スリラー映画のおすすめは？サイコ系やシチュエーション系など不朽の名作を厳選

映画のジャンルにも様々なものがありますが、手に汗握る緊迫感のあるシチュエーションのスリラー作品が好きだという人も多いのではないでしょうか？今回はスリラー映画の中でも特におすすめの名作たちを、ジャンルごとに厳選してご紹介します。スリラー映画を鑑賞したいけれどどれから手を出せば良いかわからないという人も、おすすめスリラーの中からきっとお気に入りの一本を見つける事ができる筈です。

映画ジャンルの一つとして、スリラーというジャンルを耳にする事も多い筈ですが、意外とどういったジャンルなのか把握していない人もいるのではないでしょうか？スリラーとは、主人公にとって身近であったり安心できる存在だった人物などが、突然主人公を脅かす存在となるものです。スリラーにサイコやサスペンスといったものが付け加えられる事で、スリラーというジャンルが更に細分化されていくのです。

サイコといえば、近年では「サイコパス」と呼ばれる人物が登場する作品などを目にする機会も増えています。サイコとはいわゆる狂人と呼ばれる人物が登場するジャンルの事で、狂人やストーカーといった話が通用しないキャラクターが登場します。

サスペンスは主に犯人の捜査や推理などを並行して行っていくジャンルで、犯人が不明の状態でそれを解き明かしていく緊張感のある作品が多く登場します。比較的平和なシチュエーションのサスペンススリラー映画もある一方で、観客に対して恐怖を与える様な演出の多い作品の場合にはサスペンスホラーといったジャンルに分類される事となります。

それでは早速、おすすめスリラー映画を順番にご紹介します。まずはスリラーやサイコといったジャンルに分類される映画の中でも、名の知れた名作からまとめていきます。内容は知らなくとも、タイトルくらいは聞いた事があるという人も多いスリラー作品ばかりとなっています。

キューブは1997年に製作された映画で、目覚めたら見知らぬ男女6人が共に正方形をした部屋の中に閉じ込められているという作品です。脱出の為に扉を開けると隣にもまた同様の部屋が現れますが、部屋によっては命を落とすトラップが仕掛けられていて、目的や犯人も不明のまま脱出の為に6人は力を合わせる事となります。

ザ・ギフトは2015年に製作された映画で、情報セキュリティ会社に勤務する主人公とその妻が学生時代の同級生に出会う所から始まる作品です。サイモンの同級生であるというゴードンは、夫婦に対して様々な贈り物をしてきますが、サイモンは彼と特別親しかった記憶はありませんでした。徐々に異質さを増していくゴードンに恐怖を覚えると同時に、そのラストの贈り物には思わず悲鳴を上げてしまうかもしれません。

ストレンジャーズ/戦慄の訪問者は2008年に製作された映画で、1981年に起こった「ケディ殺人事件」という実在の事件を題材とした作品です。主人公のジェームズは、恋人のクリスティンにプロポーズをしますが失敗に終わります。気まずい空気のままお祝いムード満載の別荘で一夜を過ごす事となりますが、朝方4時に突然の訪問者が現れます。

ナイトクローラーは2014年に製作された映画で、一人の男性の姿を描いた作品です。主人公のルイスは、ある日自動車事故の現場を撮影しているカメラマンの姿を目にします。テレビ局に売り込む事で金を得られると知ったルイスは安いカメラを購入して事故現場の撮影をし、その映像はニュース番組で使用されました。それ以来ルイスは撮影にのめり込み、徐々に過激な映像を求める様になっていきます。

ドント・ブリーズは2016年に製作された映画で、強盗に入った男女が恐ろしい体験をする事となる作品です。不良少女のロッキーは、妹と逃げ出す為に資金を必要としていました。そんなある日ボーイフレンドに誘われて盲目の老人が住む家へ強盗に入る事となったロッキーですが、元軍人であるという老人は盲目でありながら鋭い聴覚を持ちロッキー達を殺そうと襲い掛かってきたのです。

ハンニバルは2001年に製作された映画で、「羊たちの沈黙」の続編となる作品です。バッファロー・ビル事件の10年後が舞台となっており、刑務所から脱獄したハンニバル・レクターの行方を追う大富豪のメイスンや、レクターと馴染みの深いクラリスなどを中心として描かれています。過激な描写も話題となり、サイコスリラー映画の中でも知る人ぞ知る名作と言えそうです。

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会は2010年に製作された映画です。銀行強盗をして逃亡していたジョンは、身を隠す為に高級住宅街でディナーパーティーを開いていたウォーウィックの家に、嘘をついて上がり込みます。ジョンを快く迎えてくれたウォーウィックでしたが、やがて犯罪者である事を知られたジョンはそれが悪夢の始まりになるとは知らず彼を脅します。

ムカデ人間2は2011年に製作された映画で、前作となる「ムカデ人間」が映画であったという設定で、それを観た主人公が実際にムカデ人間を再現しようとする狂気的な作品となっています。全編がほとんどモノクロで構成されているという作品でもあり、かなり過激な描写も含まれています。

P2は2007年に製作された映画で、とあるクリスマス・イブの夜に一人の女性の身に起こった恐怖の体験を描いた作品です。残業を終えたアンジェラは、地下駐車場に停められた自分の車で帰宅しようとしていました。しかしエンジンはかからず、オフィスの出入り口もロックされてしまった事から、外に出る事もできなくなってしまいます。

様々な名作タイトルが登場しましたが、おすすめの名作スリラーはまだまだあります。続いてはシチュエーションスリラーと呼ばれる作品の中でも、おすすめの名作スリラーを順番にご紹介します。実際に自分がその状況に置かれたらと考えながら鑑賞すると、背筋が凍るスリラー作品ばかりかもしれません。

アイデンティティーは2003年に製作された映画で、見ず知らずの男女11人が大雨によりモーテルから動けなくなる作品です。雨宿りをしていた彼らは、何者かによって一人ずつ殺されていき、犯人捜しを始めますがやがて共通点がある事に気付きます。

unknown -アンノウン-は2006年に製作された映画で、記憶喪失となった5人の男達が閉ざされた工場の中で目を覚ますという作品です。その5人の中には誘拐犯と人質がいるものの誰が誰かわからない状況であり、疑心暗鬼になりながらも少しずつ記憶を取り戻していく事となります。

エクスペリメントは2010年に製作された映画で、2001年に製作された「es [エス]」のリメイク版となる作品です。トラヴィスは職を失った事をきっかけに、高い報酬を得られるという大学の実験に参加を決意します。大学の地下では擬似刑務所が作られ、24人の男達が看守役と囚人役を命じられて2週間の生活を行うというものでした。

ATMは2012年に製作された映画で、とある3人の男女がATMの中に閉じ込められてしまうという作品です。クリスマスパーティーの帰り道に、同僚であるデイビッドとエイミー、コリーは現金を下ろそうとATMに立ち寄ります。しかし外に出ようとした所でATMの外にフードを被った男が立っている事に気付きます。その男は通行人や警備員を殺害し、ATMにいる3人をじっと監視していたのです。

オープン・ウォーターは2003年に製作された映画で、ダイビング中に広い海の真ん中に取り残されてしまった夫婦の、実在の事件を基に描かれた名作となっています。スキューバダイビングを楽しんでいた夫婦ですが、人数を数え間違えられた事からボートは2人を海の中に残したまま引き返してしまいます。サメが泳ぎ回る海の上という絶望的な状況の中で、夫婦は死の恐怖に襲われます。

実験室KR-13は2009年に製作された映画で、実在の実験を基に描かれた作品となっています。とある4人の男女は、高額な報酬を得られるという治験のアルバイトに参加します。フィリップという科学者が実験の説明をすると、唐突に女性を射殺してしまったのです。そのまま閉じ込められた3人は生き残る為の知恵を振り絞りながら、実験を進めていく事となります。

デビルは2010年に製作された映画で、エレベーターという密室の中で起こる恐ろしい出来事を描いた作品となっています。高層ビルのエレベーターに乗っていた5人の男女は、突然急停止したエレベーターに閉じ込められる事となります。一度停電し再び電気が点いたかと思うと、乗っていた女性の背中が切りつけられていたのです。密室で犯人がいると疑心暗鬼になりますが、次に停電した時に更に恐ろしい事が起こります。

フローズンは2010年に製作された映画で、スキー場で身動きが取れないまま取り残された3人の若者達の恐怖を描いた名作です。ダン、ジョー、パーカーの3人はスキー場で1日を楽しんでいましたが、営業時間を過ぎてからもう一度リフトへ乗り込みます。すると係員の勘違いによりスキー場の電源は落され、地上15mの高さで停止したリフトの上に3人は置き去りにされてしまいます。

[リミット]は2010年に製作された映画で、目覚めたら棺桶の中にいたというワンシチュエーションで展開する名作です。トラック運転手をしている主人公のポールは、ある日仕事中に何者かの襲撃に遭い、目覚めると棺の中に閉じ込められていました。自分の物ではない携帯とライターだけを頼りに脱出しようと試みますが、思う様に繋がらない電話にいら立ちが募ります。

実際に起こるかもしれない可能性がゼロとは言い切れないスリラー作品も多いですが、続いてはサスペンススリラーのおすすめタイトルもご紹介します。テーマの重い作品やどんでん返しの作品も多いですが、名作スリラーと呼ばれる理由がわかるタイトルばかりとなっている筈です。

アモーレス・ペロスは2000年に製作された映画で、愛をテーマに同時進行の3つのシナリオで構成された作品です。それぞれに時間軸をずらした内容となっていますが、ラストでは3つの物語が交わっていき驚かされる筈です。様々な賞を受賞しているおすすめの名作スリラーでもあります。

インセプションは2010年に製作された映画で、標的の夢の中に入り込んで情報を得るという技術を持った産業諜報員が主人公となる作品です。コブはとある大企業のトップである人物から、ライバル会社解体の為に夢の中でアイデアを植え付けるよう依頼を受けます。圧倒的な迫力ある映像にも要注目の名作です。

エグザムは2009年に製作された映画で、採用されれば毎年1億円の報酬が得られるという企業の就職試験を描いた作品です。最終選考へと進んだ8人の男女は、窓も無い一室で試験の説明を受けます。試験監督の男は3つのルールを厳守する事を伝え、一つだけ与えられる質問を制限時間内に回答するよう指示します。

es [エス]は2002年に製作された映画で、シチュエーションスリラーの項目でもご紹介したエクスペリメントのリメイク前の作品です。1971年にスタンフォード大学で行われたという、実際の実験を基として描かれた「Black Box」という小説を原作として製作された名作です。

エスターは2009年に製作された映画で、とある夫婦の元に引き取られた養子の少女を中心として描かれる作品です。子供の流産という傷を癒す為に、夫婦は孤児院からエスターという名の少女を引き取る事にします。予想できない驚愕のラストが恐ろしい名作スリラーです。

オープン・ユア・アイズは1997年に製作された映画で、とある事故により主人公が徐々に落ちぶれていく姿を描いた作品です。主人公のセサルはハンサムな顔立ちをしており、独身貴族としての生活を楽しんでいました。ある日ソフィアという女性に一目惚れをしますが、セサルの事が好きなヌリアは嫉妬により無理心中をしようとします。一命を取り留めたセサルでしたが、その顔は事故により酷い状態となっていたのです。

コロニアは2015年に製作された映画で、チリのクーデターで起こった実際の話を基に描かれた作品です。1973年に客室乗務員をしていたレナは、フライトで訪れたチリでクーデターに遭遇してしまいます。ジャーナリストをしている恋人のダニエルは、反体制分子であるとして捕まってしまい、レナはダニエルが収容されている「コロニア・ディグニダ」へ向かいます。

サスペリア PART2は1975年に製作された映画で、同タイトルである「サスペリア」とは無関係の作品となっています。女予言者の殺害を皮切りに、恐ろしい連続殺人事件が発生します。ピアニストのマークもまた事件に巻き込まれながら、事件の真相と犯人に迫る事となります。

THE WAVE ウェイブは2008年に製作された映画で、とある体験授業をきっかけに洗脳されていく高校生達の姿を描いた名作スリラーです。ベンガーという教師は生徒達にも慕われており、校長からの指示で独裁制の授業を受け持つ事になります。独裁制を取り入れた授業を行ううちに、洗脳されていく生徒達は次第に学校の外でも過激な行動を見せる様になっていきます。

シャッターアイランドは2010年に製作された映画で、孤島の中で行方不明となった女性を創作する主人公達を中心として描かれる作品です。謎のメッセージを残した状態で、レイチェルという女性が行方不明となります。彼女の行方を追う為に、連邦保安官のダニエルズや捜索部隊は、シャッターアイランドという孤島にあるアッシュクリフ精神病院へ向かいます。

ジャケットは2005年に製作された映画で、とあるジャケットを着用する事でタイムスリップをする男性の名作スリラーです。主人公のジャックは元軍人であり、湾岸戦争の後遺症から記憶障害を患っていました。ある日事件に巻き込まれた事で精神病院へ入り、拘束衣であるジャケットを着せられ実験を受けさせられたジャックは、目覚めると15年も先の未来にタイムスリップをしていたのです。

スノーデンは2016年に製作された映画で、2013年6月にエドワード・スノーデンという人物が機密事項を暴露した事件を基に描かれています。元CIAでありNSAの職員でもあったスノーデンは、ある日内部告発をする事となります。その内容は、アメリカ政府が秘密裏に作り上げていた監視プログラムの存在だったのです。物語の後半では、実際にスノーデン本人が役を演じています。

テシス 次に私が殺されるは1995年に製作された映画で、スナッフフィルムを発見してしまった女性が恐ろしい体験をする作品です。大学生のアンヘラは、卒業論文の調査の為に暴力的な映像を探していました。そんな問い学校のビデオ図書館にあった映像を観て、教授が心臓発作を起こしてしまいます。そのビデオをこっそり持ち出したアンヘラが映像を観てみると、そこには若い女性が殺害される場面が映し出されていたのです。

デジャヴは2006年に製作された映画で、とあるフェリーの爆発事故を巡る捜査を描いた名作スリラーです。ニューオーリンズで起こったフェリーの爆発事故により、543名もの犠牲者が出る大惨事が起こります。しかし現場近くで発見された女性の死体は他殺によるもので、爆発が事故ではない事に気付いた連邦捜査官のダグは、とある監視システムを使い捜査協力をするよう依頼を受けます。

ドニー・ダーコは2001年に製作された映画で、不安定な精神状態の高校生ドニー・ダーコの姿を描いた作品です。マサチューセッツ州に住むドニーは、ある晩謎の声に導かれる先で銀色のウサギの姿を目にします。そのウサギは、世界の終わりまでのタイムリミットを告げてきたのです。翌朝帰宅したドニーは、自分の家にジェット機のエンジンが直撃しているのを目撃します。

バタフライ・エフェクトは2004年に製作された映画で、カオス理論の一つであるバタフライ効果をテーマとして描かれた名作です。主人公のエヴァンは短時間の記憶喪失を起こす事がある為、少年時代に治療の一環として日記をつけていました。大学生になる頃には症状が起こる事はなく、その日記を読み返していたエヴァンは日記を書いた時点の過去に戻る事ができる能力に気付きます。

ピエロがお前を嘲笑うは2014年に製作された映画で、天才ハッカーの主人公が警察に出頭し自白をしていく姿が描かれた作品です。ハッキングと殺人容疑により警察に追われていたベンヤミンは、自分の命が狙われている事から自ら出頭する事にします。ベンヤミンの自白から身辺調査を行っていた捜査員は、次々と不可解な事実を発見していく事となります。

ファイト・クラブは1999年に製作された映画です。心の問題を抱える青年ジャックは、ある日タイラーという男に出会います。とあるきっかけから殴り合いをした二人は、多くの見物客を集める事となり、やがてファイト・クラブという秘密の集会を立ち上げていきます。しかしファイト・クラブはやがてテロ集団へと変貌を遂げていく事となります。

プリデスティネーションは2014年に製作された映画で、「輪廻の蛇」を基にした名作です。ジョンという青年は、とあるバーでバーテンダーに自身の人生についてを語ります。元は女性として生まれたジョンは孤児院で育ち、一度は身籠るものの相手の男に捨てられた上に赤ん坊も攫われてしまったというものでした。そんなジョンに、バーテンダーは自身が未来の時空警察のエージェントであると明かします。

メメントは2000年に製作された映画で、前向性健忘を患う主人公が復讐の為の犯人捜しをするという名作です。主人公のレナードは、自宅に押し入ってきた男達に妻を強姦された上で殺されてしまいます。犯人の1人は射殺したものの、別の犯人に突き飛ばされた事で前向性健忘となります。妻を殺した犯人を捜そうとするレナードは、記憶しておけない情報をメモや写真、刺青として残していきます。

羊たちの沈黙1991年に製作された映画で、連続殺人事件解決の為に猟奇殺人犯の知恵を借りて捜査を進めていく名作です。主人公のクラリスは、FBI訓練生でありながらとある任務に抜擢されます。手がかりが掴めずにいるバッファロー・ビル事件について、収監されている猟奇殺人鬼のレクター博士から助言を得るというものでした。

ミッション:8ミニッツは2011年に製作された映画で、8分間というタイムリミットの中で、主人公が事件解決の為に脳内でタイムループをするという作品です。主人公のスティーブンスは、6時間後に起こる爆破テロを防ぐ手がかりを掴む為に、特殊な装置を使って列車の爆発事故を体験させられます。その中で8分間を繰り返しながら、スティーブンスは犯人を見つける為に奔走する事となります。

ユージュアル・サスペクツは1995年に製作された映画です。カリフォルニア州の港に停泊していた麻薬の密輸船が爆発し、多数の遺体が見つかるという事件が発生します。中には銃殺体もありマフィア同士の抗争であると考えられます。そんな中で無傷のまま生還した詐欺師のキントに尋問をすると、キントは事件に関する一連の流れを話し始めます。

ロフト.は2008年に製作された映画で、同タイトルでリメイク版も製作されている名作スリラーです。5人の男達は妻帯者でありながら、隠れ家としているペントハウスに女性を連れ込んで関係を結んでいました。そんなある日、ベッドに手錠で繋がれた女性の死体が発見されます。誰が犯人であるのか、男達は疑心暗鬼に互いを探り始める事となります。

様々なおすすめのスリラー映画の名作をご紹介してきましたが、シチュエーションスリラー映画といえばこちらの作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？続いてはスリラー映画の名作であるソウシリーズについてもまとめて詳しくご紹介します。シリーズ作品の都合上、一部ネタバレを含みますので閲覧にはくれぐれもご注意ください。

ソウ(SAW)は2004年に製作された最初の映画を皮切りに、大ヒットしたソリッドシチュエーションスリラー映画のシリーズ作品です。猟奇殺人鬼のジグソウにより命がけの恐ろしいゲームが仕掛けられ、どんでん返しの結末や過激な描写も話題となりました。タイトルの「ソウ」には様々な意味があり、「のこぎり」や「見る(see)」といった単語にジグソウの名前が掛け合わせられたものとなっています。

見知らぬバスルームの中で、対角線上に鎖で足を繋がれた2人の男性が目を覚まします。部屋の中央には血まみれの死体が倒れており、部屋の中にはテープレコーダーや2本の煙草、着信専用の携帯電話に鎖を切る事はできないノコギリが2本置かれていました。テープを再生すると、謎の音声は2人に対してとあるゲームを持ち出しました。過激な描写も多い作品ですが、シリーズ1作目となる本作は特におすすめです。

広い洋館の中に、見知らぬ男女8人が閉じ込められていました。室内には神経ガスが充満しており、ゲームをクリアする事で入手できる解毒剤が無ければ、2時間以内に死亡してしまうと言われます。一方で刑事のエリックはジグソウを捕まえる事に成功しますが、既に開始されたゲームが映し出された画面の中には、息子のダニエルの姿がありました。

ケリー刑事は新たなジグソウ事件の犯行に、これまでとは違った点がある事に気付きますが、自らもゲームの被験者となってしまいます。食肉加工工場で目覚めたジェフは、3人の人物の命を託されたゲームに参加させられます。その3人とは、かつて自身の息子の命を奪う事となった交通事故の関係者達だったのです。

前作と同じ時間軸で描かれる本作は、解剖されたジグソウの遺体の中からカセットテープが発見される所から始まります。ゲームがまだ終わっていない事を示唆する内容と共に、ケリー刑事の遺体が発見されます。一方リッグ刑事は仲間達を次々失う事から躍起になり捜査を続けていたものの、自らも被験者となって捕まる事となります。

ストラム捜査官はゲームの被験者となりながらも、生存する事ができました。それにより無傷でゲームから生き延びたホフマン刑事が、ジグソウの後継者なのではないかと考えます。別の場所では、首輪をつけられた5人の男女が新たなゲームに参加させられていました。

ストラム殺害に成功したホフマン刑事は、ストラムがジグソウの後継者であるとする証拠を捏造します。一方で次なるゲームの被験者として選ばれた保険会社の副社長ウィリアムは、社員達の命を左右するゲームに参加させられる事となりました。

ジグソウのゲームの生存者であるボビーは、書籍を出版しメディア出演もするなど人気を得ていました。そんなある日、ボビーは再びジグソウのゲームの被験者となります。一方でジグソウの元妻であるジルはホフマン殺害に失敗し、警察へ保護を求めていました。

数々のおすすめスリラー映画をご紹介してきましたが、普段スリラー作品を観る機会が無いという人は、まだピンとこない場合もあるかもしれません。続いてはスリラー映画を鑑賞した人の感想についても少しだけご紹介します。

映画といえばあらすじなどを見て鑑賞するかを判断する人も多い筈ですが、その一方でスリラーというジャンルだという時点で鑑賞を決意する、といった人もいる様です。それだけスリラーは人気の高いジャンルであるのだと言えるのではないでしょうか？

一口にスリラー映画といっても細分化されたジャンルは多岐に渡りますが、どういった怖さや緊張感を味わいたいかによってもおすすめする作品が異なってくるという意見もありました。こういったものを参考にしてみると、より好みのシチュエーションのスリラー作品が見つかるかもしれません。

様々なスリラー映画の中でも、こちらのタイトルを挙げる感想も複数ありました。予告編の映像を観るだけでも異様な空気を感じ取る事のできる作品となっていますが、多くの名作の中でも敢えて製作年が新しい作品から鑑賞するというのもおすすめです。

様々なスリラー映画の名作についてをご紹介しましたが、気になった作品が一本くらいはあったのではないでしょうか？これまでそういったジャンルには手を出してこなかったという人も、おすすめ作品の中に夢中になれるものがあるかもしれません。

ソウシリーズなどは描写が過激な事から手を出しにくい人もいるかもしれませんが、おすすめや面白いと言われる作品には必ず理由があるものです。毛嫌いするよりも、まずは一度鑑賞してみるというのも良いのではないでしょうか？