サウンド・オブ・ミュージックのあらすじを簡単に解説!結末もネタバレ

『サウンド・オブ・ミュージック』は世界的に有名なミュージック作品及び映画です。原作は、マリア・フォン・トラップによる『トラップ・ファミリー合唱団物語』で1959年にミュージカル作品になり、1965年にミュージカル映画にもなりました。名前や作中の楽曲は知っていても実は詳しくはあらすじを知らない方も多いと思います。そこで今回は『サウンド・オブ・ミュージック』のネタバレを含むあらすじから結末、そして楽曲に使われた曲もネタバレ解説いたします。

サウンド・オブ・ミュージックのあらすじを簡単に解説!結末もネタバレのイメージ

目次

  1. サウンド・オブ・ミュージックのあらすじをネタバレ解説!結末も紹介
  2. サウンド・オブ・ミュージックとは?
  3. サウンド・オブ・ミュージックのあらすじを簡単に紹介!
  4. サウンド・オブ・ミュージックの結末をネタバレ!
  5. サウンド・オブ・ミュージックの曲をあらすじに沿って解説!
  6. サウンド・オブ・ミュージックのあらすじについてまとめ

サウンド・オブ・ミュージックのあらすじをネタバレ解説!結末も紹介

『サウンド・オブ・ミュージック』は世界的に有名なブロードウェイ・ミュージック作品及び映画です。原作は実話であるマリア・フォン・トラップ作の『トラップ・ファミリー合唱団物語』で、1959年にミュージカル作品になり、1965年にはミュージカル映画になりました。両方とも高評価の世界的大ヒット作品となり、現代でもミュージカル公演がされています。

タイトルはもちろんのこと、『ドレミの歌』『エーデルワイス』『サウンド・オブ・ミュージック』など、作中の楽曲はあまりにも有名で学校の授業で習ったりしましたし、知らない人はいないと思います。しかし実はあらすじや結末を知らない方も多いと思います。

今回は『サウンド・オブ・ミュージック』のネタバレを含むあらすじから結末を解説いたします。そして楽曲に使われた曲も分かりやすくあらすじに沿ってをネタバレ解説していきたいと思います。

サウンド・オブ・ミュージックとは?

『サウンド・オブ・ミュージック』は1959年に制作されたミュージカル作品で、原作の『トラップ・ファミリー合唱団物語』はオーストリア出身のマリア・フォン・トラップの実話をもとに書かれている物語です。ブロードウェイで公演された当初は評論家に酷評されたりもしましたが、観客には評価されヒット作品となり、1960年にブロードウェイで公開されている作品に贈られるトニー賞で、ミュージカル作品賞を受賞しました。

1965年にロバート・ワイズ監督によりミュージカル映画が公開され、世界中で大ヒット作品をなりました。ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』は第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞と5部門の賞を獲得し、更に主演女優賞や助演男優賞など5部門がノミネートされました。1966年には第23回目のゴールデングローブ賞で、ミュージカル・コメディ部門作品賞を受賞しました。

『サウンド・オブ・ミュージック』の作曲及び作詞をしたリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のコンビの最後の作品にもなりました。日本でのミュージカル公演は、1965年に東宝ミュージカルが上演してから定期的に公演されており、2010年より劇団四季による公演もされています。2015年にはミュージック映画『サウンド・オブ・ミュージック』が公開50周年を迎えました。

『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念公式サイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

サウンド・オブ・ミュージックのあらすじを簡単に紹介!

公開以降にトニー賞、アカデミー賞及びゴールデングローブ賞であらゆる賞を受賞してきた『サウンド・オブ・ミュージック』ですが、意外に知らない人が多い『サウンド・オブ・ミュージック』のあらすじをネタバレ解説します。

あらすじ①:舞台は1938年オーストリア

1938年の第二次世界大戦前夜、ドイツが強大な力で隣国オーストリアへと侵攻していましたが、オーストリアのザルツブルクはまだ「1930年代最後の黄金の日々」というに相応しく、自然豊かな山々に囲まれてのんびりとした時間が流れていました。

ノンベルク修道院の修道女見習のマリア・ライナーは、幼いころからの夢だった修道女になったものの、山の散歩を歌を歌うことが大好きなお転婆娘でした。シスターマルガレッタが辛抱強くマリアを指導しますが、あまり効果は上がらず、修道女幹部は手を焼き、先輩修道女にはからかわれる始末でした。修道院長は自由奔放なマリアが、大人な女性に成長するには外の世界を知った方がいいと考えるのでした。

ある日マリアは修道院長に呼ばれ、ゲオルク・フォン・トラップ大佐の7人の子供の家庭教師になることを進められるのでした。修道女こそ全てのマリアは、修道院を離れたくはありませんでしたが、すべて神のお導きとしてギターケースとボストンバッグをもってトラップ家へと向かうのでした。

あらすじ②:トラップ大佐の家へ

トラップ大佐は元オーストリア=ハンガリー帝国海軍の軍人で、数年前に妻をなくていました。トラップ大佐の子供たちの教育は、軍隊のように厳しく、子供たちの自由を束縛するものでした。そして子供たちを笛のシグナルで呼んでいました。子供達は留守がちな大佐に寂しさを募らせ、悪戯ばかりしており、どの家庭教師も長続きしなく困っていました。

ある日長女のリーズルは恋仲の電報配達員ロルフと甘い時を過ごしていたら、門限を過ぎてしまい家から閉め出されてしまいました。リーズルはこっそりとマリアの部屋の窓から入ってくるのでした。外の雷を怖がる他の兄妹達もマリアの部屋に集まってきて共に過ごし、マリアと子供達はすっかり打ち解けるのでした。

打ち解けた子供たちから父の気を引きたくて悪戯していたことや、母親が亡くなってから音楽を家では奏でていないことを聞いたマリアは、子供たちに歌を歌って父親の気を引くことを進め、歌の基礎から教えるのでした。

あらすじ③:家庭教師を解雇される?

トラップ大佐が婚約者のエルザ・シューレーダーと友人のマックス・デトワイラーと共に家に帰ってくると、カーテンで作られた遊びを着て走り回っている子供たちを見て激怒しました。マリアは子供たちの寂しさをトラップ大佐に訴えますが、トラップ大佐は聞く耳を持たずマリアを家庭教師には相応しくないとして解雇するのでした。

家庭教師を解雇されたマリアは途方に暮れるましたが、子供たちがエルザとマックスを歓迎するためにマリアから教わった歌を歌っていました。その歌にトラップ大佐は今までの自分の教育方針の間違えに気が付き、マリアの解雇を撤回し、引き続き子供たちの家庭教師を依頼するのでした。更に子供たちとマリア主催のエルザとマックスの歓迎会では、今まで歌うことを忘れていたトラップ大佐も心を込めて子供たちに歌を歌うのでした。

あらすじ④:初めての恋心!

エルザの紹介するために開いた舞踏会では、トラップ大佐は地元の指導者ツェラーの祖国オーストリアへの考えを批難し会場は気まずい空気になりました。同じころマリアはエルザに、トラップ大佐に惹かれていってる気持ちにくぎを刺されるのでした。これ以上トラップ大佐の家にはいられないと感じたマリアは、置き手紙を残して修道院へ戻るのでした。

修道院に戻ったマリアは部屋に閉じこもっていましたが、修道院長に初めての恋心から逃げるのではなく、向き合うことを諭されるのでした。そのころ、マリアが出て行ってから元気をなくした子供たちは元気を出そうと歌を歌っていると、マリアの歌声が子供たちの歌に重なるのでした。そしてトラップ大佐はマリアへの恋心に気が付きエルザとの婚約を破棄して、マリアに愛の告白をしてトラップ大佐の家は幸せに包まれるのでした。

サウンド・オブ・ミュージックの結末をネタバレ!

マリアのおかげで、歌を幸せを知ったトラップ大佐一家ですが、新婚旅行に出かけたマリアとトラップ大佐、そして子供たちに待ち受けていた『サウンド・オブ・ミュージック』の衝撃な結末をネタバレ紹介します。

結末①:ドイツ軍の侵攻!

マリアとトラップ大佐が急いで新婚旅行から帰ってくると、オーストリア併合に伴って、ザルツブルクにもドイツ軍の駐屯所が出来ていました。更に家にはドイツナチス軍が使用しているハーケンクロイツの旗が掲げてあり、ロルフから渡された電報にはドイツ海軍への出頭命令でした。愛国者であるトラップ大佐はオーストリアのドイツとの併合に反対しており、ドイツ海軍に出頭する気は一切ありませんでした。

中立国であるスイスへと亡命することを決めたトラップ大佐一家は、その晩屋敷を出ると、オーストリア・ナチス党員になっていた執事フランツが密告していて、今やドイツ第三帝国官吏へとなったツッラーが屋敷の前で待っているのでした。ツッラーはトラップ大佐を出頭命令に伴い、新たな任務先に送ろうとしますが、自身が猛反対していたマックスが出場を決めていたコンクールを口実に護送の延長してもらうのでした。

結末②:亡命するトラップ一家

ザルツブルク祝祭劇場で行われたコンクールは、オーストリア・ナチス党の親衛隊による厳重な監視下に置かれました。トラップ大佐一家は1曲ずつと歌う途中に2~3人ずつ舞台からはけていき、優勝発表の舞台には現れませんでした。なんと表彰式の間に、トラップ大佐一家は亡命していたのです。

トラップ大佐一家はマリアがいた修道院に逃げ込みますが、オーストリア・ナチス党の親衛隊も修道院に到着し内部を捜索し始め、修道院の墓場でロルフに見つかってしましました。トラップ大佐はロルフに一緒に同行することを進めますが、ロルフは同意せず大声で上官を呼ばれてしまい、一家は裏口から急いで車で逃げ出しました。

オーストリア・ナチス党の親衛隊も車で追いかけようとしますが、エンジンがかからずトラップ大佐一家を取り逃がしてしまいます。修道女が、修道院長に罪を告白する手には車の部品が握られていました。オーストリアの国境はすでに閉鎖されているため、トラップ大佐一家は車を捨てて山を越えることを決めスイスへと進むのでした。

サウンド・オブ・ミュージックの曲をあらすじに沿って解説!

題名にもなっている『サウンド・オブ・ミュージック』や『ドレミの』など誰しもが一回は聞いたことがある有名な曲ですが、『サウンド・オブ・ミュージック』の為に制作された楽曲は、すべて作曲リチャード・ロジャースと作詞オスカー・ハマースタイン2世によって作られました。『サウンド・オブ・ミュージック』の中で出てきた有名楽曲をネタバレあらすじ及び結末に沿って解説していきます。

オープニングはサウンド・オブ・ミュージック

題名にもなっている『サウンド・オブ・ミュージック』は、オープニングでマリアが山々に囲まれた高原で歌います。この楽曲はマリアがオーストラリアの大自然の素晴らしさを讃えています。この曲中のマリアは大自然を満喫し夢心地になりますが、最後はマリアが我に返り修道院へ慌てて戻っていく様子で終わります。

修道院でマリアを解説

慌てても戻った修道院で、マリアの性格を表す『マリア』を周りの修道女達によってユニークに歌われます。曲調は少し早い3拍子で、修道女達は「マリアには修道院は向いていない」や「マリアは困った子」などからかった言い方をしますが、笑い声が入ったりしてユーモラスにマリアの性格や行動を解説しています。

歌の基本を教えるドレミの歌

マリアが歌を知らない子供たちをピクニックに連れていき、音楽の基礎から教えるシーンでは、だれもが知っている『ドレミの歌』を歌います。『ドレミの歌』は音楽の時間でも習うほど有名になり、『サウンド・オブ・ミュージック』を代表曲となりました。

曲自体は音楽の基礎を教えるためのもので、シンプルな音階になっていますが、マリアのギターにのせて子供たちの愛の手や歌声が楽曲に加わって楽しさが溢れています。最後はマリアの高い声に合わせて、子供たちの楽しそうな「ソ・ド」で締めくくります。

舞踏会の最後はさよなら、ごきげんよう

『さよなら、ごきげんよう』は、トラップ大佐の家で開かれたエルザを紹介するための舞踏会で、子供たちの出し物をして歌われました。7人の子供たちの振り付きで、英語、フランス語、ドイツ語の順番で「さよなら」と歌っていきます。最後は子供達が大人たちに就寝の挨拶をするように、一番下のグレーテルが「グッバーイ」と言って終わります。

更にこの曲は、亡命前のコンサートでもトラップ大佐一家によって歌われます。亡命前にトラップ大佐一家の祖国オーストリアへの別れを表して、コンサートで歌われました。

コンクールではエーデルワイス

亡命前にマックスが応募していたザルツブルク祝祭劇場で行われたコンクールで『エーデルワイス』をトラップ大佐一家が歌います。祖国オーストリアを歌っている『エーデルワイス』は、優しい曲調で『サウンド・オブ・ミュージック』では愛国歌や国民の歌のように扱われています。

ヨーロッパで有名な高山植物であるエーデルワイスが永遠に祖国を見守るようにと願っている曲です。コンクールでは最後会場全体の大合唱になって終わりました。『エーデルワイス』は『サウンド・オブ・ミュージック』を代表する有名曲になりました。

最後はすべての山に登れ

マリアがトラップ大佐への気持ちに気が付き、トラップ大佐の家から修道院に戻った時に、修道院長に「初めての恋心に逃げるのではなく、向き合うべきだ」と諭された際に歌われた曲は『すべての山に登れ』です。この曲は作品の結末であるシーン、トラップ大佐一家がオーストラリア・ナチス党の親衛隊から逃れ、スイスへと亡命するために歩いてアルプスの山を越えていく結末シーンでも流れます。

サウンド・オブ・ミュージックのあらすじについてまとめ

数々の賞を総なめした大ヒットミュージカル作品『サウンド・オブ・ミュージック』のあらすじから結末までをネタバレ解説いたしました。ドイツナチス軍に侵攻されたオーストリアでの亡命の物語である『サウンド・オブ・ミュージック』の作中で歌われている楽曲は、誰しもが一回は歌ったことのある有名楽曲が多くあります。今回は『サウンド・オブ・ミュージック』で歌われた曲もネタバレあらすじに沿って解説いたしました。

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