【ファンタビ】ゲラート・グリンデルバルドとは?ハリー・ポッターでの登場シーンは?

現在2作目まで公開されている大人気のファンタビシリーズに登場しているゲラード・グリンデルバルドとは、どんな人物なのでしょうか?また、ハリー・ポッターシリーズでのグリンデルバルドの登場シーンはあるのでしょうか?ここでは、ハリー・ポッターシリーズでの登場シーンや同じ闇の魔法使いであるヴォルデモートとの比較やダンブルドアとの関係、ファンタビでグリンデルバルドを演じているジョニー・デップのプロフィールや他の出演作も紹介しています。

【ファンタビ】ゲラート・グリンデルバルドとは?ハリー・ポッターでの登場シーンは?のイメージ

目次

  1. ゲラート・グリンデルバルドはファンタビシリーズで登場
  2. ゲラート・グリンデルバルドのハリー・ポッターでの登場シーン
  3. ゲラート・グリンデルバルドとヴォルデモート
  4. ゲラート・グリンデルバルド演じるジョニー・デップとは?
  5. ゲラート・グリンデルバルドとダンブルドアの関係
  6. ゲラート・グリンデルバルドの最期とは?
  7. ゲラート・グリンデルバルドに関する感想や評価は?
  8. ゲラート・グリンデルバルドとは?まとめ

ゲラート・グリンデルバルドはファンタビシリーズで登場

ゲラート・グリンデルバルドは、強力な闇の魔法使いでファンタビシリーズでは、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で一連の事件の黒幕として登場し、2作目の「黒い魔法使いの誕生」では、信奉者を集めた集会でパリを崩壊の危機におとしいれます。ハリー・ポッターシリーズでは「ハリー・ポッターと死の秘宝Part1」で死の秘宝の「ニワトコの杖」と深い関わりがある人物として何度か登場シーンがありました。

ファンタビシリーズでは、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドを個性派人気俳優の「ジョニー・デップ」が演じることが話題になりました。この記事では、ゲラート・グリンデルバルドの基本情報やダンブルドアとの関係、ハリー・ポッターシリーズでの登場シーン、演じるジョニー・デップの情報や代表する出演作、グリンデルバルドを演じた他の俳優などを紹介します。

ファンタビシリーズとは?

ファンタビとは「ファンタスティック・ビースト」の略で、J・K・ローリング原作の映画「ハリー・ポッターシリーズ」のスピンオフ作品の映画シリーズです。全5作の制作が予定されており、2016年に1作目の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」、2018年に2作目の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が公開されていて、3作目が米国では2021年11月21日に公開されることが発表されています。

ファンタビは、原作者のJ・K・ローリングが脚本を手掛けており、著書の「幻の動物とその生息地」にインスパイアされて制作された作品です。ハリー・ポッターシリーズの約70年前の世界が舞台で、ハリー・ポッターたちがホグワーツ魔法魔術学校の授業で使用していた魔法生物学の教科書の著者であるニュート・スキャマンダーが主人公の大人気ファンタジー映画です。

グリンデルバルドとは?

グリンデルバルドのプロフィール

ゲラート・グリンデルバルドは、アメリカやフランスなどのヨーロッパ各地で勢力を広げ、ヴォルデモートの登場までは最強と恐れられていた闇の魔法使いです。学生時代のグリンデルバルドはハンサムであり陽気で奔放な性格でした。優秀な生徒でしたが、ダームストラング校専門学校に在学中同級生を攻撃したことや行き過ぎた闇の魔術の実験などが原因で16歳にして退学処分を受けます。

その後、死の秘宝を探してイギリスに渡り、死の秘宝を最初に所有した三兄弟のひとり、イグノタス・ペベレルの家があるゴドリックの谷に住んでいた「魔法史」の著者として有名な大叔母バチルダ・バグショットの元に身を寄せました。グリンデルバルドは、ゴドリックの谷で近くに住んでいた若き日のアルバス・ダンブルドアに出会い、優秀でありながらも失意の底にいた同じような境遇の二人は兄弟以上の関係を結びます。

若き日のダンブルドアとグリンデルバルドは「より大きな善の為に」というスローガンのもと魔法使いによる世界の支配を計画しますが、ダンブルドアの妹アリアナの死をきっかけに決裂します。その後、逃亡したグリンデルバルドは死の秘宝のひとつで強力な力を持つ「ニワトコの杖」を手に入れ、野望実現のためにフランスをはじめとしたヨーロッパ各地やアメリカに勢力を拡大していきます。

しかし、グリンデルバルドはイギリスでは活動しませんでした。イギリスには「血の誓い」をたてたダンブルドアがいることが一つの要因だと思われますが、グリンデルバルドはダンブルドアの強さを警戒していたようです。結局グリンデルバルドとダンブルドアは決闘することになり、敗北したグリンデルバルドは自身が作った「ヌルメンガード」に投獄されます。

グリンデルバルドの目的

ファンタビでのゲラード・グリンデルバルドの目的は、単純にいえば魔法使いによる非魔法族(ノーマジ)である人間の支配です。手始めに「国際魔法使い機密保持法」を覆すことを目論んで、活動をしています。グリンデルバルドは強力な力を持つ魔法使いである自分が、非魔法族からこそこそ隠れて暮らすのが我慢できなかったと思われます。この魔法使いによる世界の支配という考えには、若き日のダンブルドアも賛同していました。

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』オフィシャルサイト

ゲラート・グリンデルバルドのハリー・ポッターでの登場シーン

ゲラート・グリンデルバルドの存在は、ハリー・ポッターファンからは長い伏線と言われており、2001年から2011年にかけて公開された映画ハリー・ポッターシリーズでも初期の作品から登場していました。ハリー・ポッターシリーズ8作品のうち、どの作品にどんな登場シーンがあるのか調べてみました。

ハリー・ポッターと死の秘宝Part1で登場

登場シーン①盗まれるニワトコの杖

ゲラート・グリンデルバルドは、「ハリー・ポッターと死の秘宝Part1」で若い姿と老いた姿で登場しています。登場シーンは、ヴォルデモートが死の秘宝のひとつである「ニワトコの杖」を手に入れようと画策している姿をハリーが以前からのヴォルデモートとのつながりで見てしまうというものです。
 

ひとつめの登場シーンは、ニワトコの杖のありかを探して杖職人のグレゴロヴィッチのもとへ訪れたヴォルデモートが、ニワトコの杖が盗まれたと言うグレゴロヴィッチに開心術を使い、盗まれた時の光景を見るシーンです。そこで見たのは、ニワトコの杖を奪って逃げる若き日のグリンデルバルドでした。

登場シーン②ヴォルデモートと対峙するグリンデルバルド

ふたつめの登場シーンは、ヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れるために、老いたグリンデルバルドが収監されている「ヌルメンガード」の獄中でグリンデルバルドに杖の所在を問いただすシーンです。ニワトコの杖の所在を聞きだしたヴォルデモートは、去り際にグリンデルバルドへ杖を向けて何かの呪文を放っています。

名前だけの登場シーンは?

登場シーン③蛙チョコのカード

ハリー・ポッターシリーズで初めてグリンデルバルドの名前が出てくる登場シーンは、第1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」の中にありました。ハリーとロンがホグワーツ入学のため初めてホグワーツ特急に乗り、コンパートメントの中で「蛙チョコ」を食べるシーンです。

蛙チョコにおまけとしてついていた有名魔法使いのカードにアルバス・ダンブルドアがあり、その説明文の中に「1945年にグリンデルバルドを破った」という記述が出てきました。

登場シーン④リータ・スキーターの著書

名前だけの登場シーンとしては、リータ・スキーターの著書があります。「ハリー・ポッターと死の秘宝Part1」の中でハリーとハーマイオニーがヴォルデモートの分霊箱を探して訪れたゴドリックの谷で、グリンデルバルドの大叔母バチルダ・バグショットの家に誘い込まれた際、置いてあったリータ・スキーターの著書「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」を手に入れます。

バチルダ・バグショットは殺されており、化けていたヴォルデモートの蛇ナギニに襲われますがなんとか逃げ延びます。リータ・スキーターは、生前のバチルダ・バグショットに取材してその著書を書き上げていました。そこには若き日のダンブルドアとグリンデルバルドの並んで写った写真や親しかった様子が書かれ、ダンブルドアの明かされていなかった家族に関わる過去も書かれていました。

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ゲラート・グリンデルバルドとヴォルデモート

ゲラート・グリンデルバルドとハリー・ポッターシリーズの登場人物であるヴォルデモートは闇の魔法使いと呼ばれる闇の魔術を使う魔法使いです。グリンデルバルドとヴォルデモートには相似性もありますが、相違点もあります。ふたりはどんなところが違うのでしょうか?

2人は闇の魔法使い

闇の魔法使いと呼ばれるのは、闇の魔術を使用する者です。では、闇の魔術とはどんなものなのでしょうか?対象者を害するためや支配するため、また殺害するために使われる魔法を総称したものが「闇の魔術」です。許されざる呪文から有毒な魔法薬の製造、闇の生物の飼育まであらゆる呪文や行動が闇の魔術と呼ばれていますが、ほとんどが違法か魔法界で忌避されています。

ゲラード・グリンデルバルドとヴォルデモートは、闇の魔術を使い魔法界を支配しようとします。そのためには、大量虐殺や町の破壊なども平然と行います。また、自分たちに逆らうものにも容赦はしないなど共通点が多くあります。

人の心を操るグリンデルバルド

グリンデルバルドは、そのイケメンぶりもあってか人心掌握を得意としています。ファンタビシリーズの「黒い魔法使いの誕生」でも集会での巧みな話術で、闇払いのティナの妹であるクイニーを自分の陣営に引き込んでしまいます。また、演説の中で信奉者たちに、集会に紛れ込んでいた闇払いたちを危険な存在だと認識させ攻撃させるよう誘導しています。

ゲラード・グリンデルバルドの本当の恐ろしさは、自ら進んでグリンデルバルドに従いたいと思わせる力を持っていることです。集会の中でも、未来を予知した第二次世界大戦の様子や原爆の姿を集まった信奉者へ見せて、非魔法族である人間の愚かしさを植え付けています。このことで、やはり魔法使いが人間を支配することが正しいと思わせ、グリンデルバルドを信じる者を増やしていきます。

恐怖で支配するヴォルデモート

ヴォルデモートは、自らが側近であるデスイーターたちを激情にかられて殺したりと残虐な性格で周囲からも恐れられる存在でした。「例のあの人」、「名前を言ってはいけないあの人」、「闇の帝王」などと呼ばれ、魔法界ではその名を口に出す事さえ恐れられており、恐怖の象徴でした。ダンブルドアをも超える強力な魔力を持ち、多くの闇の生物や闇の種族を従えて恐怖で人々を支配しました。

ヴォルデモートは、磔の呪文や死の呪文(アバダケダブラ)を好んで使い、見せしめにすることで従っているデスイーター達にも常に恐怖を感じさせていました。自分に従わないものへの仕打ちは苛烈極まりなく、多くの魔法使いを殺したり、磔の呪文で拷問したりと容赦がありませんでした。

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ゲラート・グリンデルバルド演じるジョニー・デップとは?

ファンタビシリーズで魅力的な悪役としてゲラート・グリンデルバルドを演じているのは、ジョニー・デップです。ジョニー・デップは、個性的で多彩な役柄を演じることで知られています。ここではジョニー・デップのプロフィールや過去に出演した作品を紹介します。

ジョニー・デップのプロフィール

ファンタビシリーズでゲラード・グリンデルバルドを演じているジョニー・デップは、1963年6月9日生まれでアメリカ・ケンタッキー州出身の俳優で監督でもあります。かつては個性の強い監督の作品に好んで出演し、様々なキャラクターを自在に演じ分ける実力派俳優として一目置かれる存在でした。

ジョニー・デップは、2003年にディズニーの娯楽大作映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウを演じ、その独創的なキャラクターで作品の大ヒットに大きく貢献しました。この成功によって、ジョニー・デップはハリウッドで最も人気のある俳優の仲間入りを果たし、アカデミー主演男優賞にノミネートもされ今やハリウッドを代表するトップスターの地位を確立しています。

ジョニー・デップの主な出演作

シザーハンズ

ジョニー・デップが、1990年に出演したティム・バートン監督の傑作ファンタジー映画「シザーハンズ」では、心優しく純粋無垢な人造人間の役柄で、手がハサミという異形であるために人を傷つけてしまう哀しさをユーモアも交えて演じ注目を浴び、ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートもされています。

ジョニー・デップが主演したシザーハンズのあらすじを紹介します。街外れの屋敷に住む孤独な老発明家は、人造人間を生み出しエドワードと名付けました。完成間際に老発明家は急な発作で亡くなり、仮で付けられていたハサミの腕のままエドワードは一人残されます。屋敷にセールスに来たペグという女性はエドワードを気の毒に思い家に連れ帰りますが、エドワードはペグの娘のキムに恋してしまい、様々な事件が巻き起こります。

チャーリーとチョコレート工場

2005年に公開の映画「チャーリーとチョコレート工場」で、ジョニー・デップはティム・バートン監督と4度目のコンビを組み、世界一のチョコレートを作る一風変わった工場長ウィリー・ウォンカを演じました。「チャーリーとチョコレート工場」は、ロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」が原作のミュージカル仕立てのファンタジーコメディ映画です。

ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじです。世界一のチョコレートを作っているウィリー・ウォンカのチョコレート工場は、完全非公開で謎に包まれていました。ある日、ウィリー・ウォンカ製のチョコに5枚だけ金のチケットが封入され、そのチケットには工場見学の権利とその中の一人だけに驚きの副賞が与えられるという告知が出されました。

金のチケットを引き当てた心優しきチャーリー、食いしん坊のオーガスタス、テレビ大好きなマイク、勝ち負けに執着するバイオレット、わがままで金持ちのベルーカら5人の子どもたちは、チョコレート工場で夢のような体験をしますが、そこには多くの秘密が隠されていました。

パイレーツ・オブ・カリビアン

ジョニー・デップが一躍ハリウッドスターとして脚光を浴びることになった「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、ディズニーランドの大人気アトラクション「カリブの海賊」をモチーフに映画化したアクションアドベンチャー作品です。1作目は、2003年公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」で、ジョニー・デップは、元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャック・スパロウを演じました。

ジョニー・デップが海賊ジャック・スパロウを演じた「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」は、爆発的にヒットしたため、2作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」3作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」4作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」5作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」の5作が公開されています。

ゲラート・グリンデルバルドを演じる他の俳優

ジェイミー・キャンベル・バウアー

アルバス・ダンブルドアと出会った頃の若き日のゲラート・グリンデルバルドを演じているのは、ジェイミー・キャンベル・バウアーです。1988年11月22日生まれのロンドン出身のイケメン俳優で、モデルやミュージシャンとしても活動しています。有名な出演作品としては、2009年公開の映画『トワイライト・サーガ』シリーズのヴァンパイアの王族で金髪のカイウス役や2013年公開の映画『シャドウハンター』があります。

マイケル・バーン

ヴォルデモートと老年期のゲラード・グリンデルバルドが対峙するシーンで、グリンデルバルドを演じていたのが、マイケル・バーンです。1943年11月7日生まれのイギリス人俳優で、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」で演じたナチス親衛隊のフォーゲル大佐役が有名です。ヴォルデモートと対峙するシーンでは、老いていながらもヴォルデモートを恐れない威厳のある演技で、かつての最強魔法使いの貫禄を感じさせました。
 

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ゲラート・グリンデルバルドとダンブルドアの関係

ゲラード・グリンデルバルドとダンブルドアは過去に深い親交を結んでいました。作者のJ・K・ローリングは、2007年の講演で「私はダンブルドアがゲイだと思っています。彼はグリンデルバルトに恋していました。」と語っています。ダンブルドアがグリンデルバルドに恋愛感情を持っていたということを踏まえてファンタビシリーズを見るとダンブルドアの言動に納得がいきます。

グリンデルバルドはダンブルドアの想い人

グリンデルバルドとダンブルドアはゴドリックの谷で出会いました。その頃のダンブルドアは優秀な成績で「ホグワーツ魔法魔術学校」を卒業していましたが、家庭の事情で妹のアリアナの面倒をみることになりゴドリックの谷の実家で暮らしていました。そこへダンブルドアと同じように、有り余る才能を持ちながら不遇な状況にある自信家で魅力的なグリンデルバルドが現れ、二人は意気投合します。

グリンデルバルドとダンブルドアには、いくつかの共通点がありました。

  • 理想主義で野心家
  • 死の秘宝に魅了されている
  • 頭脳明晰で才能にあふれている
  • 真の理解者がおらず孤独

グリンデルバルドが語る魔法族の選民思想にダンブルドアは感銘を受け強く魅かれます。ダンブルドアはグリンデルバルドと理想を語り合う時間に夢中になっていきました。二人は、魔法族が隠れ住まなくてもよい世界を作り、魔法界と非魔法族である人間界の指導者として君臨する野望を持つようになったのです。

グリンデルバルドとダンブルドアの確執

若き日のグリンデルバルドとダンブルドアは「より大きな善の為に」というスローガンのもとに、計画を実行に移すために旅立とうとします。しかし、ダンブルドアがこの旅に妹のアリアナを連れて行くことを弟のアバーフォースが反対します。アリアナは以前にマグルから受けた暴行がきっかけで魔力が不安定になっていて旅に同行できる状態ではないとアバーフォースは怒り、グリンデルバルドとダンブルドアの3人は口論になります。

グリンデルバルドとアバーフォースの口論は激しくなり、グリンデルバルドがアバーフォースに磔の呪文を使ったため、ダンブルドアも参戦し杖を使った争いになってしまいました。その場に居合わせたアリアナは、止めようとして争いに巻き込まれ誰かの放った魔法によって命を落としてしまいます。グリンデルバルドはその場から逃走し、それ以来ダンブルドアと決裂し二人の間に確執が生まれました。

2人の血の誓いとは?

ダンブルドアとグリンデルバルドは、決してお互いに戦い合わないことを誓う「血の誓い」を結んでいました。その誓いを結んでいる光景は、ファンタビシリーズ2作目「黒い魔法使いの誕生」で登場しています。ホグワーツ魔法魔術学校で教鞭をとっているダンブルドアが、魔法省からグリンデルバルドと戦って欲しいという要請を受け「戦えない」と断ります。

この訪問の後、ダンブルドアがホグワーツ城にある「みぞの鏡」の前に立つと、若き日のダンブルドアとグリンデルバルドが映し出されます。そこに映るのは、お互いの手の平を杖で傷つけ、向かい合わせになり手の平を合わせ握り合いお互いの血を混ぜ合わせる「血の誓い」を交わすかつての二人の姿でした。

このお互いの血を混ぜ合わせているときに、血の結晶のようなものが発生しその結晶を閉じ込めたペンダントトップような魔法アイテムが生成されました。その魔法アイテムはグリンデルバルドが所持していて、それを破壊しない限りお互い戦うことができないという仕組みのようです。

ファンタビシリーズの「黒い魔法使いの誕生」でグリンデルバルドの集会の際、ニュート・スキャマンダーが連れていたキラキラした物が大好きな魔法生物のニフラーが、グリンデルバルドからこっそり「血の誓い」のペンダントを盗んでいました。物語の最後、ダンブルドアにスキャマンダーがペンダントを渡し破壊できるか聞くと、ダンブルドアは「たぶん。」と答えており、これからの展開で血の誓いは破られると推測されます。

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ゲラート・グリンデルバルドの最期とは?

ゲラード・グリンデルバルドは、後年ダンブルドアとの戦いに敗れ、自身が作った敵対する勢力を投獄するために使用していた「ヌルメンガード」に収監されます。「ハリーポッターと死の秘宝Part1」で、ニワトコの杖を手に入れようとしたヴォルデモートに対峙しますが、原作と映画では言動が異なっています。

映画と原作で違うグリンデルバルドの言動

「ハリーポッターと死の秘宝Part1」での登場シーンでは、グリンデルバルドは収容されているヌルメンガードに突然現れたヴォルデモートに対して「やあ、トム。来ると思った。お前が求めるものはここには無い。」と笑いながら話しかけます。「言え、どこにある?誰が持ってる?」と問うヴォルデモートに対して、老いたグリンデルバルドは恐れることなく答えます。

「ニワトコの杖は彼と共に眠っている、土の中にな。ダンブルドアだ。」杖もない状態でありながら、堂々とした態度でヴォルデモートに対峙する様子はさすがに一時代を築いた大魔法使いの貫禄がありました。原作とは違い、映画ではダンブルドアが杖の持ち主と明かしていて、殺される様子ははっきりと描かれていません。

原作での最期とは?

原作のハリー・ポッター7巻でのグリンデルバルドとヴォルデモートの対峙シーンでは、グリンデルバルドは「殺すがよい、ヴォルデモート。私は死を歓迎する!しかし私の死が、お前の求めるものをもたらすわけではない。お前の理解していないことが、何と多いことか!」と語り、ダンブルドアをかばって杖のありかを明かさなかったために激昂したヴォルデモートに殺されます。

ヌルメンガードに収容されていたグリンデルバルドが自分がしたことを恥じ、恐ろしく思ったと考えたいと生前のダンブルドアは語り、グリンデルバルドが悔悟の念を持っていたと信じていました。グリンデルバルドがニワトコの杖のありかを明かさなかったのは、ヴォルデモートからニワトコの杖を守ることで少しでも自分の罪を償いたかったからと思われます。

ニワトコの杖とは?

ニワトコの杖とは、「吟遊詩人ビードルの物語」に収録された「三人兄弟の物語」に出てくる伝説の死の秘宝のひとつで、史上最強の杖と言われています。伝説では、「蘇りの石」と「透明マント」を一緒に所持すれば死を制する者になれると伝えられていました。伝説の存在と思われていましたが、実際に存在しており数々の魔法使いの手に渡ったのち、杖職人のグレゴロビッチの所有物となっていました。

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ゲラート・グリンデルバルドに関する感想や評価は?

ゲラード・グリンデルバルドに関する感想や評価はどんなものがあるのでしょうか?ファンタビ1作目の「魔法使いの旅」では登場シーンが少なかったグリンデルバルドですが、「闇の魔法使いの誕生」では、全編通して出演しておりSNS上でも感想が多く上がっています。

グリンデルバルドとダンブルドアの若き日について触れた感想です。ファンタビでの二人の過去は意味深で、ダンブルドアも魔法省からグリンデルバルドとの関係について聞かれたときに「友情以上だ。」と答えていますし、みぞの鏡に映った二人の姿にも深い親交があったことがうかがえました。ジョニー・デップの演じるグリンデルバルドとジュード・ロウの演じるダンブルドアは二人とも魅力的という意見もSNS上で多くみられます。

グリンデルバルドは、闇の魔法使いですが、かっこいいという意見は多くみられます。同じ闇の魔法使いでもヴォルデモートは蛇のような顔で人間離れしているのに対し、グリンデルバルドは金髪でルックスも良くスタイリッシュです。自分の信奉者以外を消し去る青い炎を使う容赦のない恐ろしさはありますが、怖さと同時にカッコよさを感じてしまうのは演じているジョニー・デップの魅力でしょうか。

ハリー・ポッターシリーズでのヴォルデモートはすぐに怒りをあらわにし、側近に死の呪文を放っていましたが、ファンタビのグリンデルバルドは、ヴォルデモートと違い落ち着いていて冷静に策謀をめぐらせていました。たしかにヴォルデモートより大物の魔法使いと感じさせます。

ファンタビでのグリンデルバルドは、信奉者を集めた集会で未来の非魔法族の人間が引き起こす第二次世界大戦のビジョンを見せて不安を煽り、魔法界が好戦的な人間を支配すべきだと演説しています。スローガンに掲げる「より大きな善の為に」非魔法族を支配することを正当化するなどの人心掌握力は非常に優れています。

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ゲラート・グリンデルバルドとは?まとめ

ゲラード・グリンデルバルドは、ヴォルデモート出現まで最強と恐れられた闇の魔法使いで、ハリー・ポッターでの登場シーンでも紹介したように、その過去にはダンブルドアとの深い親交と確執がありました。ファンタビでのグリンデルバルドは、人心掌握に優れ、魔法使いの支配する世界を目論み勢力を拡大しています。

ジョニー・デップの演じる魅力的なグリンデルバルドが、今後ダンブルドアとどう関わってくるのか?「闇の魔法使いの誕生」で明かされたクリーデンスの正体や、元は人間だったことが明かされたナギニがどういう経緯でヴォルデモートの分霊箱として常に寄り添うようになったかも気になります。ファンタビの3の米国公開が2021年11月予定との発表がありました。これからもファンタビシリーズから目が離せません。

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