2018年07月23日公開
2018年07月23日更新
ハリーポッターのヴォルデモートの正体とは?悲しい過去などネタバレ解説
ハリーポッターを知らない人は少ないのではないでしょうか?小説、映画共に大ヒットし、日本、世界中で大人気となりました。そんなハリーポッターの宿敵「ヴォルデモート」知っていますが?ヴォルデモートは全7シリーズのハリーポッターで最強の敵として登場します。そんなヴォルデモートの正体はいったい誰なのでしょうか?またどういった過去から悪の道へ進んだのでしょうか?ヴォルデモートの正体、過去をネタバレも含めて紹介していきます。ネタバレ注意なのでご了承ください。
目次
ハリーポッターのヴォルデモートの正体に迫る!悲しい過去や俳優もまとめて紹介!
ヴォルデモートをネタバレ解説!正体や過去を徹底調査!
ハリーポッターのファンにとってはおなじみのヴォルデモート卿、最強の敵として物語を盛り上げてくれました。ハリーポッター開始時からその存在は語られていましたが、当初はヴォルデモートという名前を伏せられており、姿も登場しなかったため多くが謎に包まれていました。
ハリーポッターの世界で魔法使い全員が恐れるヴォルデモートとは一体どのような人物なのでしょうか?どのような過去から道を外れて、世界中で恐れられる悪人となってしまったのでしょうか?ヴォルデモートの正体や過去についてネタバレも含めながら紹介していきます。
ハリーポッターとは?
日本で一大ブーム、世界中で大人気のハリーポッターシリーズ!
ハリーポッターは1990年代のイギリスを舞台にした魔法使いの少年、ハリーポッターの成長とハリーポッターの両親を襲い死亡させた史上最強の魔法使いで最大の敵ヴォルデモート卿との戦いを描いた物語です。基本的には1巻で1年が経過しますが、4巻の炎のゴブレットからは1巻が上下2冊のセットになっています。
小説の第1巻「ハリーポッターと賢者の石」は1997年に出版されました。当時全く無名のJ・K・ローリングスの初作品であったが、各地で人気が噂になり発売してすぐに世界的ベストセラーになります。魔法使いが主人公のファンタジー小説として出版されるが、子ども大人関係なく人気になり、世界中で話題沸騰し社会現象にもなりました。シリーズ累計発行は全世界で4億5000万部以上を記録し、史上最も売れたシリーズとなります。
ハリーポッターの小説版の順序は?
イギリスとアメリカで1997年からハリーポッターシリーズは始まっています。その後「ハリーポッターと秘密の部屋」が1998年に出版、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」が1999年、「ハリーポッターと炎のゴブレット」が2000年、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」が2003年、「ハリーポッターと謎のプリンス」が2005年、「ハリーポッターと死の秘宝」が2007年に出版されてシリーズが完結しました。
その後2016年にハリーポッターと死の秘宝のその後を描いた「ハリーポッターと呪いの子」が出版され、著者のJ・K・ローリングスから正式な続編として描かれいます。日本では外国から遅れること2年、1999年に1巻のハリーポッターと賢者の石が出版され、その後の続編も約2年遅れで出版されていきます。
ハリーポッターの映画の公開順序は?
ハリーポッターの映画は2001年に初公開されます。現在までの興行収入は世界歴代3位の77億ドル(日本円で約8600億円)となっており、いかに世界中でヒットしたかが分かります。1作目は2001年11月、2作目は2002年11月、3作目は2004年5月、4作目は2005年11月、5作目は2007年7月、6作目は2009年7月、7作目は2部構成でpart1は2010年11月、part2は2011年7月に公開されています。
ハリーポッターのヴォルデモートについて
ハリーポッターの最大最強の敵
主人公ハリーポッターの両親を殺害した因縁があり、魔法使い史上最強最大の力を持つ最強の敵です。物語の舞台であるイギリス魔法界で常に恐れられていて、名前を呼ぶことすら不幸を招くと言われています。幼少期の影響で魔法使いのみの血統こそが正しいと考えている「純血主義」であり、マグル(人間出身の魔法使い)の排除こそが正しいと考えています。闇の魔法を主に使用して戦います。
ヴォルデモートの本名は?ヴォルデモートの由来も紹介!
出典: https://eiga.com
ヴォルデモートの元々の本名はトム・マールヴォロ・リトルといい、父のトム・リドル・シニアと母方の祖父のマールヴォロ・ゴードンに由来しています。しかしヴォルデモート自身、幼少期よりトムという名前を平凡との理由から嫌っており、父の過去や自身の出生を知るとさらにトムという名前を嫌うようになります。そのことから自身の本名を並び替えて「I am voldemort」ヴォルデモートと名乗るようになります。
過去には恐怖のあまり名前を呼ばれないこともあったヴォルデモートの影響力
ヴォルデモートが悪事を働き、イギリス中を混乱に陥れると多くの魔法使いたちは恐怖によって「ヴォルデモート」と名を呼ぶことを恐れるようになります。そこからヴォルデモートのことを「例のあの人」「名前を言ってはいけないあの人」と呼ばれるようになります。またヴォルデモートの部下である死喰い人も「闇の帝王」「我が君」「御主人様」と呼び、ヴォルデモートと呼ぶ人はほとんどいません。
しかしヴォルデモートのことをあえて呼ぶ人たちもいます。それは反ヴォルデモート派であり、ホグワーツ魔法学校校長のアルバス・ダンブルドアもその一人です。その影響でシリウス・ブラックやリーマス・ルーピンもヴォルデモートの名前を恐れずに呼びます。ハリーポッターは両親を失って以来、マグルである叔父、叔母に育てられたため、初めからヴォルデモートへの恐怖心はなく、何の抵抗もなく呼んでいました。
出典: https://eiga.com
ヴォルデモートの性格は目的のためなら手段を選ばず遂行し、たとえ赤ちゃんや老人であっても邪魔する者は命を奪うほど、冷酷で自分本位な性格です。他者を全く信用せず、力に飢え、差別的な思想を持ち合わせており、ハリーポッターの世界では「100年振りに現れた最も邪悪な魔法使い」として描かれています。
ハリーポッターのヴォルデモートの仲間とは?
ヴォルデモートの支配下である死喰い人
出典: https://eiga.com
ヴォルデモートの純血主義の思想に賛同して忠誠を誓った魔法使いの中でも重要な人物、幹部クラスを死喰い人と呼びます。中には財政界に深く入り込み、絶大な権力を持つ者もいます。死喰い人は基本的には純血主義を掲げており、メンバーの多くは純血、もしくはスリザリンの出身となっています。間違いなく純血と認定された聖28一族の出身も多くいます。しかしヴォルデモートも純血でなく、まれに純血でないものもいます。
死喰い人は基本的に活動するときは黒のローブを身に付け、戦闘時にはフードや仮面を装着して正体を隠しているかのように振る舞います。また魔法使い以外に巨人や狼人間など他の魔法使いが忌み嫌う存在も味方につけています。ネタバレにはなりますが、物語の終盤では吸魂鬼も全員が死喰い人の味方になっています。
ヴォルデモートの強さの象徴!全盛期の死喰い人の戦力!
死喰い人の勢力はヴォルデモートが最も力を持っていた過去の時代には、不死鳥の騎士団の約20倍の勢力を誇っていたと言われており、反対勢力の多くを殺害、弾圧するなど民衆を恐怖政治的に従わせていました。闇の魔術に秀でていることから、単体の戦闘力もとても高く、死喰い人の主要メンバーは不死鳥の騎士団や闇払いなどの優秀な魔法使いたちとも互角に渡り合う程の実力を持っていました。
ヴォルデモートがハリーポッターを倒せず、反対に自信が肉体を失うことになってからは、死喰い人は一部呪文や脅しによって無理やり従わされたと訴えるも騎士団や闇払いによって投獄、あるいは処刑されて死喰い人は実質的には解散となります。
しかしヴォルデモートが復活してからは過去に死喰い人だったものが多く集まり、再び勢力を増します。ネタバレも含みますが、アルバス・ダンブルドアや魔法大臣ルーファス・スクリムジョールを殺害し、ホグワーツや魔法省も乗っ取ります。
ハリーポッターと死の秘宝の最終盤では死喰い人の総力を挙げてホグワーツをせめて、ハリーポッターを始末しようとします。そのさいにハリーポッターを守るホグワーツ防衛隊と衝突し、防衛隊の半数を戦闘不能にしましたが、ヴォルデモートがハリーポッターに負けて死亡すると、過去からの主要メンバーもほとんど敗北してしまい完全に勢力を失い、壊滅してしまいます。ここで死喰い人の活動は終了します。
死喰い人の正体!主なメンバーは?
ホグワーツ魔法学校の教師であるセルブス・スネイプ、ハリーポッターのライバルであるドラコ・マルフォイ、そしてその父であるルシウス・マルフォイ、ハリーの両親を密告し、結果的に死に追いやる原因となったピーター・ペティグリュー、魔法省にも顔の効くバーテミウス・クラウチ・ジュニア、ベラトリックス・レストレンジ、ロドルファス・レストレンジ、ラバスタン・レストレンジなど聖28一族出身が多くいます。
ここから少しネタバレを含みますが、スネイプは元々は死喰い人の一人でした。しかしハリーの母リリーが狙われていることを知ると、過去にリリーに恋をしていたこともあり彼女を守るため、ダンブルドアに相談し、不死鳥の騎士団のメンバーになります。その頃から死喰い人を調査する二重スパイとして暗躍していました。作中ではハリーと衝突することも多くありましたが、スネイプの正体は陰でハリーを守っていたのでした。
ハリーポッターのヴォルデモートの正体をネタバレ解説!
肉体改造で変貌した顔
若い頃は美青年であったが、死を恐れてから自身の魂の分身である分霊箱の作成や肉体改造の影響で、若い頃を見る影もない姿に変貌しています。肌は血が通っていないかのように青白く、鼻はつぶれており、瞳は赤く、切り裂いたように細いなど、蛇を思わせる外見となっています。その外見も恐怖を増す要因となっていました。
最も恐れているのは死
民衆を恐怖に陥れていたヴォルデモートも唯一恐れるものがあります。それは自身の死であります。何故死を恐れているのかというと、ネタバレにはなるのですが、過去に父親に対しては嫌悪感を抱いていたが、母親に対しては特別な思いを抱いていました。しかしその特別な母ですが死を克服できなかったため、死を恐れています。
死から逃れるためにはどうしたらいいのかということをヴォルデモートは考え、他の物にはない特殊性を求めたことから、闇魔術であり継承が禁止されているほど危険な「分霊箱」を作成することを考え付きます。そこから自身の魂を分割して多数の分霊箱を作成し、本体の魂は分割された結果、今の姿を維持できないほど弱っています。
ネタバレ注意!ヴォルデモートの分霊箱
分霊箱とは魂を分割して、断片を何らかのものに隠す魔法で、その隠すものは物体、生き物なんでもいいとされています。分霊箱の魂は本来の肉体と魂が破壊されても、この世に魂を繋ぎとめる働きがあり、分霊箱が存在する限り、作ったものは死にません。分霊箱が全て破壊され、肉体も死を迎えると初めて分霊箱の制作者は死を迎えます。
分霊箱は強力な魔法特性を持った物でのみ破壊でき、作中では「バジリスクの毒」「グリフィンドールの剣」「悪霊の火」「ニワトコの杖」の4つです。本来破壊されると作成した本人は気付くようだが、ヴォルデモートは気付いておらず魂を分割しすぎた可能性があります。分霊箱の本体の肉体が破壊されると魂は弱い霞のような状態になり、再び肉体を得るために蘇生魔法を使用する必要があります。
ヴォルデモートの分霊箱は自身も合わせて7つの魂に分けており、7という数字が魔法数字として1番強いとされており、7つに魂を分割することでより強く完璧な存在へ近づけると考えたとされています。作中では3つ以上に魂を分割した人物は魔法界の過去を見てもヴォルデモートのみと言われており、ダンブルドアもヴォルデモートの容姿が変わってしまったのは魂を分割しすぎたためと推測しています。
ヴォルデモートの分霊箱をネタバレ紹介!
ヴォルデモートの分霊箱は全部で7つあり、すべてヴォルデモートが価値があると思ったものに魂を定着させています。その一つである「トム・マールヴォロ・リドルの日記」は2巻である秘密の部屋事件を起こします。小さな日記帳で16歳のリドルの記憶が記録されています。ヴォルデモートがルシウス・マルフォイに預けていましたが、私的に利用したため、秘密の部屋でハリーに破壊され、魂も消滅してしまいます。
「マールヴォロ・ゴードンの指輪」も分霊箱の一つです。死の秘宝である「蘇りの石」が埋め込まれた金に指輪です。蘇りの石の制作者̚カドマス・ペベルルの末裔でありヴォルデモートの母方の実家でもあるゴードン家に受け継がれていました。無人となったゴードン家に隠されていましたが、6巻でダンブルドアがグリフィンドールの剣を用いて破壊し、魂を消滅させることに成功します。
「サラザール・スリザリンのロケット」は緑色の宝石が埋め込まれている金のロケットペンダンスです。ヴォルデモートの母方の実家でスリザリンの末裔であるゴードン家が持っていましたが、ヴォルデモートの母親が駆け落ちするときに持ち出したものです。売却、窃盗などにて行方が分からなくなるも、最終的には魔法省にあり、7巻でハリーとロンがグリフィンドールの剣で破壊することに成功します。
「ベルガ・ハッフルパフのカップ」は取っ手が二つ付いた金色のカップです。ハッフルパフに縁のある品でシンボルの穴熊が刻印されています。ベルガの末裔に家宝として受け継がれていましたが、ヴォルデモートが末裔を生贄にして分霊箱にしてしまいます。その後、グリンゴッツ魔法銀行のレストレンジ家の金庫に呪いをかけられて保管されていたが、ハリー達が奪い、ロンとハーマイオニーによりバジリスクの牙にて破壊されました。
「ロウェナ・レイブンクローの髪飾り」は黒ずんだ小さなティアラであり、レイブンクローに縁のある品でシンボルの鷲と信条が刻まれています。ロウェナの娘が盗み隠し持つが、ヴォルデモートにより発見、分霊箱にされます。ホグワーツの必要の部屋に隠され、7巻でハリー達とマルフォイ達と交戦になったときにクラッブの悪霊の火によって偶然破壊されてしまいます。映画ではハリーが破壊して、ロンが悪霊の火に蹴り入れます。
「ナギニ」はヴォルデモートが飼うメスの大蛇です。常にヴォルデモートの身近にいて、終盤は球形のバリアの魔法で破壊されないよう守られていました。ホグワーツの戦いでネビル・ロングボトムが組み分け帽子からグリフィンドールの剣を取り出し、それを使って守りが解かれていたナギニの首を切り落とすことによって分霊箱を破壊しています。
最後の分霊箱は衝撃のネタバレになりますが、「ハリーポッター」です。ヴォルデモートが当時赤ちゃんだったハリーに死の呪文を使った時に母であるリリー・ポッターの愛による防御呪文で死の呪文を跳ね返されます。この時にヴォルデモートの魂の一部がハリーに残り、意図せず分霊箱になってしまいます。しかしそのことを知らないヴォルデモートはハリーを執拗に倒そうと狙います。そのこともハリーとの決着に影響します。
ハリーポッターのヴォルデモートの悲しい過去をネタバレ解説!
ロンドンの孤児院で生まれる
1926年、母が飛び込んだロンドンの孤児院で産まれます。すでに父親、親族とは音信不通状態で、母もリドル出産直後に亡くなります。生まれる前から両親に見擦れられたと感じたリドルは孤児院でも愛情無く育てられます。この愛情の欠如こそがヴォルデモートを形成した正体と考えられています。幼いながらのリドルは自身に特別な力があることを自覚し、ダンブルドアから魔法使いであると知らされ、ホグワーツへ入学します。
ホグワーツでスリザリン寮生となる
ホグワーツではスリザリンに選ばれます。在学中はホグワーツ始まって以来の秀才と評価され、監督生や主席にも選ばれました。表面上は成績優秀な模範生を演じ、元々の人を惹きつける魅力、端正な容姿、おごらない謙虚な姿勢により、教授たちから信頼を集めていました。しかし在学中に分霊箱を作成するために16歳で殺人を犯しています。この残虐さこそがリドルの正体とはこの頃は誰も気づいていませんでした。
またリドルは在学中に純血主義にはまり、父がマグル、母がスリザリンの末裔である自身の出生を知ります。そしてマグルである父が魔法使いの中でも特別な地位の母を捨てたことを知り、母の復讐と自身の血筋に相応しくないマグルである父と父方の祖父母を殺害します。「トム・リドル」というマグルである父と同じ名を嫌い、この頃から「ヴォルデモート卿」を考え、名乗るようになります。トム・リドルがその正体だったのです。
持ち前の人を惹きつける魅力から仲のいい学生に力を見せつけ、後に死喰い人となる幹部クラスをこの頃から従わせていました。表面上は模範生のリドルの邪悪な一面を見抜いて警戒するのはダンブルドアのみでした。卒業後はホグワーツの教授を志願するが、ダンブルドアが学校が悪用されることを見抜き、拒否します。そのため魔法具の店に就職し、自らに相応しい魔法具を発見するとその持ち主を殺害して行方をくらまします。
ヴォルデモートの正体トム・リドル、その悪事の数々
ヴォルデモートの活動は1970年頃から本格化し、死喰い人を率いてマグルやハーフの魔法使いを粛清と称して殺害します。反対勢力も殺害に乗り出したため、不死鳥の騎士団との抗争が最も激しくなります。その結果騎士団側は多くの死傷者を出し、魔法界はヴォルデモートを恐れて、不幸を呼ぶとのことから彼の名前を口にすることすら避けるようになります。
その後スネイプの報告により、自らを滅ぼす存在が予言され、ポッター家を狙うようになります。ポッター家の居場所を居場所を突き止めたヴォルデモートはポッター夫妻を殺害します。しかし、当時1歳のハリーには母リリーの防御呪文のおかげで死の呪いが効かずに跳ね返り、代わりに自身の肉体を失ってしまいます。この一件でヴォルデモートは消滅したと思われ、ハリーは英雄として広まります。
しかし実際は分霊箱があったためヴォルデモートは生きており、力を蓄えるため隠れて過ごします。その後はハリーポッターシリーズで描かれており、ハリーの血を使って肉体を取り戻し、力を蓄えて復活します。それからは再び自身の信念のために、ハリーを始末するために行動し、魔法界を恐怖に陥れます。
最強の敵ヴォルデモートはどうやって倒した?
ヴォルデモートを倒した要因はハリーが襲撃された過去の時点まで遡ります。ヴォルデモートがハリーに死の呪文を放つが、リリーの愛による防御呪文で跳ね返され、自身の体を失うと同時に、意図せずハリーが分霊箱となります。その後ヴォルデモートは肉体を復活させるべくハリーの血を使います。この時にハリーの血に宿るリリーの「ハリーを守る防御呪文」までも取り込んでヴォルデモートは復活します。
そのためヴォルデモートは意図せずハリーを守っており、ヴォルデモートが生きている限りハリーは死ななくなりました。また分霊箱もニワトコの杖などでしか破壊できず、分霊箱であるハリーにニワトコの杖で死の呪いを放つが、防御呪文の効果によりハリーを殺害することができず、分霊箱としての自身の魂のみ破壊されます。
またニワトコの杖も所有者であるダンブルドアを殺害したスネイプに所有権が移っており、その忠誠心を得た自身こそが真の所有者と解釈して使用します。しかし実際はダンブルドアが死ぬ直前にドラコ・マルフォイに武装解除され、その時点で所有権がマルフォイに移っていました。その後の戦いでマルフォイはハリーに武装解除されたため、ハリーの所有権があったのです。
ヴォルデモートとハリーが戦っていた時点ではニワトコの杖はハリーに所有権が移っていましたが、ヴォルデモートは解釈を間違えて自身で使っていました。その状態でハリーに対して死の呪いを放ちますが、杖の真の所有者であるハリーのニワトコの杖からの攻撃は効かず、ハリーの呪文により跳ね返され、ヴォルデモートは完全に滅びます。数々の偶然が重なり、ヴォルデモートを倒せましたが、ハリーでなければ倒せませんでした。
ハリーポッターのヴォルデモートを演じた俳優は?
全8作で5人の俳優が演じたヴォルデモート
1作目はリチャード・ブレマーが演じました。その後の過去編では2作目、16歳の姿をクリスチャン・コールソン、6作目で11歳時をヒーロー・ファインズ・ティフィン、さらに6作目での16歳時をフランク・ディレインが演じます。そして復活したヴォルデモートを4作目から8作目までレイフ・ファインズが演じます。レイフ演じるヴォルデモートの印象が強いです。
ハリーポッターのヴォルデモートについてまとめてみた
いかがでしたか?ハリーポッターのヴォルデモートの正体、過去をネタバレも含めながらまとめました。ヴォルデモートももし両親がいて、愛情をもって育てられていたら残虐な人間性には育たず、魔法界も平和だったのかもしれません。ネタバレもありましたが、みなさんもヴォルデモートの過去や正体を知ってハリーポッターの見方が変わったのであれば幸いです。今後もハリーポッターの世界観を楽しみましょう。