【地縛少年花子くん】主要キャラ一覧まとめ！プロフィールや相関図も紹介

『地縛少年花子くん』とは、あいだいろによる怪異譚です。『地縛少年花子くん』の漫画は「月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス)」から2014年7月より連載され、2021年4月時点でシリーズ累計発行部数が600万部を突破する人気作品となっています。また、2020年1～3月にかけて『地縛少年花子くん』のタイトルでテレビアニメが放送されました。

ここでは『地縛少年花子くん』のあらすじを簡単にまとめていきます。本作の物語は、怪異の少年・花子くんとその助手としてトイレ掃除や怪異の噂を流すことになった、かもめ学園高等部1年生の八尋寧々の2人を中心に展開されます。2人が出会ったのは、代償を払えば願いを叶えてくれると噂されているトイレの花子さんの怪異現象を信じた寧々が、憧れの源先輩と結ばれるためにトイレに行った時です。

そこにはトイレの花子さんこと花子くんがいました。しかし花子くんは特別な力で願いを叶えてくれるわけではなく、人間と同じように恋愛テクニックの本を読んでアプローチ方法を試すというものでした。花子くんに手伝ってもらいながら何度もアプローチを試みる寧々でしたが、全く上手くいきません。

そこで遂に我慢の限界に達した寧々は、花子くんが持っていた呪いの道具(人魚の鱗)を勝手に使います。しかしその代償は大きく、寧々は金魚になってしまいます。そこで寧々は花子くんに助けてもらう代わりに助手として働くことになりました…

『地縛少年花子くん』は花子くんを初め、さまざまな怪異が登場していきます。当然、怪異の人間に対する悪意に対処するため、花子くんと行動を共にする八尋寧々や源光などの人間も登場していました。

そこで気になるのがキャラの相関図です。怪異と人間のキャラは多く登場するため、相関図を見ておくと物語が理解しやすくなるかもしれません。ここからは上の画像に記載された相関図を元に、主要キャラとその他キャラの関係性を解説していきます。

『地縛少年花子くん』の主人公の名前を花子くんと言います。かもめ学園旧校舎の3階女子トイレにいる少年で、その正体は学校七不思議の「トイレの花子さん」です。花子くんという名前は「花子さん」の少年版ということで寧々が名付けています。本当の名前、つまり人間だった頃の名前は「柚木普」です。

花子くんは1970年頃にかもめ学園中等部に在籍していた星が好きな普通の少年でしたが、その後双子の弟であるつかさを殺害して学園七不思議のトイレの花子さんになっています。そして学園七不思議という名前から分かる通り、花子くん以外に6人の怪異が存在しています。そのリーダーを務めているのが相関図の中心になっている花子くんで、人間と怪異の関係を正しく保つという使命を背負っていました。

『地縛少年花子くん』に登場する八尋寧々(やしろねね)は、かもめ学園高等部一年A組の夢見がちな少女です。王子様が助けてくれるようなロマンチックな恋愛に憧れており、イケメンに優しくされるとすぐに恋に落ちます。自身の大根足がコンプレックスとなっているため、黒いタイツを着用し、好きな人に足が細い人が告白しているのを見ると諦めてしまうような所がありました。

相関図を見ると寧々が花子くんのことを気になっているのが分かります。当初は花子くんがタイプではなかったため彼の存在を気にしていませんでしたが、次第に花子くんのミステリアスで優しい性格に惹かれるようになっていきました。

『地縛少年花子くん』に登場する源光(みなもとこう)は、かもめ学園中等部三年の男子生徒です。屋上にいた怪異の花子くんを退治するという展開で初登場しています。彼は日本三大妖怪の一角・酒呑童子を払ったとされている祓い屋「源頼光」の子孫でした。

怪異を視る力や持ち主の霊力を元に力を発揮する武器を使うことができるため、源家の子孫として怪異を祓うことを使命にしています。光の武器は「雷霆杖」で、これは持ち主の霊力を雷として放出する仕組みです。しかし花子くんとの戦いで敗北した結果、相応の力を持ち合わせておらず、それによって危険が伴うと判断されたことで封印されてしまいます。

花子くんと光の相関図を見ると、光が花子くんを監視する立場にあり、一方で花子くんは彼の今後の成長を期待しているため脅威だと思っていないのが分かります。相関図に付け加えるならば、光が監視しているものの実際は花子くんが光のことをこき使っている状況となっています。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、1人目にまとめるのはかもめ学園高等部の生徒会長を務める源輝(みなもとてる)です。光の兄であり、情に厚く熱血的な性格をした光とは違って穏やかで公正な性格をしています。

また爽やかな容姿をしているため、男女問わず人気があります。ただ、怪異に関する話になると冷徹な一面が現れ、特に七不思議には強い嫌悪感を抱いていました。武器は光の武器と同じように持ち主の霊力を雷として放出する「霊刀」です。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、2人目にまとめるのはかもめ学園高等部三年の七峰桜(ななみねさくら)です。花子くんの弟・つかさには逆らえないようで、助手として怪異の噂を流しています。見た目は緑色のショートボブの髪型と伏せがちな目、寧々が驚くほどの足の細さが特徴的です。夏彦を空気と呼ぶなど辛辣な所がありますが、基本的には落ち着いた性格をしており、ゆっくりとした口調でしゃべります。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、3人目にまとめるのはかもめ学園高等部2年の日向夏彦(ひゅうがなつひこ)です。趣味はカラオケとナンパで、会った女の子とすぐに連絡先を交換するような、ピアスとオレンジ色の髪が特徴のナルシストかつ軽薄なキャラです。見た目から既に軽薄そうなキャラがうかがえますが、そんな性格が気に障るのか桜には邪魔者扱いされていました。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、4人目にまとめるのはかつて花子くん(普)によって殺された花子くんの弟・つかさです。花子くんと同じ幽霊で、黒杖代(こくじょうだい)を杖代にしています。桜と夏彦に噂を流して怪異たちを狂わせていた張本人でした。

無邪気で好奇心旺盛な性格をしており、見た目は花子くんと瓜二つです。唯一の顔の違いは、封の印が花子くんと逆側に付いていることと、白地に黒い文字で書かれた花子くんの「封」とは対照的に、黒地に赤い文字で「封」と書かれているということです。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、5人目にまとめるのはかもめ学園高等部一年の赤根葵(あかねあおい)です。寧々の親友で、さまざまな七不思議の噂を寧々に教えていました。

おしとやかな性格と見た目のかわいさから男子に人気があり、毎日のように告白されています。幼馴染の茜にずっと想いを寄せられており、なんと3624回も告白されているものの、結婚したら「蒼井葵(あおいあおい)」の名前になるという理由で一度もOKを出していません。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、6人目にまとめるのはかもめ学園高等部一年の蒼井茜(あおいあかね)です。普段は真面目で大人しく、誰にでも分け隔てなく接するような性格をしていますが、幼少期からずっと好きな葵のことになると少しネジが緩みます。

葵に告白しては振られるを繰り返し、遂に3624敗という記録を残しています。また、葵の好きな人や葵に告白した人を釘バットで殺そうとするなどかなり執着しているようです。初等部を卒業するまでは現在を司る時計守となっていますが、花子くんのことを「七番様」と呼んで嫌っています。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、7人目にまとめるのはかもめ学園高等部一年の山吹檸檬(やまぶきれもん)です。茜の親友で、告白が絶対に成功すると噂される木の下で茜と告白の練習をしていたことが原因で、山吹と茜が結ばれる状況に陥るなど仲が良い様子が描かれています。見た目は黄色の髪と頭に付けた黒いバンダナが特徴的です。クールな性格をしており、最近はスマホ依存症になりかけています。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧、8人目にまとめるのはかもめ学園高等部三年の佐藤(さとう)です。光の友達で、光とはクラスの友達という関係にあります。黒色の髪と前髪、薄い眉毛が特徴的です。ちなみに佐藤が光の正体を知っているのかは分かっていません。

漫画『地縛少年花子くん』のその他キャラの名前一覧で、9人目にまとめるのはかもめ学園高等部三年の横尾(よこお)です。佐藤と同様に光とはクラスの友達関係にあります。光の謎の行動を見て変人というイメージを抱いているようですが、彼の正体に気付いているのかは分かっていません。薄茶色に近い色の髪色が特徴的です。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する花子くん役を演じた声優は、芸能事務所「Breathe Arts」で声優、女優、歌手として活動する緒方恵美(おがためぐみ)です。緒方恵美は、アニメ『幽☆遊☆白書』の蔵馬役で声優デビューを果たし、1992年からアニメやゲームを中心に活動しています。

1994年に17回アニメグランプリ「声優部門賞」を受賞しており、声優業界で初めて高校生以上の男子に声を当てた女性声優として知られています。少年役が多いようですが、『吸血姫美夕』においては雪女の冷羽本人と彼女が持ち歩いている人形の二役を演じており、少女と少年役の声色を使い分けるという難しい演技をこなしているようです。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する八尋寧々役を演じた声優は、声優事務所「プロ・フィット」で声優、歌手として活動する鬼頭明里(きとうあかり)です。鬼頭明里は、『六畳間の侵略者!?』の藍華真希役で声優デビューを果たし、2014年からアニメとゲームを中心に活動しています。

2021年には第15回声優アワードにて助演女優賞を受賞しており、近年の作品では『月が導く異世界道中』の澪役や『鬼滅の刃』の竈門禰󠄀豆子役、『虚構推理』の岩永琴子役、『シャドーハウス』のケイト役など人気キャラを多く演じています。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する源光役を演じた声優は、声優事務所「シグマ・セブン」で声優として活動する千葉翔也(ちばしょう)です。千葉翔也は2020年にシグマ・セブンに所属する前、芸能事務所「山王プロダクション」に所属しながら子役として活動していました。声優以外に歌手としても活動しているようで、2017年からJ-POP、アニメソングのジャンルを中心に活動しています。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する源輝役を演じた声優は、声優事務所「アイムエンタープライズ」で声優、歌手として活動する内田雄馬(うちだゆうま)です。内田雄馬は、OVA『Holy Knight』のアニメ版アフレコで声優デビューを果たし、2012年からアニメやゲームを中心に活動しています。

2014年にアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』のコウサカ・ユウマ役でテレビアニメ初主演を獲得し、2017年には第11回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。これまでに出演した主な作品には『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、『血界戦線』、『マクロスΔ』、『弱虫ペダルシリーズ』などがあり、2018年から演じるキャラが多くなっているようです。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する赤根葵役を演じた声優は、佐藤未奈子(さとうなみこ)です。どうやら、2021年7月時点では事務所に所属していないようで、『地縛少年花子くん』の赤根葵役が初めて演じたキャラとなっています。2020年の初出演を経て2021年に『ゆるキャン△ SEASON2』の巫女役を演じています。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する七峰桜役を演じた声優は、映画配給会社「エイベックス・ピクチャーズ」で声優として活動する安済知佳(あんざいちか)です。安済知佳は、アニメ『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の御子神ナギサ役で声優デビューを果たしています。2000年から声優活動を始め、その後2014年にアニメ『棺姫のチャイカ』のチャイカ・トラバント役で初の主演に抜擢されています。

アニメ『地縛少年花子くん』に登場する日向夏彦役を演じた声優は、声優事務所「アクセルワン」で声優、歌手として活動する水島大宙(みずしまたかひろ)です。水島大宙は、『幻想魔伝 最遊記』の百眼魔王の手下役で声優デビューを果たしています。

大宇を音読みして「だいちゅう」の愛称で親しまれている声優で、声優・岸尾だいすけとはコンビ「だいず」や、声優ユニットDROPSの裏ユニット「バックドロップ」として2人で活躍するなど事務所を越えた繋がりがあるようです。

『地縛少年花子くん』の面白い魅力として「花子くんと寧々のかわいさ」が挙げられます。明るく社交的な性格をした花子くんは寧々の呪いを抑える代わりに、トイレ掃除や怪異の噂を流せたりする助手として彼女のことをこき使っています。一方の寧々はロマンチックな恋愛に強い憧れを持つ心優しい少女です。

自分をこき使う花子を怒ることなく、嫌々ながらも助手を務めるなどお人好しな所があります。2番の怪異との戦いで花子くんにキスされてから彼のことを少しずつ意識するようになり、今では友達以上恋人未満という関係になっています。思わせぶりな態度や言動で困らせる花子くんと、それによって翻弄されるながらも喜んでいる寧々の関係性は見ていて微笑ましく、2人の可愛さに思わず頬が緩んでしまいます。

『地縛少年花子くん』に登場する七不思議のキャラには、それぞれにバックストーリーがあります。七不思議のキャラが初登場すると共に怖くも切ないストーリーが展開されており、時には涙が出そうな感動エピソードも登場しています。怪異の中でも特に切ないのが七不思議の噂「中等部の昇降口にいる幽霊」で登場する三葉惣助(みつばそうすけ)です。

生前は写真部に所属していましたが、中学2年生の冬に事故に遭って亡くなっています。そして幽霊として源光の前に現れ、光がミツバから「生前に撮りたかった写真があるはず」という未練を聞いたことでストーリーが展開されていきます。しかし、その途中で花子くんの弟・つかさがミツバの願いを叶えることの代償として強力な怪異に変えてしまい、理性を失ってしまいます。

最終的には花子くんがミツバを消滅させますが、つかさがミツバの霊体の一部を利用し、3番目の七不思議の力を受け継いだ状態で復活させました。しかし復活後のミツバには記憶が残っておらず、以前のようなミツバはどこにも存在していません。ミツバの切ないエピソードはミツバと光のことを応援していた読者に大きな衝撃を与えました。

最後に『地縛少年花子くん』の面白い魅力として挙げられるのが「ミステリアスな世界観」です。本作のテーマは学校で噂される「七不思議」。七不思議のキャラは学校の生徒・教師が噂する話が広く知れ渡るほど強力になっていきます。そのため、七不思議を知らしめるまでの過程や、七不思議による境界のシーンではダークで幻想的な異世界として描かれていました。

こちらでは漫画『地縛少年花子くん』の相関図に関する感想があがっています。どうやらこの方は、キャラの関係性と展開が複雑だったという理由で相関図を求めているようです。相関図やキャラについて見る時は、特に花子くんの弟・つかさに注目しておいた方がいいかもしれません。

こちらでは漫画『地縛少年花子くん』で登場する花子くんと寧々に関する感想があがっています。感想と一緒に花子くんと寧々を中心に描かれたイラスト画像が投稿されているのですが、これは自分で描いた絵なのでしょうか？

花子くんと寧々を中心にしたグラデーションが『地縛少年花子くん』の世界観を表現しているのかもしれません。花子くんはミステリアスで冷静な性格、寧々が心優しく明るい性格なので、花子くん側の色が青、寧々側の色がオレンジになっているのでしょう。

こちらでは漫画『地縛少年花子くん』のキャラデザに関する感想があがっています。どうやら『地縛少年花子くん』で描かれるキャラデザが高く評価されているようです。本作は画面全体にも華があり、オシャレでかわいいコマの演出にも作者のセンスが感じられるので、そんな舞台がキャラデザに影響していることがあるかもしれません。

漫画『地縛少年花子くん』の主要キャラの名前を一覧まとめながら、ぷろやキャラの相関図をまとめていきましたが、いかがでしたか？漫画『地縛少年花子くん』は切ないストーリーやミステリアスな世界観が面白い魅力となっているのですが、その魅力を支えているのが七不思議のキャラと学園の生徒たちでした。今回は相関図を中心にキャラをまとめているので是非参考にしつつ『地縛少年花子くん』をご覧ください。