【アンダーカレント】映画のネタバレあらすじ!タイトルの意味やラストシーンを考察

漫画家・豊田徹也先生の長編漫画『アンダーカレント』は、フランス・アングレーム国際漫画祭で公式セレクションに選ばれるなど、海外でも高い人気を誇る作品です。2023年10月6日には漫画を原作とした実写映画が公開されました。そこで、本記事ではアンダーカレントの映画あらすじをネタバレありで紹介します。また、あらすじネタバレの登場人物やネット上の感想・評価を紹介しつつ、タイトルの意味やラストシーンについて考察するため併せてチェックしてみてください。

【アンダーカレント】映画のネタバレあらすじ!タイトルの意味やラストシーンを考察のイメージ

目次

  1. アンダーカレントとは?
  2. アンダーカレントのあらすじと結末ネタバレ
  3. アンダーカレントのタイトルの意味やラストシーンを考察
  4. アンダーカレントの登場人物一覧
  5. アンダーカレントの謎を考察
  6. アンダーカレントのキャストやロケ地
  7. アンダーカレントに関する感想や評価
  8. アンダーカレントのネタバレまとめ

アンダーカレントとは?

ここからは『アンダーカレント』のあらすじや登場人物・キャストをネタバレありで紹介します。そのほかにアンダーカレントのタイトルの意味やラストシーン、謎についても考察するため併せてチェックしてみてください。それではまず、アンダーカレントの漫画と映画の概要から見ていきましょう。

アンダーカレントの漫画の概要

『アンダーカレント』は海外でも人気の漫画家・豊田徹也の長編漫画です。銭湯を経営する関口かなえ、銭湯組合の慰安旅行先で突然失踪したかなえの夫・白石悟、突如かなえの前に現れた謎めいた男・堀。三人の過去と思いから水面下の人の心の揺れ動きを描いています。『アフタヌーン(講談社)』にて2004年10月号から2005年10月号まで掲載されました。1冊完結という短さながら1本の映画のような満足感のある作品と評価されています。

アンダーカレントの映画の概要

アンダーカレントは『愛がなんだ』『窓辺にて』『ちひろさん』など話題作を次々と生み出している今泉力哉監督により実写映画化され、2023年10月6日に公開されています。主演は話題作へ多く出演する真木よう子さんです。

映画『アンダーカレント』公式サイト

アンダーカレントのあらすじと結末ネタバレ

アンダーカレントのあらすじネタバレ

ここではアンダーカレントのあらすじをネタバレありで紹介します。銭湯の女主人・関口かなえは、共同経営者の夫・悟と幸せな日々を送っていました。しかしある日、銭湯組合の慰安旅行先で悟が突然失踪してしまいます。途方に暮れたかなえは銭湯を一時休業しますが、進展のない状況を諦め、いつまでも休んでいられないと営業を再開しました。数日後、銭湯組合の紹介で働きに来たという謎めいた男・堀が訪ねてきます。

堀は銭湯組合から住み込みと聞いており、今日から働きたいと言います。堀に「部屋はどこか」と尋ねられたかなえは焦りました。住み込みは昔のことで、今は部屋が空いていなかったからです。すると堀は竈の脇にあったかつての休憩部屋を指差すと、アパートが見つかるまでという条件で住むことにします。ある日、かなえは大学時代の友人・菅野と偶然再会し悟の失踪のことを話しました。数日後、かなえは菅野から探偵の山崎道夫を紹介されます。

探偵に悟のことを調べてもらったらどうかと管野に提案されたかなえは、喫茶店で山崎と会うことにしました。喫茶店にはサングラスに不精髭と一見胡散臭い男が現れます。悟について聞かれたかなえは、悟から聞いていた両親が交通事故で他界していること、施設で育ってきたことを伝えました。さらに、悟の人物像について質問されたかなえは、常連客からよく聞く、悟の人当りの良さや優しさなどの評判を伝えます。

すると山崎は悟の優しさや人当りの良さは表面的な部分であり、本当の自分を隠していると断言します。それに不快感を抱いたかなえは山崎に「会ったこともない彼の何が分かるのか」と反論しますが、山崎に「人をわかるってどういうことですが」と質問され、返す言葉が見つからず口を閉ざしてしまうのでした。山崎はとりあえず調査を3ヵ月間おこない、2週間に1度進捗を報告すると告げて解散します。

アンダーカレントの結末ネタバレ

ここではアンダーカレントのあらすじの結末をネタバレありで紹介します。かなえは山崎から最初の調査報告を聞くため、カラオケ店に向かいました。そして、山崎はかなえに悟の戸籍謄本を見せます。悟から兵庫県出身と聞いていたかなえでしたが、そこには山形県と書かれていました。かなえは悟の育った施設が兵庫県だったのではないかと疑問に思いますが、山崎はそれを否定し、彼の両親の欄を見るよう促します。

するとそこには2年前まで両親が健在だったことが記されていました。山崎いわく「悟の両親は2年前に自宅の火災で焼死した」とのこと。かなえは悟の言っていたことがすべて嘘だったと知り茫然自失となってしまいました。とある休日、廃業する銭湯から重油バーナーを譲渡してもらうこととなったかなえは、堀に運転を頼み一緒に取りに行くことにします。

車中、かなえはこのままずっと銭湯で働いてほしいと堀に伝えますが、堀は「ずっとはいませんね」と答えます。かなえは「行く先々で女を泣かせてきたんでしょう」と堀にやけっぱちのように話しかけました。堀がそんないつもとは様子が違うかなえを不思議に思っていると、現場近くに到着します。その後、仲介者に連絡を入れますが、廃業した銭湯が火事で全焼し、主人の内海が失踪したと告げられました。

かなえは焼けた銭湯を眺めます。内海は妻を亡くしたのを機に廃業を決め、新しい人生に向けて意欲的だった様子。仲介者はそんな彼が失踪する心当たりはないと言います。かなえは自分の身に降りかかっていることとも重なり、やるせない気持ちで家路につきました。そして、かなえは池のほとりで泣いている自分に、誰かが「もう泣かなくても大丈夫だよ」と囁き、首を絞めてくるという夢を何度も見ていると堀に話します。

かなえはそれは自分が望んでいることだと語り、堀はそれを黙って聞いていました。山崎に悟の調査を依頼してから3ヵ月が過ぎた頃、かなえは最終報告を受けるため、山崎に指定された遊園地に出向きます。しかし、山崎はかなえの前に姿を現しませんでした。それどころか携帯でかなえに風船を買ったり、メリーゴーランドに乗るよう指示したりするなど意味の分からない行動を取ります。

最初は山崎のことを訝し気に感じていたかなえでしたが、山崎の遊び心からくるやり方なのだと思いワクワクし始めていました。そして、最後に観覧車乗り場まで来るように言われたかなえは、観覧車に向かいそこで報告を受けることとなります。

山崎は悟について、失踪直後に彼の預金が全額引き出されていたこと、足取りが掴めていないこと、以前の職場の親しい女性が会社の金を横領し、その容疑を悟がかぶったためにその職場を辞めるに至ったことなどを伝え、最後に「失踪者というのは絶対に見つからない」と告げました。かなえはその言葉に落胆するでもなく、山崎に感謝して別れます。ある日、月乃湯の常連客・藤川美奈が慌てて駆け込んできます。

8歳の娘・みゆが帰宅しないと言うのです。その後、道路にランドセルが放置されていたことにより誘拐事件が疑われ、警察の捜査が始まりました。かなえはこの出来事で、”さなえ”という自分と容姿がそっくりな女の子とよく遊んでいた頃の記憶を思い出します。かなえは木嶋に「ねぇ、子どもの頃”さなえちゃん”という子がいたよね?その子、どうしたっけ?」と聞きました。

その質問に動揺した木嶋が「さ、さなえちゃんは…」と答えに窮していると、美奈が駆け込んできて、みゆが無事に発見されたと告げます。するとかなえはその場に倒れて失神しました。実はかなえは不審者にさらわれた過去を持ちます。不審者にさらわれた際、さなえもかなえと一緒にいましたが、さなえは不審者に溺死させられてしまいました。そして、逃げようとしたかなえに、不審者は「誰にも言うな!ずっと見てるぞ!」と脅し文句を言います。

その脅し文句に恐怖したさなえは、さなえが自分の代わりに犠牲になったことに罪悪感を抱きつつも、犯人について誰にも言うことができませんでした。以後、かなえは気丈に振舞うことで誤魔化しながら気の強い大人になります。しかし、心の片隅に抱き続けている罪悪感により、ずっと「死にたい」と思うようになっていました。かなえは布団に寝かしつけて介抱してくれる堀に、「殺して」と呟きます。堀は彼女の頬を伝う涙をそっと拭いました。

かなえの父の命日、銭湯組合の大村が焼香しに来ます。その時、かなえは堀が大村の口から堀が銭湯組合に自分を売り込みにやってきたことを告げられたことで、堀の「銭湯組合の紹介で月乃湯に来た」という言葉が嘘であったことに気付きました。そんな時、再び山崎から連絡が入ります。山崎は悟が見つかり、面会できる算段ができたと告げました。面会の日、かなえは迎えにきた山崎から車の中で悟を見つけた経緯を聞きます。

山崎は最後の報告の日に、悟に雇われた探偵を捕まえたと言います。その探偵はかなえを尾行し、様子を探っていたのです。山崎は悟と会う心の準備はできているかとかなえに尋ねます。そして、かなえの「大丈夫です」との答えを聞いた山崎は、待ち合わせの場所のビーチへと車を走らせるのでした。その頃、堀は荷物をまとめてアパートを出ていました。一方、かなえはビーチのカフェで悟を待っていました。

するとそこに無精髭を生やした悟が現れます。そんな彼を見たかなえは「髭剃った方がいいよ」と言いました。悟は失踪した原因を話し始めます。彼は幼い頃から嘘つきで、ありもしない自分に都合の良い嘘をつき続けてきたのだと言いました。しかし、嘘はいつかはバレるもので、バレた時はそこから逃げ出すということを繰り返してきたと語ります。

また、かなえと会う前に勤めていた職場で横領していた真犯人は自分であり、会社の同僚が横領したかのように仕向けたとも言います。そして、かなえとの穏やかな結婚生活を送る中で、本当のことをすべて話したいと思ったこともあったと言いますが、結局逃げ出してしまったと告白しました。悟の告白を聞いてかなえは「もっと早く話してくれたら…」と言います。

その後、「離婚届けは送っておいて」と言う悟に、かなえは自分がしていたマフラーを首にかけてあげながら、「体に気を付けて」と告げ悟と決別しました。その頃、高台から一点を見つめる堀の姿がありました。そこにサブじいがやってきて、昔、幼い少女が殺害され池で溺死した女の子が発見された事件のことを堀に話します。そして、堀を見ながら彼の素性について聞き出しました。堀はさなえの年の離れた兄でした。

サブじいの妻が営んでいた駄菓子屋の前でかなえとよく遊んでいたさなえを迎えに行っていた堀は、かなえの顔に見覚えがあったのです。事件後、両親とともに九州へ引っ越した堀は、たまたま仕事の都合でこの土地に来た時、バスの車窓からかなえの姿を見つけたと言います。

そして、日ごろから成長したさなえの姿を想像していた堀は、かなえの顔を見てすぐにかつてさなえとよく遊んでいた女の子であると確信し、バスを降りて追跡し月乃湯にたどり着いたのだと話しました。堀の素性を知ったサブじいは「黙って去って本当にいいのかい?」と念を押します。黙ったままうつむく堀。その後バス停にバスが到着しますが、堀はバスには乗らず見送るのでした。

銭湯に戻ったかなえは、薪を割っていた堀を見かけ「休日なのに」と声をかけます。それに対して、堀は「明日の分を準備し忘れた」と答えました。その後かなえに夕食を誘われた堀。夕食を食べていると、堀が急に泣き出します。そして、堀は自分をなだめてくれているかなえに「さなえは…俺の妹です」と告白しました。翌朝、犬の散歩をするかなえの後ろから、一定の距離を保ちながらついていく堀の姿がありました。

アンダーカレントのタイトルの意味やラストシーンを考察

先にアンダーカレントのあらすじを結末までネタバレありで紹介しました。では、アンダーカレントのタイトルやラストシーンにはどのような意味があるのでしょうか?ここではそれぞれの意味について考察します。

アンダーカレントのタイトルの意味

ここでは『アンダーカレント』というタイトルの意味について考察します。まず、アンダーカレントとは、表層部の海流と独立して海面下を流れる海流のことです。また、人の心の奥底に流れるものの比喩的表現にも用いられます。

映画のアンダーカレントでは虚言癖に苦しめられていた悟や犯人に対する恐怖心からさなえに関する事実を誰にも話せなかったことが、深層心理の中で自責の念になり苦しんでいたかなえ、妹・さなえの面影をずっと引きずり苦しんでいた堀、といった主要人物たちが描写されていました。この主要人物たちはそれぞれにアンダーカレントを抱えていたと言えるでしょう。

アンダーカレントのラストシーンの意味

次にアンダーカレントのラストシーンの意味について考察します。映画のあらすじのラストシーンでは、犬の散歩をするかなえの後ろから、一定の距離を保ちながら彼女についていく堀の姿がありました。また、ラストシーンの直前、堀がさなえは自分の妹だとかなえに告白しています。

その時、おそらく二人は思いの丈をぶつけ合ったのでしょう。そして、かなえが堀と悟に「黙ってここを去らないでね」「もっと早く話してほしかった」と言っていたことから、黙って去られる残酷さと真相を知る残酷さを知ったことがうかがえます。それを踏まえ、ラストシーンでは真実を知るべきなのか、知らない方が幸せなのかを自問自答するかなえの姿が描かれていると考えられます。

アンダーカレントの登場人物一覧

ここではアンダーカレントのあらすじネタバレの登場人物について一覧で詳しく紹介します。まずはじめに本作の主人公から見ていきましょう。

登場人物①関口かなえ

まずはじめにアンダーカレントの登場人物、関口かなえについて紹介します。関口かなえは銭湯「月乃湯」を経営する女性です。月乃湯は2年前に亡くした父・紘三から引き継いでいます。共同経営者の夫・悟とパートの木嶋の3人で営んでいましたが、突如悟が失踪したため、2か月間休業していました。その後周囲の声を受けて一時的に開店させています。性格は明るく、しっかりものです。

登場人物②白石悟

続いてアンダーカレントの登場人物、白石悟について紹介します。白石悟は関口かなえの婿養子であり、月乃湯の共同経営者です。妻・かなえとともに平穏な日々を送っていましたが、ある日、銭湯組合の慰安旅行先で理由も告げず突然失踪します。かなえとはオシドリ夫婦でした。周囲からは面倒見がよく、責任感があると言われています。

登場人物③堀

続いてアンダーカレントの登場人物、堀について紹介します。堀は銭湯組合の紹介を通じて現れ、月乃湯に住み込みで働くこととなった男性です。危険物取扱者資格とボイラ技能士の資格を持っています。寡黙で、自分の過去について語ろうとしません。無表情で無愛想ですが、人を安心させる雰囲気を纏っており、タバコ屋の主人で常連客のサブじいの話し相手になっています。

登場人物④山崎

続いてアンダーカレントの登場人物、山崎について紹介します。山崎はかなえの夫・悟の捜索依頼を引き受ける探偵です。かなえの友人・菅野の夫、西村の紹介でかなえと会い、3ヵ月間悟の調査をおこなうこととなります。待ち合わせ中に居眠りをしたり、大切な話はカラオケ店でするのが最適と言ったりするなど風変わりな人物でした。自分の哲学を持っている様子です。

登場人物⑤菅野

続いてアンダーカレントの登場人物、菅野について紹介します。菅野はかなえの大学時代の友人です。スーパーで買い物をしていたところ大学時代の友人・かなえと偶然再会します。悟が失踪したと知ると、調査会社で働いている夫・西村の知り合いの探偵、山崎を紹介しました。

登場人物⑥田島 三郎

続いてアンダーカレントの登場人物、田島三郎について紹介します。田島三郎はタバコ屋の店主であり、変わり者として有名な老人です。噂好きで、適当なことを言いがち。家賃の未納を溜めるなどロクでもない一面もあります。

登場人物⑦木島

続いてアンダーカレントの登場人物、木島について紹介します。木島は月乃湯で働いている女性です。かなえが幼い頃から、月乃湯で働いています。かなえのことを母親のように見守ってきました。堀が月乃湯で働くこととなった当初、無愛想で得たいの知れない男として警戒していましたが、2か月経つ頃には馴染んでいました。

アンダーカレントの謎を考察

先にアンダーカレントのあらすじをネタバレありで紹介しましたが、本作には最後の最後まで明らかにならなかった謎があります。そこで、ここからはアンダーカレントの謎について考察していきます。

考察①人を「分かる」の意味

アンダーカレントのあらすじでは、探偵の山崎が「人をわかるって どういうことですか?」とかなえに問いかけ、それに対してかなえは答えることができず、口を閉ざしてしまいました。果たして人を「分かる」の意味とは何なのでしょうか?まず、悟が「人は本当のことより 心地のいいウソの方が好きなんだよ」と言っていたように、現実世界では本当のことを伝えることで相手を傷つけたりすることもあるため、心地のいいウソをつきます。

つまり、家族や恋人、友人に本当の自分をすべて見せているわけではないということです。さらに、かなえのように人は自分でも自分という人間を理解しきれていません。そのうえで人の話す言葉や雰囲気、経歴など目に見える表面的な部分だけがその人のすべてではないと理解し、大切にしなければならないのでしょう。また、相手が言わなかった言葉や隠している表情など目に見えないものにこそ、その人の真実が隠されているのかもしれません。

考察②かなえと夫の回想シーンの意味

アンダーカレントのあらすじでは、かなえと悟が将来について銭湯の浴場で話すシーンが2回流れました。そのシーンにはかなえの話を穏やかに聞く悟の姿があります。この悟とかなえの回想シーンが2回も流れたのには、もちろん意味があるのでしょう。かなえが黙って話を聞いている悟に対して少し不思議がるものの、特に追及はしていません。

そして、かなえがこの場面を思い出す形で回想シーンが流れていることから、悟に対してもっと寄り添えなかったのかと後悔の念が募っていることがうかがえます。もし回想シーンで悟に対する違和感を見逃さず、追及していれば修復不可能になるほどの溝ができることもなかったのかもしれません。

考察③悟は人間関係リセット症候群である可能性

アンダーカレントのあらすじでは銭湯組合の慰安旅行先で悟が突然失踪していましたが、もしかしたら彼は人間関係リセット症候群かもしれません。人間関係リセット症候群とは、衝動的に連絡先やSNSのアカウントを削除するなど、これまで築き上げてきた人間関係を断ってしまう行動のことです。

悟は昔からさまざまなコミュニティで都合の良いウソをつき、それがバレると別の場所に移り、そこでまだ同じようにウソをつく、ということを繰り返していたといいます。彼は自己主張や自己表現が苦手だからこそ、他者とのコミュニケーションにおいて自分の意見や感情を適切に表現できないのでしょう。このような特徴を持つ人は、人間関係リセット症候群になりやすい傾向があります。

アンダーカレントのキャストやロケ地

ここではアンダーカレントのあらすじネタバレの登場人物を演じたキャストについて一覧で詳しく紹介します。また、本作のロケ地についても紹介するため興味のある方はぜひチェックしてみてください。

アンダーカレントのキャスト

関口かなえ役/真木よう子

  • 名前:真木よう子(まきようこ)
  • 出身地:千葉県印西市
  • 生年月日:1982年10月15日
  • 年齢:41歳
  • 職業:女優、歌手
  • ジャンル:映画、テレビドラマ、CM
  • 活動期間:1999年~
  • 所属事務所:そよかぜ
  • 主な出演映画:『ベロニカは死ぬことにした』『さよなら渓谷』『海よりもまだ深く』『パッチギ!』『ゆれる』『そして父になる』

アンダーカレントの映画にて関口かなえを演じたのは、個人事務所「そよかぜ(レプロエンタテインメントとマネジメント契約)」に所属し、女優・歌手として活動している真木よう子さんです。真木よう子さんは2001年に映画『DRUG』に出演しデビューしています。2006年には西川美和監督の映画『ゆれる』にて第30回山路ふみ子映画賞新人女優賞受賞を受賞しました。

白石悟役/永山瑛太

  • 名前:永山瑛太(ながやまえいた)
  • 出身地:東京都板橋区
  • 生年月日:1982年12月13日
  • 年齢:41歳
  • 職業:俳優
  • ジャンル:映画、テレビドラマ、CMテレビドラマ、映画、舞台、CM
  • 活動期間:1999年~
  • 所属事務所:個人事務所
  • 主な出演映画:『サマータイムマシン・ブルース』『嫌われ松子の一生』『のだめカンタービレ 最終楽章』『64 -ロクヨン-』『友罪』『怪物』『光』『銀色のシーズン』

アンダーカレントの映画にて白石悟を演じたのは、個人事務所に所属し、俳優として活動している永山瑛太さんです。永山瑛太さんは2002年に青春群像劇『青い春』にて映画デビューし、2003年放送のテレビドラマ『WATER BOYS』への出演をきっかけにブレイクしました。2005年には『サマータイムマシン・ブルース』で映画初主演を果たしています。

堀 役/井浦新

  • 名前:井浦新(いうらあらた)
  • 出生地:東京都日野市
  • 生年月日:1974年9月15日
  • 年齢:49歳
  • 職業:俳優、ファッションモデル、ファッションデザイナー
  • 所属事務所:テンカラット
  • 主な出演映画:『ワンダフルライフ』『蛇にピアス』『座頭市 THE LAST』『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『かぞくのくに』『福田村事件』

アンダーカレントの映画にて堀を演じたのは、芸能事務所「テンカラット」に所属し、俳優、ファッションモデル、ファッションデザイナーとして活動している井浦新さんです。井浦新さんは映画『ワンダフルライフ』で俳優デビューしています。2010年放送のテレビドラマ『チェイス~国税査察官~』に出演して以降、映画だけでなくテレビドラマや舞台にも出演し活動の幅を広げています。

山崎役/リリー・フランキー

  • 名前:リリー・フランキー
  • 出身地:福岡県北九州市小倉
  • 生年月日:1963年11月4日
  • 年齢:60歳
  • 職業:俳優、イラストレーター、声優、放送作家、エッセイスト、ライター、ミュージシャン、作詞家、作曲家、ラジオパーソナリティー、デザイナー、フォトグラファー、アートディレクター、絵本作家、小説家
  • 所属事務所:ガンパウダー有限会社
  • 主な出演映画:『ぐるりのこと。』『モテキ』『凶悪』『野火』『バクマン。』『恋人たち』『美しい星』『探偵はBARにいる3』『ラプラスの魔女』『万引き家族』

アンダーカレントの映画にて山崎を演じたのは、事務所「ガンパウダー有限会社」に所属し、声優、俳優、ライター、ミュージシャン、イラストレーターなどマルチに活動しているリリー・フランキーさんです。リリー・フランキーさんは2001年に映画『盲獣vs一寸法師』にて俳優デビューと同時に主演デビューしています。2009年には第51回ブルーリボン賞・新人賞を受賞しています。

菅野役/江口のりこ

  • 名前:江口のりこ(えぐちのりこ)
  • 出身地:兵庫県姫路市
  • 生年月日:1980年4月28日
  • 年齢:43歳
  • 職業:女優
  • ジャンル:映画、テレビドラマ、舞台
  • 所属事務所:ノックアウト
  • 主な出演映画:『月とチェリー』『砂の影』『事故物件 恐い間取り』

アンダーカレントの映画にて菅野を演じたのは、芸能事務所「ノックアウト」に所属し、女優として活動している江口のりこさんです。江口のりこさんは2002年に『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で映画デビューしています。2004年に映画『月とチェリー』にて主演に抜擢され、2021年にはテレビ東京『ソロ活女子のススメ』にて連続ドラマ初主演を果たしています。

田島 三郎役/康すおん

  • 名前:康すおん(かんすおん)
  • 出身地:大阪府
  • 生年月日:1959年7月24日
  • 年齢:64歳
  • 職業:俳優
  • ジャンル:映画、テレビドラマ、舞台、ナレーション
  • 所属事務所:ALBA
  • 主な出演映画:『十字架』『味園ユニバース』『きみの友だち』『悪夢探偵』『レディー・ジョーカー』『竜馬の妻とその夫と愛人』『新・仁義なき戦い。』

アンダーカレントの映画にて田島三郎を演じたのは、事務所「ALBA」に所属し、俳優として活動している康すおんさんです。康すおんさんは1999年に『金融腐蝕列島(呪縛)』で映画デビューしています。20歳の頃に芝居に生きることを決め、歌舞伎劇団「前進座」のオーディションを受け合格。映像デビューは遅く、40歳の時に映画デビューしています。

木島役/中村久美

  • 名前:中村久美(なかむらくみ)
  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1961年5月30日
  • 年齢:62歳
  • 職業:女優
  • ジャンル:テレビドラマ、映画
  • 所属事務所:トリプルエー
  • 主な出演映画:『蜜月』『cf ガール』

アンダーカレントの映画にて木島を演じたのは、芸能プロダクション「トリプルエー」に所属し、女優として活動している中村久美さんです。中村久美さんは高校生時代にテレビドラマ『草燃える』でデビューしています。その後一世を風靡したNHKドラマ『夢千代日記』シリーズの小夢(時子)役にて印象的な演技を披露しブレイクしています。

アンダーカレントのロケ地

アンダーカレントのロケ地となった銭湯は、住宅街が広がる千葉県市川市国分にあります。とてもいい雰囲気の人情溢れる銭湯で、人の想いの温かさを感じられる場所となっています。

アンダーカレントに関する感想や評価

ここまでアンダーカレントのあらすじや登場人物・キャストをネタバレありで紹介しつつ、タイトルやラストシーンの意味、謎を考察してきました。では、最後にアンダーカレントに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上の感想ではあらすじのラストシーンの意味や山崎のセリフに関する声があがっていました。

感想や評価:ラストシーンが素晴らしい

アンダーカレントのラストシーンに関する感想があがっています。こちらの感想ではアンダーカレントのラストシーンが「素晴らしい」と好評です。

感想や評価:ラストシーンの意味が気になる

アンダーカレントのラストシーンに関する感想があがっています。こちらの感想ではアンダーカレントのラストシーンの意味に注目されているようです。

感想や評価:山崎のセリフがずっと残ってる

アンダーカレントの山崎のセリフに関する感想があがっています。こちらの感想ではアンダーカレントのあらすじネタバレにも登場した山崎の「人を分かるってどういうことですが」というセリフがずっと残っているようです。

感想や評価:導入から引き込まれる

アンダータレントというタイトルの意味に関する感想があがっています。どうやらアンダーカレントの漫画の表紙には、「アンダーカレント」というタイトルの意味が記載されているようです。感想ではその導入部分が「引き込まれる」と好評です。

感想や評価:ラストシーンの意味が分かって凄くスッキリした

アンダーカレントのラストシーンに関する感想があがっています。こちらの感想ではアンダーカレントのラストシーンの意味を知り、「凄くすっきりした」と喜ばれているようです。

アンダーカレントのネタバレまとめ

本記事ではアンダーカレントの映画のあらすじをネタバレありで紹介しつつ、タイトルの意味やラストシーンを解説しました。アンダーカレントの漫画や映画を見る際はぜひ、本記事のあらすじ紹介や登場人物・キャスト一覧、ネット上の感想・評価などを参考にしてみてください。

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