ハリーポッターの双子・ウィーズリー家のフレッドとジョージの現在は？俳優も紹介

映画『ハリーポッター』シリーズは世界中で愛されている作品の一つです。主人公のハリーポッターと仲間のロンとハーマイオニーは『ハリーポッター』シリーズを通じて中核をなしてきました。しかし、この3人以外にも映画『ハリーポッター』シリーズを盛り上げた脇役たちが多く存在します。ロンの兄でもある双子のフレッドとジョージもその中の一組です。今回はウィーズリー家の双子に焦点を当てて紹介していきます。

この画像は映画『ハリーポッター』シリーズでキーパーソンとなるウィーズリー家の4人です。ハリーポッターとウィーズリー家の関係は親友のロンを通して深く大きなものですが、ハリーポッター個人との関りはシリーズを通してこの4人が随所に登場します。

また、映画『ハリーポッター』には今回紹介するウィーズリー家の双子フレッドとジョージ以外にも見どころは満載です。過去に『ハリーポッター』を見た人はもう一度映画を見た時の気持ちを思い出すように、また、見ていない人は予習を兼ねてこちらの記事も参考にしてみてくだい。画像と共に映画をなぞるのも一興です。

映画『ハリーポッター』の中で双子の兄弟はいったいどうのような人物だったのでしょうか。ロン・ウィーズリーを含めて彼らウィーズリー家を踏まえつつ、双子のフレッドとジョージを見ていきましょう。画像を交えて双子のフレッドとジョージを見ていくことで映画毎の彼らの変化も垣間見ることができます。

ウィーズリー家の双子フレッドとジョージを映画『ハリーポッター』主要キャストとの関係性から整理しましょう。主人公であるハリーポッターとハーマイオニーからすると彼ら双子は魔法学校であるホグワーツの2学年上の上級生です。そしてハリーポッターの同級生で盟友でもあるロン・ウィーズリーは双子の弟に当たります。

ウィーズリー家は両親と子供6男1女の9人家族です。父親はアーサー・ウィーズリーで魔法省に勤務しています。母親はモリー・ウィーズリーで家事全般の魔法を得意とする、家族思いの魔女です。ハリーとは1作目の『ハリーポッターと賢者の石』で出会っています。長男はビル・ウィーズリーでホグワーツ在籍中は監督生になるほど成績優秀でした。卒業後はグリンゴッツ魔法銀行に就職した後にエジプト支店に配属されました。

次男のチャーリー・ウィーズリーはクィディッチが得意で、在学中はグリフィンドールのキャプテンを務めていました。三男のパーシー・ウィーズリーはハリーポッターが入学した時の監督生で、成績も優れており、卒業後は父親と同じ魔法省に就職しています。四男と五男が双子のフレッドとジョージです。そして六男がロン・ウィーズリーです。末っ子のジニー・ウィーズリーは後にハリーポッターと結婚する女性です。

双子のフレッドとジョージは一卵性双生児で外見は2人ともよく似ています。常に2人で行動していることも多いため、家族でさえも双子のどちらなのか区別がつかないこともあります。ハリーポッターとは2学年上の先輩で、大家族のウィーズリー家のなかではハリーとも仲の良い近い存在です。大の悪戯好きでホグワーツでは「悪ガキ」の名を轟かせており、ジェームズ・ポッター、シリウス・ブラックに並ぶ悪童とされています。

対になって同じ行動をとっているフレッドとジョージですが、性格面では違いが少しあります。2人とも明るくて好奇心旺盛、その上行動的な性格をしています。その好奇心が危険な事にまで首を突っ込んでしまうこともあります。2人の違いは四男のフレッドはジョージよりも行動的で冗談を飛ばすことが多いです。ジョージはフレッドよりも冷静かつ慎重な面があり、周囲の様子を察して気遣う言葉など投げかけたりします。

『ハリーポッター』シリーズも完結してひと段落着いた今、双子の兄弟であるフレッドとジョージはどうしているのでしょうか。シリーズの佳境に近づいてきた、後半の双子の足跡を紹介します。ホグワーツ卒業後はどうなっていったのでしょうか。

ウィーズリー家は成績優秀な者が多く、双子のフレッドとジョージも外れることなく賢い知能を持っていました。ただ、それが悪戯という方向に作用したために悪童っぷりが周囲に植え付けられてしまっていました。ホグワーツ在学中に悪戯専門店のウィーズリー・ウィザード・ウィーズ（WWW)を設立し、店舗を持たず購入希望の生徒に直接販売する形態で商売をはじめました。

その後ハリーポッターがクィディッチの三大魔法学校対抗試合で優勝をかざり、その賞金をWWWへ提供したことによって、彼らはダイアゴン横丁93番地に店舗を設けることができました。店舗を開店するに当たり、ホグワーツにはこれ以上自分たちが学ぶものは何もないと、卒業を待たずに退学してしまいました。商売は上手く軌道にのり、悪戯好きな生徒のみでなく、魔法省へ大量納入する商品もあつかっていました。

映画『ハリーポッター』シリーズには様々なキャラクターやクリーチャーが登場し、そして命を落としていきますが、その中の一人がこのウィーズリー家の双子のフレッドでした。物語の中では随所にハリーポッターを助けるなどの存在感を示していましたが、『ハリーポッターと死の秘宝』のなかで激戦を交えた折に悲しき死を迎えることとなりました。フレッドの現在はその時点で潰えてしまったのです。

映画『ハリーポッターと死の秘宝』ではジョージ・ウィーズリーも戦火の中で負傷をします。上の画像はその中で耳を失い痛々しくもハリーポッターに担がれている画像です。しかし、この時にジョージ・ウィーズリーは「これでもう間違わない」と周囲に言葉を発することで、冗談を交えていました。

フレッドの死は映画を愛していたファンにはとてもショッキングな現実でした。もちろん小説で先行して知識を得ている人ともいるでしょうが、映像の中で生き生きと動き回っていたフレッドの最後をまざまざと見せつけられてしまうのは、耐えるに忍びないです。その気持ちはネットの中で力強くつぶやかれていました。いくつか紹介します。

「ホグワーツの戦い」と称される第二次魔法戦争最後の戦いは、映画『ハリーポッター』の時間軸のなかで1998年5月2日に起こりました。ホグワーツ魔法魔術学校の校庭と城を舞台に繰り広げられたヴォルデモートとの最終決戦は壮絶を喫しました。その中で戦いの最中、フレッドを含む数人が固まって死喰い人達との交戦中に付近の壁が爆音とともに吹き飛び、彼らも四方へ飛ばされました。

ハリーなど各々が流血を伴う負傷をおったり、瓦礫に埋もれたりと被害を受けましたが、膝まずくロンの傍らにはパーシーに揺すぶられるフレッドの姿がありました。何度声をかけても、体を揺すろうともフレッドからの反応はありませんでした。これがフレッド・ウィーズリーの最後でした。フレッドを死に追いやった人物はベラトリックス・レストレンジであり、作品中多くの主要人物に死を届けたキャラクターです。

双子のフレッド・ウィーズリーは戦死を遂げましたが、実は第二次魔法戦争の後にも『ハリーポッター』の中にフレッド・ウィーズリーは存在しています。作者のJ.K.ローリング氏は登場人物の19年後を描き、また、インタビューの時には彼女の口からもその後である彼らの現在が語られています。その中かの一人がジョージ・ウィーズリーの現在です。

ジョージ・ウィーズリーの現在は、彼が設立した「ウィズリー・ウィザード・ウィーズ(WWW)」を順調に経営しており、弟のロンも手伝っています。結婚したアンジェリナ・ジョンソンとの間に2人の子供をもうけました。娘の名前はロクサーヌ、息子の名前はフレッドと名付けました。常に一緒にいたフレッドとジョージですが、フレッドの死はジョージの心に大きな穴をあけていました。

ここまでは『ハリーポッター』のキャラクターとしてのウィーズリー家の双子・フレッドとジョージを画像などを交えながら紹介してきました。素敵な作品は鑑賞した心の中に長く残るものです。そのキャラクターには俳優が必要です。フレッドとジョージを演じた俳優はどのような人物なのでしょう。息の合った掛け合いが見ている人をひきつけました。フレッドとジョージの俳優について紹介します。

上の写真は2018年12月に開催された「東京コミコン2018」のオープニングイベントに登場した時のフェルプス兄弟の画像です。映画の中では見分けがつかないほどそっくりで、そのキャラクター性を前面に出していましたが、役柄から外れて個性が出てくると、容貌の違いが画像から見えてきます。

映画『ハリーポッター』での設定は双子です。実際にフレッドとジョージを演じた俳優も双子の兄弟でした。ジェームズ・フェルプスとオリバー・フェルプスの兄弟がその人です。ジェームズ・フェルプスとオリバー・フェルプスは1986年2月25日生まれの俳優です。『ハリーポッター』の中の彼らはすべてが同一に思えるほどの双子でしたが、実際の2人は映画よりも個性がそれぞれあるようです。

画像右手のジェームズと画像左手のオリバー・フェルプスの双子はジェームズの方が弟です。兄であるオリバー・フェルプスよりも13分早くこの世に生まれました。オリバー・フェルプスはサッカーやゴルフをはじめとして多くのスポーツに興味があり、プレイヤーとして楽しむと同時に、足を運んでゲームを鑑賞したりもしています。ロン・ウィーズリー役であるルパート・グリントとウィンブルドンを鑑賞したこともあります。

弟のジェームズ・フェルプスは兄のオリバー・フェルプスに比べて物静かな性格です。サッカーは兄同様に好きですが、音楽にも興味がありギターを自ら弾きます。俳優フェルプス兄弟の見分け方ですが、下の画像で右の首元にほくろの有ることがわかります。有る方が兄のオリバー・フェルプスです。他には兄の方が若干タレ目ですし、閉じた口元がややぷくっとしています。しかし、一目見てわかる人は少ないですね。

ここまで読んでいただいて、お気づきの人もいるでしょうが、兄弟が役柄の兄弟と逆になっているのです。なぜこのように配役されたのかはキャスティング・マネージャーや監督などの思惑があってでしょうが、わかりません。しかし、私たちは映画を通して双子の兄弟のあべこべを気にすることはありませんでした。俳優としての演技にただただ魅せられている人がほとんどでした。

『ハリーポッター』終了後である現在も俳優を続けている二人ですが、『ハリーポッター』に関する映像や画像の中の2人は俳優個人としてのフェルプス兄弟と役柄ウィーズリー家の双子としてでは、見た目も変えていました。大きな違いは髪の毛の色です。映画『ハリーポッター』シリーズでは常に赤毛のキャラクターとして演じていました。しかし、2人とも髪の毛はブラウンなのです。

フェルプス兄弟は作品の為に常日頃から髪の毛の染色に気を使っていました。友達と遊んでいる最中でも、仕事の予定として赤毛に染めるという工程はサボることはできません。14歳でキャスティングされてからは彼らは常に定期的に染髪をおこなってきました。2人は『ハリーポッター』シリーズの撮了の寂しさと引き換えに、髪を染める必要がなくなったことの解放感を実感していました。

ここでは今まで出てきた画像の他にジェームズ＆オリバー・フェルプスのオフショットなどを紹介します。作品中のフレッドとジョージだけでなく、フェルプス兄弟としての2人にも興味がある人は映像で確認してみてください。素敵な瞬間が満載です。まずはファンが撮影したサイン会の映像です。

次の映像はフェルプス兄弟が日本を訪れた際の画像を消化したものです。画像の1枚1枚から彼らの柔和な笑みがファンならずともみている人を気持ちよくさせてくれます。日本を満喫する双子の記録映像です。

いかがでしたでしょうか。2つとも映画の中のフレッドとジョージでは語りつくせない様々な表情で1コマ1コマに花を咲かせていました。彼らの現在は俳優としての道を着実に歩んでいます。モンスター作品となった『ハリーポッター』シリーズの後の彼らの成長に楽しみを覚える人はおおいでしょう。

ウィーズリー家の双子を追いつつ、キャラクターとしての現在と俳優としての現在を紹介してきました。各所の画像は映画公開当時を回顧する材料として添付しましたが、彼らの現在の姿との比較をできるアイテム画像でもありました。映像や画像は現在の彼らとは様相を異にしますが、『ハリーポッター』という作品の中で命を宿したフレッドとジョージ時を止めて、見る人を楽しませてくれます。