ファンタスティックビースト2 黒い魔法使いの誕生のあらすじを解説！3作目は？

『ファンタスティック・ビースト2』は、『ハリー・ポッターシリーズ』の著者でも知られるJ・K・ローリングが脚本を務める映画です。『ハリー・ポッターシリーズ』のスピンオフ作品でもあります。『ファンタスティック・ビースト2』は2018年にアメリカで公開されました。主人公のニュート・スキャマンダーのキャストは、前作に引き続きエディ・レッドメインが起用されています。

こちらの動画は、『ファンタスティック・ビースト2』の予告映像です。ダンブルドアとニュートが密会をしているところから始まります。ニュートはダンブルドアの依頼を受けてフランス・パリへ向かいます。前作で記憶をなくしたはずのジェイコブも登場しており、ストーリーが気になる予告映像となっています。

『ファンタスティック・ビースト2』は様々な映画評論サイトで評価されています。北米で有名な評論サイト「Rotten Tomatoes」では全体の支持率が37％と低評価でした。前作では全体の支持率が74%とかなりの高評価だったのに対し、『ファンタスティック・ビースト2』は支持率が下がってしまいました。

『ファンタスティック・ビースト2』の支持率が下がった理由としては、一つの映画として楽しめなかったからだといわれています。『ハリー・ポッターシリーズ』をそこまで熱中して観ていない方にとっては、ストーリーについていけないと感じる方もいたようです。

ここでは『ファンタスティック・ビースト2』で、ニュートがとある任務を依頼されるシーンのあらすじをネタバレします。ニュートがニューヨークを訪問した1年後の1927年、グリンデルバルドは移送中に仲間の手を借りて脱走しました。一方でニュートはニューヨークでの騒動を受けて、イギリスの魔法省から出国を禁じられていました。

ニュートは魔法省で闇払い局の局長をしている兄のテセウスに、なんとか出国が許されないか相談します。魔法省は、もしニュートが魔法省に入って闇払いとして働くのであれば出国を認めると言いました。そして魔法省は、オブスキュリアルであるクリーデンスを探す任務を言い渡します。しかし、ニュートは魔法省で働くことを拒みました。

ここでは『ファンタスティック・ビースト2』で、ニュートがダンブルドアと会うシーンのあらすじをネタバレします。ニュートは魔法省の誘いを蹴ってから、出国しないよう常に見張られるようになりました。そんな中、ダンブルドアがニュートに密会を求めてきます。ニュートにとってダンブルドアは、ホグワーツ時代にお世話になった先生です。

ダンブルドアは、ニュートにグリンデルバルドが脱走したことを伝えます。グリンデルバルドは、クリーデンスを狙ってパリで暗躍していました。ニュートにしかグリンデルバルドは止められないとダンブルドアは言います。ニュートは出国が認められていないので、パリに行く事はできないと伝えました。

その後ニュートが自宅に帰ると、クイニーと記憶をなくしたはずのジェイコブがいました。ジェイコブは数ヶ月前に記憶を取り戻し、クイニーとの仲を深めていたのです。結婚をすると聞いたニュートでしたが、ジェイコブの様子がおかしいことに気づきます。ジェイコブはクイニーの魔法で無理矢理結婚させられそうになっていたのです。

ニュートはジェイコブにかけられた魔法を解き、クイニーからティナがパリにいることを聞きます。ニュートはダンブルドアからの任務を受けることにし、ジェイコブと共にパリへと出発しました。

ここでは『ファンタスティック・ビースト2』で、ニュート達がパリへ向かうシーンのあらすじをネタバレします。ニュートは手がかりを元に、ティナを探してユスフという人物へとたどり着きました。ユスフはリタの異父兄で、クリーデンスのことを探していました。ニュートとジェイコブはユスフに捕らえられてしまいます。すると牢には探していたティナがいたのです。

3人は牢から脱獄し、ユスフを連れてダンブルドアが用意した隠れ家に向かいます。隠れ家には、ダンブルドアの友人であるニコラスがいました。ニコラスの家で3人はユスフの目的を聞き出します。目的を聞いたニュートとティナは、リタの協力を得て魔法省に侵入し、レストレンジ家の記録を調べました。しかし、レストレンジ家の記録は墓に移されていることが判明します。

ここでは『ファンタスティック・ビースト2』で、グリンデルバルドへの忠誠に決意を示すシーンのあらすじをネタバレします。グリンデルバルドは、仲間を集めるために自分の信念を伝える演説をしていました。そこにはクイニーの姿もあり、ジェイコブはクイニーを止めようとします。グリンデルバルドは自分の忠誠を誓う者達を炎の中に引き入れました。

炎は、グリンデルバルドに本当に忠誠を誓う者しか入ることができません。クリーデンスやクイニーはグリンデルバルドに忠誠を誓うことを決意しました。リタもグリンデルバルドの炎に近づきましたが、仲間にはならずニュートやテセウス達を助けて亡くなってしまいます。ニコラス・フラメルの指示により皆で協力してグリンデルバルドの魔法に対抗し、なんとかパリ崩壊を止めることができました。

『ファンタスティック・ビースト2』には暴れ柳が登場しました。暴れ柳はホグワーツに植えられており、『ハリー・ポッターシリーズ』にも登場しました。暴れ柳の下には「叫びの屋敷」があり、「叫びの屋敷」は狼男になってしまう満月の日にルーピンが使っていました。

『ファンタスティック・ビースト2』にはニコラス・フラメルが登場します。ニコラスは錬金術師で、永遠の命を与える賢者の石を作った張本人です。ニコラス・フラメル本人も、賢者の石から作られる「命の水」によって延命していました。

『ハリー・ポッターと賢者の石』では、完全復活を狙ったヴォルデモートが賢者の石を狙いました。ハリーがなんとか賢者の石を守り切り、その後ニコラス・フラメルの了承を得て賢者の石は破壊されました。賢者の石が破壊されたことで、ニコラス・フラメルは長い人生に幕を閉じました。

『ファンタスティック・ビースト2』のラストのあらすじをネタバレすると、フェニックスが登場します。フェニックスはダンブルドア家の血筋の前にだけ現れるといわれている伝説の鳥です。『ファンタスティック・ビースト2』ではフェニックスがクリーデンスの前に現れました。

『ファンタスティック・ビースト2』のあらすじをネタバレすると、ナギニという女性が登場し、クリーデンスと行動を共にしていました。ナギニは『ハリー・ポッターシリーズ』にも登場しており、ヴォルデモートの分霊箱の蛇でした。

『ファンタスティック・ビースト2』には「みぞの鏡」が出てきます。「みぞの鏡」といえば、『ハリー・ポッターと賢者の石』でも登場した自分の欲望を見せてくれる鏡でした。あらすじをネタバレすると、ダンブルドアは「みぞの鏡」の前に立つシーンがありました。鏡には、ダンブルドアのかつての親友であるグリンデルバルドが映っていました。

『ファンタスティック・ビースト2』にはボガートが出てきました。ボガートは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、ルーピンが闇の魔術に対する防衛術の授業で使ったまね妖怪のことです。ダンブルドアもホグワーツで生徒たちに魔法を教える時にボガートを使用していました。

『ファンタスティック・ビースト2』には「血の契約」が登場します。これは『ハリー・ポッターシリーズ』でも登場した「破れぬ誓い」と似た魔法だといわれています。「破れぬ誓い」とは、もし契約を交わしたものが契約違反をした場合、2人とも命を落としてしまうという契約です。

ダンブルドアとグリンデルバルドの関係性をおさらいすると、若い頃は2人とも兄弟以上の深い関係でした。2人はその時に「血の契約」を交わしているので、直接対決することができないのです。

グリンデルバルドがクリーデンスを利用した理由は、クリーデンスの正体がオブスキュリアルだったからです。ニューヨーク全体を恐怖に陥れるほどのオブスキュラスの闇の魔力を使えば、ダンブルドアを倒すことができると考えたのです。

ダンブルドアの妹・アリアナはマグル達に暴行されたことで、魔法をコントロールすることができなくなりました。このことから、アリアナはオブスキュリアルだったのではないかといわれています。オブスキュリアルは10歳未満で死んでしまうのですが、アリアナの暴走で母が死亡した時すでに14歳でした。

通常であればオブスキュリアルとは考えにくいのですが、クリーデンスが成人まで生きているので、実はアリアナもオブスキュラスを有するオブスキュリアルだったのではないかといわれています。

『ファンタスティック・ビースト』のあらすじのネタバレをすると、ラストにグリンデルバルドが、クリーデンスの本当の名前を言います。クリーデンスの正体はアウレリウス・ダンブルドアでした。

『ハリー・ポッターシリーズ』ですでに明かされている情報をネタバレすると、1945年にダンブルドアがグリンデルバルドを倒します。その時にダンブルドアは後の『ハリー・ポッターシリーズ』でも重要となるニワトコの杖を手に入れました。

『ファンタスティック・ビースト2』を観た方の評価には、J・K・ローリングは脚本家向きではないと感じる方もいました。しかし前作や舞台化された『呪いの子』は絶賛されているため、脚本の向き不向きは観た方によって感じ方が違うようです。

作者のJ・K・ローリングはすでに3作目の脚本が完成していると公表しています。また、『ファンタスティック・ビーストシリーズ』は5作品での完結が決定しているので、脚本の草案はある程度できていると予想できます。

『ファンタスティック・ビーストシリーズ』は第1作目がアメリカ・ニューヨク、第2作目がフランス・パリを舞台としていました。ファンの間では、第3作目の舞台はブラジル・リオの可能性が高いといわれています。ブラジルにはアマゾンなどの熱帯雨林がある国でもあります。熱帯雨林に生息する魔法動物の登場にも期待されています。

J・K・ローリングはツイッターで、ファンからの「3作目を3ワードで表すなら?」という質問に、「Answers are given. (答えは与えられる)」と応えています。2作目時点ではたくさんの伏線や謎が多く残されたままなので、3作目でその謎が明かされ、伏線が回収されるかもしれません。

また、ヴォルデモートとナギニの関係性も明かされるのではないかといわれています。『ファンタスティック・ビースト2』は1927年を描いており、後のヴォルデモートとなるトム・リドルはこの時点でまだ1歳です。次作が何年を描くかによって、ナギニとの関係が明らかになるかもしれません。

『ファンタスティック・ビースト3』の公開は、アメリカ・イギリスで2021年11月21日を予定していることが発表されています。作品によって撮影期間などは違いますが、もうすでに撮影が始まっていると考えてもいいでしょう。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、ニュート・スキャマンダーはイギリスの魔法使いです。魔法動物学者で、「幻の動物とその生息地」の著作者でもあります。ニュート・スキャマンダー役のキャストはエディ・レッドメインです。エディ・レッドメインは、1982年1月6日生まれのイギリスの俳優です。

出演作品には「ジュピター」のバレム王役、「博士と彼女のセオリー」のスティーヴン・ホーキング役、「リリーのすべて」のアイナー・ヴェイナー役、「レ・ミゼラブル」のマリウス・ポンメルシー役などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、ポーペンティナ・ゴールドスタインはアメリカの魔法使いです。アメリカ合衆国魔法議会で闇払いをしています。ポーペンティナ・ゴールドスタイン役のキャストはキャサリン・ウォーターストンです。キャサリン・ウォーターストンは、1980年3月3日生まれのアメリカの女優です。

出演作品には、「スティーブ・ジョブズ」のクリスアン・ブレナン役、「エイリアン:コヴェナント」のダニセルズ役、「ローガン・ラッキー」のシルヴィア・ハリソン役、「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のエマ・ハロー役などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、ジェイコブ・コワルスキーはノーマジ(マグル)のアメリカ人です。以前はモートン・デール缶詰工場で働いていましたが、現在はニュートの支援によって夢だったパン屋を経営しています。ジェイコブ・コワルスキー役のキャストはダン・フォグラーです。ダン・フォグラーは、1976年10月20日生まれのアメリカの俳優・コメディアンです。

出演作品には、「ウッドストックがやってくる!」のデヴォン役、「わすれた恋のはじめかた」のレーン役、「カンフー・パンダ」のゼン役、「ベアリー・リーサル」のミスター・ドラム役などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、クイニー・ゴールドスタインはアメリカ合衆国魔法議会で魔法の杖認可局に務めていました。優秀な開心術士でティナの妹です。クイニー・ゴールドスタイン役のキャストはアリソン・スドルです。アリソン・スドルは、1984年12月23日生まれのアメリカのシンガー・ソングライターです。

ディスコグラフィーには「海からの贈り物 One Cell in the Sea」、「Bomb in a Birdcage」、「Pines」などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、クリーデンス・ベアボーンは体内にオブスキュラスを有するオブスキュリアルです。育てていた鳥が不死鳥に変化し、本名がアウレリウス・ダンブルドアであることが判明しました。クリーデンス・ベアボーン役のキャストはエズラ・ミラーです。エズラ・ミラーは、1992年9月30日生まれのアメリカの俳優です。

出演作品には、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」のバリー・アレン役、「プリズン・エクスペリメント」のダニエル役、「少年は残酷な弓を射る」のケヴィン役、「ウォールフラワー」のパトリック役などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、リタ・レストレンジはニュートの兄、テセウスの婚約者です。ニュートとは学生時代からの親友です。リタ・レストレンジ役のキャストはゾーイ・クラヴィッツです。ゾーイ・クラヴィッツは、1988年12月1日生まれのアメリカの女優です。

出演作品には、「幸せのレシピ」のシャーロット役、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のエンジェル・サルバトーレ役、「スパイダーマン:スパイダーバース」のメリー・ジェーン・ワトソン役などがあります。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の一人、ナギニは蛇に変身するマレディクタスです。以前は摩訶不思議サーカスの団員でしたが、クリーデンスの手引で逃げ出しました。ナギニ役のキャストはクローディア・キムです。クローディア・キムは、1985年1月25日生まれの韓国の女優です。出演作品には、「マルコポーロ」のクーツルン役、「ロマンスタウン」のファン・ジュウォン役などがあります。

『ハリー・ポッターシリーズ』から観ている方からは、『ファンタスティック・ビースト2』は面白いと高評価されていました。『ハリー・ポッターシリーズ』よりも面白いと感じる方も多いようです。こちらの方は登場人物のほとんどが大人というところが魅力的だと感じているようです。また、『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物達のキャストも豪華だと好評です。

『ファンタスティック・ビースト2』の登場人物の中には、『ハリー・ポッターシリーズ』に名前だけ出ていたニコラス・フラメルが登場します。ニコラス・フラメルのキャストはメキシコ・フランスの俳優、ブロンティス・ホドロフスキーです。ニコラス・フラメルの登場には喜んでいるファンがたくさんいました。

『ファンタスティック・ビースト2』の字幕と吹き替えの両方観たという方がいました。『ファンタスティック・ビースト2』では建物など細部のセットにもこだわっており、クオリティが高いと評価されています。何度も観たいという方は、ストーリーや登場人物、キャストだけでなく演出やセットにも注目です。

『ファンタスティック・ビースト2』では、グリンデルバルドがクリーデンスを引き込み、同士達を集めました。これにより本格的にニュートと敵対関係となりました。『ファンタスティック・ビースト2』では前作から新たな登場人物やキャストが出演しています。映画の評価には、登場人物や演じるキャスト達が魅力的だったという高評価もありました。

北米全体の評価では支持率が低かったものの、『ハリー・ポッターシリーズ』ファンにとっては嬉しい演出などもありました。2021年11月12日には3作目が公開予定なので、公開前にぜひ『ファンタスティック・ビースト2』を観てみて下さい。