死喰い人(デスイーター)メンバー一覧!ヴォルデモートに忠誠を誓う闇の魔法使い集団

セブルス・スネイプも二重スパイとしてメンバーに加わっていた死喰い人(デスイーター)は、純血主義を掲げる闇の帝王・ヴォルデモートに忠誠を誓う闇の魔法使い集団です。本文では、シリーズを通じて主人公ハリー・ポッターに脅威を与え続けた死喰い人(デスイーター)のメンバー一覧と、死喰い人の関係者、死喰い人以外の敵キャラ、ヴォルデモートが掲げる思想や闇の印などを紹介します。

死喰い人(デスイーター)メンバー一覧!ヴォルデモートに忠誠を誓う闇の魔法使い集団のイメージ

目次

  1. 死喰い人(デスイーター)は闇の魔法使い集団
  2. 死喰い人のメンバー一覧
  3. 死喰い人のスネイプ世代のメンバー一覧
  4. 死喰い人の関係者一覧
  5. 死喰い人以外の敵キャラ一覧
  6. 死喰い人はヴォルデモートに忠誠を誓った者
  7. 死喰い人に関する感想や評価は?
  8. 死喰い人メンバー一覧まとめ

死喰い人(デスイーター)は闇の魔法使い集団

ハリー・ポッターシリーズの全編にわたって、ハリーや魔法界を脅かし続けた死喰い人(デスイーター)は、セブルス・スネイプも二重スパイとして加入していた、ヴォルデモートの手下である闇の魔法使い集団です。以下では、死喰い人(デスイーター)のメンバー及び関係者、闇の帝王・ヴォルデモートの概要などを紹介します。

ハリー・ポッターの作品情報

イギリスの作家・J・K・ローリングのファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズは、原作・映画化共に大ヒットを記録した作品で、日本を始め世界各国で社会現象を巻き起こしました。本シリーズは、本編全7巻と続編・第8巻(シリーズ最終巻)で構成され、1997年にイギリスで初版が刊行されました。日本では、1999年に静山社から第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」が刊行されています。

長編の児童文学として執筆されたハリー・ポッターシリーズは、「第1巻・賢者の石」の人気をきっかけに、「第2巻・秘密の部屋」「第3巻・アズカバンの囚人」「第4巻・炎のゴブレット」「第5巻・不死鳥の騎士団」「第6巻・謎のプリンス」「第7巻・死の秘宝」が発表され、シリーズ最新刊の発売日には、書店に長蛇の列が出来るほどの人気を博しました。

ハリー・ポッターの概要

原作と共に高い人気を誇った映画版「ハリー・ポッター」は、2001年~2011年にかけて制作・上映され、シリーズ累計の興行成績は、世界歴代3位・77億ドルを記録しました。映像技術を駆使したファンタスティックな世界観は、アカデミー賞にて、美術賞・視覚効果賞を始め、多数ノミネートされるなど、映画界でも高い評価を得ています。

2013年には、ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品にあたる映画「ファンタスティック・ビースト・シリーズ」が開始されました。物語は、ハリー・ポッターの世界から70年前のニューヨークを舞台に、「幻の動物とその生息地」の著者であるニュート・スキャマンダーの活躍が描いています。

ハリー・ポッターのあらすじ

幼くして両親を失い、引き取られたダーズリー家で不遇な生活を送るハリー・ポッターは、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知ります。そして、ホグワーツ魔法魔術学校に入学したハリーは、同期のロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーと親友になり、様々な人々との触れ合いを通じて成長しながら、自身の両親を死に追いやった宿敵・ヴォルデモートとの戦いに身を投じていきます。

死喰い人は優秀な闇の魔法使い

ヴォルデモートに忠誠を誓う「死喰い人(デスイーター)」は、闇の魔術に精通した魔法使いで構成された戦闘集団であり、その実力は、ヴォルデモートが台頭した時代には、不死鳥の騎士団側の20倍の勢力を誇りました。また、死喰い人の主要メンバーの中には、ホグワーツのセブルス・スネイプや、ルシウス・マルフォイをはじめ、魔法界での社会的地位の高い魔法使いが名を連ねています。

ヴォルデモートのハリー殺害の失敗後は、死喰い人は実質的な解体を受け、不死鳥の騎士団や闇祓いによって、アズカバン収監、または殺害されました。

死喰い人の思想

「死喰い人(デスイーター)」の思想は、魔法使いの血筋のみを受け継ぐ「純血主義」の思想を掲げる一方で、ハーマイオニーを始めとするマグル生まれの魔法使いや、ハリー・ポッターなど半純血のように、マグル(人間)の血筋が入った魔法使いに対する差別的な意味合いも含まれています。

純血主義の思想を掲げるデスイーターでは、自身も純血である魔法使いが大半を占め、その中には「聖28一族」に認定された名家の出身者も多く加わっています。一方で、マグル出身のメンバーも少なからず存在することや、ヴォルデモートに対する恐怖心や服従の呪文により、死喰い人に加わったメンバーも多くいます。

スリザリン出身者が多い死喰い人

ヴォルデモート(トム・リドル)をはじめ、メンバーの多くが、ホぐワーツ魔法学校・スリザリン寮出身であることも死喰い人の特徴です。スリザリン寮には、純血主義者が多いこと、寮の掲げる価値観などから、闇の魔術やデスイーターと近しいものと思われています。

このように、徹底した純血主義で、マグルを毛嫌いする魔法使いが多く見られるスリザリン寮ですが、出身者の中には、純血主義にこだわりのない、またはその思想に反対する者も少なからず存在し、彼らはマグルに対して好意的な考えも持っています。

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死喰い人のメンバー一覧

ヴォルデモートに忠誠を誓う死喰い人(デスイーター)は、彼の宿敵・ハリー・ポッターの命を奪うべく、様々な手法を用いてハリー達に猛威をふるいました。以下では、主人公・ハリーとの関わりが深い死喰い人メンバーを紹介します。

ドラコ・マルフォイ

ハリーのライバル的存在であるドラコ・マルフォイは、名家・マルフォイ家の子息で、純血主義を掲げるスリザリン寮の生徒です。高貴な血筋の生まれを誇りにする一方で、プライドの高さからやや偉そうな態度を取っており、マグル出身のハーマイオニーに対して「穢れた血筋」と侮辱するように、マグルの血が混じった魔法使いに対する偏見が見られます。

原作では、ドラコが死喰い人であることは名言されていませんでいたが、映画では、デスイーターの印が腕に彫られていた描写から、死喰い人であることが判明しています。作中では、父・シリウスの失敗の穴うめとして、死喰い人見習いとして、ヴォルデモートの命令を遂行しており、ホグワーツ学校・ダンブルドア校長の殺害を命じられるも、失敗に終わりました。

第7巻・終盤では、両親と共にヴォルデモートの元を離れており、最終決戦終了後は、共にハリーの勝利を祝いました。また、後日譚である第8巻では、息子・スコーピオンの発言から、ドラコが元死喰い人であることが明かされています。

バーテミウス・クラウチ・ジュニア

ヴォルデモートから「最も忠実なる下僕」と称されたバーテウス・クラウチ・ジュニア(バーティ・クラウチJr.)は、最も古い純血の血筋を持つ名家・聖28一族のクラウチ家の末裔で、父・バーテミウス・クラウチ・シニアは、魔法省のエリート官僚という社会的地位の高い人物です。父親の字引きで、かつ父親を憎んでいた点がヴォルデモートと共通しており、ヴォルデモートを復活させるべく、ハリーを導くことに成功します。

作中では、ハリーを殺害するべく、アラスター・ムーディに成りすますも、寸前のところでダンブルドア校長に捕まり、吸魂鬼に魂を吸われてしまったことで、分かり果てた姿に変貌しました。

アントニン・ドロホフ

死喰い人メンバーの古参・アントニン・ドロホフは、色黒に歪んだ顔が特徴のデスイーターです。プルウエッと家のギデオン・フェ―ビアン兄弟を殺害した罪で、アズカバンへ収監されるも、5巻「不死鳥の騎士団」にて、アズカバン脱獄に成功し、神秘部の戦いに参戦し、アラスター・ムーディを殺害します。その後、ダンブルドア校長に捕らえられ、アズカバンへ再収監となりました。

第7巻では、再脱獄に成功して、トッテナム・コート通りでハリー殺害を試みるも失敗し、その後参戦したホグワーツ戦では、リーマス・ルーピンを殺害するも、フィリウス・フリットウィックに敗北します。カルカロスの証言から、数えきれないほどのマグルや反ヴォルデモートに対して拷問を与えたことが判明し、死喰い人メンバー屈指の戦闘力を有しています。

ノット

原作のみに登場するノットのイメージ画像

映画版では未登場のノットは、ハリーの同学年の男子生徒で、聖28一族・ノット家の出身です。同じく名家の出身である・ドラコとは、父親は死喰い人同士である関係から交流があり、ドラコと対等の立場で付き合う純血主義者です。

オーガスタス・ルックウッド

ヴォルデモーとの信頼が厚かったオーガスタス・ルックウッドは、かつて魔法省神秘部に勤務していた元官僚で、無言者として魔法省内部からヴォルデモートに情報を流していた死喰い人です。本編では、カルカロフの告発によりアズカバンへ収監されていたが、第5巻にてアズカバンを脱獄し、神秘部が保管する「予言」の情報をヴォルデモートに流しました。

その後、神秘部の戦いを経て再びアズカバン行きになるも、第7巻で再び脱獄します。ホグワーツの戦いに参加したが、アバーフォース・ダンブルドアに敗北しました。

アレクト・カロー

原作・第6巻「謎のプリンス」から登場した死喰い人・アレクト・カローは、聖28一族のカロー家の出身で、第7巻「死の秘宝」では、兄・アミカスと共にボグワーツ魔法魔術学校の教師に就任しました。担当科目は、マグル学で、デスイーターの思想を植え付けるごとく、授業ではマグルを軽蔑する教育を施しました。
 

第7巻終盤では、ヴォルデモート派へハリーのレインブロー寮の侵入を闇の印で連絡するも、ルーナ・ラブグッドによってその場に失神し、後に兄妹揃ってマクゴナガルに拘束されました。映画版では、「謎のプリンス」「死の秘宝PART2」に登場し、原作で描かれたドラコに対してダンブルドアの殺害を命じる役目が、ベラトリックスに変更されています。

アミカス・カロー

原作・第6巻から登場したア死喰い人・アミカス・カローは、聖28一族・カロー家の出身です。第7巻にて、妹・アレクトと共にホグワーツ魔法学校の教師に就任し、「闇の魔術に対する防衛術」を担当しました。しかし、授業内容は「闇の魔術」そのものを行なっており、規律係を兼任していることを悪用し、妹と共に「磔の呪い」を生徒に向けるなど、残酷な拷問を繰り出しました。

第7部終盤では、妹。アレクトからハリーの居場所を知られる連絡を受けて現場に駆けつけるも、居合わせたハリーの怒りを買ってしまい「磔の呪い」を掛けられます。後に、兄妹揃ってマクゴナガルに拘束されるも、その後の消息不明となります。映画版では、スネイプ・マクゴナガルの決闘シーンにて、マクゴナガルの流れ魔法を受けて気絶しています。

ワルデン・マクネア

ルビウス・ハグリットから「殺人鬼」と評されるワルデン・マクネアは、魔法省危険動物処理委員会の死刑執行人を務めるデスイーターで、原作・第3巻「アズカバンの囚人」から登場しました。第3巻では、バックビークの死刑執行を行うべくホグワーツを訪れ、第5部の神秘部の戦いの後、ダンブルドアに捕らえられて、アズカバン行きとなりました。

第7巻で、他のデスイーターと共にアズカバン脱獄に成功し、ホグワーツ戦に挑むも、ルビウス・ハグリッドに投げ飛ばされ、その衝撃により意識を失いました。

コーバン・ヤックスリー

ヴォルデモートに並みならぬ忠誠心を誓うコーバン・ヤックスリーは、聖28一族の名家の出身で、ホグワーツ時代は、スリザリン寮に所属していた死喰い人です。原作では、天文塔の戦いから登場し、ダンブルドアの殺害後に逃亡を図るも、ハリーの凍結呪文を受けます。第7巻では、得意の服従の呪文を駆使して魔法省に侵入し、ヴォルデモートに省内部の情報を漏えいしました。

その後、魔法大臣の暗殺とヴォルデモートによる魔法省の掌握に伴い、魔法法執行部部長に就任、新政策を打ち出し、マグル出身の魔法使いを弾圧します。終盤では、ジョージー・ウィーズリーとリー・ジョーダンの魔法に倒れます。一方、映画版では「死の秘宝」のみの登場となり、映画6部のホグワーツ決戦は、ベラトリックス・レストレンジに変更されています。

ソーフィン・ロウル

天文塔の戦いから登場したソーフィン・ロウルは、聖28一族の名家の出身で、原作・第6巻では、他のデスイーター達と共にハリー達と激闘を繰り広げるも、「死の呪い」を乱射して死喰い人・ギボンを誤って殺害してしまいます。ホグワーツ最終決戦では、木に縛り付けられていたことで、不参加となりましたが、その後は消息不明とされています。また、映画版では、ベラトリックスによる闇の印の打ち上げを覗き込む姿で登場しました。

セルウィン

セルウィンがハリー捕獲に失敗したラブグット邸・イメージ画像

聖28一族の名家の出身・セルウィンは、ゼノフィリウス・ラブグットの連絡を受けて、トラバースと共にハリーを捕獲するべく登場したデスイーターです。ラブグット邸でのハリー捕獲は失敗に終わり、自分を陥れるために呼び寄せたと、ラブグットに対して一方的に怒りをぶちまけています。

クラッブ

スリザリン寮の生徒であるクラッブは、純血・闇の魔法使いの家系出身です。ホグワーツでは、ドラコ・ゴイルと行動を共にすることが多く、ドラコ達と同様に父親が死喰い人です。ホグワーツ最終学年時には、闇の魔法使いとなり、7巻終盤ではドラコ・ゴイルと共に「秘密の部屋」を訪れたハリー達3人に襲撃を仕掛けます。

その後、ドラコの静止を振り切り、「悪霊の火」でハリー達の殺害を試みるも、それら魔術の止め方を知らなかったため、自らが悪霊の火に巻き込まれてしまいます。一方、ドラコ達5人は、部屋からの脱出に成功し、レインブローの髪飾りも炎に巻き込まれたため、破壊に成功しました。

ゴイル

ドラコ・クラッブと行動を共にするゴイルも、2人と同様に純血・父親がデスイーターですが、授業では落第することが多く、ハリー達からは、クラッブ共に頭が悪いと称されています。第7巻・終盤では、ハーマイオニーの失神呪文を受けて気絶し、「秘密の部屋」の外へ運び込まれました。一方、「死の秘宝PART2」では、悪霊の炎を放つ役割を担い、原作のクラップと同様に悲惨な最期を迎えました。

トラバース

聖28一族の出身・トラバースは、マッキンノン一家殺害に関与したため、アズカバンに収監されていた死喰い人です。第7巻では、セルウィンと共にラブグット邸でハリーの逮捕に失敗、ホグワーツ最終決戦では、パーバティ・パチルと交戦し、その後は消息不明となりました。

ジャグソン

死喰い人の1人・ジャクソンは、神秘部に参加したデスイータ―であり、ダンブルドアに捕らえられた後に、アズカバンへ収監されました。

デルフィーニ

デルフィーニのイメージ画像

デルフィーニは、ヴォルデモートとベラトリックスの間に生まれた娘で、表向きはエイモス・ディゴリーの姪とされ、ロドルファスの元で育った少女です。育ての親から闇の魔術の手ほどきを受けるも、その出自からホグワーツに通うことはありませんでした。また、デルフィーニという名は、ハリーとドラコの息子たち、アルバスとスコーピウスに取り入る祭に用いた仮名であり、本名は不明です。

また、本編の19年後の世界が舞台の原作・第8巻「呪いの子」では、アルバス達による過去への干渉により、ヴォルデモートが支配する世界に変更された際、周囲からは「オーグリー様」と称されています。

ギボン

死の呪いの流れ弾に倒れたギボン・イメージ画像

天文塔の戦いに参戦した死喰い人・ギボンは、天文台の上空に闇の印を打ち上げたデスイータ―で、後にロウルの死の呪いの流れ弾に倒れます。

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死喰い人のスネイプ世代のメンバー一覧

死喰い人メンバーの中には、ハリーの味方であるスネイプと学生時代に接点のあった人物も多数存在します。以下では、スネイプ世代の死喰い人メンバー一覧を紹介します。

セブルス・スネイプ

ホグワーツ・スリザリン寮の出身で、本編ではスリザリン寮監と務めていたセブルス・スネイプは、死喰い人でありながら、不死鳥の騎士団メンバーとして二重スパイを行なっていた魔法使いです。当初は、ハリーを快く思わない姿勢から、敵役の1人ではと考察されましたが、「死の秘宝」終盤にて、スネイプの真実が明かされたことで、終始ハリーの味方であったことが判明しました。

元は死喰い人として暗躍していたスネイプでしたが、ハリー誕生の予言を密告したことで、ハリー一家の危機を感じ取り、想い人・リリ―を助けたい一心でダンブルドアに助けを求めたことで、二重スパイ生活を送ります。一方、ヴォルデモートに対する忠誠心はリリーが亡くなった頃には薄れ、最期はロン・ハーマイオニーに看取られながら静かに息を引き取ります。

ルシウス・マルフォイ

聖28一族の出身で、ドラコの父親であるルシウス・マルフォイは、魔法界でも有名な純血の名家で、死喰い人のリーダー的存在として、ヴォルデモートの信頼があついデスイータ―です。第2巻まではホグワーツの理事を務めるなど社会的地位も高い人物であったが、第5部の神秘部の戦い後はアズカバンへ収監され、死喰い人内での地位も低下させました。

ダンブルドアの死後、他のデスイータ―と共にアズカバンを脱獄するも、本編終盤のホグワーツ最終決戦には参加せず、妻・ナルシッサ、ドラコと共にその場を去り、ヴォルデモートを見切ります。また、スネイプはホグワーツ時代の後輩にあたり、学生時代から親交があったことが示唆されています。

ピーター・ぺティグリュー

ロンのネズミのペットに変身していたピーター・ぺティグリューは、ポッター一家の居場所の密告と、ハリーの両親を死に追いやったデスイータ―です。体を動物もどきに変身できる能力を持ち、魔法省と他のデスイーターの追っ手から逃れるべくネズミの姿(スキャバーズ)となり、潜伏先のウィーズリー家のペットとなりました。

原作では、自分の右手を差し出してヴォルデモートの復活に貢献するも、最終決戦でハリーの殺害を躊躇したため、ヴォルデモートに授けられた銀色の手に首を絞められ絶命します。一方、映画では「アズカバンの囚人」から登場し、「死の秘宝PART1」では、ドビーに気絶させた場面を最後に、物語から退場しました。また、死喰い人では唯一のグリフィンドール寮の出身で、ジェームズ・ポッターの学友でした。

ベラトリックス・レストレンジ

死喰い人の女性メンバーであり、並み外れた戦闘力を誇るベラトリックス・レストレンジは、聖28一族・ブラック家の出身で、ナルシッサ・マルフォイの実姉、ドラコの伯母にあたり、夫・ロドルファスも死喰い人です。デスイーターの中では、ヴォルデモートの最後で最強の副官と称される実力者で、許されざる呪文の扱いを得意としています。

ホぐワーツ時代は、スリザリン寮に所属しており、作中では従弟のシリウス・ブラックの殺害、ネビルの両親を拷問の末、廃人にした張本人です。本編終盤では、ロンの母・モリーと激戦を繰り広げ、モリーの魔法に敗れました。映画版では「不死鳥の騎士団」から登場し、死喰い人の中心メンバーとして活躍の場が増えました。また、最終決戦の前夜にヴォルデモートとの娘を出産しています。

ラバスタン・レストレンジ

ロドルファスの弟であるラバスタン・レストレンジは、ヴォルデモートの消滅後、兄夫妻と共に彼の消息を追い、その後、兄夫妻と共にネビルの両親を拷問・廃人にした罪でアズカバンに収監されました。第5巻にて、脱獄に成功するも、神秘部の戦いの後に再びアズカバン送りとなり、その後の消息は不明とされています。

ロドルファス・レストレンジ

聖28一族の出身である死喰い人・ロドルファス・レストレンジは、ベラトリックスの夫、ラバスタンの兄あたる人物です。ヴォルデモートの失脚後の一連の残忍な行動により、妻・弟共にアズカバンへ収監されます。その後は、再収監と2度の脱獄を経験し、七人のポッター作戦での負傷を最後に消息を絶っています。ホグワーツ最終決戦後は、デルフィーニを手元に引き取り、闇の魔術を教え込みます。

エイブリー

第4巻から登場したエイブリーは、聖28一族の名家の出身で、神秘部の戦いに参戦後、アズカバンへ収監された死喰い人メンバーです。ヴォルデモートの失脚後に、他の死喰い人と同様にその消息を追わなかったことに加え、ヴォルデモートに許しを請うたため、磔の呪いで罰せられました。

また、第5巻では、ヴォルデモートに誤った予言に関する情報を話し、再び罰を受けています。ホグワーツ時代は、スリザリン寮の所属で、セルブス・スネイプとの交流がありました。

マルシベール

アズカバンへ収監されたマクシベールのイメージ画像

死喰いメンバーの1人・マルシベールは、「服従の呪文」を得意とするデスイータ―で、第5巻にてアズカバン脱獄、神秘部の戦いに挑むも、他の死喰い人と同様にアズカバンへ再収監されました。ホグワーツ時代は、スリザリン寮所属、セルブス・スネイプとも親交が深かった魔法使いです。学生時代から闇の魔術に長けており、リリーとスネイプの間に亀裂を生じさせたきっかけを生み出しました。

ウィルクス

名前のみの登場となったウィルクスのイメージ画像

死喰い人メンバーの1人・ウィルクスは、第4巻「炎のゴブレット」に名前のみ登場した魔法使いで、ヴォルデモートが消失する前年に、闇払いによって暗殺されました。

エバン・ロジエール

名前のみの登場となったエバン・ロジエールのイメージ画像

聖28一族の出身の死喰い人・エバン・ロジエールは、ウィルクスと同様にヴォルデモート消失の前年に闇祓いに殺害された魔法使いで、本編では名前のみの登場でした。死喰い人の最古参かつ戦闘に秀でた有力なメンバーであり、ベラトリックス・レストレンジやナルシッサ・マルフォイとは、親戚関係にあります。

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死喰い人の関係者一覧

ハリー・ポッターシリーズに登場した死喰い人の中には、正式なメンバーではないものの、ヴォルデモートと関係の深い魔法使いも登場しました。以下では、死喰い人の関係者一覧を紹介します。

クィリナス・クィレル

第1巻「賢者の石」に登場したクィリナス・クィレルは、ホグワーツ魔法学校の「闇の魔術に対抗する防衛術」の担当教師で、本編開始前は「マグル学」を教えていた半純血の魔法使いです。学生時代は、レイブンクロー寮に所属し、優秀な生徒であった一方で、臆病な性格かたイジメを受けており、周囲の人間を見返したい一心で、闇の魔術へ関心を寄せ始めました。

その後、失脚したヴォルデモートの存在を知り、彼を見つけ出せば主導権を握れるという、浅はかな考えを持ちながら、ヴォルデモートを自身の後頭部に宿らせていました。その後、ヴォルデモートを復活させるべく、賢者の石を奪取に奔走するも、結局はヴォルデモートに支配されており、悲惨な最期を迎えました。

フェンリール・グレイバック

闇の陣営の人狼のリーダー的存在であるフェンリール・グレイバックは、死喰い人の一員ではないものの、ヴォルデモートに対する忠誠心と、冷酷無比な性格で、ヴォルデモートに一目置かれている存在です。人狼は、純血の魔法使いではないものの、純血主義への傾倒や、ヴォルデモートとの親和性の高さから、死喰い人の中でも高い地位を与えられた異色の存在です。

ナルシッサ・マルフォイ

ドラコの母親であるマルシッサ・マルフォイは、名家・ブラック家の出身で、シリウス・ブラックのいとこです。自身も純血主義を掲げており、他の死喰い人やヴォルデモートとも関係は深いですが、夫・ルシウスと異なり、正式なデスイータ―として認められていません。本編終盤では、ヴォルデモートの脅威と息子の身を案じてハリーの死を偽る発言をし、後のハリーの勝利を決定づけました。

スカビオール

ハリー達をさらった人さらいのリーダー格・スカビオールは、映画版「死の秘宝」に登場した人さらいで、ホグワーツ最終決戦では、死喰い人側として参戦しました。最期は、シェーマスとネビルが仕掛けた渡廊下の爆発に巻き込まれ、谷底に落ち絶命しました。

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死喰い人以外の敵キャラ一覧

死喰い人以外の敵キャラ・イメージ画像

以下では、死喰い人とは接点のないものの、シリーズを通じて主人公・ハリーと対立した魔法使い・亜人及び魔法生物について紹介します。

レギュラス・ブラック

聖28一族の出身で、元死喰い人であるレギュラス・ブラックは、シリウスの弟で、本編では故人となっています。ホグワーツ時代は、スリザリン寮に所属し、16歳で死喰い人に加わるも、ヴォルデモートに差し出したクリーチャーの変わり果てた姿を見て、ヴォルデモートに失望を抱きます。後に彼の分霊箱(スリザリンのロケット)の破壊するべく、隠し場所の洞窟に向かい死亡しました。

死の直前に、ボルデモート宛の手紙をブラック家の家宝である偽のロケットに忍ばせており、レギュラスの死の真実は、彼の意思によって知られることがありませんでした。しかし、巷では闇の陣営に踏み込んだ魔法使いの末路として、不名誉な噂がたてられています。映画では「謎のプリンス」にて、スラグホーンが所持する写真のみの登場となりました。

イゴール・カルカロフ

第4巻「炎のゴブレット」に登場したイゴール・カルカロフは、ダームストラング専門学校の校長を務める元死喰い人です。ヴォルデモートの一度目の失脚の際、自身のアズカバンの刑期を短くするために、仲間の名前を思いつく限り売り尽くした過去を持ち、デスイータ―を始め、信用できない人物として描かれています。

本編では、死喰い人からは足を洗っているものの、仲間のデスイーターの名前を売った過去から、誰よりもボルデモートの復活を恐れており、復活の翌年には、ヴォルデモートの陣営に暗殺されています。

ドローレス・アンブリッジ

第5~7巻に登場したドローレス・アンブリッジは、年齢に似合わない少女趣味とは対照的に、目的のためなら手段を選ばない残忍な性格を持った魔法大臣付上級次官です。「闇の魔術に対する防衛術」の担当教師として、魔法省から派遣されるも、自身がスリザリン出身だったことから、グリフィンドール生に対する敵視し、ハリーに至っては理不尽な厳罰を下し、私利私欲を働かせました。

ヴォルデモートや死喰い人など闇の陣営とは直接的な関係はなかったものの、「マグル生まれ登録委員会」の委員長に就任したことで、ホグワーツ側と対立しています。そして、本編終了後は、マグル生まれに対する迫害を始めとする数々の悪事を糾弾され、後にアズカバンへ収監されました。映画では、「不死鳥の騎士団」及び「死の秘宝PART1」に登場しています。

グリップフック

グリップフックは、グリンゴッツ銀行で働く子鬼(ゴブリン)で、第1巻・序盤にて、ハリーとハグリッドを地下金庫に案内しました。第7巻で再登場を果たし、マルフォイ邸の地下牢に監禁されていた所をハリー達に救出されました。その後、レストレンジ家の金庫破りに協力するも、ハリー達を裏切り、グリフィンドールの剣を奪い逃走し、マルフォイ邸にて、ヴォルデモートに殺害されました。

バジリスク

バジリスクは、ホグワーツ創設者の1人・サラザール・スリザリンによって生み出された毒蛇です。スリザリンの継承者に従うため、作中では「スリザリンの蛇」と呼ばれる非情に危険な存在であり、「秘密の部屋」に潜んでいた所を、ハリーに退治されました。

吸魂鬼

長年にわたりアズカバン看守を担ってきた吸魂鬼(ディメンター)は、黒い人影のような姿が特徴の亜人です。人間の心から発せられる感情を感知し、それらを吸い取ることで自身の糧にする能力から、魔法界では非常に恐れられている存在です。作中では、第5巻序盤にて、ドローレス・アンブリッジの命令でハリーを襲撃、終盤ではヴォルデモートの傘下に入り、第7巻では、死喰い人の手下として暗躍しました。

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死喰い人はヴォルデモートに忠誠を誓った者

死喰い人は、徹底した純血主義を掲げるヴォルデモートに忠誠を誓った闇の魔法使いで構成された集団です。以下では、闇の帝王・ヴォルデモートの正体と、死喰い人の腕に彫られた闇の印について紹介します。

ヴォルデモートとは?

作中では「例のあの人」など、名前を発することすら憚れているヴォルデモートは、マグルの父と純血の魔女との間に生まれた半純血の魔法使いです。孤児院育ちをコンプレックスに持つヴォルデモート(トム・リドル)は、ホグワーツ在学中に純血主義に目覚めます。その後、自身の出生を突き止め、魔法界でも地位の高かった母親を平凡なマグルの父親が見捨てたと認識し、父親に対する復讐心を燃やし始めます。

そして、父親に対する激しい憎悪は、やがてマグルに対する差別的な軽蔑へと発展し、名前もトム・リドルからヴォルデモート卿に変えます。やがて、自身の血筋に対する葛藤が純血主義に拍車をかけ、後の死喰い人(デスイーター)の脅威も加わり、魔法界を恐怖に陥れました。

ヴォルデモートは純血主義

ヴォルデモートや死喰い人の思想は、魔法族の出身である純血主義を重視し、マグル出身者を「穢れた血筋」と呼び軽蔑しています。しかし、ヴォルデモートを始め、死喰い人メンバーの中には、マグルの血が混じった半純血出身者が多いです。

ヴォルデモートの闇の印

ヴォルデモートの「闇の印」は、口から蛇が出たドクロの印で、死喰い人しかその作り方を知らず、民衆の恐怖の象徴とされています。また、死喰い人は、左腕に闇の印が刻印され、ヴォルデモートによる召集の合図の役割を担っています。召集時には痛みを伴わない印の変色・発熱が表れる一方で、ヴォルデモートに印を直接触られた場合は、激しい苦痛が表れます。

Thumb【ハリー・ポッター】ヴォルデモート役の歴代イケメン俳優一覧!顔の変化も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

死喰い人に関する感想や評価は?

死喰い人に関する感想や評価を紹介・イメージ画像

以下では、ハリー・ポッター・シリーズに登場した敵キャラ・死喰い人に関する感想や評価を紹介します。

感想1:ヴォルデモート俳優の素顔に衝撃

ハリー・ポッターの宿敵で不気味な特殊メイクが印象的なヴォルデモートでしたが、演じた俳優陣のイケメンぶりに多くの衝撃が巻き起こりました。ヴォルデモート役を演じた俳優は、第1作、第4~8作のように、映画シリーズや演じる年齢によって異なるキャストが起用されており、映画シリーズ全8作品で、計5人の俳優がヴォルデモートを演じました。

感想2:主役3人を超える人気

父親が死喰い人であったドラコ・マルフォイは、ハリー・ロン・ハーマイオニーのライバル的存在であるものの、育ちの良さを感じさせる雰囲気や、どこか憎めない言動から、ハリー・ポッターファンの人気が高いキャラクターの1人です。その人気ぶりは、主人公3人を上回り、ハリー・ポッターシリーズでは、欠かせない名脇役でしょう。

感想3:死喰い人メンバーがかっこいい

ハリー・ポッターシリーズでは、マグルに対する差別的な行為や残忍さから、ファンの間では憎き存在である死喰い人ですが、圧倒的な実力とミステリアスな外見から、一部のファンからはカッコいいと評されており、ホグワーツ側にも劣らぬ高い人気を誇っています。

感想4:スネイプ先生の活躍を称賛

シリーズ序盤から、ハリーに対する冷たい態度や不気味さから敵キャラと推測されていたスネイプ先生でしたが、本編終盤で明かされたスネイプの真実をきっかけに、ハリー・ポッターファンからの評価が見直され、主人公3人に劣らない人気キャラクターとなりました。当初は嫌味だったスネイプも、その正体を知った上で、再び第1作から観なおすことで、スネイプ先生に対する見方が変わるでしょう。

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死喰い人メンバー一覧まとめ

闇の帝王・ヴォルデモートに忠誠を誓う死喰い人と、その関係者、死喰い人以外の敵キャラを紹介しました。シリーズを通じてハリー・ポッターの命を狙う、最強の敵キャラとして登場した死喰い人でしたが、後にハリーの味方であることが判明したスネイプのように、個性的なキャラクター性が注目され、ファンから高い人気を誇っています。

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