実写映画「進撃の巨人 後編」をネタバレ解説!あらすじやラストシーンの意味とは?

人気漫画『進撃の巨人』は三浦春馬主演で実写映画化されました。本来の『進撃の巨人』とはあらすじや登場人物が若干違っており、『進撃の巨人』のファンからは酷評されている作品です。この記事ではそんな実写映画『進撃の巨人』後編のあらすじのネタバレを紹介します。また、なぜ実写映画『進撃の巨人』後編が酷評されているのか、その理由や結末のラストシーンのネタバレ・考察などもまとめています。

実写映画「進撃の巨人 後編」をネタバレ解説!あらすじやラストシーンの意味とは?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人の実写映画後編とは?
  2. 進撃の巨人の実写映画後編のあらすじネタバレ
  3. 進撃の巨人の実写映画後編の結末ネタバレ
  4. 進撃の巨人の実写映画後編のラストの意味
  5. 進撃の巨人の実写映画後編はひどい?
  6. 進撃の巨人の実写映画後編に関する感想や評価
  7. 進撃の巨人の実写映画後編あらすじ結末ネタバレまとめ

進撃の巨人の実写映画後編とは?

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドの映画情報

実写映画『進撃の巨人』の後編である「エンド オブ ザ ワールド」は、2015年9月19日に放映された映画です。監督は『シン・ゴジラ』や『日本沈没』の監督でも知られる樋口真嗣です。『進撃の巨人』の主人公であるエレン役は三浦春馬が演じました。登場キャラクターやストーリーなどは、作者の諫山創の意向により原作と大幅に違うところがあります。

映画主題歌はSEKAI NO OWARI「SOS」

実写映画『進撃の巨人』の主題歌は前篇・後編共にSEKAI NO OWARIが担当しており、後編の主題歌の曲名は「SOS」といいます。SEKAI NO OWARIとは2007年から活動している4人グループのバンドで、「RPG」や「スノーマジックファンタジー」などのヒットソングを出しています。「SOS」はそのタイトルどおり、救うということをテーマにした曲です。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃の巨人の実写映画後編のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①エレンが巨人になれる理由

ここでは『進撃の巨人』の後編のあらすじを紹介します。前編ではエレンが巨人化してしまったシーンで終わりました。エレンが巨人になれる理由はエレン本人にも分かっていませんでした。エレンは気を失い、子供の頃の記憶を夢で見ます。その夢とは、父親が実の息子であるエレンを使って人体実験をしている夢です。おそらくこの時にエレンは巨人化できる体になったのだと思われます。

あらすじネタバレ②捕獲されたエレン

エレンは人間に戻った後、兵団に拘束されて吊るされていました。そして兵団の幹部であるクバルから危険人物だと言われて銃殺されそうになっていました。アルミンは上官であるクバルに反発して処刑を止めるように言いました。しかしクバルはそれでも処刑を決行しようとします。するとソウダがエレンの巨人化に関する過去のことを暴露しようとしました。しかしソウダは何かを話す前にクバルに殺されてしまいました。

あらすじネタバレ③鎧の巨人

クバルは何を言われてもエレンを処刑するつもりでした。そうしてエレンがいよいよ殺されそうになった時、鎧の巨人が登場します。鎧の巨人はエレンを奪い、エレンを処刑しようとしていたクバル側の人間達を次々と殺していきました。鎧の巨人はミカサを見ると、なぜか殺すことなくその場を去ってしまいました。

あらすじネタバレ④巨人の正体

エレンが目を覚ますと白い部屋にいました。白い部屋にはレトロな音楽がかかっています。白い部屋は外の荒廃した世界とは全く違い、とても近未来的なデザインでした。そこにシキシマがワインを持って現れます。シキシマは、自分がエレンを鎧の巨人から助け出してここに運んだのだと説明します。そしてこの世界に巨人が誕生した秘密をエレンに語りました。人類は戦争などを理由に巨人化の人体実験をしていました。

実験は成功したものの、巨人化の力は徐々に暴走していきます。その結果、一般人にも突然巨人の力が発現して暴れだすようになりました。こうして巨人化しなかった人間達だけが壁の中に入って暮らすことになったのです。そしてその壁を仕切っている政府は、この白い部屋で人類を監視していました。壁に穴が空いた理由も政府の差し金でした。

政府は外を調査しようとする兵団を阻止したかったのです。シキシマは実は全滅したと思われていた調査兵団が生きていたことをエレンに明かし、一緒に戦おうと言いました。

あらすじネタバレ⑤シキシマの本性

エレンとシキシマが白い部屋にいた頃、アルミン達は破壊された壁を塞ぐために上の壁を爆弾で壊してその瓦礫によって真下にある穴を塞ぐ作戦を立てていました。そのためには多くの爆薬が必要になります。そこで丘にあった不発弾を運び込むことにしました。アルミン達が壁に向かっていると、ちょうどシキシマやエレン達と再会します。

シキシマはアルミン達が車に積んでいる不発弾を見て素晴らしいと感激します。シキシマもまた爆弾を集めていたのです。しかし爆弾を集めた理由は壁を塞ぐためではなく、全ての壁を破壊するためでした。てっきり壁を塞ぐためだと思っていたエレンは驚きます。シキシマの本当の目的は、政府そのものを破壊することでした。壁を破壊することで、内地に住んでいる政府の人間を一掃しようとしていたのです。

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進撃の巨人の実写映画後編の結末ネタバレ

結末ネタバレ①鎧の巨人の正体

ここからは結末のラストシーンのあらすじを紹介します。シキシマの本当の目的を知ったエレンやアルミン達は反抗します。しかし、人類最強のシキシマには勝つことができません。そこでアルミンは爆破スイッチを押して、ここで不発弾を爆発させると言いました。しかしすぐにシキシマにウソだとバレてしまいます。

そこでサンナギが立体機動装置のワイヤーを使って近くの塔を倒し、シキシマ達が持っていた爆弾を爆発させました。その隙にエレン達は不発弾を乗せた車で逃げます。しかしシキシマも爆破に巻き込まれる前に車に飛び乗っており、助かっていました。みんなが驚いていると、シキシマは自分の胸に刃を刺しました。するとシキシマは巨人化し、鎧の巨人となったのです。

結末ネタバレ②シキシマと戦うエレン

巨人化したシキシマとみんなは戦いますが、鎧の巨人なだけあり刃がなかなか通りません。そこでエレンが巨人化し、巨人同士で戦いました。エレンはシキシマに倒されそうになりながらも、ジャンとの訓練で磨いた足技で見事シキシマを戦闘不能にしました。そして巨人化したエレンはそのまま壁に不発弾を設置し、アルミンが作った時限装置で5分後に爆発するよう仕掛けました。

結末ネタバレ③超大型巨人の正体

不発弾を設置した後みんながその場を去ろうとすると、死んだと思われていたクバルが登場します。クバルは壁の修復を阻止するために巨人化します。なんとクバルの正体はこの壁に穴を開けた超大型巨人だったのです。クバルは超大型巨人となり、みんなを襲います。アルミン達はなんとか逃げ切りますが、エレンとミカサはまだ超大型巨人と戦っていました。このままでは爆発に巻き込まれる可能性があります。

しかし不発弾は時間になっても爆発しませんでした。戦いのさなかで時限装置が壊れてしまったのです。そこに現れたのがシキシマでした。シキシマはミカサに説得され、巨人化して不発弾ごと超大型巨人に飛び込みました。こうしてクバルとシキシマは死んでしまい、その衝撃から壁が崩れて瓦礫で穴を塞ぐことができたのです。すべての戦いが終わり、エレンとミカサは海を見て「ここからだ」と呟きました。

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進撃の巨人の実写映画後編のラストの意味

高度文明の滅亡と巨人化

実写映画『進撃の巨人』の後編の結末では高度文明が滅亡したことが判明します。巨人の正体は実は、戦争の兵器として人体実験された人間でした。人類は巨人化に成功したものの、巨人化能力が暴走したことで世界は破滅の道に進み、コントロールできなくなった巨人達から身を守るために壁を築くことになったのです。

エレン達は箱庭の人形

実写映画『進撃の巨人』の結末では、巨人の正体が人間であることが判明しました。巨人化の人体実験の果てに、人類はランダムに巨人化してしまうようになりました。誰が巨人化するか分からない状況で人間のまま生き残った人々が壁の中で暮らすようになりました。しかしエンドロールの後のラストのシーンでは、政府の人間らしき人物が「実験用区画から2人抜け出したようだ」と話しているシーンがありました。

このシーンでエレン達は単純に生き残った人類の子孫というわけではなく、なんらかの実験の対象になっていたことが判明します。ただエンドロールのラストで語られていただけで、実際にどんな実験が行われていたのかは明らかになっていません。

壁の破壊は政府の陰謀

『進撃の巨人』の結末のシーンでは壁を破壊したのは政府の陰謀だということが判明しました。人類は100年もの間壁の中で過ごしてきたので、巨人への恐怖や政府の権力が薄れていました。そんな中、兵団の中で壁の外を調べるという計画が立ちます。外を調べられたくない政府は、計画を止めるために壁を破壊したのです。

その壁を破壊した超大型巨人の正体がクバルでした。すべては政府の陰謀によってもたらされた悲劇だったのです。

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進撃の巨人の実写映画後編はひどい?

台詞が長過ぎる

『進撃の巨人』は原作のファンや映画評論家から酷評されています。改変シーンが多いことや登場キャラクターが違うことも酷評される理由の一つですが、台詞の長さも批判されていました。冒頭でエレンの処遇をどうするか裁判しているシーンは台詞が長く、切迫感もないと評価されています。このシーンは、原作の駐屯兵団に囲まれた時のアルミンの演説と兵団の裁判を合わせたようなシーンでした。

このシーンでは話が長いわりに説得力がないと言われています。アルミンはエレンの処刑を止めようとしますが、原作にあったような演説はなく中途半端でした。また、シキシマとエレンが白い部屋で会話するシーンも長くて退屈だという感想が多く寄せられていました。

キャラの魅力が消失

実写映画『進撃の巨人』ではキャラに魅力がないといわれています。例えば裁判のシーンでは、原作では弱虫のアルミンが、初めて勇気を振り絞って上官の前で演説をしてエレンを守ります。しかし映画では途中で上官を説得するのを辞めてしまうのです。基本的にエレンの視点でしか描かれていないので、他のキャラクターは役者は良いのにキャラに深みないと言われています。

その他にも、ミカサがシキシマと恋愛関係にあるような表現が許せないという原作ファンが多いようです。また、原作漫画の主要キャラクターであるジャンが死んでしまうところも原作ファンからすると受け入れがたいようです。

敵キャラも小物

敵キャラであるシキシマやクバルは原作で登場しないキャラクターです。クバルに関しては最初と最後にしか登場しておらず、シキシマは台詞が長いものの言っていることが分かりにくいので、どんな人物なのか判断しづらいキャラクターでした。結末のラストではこの2人が実は知性の巨人だったことが判明するのですが、ただの壁内の人同士の戦いとなっているので面白くないと感じる方も多いようです。

ちなみに原作では、敵は壁の外のマーレという国から来た戦士でした。実写映画『進撃の巨人』では人体実験の末に巨人化に成功したものの、戦争や実験の失敗で人類が滅んだというストーリーだったので壁の外の人間ではなく内紛がメインでした。原作は壁の外のパラディ島よりも発展した国々が敵として登場するので、その壮大さと比べると敵キャラが小物すぎるという評価もありました。

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進撃の巨人の実写映画後編に関する感想や評価

『進撃の巨人』の前編はまだ原作に沿った内容でしたが、後編はほとんどがオリジナルストーリーでした。原作を知らない方でも後編はよく分からなかったという方が多いようです。世界観が統一出来てないところなどがあり、混乱している視聴者もたくさんいました。

実写映画『進撃の巨人』の結末のラストでは、エレンが海を見ながら「ここからだ」と言って映画が終わります。実写映画の場合は、壁の外というよりも内地に敵がいるような演出だったので、ラストに海に向かってそのような台詞を言うのはおかしいと感じる方もいました。

ただ映画のクレジットが流れ終わった後のラストに、壁の中は実験用の区画だと説明されるシーンがありました。つまりエレン達を閉じ込めた人物達が壁の外にはいる可能性が高いのです。エンドロールの最後まで見ていなかった方や、シキシマの説明をきちんと聞いていなかった方にとっては分かりにくいラストとなっていました。

実写映画『進撃の巨人』では、ジャンが死んだ事に不満を持っているファンがたくさんいました。ジャンのファンの中には、サシャとアルミンを恋仲にするためだけにジャンはラストで殺されてしまったのではないかと感じた方もいるようです。元々この映画は原作者の諫山創が全く別のストーリーにしてくれという要望で製作された映画なので、原作ファンは別作品として捉えている方もいました。

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進撃の巨人の実写映画後編あらすじ結末ネタバレまとめ

実写映画『進撃の巨人』の後編のあらすじや結末のネタバレを紹介しましたが、あらすじでは原作漫画とはまったく違った展開でした。そのため、原作ファンは特に受け入れにくいストーリーとなっていたようです。また、キャラに魅力がない点や世界観が分かりにくいと酷評されています。ただ、実写映画『進撃の巨人』は特撮ならではの迫力があります。ぜひ一度観てみて下さい。

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