【変な家】漫画のネタバレあらすじと感想!登場人物や犯人の正体・結末は?

ウェブ上で大きな話題となった「変な家」の漫画について、あらすじネタバレや登場人物、漫画の感想などをまとめて紹介します。変な家の実写映画に登場するキャストや、真犯人についての考察もまとめています。変な家の漫画のあらすじネタバレだけでなく、続編の「変な絵」についての情報もあります。漫画版ではより魅力的になった登場人物が描かれているため、すでに映画や小説を読んだという人も必見です。

【変な家】漫画のネタバレあらすじと感想!登場人物や犯人の正体・結末は?のイメージ

目次

  1. 変な家とは?
  2. 変な家の漫画あらすじネタバレ
  3. 変な家の漫画の登場人物・キャラクター
  4. 変な家の漫画の犯人の正体や結末をネタバレ考察
  5. 変な家の漫画のあとがきとは?変な絵も紹介
  6. 変な家の漫画が実写映画化!キャストは?
  7. 変な家の漫画に関する感想や評価
  8. 変な家の漫画ネタバレまとめ

変な家とは?

YouTubeで動画が公開されたことをきっかけに、「変な家」という作品が大きな話題となりました。ネット上で注目を浴びでメディア展開もしている変な家について、漫画のあらすじネタバレや登場人物、映画のキャストについても詳しく紹介します。あらすじネタバレだけではなく、変な家の結末についてのネタバレ考察もしています。魅力的な登場人物と共に展開されていくミステリーは、最後まで目が離せない内容です。

変な家の概要

変な家は、ウェブメディア記事の「オモコロ」に投稿されたことが始まりの作品です。2020年10月12日に記事が公開され、同月30日にYouTube上に動画が投稿されました。動画のタイトルは「【不動産ミステリー】変な家」です。この動画は2022年11月の時点で、1000万回再生を突破する大人気動画となりました。動画の続編となるシナリオが、書籍版として書き下ろされ2021年7月20日に「変な家」のタイトルで発売されています。

変な家の書籍は2024年3月までに90万部を突破する人気小説となり、2023年12月15日には「変な家2 ~11の間取り図~」も発売されました。2024年3月15日には実写映画化もされているほか、朗読劇も上演されています。変な家はコミカライズ化もされ、一迅社の漫画レーベル「comic HOWL」の創刊と共に、2023年1月25日から連載が開始されています。2024年4月までに、変な家の3巻までが発売されています。漫画は綾野暁先生が手掛けています。

変な家の作者

変な家を生み出したのは、ウェブライターでYouTuberでもある「雨穴(うけつ)」さんです。黒タイツのようなものに全身を包んでいて、とぼけたような顔の白いお面を被っています。本名や素顔はもちろん、声も加工しているため、すべての情報が非公開とされている謎の人物です。雨穴さんは、2018年からオモコロのメンバーとして活動をしています。工作をしたり、オカルト系の作風を得意としている人物です。

YouTubeチャンネルでは、独特の雰囲気を持つオカルト系の動画を多数投稿しています。中でも変な家は、雨穴さんの代表作ともいえる作品です。テレビドラマの制作にも携わっており、「何かおかしい」というドラマが2022年6月から7月まで放送されました。その後、続編となる「何かおかしい2」は2023年4月から6月まで放送されています。ドラマには、雨穴さん自身がストーリーテラーとして出演もしています。

映画『変な家』公式サイト

変な家の漫画あらすじネタバレ

雨穴さんの作品が好きで、変な家のファンだという人も多いはずです。けれど、漫画版の変な家はまだ読んだことがないという場合もあるかもしれません。漫画版の変な家のあらすじについてを、ネタバレと共に詳しく紹介します。個性的な登場人物たちにも要注目です。

1話あらすじネタバレ

「私」が一人称の主人公は、オカルト専門のフリーライターとして活動しています。ある時、一人の男性から相談を持ち掛けられました。子どもが産まれるという男性は、一軒家の購入を検討しています。けれど、その家の間取りには奇妙な空間がありました。主人公は、主要な登場人物の一人である栗原に話を聞いてみることにします。栗原は、建築設計士でオカルト好きな男性です。彼は、その空間が意図的に作られたものだと話します。

1話の大きなネタバレで、この空間はわざわざ台所を狭めてまで作られています。さらに、2階の子ども部屋には窓が一切無い造りだということがわかります。この変な家には、シャワー室以外にも浴室がありました。ここにも窓は無く、この変な家では子どもが監禁されていたのではないかと推理されました。謎の空間は収納スペースが作られなかっただけのもの、との結論に至ります。しかし、間取りを重ねた主人公は何かに気がつきます。

2話あらすじネタバレ

直接栗原と顔を合わせた主人公は、間取りを合わせた時に気づいたことを伝えます。1階の謎の隙間が、子ども部屋と浴室を繋ぐように重なっていました。この隙間は通路で、監禁した子どもが誰にも見られないように移動するためのものだと考えます。一度は主人公の考えを否定した栗原は、寝室が2つあることに気がつきます。以前変な家に住んでいた三人家族は、招いた客人を風呂に入れた後、子どもを使って殺人を行っていたと予想します。

2話の大きなネタバレは、この変な家が殺人のために造られたのではないかと推理するものでした。子ども部屋にはもう一つ抜け穴があり、そこから物置へ移動して死体処理ができるというのです。死体をバラバラにして運び出すルートを確立し、日常的に殺人が可能な家ではないかと、栗原は予想をを立てました。栗原と別れて帰宅した主人公は、依頼人から電話を受けます。それは、変な家の近くの雑木林で、バラバラ死体が出たというものでした。

3話あらすじネタバレ

依頼人は、近くで死体が出たことで家を買うのを断念しました。その際に、変な家は新築であるにも関わらず、1年ほどで手放された物件だとわかります。ネットニュースを検索すると、バラバラ死体は左手首だけが行方不明でした。無関係となっても、主人公の頭は変な家のことばかり考えてしまいます。主人公に対して、話を聞いた編集者が変な家の記事を書くよう提案します。すると、記事を見た読者からメッセージが送られてきました。

主人公は、主要な登場人物の一人である宮江柚希と会うことになります。ごく普通の女性に見える柚希は、自身の夫が変な家の住人に殺されたと話します。夫の恭一は、知人の家に行くと言い残して失踪しました。その後、山中で遺体となって発見されます。3話の重要なネタバレで、恭一の失踪当時に変な家はまだ建てられていませんでした。恭一の行動範囲から、変な家に似た家が近隣にあると考えた柚希は、ある間取りを見せます。

4話あらすじネタバレ

柚希が見つけた変な家は、数か月前に全焼してしまったといいます。この変な家には、リビングの隣に不自然な三角形の部屋がありました。間取りの資料を受け取った主人公は、栗原の「子どもを使った代行殺人説」に違和感を覚えます。左手首を切断された恭一の遺体は、それ以外の身体の部位は切断されていないと思い至ります。犯人が同一人物なのか頭を悩ませる主人公は、2つ目の変な家には死体を処理するルートが無いと気づきました。

自宅に戻り眠った主人公は、1つ目の変な家の中を歩き回る夢を見ました。目を覚ますと、栗原からの電話を受けて彼に会いに向かいます。栗原は、2つ目の変な家の三角形の部屋が、増設されたものだといいました。取り付けられた窓の向きなどが不自然であったためです。3話の大きなネタバレは、この不自然なスペースが造られた下には、地下室があったのではないかとの予想です。それゆえに、変な家の間取りが出来上がったと考えます。

5話あらすじネタバレ

徹夜明けだという栗原は、突然蕎麦打ちを始めます。完成した蕎麦を食べながら、栗原は2つ目の変な家には車庫が無いと指摘します。死体を運び出すことのできない間取りでは、家の中に死体が隠されていたと推測しました。謎の多い変な家を調べるために、主人公は後日、1つ目の変な家がある東京に行くつもりだと話します。その話を聞いた栗原は、変な家の謎を解くためには、2つの変な家の違いを理解する必要があるといいました。

5話の大きなネタバレは、変な家の間取りの違いです。1つ目の変な家には窓が多くあるのに対して、2つ目の変な家は窓が少ないことがわかります。2つ目の変な家ではシングルベッドだったものが、1つ目の変な家ではダブルベッドに変化しています。主人公は、謎を探るために1つ目の変な家を訪れました。そこで話しかけてきた近隣住民が、子どもの姿を見たことがあると話しました。主人公は、変な家には子どもが2人いたと気づきます。

6話あらすじネタバレ

栗原と合流した主人公は、変な家には子どもが2人いたのではないかと話します。その予想をもとに、栗原は新たな推理を披露しました。2つ目の変な家に住んでいた時、夫婦は2階の子ども部屋に長男を監禁していました。けれど、夫婦に第二子が生まれたことで新たな部屋が必要になったと考えます。監禁された兄とは異なり、両親は弟を外によく連れ出していました。そのことから栗原は、兄は夫婦の実子ではなかったと推測しました。

不動産屋も知らなかったことから、兄は戸籍の無い子どもだったと考えられます。弟が生まれた段階で、殺人をやめれば良かったと主人公は考えます。けれど、栗原は他に首謀者がいたためにやめられなかったのではと予想しました。6話の重要なネタバレで、1つ目の変な家は、殺人と子育てを両立するために造られたのではないかと栗原は予想します。同時に兄が近隣住民に目撃された日、変な家の中で何かが起こったと考えられます。

7話あらすじネタバレ

柚希と会う予定があるという主人公に、栗原は忠告を促しました。柚希と合流した主人公に、栗原からメッセージが届きます。それは、恭一には結婚歴がなかったというものでした。初対面から感じていた柚希への違和感が膨れ上がり、主人公は思い切って彼女の正体を尋ねます。謝罪をした柚希は、自身の正体を明かしました。7話の大きなネタバレで、彼女は「片淵柚希」という名前で、変な家の住人・綾乃の妹だと判明します。

柚希が10歳の頃、綾乃は突然失踪してしまいました。両親に尋ねても行方はわからず、幼い柚希には成す術がありません。そこから家族は崩壊していき、父が事故で他界すると母はキヨツグという男性と再婚します。折り合いが悪く家を出た柚希が20歳を過ぎた頃、突然姉からの手紙が届きました。以降は頻繁に連絡を取り合うようになった綾乃は、知らぬ間に出産していました。そして、綾乃は新居である変な家へ、柚希を招いたのです。

8話あらすじネタバレ

13年ぶりに綾乃と再会した柚希は、1つ目の変な家に足を踏み入れます。理想的な家庭に見えた柚希は、新築だというのに修理中で2階には上がれないという姉に違和感を覚えます。さらに、夫婦が何かに怯えているように見えていました。それから2ヶ月後、再び綾乃は音信不通になりました。変な家を訪れた柚希は、綾乃が引っ越しをしたと知ります。彼女が何か大きな問題を抱えていると感じた柚希は、主人公を頼るしかありませんでした。

柚希が正体を偽ったのは、変な家の住人の妹だと名乗れば、警戒されてしまうと考えたためでした。話を聞いた主人公は、綾乃の失踪がすべての発端なのではないかと予想します。話の途中で栗原からのメッセージを受け取った主人公は、柚希と共に彼に会いに行くことにします。合流した柚希は、話の続きを口にします。8話の重大なネタバレで、綾乃が失踪する直前に祖父の家を訪ねました。そこで、従弟が事故死をしていたのです。

9話あらすじネタバレ

柚希は、従弟が死んだのは事故ということになっていると話しました。祖父の家は、山の中腹にある孤立した古民家です。毎年夏休みに帰省していたという家を、柚希は不気味に感じていました。祖父の家は、左右対称な間取りになっています。玄関から続く廊下の奥には、大きな仏壇がありました。登場人物は、祖父母と伯母、その子どもで従弟の「ようちゃん」です。ようちゃんの父親はこの家の長男で、妊娠中に病死していました。

祖父の変な家に違和感が無かったかと尋ねる栗原に、柚希は和室に窓が無かったことを思い出します。同時に、1か所だけ開かないふすまがあったとも話しました。ようちゃんは、仏壇の前で死亡していたといいます。仏壇から転落死したと考えられたようちゃんに、柚希は不自然さを覚えます。9話の重要なネタバレで、ようちゃんは柚希よりも背が低い男の子でした。柚希は事故死ではなく、彼を殺した犯人がいると考えました。

10話あらすじネタバレ

死亡の診断をした医者は信用できず、警察も介入していないため、柚希の記憶だけが頼りです。前日は柚希と綾乃と共にゲームをしていたようちゃんは、先に自分の部屋に戻って眠りました。それが彼の姿を見た最後で、当時の柚希は異変などは感じなかったと話します。正確な間取りを知るために、柚希は祖父の変な家に行くと提案しました。真実を知りたいという柚希に、主人公も変な家へ同行すると申し出ます。

犯人に先回りされることがないよう、祖父への連絡はせずに変な家へ向かうことを決めました。正確な住所はわからないものの、柚希が家の特徴を伝えると、タクシーの運転手はすぐに片淵家だと理解しました。祖父の変な家へ辿り着いた主人公は、外観からも妙な雰囲気を感じ取ります。呼び鈴を鳴らしても応答はなく、扉には鍵がかかっていませんでした。呼びかけにも返事はなく、二人は祖父の変な家へと足を踏み入れることにします。

11話あらすじネタバレ

祖父の変な家の中は電気がつかず、主人公はスマホのライトを使って進んでいきます。間取りを調べて回っていくと、柚希は当時と変わりがないと口にしました。変な家の中は生活感はあるものの、人がいたような気配はありません。和室にやってきた柚希は、そこが自分の寝泊まりしていた部屋だと思い出します。開かないといわれていたふすまは、主人公が試しても開くことはありません。変な家の中には、住人の姿はありませんでした。

間取り図を完成させた主人公は、栗原と通話を繋ぎながら推理を始めます。変な家の間取り図を見ると、配置的にもようちゃんが部屋から移動するには、柚希のいる部屋を通る必要がありました。けれど、柚希が目撃していないことから、彼女が眠った4時以降にようちゃんが死亡したと考えられます。しかし、11話の重大なネタバレで、犯人が死因を偽装していると栗原は予想します。遺体などの状況を見ても、片淵家の中に犯人がいました。

12話あらすじネタバレ

栗原は、自身の推理に二つの穴があるといいます。母親は唯一警察を呼ぼうとした行動から、犯人ではないと考えられます。さらに、隣の部屋で柚希が物音を聞いていないことから、ようちゃんが殺害されたのは自分の部屋ではないとわかりました。それを聞いた柚希は、祖母が物音を聞いていたことを思い出します。12話のネタバレで、祖母はその際に仏壇の傍には誰もいなかったと証言していました。主人公は、証言に違和感を覚えます。

隣にある居間に行くために、祖母はなぜか廊下を一度経由しています。その指摘に対して、栗原は部屋の寸法をメジャーで測るよう指示します。すると、間取りに比べて和室の寸法が不自然だと気がつきました。変な家の間取りの中には、見えない部屋があったのです。12話の重大なネタバレで、仏壇の裏には隠されたスペースがあり、そこに繋がる通路が隠されていました。栗原が犯人に気がつく一方で、謎の人物が片淵家を目指します。

変な家の漫画の登場人物・キャラクター

変な家の漫画のあらすじを読むと、ネタバレを知った上でさらに先が気になる展開だとわかります。変な家の小説では姿を想像するしかできなかった登場人物たちは、漫画の中でより魅力的に描かれています。変な家の漫画の登場人物についても、順番に紹介します。

登場人物①私

変な家の漫画の登場人物の中でも、ある意味で一番謎に包まれているのが主人公の「私」です。オカルト専門誌でライターをやっている主人公は、長い黒髪を一つに結んだ独特の髪形をしています。ビジュアルは男性のように見える一方で、女性とも取れる中性的な容姿をしています。本名なども明かされておらず、登場人物たちから名前を呼ばれるようなシーンもありません。しかし、ミステリアスでもなくコミカルな描写もあります。

登場人物②栗原

栗原は、オカルト好きな設計士の男性です。四角い眼鏡にヒゲを生やしたビジュアルが特徴的な人物で、主人公に対して終始敬語で会話をしています。漫画では主人公から最初に電話がかかってきた際には、ミステリー小説のようなものを手にしていることがわかります。変な家の間取りを見てすぐに妄想に繋げてしまうところもありますが、事件解決のための重要な助言をしてくれる登場人物でもあります。

登場人物③柚希

始めは被害者の妻を名乗っていた彼女は、変な家の持ち主である片淵綾乃の妹です。漫画では初対面の際に休みの話をしており、事務員をやっていることがわかります。ショートヘアーで、登場するたびに違うピアスを身に着けている、おしゃれな女性です。綾乃の失踪に関する真実を知るために、単独で家を調べて回るなどの行動力のある人物です。祖父の変な家へ向かう際には、気遣いのできる女性だということもわかっています。

登場人物④片淵綾乃

柚希とは対照的に、ロングヘアーの優しそうな雰囲気の女性です。柚希が10歳の頃に突如として失踪し、荷物は自ら持って行ったのか両親が処分したのかは不明です。その後は片淵慶太と結婚し、変な家を新居として建てたことがわかっています。13年ぶりに柚希と再会した際にも、優しい母親という雰囲気で、右目の下にほくろがあるのが特徴です。

登場人物⑤片淵慶太

綾乃と結婚をした、変な家の持ち主です。垂れ眉の優しい男性といった雰囲気で、息子のひろとともよく似た顔をしています。結婚をした際には、自身の姓ではなく綾乃の片淵姓を名乗る選択をしています。

登場人物⑥Aくん

存在しないものとされている、片淵家の長男です。片淵夫婦が徹底的に外界から遮断をし、誰にも見られないように変な家の中央に閉じ込めていたものと考えられています。変な家の中で行われていた殺人の際に、被害者を殺して死体を運び出すといった役目も、Aくんが担っていたと推測されています。唯一目撃した近隣住民の話によれば、青白い顔をした小学校高学年くらいの男の子だとわかっています。

登場人物⑦ひろと

片淵夫婦の正式な実子で、唯一存在しているものとされている子どもです。1つ目の変な家に越してきた際には、まだ1歳ほどの年齢でした。近隣住民の話によれば、母親である綾乃とよく出掛けている姿を目撃されていました。2つ目の変な家の三角形の部屋は、ひろとのために造られた部屋であると考えられています。

変な家の漫画の犯人の正体や結末をネタバレ考察

変な家の漫画のあらすじネタバレを読むと、登場人物の誰が犯人なのか知りたくなるはずです。変な家の漫画はまだ連載中のため、結末については明らかにされていません。続いては、変な家の映画のネタバレをもとに、漫画の犯人に関するネタバレ考察をしていきます。これまで紹介した登場人物の中に、変な家の犯人はいるのでしょうか?

ネタバレ考察①3つの間取りの謎

あらすじネタバレでも紹介した通り、変な家の漫画には3つの間取りが登場します。1つ目の変な家には謎の空間があり、2階には窓の無い子ども部屋があります。2つ目の変な家には増設された不自然な三角形の部屋があり、これはひろとのための部屋だとわかりました。ひろとを殺人に関わらせることがないよう、1つ目の変な家では徹底的に長男の存在を隠す間取りが用意されています。

3つ目の祖父の変な家では、隠された仏壇の裏の部屋に通じる隠し通路があることがわかりました。1つ目の家の間取りを決める際には、祖父の変な家を知っている綾乃が、「隠す」という提案をしたのではないかとも考えられます。

ネタバレ考察②遺体の共通点

これまで発見された遺体には、共通点があることもわかっています。あらすじネタバレでも触れたように、遺体は左手首が切り取られていました。この共通点には理由があり、片淵家には「左手供養」というしきたりが存在していました。生まれつき左手が欠損した子どもが生まれた場合、その子どもは密かに育てられます。そして、10歳になったら片淵家の分家の人間を殺して、左手を仏壇に供えるというのです。

これは13歳まで毎年行う必要があり、小学校高学年くらいという長男の年齢からも、当てはまると考えられます。変な家の映画では、いとこの「桃弥」がその対象で、監視者の役割を担う綾乃が彼のために儀式を行っていました。映画と同じ展開であるとするなら、漫画で長男と思われている子どもはいとこの桃弥で、変な家の中では左手供養の儀式が行われていたものと考えられます。

ネタバレ考察③真犯人の正体

変な家の映画では、真犯人は綾乃の夫・慶太であることがわかります。桃弥の手を汚させないために、慶太は殺人事件を偽装した犯人となりました。分家の人間に協力を仰ぎ、用意させた死体が恭一でした。それを細工して本家に報告をしていた犯人が慶太だったのです。映画のネタバレと同様の展開になるとすれば、漫画版の変な家でも真犯人は慶太の可能性が高くなります。綾乃も慶太も、桃弥のためにやむを得ず殺人を偽装したのです。

変な家の漫画のあとがきとは?変な絵も紹介

変な家の漫画にあとがきがある?

変な家の漫画のネタバレで、あとがきなどの要素はありません。けれど、小説版の変な家のあとがきは、怖すぎると話題になりました。これは、原作者の雨穴さんがX(Twitter)に投稿したあとがきです。雨穴さんの友人の話で、幼い頃に身長を測るために柱に傷をつけていました。高校生になった友人は、その傷を眺めていて違和感を覚えます。柱の傷は自分のものではありませんでした。

友人は一人っ子で、母に尋ねても明確な答えは返ってきません。それどころか、母の表情にも違和感があったといいます。柱についてはそれ以上尋ねることもできず、実家は建て直しのために取り壊されて謎は謎のままになりました。実は、もう一人子どもが存在していたのではないか?という怖いあとがきでした。

変な絵とは?

漫画や映画などのメディア展開を見せている変な家には、続編となる作品が存在しています。それは、「変な絵」というタイトルの小説です。こちらも雨穴さんが手掛けている小説で、変な家よりも面白かったという感想もあるほど人気の小説です。こちらのネタバレは記載していないため、気になった人は変な家とまとめてチェックしてみることをオススメします。

変な家の漫画が実写映画化!キャストは?

変な家の結末を知りたいと考えている人は、連載中の漫画版ネタバレだけでは消化不良ということもあるかもしれません。オリジナルの結末で完結している映画版の変な家について、気になる内容と登場人物についてを紹介します。

変な家の実写映画とは?

実写映画版の変な家では、漫画とも異なり主人公は「雨宮」という男性です。雨宮は売れないYouTuberで、オカルトを専門としています。マネージャーからとある間取りの相談をされた雨宮は、知人の建築士・栗原と共に間取りの謎を解明していきます。変な家の情報を知っているという柚希や、子どもの存在を隠すように造られた部屋など、原作や漫画と同じ登場人物も目にすることができます。

変な家の実写映画キャスト

変な家の映画版では、多くの有名俳優が登場人物たちを演じています。主人公の雨宮は、「東京リベンジャーズ」などにも出演している俳優の間宮祥太朗さんが演じています。栗原役を演じているのは、コミカルな演技が特徴的な俳優の佐藤二朗さんです。柚希を演じているのは、AKB48元メンバーの川栄李奈さんです。映画版のオリジナル要素なども含め、小説や漫画版とはまた違った変な家を楽しめる作品です。

変な家の漫画に関する感想や評価

変な家の漫画のあらすじネタバレなどを紹介しましたが、漫画を読んだ人の感想なども気になるはずです。変な家の漫画に関するネット上の感想についても、ネタバレを含めて少しだけ紹介していきます。

漫画が面白いという感想

漫画が面白いという感想は、ネット上でも多数見られました。漫画を読む以前に原作や雨穴さんのファンだったという人も多く、漫画でより世界観にハマったという感想もあるようです。

漫画だけを読んでいた人が、興味を持って映画を観に行くという流れもあるようです。漫画では結末がまだ描かれていないため、映画で真犯人を知った上で、漫画版の結末を予想する感想などもありました。

漫画が怖くて、夜には最後まで読むことができなかったという感想もありました。ミステリー作品ではあるものの、奇妙な間取りや不気味な仏壇なども登場することから、怖いという感想もたびたび見かける漫画です。漫画版は綾野暁先生の画力が高いこともあり、より怖いという感想が出やすくなっているのかもしれません。

漫画では主人公のビジュアルを褒める感想も多く見られました。普段はホラーやミステリー作品を読まないという人でも、漫画版主人公のビジュアルに惹かれて作品を手に取ったという感想もあります。登場人物は美男美女が好ましいという人にとっても、良い感想が出やすいのが漫画版なのかもしれません。

漫画にやや不満を持つ感想

原作者である雨穴さんが好きだからこそ、漫画版でも主人公には不気味な雰囲気を出していてほしかったという感想もあるようです。漫画のビジュアルが好まれる一方で、美形に描かれているからこそ、怖さが半減してしまうと感じる人もいるようです。

変な家の中の間取りに対して、現実的に無理があるという厳しい感想もありました。実際の内装を見れば対策はされている可能性もあるものの、漫画内ではそうした点に言及されていません。そのため、漫画を読んでこのような感想が出てしまうのも仕方がないのかもしれません。

変な家の漫画ネタバレまとめ

変な家の漫画について、あらすじネタバレや登場人物、読者の感想などをまとめて紹介しました。話題になったタイトルで、変な家という名前だけは知っているという人も多いはずです。小説や漫画、映画とそれぞれ異なった空気感を楽しめる作品です。ネタバレだけで満足せずに、ぜひ作品に触れてみることをオススメします。漫画版の真犯人は映画や小説と同じなのか、結末からも目が離せません。

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