【ハリーポッター】モリー・ウィーズリーは最強？ロンの母の強さを考察

ハリーポッターはイギリスの人気児童文学です。魔法を題材としたファンタジー小説で、世界中で人気です。この記事で紹介するモリー・ウィーズリーもハリーポッターに登場するキャラクターです。ここではハリーポッターがどんな作品なのか、ハリーポッターの作品概要を紹介します。

ハリーポッターの原作小説は全7巻あります。1997年に1巻の「賢者の石」が発売され、2007年には最終巻となる「死の秘宝」が発売されました。このハリーポッターシリーズの1巻が発売された頃、作者のJ・K・ローリングは全くの無名でしたが発売後間もなく世界的大ヒットを記録しました。

2016年には、全シリーズの後日談として上演された舞台劇作品「呪いの子」の脚本を書籍化した本も発売されています。「呪いの子」はハリーポッターの息子であるアルバスとスオーピウスを中心に描かれています。

ハリーポッターは2001年に初めて映画化されました。ハリーポッターで配役されている役者は皆、登場人物と同じ出身国であることが特徴的です。ハリーポッターの映画シリーズも全部で7作品あり、最終話となる「死の秘宝」はパート1とパート2に分けて放映されました。

その後、2015年にはダンブルドアの親友であるグリンデルバルドが脅威を奮っていた頃を描く、スピンオフ作品の「ファンタスティック・ビースト」が放映されました。ファンタスティック・ビーストでは、ハリーポッターがホグワーツの授業で使っていた「幻の動物とその生息地」という教科書の著作者である、ニュート・スキャマンダーが主人公を務めています。

ハリーポッターにはモリー・ウィーズリーが登場します。ロンの母親でもあるのですが、不死鳥の騎士団のメンバーでもあります。モリー・ウィーズリーはほとんど戦うシーンはないのですが、その戦歴を見ると最強なのではないかともいわれています。ここではそんなモリー・ウィーズリーの基本情報を紹介します。

モリー・ウィーズリーは10月30日にイギリスの純血家系のプルウェット家に誕生しました。ホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドールに組分けされます。卒業後、1968年頃にアーサーとモリー・ウィーズリーは駆け落ちして結婚しています。その後第一次魔法戦争が勃発すると、モリー・ウィーズリーは二人の兄弟を死喰い人に殺害されています。

モリー・ウィーズリーの身長は161センチ(5フィート3.5センチ)で、燃えるような赤毛が特徴的です。明るい茶色の瞳を持っています。

モリー・ウィーズリーはハリーポッターシリーズの4巻の「炎のゴブレット」以外は登場しています。「炎のゴブレット」では名前だけの登場でした。1巻の「賢者の石」ではハリーポッターが9と3/4番線がどこなのか迷っている時に親切に入り口を教えてあげました。2巻の「秘密の部屋」では、勝手に車を飛ばしたロンに吠えメールを贈りました。

3巻の「アズカバンの囚人」では未成年で魔法を使ってしまい、家を飛び出たハリーポッターを漏れ鍋で快く迎えてくれました。また、アズカバンを脱獄したシリウスにハリーポッターが襲われないかと心配していました。5巻の「不死鳥の騎士団」では、不死鳥の騎士団本部につれてこられたハリーポッターを迎え入れたり、息子のロンが監督生になり喜ぶ姿が描かれています。

6巻の「謎のプリンス」では、ビルとフラーの結婚について猛反対しています。7巻の「死の秘宝」ではいよいよ、モリー・ウィーズリーが不死鳥の騎士団として戦う姿を見せています。1対1で戦った相手は、あのシリウスを殺したベラトリックスでした。

モリー・ウィーズリーが指輪をはめているのは、左手薬指です。アーサーと結婚しているので左手薬指にはめています。

ボガートとは、ハリーポッターシリーズの3巻に登場するまね妖怪です。ルーピンの闇の魔術に対する防衛術で登場しました。人が一番怖がるものに変身し、怖がらせます。モリー・ウィーズリーの場合は、ハリーと息子たちの死体が現れました。

モリー・ウィーズリーは、7人の子どもたちを育ててきただけあり、とても愛情の深い性格をしています。ハリーポッターに対しても自分の子供のように接しています。ただ、アーサーが子どもたちに甘いためしつけには少々厳しく、いたずらっ子のフレッドとジョージには恐れられています。

モリー・ウィーズリーは、魔法使いの純血一族であるプルウェット家の生まれです。ファビアンとギデオンという兄弟がいます。夫のアーサーは、ゴドリック・グリフィンドールの直系と言われている純血家系です。そのため、子供達は全員純血でさらにはホグワーツでは皆グリフィンドールに組分けされています。

魔法の実力はとても高いといわれています。普段は母としてのイメージが強いために敵も油断するのですが、確実に魔法を命中させる技術と強さを持っています。

モリー・ウィーズリーはハリーポッターに対して、我が子同然に扱っています。それ故にとてもハリーポッターのことを心配していました。特にハリーポッターが不死鳥の騎士団に入ろうとした時には、危なすぎると一母親として猛反対していました。ハリーポッターの入団を歓迎していたシリウスとは喧嘩するほどです。それほどハリーポッターにも愛を分け与えていました。

モリー・ウィーズリーが戦う姿で最も印象が強いのは、ベラトリックスとの戦いでした。ベラトリックスは、神秘部の戦いでシリウスを殺害し、ハーマイオニーを拷問しました。さらに妹の娘のニンファドーラ・トンクスまでも殺害します。第二次魔法戦争ではハーマイオニー、ルーナ、ジニーの3人を相手にしても敵わなかったほどの強さを持つ相手です。

ベラトリックスはその強さでジニーを圧倒し、死の呪文を投げかけます。ジニーは寸前で呪文から逃れることができましたが、その事に怒ったモリー・ウィーズリーがベラトリックスの相手を代わり、一騎打ちをします。ベラトリックスは、モリー・ウィーズリーにはそこまでの強さがないと油断していました。亡くなったフレッドを「フレディ」と言って挑発するほどの余裕を見せていたほどです。

嘲笑うベラトリックスに、モリー・ウィーズリーは呪いを心臓の真上に命中させます。これにより、ベラトリックスは死んでしまいます。優秀な魔法使い3人を相手に余裕で戦っていたベラトリックスを倒した実力から、実は最強なのではないかといわれています。

モリー・ウィーズリーは母として、子供の代わりに何人もの実力のある魔法使いを殺したベラトリックスと一騎打ちし、母の強さを見せました。モリー・ウィーズリーは魔法使いとしての最強説がありますが、母としても最強です。

モリー・ウィーズリーは家族を守るためにベラトリックスを倒し、最強とまでいわれています。でも本当にそれだけの強さがあるのか疑問に思っている人も多いようです。ハリーポッターシリーズでは、母の愛についてとても濃く描かれています。モリー・ウイーズリーもまた、息子や娘達を守るために普段よりも力を発揮し、底知れない強さを引き出したと考察されている方もいます。

魔法使いとしても母としても最強といわれるモリー・ウィーズリーには、たくさんの家族がいます。ここでは、モリー・ウィーズリーの家族について紹介します。

モリー・ウイーズリーはアーサー・ウィーズリーという夫がいます。アーサー・ウィーズリーとはホグワーツ在学中から交際しており、卒業後に結婚しています。

アーサー・ウィーズリーは魔法省に勤務しているマグル製品不正使用取締局の局長です。周りからはマグルが大好きな変人として知られており、マグルファンでもあります。過去には魔法省のマグル製品不正使用取締局でありながら、マグルの乗用車を改造して魔法で空を飛ばせるようにするなど、違法行為をしたこともあります。

第一次魔法戦争中は不死鳥の騎士団のメンバーではなかったのですが、1995年に勃発した第二次魔法戦争では不死鳥の騎士団に入団し、重要な任務も任されています。

学生時代に出会ったアーサーとモリー・ウィーズリーは駆け落ち同然で結婚し、今でも愛し合う仲です。ホグワーツに通っていた頃は、深夜にこっそりとデートして罰則を受けたこともあります。

ロン・ウィーズリーは、ウィーズリ家の6男です。1980年3月1日生まれで、本名はロナルド・ビリウス・ウィーズリーといいます。

ハリーポッターとは9と3/4番線で初めて出会いました。コンパートメントでも一緒に座り、話していくうちに仲良くなります。ハリーポッターはマルフォイからも友達として誘われたものの、ロンと一緒にいることを選びました。

「賢者の石」では、ロンとハリーポッターがいたコンパートメントに、ネビルのカエルを探しにハーマイオニーがやってきます。ここで出会った3人は親友同士になります。ハーマイオニーとは後に恋人同士となり、結婚します。

ハリーポッター達とはほぼ毎日一緒にホグワーツで学校生活を送ります。成績はそこそこ良く、O.W.Lでは占い学と魔法史は不合格となりましたが、兄のフレッドとジョージよりも成績が良いとモリー・ウィーズリーは喜びました。ビビリでヘタレな性格でハリーポッターに劣等感を抱き喧嘩することもありましたが、ハリーポッターがピンチな時は見捨てずに協力し合いました。

最終決戦前にロンは分霊箱の一つであるスリザリンのロケットにかけられた魔法によって不安に駆られてしまい、ハリーポッターと喧嘩をしてしまいます。しかしロンはそのロケットの魔法に打ち勝ち、分霊箱を破壊することに成功します。ロンはその後ハリーポッターと仲直りをして、最終決戦に向けて新たに決意を固めます。

ロンは優秀で自由奔放な兄達に囲まれ、さらにはいつも兄弟達のお下がりばかりもらっています。そんな良くも悪くも個性的な兄達に囲まれているせいかロンは劣等感を強く抱いており、スリザリンのロケットを持った時も自分に自信が持てずにハーマイオニーとハリーポッターの仲を疑いました。

1978年には、四男のフレッド・ウィーズリーと五男のジョージ・ウィーズリーの双子の兄弟が生まれました。二人ともいたずらが大好きなグリフィンドール生でした。

フレッドとジョージの夢は悪戯専門店を営むことでした。実際に学生の頃は自分達で開発したイタズラアイテムを他の生徒に売ったり、仕掛けたりしていました。

ドローレス・アンブリッジにクィディッチを禁止されると、フレッドとジョージはホグワーツを中退します。ハリーに賞金をもらった二人はすでにダイアゴン横丁に「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ(WWW)」を構えており、退学後には経営や開発に専念するようになります。

フレッドとジョージは、ホグワーツで息の合った名ビーターでした。ビーターは棍棒でブラッジャーから味方のプレイヤーを守る危険なポジションです。二人は危険をもろともせず、ハリーと同じチームに在籍して活躍していました。

ジョージはハリーを守るために左耳を失いました。自身の左耳を失った時はいつもどおりに軽口を叩いていましたが、最終決戦でフレッドが殺されてしまった時はショックで呆然としてしまいました。ジョージは、第二次魔法戦争の後はWWWをロンと一緒に経営しており、同級生のアンジェリーナと結婚しています。

パーシー・ウィーズリーは1976年に生まれたウィーズリー家の三男です。ハリーがホグワーツに入学した時には、グリフィンドール寮に案内していました。

パーシーはとても真面目な性格をしており、特に性格が真反対とも言えるフレッドやジョージとは折りが合いませんでした。野心家な性格からホグワーツ卒業後は魔法省で順調な出世をしていきます。

出世や仕事に真面目になるあまり、家族と対立することもありました。しかし、最終決戦の時には家族と共に戦い、亡くなったフレッドの遺体を守り抜きました。

優秀で真面目な性格から、ホグワーツでは5年生の時にグリフィンドールの監督生に選ばれました。監督生に選ばれたことで、アーサーからはプレゼントにメンフクロウをもらいました。

チャーリー・ウィーズリーはウィーズリー家の次男で、1972年に生まれました。他の兄弟達とは違い背が低く、がっちりとした筋肉質な体型が特徴的です。

チャーリー・ウィーズリーはクィディッチでは伝説のキャプテンともいわれています。なんと2年生にしてクィディッチチームに入り、1985年にはシーカーとしてチームを優勝に導きました。最強というほどの強さではありませんでしたが、伝説といわれるほどの名選手だと語り継がれています。

ホグワーツを卒業した後はクィディッチ選手の勧誘を断ってドラゴンキーパーとなり、ドラゴンの研究のためにルーマニアに住んでいました。ただ不死鳥の騎士団にも属しており、ホグワーツでの最終決戦にも参加していました。

映画では残念ながらチャーリーは登場していません。しかし、原作では「賢者の石」から登場しており、ハグリッドが育てていたドラゴンを引き取りました。

ビル・ウィーズリーはウィーズリー家の長男で、1970年に生まれました。フランス出身の魔法使いで、炎のゴブレットの選手の一人として選ばれたフラーと結婚しました。

ビルは不死鳥の騎士団に所属しており、死喰い人との交戦の最中に人狼に噛まれてしまいました。その時に顔に大きな傷を残してしまいます。それでもフラーの愛は変わらず、結婚に反対していたモリーも二人の仲を認めます。

ビルの俳優を務めたのは、ムーディ役を演じたブレンダン・グリーソンの息子のドーナル・グリーソンでした。スターウォーズでのハックス将軍役でも知れられています。

ビルはウィーズリー家の中でもとてもハンサムな顔をしています。どのくらいイケメンなのかというと、ハリーポッターが初めて会った時は「かっこいい」という言葉しか思いつかなかったほどでした。

ウィーズリー家の末っ子で、長女のジニー・ウィーズリーは1981年に生まれました。とても勇敢な性格で、最終決戦ではベラトリックス相手に立ち向かいました。

ジニーは昔からハリーポッターに憧れており、初めて会った時も照れてきちんと話す事ができませんでした。しかし、秘密の部屋で襲われたことをきっかけに、文武両道なハキハキとした女性へと成長していきます。ただしハリーポッターにはチョウがいたため、なかなか交際に発展しませんでした。

ハリーポッターと交際することになったのは、ハリーポッターがチョウとの関係を終わらせてからでした。ハーマイオニーの手助けもあり、交際することができます。しかしヴォルデモートとの決戦間近には、ハリーポッターから別れを切り出されています。その意図を理解していたジニーはそれを受け入れて一度別れます。戦いが終わった後は再び交際し、2000年代にハリーポッターと結婚しました。

ウィーズリー家はそれまで男兄弟ばかりだったこともあり、初めての女の子としてとても可愛がられて育てられていました。子供扱いされることも多いのですが、それに甘えることなく反発するなど自己主張が強い性格をしています。

ジニーはホグワーツ在籍中にもチェイサーやシーカーとして好成績を残すほどの名選手で、卒業後はプロのクィディッチ選手として活躍していました。ホリヘッド・ハーピーズというプロチームに所属していましたが、結婚してからは完全に引退して日刊預言者新聞のクィディッチ担当首席記者になりました。

最強だといわれるほど母としての強さを持つモリー・ウィーズリーの吹き替えを担当したのは、一龍斎貞友でした。一龍斎貞友はモリー・ウィーズリーを演じているジュリー・ウォルターズを担当している声優です。

一龍斎貞友は講談師や声優として活躍されています。講談師としての師匠は人間国宝の6代目である一龍斎貞水です。出演作品には「忍たま乱太郎」で福富しんべヱ役、「魔法使いサリー」で花村よし子役などがあります。

ハリーポッターの映画とは違い、ゲームでは野沢由香里がモリー・ウィーズリーの吹き替え声優を担当していました。

野沢由香里は女優や声優として活躍されています。主に吹き替え声優をしており、ジュリアナ・マルグリーズ、メリーナ・カナカレデス、ジョアン・アレンなどの女優を担当しています。

映画でのモリーVSベラトリックスでは、ペトリフィカス・トタルス(石化)をさせてレダクト(粉々)で圧倒的な強さを誇るベラトリックスに勝利しました。死の呪文に頼ることなくベラトリックスを倒すほどの実力に、最強だと評価している方はたくさんいました。

ハリーポッターシリーズにはあらゆる母親が登場しました。モリー・ウィーズリーはベラトリックスを倒すほどの実力的な強さも持っているのですが、なにより一家を支えるほどの器量を持っているところが母としても最強だと評価されています。

最強だといわれるモリー・ウィーズリーですが、まね妖怪のハリーや息子たちの死体の前では何もすることができませんでした。それほどハリーや家族に対しての愛情は人一倍持っています。

モリー・ウィーズリーは、ハリーポッターシリーズのメインキャラクターであるロンの母親で、ベラトリックスを倒した実力を持つ人物でした。母親としても偉大で、その愛情からくる強さは最強だともいわれています。モリー・ウィーズリーは4巻以外の全てに登場しています。ぜひモリー・ウィーズリーに注目してハリーポッターシリーズを読んでみてください。