノの関係」です。マリコは、幼少期から、父親に虐待され続けてきました。その後、父親の元から逃れても、マリコが付き合う相手は、DV男ばかりです。

シイノは、そんなマリコの彼氏を追い払ったり、不安定になったマリコを助け続けてきました。一方で、マリコが亡くなった後のシイノの行動を見ると、シイノもマリコに依存をしていたことがわかります。そのため、「マリコとシイノは、共依存のような存在だった」と考察するファンが多いです。

「マイ・ブロークン・マリコ」でシイノトモヨを演じた映画キャストが、永野芽郁（ながのめい）です。永野芽郁は、1999年9月24日生まれの女優兼タレントで、スターダストプロモーション製作1部に所属しています。永野芽郁は、2009年の映画「ハード・リベンジ、ミリーブラッディバトル」で子役デビュー。その後、モデルとしても人気を獲得し、多くの作品に出演している人気女優です。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」以外の出演代表作

• ドラマ「半分、青い。」：楡野鈴愛役
• ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」：茅野さくら役
• ドラマ「ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜」：川合麻依役
• ドラマ「ユニコーンに乗って」：成川佐奈役
• ドラマ「君が心をくれたから」：逢原雨役
• 映画「俺物語！！」：大和凛子役
• 映画「ひるなかの流星」：与謝野すずめ役
• 映画「君は月夜に光り輝く」：渡良瀬まみず役
• 映画「そして、バトンは渡された」：森宮優子役

「マイ・ブロークン・マリコ」でイカガワマリコを演じた映画キャストが、奈緒（なお）です。奈緒は、1995年2月10日生まれの女優兼タレント、元モデルで、アービングに所属しています。奈緒は、高校生の頃にスカウトされたことがきっかけで芸能界デビュー。2019年のドラマ「あなたの番です」で話題を集め、多くの作品に出演している人気女優です。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」以外の出演代表作

• ドラマ「のの湯」：鮫島野々役
• ドラマ「あなたの番です」：尾野幹葉役
• ドラマ「演じ屋」：アイカ役
• ドラマ「ファーストペンギン！」：岩崎和佳役
• ドラマ「あなたがしてくれなくても」：吉野みち役
• ドラマ「春になったら」：椎名瞳役
• 映画「余命10年」：藤崎沙苗役
• 映画「陰陽師0」：徽子女王役
• 映画「先生の白い嘘」：原美鈴役

「マイ・ブロークン・マリコ」でマキオを演じた映画キャストが、窪田正孝（くぼたまさたか）です。窪田正孝は、1988年8月6日生まれの俳優で、スターダストプロモーションに所属しています。窪田正孝は、2006年に俳優デビュー。2014年のドラマ「花子とアン」での演技で話題を集め、多くの作品に出演している人気俳優です。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」以外の出演代表作

• ドラマ「ケータイ捜査官7」：網島ケイタ役
• ドラマ「花子とアン」：木場朝市役
• ドラマ「エール」：古山裕一役
• ドラマ「デスノート」：夜神月役
• ドラマ「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」：五十嵐唯織役
• 映画「ガチバンシリーズ」：黒永勇人役
• 映画「MARS〜ただ、君を愛してる〜」：桐島牧生役
• 映画「東京喰種トーキョーグール」：金木研役
• 映画「スイート・マイホーム」：清沢賢二役

「マイ・ブロークン・マリコ」でマリコの実父を演じた映画キャストが、尾美としのり（おみとしのり）です。尾美としのりは、1965年12月7日生まれの俳優で、ホリプロ・ブッキング・エージェンシーに所属しています。尾美としのりは、子役として芸能界デビュー。その後、宮藤官九郎脚本作品に頻繁に出演しています。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」以外の出演代表作

• ドラマ「麒麟がくる」：土岐頼芸役
• ドラマ「あまちゃん」：黒川正宗役
• ドラマ「結婚できない男」：中川良雄役
• ドラマ「仰げば尊し」：新井宗一役
• ドラマ「集団左遷！！」：梅原尊役
• 映画「鬼平犯科帳劇場版」：木村忠吾役
• 映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」：三船啓二役
• 映画「この空の花長岡花火物語」：高山忠彦役
• 映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」：近藤勇役

「マイ・ブロークン・マリコ」でタムラキョウコを演じた映画キャストが、吉田羊（よしだよう）です。吉田羊は、2月3日生まれ・福岡県出身の女優です。吉田羊は、高校卒業後に上京し、女優の道に進みました。2008年のドラマ「風のガーデン」に出演したことが転機になり、舞台などに多く出演するように。演技力が評価されており、多くの作品に出演している人気女優です。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」以外の出演代表作

• ドラマ「HERO第2シリーズ」：馬場礼子役
• ドラマ「コウノドリ」：小松留美子役
• ドラマ「コールドケース〜真実の扉〜」：石川百合役
• ドラマ「メディカルチームレディ・ダ・ヴィンチの診断」：橘志帆役
• ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」：蒲原トキコ役
• 映画「嫌な女」：石田徹子役
• 映画「ラブ✕ドック」：郷田飛鳥役
• 映画「ハナレイ・ベイ」：サチ役
• 映画「記憶にございません！」：山西あかね役

映画「マイ・ブロークン・マリコ」は、「原作を忠実に再現している」といった感想が多く、原作ファンからも高評価を獲得しています。その上で、原作には描かれていないシーンも追加されています。そこで、「マイ・ブロークン・マリコ」の原作と映画との違いについても、ネタバレしていきましょう。

シイノが痴漢から助けた女子高生は、原作ではその時が初対面です。一方で、映画では前日にその女子高生とバスで会っているシーンが描かれています。また、映画では、原作以上にマキオとのやり取りが多く描かれています。原作漫画では、マキオがシイノに歯磨きセットを渡したり、別れ際にお弁当を渡す様子は描かれていません。

一方で、原作漫画では、購入特典の別冊に、マリコの最後の日が描かれていました。しかし、実写映画には、マリコが亡くなった当日の姿は描かれていません。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のロケ地についても、ネタバレしていきましょう。シイノが、マリコの遺骨を持って出かけた「まりがおか岬」のロケ地は、青森県です。青森県にある種差海岸や、葦毛崎展望台がロケ地として使用されています。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、「キャストの演技力に引き込まれてしまう」といった感想が多くあがっています。原作ファンからも支持されており、「シイノのキャストが永野芽郁は、可愛すぎる気がすると思ったが、映画を見たら違和感がなかった」といった感想や、「原作の世界観を大切にしている映画」感想が多いです。「悲しいストーリーだけど、スカッとする映画」といった感想もあがっています。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、「キャストが魅力的な映画」といった感想が多く上がっています。「児童虐待や女性暴力などとったストーリーは苦手だが、この映画は引き込まれて見てしまった」といった感想も。「キャストの演技力が高く、引き込まれてしまった」といった感想や、「原作のキャラとキャストがイメージ通りの映画」といった感想もあがっています。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、「世界観が好き」といった感想が多くあがっていた人気漫画です。そのため、実写映画化が発表されると、「世界観が崩されないか、不安だ」といった感想もあがっていました。その後、映画が公開されると、映画を支持する原作ファンが多く「原作をしっかりリスペクトしていて、キャストの演技力も素晴らしい映画」といった感想が多く、高評価を集めています。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」は、平庫ワカの同名漫画を原作にした作品です。映画「マイ・ブロークン・マリコ」は、原作ファンからも高評価を獲得しています。そんな実写映画「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじのネタバレや、最後の手紙や謎の考察、実写映画キャスト一覧などを見て気になった方は、一度「マイ・ブロークン・マリコ」を見てみてはいかがでしょうか？