ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体は?身を守る呪文とは?

小説は全巻累計4億5000万部発行の世界的大ベストセラー、そして映画は興行収入累計約8259億円の世界的大ヒットとなり、世界的に大ブームを巻き起こしました、誰もがよく知るハリーポッターシリーズ。そのハリーポッターシリーズのディメンターの正体について、ディメンターへの対抗策、デスイーターとの違い、ディメンターの誕生秘話など、ディメンターについて様々なことを調べ、まとめてみました。

ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体は?身を守る呪文とは?のイメージ

目次

  1. ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体に迫る!身を守る呪文も紹介
  2. ハリーポッターシリーズとは?
  3. ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)とは?
  4. ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)から身を守る呪文とは?
  5. ハリーポッターのディメンターとデスイーターの違いとは?
  6. ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)は原作者のある経験から生み出された!
  7. ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体まとめ

ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体に迫る!身を守る呪文も紹介

ハリーポッターシリーズで、ハリーポッターが幾度となく遭遇し襲われそうになってしまう、黒いお化けのような不気味な魔法生物『ディメンター(吸魂鬼)』。そのディメンターの正体や生態について、そしてディメンターから身を守るための防衛呪文についても調べ、まとめてみました。

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』公式サイト

ハリーポッターシリーズとは?

ハリーポッターシリーズとは、イギリスの小説家であるJ・Kローリングさんによって執筆された超大作ファンタジー小説です。11冊に渡り執筆され、どの巻も世界的にベストセラーとなりました。映画は2001年から2011年の最終章まで8本に渡り公開され、こちらも世界的大ヒットとなりハリポタ(ハリーポッターの略称)ブームという世界的な社会現象にもなりました。

ハリーポッターシリーズの簡単なあらすじ①

幼い頃に両親を亡くし、マグル(魔法使いでない人間)の叔父と叔母に疎まれながら育ったハリーポッター。11歳の誕生日にホグワーツ魔術学校から入学案内が届きます。叔父と叔母は意地悪で猛反対をしますが、ハリーポッターはハグリッドの助力を得てホグワーツ魔術学校へと入学することになりました。そして、ロンやハーマイオニーをはじめとした仲間たちに出会います。

ハリーポッターたちの学園生活は楽しく充実したものでありました。しかし、その中では数々の事件が起こったり、騒ぎとなることも多々ありましたが、ハリーポッターはロンやハーマイオニーをはじめとした仲間たちと力を合わせその数々の困難を乗り越えてきました。

ハリーポッターシリーズの簡単なあらすじ②

ハリーポッターが4年生になった時、ハリーポッター自身が望まないまま選出されてしまった三大魔法学校対抗試合で友を亡くし、そして魔法界を揺るがす大きな事件が起きてしまいました。ハリーポッターシリーズ史上最悪の闇の魔法使いヴォルデモートが復活してしまったのです。

ヴォルデモートのもとには、彼の復活を待ちわびていた闇の魔法使いが集結しました。そして、ハリーポッターとロンとハーマイオニーの3人は、最強のアイテムである死の秘宝がヴォルデモートのもとへ渡らないように、死の秘宝を探す旅に出ますが、その間に魔法省やハリーポッターらが通っていたホグワーツはヴォルデモートの手先によって占拠されてしまいました。

ハリーポッターシリーズの簡単なあらすじ③

ヴォルデモートの魂を分けているという、分霊箱の一つを破壊する旅から戻ってきてすぐに、ダンブルドア校長が殺され、彼が所持していた死の秘宝の一つである「ニワトコの杖」がヴォルデモートへ渡りましたが、手に馴染まず「最後の所持者(ダンブルドア)を殺した者に所有権が渡る」という理由でスネイプは殺されました。その他にも、ヴォルデモート軍団との戦いでルーピン先生やロンの兄のフレッドなど多くの命が失われました。

ハリーポッターはスネイプの命が尽きる間際に駆けつけました。そしてスネイプがダンブルドアの命令で二重スパイをしていたという真実を知ったハリーポッターは、スネイプの過去を受け入れます。その後もハリーポッターたちは多くの犠牲を払いながらも、死闘の末、分霊箱を全て破壊したことでヴォルデモートを倒し、恐怖の時代にはピリオドが打たれたのでした。

ハリーポッターシリーズの簡単なあらすじ④

そして、19年後の未来。ハリーポッターらの子どもたちが登場します。そして幼かったハリーポッターたちと同じように大きな期待と少しの不安を抱えながらホグワーツ特急へ乗り込むシーンでハリーポッターシリーズは幕を閉じました。

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ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)とは?

ディメンターの正体とは

ハリーポッターシリーズに登場するディメンター(吸魂鬼)のその正体とは、魔法界で最も邪悪で忌まわしい存在とされる「魂のない」闇の生き物です。人々の活力・希望・平和・幸福を自身の糧としており、ディメンターが現れると周囲の草花は枯れ、空気は凍るように冷え、その場にいる人々を憂鬱と絶望へと陥れます。またディメンターは「最も暗く最も穢れた場所にはびこり生息をしている」とルーピン先生は述べていました。

ディメンターの風貌

ディメンターの風貌は、腐敗したようなグレーのマントを纏っており顔までフードで覆われています。露になっている手はまるでミイラのようです。不気味でガラガラという断末魔のような息を響かせながら、空気中を黒い大きな波がうごめくようにして移動します。

ディメンターが吸い取ろうとしているもの

先でも述べているように、ディメンター(吸魂鬼)は人々の活力・希望・幸福を餌としているため、それらを吸い取ることを目的とし人々を襲います。そして、被害者の多くが魂までも吸い取られてしまうといわれています。魂まで吸いとられてしまった者は、記憶もなくなり自分が誰かもわからずただ呼吸をしているだけの抜け殻、いわゆる廃人になってしまい、その行く末は同じディメンターになってしまうといわれています。

ディメンターとキス!?

ディメンターに襲われ、活力等を吸いとられてしまうことを「ディメンターのキス(吸魂鬼の接吻)」と呼ばれています。そして「ディメンターのキスで魂を吸い取る」ということが監獄アズカバンでの極刑とされており、囚人たちにもたいへん恐れられていました。

マグルやスクイブにも影響はあるのか

マグル(魔法の存在を知らない人間)やスクイブ(魔法使いの家に生まれたが魔力を持たない人間)にはディメンターの正体が見えません。しかし「黒い霧」として認識することはできます。そして、ディメンターは魔法使いだけでなくマグルにも影響を及ぼします。

ハリーポッター原作小説の6巻では、ディメンターがイギリス中のいたるところに現れたために、イギリスの全域が季節はずれの謎の「黒い霧」に覆われる深刻な事態となりました。そして、マグルからは正体は見えなくとも黒い霧の影響は人々に不安と絶望感を与えました。

アズカバンの看守をつとめていた

人々に忌み嫌われているディメンター(吸魂鬼)ですが、イギリスの魔法省に雇われ監獄アズカバンで看守をしていました。もちろん、それは大きな危険を伴うためダンブルドアをはじめとした反対派もいましたが、当時の魔法省大臣ダモクレス・クロウによって実行されました。

ディメンターは人間の活力や希望・幸福の感情を自らの糧としているため、アズカバンの囚人たちは常に絶望感に襲われ、脱獄を企てる者はいませんでした(シリウス・ブラックを除く)。それどころか、ディメンターに生きる活力を吸いとられ尽くしてしまい獄死をする囚人も数多くいました。

ディメンターの弱点?なぜシリウスはディメンターの包囲網の中脱獄できたのか

ディメンターが看守をつとめ、最悪の場合は死を迎えてしまうこともある監獄アズカバン。そんな中でシリウス・ブラックはどうやってアズカバンから脱獄できたのでしょうか?それは、ディメンターの特性にあったのです。

シリウスは無実の罪で収容されており、ヴォルデモートに対しての強い復讐心、そして執着を抱いていました。それは全くもって「喜びの感情」には該当しないのでディメンターに狙われることがありませんでした。そのため、ディメンターに生気を吸われることなく脱獄を決心することができました。

「なぜ脱獄を決心してからも生気を吸われることなく脱獄できたのか」。脱獄を決心することは’希望’という感情に当たるのではないか?という点にも注目していきます。そのポイントは「ディメンターは『人間』の活力・希望・幸福を糧とする」というところにあります。

ディメンターは『人間』を対象、標的とすることしか出来ず、『人間以外の生物』の感情は感じとることも、吸収することも出来ないのです。そして、シリウスは学生時代に内緒で、法律でも禁じられていた「動物もどき」という魔法を会得しており『犬』に変身することができました。犬に変身することで、ディメンターからは存在も感情も感知されずに脱獄をすることが出来たのでした。

ディメンターを仲間にすることは出来るのか

ディメンターにアズカバンの看守をさせていたことで「ディメンターって仲間に出来るの?」と思った方もいるのではないでしょうか?実際には、ディメンターには魂がなければ感情もないので’仲間’というものにはなりません。ただ、魔法省とディメンターの間で’アズカバンの看守をすれば多くの囚人たちの生きる気力を餌として提供する’という『条件』のもとで看守をすることになりました。

ディメンターによる影響を緩和させるには?

ディメンターに遭遇し憂鬱な気分になってしまった時は、チョコレートを食べて休養とることです。これはディメンターによる影響を緩和させる為に、もっとも効果的だといわれています。電車の中でハリーポッターたちがディメンターに遭遇してしまった際にリーマス・ルーピン先生がこの対処法をしており、学校医であるマダム・ポンフリーにも「正しい対処法」だといわれていました。

ディメンターを倒すことは出来るのか?

ハリーポッターの世界で人々に忌み嫌われ、恐れられているディメンター。それならやられる前に倒してしまえばいい!と思う方もいるかと思います。しかし、ディメンターを倒すことは出来ません。なぜかというとディメンターは一番最初にあげたように『魂』がありません。なので『魂の抜け殻』であるディメンターを追い払うことは出来ても、倒し葬り去るということは出来ないのです。

ディメンターの顔はどうなっているのか?

ディメンターの顔はどうなっているの?と思う方もいるかと思います。ですが実際にディメンターの顔を見た者は殆どいません。なぜかというと『ディメンターの顔を見た者=ディメンターのキスを受けた者』で多くの目撃者が魂を吸いとられてしまっており、その素顔が語られることはないのです。しかし、映画ではディメンターの顔が写るところがあり、その顔は眼孔はありますが目玉はなく口は大きくすぼめたような形をしていました。

ハリーポッターは狙われやすい?

ハリーポッターは作中で何度もディメンターに襲われます。まさにディメンターに好かれてるとし思えないくらいに襲われています。なぜハリーポッターばかりが襲われるのか、その原因はハリーポッターの過去の経験にありました。

ディメンターは人から「幸福感などポジティブな気持ちや記憶」を吸いとりますが、逆を言えば「(ポジティブな気持ちや記憶を奪い)最悪・絶望などマイナスな気持ちや記憶しか残らない魂の抜け殻」にすることを目的とし人を襲います。

そこでディメンターが自然と引き寄せられてしまうのが、人一倍壮絶で悲しい恐怖や経験をしてきたハリーポッターなのです。そんな理由から、ハリーポッターはディメンターの好物ともいえる人物であり、幾度となく襲われてしまうのです。

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ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)から身を守る呪文とは?

上記でも述べたように、ディメンターを退治することは出来ません。しかし、ディメンターを追い払う対抗策ならあります。それは『守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)』を使うことです。

『守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)』である「エクスペクト・パトローナム」という守護霊の呪文は、最も強力な防衛呪文のひとつで、自身の守護霊である動物を実体化させその聖なる力でディメンターを追い払うのです。また、この呪文は防衛呪文の中でも最も難しいといわれ、優れた魔法使いでないと会得することできません。

この「エクスペクト・パトローナム」という呪文をうまく使うには、ただ呪文を口に出すだけでなく、その者がもっとも幸せだった思い出、記憶を思い浮かべる必要があります。より強く幸せな記憶がより強い守護霊を生み出し、そしてそのまま杖で円を描くことによって、呪文の力である守護霊の力を増幅します。そして杖の先から現れる守護霊を相手に向けると、守護霊は相手に向かって突進をしていくのです。

守護霊は魔法使い(性格や特性)によってそれぞれで、ハリーポッターは牡鹿、ロンはテリア、ハーマイオニーはカワウソ、そしてダンブルドア校長は不死鳥だったりなど、人によって様々な守護霊が出てきます。しかし、守護霊を変えることは可能であり、スネイプ先生はハリーポッターの母であるリリーポッターへの愛から、ルーピン先生は自分の正体を知られることの恐怖から、守護霊を変えています。

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ハリーポッターのディメンターとデスイーターの違いとは?

ハリーポッターシリーズに出てくるデスイーター(死喰人)とは?

デスイーター(死喰人)の正体は、ハリーポッターの最大の敵であるヴォルデモートの思想に賛同し付き従う闇の魔法使いの中でも、特に重要な幹部クラスの者たちを指します。彼らは基本的には黒いローブを身にまとい、戦闘の際はフードをかぶったり仮面をつけたりして正体を隠して戦います。

彼らデスイーターの印として闇の印というものがあります。デスイーターは全員、左の前腕にこの闇の印が刻まれており、ヴォルデモートが一人の闇の印に触れると全員の印が黒くなり熱を発することでデスイーター招集の合図となっています。また、彼らの反対勢力を弾圧する際に「モースモードル」という呪文で空に打ち上げられる闇の印は平和に暮らす人々の恐怖の象徴となっています。

闇の魔法使いの間では「デスイーター=優れた闇の魔法使い」といわれており、そのためデスイーターを目指し憧れる魔法使いがいる一方で、ヴォルデモートによって脅されたり服従の呪文によって強制的にデスイーターにさせられている者も中にはいます。

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ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)は原作者のある経験から生み出された!

ハリーポッターシリーズ原作者のJ・Kローリングさんは、20代半ば頃に最愛の母の死去、流産、後に子は産まれるも離婚からのシングルマザー、そして生活保護を受ける等…非常に過酷で苦しい生活を送っていたことがありました。その苦労と貧困からうつ病を発症。一時期は自殺を考えるほどに深刻なうつ状態に陥ってしまいました。

うつ病になってしまうと、希望や喜び・幸せを感じることも出来ずに、憂鬱そして絶望したした気分になってしまいます。また身体的影響もあり、めまいや動悸、息切れなど「自律神経症状」を伴うこともよくあります。そうしたJ・Kローリングさんの経験をもとに、ハリーポッターシリーズのディメンターは誕生したのです。

先で「デスイーターの影響を緩和させるにはチョコレート」と述べましたが、これもJ・Kローリングさんの経験がもとになっています。チョコレートには、気持ちを落ち着かせる科学的効果があり、うつ病対策として実際に取り入れられています。

ハリーポッターのディメンター(吸魂鬼)の正体まとめ

魔法界だけでもなく人間界にも現れる恐ろしい存在であるディメンター。目に見えなくとも奴らは襲ってきます…みなさんも何か不安と憂鬱に襲われたらチョコレートを食べて休息をとるようにしましょう!以上、ハリーポッターシリーズに登場する恐ろしい魔法生物『ディメンター(吸魂鬼)』の正体についてのまとめでした。

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