冷たい熱帯魚のネタバレあらすじと結末!感想や怖い・グロいシーンは?

「冷たい熱帯魚」は2010年に公開された、園子温監督のサイコホラー映画、いわゆる狂気に満ちた作品だ。見る人の背筋を凍らせる人間模様を描いた「冷たい熱帯魚」のあらすじ(ネタバレ含む)やキャストなども紹介。そして実際に見た人の感想(ネタバレ含む)や、グロいと言われるシーン、そして予測不可能な驚きの結末もネタバレありで紹介していく。村本と知り合ってしまったことがきっかけでどんどんおかしくなっていく社本一家が狂気に満ちていく様子をご覧あれ。

冷たい熱帯魚のネタバレあらすじと結末!感想や怖い・グロいシーンは?のイメージ

目次

  1. 冷たい熱帯魚のネタバレあらすじ!結末や感想も紹介!
  2. 冷たい熱帯魚の出演キャストは?
  3. 冷たい熱帯魚のネタバレあらすじ!
  4. 冷たい熱帯魚の結末を感想とあわせてネタバレ
  5. 冷たい熱帯魚の怖いシーンやグロいシーンを紹介!
  6. 冷たい熱帯魚には原作が存在?
  7. 冷たい熱帯魚の犯人役でんでんが怖いと話題に!
  8. 冷たい熱帯魚のネタバレあらすじまとめ

冷たい熱帯魚のネタバレあらすじ!結末や感想も紹介!

「冷たい熱帯魚」は2010年に公開された、園子温監督のサイコホラー映画、いわゆる狂気に満ちた作品だ。見る人の背筋を凍らせる人間模様を描いた「冷たい熱帯魚」のあらすじ(ネタバレ含む)やキャストなども紹介。

そして実際に見た人の感想(ネタバレ含む)や、グロいと言われるシーン、そして予測不可能な驚きの結末もネタバレありで紹介していく。

村本と知り合ってしまったことがきっかけでどんどんおかしくなっていく社本一家が狂気に満ちていく様子をご覧あれ。ネタバレありで、且つかなりグロい写真も掲載しているので苦手な人は閲覧注意。

冷たい熱帯魚の出演キャストは?

冷たい熱帯魚ではあらすじ(ネタバレ含む)の構成力の高さに加え、キャストの演技力にも高評価の感想が多く寄せられている。結末まで思わず息を飲みながら見てしまう作品の主要キャストを一挙ご紹介。

社本信行(吹越満)

冷たい熱帯魚の主人公。ネタバレになるが、妻を亡くし、再婚した妻ともうまく行かず、娘ともうまく行かず、仕事もパッとしない彼。小さな熱帯魚店を営んでいる彼だったが、アマゾンゴールドという大きい熱帯魚店を経営している村本に出会ったことで、とんでもない事件に巻き込まれていってしまう。いわゆるごく普通の男が狂気に変わっていく姿に背筋が凍るという声もある。

1965年生まれの俳優だが、元々は劇団WAHAHA本舗に入っており、ボキャブラ天国などの出演経験もある。その後俳優としての道を進み、演技力が高く評価され、テレビドラマでは「あまちゃん」「軍師官兵衛」などにも出演。映画、ドラマ、舞台など多くの作品に出演している演技派俳優。

社本妙子(神楽坂恵)

社本の再婚相手。嫁いでいた時には、義娘の美津子からに殴る蹴るなど暴行をされ肩身の狭い思いをしていた。料理はいつも冷凍食品をレンチンするだけ。少しネタバレになるが、村本と出会ったことを後悔している彼女も、社本と同じく悲惨な最期を迎えてしまう。

1981年生まれの元グラビアアイドル。冷たい熱帯魚の監督である園子温と結婚し、今までにお園子温監督の映画に多く出演している。今までの代表作として、冷たい熱帯魚以外にも「恋の罪」や「童貞放浪記」などが挙げられる。

社本美津子(梶原ひかり)

社本の娘で、妙子のことを売女と罵っている。父のことも義母のことも嫌いで万引きを繰り返していた。そんな彼女の前に村本が現れ、そこから人生はどんどん狂っていってしまう。美津子が最期のシーンで父に放つ言葉に驚愕した人が多い。

1992年生まれの女優。8歳で子役としてデビューしてから、その演技力は高く評価されており、映画では「人狼ゲーム」や「新宿スワン」など数多くの作品に出演している。

村田幸雄(でんでん)

アマゾンゴールドという熱帯魚店を営んでいる彼。妻は愛子。彼は社本の娘である美津子を助けたことをきっかけにどんどん社本家との結びつきを強くしていく。しかし彼には驚くべき恐怖の秘密があった。

1950年生まれの彼は、元サラリーマン。芸能界の夢が諦められず、劇団ひまわりの団員募集広告を見て役者の道に進むことを決意した。しかし、なかなか俳優としての道は開かずお笑い芸人の道に進み始める。そんな中1981年に映画「の・ようなもの」でようやく目標にしていた俳優に転身する。俳優へ転身すると次々と助演男優賞など数々の賞を手にする実力派俳優の名声を手に入れた。

村田愛子(黒沢あすか)

村田の妻である彼女はいつもセクシーな服装をしている女性。一部ネタバレになるが、最初は優しく社本たちをもてなしていたが、どんどん本性をあらわにしていく。

1971年生まれの女優で、10歳に子役で芸能界デビューを果たした。「あすなろ白書」や「嫌われマツコの一生」など数々の作品に出演。舞台で活躍している時期に突発性の眩暈を発症してしまい一時舞台を降板し、療養期間のため芸能活動を休止していたが、2013年に復帰した。

筒井高康(渡辺哲)

村田の顧問弁護士であるが、村田に秘密で愛子と体の関係を持っている。また、ネタバレになるが、彼は村田のことを切り捨てようと愛子と一緒に計画を練っていた。

1950年生まれの俳優だが、彼は遅咲きだった。最初は舞台からスタートしたのだが、なかなか仕事が入らずアルバイトとの掛け持ち生活。しかし、40歳の頃にオーストラリアの映画に出演が決まったことがきっかけで、彼は俳優としてどんどん仕事が増え多くの作品に出演することになっていった。どちらかというと強面の役が多い。

オオクボヒロシ(裴ジョンミョン)

筒井の舎弟で基本は運転係。金髪でチャラチャラしているが、筒井の言うことは絶対で常に笑顔。真面目な一面も見せる。

1985年生まれで岡山県出身の俳優。「ビー・バップ・ハイスクール」や「黒い十人の女」など映画だけでなくドラマにも多く出演している。

吉田アキオ(諏訪太朗)

村田にビジネスの話を持ちかけられる人物。まだ日本では珍しい魚を仕入れて販売して儲けましょう!と村田に言われるが魚1匹で1000万という金額に怪しいと思いながらも村田のことを信用してしまう。

1954年生まれの俳優でVシネマなどの作品出演が多い。「ゲゲゲの女房」などの有名作にも数多く出演している。

川尻進(坂田雅彦)

村田について嗅ぎ回っている刑事。村田の秘密を探るべくいままでずっと調査を重ねている。ある日突然社本の前に現れる。

1956年生まれの俳優で、ポルノ映画では有名な男優。「白鳥麗子でございます!」 や「水戸黄門」など映画だけでなくドラマにも数多く出演している。刑事役やヤクザ役から一般市民の役まで幅広く演じ分けている。

冷たい熱帯魚のネタバレあらすじ!

小さな熱帯魚店を営む社本信行のネタバレあり

社本には若い妻の妙子と娘の美津子がいる。ネタバレになるが、妙子は社本の再婚相手であり、前妻は理由は不明だが、亡くなっているようだ。妙子は冷凍食品を電子レンジでチンして食卓に並べ、家族3人で夕食を食べている。そんな時携帯が鳴り、電話に出る美津子。美津子の彼氏からの誘いでそのまま食事を食べずに出て行ってしまう。

外でタバコを吸う妙子。そして1本の電話が鳴る。社本が電話を取ると、なにやら慌て出す。妙子を探す社本は店先で妙子を見つけるが、気を遣いすぐ声をかけずに「妙子どこだー」呼びかけ、それに気づいた妙子は急いでタバコを消した。ネタバレだが、妙子のタバコを巡って以前トラブルがあったのだ。

突然かかってきた一本の電話のネタバレ

急いでスーパーに行った社本と妙子は、店内奥へと足を進める。すると、店長らしき人が美津子に怒鳴り声をあげていた。実は美津子は万引きの常習犯で遂に見つかってしまい、社本たちはスーパーの人に呼び出されたのであった。怒りが治らない店長は「どうしてくれるのか」と問い詰める。謝るしかない社本だったが、店長は許してくれる様子もない。その時ある一人の男性が割り込んでくる。

その男性は村田という人だった。また、彼が美津子の万引きを見つけ店長に報告したのだった。しかし彼は店長に許してあげるよう説得してくれる。また明るい会話で場の雰囲気を和ませてくれて、結果店長の怒りも収まり、事態は収まった。村田は社本たちが熱帯魚店を経営していることを知っている様子だったが、実は村田も熱帯魚店を経営しているという話を聞かされる。そして村田のお店にいくことになった。

村田の熱帯魚店アマゾンゴールドへ行く3人のネタバレあり

社本熱帯魚店とは違い、大きくおしゃれな店内。アマゾンゴールドには3000種類もの魚もおり、エンターテイメントを重視している分派手な音楽が流れ華やかであった。今までほとんど笑っていなかった妙子と美津子だが、村田のひょうきんな性格と楽しい話でつい笑みがこぼれる。それを見て複雑な表情を浮かべる社本。その時、美津子と妙子の過去を思い出す。

美津子は「お前なんかお母さんじゃないんだよ!」と言い妙子を殴る蹴るなどの暴行を加え、「お前がきてからタバコ臭えんだよ!出ていけよ!」と罵声を浴びせる日々を送っていたのだった。そんな2人が楽しそうに笑顔になるのは一体いつぶりなのか、そんなことを考えている時に村田からある提案をされる。

村田から驚きの提案をされたネタバレあり

村田は美津子をここで働かせてはどうかと提案する。驚く社本であったが、寮での生活になること、自分で自炊をする必要がある、更生させることができる!と畳み掛け、美津子は家を出てアマゾンゴールドで働くことになる。

一通り店内を観察した3人だったが、村田は「社本熱帯魚店にも行きたい」と言い出す。アマゾンゴールドと規模が違うので、と断りたかった社本だったが、村田の押しの強さに負けて見学させることになってしまった。社本熱帯魚店を見た村田は「魚が自分たちのよりも元気で生き生きしている」と褒め称える。魚の世話をしているのは妙子だったので、妙子は褒められたことで気をよくするのだった。

その日の晩、社本は、妙子と美津子とプラネタリウムに行き、楽しそうに3人でわいわい話している幸せな夢を見ていた。それはまさしく社本の理想としている今一番欲しいものだったのだ。

美津子が出て行く日のネタバレ

翌日アマゾンゴールドへ来た社本一家。働いているのは全員タンクトップに短パンの元気一杯な女の子たち。妙子は美津子の今後の話をするので社本は先に帰るよう愛子に指示される。そして社本は家に帰っていった。美津子は寮に入れることを大喜び。そして妙子は今後のお話として村田の部屋に通された。

そこで村田は美津子がグレてしまった原因はあなたではなく社本にあると言い、妙子が辛い思いをしていることをずばり当て、妙子は思わず涙を流してしまう。村田は一人で背負い込まなくていいと慰め、社本がもっと美津子にガツンと言うべきだと思うと言い、突然妙子の服のボタンを外し、胸をまさぐり始める。そして妙子に「服を脱げ」と行って平手打ちをした。

ここで突然村田は豹変し妙子に襲いかかるのだ。しかし妙子は「もっと殴ってください」と泣きながらお願いする。そして場面は変わり、村田が妙子を車で社本の家まで送っていた。家に着くと村田と妙子は笑顔でキスをする。社本はそのことに全く気づかず、笑顔で「わざわざありがとうございます」と村田に感謝の気持ちを伝える。その時村田は社本にいい話があるから一度お店に来てほしいと言う。

社本は一度断るものの、妙子は「村田さんとは仲良くした方がいい」と社本を説得する。幸せになりたい妙子は社本に村田と一緒に手を組んでビジネスをしてほしいと懇願するのだった。妙子にそう言われた社本は少し心配しながらもアマゾンゴールドへ向かうのだった。

吉田と筒井に出会う時のネタバレ

アマゾンゴールドに行くと、村田のビジネスパートナーの吉田と、村田の顧問弁護士である筒井もその場にいた。とある魚を養殖して販売するために、その魚を1000万円で輸入するとのこと。その金額を吉田が出すという話だったが、さすがに1000万円するのはおかしいのではないか?と吉田は疑問をぶつける。すると村田はじゃあもういい、この話はなかったことにと言う。

怒り出した村田に対し、焦る吉田は「そんなつもりで言ったわけではない」と謝るが村田は聞く耳を持たない。居ても立ってもいられなくなった社本は村田に2人で話したいと言う。一度2人で席を外したが、ビジネスの説明は後からしっかりするから大丈夫だし、社本はお金を一切出さなくていいと村田に説得され、再度席に戻ることになった。

席に戻ると吉田は契約書に捺印を押し、1000万円の束を筒井に渡しているところだった。吉田は社本の元へ行き、「社本さんがいてくれて安心できた」と話す。また、栄養ドリンクのような差し入れを持って来た愛子に「美津子ちゃんに会って来てあげて」と言われて、社本は店内へ行くことになる。美津子は社本に話しかけられても無視される状態だったが、再度筒井からの呼びかけで村田と吉田のいる部屋へと戻ることになる。

村田の恐ろしい秘密が明らかになるネタバレ回

部屋に戻ってしばらくすると吉田が苦しそうにし始める。水が欲しいという吉田に対し、心配そうにする村田と社本。社本が水を差し出すと突然村田は「もういい座れ!」と怒鳴り声を上げ始める。そして人はいつ死ぬかわからない、でも俺にはわかるんだ!俺が決める!と訳のわからないことを言う村田にただただ怯える社本。そして吉田は息を引き取った。

村田は今までに何人もの人を殺してきた連続殺人の犯人だったのだ。そのことを知った社本は恐怖で震えるが、殺されたくなかったら手伝えと言われ、遺体を山奥の古びた家の風呂場に村田と愛子と共に持って行ったのだ。愛子は村田に指示された通り大量のろうそくに火を点け、大量の包丁を風呂場に持って来た。村田の指示で社本は家の中で待つように言われる。

風呂場からは村田と愛子の楽しそうな笑い声やお喋りが聞こえてくる。いたたまれなくなった社本は一度外に出るが、終わったから入ってこいと村田に言われ恐る恐る風呂場へ向かう。そこで目にしたものは。

遺体の解体をする村田と愛子のネタバレ

村本が風呂場に行くと、大量の肉の塊と血に染まった村田と愛子であった。村田と愛子は吉田の遺体をまるで料理をするかのようにバラバラに解体していたのだった。その光景と匂いで吐きそうになる社本。しかし村田はその社本に血まみれの時計を渡す。その時計は吉田の腕についていたものだった。「美味しいコーヒーを淹れてくれ」と言われた社本は吐きそうになりながら必死にコーヒーを淹れるのだった。

遺体の解体が終わってから村田は自分の親の話をし始める。この家は村田が小さい頃に頭がおかしくなった親父に閉じ込められた場所だと言う。そんな話を重い雰囲気で話していたのだが、突然明るい声で「じゃあ骨燃やすぞ」と言う。ドラム缶に骨を入れ醤油を入れて燃やす、そして肉片は川に投げ捨て魚の餌にする、そうして今まで証拠を全て根絶していたのだった。

村田は「ボディが透明になっちまったら何もわかんねぇ」と社本に言い、お前は家族を不幸にしたいのか?と問いかける。そうして社本を脅し共犯として裏切らないように恐怖を植えつけていくのだった。家に帰った社本は風呂場にいる妙子の元に行き、泣きながら俺のせいだ、愛しているよと言い続ける。

吉田の家の人たちが押し寄せた時のネタバレ

翌日社本はなんとか美津子を家に戻そうと村田にお願いしにきた。しかし村田は聞く耳を持たない。その時1本の電話がなった。愛子が出たのだが、吉田の家の人から「村田を出せ!」と怒鳴られる。村田はいないとしらばっくれる愛子だったが、翌日吉田の家の人たちが来ることになってしまう。社本はうまく誤魔化せるように話す内容を全て暗記させられ、その場に同席することになってしまう。

筒井は社本が裏切らないかを心配し、脅しを入れることに決める。また、その時に村田を消したら自分についてこいと筒井と愛子で裏切る予定をしていることも知る。家に帰った社本はどうしてもプラネタリウムに行きたいと妙子に言い一緒にプラネタリウムを見に行く。そして翌日、吉田の家の人たちが続々と事務所に現れる。社本も必死に演技をし、難をのがれたのだった。

刑事の登場と愛子の思惑に関するネタバレ

吉田の件がひと段落すると、愛子は筒井の車に乗り込みアマゾンゴールドを後にした。社本も家に帰ろうと車に乗ろうとした時に突然刑事である川尻に声をかけられる。実は村田の周りでは既に30人以上失踪しており、刑事が嗅ぎ回っているのことを知る。場面は変わって筒井と愛子。筒井は車から降りるや否や愛子を抱きかかえ寝室へ直行する。

社本が車の中にいると村田から突然電話がかかってくる。電話を取ると、「お前誰に会った!」「筒井と愛子はどこに行った!」「筒井のとこに行くぞ!」と怒鳴り散らしている。社本の車に村田が乗り込み、筒井の元へ行けと命令する。すると後ろには県警の車が追尾していた。県警の車を巻けと命令され、必死に車を巻く社本。そして筒井の家に到着すると村田はドカドカ乗り込んで行った。

予想外の展開のネタバレあり

寝室に行くと、仰向けで倒れている筒井がいた。愛子は救急車を呼んだからもうすぐ来るはずだというが、オオクボはあまりにも時間がかかりすぎてるから自分で電話すると言い出す。すると村田はロープでオオクボの首を閉める。愛子も手伝い2人で首を締めて息の根を止めた。愛子は筒井と村田を裏切ると聞かされていた社本だが、実際には筒井を殺す計画を2人で練っていたのだった。

そうして筒井とオオクボの2人を車に乗せて例の家へ連れて行き、遺体を解体し証拠を隠滅した。遺体を処理した後、村田は社本にお前は共犯者かと問い詰める。はい、と返事をするとその場で愛子を抱けと命令する。嫌がる社本だが、無理やり愛子と村田に強要される社本。すると社本はその場にあったボールペンで愛子の首を一突きする。そのまま村田の首やお腹もボールペンで滅多刺しにする。

社本が完全に狂っていく場面のネタバレ

社本は車で遺体解体をするあの家に戻り、愛子に村田のとどめを刺すように命令する。愛子は笑顔で村田の頭を鈍器で殴り息の根を止めた。そして社本は愛子に対し「いつものように村田を解体しろ」「お前は俺の女だ」と言う。その言葉にうっとりする愛子。そして社本はその場で血を洗い、服を着替え現場を後にする。最初に向かったのはアマゾンゴールドだった。

アマゾンゴールドに着くや否や美津子の元へ行き家に帰るぞと言う。嫌がる美津子を殴り、無理やり抱えて車に乗せる。途中で美津子を車から蹴り落とし、「先に家に戻ってなさい」と命令する。妙子と美津子が待っていると、社本が家に帰って来る。「食事の用意をしろ!」と妙子に怒鳴りつけ、妙子は急いで支度を始める。そして美津子にはアマゾンゴールドの服から着替えてくるよう命令する。

一番最初のシーンと同じように3人で食事を囲む。しかし美津子の彼から電話があり、再度美津子は外に出ようとする。しかし社本は美津子を車に叩きつけ気絶させ、彼氏も殴って気絶させる。意識のない美津子を抱えて家に戻すが、妙子はその様子を見て呆然と立ち尽くしていた。そこで社本は妙子に「お前村田と寝ただろ」と問い詰める。そして美津子の横で無理やり妙子を犯す。

その後社本は再度家を出て車に乗り込み例の場所へ戻る。その時、川尻刑事に電話をし、今愛子が村田の遺体を解体しているとネタバレを話し、「もうたくさんだ!」と叫び電話を切る。

例の家に戻ってきた社本の行動をネタバレ

風呂場に直行すると、そこには「半分終わったよ。少し押した」と笑顔で言う愛子の姿があった。愛子は社本にキスをするが、社本はその場にあったキリスト像で愛子の頭を殴り、愛子は泣き出した。血と肉片で滑りころんでしまった社本に対し、愛子は社本に包丁を向けて社本を追いかける。必死に社本は逃げようとするが、愛子は馬乗りになって社本と愛し合おうとするのだった。

しかし社本は馬乗りになった愛子の脇腹を包丁で一突きする。愛子は這いずりながら風呂場の村田の遺体を抱きしめにいき、隣に寄り添ってそのまま息を引き取る。血だらけのまま家の外に椅子に座っていると、そこに川尻が到着する。中にいると聞いた川尻はすぐさま家の中を捜索し始める。刑事の車の中には妙子と美津子もいた。3人に待ち受けるの本当に最後の結末とは。

冷たい熱帯魚の結末を感想とあわせてネタバレ

社本が駆け寄ってきた妙子にしたことのネタバレ

刑事の車に乗っていた妙子と美津子を見つけた社本は笑顔を見せる。その瞬間、妙子は社本の元を駆け寄る。

血だらけの社本を抱きしめようとしたその時、ブシュっという音と共に妙子がその場に倒れ込んだ。倒れた妙子の前にいた社本は包丁を握っており、なんと社本は妙子のお腹を刺し殺したのだ。

死亡する父親に向かって放つ言葉のネタバレ

そして血だらけのまま美津子に近寄る社本。美津子は後ずさりするが、社本は「お前は一人で生きていきたいんだよな」と問いかける。答えない美津子に対し包丁で軽く刺す社本。痛がる美津子に対し「痛いか。生きたいのか」と再度聞く。「生きたい」と答える美津子に「人生ってのは痛いんだよ。」と言い、社本は自分の首を切って自殺した。

血が吹きでながら倒れて死んだ父に向かって「やっと死にやがったなクソジジイ。起きてみろよ!」と笑顔で嬉しそうに遺体を蹴り続ける美津子。「起きろよ!」そう叫んで何度も何度も蹴りながら美津子は爆笑し、幕を閉じた。

結末やあらすじを全てに対する感想(ネタバレ含む)

グロい系が苦手な人も思わずみてしまったという感想も多い冷たい熱帯魚。あらすじ(ネタバレ)と恐怖の結末に加え、でんでんのサイコパスな演技に恐怖したという意見もある。

ネタバレになるが、冷たい熱帯魚はあらすじ(ネタバレ)から結末にかけてどんどん恐怖が増していくという感想もある。軽い気持ちで見たら痛い目に合うという感想も。それだけあらすじ(ネタバレ)の構成力、そして予想できない結末が待っている。

冷たい熱帯魚を見たことで、毒殺されそうになる夢を見てしまったという感想をアップしている人もいる。夢にでるほど恐ろしいあらすじ(ネタバレ)と結末だった。

冷たい熱帯魚は想像以上だったという感想も多いが、やはり驚きのネタバレあらすじと、そして結末によるものだという感想も多い。見た人は想像以上だから満足しているようだ。

冷たい熱帯魚うまく構成されたあらすじ(ネタバレ)に加え、役者さんの演技力で世界観をうまく表現できているという感想もある。また、あらすじ(ネタバレ)から結末まで、常人であれば精神崩壊するという感想まで上がっている。

冷たい熱帯魚の怖いシーンやグロいシーンを紹介!

声を荒げる村田

あらすじの序盤では優しかった村田が、あらすじ(ネタバレ)が進むにつれ、どんどん声を荒げ社本を追い込んでいく。笑顔で「透明にするぞ」というのだが、笑顔の裏に隠されたサイコパスキラーの一面がより恐怖を掻き立てる。社本の声に怯える社本、そしてそんな社本を笑顔で見つめる愛子。まさに結末まで常人が狂気の沙汰に侵食されていく様子を見ている気分という感想も多い。

遺体を解体

あらすじ(ネタバレ)の中で一番グロいシーンは間違いなく遺体の解体シーンだ。風呂場で真っ白な服を着て解体するので血で真っ赤に染まる村田と愛子。その上解体中は笑いを交えながら楽しそうに談笑している。そんな2人の解体を怯えながら待つ社本。また、2人は解体中に美味しいコーヒーを淹れてくれと社本に言うのだが、遺体を解体しているとは思えないほど普通に振る舞う2人に背筋が凍る。

解体現場

冷たい熱帯魚の結末でも異様な雰囲気を醸し出していたのは、やはり解体現場であるという感想も。キリストや十字架、ろうそくが並ぶ古くて不気味な家。元々そこは村田の実家であるが、その家での解体作業により一層恐怖心を掻き立てられてしまう。ネタバレになるが、結末はこの場所で悲惨な結果になってしまう。

狂気に満ち溢れた社本

冷たい熱帯魚の一番重要なポイントは、ごく普通の男性だった社本がサイコパスキラーの村田と愛子によって結末に進むにつれ、どんどん狂人に変貌を遂げていく姿。とくに結末ではネタバレになってしまうが、おもわず目を瞑ってしまったという人もいる程、恐ろしいサイコパスになってしまうのだ。

冷たい熱帯魚には原作が存在?

埼玉愛犬家連続殺人事件が原作?

埼玉愛犬家連続殺人事件とは、1993年に起こった連続殺人事件。この事件は世間に衝撃を与え、連日ニュースでも取り上げられていた。冷たい熱帯魚の原作はこの埼玉愛犬家連続殺人事件である。埼玉愛犬家連続殺人事件ではブリーダーとしてペットショップを営んでいる夫婦が知人ら4人を毒殺し、冷たい熱帯魚と同じく「遺体を透明にする」と言い風呂場で解体し骨を燃やしていたのだ。

冷たい熱帯魚と同じように、夫婦には山崎という共犯者がおり、証拠がなかなか掴めない検察であったが、山崎の証言により証拠品を見つけることができ夫婦は逮捕された。第一次裁判で死刑判決が下され、上告を申し出るも棄却。死刑判決がなされたものの、妻はまだ東京拘置所に収監されており、夫は2017年に東京拘置所にて病死している。

冷たい熱帯魚の犯人役でんでんが怖いと話題に!

若妻を張り倒すシーンが怖い

ネタバレになるが、初めて村田が狂気っぷりをあらわにするシーンとして、今まで優しく接していた村田が突然若妻の妙子の服をまさぐり、何度も張り手をする場面がある。恐怖に怯える妙子だが、お構いなしに張り倒す。そのシーンはまさに狂気に満ち溢れており、視聴者を驚かせた。

冷たい熱帯魚の村田演じるでんでんは、強面からコミカルな役までこなす演技は俳優。そんな彼の演技力の高さにより、よりサイコパスキラーとしての不気味さと恐怖をより確かなものにしているのだ。一度見るとその場面が頭から離れないとまで言われている程の衝撃である。

冷たい熱帯魚のネタバレあらすじまとめ

冷たい熱帯魚のあらすじ(ネタバレ)では、驚きの内容が多くある。特に結末は予想だにしていなかったという感想も多く寄せられ、多くの人を恐怖に陥れたようだ。あらすじ(ネタバレ)だけでなくキャストもさすがの演技力の高さで、園子温監督の世界観を全面に押し出している作品だ。あらすじ(ネタバレ)の構成力の高さ、そして結末まで目を話せない展開はさすがという感想も多い。

ネタバレ後にもう一度見てもまた恐怖を感じると言われている程の作品というのは珍しい。ネタバレしたら特に怖さはなくなったという映画が多いのだが、冷たい熱帯魚はネタバレした後であってもサイコパスホラーとして十分な恐怖を与えてくれる。

「冷たい熱帯魚」は一度見ると様々なシーンが頭から離れなくなるという感想も多く、衝撃を受ける人が非常に多いということが伺える。冷たい熱帯魚をまだ見ていない人は一見の価値ありという声も多い。

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