センター・オブ・ジ・アース3（続編）の公開日と内容は？シリーズのあらすじ紹介

2008年に公開された「センター・オブ・ジ・アース」。全世界興行収入は約2億4000万ドルを記録しました。続編となる「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」は、2012年に公開され全世界興行収入は約3億2000万ドルを記録しており、大ヒットシリーズとなっています。期待のセンター・オブ・ジ・アース3の公開日はいつで、どんな内容になるのかをシリーズ1、2を振り返りながら考察していきます。

センター・オブ・ジ・アースのシリーズを通して鍵となるジュール・ヴェルヌの小説。2作目となる「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」の最後では、ショーン・アンダーソンの誕生日会で、祖父アレキサンダ－からヴェルヌの著作「月世界旅行」の前編「地球から月へ」が贈られるシーンがあります。この事から、センター・オブ・ジ・アース3は「月世界旅行」を元にした月へ行く冒険が描かれるのではないかと考えられます。

ここからは、センター・オブ・ジ・アースのシリーズ1と2のあらすじを順番にご紹介します。「センター・オブ・ジ・アース1」は2008年に公開された映画で、「センター・オブ・ジ・アース」と「センター・オブ・ジ・アース3D」という2種類の公開で、「センター・オブ・ジ・アース3D」は実写映画としては、日本で初めてのフル3D映画でした。原作は1864年に出版された、ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」です。

突如消息を絶った兄マックスの意志を引き継ぎ、トレバーは大学で地底世界を研究していましたが、研究室が閉鎖される危機に陥ります。そんなある日、マックスの妻エリザベスがマックスの遺留品を持って訪れ、息子のショーンを10日間預かってほしいと頼みます。トレバ―はマックスの遺留品の中から、謎のメモが記されたジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を発見し、ショーンと共に暗号を解き、マックスの足跡を辿ります。

道中で火山学者の娘で山岳ガイドのハンナも加わり、マックスが向かったと思われる火山の調査を始めます。しかし、雷に遭い、避難した洞窟に閉じ込められてしまいます。脱出口を探しているうち、3人は地球の中心に3人は落ちていってしまいます。

そして、マックスやハンナの父が信じていたジュール・ヴェルヌの地底世界が実在したことが判ります。マックスがここに到達したことも発覚しますが、彼は戻ることができずに地底世界で息を引き取っていたのでした。様々な困難を乗り越えながらも、3人は間欠泉から地上へ脱出し、世界へ地底世界の存在を知らせたのでした。

次に、続編となる「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」のあらすじをご紹介します。こちらの作品は、1874年に出版された、ジュール・ヴェルヌによる「神秘の島」が原作の3D映画で、2012年に公開されました。

地底世界の冒険から4年、17歳になったショーンは、ある日人工衛星施設へ侵入し、警察によって身柄を確保されてしまいます。元海軍の義理の父ハンクによって少年院行きは免れたものの、理由を問い詰めます。ショーンは、何者かからの無線を受信したものの電波が弱かったため、無線を聞くために人工衛星施設に侵入したことを打ち明けました。

無線の暗号をハンクの協力で解読し、その発信者がジュール・ウェルヌ信者であると思われること、メッセージがジュール・ヴェルヌが書いた神秘の島の座標を指し示していることが判ります。そしてショーンは、無線の発信者が長い間音信不通となっていた祖父アレキサンダーであり、彼が神秘の島を発見したと確信します。

ショーンとハンクは座標が指す座標を目指して旅立ち、道中で出会ったガイドのガバチョと、彼の娘カイラニと共に神秘の島に到着し、アレキサンダーとも無事再会を果たします。アレキサンダーの案内で島を散策する一行でしたが、島がまもなく沈没してしまうことが発覚します。

一刻も早い脱出を強いられた5人はネモ船長がこの島に遺したとされる潜水艦ノーチラス号を探し、様々な危機や困難を乗り越え、どうにかノーチラス号を発見し帰還したのでした。その後平穏に戻った彼らですが、ショーンの誕生日プレゼントにアレキサンダーが渡した本「地球から月へ」から冒険に期待を膨らませ、観客はセンター・オブ・ジ・アース3へ期待したのでした。

ジョシュ・ハッチャーソンは8歳の頃からオーディションを受け始め、2002年10歳の時にテレビ映画でデビューしました。翌年「アメリカン・スプレンダー」で映画デビューしました。センター・オブ・ジ・アースのシリーズでは、1作目からショーン・アンダーソン役として出演しています。

センター・オブ・ジ・アースのシリーズの中心人物であり、2作目の「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」では、義父であるハンク・パーソンズと共に「ヴェルヌ信者」であり音信不通となっていた祖父アレキサンダーを探しに神秘の島へ行くことになりました。センター・オブ・ジ・アースのシリーズに連続で主要人物として出演している為、センター・オブ・ジ・アース3でも出演するのではないかと思われます。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」にてハンク・パーソンズを演じたのが、ドウェイン・ジョンソンです。彼は俳優であると共に、プロレスラーとしても活躍しています。これまで「ハムナプトラ2：黄金のピラミッド」や、「スコーピオン・キング」、また「G．I．ジョー：バック2リベンジ」でのロードブロック役、「ワイルド・スピード」シリーズにてFBI捜査官であるホブス役を演じました。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」では、ショーンの義理の父ハンク・パーソンズ役として出演しました。真面目で責任感が強く、家族想いな父親を演じています。2作目の最後には、次の冒険を楽しみにしている描写もあり、センター・オブ・ジ・アース3へも出演するのではないかと期待できます。

しかし、2018年1月にファンからのセンター・オブ・ジ・アース3の出演問い合わせに対し、「センター・オブ・ジ・アース3への出演は無いかもしれない」と回答しています。現在公開されている「クレイプスナイパー」のように主演作も増え、躍進した彼のスケジュールを抑えるのは難しかったのかもしれません。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」で、パラオのガイドツアーをしているガバチョの娘カイラニを演じているヴァネッサ・ハジェンズは、2003年に「サーティーン：あの頃欲しかった愛のこと」で主人公の友人役で映画デビューしました。2006年には「ハイスクール・ミュージカル」のヒロイン、ガブリエラ・モンテス役を演じています。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」で、島からの帰還後に大学進学を機に渡米し、ショーンとは恋人同士となりました。最後のシーンにもショーンの隣にいることから、センター・オブ・ジ・アース3にも出演の可能性があるのではないかと考えられます。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」でショーンの母親リズ・アンダーソンを演じたクリスティン・デイヴィス。彼女ははアメリカの大人気テレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」でシャーロット・ヨーク役で出演し、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞に助演女優部門でノミネートされ、2011年にはラジー賞（最低主演女優賞）を受賞し、世界的に知られる女優となりました。

センター・オブ・ジ・アースのシリーズでは、ショーンの母親役は1作目と2作目で異なっていますが、クリスティンのセンター・オブ・ジ・アース3への連続出演の可能性があります。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」にて、元祖「ヴェルヌ信者」で神秘の島探しに半生を費やし、2年もの間音信不通になっていたアレキサンダーを演じているのはマイケル・ケインです。1983年に「リタと大学教授」にてゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞と英国アカデミー賞主演男優賞受賞しています。また近年では、2015年「グランドフィナーレ」にて第28回ヨーロッパ映画賞男優賞に輝いています。

「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」は、神秘の島を共に探す予定であった息子のマックスが死んでしまい、孫であるショーンに島を見つけてもらおうとアレキサンダーがモールス信号を送ったことが物語の始まりでした。センター・オブ・ジ・アース3の鍵となる「月世界旅行」をショーンに送っているシーンもあり、続編でも共に冒険に出るのではないかと思われます。

シリーズを通して語られるジュール・ヴェルヌの小説。センター・オブ・ジ・アース3の鍵となる「月世界旅行」のあらすじを紹介します。「月世界旅行」の前編「地球から月へ」は、南北戦争終結後、軍で火器の開発を担当していた元軍人たちの集団「大砲クラブ」が、矛先に困る活力と技術力を活かして月に砲弾を撃ち込む計画を立てる物語です。

彼らはケンブリッジ天文台の協力や全世界からの寄付金を得て、フロリダ州タンパに直径2m、長さ270mの砲弾を撃てる巨大大砲を建造します。完成した発射台から予定時刻ぴったりに主人公バービケーン達を乗せた砲弾が発射されましたが、彼らは衝撃で気を失ってしまい、目を覚ました時には、宇宙空間を飛行中であることに気付きます。

月までの道程で、小天体とのニアミスや、不要物の真空中への投棄、酸素酔い、地球と月の重力均衡地点における無重力状態などの難関を乗り越えますが、旅程の後半になって予定の軌道を外れてしまいます。原因は地球近くでニアミスした小天体の重力によるものでした。バービケーンらは砲弾の軌道について激論を戦わしますが、その間に砲弾は月を周回する楕円軌道に落ち着いてしまいます。

月まで50kmの距離まで接近した彼らは小型望遠鏡で月面を観察し、月が基本的に死の世界であると判断します。主人公たちは、孫衛星に缶詰というジリ貧の状態を脱する為、着陸用逆噴射ロケットを使って軌道を変えて月面に着陸しようと決心します。ロケットが点火され、砲弾は楕円軌道から抜け出ることに成功しましたが、新たな軌道は彼らの意図とは異なり、地球へ帰還する軌道でした。

数日後、彼らは地球に帰り着き、アメリカの軍艦サスケハナ号が北太平洋で砲弾の着水を目撃します。その知らせで救助隊が出動し、アメリカに凱旋した彼らは英雄として迎えられたのでした。

センター・オブ・ジ・アースシリーズでは、基本的にジュール・ヴェルヌの小説を元に冒険が描かれています。その為、次回作となるセンター・オブ・ジ・アース3では月に行く冒険となるのではないかと考えられます。また、「センター・オブ・ジ・アース2：神秘の島」では「ガリバー旅行記」をはじめとする島に関する3作品の小説の内容を掛け合わせて謎を解き、冒険を乗り越えました。

このことから続編もヴェルヌの「月世界旅行」のみに縛られることなく、月や宇宙に関する小説を掛け合わせて物語が描かれるかもしれません。シリーズの基本として、ヴェルヌの小説が大筋となっている為、月へ行く方法は「月世界旅行」を元にするでしょう。しかし、月における冒険と、地球への帰還方法をどのように描くのか、という点において、他の作品から様々なアイディアを得るのではないかと考えられます。

いつになるか気になる続編の公開日。実はアメリカでは既に公開日についての発表がされている事実を知っている人は少ないのではないでしょうか。アメリカでは「2017年6月に公開予定」と発表がされていました。いつの間にか公開されていたのかと驚く方もいるかもしれませんが、ご安心ください。2018年現在、未だに公開どころか制作されたといった情報もなく、続編の実際の公開日がいつになるかは不明となっています。

監督・シナリオ・キャストの予定を合わせるには、多忙になった彼らでは難しいのかもしれません。公開がいつになるか気を揉んでいるファンも多く、オリジナル予告を作成してしまうほどですが、制作にかけた時間の分、センター・オブ・ジ・アース3の完成度にも期待できます。

センター・オブ・ジ・アース3は、ヴェルヌの「月世界旅行」前編を元にした、月へと旅立ち地球へ帰還するまでを描く冒険譚となると予想されます。キャストがどうなるのか気になるところですが、1作目と2作目では豪華キャストが個性的で素敵な役を演じているので、続編への期待も高まるばかりです。

そして、不発に終わったとはいえ公開日が一度発表されたということは、続センター・オブ・ジ・アース3が制作される可能性は非常に高いです。シリーズの1作目となるセンター・オブ・ジ・アースが公開された後、2作目が公開されるまでに4年の歳月が空いていることから、センター・オブ・ジ・アース3の制作にも同じく長い期間が必要であると考えられます。

「じゃあ、いつまで待てばいいの？」と思ってしまうかもしれませんが、今現在制作の発表がされていないことから計算して、続編となるセンター・オブ・ジ・アース3は最短でも2022年頃に公開となるのではないでしょうか？実際はいつになるのか気になるところですが、続報がいつ発表されるのか目が離せません。