トム・リドルはなぜヴォルデモートになった?悲しい過去と名前を捨てた理由を考察

「ハリー・ポッター」は、映画化され世界中で大ヒットした大人気小説です。今回はそんな「ハリー・ポッター」に登場するキャラクターであるトム・リドルについて紹介をしていきます。トム・リドルは、「ハリー・ポッター」で敵として登場するヴォルデモートの正体です。そんなトム・リドルには悲しい過去がありました。今回は、ヴォルデモートになってしまった過去や変わってしまった顔、さらに名前を捨てた理由などを考察していきます。

トム・リドルはなぜヴォルデモートになった?悲しい過去と名前を捨てた理由を考察のイメージ

目次

  1. トム・リドルとは?
  2. トム・リドルの正体!ヴォルデモートになった理由
  3. トム・リドルの悲しい過去
  4. トム・リドルが名前を捨てた理由
  5. トム・リドルの母親・メローピー・ゴーントとは?
  6. トム・リドルに関する感想や評価
  7. トム・リドルの過去や正体まとめ

トム・リドルとは?

今回紹介をしていくトム・リドルは、映画化もされ世界的にヒットした「ハリー・ポッター」の登場キャラクターです。作中では、ヴォルデモートという名前で「ハリー・ポッター」の世界を闇の力で脅かします。そんなトム・リドルに関する悲しい過去や、名前を捨てた理由、そして復活後の変わり果てた顔などを詳しく解説していき、ヴォルデモートとなってしまったトム・リドルの魅力に迫っていきます。

トム・リドルの人物情報

学歴や杖の種類

トム・リドルは、英国魔法界を闇の力で支配しようとするヴォルデモートの正体です。しかし、女や子供ですら容赦無く殺すという一面から魔法使い達はヴォルデモートの名を口にするのさえ戸惑うようになりました。若い頃の見た目は父親に似ていたそうです。非常に整った顔立ちの美少年だったと言われています。しかし、復活後は以前のような顔つきではなくなってしまったようです。その性格は冷酷で自分以外を信用しません。

トム・リドルは他人を信用しないだけではなく他人の力を借りるということも嫌いなようでした。さらに、差別的でとても力に飢えています。「100年ぶりに現れた最も邪悪な魔法使い」と評されていました。後にヴォルデモートとなるトム・リドルですが、幼い頃からその片鱗を見せていました。弱者を従わせるための「力」の使い方を若い頃からしていたようです。しかし「力」の限界も知っているようでした。

トム・リドルは、孤児院で育ちました。しかし、ある日その孤児院にダンブルドアがやってきます。トム・リドルはそこで自分が魔法使いであることを知りました。その後トム・リドルは、ホグワーツ魔法学校に入学します。ホグワーツではスリザリンの寮生として過ごします。入学後、トム・リドルはすぐに優れた頭脳や才能を発揮しました。ダンブルドアからは「ホグワーツ始まって以来の秀才」だとも言われていました。

後にヴォルデモートとなるトム・リドルが使用している杖の本体は、イチイの木から出来ていました。イチイの木は死と再生のシンボルと言われヴォルデモートとして復活する未来を予見していると言われています。芯は不死鳥の尾羽根であり、前兆34cmでした。「ハリー・ポッター」の主人公でありヴォルデモートと対決をするハリーとは芯が同じであり兄弟杖となっています。そのためハリーに対し思い通り攻撃出来ませんでした。

トム・リドルの名前の由来

ヴォルデモートの正体、トム・リドルの名前の由来について解説をしていきます。本名はトム・マールヴォロ・リドルということが明らかとなっていました。ファーストネームであるトムは、父であるトム・リドル・シニアから受け継いでいます。ミドルネームは、祖父であるマールヴォロ・ゴーントから取られたようです。しかし、平凡な名前やマグルである父を嫌いフルネームを入れ替え、ヴォルデモートと名乗るようになりました。

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トム・リドルの正体!ヴォルデモートになった理由

ダンブルドアの厳重警戒

トム・リドルは、自分が魔法使いであるということを知らず孤児院で過ごしていました。しかし、ある日そこへダンブルドアがやってきます。トム・リドルの魔法使いとしての日々はそこから始まりました。ここからは、そんなトム・リドルが闇の帝王であるヴォルデモートとなってしまった理由やポッター家襲撃の秘密、さらにヴォルデモートの強さの秘訣である分霊箱の種類などについて詳しく解説をしていきます。

トム・リドルは、魔法とは知らずに弱者を従わせる「力」を孤児院で使っていました。そんなトム・リドルの元にダンブルドアと出会います。この時ダンブルドアはホグワーツの教師として働いていました。ダンブルドアとの出会いがきっかけでトム・リドルはホグワーツに入学します。トム・リドルは謙虚な性格や優秀な頭脳から教師から信頼されていきますが、その頃ホグワーツで起きていた様々な事件の黒幕でもありました。

父親譲りの整っている顔や、人を惹きつけてしまう魅力などからホグワーツでは下級生だけではなく上級生も従えていたようでした。そんな優秀な生徒、トム・リドルのことを警戒していたのはダンブルドアだけだったようです。しかし、ダンブルドアに警戒されていることをトム・リドルは知っていました。そのため、トム・リドルもダンブルドアに対して警戒心を抱いていたようでした。

自身の出生に絶望

トム・リドルは、孤児院で育ちましたが自らの出生を探っていたようでした。そしてある日ついにトム・リドルは自分の出生や両親に関する真実を知ります。トム・リドルはこれまで、父親が魔法使いであり父親の能力を受け継いだと考えていたようですが、実際に魔法族であったのは母親で父親はマグルでした。さらにトム・リドルの母親は純血の魔法使いでサラザール・スリザリンという偉大な魔法使いの末裔でもあったのです。

予言とポッター家の襲撃

トム・リドルは、ヴォルデモートとして闇の魔法使いの活動を始めます。ヴォルデモートの手下には、セブルス・スネイプというホグワーツの教師であり、主人公・ハリーの両親とも一緒に学んでいた人物がいました。ある日、ヴォルデモートは自らを滅ぼす可能性のある赤子が誕生するという予言を耳にします。そして、スネイプからその赤子がポッター家に生まれると報告を受けました。そしてヴォルデモートはポッター家に侵入します。

ポッター家へと侵入したヴォルデモートは、ポッター夫妻を闇の魔法で殺害します。しかし、ハリーに放った闇の魔法はリリーによる守りの魔法で跳ね返されてしまいました。その結果ヴォルデモートは自滅し非常に弱ってしまいます。

復活したヴォルデモート

ヴォルデモートとなったトム・リドルは、ハリーを殺そうとしますがハリーに放った死の呪文が跳ね返り非常に弱い生命体となってしまいます。しかし、分霊箱を残していたおかげで命は取り留めていました。消滅したと考えられていたヴォルデモートですが、とある儀式を経て本格的に肉体を持って復活します。その顔はトム・リドルとして生きていた頃の顔とは全く異なり、以前の美しく整ったトム・リドルの面影はありませんでした。

蛇のような顔

トム・リドルは、父親譲りの美しい顔をしていました。しかし、ホグワーツ卒業後闇の魔法使いとして活動し始めヴォルデモートと名乗るようになったトム・リドルには以前の美しく整った面影はありません。トム・リドルは、分霊箱を作っていました。分霊箱は自分の魂を分割するため、非常に労力を要します。トム・リドルは分霊箱を作る過程で徐々に顔が変化していったようでした。

ヴォルデモートは強い?

ホグワーツの校長となるダンブルドアにも実力を認められていたトム・リドルですが、その正体は闇の魔法使いであるヴォルデモートでした。在学時代からずば抜けた実力を発揮し教師からの信頼を得ていたヴォルデモートですが闇の魔法を使いこなし、分霊箱を作るなどかなりの強さを持った魔法使いだったようです。しかし、ダンブルドアとの対決では負けそうになりダンブルドアの前から逃亡しています。

ハリーに敗北

闇の帝王であるヴォルデモートの正体がトム・リドルであると明かされ、ヴォルデモートは肉体を持って復活を遂げます。その後ヴォルデモートは、ハリーと対決をしました。しかし、ヴォルデモートの使用している杖はハリーの使用していた杖と兄弟杖だったのです。そのため、魔法が思い通りに働かずハリーに逃げられてしまいました。またハリーとの最終決戦でもニワトコの杖が自分に従っていなかったため、敗北してしまいます。

分霊箱の種類

優秀な学生であったトム・リドルの正体は後に闇の帝王となるヴォルデモートでした。ヴォルデモートとして活躍をする前からトム・リドルは分霊箱を作っていたようです。トム・リドルの日記、マールヴォロの指輪、スリザリンのロケット、ハッフルパフのカップ、レイブンクローの髪飾り、さらにペットであるナギニ、宿敵であるハリー・ポッター自身の七つがヴォルデモートの分霊箱でした。

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トム・リドルの悲しい過去

ホグワーツでは優秀な生徒として学んでいたトム・リドルの正体は、英国魔法界を支配しようとするヴォルデモートでした。冷酷で、必要とあれば命を奪うことも躊躇しないヴォルデモートことトム・リドルですがそんなトム・リドルにも悲しい過去がありました。ここからはそんなトム・リドルの悲しい過去について詳しく解説をしていきます。

過去①孤児院生活

トム・リドルの父親であるトム・シニアは、非常に整った顔をしていました。裕福な家庭に生まれ育ったマグルです。トム・シニアは、セシリアというマグルの女性の婚約者がいました。そんなトム・シニアの近所にはメローピーという魔女が住んでいました。メローピーは、トム・シニアのことを好きになってしまいます。そして、惚れ薬を使い子供をもうけたことでメローピーは薬の使用をやめます。

惚れ薬の効果がなくなり、トム・シニアはメローピーのことを捨ててしまいます。その時点まだ妊娠中であったメローピーは金銭的にも頼れる人物がおらずマグルの孤児院に駆け込みます。そしてその孤児院でヴォルデモートとして魔法界を支配することになるトム・リドルを産みました。しかし母親はトム・リドルを産んだ数時間後に死亡します。トム・リドルは孤児院で孤児として生活することになりました。

過去②ダンブルドアとの出合い

トムは、父親譲りの整った顔立ちをしている少年でした。11歳になるまでは自分の正体が魔法族であるということも知らなかったようです。しかし、正体を知らずともトム・リドルは魔法の力を使い始めているようでした。そんなある日、トム・リドルの過ごしている孤児院にホグワーツの教師であるダンブルドアがやってきます。そのことがきっかけでトム・リドルはダンブルドアと交流し、自分の正体が魔法使いであると知りました。

過去③優等生

ヴォルデモートは学生時代トム・リドルという名で生活を送っていました。ホグワーツ時代、トム・リドルはスリザリンの寮生として優秀な成績を残しています。魔法の才能に恵まれていて、在学中は常にトップの成績を誇っていたようです。ダンブルドアもその才能を認め「ホグワーツ始まって以来の秀才」と評していました。美しい顔で成績優秀、さらに表では謙虚な一面を見せていたトム・リドルは教師からの信頼を勝ち得ました。

過去④秘密の部屋

ヴォルデモートという名前で後に活躍するようになるトム・リドルは、学生時代ホグワーツ創設者であるサラザール・スリザリンが作ったとされている「秘密の部屋」に侵入しました。整った顔立ちから、教師の信頼を得ていたトム・リドルですが、裏の顔があったのです。トム・リドルは秘密の部屋に住んでいたバジリスクを解放します。その結果バジリスクを目撃したマートルという女子学生が死に追い込まれました。

過去⑤マートルの殺害と目的

闇の魔法使いとしての正体を表したトム・リドルですが、学生時代既に殺人事件を起こしていました。トムは、バジリスクでマートルを殺しましたがそれには分霊箱を作るという理由があったのです。分霊箱は、自分の魂を分割して保存できるというものでしたが分霊箱を作るためには生贄が必要でした。マートルは分霊箱の生贄となったのです。そして、トム・リドルは自分の日記を分霊箱にしました。

過去⑥スリザリンの意志

トム・リドルは、魂を分割する分霊箱によって不死の身体を手に入れようとしていました。しかし、後にヴォルデモートとなるトム・リドルの目的は、不死の身体を手に入れることだけではありません。秘密の部屋を解放したことでトム・リドルは、スリザリンの意志を受け継いだ「魔法を学ぶのにふさわしくない者を追放する力」という不思議な力を知ります。トム・リドルは、その力を使いスリザリンの意志を実行しようとしていました。

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トム・リドルが名前を捨てた理由

「ハリー・ポッター」で闇の帝王として魔法界を支配しようとしたヴォルデモートは学生時代、トム・リドルという名前で過ごしていました。トム・リドルはヴォルデモートの本名です。しかし、ある時からトム・リドルは自分の出生に絶望しトム・リドルという名前を捨ててしまいました。ここからは、トム・リドルが自らの名前を捨てヴォルデモートと名乗るようになった理由について詳しく解説をしていきます。

理由①父親がマグル

トム・リドルは、孤児として育ちました。父にも母にも捨てられたと思っていたトム・リドルはある日自分の出生に関する真実を探し出します。そこで自分の父親がマグルであり、凡庸なマグルである父親が偉大な魔法使いの末裔であり特別な魔法使いであった母親を捨てたという過去を知りました。その後トムは母親を捨てたという復讐も込めて父親の元を訪れ、父親を殺害します。また父方の血筋も根絶やしにしました。

理由②純血主義

トム・リドルは、マグルを嫌う純血主義に傾倒していきました。そこで、トム・リドルはマグルである父親を殺すだけではなく父から受け継いだ名前も捨てます。トム・マールヴォロ・リドルの綴りを入れ替えると、私がヴォルデモート卿だという文面になります。そのことに気がついたトム・リドルは、この頃から密かにヴォルデモートという名前を使い始め、闇の帝王として活躍する頃にはトム・リドルという名前を封じていました。

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トム・リドルの母親・メローピー・ゴーントとは?

トム・リドルがヴォルデモートとなってしまった原因の一つには、家族の存在も挙げられていました。父親がマグルであり母は純血の魔法使いです。トム・リドルは純血主義に傾倒した人間であったため自分の出生を知ると、父方の血筋を根絶やしにします。そんなトム・リドルの母親であるメローピー・ゴーントとは一体どのような人物なのでしょうか?ここからはメローピー・ゴーントに関する情報を紹介していきます。

メローピー・ゴーントの人物情報

メローピー・ゴーントは、父・兄と共に小さな掘っ建て小屋で極貧生活を送っていました。しかしゴーント家は、ホグワーツ魔法学校の創始者であるサラザール・スリザリンの末裔だったのです。そのため、メローピー・ゴーントは蛇語を話すことが出来ます。さらにゴーント家の三人は、聖28一族に連なっているほど純血としても名家です。また、特徴として近親婚の習慣がありそのせいで暴力的で情緒不安定な血筋となっていました。

外見的特徴

名家として知られていたゴーント家ですが、メローピーの父が生まれる数世代前から資産は尽きていたようでした。そんなメローピーの特徴として、だらりとした艶のない髪という点が挙げられていました。両目は逆の方向を向いていて肌は青白く、ぽってりとしていたようです。また、孤児院のミセス・コールからは美人とは言えないと評されるなどトム・リドルとは異なりあまり整っていない顔だという描写がされています。

トム・リドルの出産後

メローピーは、整った顔立ちをしたマグルのトム・シニアを好きになります。そのことを知ったメローピーの兄は、トム・シニアに蕁麻疹の呪いをかけました。また、父もこのことに激怒しメローピーは父から首を絞められます。しかし、メローピーは家族から逃れ惚れ薬を使用してトム・シニアと駆け落ちします。その後トム・リドルを妊娠後トム・シニアから振られてしまい孤児院でトム・リドルを出産後他界してしまいます。

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トム・リドルに関する感想や評価

トム・リドルに関する感想の中には、こちらのような感想もありました。「ハリー・ポッター」ではシリーズを通してホグワーツ魔法学校が舞台となっています。その理由として、主人公であるハリー・ポッターがホグワーツの生徒であったからという理由のほかに、後にヴォルデモートとしてハリーの宿敵となりトム・リドルが母校であるホグワーツに執着しているからなのではないかと考察されていました。

トム・リドルに関する感想の中には、こちらのような感想もありました。トム・リドルは、非常に優秀な学生だったようです。死喰い人を形成する闇の帝王としてのリーダーシップなど目的を叶えるために努力していたとも取れる行動をしています。そんなトム・リドルの努力に注目しているファンの方もいたようです。

トム・リドルに関する感想の中には、こちらのようなものもありました。トム・リドルは非常に整った顔立ちをしていましたが、分霊箱を作成した際魂を分割したことによって顔が徐々に変わっていきかつての美貌は失われてしまいます。しかし、トム・リドルにとってはあまり重要ではありません。トム・リドルにとって大事なのは血と命だけという点が多くのファンを惹きつけているようです。

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トム・リドルの過去や正体まとめ

今回は「ハリー・ポッター」に登場したトム・リドルについて紹介をしてきました。かつてはホグワーツで優秀な成績を収めていたトム・リドルですが、その正体は闇の魔法を操るヴォルデモートだったのです。トム・リドルには悲しい過去があり、名前を変え、整った顔を変形させてまで分霊箱を作り出します。そんなトム・リドルも登場する「ハリー・ポッター」ご覧になってはいかがでしょうか?

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