【ハリー・ポッター】シビル・トレローニー先生は有能な予言者？演じた女優や最後は？

ハリー・ポッターに登場するシビル・トレローニーは、ホグワーツで占い学を教えている先生です。シビル・トレローニー先生は著名な予言者カッサンドラ・トレローニーの曽々孫であることを誇りに思っており、度々クラスの生徒に死の予言をするのがお気に入りです。この記事ではシビル・トレローニー先生の予言や演じている女優、ヴォルデモートとの戦いでの最後などについて紹介します。

ハリー・ポッターはJ.K.ローリングによるイギリスのファンタジー小説です。史上最も売れたシリーズ作品であり、シリーズ全世界累計発行部数は2018年12月時点で5億部を記録しています。ハリー・ポッターのホグワーツ魔法学校での学生生活を軸に、闇の魔法使いヴォルデモートの因縁を描いています。

胡散臭い予言で生徒にうっとおしがられているシビル・トレローニー先生は、ハリー・ポッターの運命を変える予言をした本物の予言者でもあります。ここではそんなシビル・トレローニー先生のプロフィールを紹介します。ハリー・ポッターシリーズにおけるキーパーソンでもあるシビル・トレローニー先生が気になる方はぜひご覧ください。

シビル・トレローニー先生はホグワーツ卒業生であり、在学中はレイブンクローの寮に在籍していました。レイブンクローの生徒の特徴は機知、知識、知恵を何よりも重んじ、変わり者が多いことです。シビル・トレローニー先生はホグワーツ卒業後に結婚しますが、「ヒグルボトム」という姓になるのを拒否したためすぐに離婚しています。

ホグワーツ卒業後シビル・トレローニー先生は、著名な予見者であった曽々祖母カッサンドラ・トレローニーの七光りを使って求職活動をします。しかし「予見者として正当に評価してくれる」勤め先はなかなか見つからず、無職の期間が続きます。

シビル・トレローニー先生は純血の魔法使いである父とマグル出身の母との間に生まれました。父方の曽々祖母は有名な予見者カッサンドラ・トレローニーですが、以降のトレローニー家からは著名な予見者は輩出されていません。

ホグワーツ魔法学校における占い学の先生としてのシビル・トレローニーへの評価は、はっきりと別れています。生徒の中でもシビル・トレローニー先生のことを好きな生徒と嫌いな生徒が存在します。シビル・トレローニー先生を好きな生徒の代表は、グリフィンドール寮のラベンダー・ブラウンとバーバティ・パチルです。

ラベンダーがシビル・トレローニー先生を尊敬するようになったきっかけは、初めての占い学の授業で彼女の飼っているうさぎの死を予見したことでした。実際はこじつけとも言える予見でしたが、これ以降ラベンダーはシビル・トレローニー先生を崇拝するようになります。

シビル・トレローニー先生のことを嫌いな生徒の代表はハーマイオニー・グレンジャーとハリー・ポッターです。ほとんどの教科で誰よりも勉強熱心なハーマイオニーですが、占い学とシビル・トレローニー先生に関してはインチキだと考え、授業の履修を途中でやめました。ハリー・ポッターはシビル・トレローニー先生のお気に入りの「死の予言」の被害者で、授業のたびに恐ろしい運命を予見されることにうんざりしています。

シビル・トレローニー先生の使用している魔法の杖は、材質はハシバミ、芯にはユニコーンの毛が使われており、長さは24cmです。

シビル・トレローニー先生が登場するハリー・ポッターシリーズを紹介します。
書籍での登場

• ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
• ハリー・ポッターと炎のゴブレット
• ハリーポッターと不死鳥の騎士団
• ハリーポッターと謎のプリンス
• ハリー・ポッターと死の秘宝
• ハリー・ポッターと呪いの子

• ハリーポッターとアズカバンの囚人
• ハリーポッターと不死鳥の騎士団
• ハリー・ポッターと死の秘宝Part2

シビル・トレローニー先生の外見の特徴を紹介します。シビル・トレローニー先生は痩せて分厚いメガネをかけており、スパンコールや腕輪などの装飾品を多く身につけているため、ハリーからは「きらめく特大トンボ」と陰で呼ばれています。

シビル・トレローニーの父は純血の魔法使い、母はマグル出身です。父方の曽々祖母に有名は予見者カッサンドラ・トレローニーがいます。

ハリー・ポッターシリーズにおいて、ハリーは宿敵ヴォルデモートと幾度も死闘を繰り広げます。実はハリーとヴォルデモートの因縁は、シビル・トレローニー先生の予見によって生まれたものでした。普段はインチキな予言を繰り返し生徒や先生方に呆れられているシビル・トレローニー先生ですが、曽々祖母カッサンドラの予見者としての才能を本当に受け継いでいたことが判明します。

シビル・トレローニー先生の本物の予見は滅多になく、しかし稀に行われた時は魔法界を大きく揺るがすものとなります。それでは、ハリーの運命を大きく変え、魔法世界をひっくり返すこととなったシビル・トレローニー先生の予見を紹介します。

シビル・トレローニー先生の初めての本物の予言がなされたのは、ヴォルデモートの全盛期、魔法界が闇に覆われていた時期のことでした。シビル・トレローニー先生はホグワーツ魔法学校の占い学の教授職を求め、ダンブルドア校長と面接をします。ダンブルドアはもともと占い学という科目に懐疑的でしたが、カッサンドラ・トレローニの曽々孫であるトレローニーへの礼儀として面接の場を設けたのでした。

面接の結果、ダンブルドアはシビル・トレローニーの予見者としての資質に失望し、不採用の結果を告げようとしました。すると突如シビル・トレローニー先生はトランス状態に陥り、荒々しい太い声で予言を告げます。それは「ヴォルデモートを打ち砕く力を持ったものが七月の終わりに生まれる」というものでした。

ヴォルデモートの失脚を告げるこの予言を耳にしたのは、ダンブルドアだけではありませんでした。この面接はホッグスヘッドで行われたのですが、当時死喰い人であったスネイプがドアの外で盗み聞きをしていました。予見の途中で店を追い出されたものの、この予見はヴォルデモートの耳に入ることとなり、予見を信じたヴォルデモートによりポッター家は襲撃されます。こうしてハリー・ポッターは「生き残った男の子」になりました。

シビル・トレローニー先生自身はこの本物の予見を何も覚えておらず、ハリー・ポッターを選ばれしものにしたのは自分だということを知りません。ダンブルドアは予見の全貌がヴォルデモートに渡ることやシビル・トレローニー先生の身の安全を案じ、シビル・トレローニー先生を占い学の教授としてホグワーツ魔法学校に迎え入れることを決めました。

シビル・トレローニー先生がした二つ目の本物の予言は、ハリーが3年生の時になされました。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』にて、ハリーが占い学の期末試験を受けるためシビル・トレローニー先生の部屋で二人きりだった時のことです。

試験を終えたハリーが帰ろうとすると突如シビル・トレローニー先生がトランス状態に陥り、いつもとは違う荒々しい太い声で予見を告げます。内容は「今晩ピーター・ペティグリューがヴォルデモートの元へ戻り、ヴォルデモートが復活する」というものでした。

実際に予見は実現し、ハリーはその晩ピーター・ペティグリューを目撃します。ピーター・ペティグリューは、かつてハリーの両親をヴォルデモートに売った死喰い人です。正体がバレたピーター・ペティグリューは逃げ出し、ヴォルデモートを探し当ててその復活を手伝います。こうしてシビル・トレローニー先生の第二の予見は実現しました。

二つの本物の予言を成し遂げ予見者としての資質を証明したシビル・トレローニー先生ですが、それは意識的になされたものではなく、普段の予言はなかなか当たりません。シビル・トレローニー先生の趣味は生徒に恐ろしい死の予言をすることですが、ミネルバ・マクゴナガル先生によると予見通り生徒が死んだことは一度もないそうです。

ハリー・ポッターの映画シリーズの5作目、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でカットされたシビル・トレローニー先生の傑作シーンを紹介します。これは魔法省の役人ドローレス・アンブリッジがホグワーツに教師として就任し、演説しているときの一場面です。アンブリッジの演説を聴きながら上の空で食事するシビル・トレローニー先生の挙動が笑いを誘います。

映画ハリー・ポッターシリーズでシビル・トレローニー先生を演じた女優と声優を紹介します。浮世離れした雰囲気のシビル・トレローニー先生を見事演じ切った女優は、エマ・トンプソンさんです。また、映画ハリー・ポッターシリーズにおけるシビル・トレローニー先生の日本語吹き替えを担当した声優は、幸田直子さんです。それでは、エマ・トンプソンさんと幸田直子さんの詳しいプロフィールを紹介していきます。

映画ハリー・ポッターシリーズでシビル・トレローニー先生を演じた、エマ・トンプソンさんのプロフィールを紹介します。エマ・トンプソンさんは1959年にイギリスで生まれました。エマ・トンプソンさんは芸能一家に生まれ、母親は女優のフィリダ・ロウ、妹は女優のソフィー・トンプソンさんです。1989年に映画『彼がステキな理由』でデビューし、以降女優としてのキャリアを積み重ねます。

女優エマ・トンプソンさんの出演作品を紹介します。

• 『ハワーズ・エンド』
• 『日の名残り』
• 『父の祈りを』
• 『いつか晴れた日に』
• 『ラブ・アクチュアリー』
• 『メン・イン・ブラック3』
• 『メン・イン・ブラック インターナショナル』
• 『ウォルト・ディズニーの約束』
• 『美女と野獣』

映画ハリー・ポッターシリーズでシビル・トレローニー先生の日本語吹き替えを担当した、声優幸田直子さんのプロフィールを紹介します。幸田直子さんは1959年に北海道で生まれ、日本大学芸術学部を卒業しました。女優として活動していたこともあり、『太陽にほえろ!』などに出演しています。

声優の幸田直子さんの主な出演作品を紹介します。

• 『黄金戦士ゴールドライタン』
• 『エイリアン』
• 『仮面ライダーW』
• 『仮面ライダーゴースト』
• 『ヴァルキリープロファイル』

ヴォルデモートの失脚を予言し、ヴォルデモートを打ち砕くものとしてハリー・ポッターを印させたシビル・トレローニー先生。その予見はヴォルデモートの怒りを買ってもおかしくなかったはずです。それでは、ハリー・ポッターシリーズの最後でシビル・トレローニー先生がどうなったか紹介します。

『ハリー・ポッターと死の秘宝』において、ハリー・ポッターとヴォルデモートの最終決戦がホグワーツ城で行われました。魔法界の命運をかけたこの最後の戦いで何人もの死者が出ましたが、シビル・トレローニー先生は無事生き残ります。

最後のホグワーツの戦いにはシビル・トレローニー先生も参戦し、水晶玉を使って狼人間フェンリール・グレイバッグを殴る物理攻撃を披露しています。フェンリール・グレイバッグはこの攻撃で気絶しているので、シビル・トレローニーの水晶玉攻撃はなかなかの威力であると推測されます。

ヴォルデモートを失脚させるきっかけを生んだシビル・トレローニー先生は、なぜ最後ヴォルデモートに殺されなかったのでしょうか？その理由として、ヴォルデモートがシビル・トレローニー先生の予見者としての資質に目をつけ、利用しようとしたのではないかということが考えられます。

実際シビル・トレローニー先生は自分の意思で本物の予言をすることはできないのですが、もしシビル・トレローニー先生の予見をうまく利用できれば、ヴォルデモートの脅威を取り除くことができるかもしれません。

シビル・トレローニー先生の名セリフを紹介します。一つ目は、映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』にて、占い学を受講するハーマイオニーにシビル・トレローニー先生が告げた名言です。この名言からは、シビル・トレローニー先生とハーマイオニーの仲の悪さが伝わってきます。

シビル・トレローニー先生の名言を紹介します。これは、上述の名言のあと、ハーマイオニーが起こって教室を出て行ったあとのシビル・トレローニー先生の発言です。ハーマイオニーがなにに怒ったのかを理解していない、シビル・トレローニー先生の無神経さがわかる名言です。

トランス状態以外のときの予言はあまり当たらないと言われているシビル・トレローニー先生ですが、普段の予言も案外当たっているのではないかと指摘するツイートです。確かにラベンダーのうさぎの死やハーマイオニーとの別れなど、実現していることもあります。もしかしたらトレローニー先生の予見の才能は悪くないかもしれないと感じさせるツイートです。

映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』におけるカットされてしまったシビル・トレローニー先生の食事シーンが面白いという感想のツイートです。シビル・トレローニー先生の浮世離れした雰囲気がよく伝わってくるツイートです。

魔法界を揺るがす予言を二つも成し遂げたシビル・トレローニー先生は間違いなく本物の予見者です。しかし意図的に本物の予言をすることはできず、普段はインチキ占い師になってしまいます。そんなシビル・トレローニー先生の才能を惜しんでいるツイートです。

インチキ占い師と思わせて本物の予見者だったシビル・トレローニー先生の、実際の予見やホグワーツの戦いでの最後、演じた女優などについて紹介しました。シビル・トレローニー先生の活躍をその目で見たい方は、ハリー・ポッターシリーズの小説や映画を見てみてはいかがでしょうか？