映画モーテルは不気味すぎるホラースリラー映画!あらすじや結末・感想まとめ

映画「モーテル」のあらすじを結末までネタバレ徹底解説!グロシーン解説や観た人の感想もご紹介。映画「モーテル」は2007年アメリカのホラースリラー映画。離婚寸前の夫婦が、山道で車が故障したため一軒のモーテルに泊まる。しかしそこは、宿泊客を惨殺してそのビデオを販売する殺人モーテルだった。夫婦の部屋にも殺人鬼たちの魔の手が忍び寄る!果たして二人は生還することができるのか。

映画モーテルは不気味すぎるホラースリラー映画!あらすじや結末・感想まとめのイメージ

目次

  1. 映画モーテルはグロホラー映画?
  2. 映画モーテルのあらすじネタバレ
  3. 映画モーテルの結末ネタバレ
  4. 映画モーテルの登場人物・キャスト
  5. 映画モーテルに関する感想や評価は?
  6. 映画モーテルのネタバレまとめ

映画モーテルはグロホラー映画?

映画モーテルの作品情報

映画『モーテル』は2007年公開のアメリカのホラースリラー映画である。監督はニムロッド・アーントル。主演はルーク・ウィルソン、ケイト・ベッキンセイル。『モーテル』の簡単なあらすじは、最愛の息子を失い冷え切った夫婦が、一軒のモーテル(自動車旅行向けの宿泊施設)に宿泊する。しかしそこは殺人ビデオマニアが経営していた。

そんなモーテルという閉鎖された空間で、殺人鬼に追い詰められる二人の恐怖の一夜を描く。脱出劇だけでなく、極限状態で変化していく夫婦の関係も見どころだ。本記事ではホラー映画『モーテル』のあらすじを結末までネタバレ解説する。映画『モーテル』のキャストや観た人々の感想も合わせてご紹介するので、是非最後までご覧頂きたい。

映画モーテルのトリビア

ホラー映画『モーテル』の脚本家マーク・L・スミスは、『モーテル』のアイディアを思いついたきっかけについて語っている。スミスはかつてコロラド州に住んでおり、頻繁にニューメキシコまで車で行く機会があった。そのドライブの間、彼は郊外にポツンと建つ宿泊客がいないモーテルを見ることが多かった。

「こういう人気のないモーテルはどうやって商売が成り立っているのだろう?」と考えたスミスは、宿泊客を殺害して撮影し、そのビデオを売るモーテルのアイディアを思いついた。映画『モーテル』の舞台は明らかにされていないが、スミスがモデルにしたニューメキシコではないかと言われている。

映画モーテルはグロい?

「宿泊客が快楽殺人鬼に襲われる映画」と聞くと、ホラー映画好きな方のほとんどはイーライ・ロス監督の『ホステル』を思い浮かべるだろう。『ホステル』はR18指定の拷問シーンが続くグロテスクな映画。『モーテル』は『ホステル』と題材が似ているせいか「グロい」というイメージを持つ方が多いようだが、実際の映画『モーテル』のグロシーンは計約10分以内とごくわずかである。

映画『モーテル』のグロシーンといえば、主人公たちの部屋に置かれていた殺人ビデオの映像。血まみれの状態で首を吊られる男性の姿が映っており、グロテスクで衝撃的である。別のビデオには男二人に部屋に追われ半狂乱で逃げ惑う女性たちの姿が映っており、精神的にグロい映像となっている。その他に結末近くで主人公に車で轢かれる犯人の姿が少々グロテスクだ。

映画モーテルの予告編動画

続いて映画『モーテル』の予告編映像をご紹介する。映画『モーテル』の緊迫感溢れるタッチが伝わる予告編となっている。

映画『モーテル』予告編では、寂れて虫が這うモーテルの不気味な雰囲気が伝わってくる。また、部屋に置かれてた殺人ビデオを手に取ってしまったばかりに、一瞬にして恐怖のどん底に突き落とされる主人公たちが描かれている。果たして二人は生き残ることができるのか。次項から、映画『モーテル』のあらすじを結末までネタバレ解説する。

ThumbB級映画の名作・傑作まとめ!ホラーやコメディなどおすすめ人気ランキングを紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

映画モーテルのあらすじネタバレ

映画モーテルあらすじネタバレ①:夜の山道

夜の山道を一台の車が走っている。運転するのはデイヴィッド・フォックス。助手席で眠るのは妻のエイミーだ。二人はエイミーの実家から帰宅する途中だが、高速が渋滞していたため、時間を短縮しようと山道に入った。突然、アライグマを避けようとして、車が激しくスリップする。目覚めたエイミーは不機嫌になり、デイヴィッドも嫌味で答える。

幼い息子チャーリーを亡くして以来、二人の仲は険悪になっていた。デイヴィッドはチャーリーの思い出話を持ちかけるが、エイミーは話したがらない。スリップのせいでエンジンの調子が悪くなり、二人はガソリンスタンドに停車する。すると整備士を名乗る親切そうな男が現れ、エンジンを修理すると言う。二人は男に感謝し、修理を任せる。

映画モーテルあらすじネタバレ②:ガソリンスタンドの男

整備士は二人に高速道路に戻る道を教える。夫妻は再び車を走らせるが、すぐに故障して止まってしまう。携帯も圏外のため八方塞がりになり、仕方なく二人は来た道を歩いて引き返す。整備士の男は姿を消していた。二人はガソリンスタンドの隣に一軒のモーテルを見つける。モーテルのロビーには女性の叫び声が響いていた。

エイミーが反対するのも聞かずデイヴィッドがベルを鳴らすと、支配人のメイソンが顔を出した。メイソンは退屈しのぎにビデオを見ていたと言い、再生を止める。「朝になれば整備士が出勤して車を直せる」と言われ、二人はモーテルに泊まることを決める。

映画モーテルあらすじネタバレ③:無言電話

夫妻が案内されたのは、薄汚れて虫が這うような部屋だった。不潔な部屋にうんざりするも、やっと一息つく二人。すると無言電話が鳴り、ドアが乱暴にノックされた。ドアを開けても外には誰もおらず、二人は不審に思う。再び電話が鳴り、別のドアが叩かれる。壁越しに文句を言うが返事がない。

その後もノックは続き、しびれを切らしたデイヴィッドはフロントに苦情を言いに行く。しかし夫妻が今夜の唯一の客だと言われる。メイソンに誰かが侵入している可能性もあるので対処すると言われ、デイヴィッドは納得して部屋に戻る。

映画モーテルあらすじネタバレ④:殺人ビデオ

デイヴィッドは退屈しのぎに部屋に置かれたビデオテープを再生する。そこには、血まみれで首を吊られる男の映像が映し出されていた。別のテープを再生する。今度は男たちに襲われ、逃げ惑う女二人の姿が映し出された。デイヴィッドは、その映像が今自分たちがいる部屋で撮影されたものだと気づく。通気口を覗くと、そこにはカメラが仕掛けられていた。

二人は事態が理解できず戸惑う。突然、部屋の電灯が点滅し、誰かが部屋のドアを乱暴に開けようとする。デイヴィッドは電気を消し、エイミーに逃げようと提案する。二人が外に走り出ると、仮面をつけた男たちが待ち構えていた。エイミーは逃げる途中で携帯を落としてしまう。二人は急いで部屋に戻る。男たちはドアをこじ開けようとするが、しばらくして姿を消す。

エイミーが窓際で仮面の男たちの注意を引き、デイヴィッドは公衆電話に駆け込む。緊急ダイヤルに通報するも、繋がった相手は男たちとグルだった。男たちの車が公衆電話に突っ込み、デイヴィッドは間一髪逃れて部屋に戻る。デイヴィッドは洗面台の鏡を割り、破片を布で巻いたものを武器として握る。その様子を、メイソンがモニターで観察していた。

映画モーテルあらすじネタバレ⑤:隠し扉

デイヴィッドは殺人ビデオを見返し、脱出のためのヒントがないか探る。どのビデオも、殺人犯たちは神出鬼没に現れていた。デイヴィッドはバスルームに出入り口があると推理。調べると、バスマットの下に地下通路へと続く隠し扉があった。

エイミーは一台のトラックが駐車場に停車するのを発見。窓から運転手に助けを求める。しかし彼は殺人ビデオを買い付けに来た客だった。二人は隠し扉を開け、地下通路に入る。狭く長い通路を這うようにして進むと、モーテルのフロントに繋がっていた。フロント裏の部屋で、エイミーは電話を発見。通報しようとするが、メイソンと仮面の男が入ってきたため地下通路に戻る。

映画モーテルあらすじネタバレ⑥:脱出を誓う二人

通路を通り、二人は備品が置かれた部屋にたどり着く。デイヴィッドは自分が高速を降りたせいで事件に巻き込まれてしまったことを謝る。エイミーは彼にこれまで冷たくした事や、自分が目を離したせいでチャーリーを死なせてしまった事を謝罪する。デイヴィッドはエイミーを許し、二人で必ず脱出すると誓う。

映画モーテルの結末ネタバレ

映画モーテル結末ネタバレ①:助けに来た警官

その時、エイミーの通報を逆探知した警官がモーテルを訪れた。警官はモーテルを調べ、殺人ビデオを発見。二人は警官に助けを求めパトカーに乗り込む。パトカーは電線が切られていた。警官は男たちによって刺殺される。二人はモーテルの部屋に逃げ込む。デイヴィッドはエイミーを屋根裏に隠れさせ、自身はフロントに銃を取りに向かうが、仮面の男に見つかり腹部を刺される。エイミーは屋根裏で息をひそめ続ける。

映画モーテル結末ネタバレ②:仮面の男

朝になり、エイミーは外に出て車に乗り込む。しかし仮面の男の一人に車の屋根から襲われる。エイミーは運転が乱れ、モーテルに突っ込む。屋根の上の男は血まみれで死亡。別の男も車と壁に挟まれて死ぬ。仮面が取れたその顔は、昨晩話しかけてきた整備士だった。

映画モーテル結末ネタバレ②:発砲

エイミーはモーテルに逃げ込み通報しようとするが、電話線がなくなっていた。フロントの銃を取ろうとするも、メイソンに捕まり落としてしまう。エイミーは激しく殴られ、揉み合いになる。しかし偶然にも銃の側に倒れ込み、エイミーはメイソンを射殺。

急いでデイヴィッドの元に駆け寄ると、彼は一命を取りとめていた。エイミーはメイソンの上着から電話線を見つけて緊急センターに通報。危機は去った。助けを待ちながら、エイミーはデイヴィッドの頬に何度もキスをするのだった。

Thumbおすすめの面白い洋画ランキング!人気の名作映画を最新までジャンル別に紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

映画モーテルの登場人物・キャスト

デイヴィッド・フォックス/ルーク・ウィルソン

1971年9月21日生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身。アイルランド系アメリカ人の両親の元に生まれる。兄のアンドリュー・ウィルソンとオーウェン・ウィルソンも俳優。オクシデンタル大学在学中に演技に興味を持つ。1993年、ウェス・アンダーソン監督の短編映画『アンソニーのハッピー・モーテル 』で2人の兄と共演し、映画デビュー。

その後はハリウッドに拠点を移し、『リスキーブライド/狼たちの絆』『チャーリーズ・エンジェル 』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 』など映画に多数出演。私生活では女優のドリュー・バリモアの恋人として、たびたびメディアに取り上げられていた。

エイミー・フォックス/ケイト・ベッキンセイル

1973年7月26日生まれ。 イギリス・ロンドン出身。父と母は共に俳優。小学校時代はロンドンの私立学校に通い、短編小説や詩の賞を貰っていた。喫煙癖や拒食症など波乱万丈の思春期を過ごすが、演技の道に目覚める。大学在学中にケネス・ブラナー監督の『から騒ぎ』で映画デビュー。女優業に専念するためオックスフォード大学を中退。

1995年、フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮の映画『月下の恋』でミステリアスな美女を演じ、高い評価を得る。その後も『セレンディピティ』『パール・ハーバー』『アンダーワールド』『トータル・リコール(リメイク)』など話題作に多数出演。

メイソン/フランク・ホエーリー

1963年7月20日生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク州シラキュース出身。1987年に『黄昏に燃えて』でジャック・ニコルソン演じる主人公の若年期を演じ、映画デビュー。その後も『フィールド・オブ・ドリームス』や『7月4日に生まれて』等の映画に出演。1994年『パルプ・フィクション』のギャング役が有名。『グッバイ・ジョー』『それでも恋するニューヨーク』では監督も務めている。

Thumbホステル2は前作を超える事が出来ない?映画のあらすじや結末・感想ネタバレ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

映画モーテルに関する感想や評価は?

ホラー映画モーテルの感想:人間が一番怖い

ここからは、ホラー映画『モーテル』を観た人々の感想をご紹介する。映画『モーテル』を観た人々からは、「思ったより怖かった」「相手が普通の人間なのが余計に怖い」という感想が多く寄せられた。宿泊施設という密閉された空間と、客を笑顔で迎え入れながら殺人ビデオの餌食にする管理人が恐怖をあおったようだ。

ホラー映画モーテルの感想:人間の心理を理解している

続いて、映画『モーテル』は「人間の心理を理解してないとできない演出」「展開が割と有り得そうで怖い」などの感想が上がっていた。旅先の宿は、やはり不特定多数が立ち寄るため不安がつきまとう場所。そんな場所突然恐怖に襲われる人々の、リアルな心理描写が高評価だった。

ホラー映画モーテルの感想:グロは少ない

映画『モーテル』は、やはり題材が似たグロ映画『ホステル』が有名なせいか「意外とグロが少ない」という感想も多かった。しかし、直接的な残酷シーンはあまり見せず緊張感を高める手法は評価が高かった。

ホラー映画モーテルの感想:夫が頭良い

映画『モーテル』は、「夫が結構頭良くて」「夫がイケメンすぎてやばい」など、デイヴィッドの人気が高かった。結末では、エイミーを隠れさせ自身は犯人に刺されてしまうデイヴィッド。突然の状況にも関わらず妻を守るため闘う姿に、心掴まれる人が多かったようだ。

Thumbドント・ブリーズをネタバレ解説!大ヒットホラー映画のあらすじ・感想を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

映画モーテルのネタバレまとめ

ここまでホラー映画『モーテル』の結末までのネタバレあらすじと、観た人々の感想をお届けした。ホラー映画『モーテル』のあらすじは、離婚寸前の夫婦が車の故障のため寂れたモーテルに泊まる。しかしそこは宿泊客を殺す様子を撮影し、そのビデオを売る「殺人モーテル」だった。夫婦は殺人犯たちに追い詰められるも、機転を利かせて逃げ続ける。

映画『モーテル』の結末は、夫が刺され、妻は車で逃亡しようとして偶然にも殺人犯たちを倒す。ラストはホテルのフロントに飾られていた銃で支配人を銃殺。危機的状況を乗り越えたことにより、夫婦の関係も修復されるハッピーエンドな結末となった。映画『モーテル』は出血などのグロシーンがあるが、少なめだった。

映画『モーテル』を観た人々からは、「相手が普通の人間なのが余計に怖い」「展開が割と有り得そうで怖い」などの感想が寄せられた。まだ映画『モーテル』をご覧になっていない方は、この機会に是非DVDなどで鑑賞されてみてはいかがだろうか。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ