ヒロイン失格の安達が嫌い？嫌われる理由や演じた女優・我妻三輪子も紹介

2015年に公開された「ヒロイン失格」は桐谷美玲主演のラブコメ映画だ。ストーリーが面白いという声が多い一方、「安達が嫌い！」という声も非常に多かった。

「ヒロイン失格」の安達が嫌いと言われてしまう理由、そして嫌いと言われてしまう安達を演じている女優、我妻三輪子がどんな人物なのかも一挙公開。まだ映画を見ていない人も、わかりやすいあらすじで紹介しているので、気になる人はぜひご覧あれ。

「ヒロイン失格」は、幸田もも子が描いた漫画が原作となている。漫画は2010年から2013年までの3年間、別冊マーガレットに掲載されていた。幸田もも子は「姐さんカウントダウン!」や「誰がスッピン見せるかよ」など数多くの漫画作品を残しているのだが、映画になったのは「ヒロイン失格」以外にも「センセイ君主」などがあげられる。彼女は基本的に学生たちが繰り広げるラブコメをテーマに漫画を書いているのだ。

「ヒロイン失格」のヒロインであるはとりのモデルは、桐谷美玲だったようで、実写化した時も希望通り桐谷美玲がキャスティングされている。実写化の際に一番言われるのはキャストが合っていないということであったが、「ヒロイン失格」ではモデルになっていたこともあり、キャストがぴったりという声も多かった。

「ヒロイン失格」の桐谷美玲が演じるはとりは、幼なじみの利太（山崎賢人）のことを10年間ずっと思い続けていた。はとりは自分のことを利太のヒロインだと考えており、その他の人々はエキストラと思っているのだ。利太の母は駆け落ちをしており、そのことで幼少期からいじめを受けていたのだ。しかし、どんな時でもはとりは、常に利太の味方でいたのだ。そしてこの時からはとりは利太に恋していったのだ。

はとりは友人の中島に常に恋愛相談をしていた。中島はさっさと告白しろと常に言い続けているのだが、はとりはなかなか告白をしない。そんなある日、メガネでオカッパ頭の冴えない安達（我妻三輪子）が不良グループにからまれてしまう。そこに利太が助けに入ったのだ。それがきっかけで安達は利太に恋をしてしまい、告白されてしまう。はとりは地味で暗い安達は相手にもしていなかったのだが、2人は付き合ってしまう。

付き合ったことを知ったはとりは衝撃を受けるのだが、告白されて断るのも申し訳ないからとりあえず付き合ってあげただけだと思っているはとりだった。利太と一緒に帰ろうと下駄箱に行くと、以前安達を絡んでいた不良グループが利太に絡んできたのだ。その時、安達は不良を蹴り飛ばし、利太のことを守ったのだ。利太はその姿を見て、安達と一緒に帰るとはとりに伝える。はとりは2人の姿を見てヒロイン失格だと言う。

利太と安達のラブラブっぷりを見せつけられているはとりは嫉妬に狂っていく。また利太が安達のメガネを外して「意外とかわいい、こっちの方がいいじゃん」と言ったことをきっかけに、安達はイメチェンした。すっかりやさぐれているはとりは、中島に愚痴をこぼしていたのだが、そんなはとりの目の前に超絶イケメンの弘光が現れる。最初、はとりは弘光のことを考える余裕もなく利太取り戻し大作戦を決行するのだった。

はとりは安達の横に座り、幼少期の利太のアルバムをわざと見せつけ利太との絆を見せつけようとする。しかし安達は「この写真かわいい」とテンションがあがってしまう。その瞬間イラっとしたはとりはアルバムを閉じる。次のいやがらせは、利太のジャージだ。強引に利太から奪い取ったジャージを安達に見せつけるのだが、昨日洗濯しに言ったとき見当たらなくてあってよかった、と通い妻をアピープされてしまう。

また、そんなやりとりをしている間も、利太が安達のことを待っていると知ったはとりは、カップラーメンの3分も待てないはずなのに、と結局完敗してしまう。ショックを受けたままのはとりだが、女子トイレの中で安達の悪口を言う女生徒2名から声をかけられる。利太とは釣り合わない、自分の身分わかってないなど散々な言われように思わず笑みが溢れるはとりは、控えめにしていたが、最終的に自分もその悪口に混じってしまう。

そして女生徒2人がトイレから出ると、なんと安達が個室から出てきたのだ。安達は「ごめんね、盗み聞きする気はなかったんだけど出て行くタイミングがなくて」と謝る。はとりは利太にこのことを全部知られてしまうと思い落胆するのだが、安達は「気にしなくていいからね、寺坂くん（利太）のこと好きでしょ」と言う。また、私のことは気にしないで、取られても恨んだりしないから、と余裕を見せつけるのであった。

落ち込んでいるはとりだったが、その目の前にまたもやイケメンの弘光が現れる。弘光は、まっすぐなはとりに興味を持ち、突然キスをする。はとりはファーストキスを奪われてしまったと怒り奮闘状態だが、とにかく利太には知られないようにと口止めをする。しかし逆に利太とのダブルデートをすることを条件に出され、なぜかはとり&弘光、利太&安達と一緒にボーリングすることになった。

利太は、仲の良さそうなはとりと弘光を見て嫉妬むき出しになる。その姿をみて勝ち誇ったような顔をするはとりだが、そのはとりに対して「無理して好きな人を作らなくていいんじゃないかな、寺坂くんを傷つけるのは違うと思う」と言う。なぜ説教されなきゃいけないのか、とはとりがわなわなしていると、すかさず弘光は「嫌な女だねー」と偽善者ぶっている安達に対して冷たい言葉を投げかけ、はとりを守るのだった。

少し日が経ち、安達はメキシコに短期留学することになり、夏休みの間利太と一緒にいてほしいとはとりにお願いするのだ。そのことを知ったはとりは利太を取り返すために作戦を立て始める。毎日遊びにいこうかと計画するはとりだが、中島からあえて会わないようにしろと言われる。そして弘光ともデートをして、利太に会いたい気もちを抑えるのだった。弘光ははとりのまっすぐなところにどんどん惹かれていく。

花火大会の日、はとりは利太に一緒に行こうと誘う。久しぶりに会う利太は、はとりに対して優しくなっていたのだ。そして利太は、自分のはとりに対する気持ちに気づき、思わずキスをしてしまった。そして安達とはきっぱり別れるから1日待ってほしいと伝える。ウキウキのはとりであったが、そのことを知ったった安達は、実は身体が弱いのだが利太と出会って元気になった、また前の生活に戻りたくない、と嘘をつき始める。

心の優しい利太はそのことを聞いて別れられずにいた。結局別れなかった利太に対し、落胆するはとり。そしてはとりは弘光にどんどん心惹かれていくようになる。そしてクライマックス。はとりは弘光と付き合おうと考えていたのだが、結局利太のことを忘れられず、弘光の告白を断って利太の元へと走り始める。そして利太はというと、安達の部屋に言った時に、たまたまはとりの悪口を鏡に向かって言っているのを見てしまう。

本性を晒した安達の元を去り、利太ははとりの元へ向かう。そして2人はお互いに正直な気持ちを伝え、ヒロイン失格になったいたはとりは正式にヒロインの座を取り戻し、無事、利太とカップルとなったのだった。

安達はクラスでも目立たない地味な存在。最初に出た時は不良グループにいじめを受けており、そこに助けに入ったのが利太だったのだ。はとりはサブキャラと決め込んでいたのだが、安達はすぐに利太に告白した。そして利太は安達と付き合い始めてしまう。はとりはショックを受けるのだが、利太は安達はいいやつだと言う。

利太が不良グループに絡まれている時には、安達が思いっきり蹴飛ばして、利太を助けるなどして絆が深まっていってしまう。また、利太にメガネを外した方がかわいいと言われて素直に喜び、次の日からメガネをはずしてくるというしたたかさも持ち合わせている。

安達はとにかく控えめである。何か言われても怒ることなく、感情を表に出さず、落ちついて相手の気持ちになって考えているような発言をする。正統派ヒロインのように、いい子でずっと通しているのだ。しかし、自分から利太に告白をするような積極的な面や、何を言われてもめげずに時には嘘をついてまで利太を引き止めようとする肉食な面も持ち合わせている。

最終的には一人ではとりの悪口を鏡に向かって吐き出しているところを利太に見られてしまい本性が露わになるのだが、彼女は弱音を吐かずに、自分で対処できる強さを持っている女性であることがわかる。

原作とあまり大きく違わない映画なのだが、実は漫画では利太と別れてからの安達はすっかり垢抜けていわゆるイケイケに変わっていく。また、複数の男性とすぐに身体の関係をもったりと、今までのおしとやかなイメージからガラッと代わり、いわゆる軽い女になってしまうのだ。映画でははとりと利太が結ばれて終わるのだが、続きが気になる人はぜひ漫画もチェック。

我妻三輪子演じる安達は、地味で目立たず暗い存在だった。しかし、山崎賢人演じる利太にメガネを外した方がかわいいと褒められて、その言葉に喜びその日からメガネをとる。そのあたりから謎の自信をつけ始めたという声も多く、メガネとっただけだし、イメチェンと呼べるほどでもないのに、イメチェンしましたって自信満々な感じが嫌いという声もあった。

性格は控えめでおとなしいのは変わっていないのだが、あまり笑顔の描写がなかった安達だった。しかし山崎賢人演じる利太と付き合い初めてから笑顔の描写も多くなり、明るい雰囲気になっていく。

トイレで自分の陰口を言わていたのをたまたま聞いてしまった安達。桐谷美玲演じるはとりは、利太に言われてしまうと焦るのだが、そんなはとりに対し、安達は「気持ちがわかる」と言い、そして今まで通り好きなままでいいよ、そして変わらずこれからも利太のことを好きでいようと話す。また、もしそれで利太がはとりを好きになってもかまわないと言う。

自分が利太と付き合っていることを踏まえた上で、はとりの気持ちを知っているにも関わらず「好きでいてね」「正々堂々と戦おう」という発言が多々出てくるのだが、そのいい人ぶっているところが嫌いという声も非常に多かった。

「ヒロイン失格」の安達は六角精児と呼ばれている。メガネをかけて、おかっぱ頭をしており、六角精児と呼ばれているとなると、さすがに可愛いとは言えない。イメチェンしたけどメガネを外しただけ、髪型がださい、全然かわいくない、など容姿が嫌いという意見も多かった。また、ツイッターでも安達のことをヒロイン失格の六角精児と呼んでいる人もいる。

比較してみると全く似ていないのだが、我妻三輪子は「ヒロイン失格」の安達役のオファーが来た時に「六角精児と言われるのは少し複雑でしたが、女優としてはおいしいなと思いました」と発言しており、彼女自身は少し複雑な気持ちであるということがわかった。

はとりのことを良く思っていないのは明らかだが、余裕をかましていい子ぶって、はとりのことを否定しているところが嫌い、という意見も多い。しかし、安達は原作でも嫌われ役になる存在であり、ここまで嫌い、と言われる安達を見事に演じた我妻三輪子は女優として素晴らしい演技をしているという声もある。弱気な雰囲気を出しながらも、時にははっきりと「失望した」などはとりに言う場面もある。

はとりを悪者に見えるように仕向けているから嫌いという声も多い。はとりに対して、利太を傷つけるなんてひどい、などいい子ぶりっ子発言をした時に、坂口健太郎が演じる弘光に「性格悪いね。そう思うなら別れてあげれば？それもしないのにそんなひどいこと言うんだ」と言われた時の安達を見てスッキリした！という声も多かった。視聴者の声を代弁してくれたのは間違いなく弘光だったという声もあった。

「ヒロイン失格」の映画で、利太は自分の気持ちにはっきりと気付いて、はとりの元へ向かうことを決める。心優しい利太は安達に別れを告げることにも罪悪感を抱いていたのだが、実は最近体調がよくないこと、でも利太と出会ってから体調が良くなったこと、今まで一人で寂しかったけど利太と出会ってすごく楽しいことを伝え、離れたくない、これからも一緒にいたいと言う。

そう言われてしまった利太は別れることができなかった。このシーンを見た時に、体調不良と嘘をついたこと、そしてはとりには正々堂々と勝負して、取られても恨んだりしない、なんて言っていたのに結局全部嘘だったという声も多かった。このシーンを見て、今までよりも更に嫌いになった、嫌いすぎてイライラした、という声もたくさんあがっていた。

山崎賢人は1994年生まれの俳優で、「世界で最もハンサムな顔100人」にもランクインしているイケメンだ。彼は若い女性からの人気も非常に高く、山崎賢人が好きだから映画を見に行ったという人も多い。そんな中、桐谷美玲とのラブシーンではなく、我妻三輪子とのラブシーンに対する批判が多くあった。その中でも一番多かったのは「釣り合わない」であった。

山崎賢人と付き合っている設定だけでなく、手をつないだりするシーンでも嫉妬する女性が続出し、「安達嫌い」「我妻三輪子嫌い」という意見が多く上がったようだ。人気俳優が映画にでると、メインのヒロインが叩かれるケースが多いのだが、ヒロイン失格では我妻三輪子が標的になってしまったようだ。

我妻三輪子は1991年生まれの女優であり、タレントや歌手、そしてファッションモデルや作詞など様々なジャンルで活躍している。彼女は元々アイドル活動をしていた時期もあり、9nineというアイドルグループのメンバーでもあった。彼女が芸能界に入ったきっかけは、雑誌「ニコラ」のオーディションでグランプリを獲得したことである。それからニコラの専属モデルとして活動をしていた。

また、ニコラのモデルメンバーと共にアイドルグループ「ニコモノ」を結成して歌手デビューも果たしていた。ニコラを卒業してからは、女優として活躍しており、また三弥（みや）という名前で作詞も行っており、まさに多彩な才能を持った女優である。映画では「さまよう小指」や「さよなら歌舞伎町」、ドラマでは「1リットルの涙」や「新宿スワン」など数多くの作品に出演している。

我妻三輪子は、女優として活動をしていたのだが、2015年に突然結婚を発表した。ブログで自分の言葉できちんと伝えており、お相手は7歳年上の一般男性とのこと。ジャッキーチェンと唐揚げが大好きという情報は入っているのだが、一般人というこもあり、顔写真や詳しいプロフィールは伏せられているようだ。しかし、我妻三輪子のツイッターでペアルックの写真が掲載さており、左側が結婚相手とされている。

女優として人気も上がっていた時期の結婚で驚く声も多かったので、「できちゃった婚ではないか」などの噂も飛び交っていたが、現段階ではまだ子供はいないようだ。結婚相手の顔が気になるという声も多かったのだが、2015年から現在まで写真は流出しておらず、プライバシーはきちんと守られているようだ。

「ヒロイン失格」の安達役を演じた女優、我妻三輪子は、元々モデルやアイドルをしていたことからも想像できるように、スタイルも抜群だった。しかし、安達のオファーがきた時に安達のイメージはぽっちゃり系だと思い、増量を決意。特に顎の下に肉をつけなくては、と思い、とにかく食べまくったとのこと。女優の我妻三輪子は安達のキャラをイラっとすると発言しており、イラっとされる役作りを完璧にこなしたようだ。

「ヒロイン失格」では逆ダイエットをするなど女優魂を見せつけた我妻三輪子だが、本来の姿は身長161㎝、体重44Kgなどさすがモデルというスタイルをしている。一度太ると戻すのも大変なのだが、躊躇なく体重を増やすと決めた我妻三輪子は「女優としてのプロ意識が高い」という好評の意見も多かったようだ。

痩せた姿を見ると、安達と結びつかなかったという人も多いようで、「ヒロイン失格」では可愛いと思わなかったけど、実際に見たら可愛いという声も多く、女優としてすごいという感想も多く寄せられていた。

女優である我妻三輪子の特徴はなんと言っても透明感である。白く透き通るような肌に端正な顔立ちで人気も高く、またスタイルも非常に良い。BMIは17というまさしくモデル体型を誇っている。ウエストは57㎝と公開されている。

顔が小さくてウエストが細くて手足が長いと絶賛の声もあり、映画などで個性派女優としての仕事が多いのだが、存在感は圧倒的でこれからの女優としての活動が楽しみという声も多く寄せられている。

「ヒロイン失格」の安達が嫌いという理由も合わせて紹介したが、理由は多くあった。実際に安達を演じる女優の我妻三輪子も「安達のことはイラっとする」と発言しており、それを見事に演じた我妻三輪子には賞賛の声が上がっていた。少女漫画のメインは一人のヒロインを2人の男性が取り合うイメージだが、「ヒロイン失格」では一人の男性を巡って女性が取り合うという流れになっている。

サブキャラと呼ばれながらも強い存在感を放っている女優の我妻三輪子の演技は一度見てほしいという声も多くある。つい「安達嫌い」と思ってしまう「ヒロイン資格」のストーリー、そしてキャストの演技など少しでも興味が出たという人はぜひ一度映画をご覧あれ。