進撃の巨人のダイナ・フリッツはどんなキャラ?カルライーターの正体?

『進撃の巨人』のダイナ・フリッツ。登場は比較的最近だが、グリシャの前妻、ジークの母、カルライーターの正体、王家の末裔…など、『進撃の巨人』のストーリー上重要な人物である。この記事ではそんなダイナについて詳しく迫っていこう。

進撃の巨人のダイナ・フリッツはどんなキャラ?カルライーターの正体?のイメージ

目次

  1. 【進撃の巨人】ダイナ・フリッツとは?
  2. 【進撃の巨人】ダイナはフリッツ王家の一族!
  3. 【進撃の巨人】ダイナはエレンの父・グリシャの前妻!
  4. 【進撃の巨人】ダイナは「獣の巨人」の継承者・ジークの母!
  5. 【進撃の巨人】ダイナはカルライーターの正体
  6. 【進撃の巨人】ダイナの最期
  7. 【進撃の巨人】ダイナがエレンに残したもの
  8. 【進撃の巨人】今後はダイナの血筋がもたらす波乱に注目!

【進撃の巨人】ダイナ・フリッツとは?

ダイナ・フリッツとは、『進撃の巨人』第21巻から始まるグリシャの過去編に登場した女性だ。髪の色や髪形などから、『進撃の巨人』第1話でエレンの母・カルラを食った巨人(通称「カルライーター」)の正体ではないかと予想されていた。一体ダイナとはどんなキャラクターなのか?本当にカルライーターの正体なのか?ダイナの素顔に迫っていこう。

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【進撃の巨人】ダイナはフリッツ王家の一族!

【進撃の巨人】ダイナはマーレに残った唯一の王家

ダイナについて迫るにあたり、『進撃の巨人』第21巻で明かされた壁内人類の過去を確認しておこう。人類は人食い巨人によって壁内での生活を余儀なくされているというのが、『進撃の巨人』における前提であった。しかし真実は違う。エルディア帝国という国が敵国マーレに滅ぼされかけたときに、唯一残った領土であるパラディ島へと逃げ込み、攻め込まれないよう三重の壁を築いて立てこもったのが壁内人類の始まりだったのだ。

しかし、エルディアの全ての人間がパラディ島へと逃げたわけではない。エルディアの王家・フリッツ家に見捨てられマーレに取り残されたエルディア人も存在し、彼らはマーレ国内で人権を制限されて生かされている。ダイナの一族は大陸に残された民を放っておけず、フリッツ王家と決別して大陸に残った唯一の王族なのである。

【進撃の巨人】ダイナがエルディア復興に懸ける想い

ダイナの一族は正体を隠してエルディア復権の時を待ち続けていた。戦うことを否定し逃げた王家とは違い、ダイナは大陸に残された民のために踏みとどまった一族だ。それゆえに、『進撃の巨人』第21巻では壁内の王家を否定するような素振りを見せている。同時に、大陸のエルディア復権に捧げる想いは熱い。だからこそ、情熱的に復権派を導いていくグリシャと惹かれ合ったのだ。

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【進撃の巨人】ダイナはエレンの父・グリシャの前妻!

エルディア復権派のリーダー的存在となったグリシャと、復権派の希望の灯であるダイナ。ふたりは愛し合い、結婚した。エレンの父であるグリシャに実は前妻が居たという衝撃の事実は、『進撃の巨人』の読者に驚きをもたらした。グリシャとダイナは愛し合う夫婦であり、共にエルディアを復権させようとする同志でもあった。ダイナと強い絆で結ばれていたグリシャは、カルラやエレンとどのような気持ちで接していたのだろうか。

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【進撃の巨人】ダイナは「獣の巨人」の継承者・ジークの母!

【進撃の巨人】グリシャ・ダイナ夫妻の息子はジーク

ダイナとグリシャは結婚後、男子を授かった。その子供に彼女たちはジークと名付ける。『進撃の巨人』第9巻や『進撃の巨人』第20巻でエレン達を追い詰めた「獣の巨人」の継承者・ジーク戦士長は、実はダイナとグリシャの息子だったのである。つまりエレンとは異母兄弟ということになる。フリッツ王家の末裔であるダイナの息子であるジークには王家の血が流れており、これは今後の『進撃の巨人』において重要な伏線となっている。

【進撃の巨人】息子に裏切られたグリシャ・ダイナ夫妻

ダイナとグリシャは、ジークをエルディア復権派のスパイとしてマーレの戦士にするため、「マーレは悪だ」「エルディアを復権させろ」と自らの思想を押しつけた。ジーク自身とは向き合うことなく、ジークをエルディアの希望として教育し続けたのだ。その代償としてふたりはジークに裏切られた。『進撃の巨人』第21巻にて、7歳のジークは自分を危険に晒す親をマーレ政府に密告し、自分と祖父母の安全を守ったのである。

【進撃の巨人】ジークにとってのダイナとグリシャ

エルディア復権派は全員、パラディ島をうろつく人食い巨人にさせられる「楽園送り」となった。両親に洗脳じみた教育をされたジークは、異母兄弟であるエレンについてもグリシャに洗脳されていると思っている。『進撃の巨人』第21巻でエレンと初邂逅を果たしたジークは、エレンに「いつかお前を救い出してやる」と宣言している。ジークにとって両親は、自分を洗脳しようとした悪人でしかないのかもしれない。

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【進撃の巨人】ダイナはカルライーターの正体

【進撃の巨人】巨人に変えられたダイナ

楽園送りとなったエルディア人達は、巨人の脊髄液を注射されることで知性を持たない「無垢の巨人」となる。ダイナは王家の血を引く者であり、マーレ政府がそのことを知っていれば存命できる可能性は十分あった。しかし、「フクロウ」によってその情報は握りつぶされ、『進撃の巨人』第22巻でダイナは巨人化させられてしまう。『進撃の巨人』第1話に登場したカルライーターの正体は、巨人化したダイナだったのだ。

【進撃の巨人】第1話からカルライーターとして登場したダイナ

ダイナは人間の姿で登場したのは『進撃の巨人』第21巻と最近であるが、既に『進撃の巨人』第1話で多くの視聴者のトラウマとなった巨人として登場していたのである。グリシャの妻であったダイナが、グリシャが「進撃の巨人」を継承し記憶を失った後妻として迎えたカルラを食べていたということになる。皮肉どころでは済まない展開だが、実はダイナがカルラを食べたのには理由があった。

【進撃の巨人】ダイナがカルライーターとなったのは必然?

『進撃の巨人』第22巻で巨人化させられる前、ダイナは夫であるグリシャに「どんな姿になってもあなたを探し出す」と愛の言葉を遺している。そして『進撃の巨人』第24巻では、ウォール・マリアが破壊された直後、巨人化したダイナは、近くにいたベルトルトに目もくれず壁内に入っていたことが分かった。つまり、グリシャの家に直進し、不在のグリシャの代わりに家の下敷きとなったカルラを食べることになったのだ。

【進撃の巨人】グリシャの気配を追い求めるダイナ

『進撃の巨人』第12巻では、ユミルが無垢の巨人として壁外に居たときのことを「終わらない悪夢」と形容しており、巨人にも朧気ながら意識があると推察できる。朧気な意識でグリシャを求めて彷徨っていたのだとしたら、ダイナがカルライーターとなったのは必然だったのだろう。『進撃の巨人』同巻で、ダイナは再びエレンの前に姿を現した。これは、グリシャを食ったエレンにグリシャの面影を求めてのことだったのかもしれない。

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【進撃の巨人】ダイナの最期

【進撃の巨人】カルラに続いてハンネスをも食ったダイナ

先述の通り『進撃の巨人』第12巻で再登場したカルライーターだが、何と今度はエレン達を子どものときから見守ってくれていた駐屯兵・ハンネスを食べている。エレンにとって大切な人であり、夫であるグリシャにとっても大切な人を次々と食べていくダイナ。そのままグリシャの息子であるエレンをも食べてしまうのか……というところで、衝撃の展開が訪れる。

【進撃の巨人】ダイナの悲惨な最期

エレンが巨人化したダイナに触れた瞬間、何とその場にいた無垢の巨人がすべてダイナへと群がり、ダイナを食べ始めたのだ。貪るように食われたダイナにもしも意識が残っていたとしたら、その悲惨な最期に苦しんでいたのだろうか。それとも、ユミル曰はく「終わらない悪夢」から解き放たれて安心したのだろうか。それは分からないが、巨人の中枢である首までも引きちぎられていた以上、生きている可能性はほとんど無いだろう。

【進撃の巨人】巨人化したダイナに対するグリシャの想い

『進撃の巨人』第22巻では、グリシャの記憶と繋がったエレンが、ダイナを想い涙を流している。記憶を見たということは、エレンはグリシャの感情も受け取っているということになる。愛する妻であるダイナが巨人化し絶望していたグリシャ。壁内で見つけた大切な人であるカルラやハンネスを食べた巨人がダイナであり、そして既に巨人に食われ惨い最期を遂げている……エレンの涙には、グリシャのやり場のない感情が表れている。

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【進撃の巨人】ダイナがエレンに残したもの

『進撃の巨人』第12巻でダイナが巨人たちに食われたのには、エレンに宿る「始祖の巨人」が関係している。始祖の巨人とは全ての巨人を操る力を持つ巨人であり、王家の血を引く者が継承することでのみその真価を発揮できる。つまりエレンは本来巨人を操ることはできないはずなのだが、王家の血を引くダイナが巨人化した姿に触れたとき、その力が発動したのだ。

エレンは『進撃の巨人』第22巻において、王家の血を引く者が巨人化した姿にエレンが触れれば、始祖の巨人を扱うことができるかもしれないと気づく。壁内に存在する王族は、エレンの仲間であるヒストリアのみだ。しかし壁外に目を向ければジークがいる。実際ジークは獣の巨人の継承者であるが、ごく一部の能力に限り始祖の巨人と似たことができる。ダイナがもたらした事実は、『進撃の巨人』内でもかなり重要な伏線である。

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【進撃の巨人】今後はダイナの血筋がもたらす波乱に注目!

『進撃の巨人』においてキーとなるのは始祖の巨人であり、それを扱える可能性を持つのは壁内の王家の末裔・ヒストリアと、壁外に残った王家の末裔・ジークだ。特にダイナの息子であるジークは、その血筋ゆえに本来獣の巨人では使えない能力を持つことでエレン達を苦しめた。グリシャの前妻であり、カルライーターの正体であったダイナ。彼女自身は死んでしまったが、今後の『進撃の巨人』では、彼女の血筋がもたらす波乱に注目だ。

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