ストレンジャーズ戦慄の訪問者のあらすじをネタバレ！実話を基にしたスリラー映画

ストレンジャーズ・戦慄の訪問者とは、2008年に公開されたアメリカのホラー映画です。人里離れた山小屋で一夜を過ごすカップルの元に、不気味な謎の訪問者が現れ、カップルをじわじわ追い詰めていくというホラー映画となっています。サターンホラー映画賞にもノミネートされた話題のスリラー映画です。

ストレンジャーズの主人公カップルには、「アルマゲドン」のリヴ・タイラー、「死ぬまでにしたい10のこと」のスコット・スピードマンがキャスティングされました。謎の訪問者には、キップ・ウィープス・ジェマ・ワード、ローラ・マーゴリスがキャスティングされています。

ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の予告編動画を見てみると、日常の生活に潜む恐怖を描いていることがわかります。実話を基にしているというだけあって、リアルで恐ろしい出来事を想像させる映画となっています。

ここでは、アメリカでヒットを記録したサスペンススリラー映画、ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のあらすじを詳しくネタバレしていきます。ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の主人公は、ジェームズとクリスティンというカップルです。2005年の2月11日、ジェームズとクリスティンは友人の結婚式に出席していました。クリスティンと結婚したいジェームズは、この日クリスティンにプロポーズをします。

しかし、クリスティンから「まだ恋人以上になれない」とやんわり断られてしまうジェームズ。プロポーズ作戦は玉砕し、まさかプロポーズが失敗するとは思っていなかったジェームズとクリスティンの間には気まずい空気が流れます。その日の深夜、ジェームズは父親の所有する山小屋にクリスティンを連れて行きます。ジェームズはプロポーズを成功させ、クリスティンと山小屋で過ごすつもりでした。

山小屋の中には、ジェームズが前もって用意して飾っておいた、バラの花やキャンドルでいっぱいです。しかし、ジェームズのプロポーズは失敗に終わってしまい、ジェームズは半ばやけくそになっています。仕方がなく二人山小屋で過ごすジェームズとクリスティン。重苦しい空気が流れています。ジェームズは親友のマイクに電話をかけ、プロポーズが失敗してしまったことを伝えます。

ジェームズはマイクに、明日の朝にはクリスティンが帰ってしまうので、別荘まで迎えに来てほしいと頼みました。クリスティンに振られてすっかり落ち込んでしまったジェームズ。クリスティンは申し訳ない気持ちでいっぱいで、うなだれるジェームズに身を寄せます。二人が抱き合っていたその時、玄関のドアがノックされます。突然のノックに驚く二人。しかも時刻は午前の4時でした。

ジェームズが玄関のドアを開けると、見知らぬ金髪の女が立っています。外は真っ暗で女の顔をはっきりと伺うことは出来ませんでした。顔の全く見えない女は「タマラはいる？」とだけ訪ねてきます。ジェームズがきっぱりといないと答えると、女はそのまま帰っていきました。二人の間にまた気まずい空気が流れます。ジェームズはクリスティンを温めてあげるため、暖炉に火を入れます。

眠れないというジェームズは、一人でドライブに出かけていきました。一人になったクリスティンは、シャンパンを飲みながらレコードを聴いていました。すると、また玄関をノックする音が聞こえます。先ほどの女がまた、「タマラはいる？」と同じ質問をしてきます。おびえたクリスティンは「さっきも来たでしょ、ここにはいない」と答えます。「絶対ね」と言って女は立ち去ります。クリスティンは部屋に戻ろうとします。

部屋では暖炉の火が燃え盛っており、火災報知器が鳴りだします。驚いたクリスティンは火災報知器を慌てて止めました。すると、山小屋の外から大きな音が聞こえてきました。玄関を激しくノックする音、窓をたたく音も聞こえます。おびえたクリスティンは携帯電話でジェームズに電話しようとしましたが、充電が切れてしまっています。仕方なくクリスティンは携帯電話を充電器につなぎ、ジェームズに早く帰ってきてと電話しました。

山小屋の外からは何かを引きずる音まで聞こえてきます。激しい物音はやまず、クリスティンはキッチンから包丁を取り出してきます。部屋に戻ったクリスティンは、火災報知器が椅子の上に置かれ、携帯電話が消えているのに気付きます。山小屋の中に誰かが入ってきている事にパニックになったクリスティンは、震えながら恐る恐るカーテンを開けます。すると、クリスティンの目の前にマスクをかぶった謎の男が立っているのでした。

悲鳴を挙げるクリスティンは寝室へ逃げ込みました。そこにジェームズが帰ってきます。パニックと恐ろしさから泣いているクリスティンを見つけたジェームズは驚き、別荘の中を調べてみますが誰もいませんでした。山小屋の外では先ほどのマスクの男がじっとジェームズとクリスティンの様子を眺めていました。助けを呼ぶためにジェームズは外に停めてある車に乗ろうとしますが、マスクの男が襲ってきて山小屋へ逃げ帰ります。

山小屋の中へ戻ったジェームズは、父親が隠してあったライフルを取り出します。しかし、ジェームズはライフルの使い方を分かっておらず、中々銃弾を込めることが出来ません。クリスティンと寝室へ身を潜めたジェームズ。マスクの男は斧を玄関の戸に振り下ろし、無理やり開けようとしています。ジェームズはやっとライフルを発砲してその場を逃げ出しました。山小屋の前に一台の車がやってきました。

ジェームズの親友マスクが迎えに来たのです。山小屋に漂う異様な雰囲気を感じ、マイクは山小屋の中へと入ってきます。そんなマイクをマスクの男だと勘違いしてしまったジェームズは、ライフルを発砲。間違って親友のマイクを撃ち殺してしまったのでした。親友を撃って取り乱すジェームズでしたが、山小屋の向かいにある納屋の無線で助けを呼ぼうとします。マスクの男が窓に「人殺し」と赤い文字を書き残していました。

ジェームズは納屋にたどり着く前に背後から襲われてしまいます。中々ジェームズが帰ってこないので、クリスティンも意を決して外へ出ていきますが、転んで足をくじいてしまいます。納屋まで這っていこうとするクリスティンの背後から、マスクをつけた黒髪の女がゆっくりと近づきます。ここまでは、ホラー映画ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のあらすじをネタバレ紹介しました。

映画ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のあらすじを結末まで詳しくネタバレしていきます。納屋にたどり着いたクリスティンは、真っ暗な中で必死で無線を使おうとします。そんな彼女の前に、黒髪のマスクの女が現れ、斧で無線を破壊してしまいます。クリスティンは林の中へ逃げていきます。やがて山小屋に戻ったクリスティンは、クローゼットの中に身を潜めます。しかし、マスクを付けた金髪の女に見つかってしまいます。

クリスティンが襲われる間一髪のところでジェームズが助けに飛び込んできます。ジェームズはクリスティンを逃がしますが、クリスティンはマスクの男に襲われてしまいます。翌朝、ジェームズとクリスティンが目を覚ますと、椅子に身体を縛られてしまいます。

何も言わずにジェームズの腹をナイフで刺す男。クリスティンも女に刺されてしまいます。二人の前にはマスクの男1人と、女が2人立っています。クリスティンがなぜこんなことをするのか聞くと、女は「家にいたから」と答えます。マスクを外す3人。

山小屋での惨劇が終わり、山小屋を立ち去る男と女2人は、トラックに乗って走っています。少年が二人、自転車を押して歩いています。トラックから女が降り、少年の持っていたキリスト教のパンフレットが欲しいと言い、一冊貰います。少年に「罪人ですか？」と尋ねられた女は、「時にはね」と答えるのでした。

映画ストレンジャーズ・戦慄の訪問者は、ある実話をもとにした映画となっています。映画ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の監督は、ある実際の事件にインスパイアされていると語っています。ここでは、ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の元ネタとなった実話についてご紹介します。

映画ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のモデルとなったある実話とが、ケディの山小屋事件と言われる実話です。実話ケディの山小屋事件とは、1981年にカリフォルニアで起きた殺人事件です。1980年、ある家族がケディに流れつきます。母親グレナ・スー・シャープは、5人の子供を持つ母親でした。暴力的な夫から逃げた彼女らは、ケディにやってきて山小屋を借り生活を始めます。

1981年4月12日の朝、友人の家に宿泊していた長女シーナは着替えを取りに帰宅します。そこで彼女は居間に縛られて倒れている3人を発見。近くに血の付いたナイフが落ちていました。3人は母親スー、長男ジョン、ジョンの友人ダナでした。3人ともナイフで刺され、ハンマーで殴られて亡くなっていました。

地元警察は力を尽くして捜査しましたが、やがて捜査は行き詰ってしまいます。そして1984年、ケディから100キロ近く離れた場所で、行方不明になっていた次女ティナの頭蓋骨が発見されます。この時、次女ティナの頭蓋骨が発見される前の時点で、匿名で「その骨はティナのものだよ」という謎の通報がありました。

この実話の事件では、複数の人物が調査対象に挙がっています。中でも、マーティー・スマーットは最も怪しいといわれていた人物です。彼の妻マリリンと殺害されたスーは友人同士でした。マリリンはスマーットについてスーに相談していたのか、スマーットはスーが夫婦生活を破綻させると憤慨し話していました。しかも、スマーットは事件の前にハンマーを失くしていたのです。

捜査の初期段階では有力な証拠はなかったのですが、数年後スマーットが妻にあてた手紙が発見されました。そこには、4人を殺害したことを暗喩する言葉が書かれていました。しかし、この手紙も十分な証拠とはなりませんでした。

この実話の事件は、スマーットが犯人として有力と言われていましたが、証拠はなく事件は凍結状態になります。そしてスマーットはケディを立ち去り2006年に亡くなりました。その後スマーットのものと思われるハンマーが見つかりますが、重要参考人がいなくなったこの実話事件は現在も捜査中となっています。

実話と元に制作された映画、ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の続編も注目です。ストレンジャーズ・戦慄の訪問者の続編は、2018年に公開されています。前作ストレンジャーズ・戦慄の訪問者では、マスクの女が「次は楽に行くよ」と発言していたことから、続編の制作が期待されていました。2018年に公開されたストレンジャーズ2ですが、日本での公開は未定です。

ストレンジャーズ2の簡単なあらすじをご紹介します。マイクとシンディの夫婦は、反抗期の娘キンズィーに手を焼いています。夫婦は娘キンズィーを全寮制のスクールに入れる決意をします。夫婦はその前に、キンズィーの兄ルークを加えた家族4人で過ごす時間を作ることにしました。叔父と叔母が住むトレーラーパークへの小旅行を計画します。

一家が目的地にたどり着いた時には、すっかりあたりは真っ暗です。滞在する部屋でのんびり過ごしていた一家でしたが、何者かが部屋の扉をノックします。見知らぬ女性が訪問してきました。彼女が立ち去り、何事もなかったように過ごす4人。しかし、この訪問が恐ろしい出来事の幕開けとなるのでした。

ストレンジャーズの感想では、登場する殺人鬼達のサイコパスぶりが恐ろしいというものが多いです。不気味なマスクをかぶった殺人鬼3人組。カップルを襲う理由を尋ねられ、その答えは「家にいたから」という理不尽で無差別的なものでした。サイコパスぶりが怖くて良いという感想が多いです。

ストレンジャーズを見た人の感想で、殺人鬼たちがじわじわ迫ってくる描写が怖かったというものもあります。派手なショッキングシーンはないストレンジャーズですが、恐怖をあおる描写が素晴らしく、評価の高いホラー映画となってます。

ここでは、ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のあらすじを詳しくネタバレしました。ストレンジャーズ・戦慄の訪問者のあらすじネタバレと合わせて、モデルになった実話情報や、続編の情報もご紹介しています。ストレンジャーズ・戦慄の訪問者を見た人の感想もまとめています。ストレンジャーズ・戦慄の訪問者が気になったという人は、是非映画をチェックして恐怖体験を味わってみてください。