2018年12月31日公開
2018年12月31日更新
レイブンクローの寮の魅力や特徴まとめ!歴代生徒はだれ?【ハリーポッター】
J・K・ローリングの大人気シリーズ『ハリーポッター』。ハリーが属している寮のグリフィンドールは有名で知らない人はいないのではないでしょうか?スリザリンもハリーと敵対しているマルフォイが属していることから知名度は高いようです。今回は、ホグワーツ魔法魔術学校の4つある寮のうちの1つ、なかなか脚光を浴びることが少ないレイブンクロー寮について見ていきます。レイブンクロー寮の特徴や属している生徒たちについてご紹介します。
ハリーポッターとは?
「ホグワーツ魔法魔術学校に入りたい」とハリーポッターの映画をご覧になった方なら、誰もが1度は思ったことがあるのではないでしょうか?今回はホグワーツ魔法魔術学校の寮の1つのレイブンクロー寮についてご紹介していきます。
正直、映画中ではあまり目立つことがなかったように思えるレイブンクローですが、今回はそんなレイブンクローにスポットを当て、レイブンクローの特徴や歴代生徒たちについてご紹介してきます。まずは、ハリーポッターについて簡単に振り返ってみましょう。
ハリーポッターの概要
J・K・ローリングの世界的ベストセラーであるファンタジー物語「ハリーポッター」シリーズ。原作は全7巻、映画は全8本で物語が完結します。世界中で大ブームを起こした「ハリーポッター」の物語は完結してもその人気は衰えず、原作ではハリーポッターの19年後を描いた後日談「ハリーポッターと呪いの子」が出版され話題となりました。
そんな「ハリーポッター」の物語の舞台は1990年代のイギリス・ロンドン。11歳でホグワーツ魔法魔術学校に入学したハリーポッターは、自身の生い立ちから強大な闇の魔法使いヴォルデモート卿との因縁の対決を強いられます。ハリーポッターはヴォルデモート卿を倒すまでに様々な人に出会い、支えられて魔法使いとして成長していきます。
ホグワーツの4つの寮
ホグワーツ魔法魔術学校では4つの寮で組み分けされています。「グリフィンドール」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」「スリザリン」の4つです。これらの寮名は、ホグワーツの創立者である4人の魔法使い「ゴドリック・グリフィンドール」「ヘルガ・ハッフルパフ」「ロウェナ・レイブンクロー」「サラザール・スリザリン」にちなんで付けられました。この4つの寮にはそれぞれ特徴があります。その特徴を見ていきましょう。
1つ目は「グリフィンドール」。ハリー、ロン、ハーマイオニーがこの寮に属していました。グリフィンドールのシンボルは赤とゴールドの獅子です。グリフィンドールの特徴は勇気で、どんな困難も恐れずに強い意志を持って立ち向かっていく、勇気ある生徒が選ばれます。
2つ目は「ハッフルパフ」。ハッフルパフのシンボルは黄色と黒のアナグマです。ハッフルパフの特徴は正義で、正義感の強い生徒が選ばれます。少し、グリフィンドールの生徒と似ているところがありますが、公平性という面で強い正義感が目立つようです。
3つ目は「レイブンクロー」。レイブンクローのシンボルは青とブロンズの鷲で、映画ではカラスとされています。レイブンクローの特徴は叡智で、学力が高く知性がある生徒が選ばれます。知性と聞くとハーマイオニーが思い浮かびますが、勇気も持ち合わせていた彼女はグリフィンドールを希望したことでグリフィンドール寮生になります。
4つ目は「スリザリン」。ハリーと敵対しているマルフォイが寮生にいます。スリザリンのシンボルは緑とシルバーの蛇です。スリザリンの特徴は狡猾で、悪知恵が働くずる賢い生徒が選ばれます。ハリーと戦ったヴォルデモート卿も歴代寮生で悪い魔法使いを輩出しているイメージが強くあります。しかし、スリザリン寮生だった闇の防衛術教師・スネイプは、ハリーに冷酷な態度で接しますが、陰ではハリーを助けていた事実があります。
組分け帽子とは?
ホグワーツ魔法魔術学校は11歳になると入学資格が与えられ、7年間学びます。全寮制なので休暇など特別な日以外は寮で暮らします。従って、新入生は入学と同時に寮の組分けが行われます。初期の組分けの仕方は、4人の創立者たちが気に入った生徒を厳選するという方法がとられていましたが、後世に引き継ぐことが考慮されて「組分け帽子」が考案されました。ホグワーツの入学式で新入生はまず、「組み分け帽子」を被らされます。
意志を持った帽子は、寮の特性とそれぞれの新入生の特性をマッチングさせ、どの寮に属することが一番最適なのかを判断します。この組分け帽子は意外と融通が利くようで、本人が「その寮には行きたくない」といえば別の寮にしたり、また、生徒に希望する寮の特性があれば希望のようにするなど会話ができるようです。この組分けはホグワーツ魔法魔術学校全体で盛り上がる一大イベントになっています。
レイブンクローの寮の魅力と特徴
さて、ここからはレイブンクローについてご紹介していきます。ハリーポッターの映画ファンの感想などを見ると、レイブンクローに属している生徒には個性豊かなキャラの持ち主が多く、その異質な存在感に魅了されてレイブンクローのファンになったという方が意外にも多いようです。そんな魅力溢れるレイブンクローの歴史や個性的な寮生を歴代を含めて見ていきましょう。
魅力と特徴①機知と叡智に優れた者が集う
レイブンクローの特徴は「機知と叡智に優れた者が集う寮」ということで、勤勉で聡明な生徒の多い寮です。中には知性に重きを置いているためか、生徒の特徴としてプライドが高く、他人を見下す者もいるようで、寮内でいじめもあるようです。知性が高いがゆえに、気難しい者や自惚れる者がいる一方、個性的で独自の世界観を持つ風変りな者もいて、レイブンクローファンにはこの風変りな者たちが魅力的に映っているようです。
魅力と特徴②寮生は個性的?
レイブンクローの特徴で機知と叡智以外にも個性的であることも重んじているようです。レイブンクロー寮生には独自の世界観で個性的なキャラが目立ちます。誰もが習得するのを避けるような変わった魔術を練習する者もいれば、ミステリアスで風変りなことに興味関心をもっている、変わり者もいます。
ハリーポッターの映画の中で特に目を引いたのがルーナです。ルーナは可愛いですが、彼女のファッションセンスにはいつも驚かされます。喋り方も独特で、少し癖のある話し方が特徴です。
魅力と特徴③創設者はロウェナ・レイブンクロー
ホグワーツ魔法魔術学校の創設者の1人、ロウェナ・レイブンクローは聡明な頭脳と冷静沈着な性格で中世の偉大な魔女の1人とされています。レイブンクローの寮監を務め、美しさの裏にどこか威嚇的な部分を持ち合わせていたようです。レイブンクローは女子、ヘレナを出産し、その後もホグワーツで教壇に立ちます。
いつしかホグワーツを卒業したヘレナは、母親の優れた知性を羨ましく思い、身に着ければ賢くなれると言われていた母親の髪飾りを盗み出し逃亡します。レイブンクローは髪飾りを盗まれたことを恥て、誰にも打ち明けずにいました。その結果、レイブンクローは病に倒れます。最後にヘレナに会いたいと思ったレイブンクローは、ヘレナのことを思っていた男爵に彼女を連れ戻してほしいと頼みます。
ヘレナを見つけ出した男爵は彼女一緒に帰ることをいいますが拒まれ、感情的になった男爵は持っていた短剣でヘレナを殺害し、我に返るとその短剣で自害します。レイブンクローはヘレナに会うことが出来ず、この世を去ります。大人しい性格で美しい容姿のヘレナは死後、幽霊となりホグワーツに憑り付きます。ハリーポッターの時代には「灰色のレディ」の愛称でハリーを手助けする一面も見られます。
魅力と特徴④シンボルは鷲
レイブンクローのシンボルの由来は、レイブンクローのレイブンが「ワタリガラス」、クローが「かぎ爪」という英語の意味と鳥類の中で賢いイメージのある鷲がレイブンクローに相応しいとされ、シンボルになったようです。レイブンクローは四大元素の空気と結びついているということもあり、青空を飛びまわる鷲がイメージされます。その自由に飛ぶ様子からも、正にレイブンクローの象徴と言えるようです。
魅力と特徴⑤寮に入る時は謎解き
レイブンクローの寮は西塔に位置し、急な螺旋階段を上り切った先の円形の部屋が談話室です。部屋の内装は、アーチ形の窓に紺色の絨毯、ドーム型の天井には星が描かれ、ロマンチックで落ち着いた雰囲気です。レイブンクローの談話室からはホグワーツの敷地一帯、360度見渡せるようになっており、創立者のレイブンクローの「高見より全てを学ぶ」というメッセージが込められています。
談話室に入る時は、どの寮でも合言葉を決めて入るのが基本ですが、レイブンクローの談話室では謎が出題され、解けなければ入室が出来ません。裏を返せば、謎が解ければ誰でも入室できるということですが、知性を重んじるあまり、隙を作ってしまったようです。
レイブンクローの歴代生徒
ルーナ・ラブグッド
ハリーポッターの映画中、レイブンクロー寮生で1番目にしていたのがルーナではないでしょうか?ルーナは個性的なファッションセンスとマイペースで空想好きな性格を寮生にからかわれ、いじめに遭っていました。それでもマイペースを貫き通すルーナ。ハリー達と最初は噛み合わない部分もありましたが、一緒に戦っていくうちにお互いを尊重し合えるまでになっていきます。
ルーナはホグワーツ卒業後、魔法動物学者になり、ロルフ・スキャマンダーと結婚し、双子の息子ローカンとライサンダーを授かります。ロルフは「ファンタスティック・ビースト」の主人公、ニュート・スキャマンダーの孫という裏設定があるようです。
チョウ・チャン
恵まれた美貌を持ち、真面目で思慮深い性格の持ち主、レイブンクローのクィディッチ・チームのシーカーを務める人気者、チョウ・チャン。ハリーが一目惚れし、その後交際する相手です。チョウはヴォルデモート卿の手先に恋人のセドリックを殺されたことでハリーが秘密に結成していた「ダンブルドア軍団」の一員となります。
チョウはハリーと恋仲になりますが、チョウは教授たちによって飲まされた真実薬のせいで「ダンブルドア軍団」のことを全て話してしまいます。さらに、ハーマイオニーと親しくするハリーを見たチョウは、まだ忘れられずにいた、殺された元恋人セドリックとの間で揺れていました。チョウとハリーの関係は終わってしまいますが、チョウの学校と「ダンブルドア軍団」を思う気持ちは変わらず、卒業後もホグワーツの戦いに参戦します。
マートル・エリザベス・ウォーレン
約50年前にレイブンクローの寮生だった女子生徒、マートル・エリザベス・ウォーレン。マートルは泣き虫で気の弱い性格で、いじめられるたびに女子トイレに籠って泣いていました。マートルがいつものように女子トイレで泣いていると、当時、スリザリン寮生で後にヴォルデモート卿と名乗る、トム・リドルが操るスリザリンの蛇がマートルに襲い掛かかります。
マートルはその蛇の犠牲になり、この世を去ります。その後、マートルは幽霊となって女子トイレに憑り付き、「嘆きのマートル」の愛称でホグワーツの生徒たちに知られていきます。
フリットウィック先生
歴代のレイブンクロー寮生の中には、呪文学を教えるフィリウス・フリットウィック先生もいたようです。魔法使いとゴブリンのハーフのフリットウィック先生。ゴブリンの血を引いているためかとても小柄です。ゴブリンと聞くと荒々しいイメージがありますが、性格は温和で優しく生徒たちからも人気があります。
フリットウィック先生は学生の頃から大変優秀で模範的な魔法使いだったようです。ハリーと共にホグワーツの戦いに挑み、ヴォルデモート率いる死喰い人との戦いでは数多くの死喰い人を倒し活躍しました。
トレローニー先生
トレローニー先生はホグワーツ魔法魔術学校で占い学を教える教授です。ホグワーツの就職面接の際に、アルバス・ダンブルドアと面接し、その時にヴォルデモート卿を倒すのはハリーポッターであると予言します。他にもヴォルデモート卿が復活するなど予言を当てた実績はありますが、トレローニー先生の占いは当たるような当たらないような、100%的中というわけではないようです。
トレローニ先生は役所から来たドローレス・アンブリッジに解雇され、ホグワーツから追い出されそうになりますが、ダンブルドアがそれを阻止し、それ以降も生徒に占い学を教え続けます。
ギルデロイ・ロックハート
イケメンと称される自己愛の強いギルデロイ・ロックハートは、闇の生物との遭遇に関する著書で有名な魔法界の作家です。マーリン勲章勲三等を授与され、闇の力に対する防衛術連盟の名誉会員、魔法界の雑誌でチャーミングスマイル賞を5回連続で受賞するなどの経歴を持ち、ホグワーツでは闇の魔術に対する防衛術を1年間教えます。ロックハートが話す全ての武勇伝は、彼が得意とする忘却術で他人から横取りした功績でした。
ロックハートは咄嗟に取ったロンの折れた杖でロンとハリーに忘却術をかけますが、呪文の逆噴射で自分の記憶を失ってしまいます。彼は病院に長期入院し療養を受けることになり、そこで最終作『私は誰だ?』を執筆します。
レイブンクローの寮監
ハリー在学中の寮監はフィリウス
出典: https://ciatr.jp
ハリー在学中のレイブンクローの寮監はフィリウス・フリットウィック先生でした。フィリウスは卒業後、ホグワーツ魔法魔術学校に戻り、働き始めます。ハリーの父、ジェームズ・ポッターが在学中には試験監督を務めていたようです。その後、レイブンクローの寮監に任命されます。
呪文学も教えていたフィリウスは、生徒たちからは「すべての生徒が試験に合格できるように教えてくれる」と分かりやすい授業をすることで評判で、フィリウスの性格が優しかったこともあり、レイブンクロー寮生だけでなく、他の寮生からも人気がありました。
小柄なフィリウスは授業をする際に、机に本を積み上げその本に載って授業をしたり、解答用紙を呼び寄せる呪文を使った際には、自らが吹き飛ばされてしまったりと茶目っ気を感じさせるところがあります。
可愛らしい一面がる反面、戦場ではその見た目からは想像できないほど勇敢に挑み、戦いにも強いフィリウス。その強さは、ヴォルデモート卿が率いる死喰い人たちの中でも強い魔法使いと言われたアントニン・ドロホフを倒してしまうほどです。
フィリウスもレイブンクローの生徒だった
フィリウスがホグワーツの入学式で組分けされる際、組分け帽子は彼をレイブンクローかグリフィンドールかで迷っていたようです。結果、フィリウスはレイブンクローに組分けされました。レイブンクローの制服を着ていた時のフィリウスはやはり、可愛らしかったのでしょうか?
レイブンクローに関する感想や評価は?
Huluでハリーポッター死の秘宝配信されてるから観てる。見るたびにホグワーツに通うならレイブンクローに入りたいと思う。レイブンクロー寮の談話室は学校を360度眺められる好立地だし寮のカラーはブルーで統一されてるし、ニーナとか知的なのにぶっ飛んでる人たち輩出しまくってるし分かってお願い。
— アンテナ渡辺諒 (@takayamagi) November 21, 2018
レイブンクローファンはレイブンクロー寮生の個性豊かで風変りなキャラに魅力されている方が多数を占めているようです。頭も良く、個性的な発言などが目立つので、「次に発せられる言葉はなんだろう」と飽きることはなさそうです。レイブンクロー寮生と一緒にいたら刺激的な日常が送れそうと魅力を感じる方が多いのではないでしょうか?
フリットウィック先生好きなので目立たないけど私は推したい。
— ふみきゅん🐈 (@mofucha2) June 24, 2016
授業が面白い。全員の生徒が試験に合格できるよう教えてくれる。お菓子くれる。何より小さいのに若い頃は決闘チャンピオンでとても強いというギャップが堪らん。#ハリーポッター pic.twitter.com/GrZ9w5AJjQ
特別に目立つというわけではないですが、人柄のいいフリットウィック先生の人気は、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒のみならず、ハリーポッターファンの間でも高いようです。レイブンクロー出身のロックハート先生も、イケメンなのに空気が読めず、ずるいところが傷ですが、個性的でぶっ飛んでいるという点では面白味があって好きという方もいるようです。
レイブンクローの寮の魅力や特徴まとめ
最後に、余談になりますが、一番人気のフリットウィック先生の容姿が途中で変わったのはご存知でしょうか?初期は白ひげを蓄えた老人のような風貌でしたが、これを見た原作者のJ・K・ローリングがイメージと違うと打診したことで変更されたそうです。今では紳士のようなフリットウィック先生が当たり前になっています。裏話なども合わせるとハリーポッターシリーズはまだ、楽しめるところが溢れているようです。
レイブンクローの寮や特徴、歴代の寮生についてまとめてきました。個性豊かな変わり者たちの集まりと言われているレイブンクロー寮生には、魅力的に感じるキャラがたくさん登場し、そこがファンの間でツボとなっていることは間違いないようです。レイブンクローにつてい改めて知った今、あなたはどの寮を希望しますか?