「面構えが違う」の元ネタは進撃の巨人！コラ画像の元となったシーンは何話？

ネット上で「面構えが違う」という言葉を目にしたことがある人も多いはずです。元ネタとなった進撃の巨人について、「面構えが違う」は何話で登場したのかといった情報をまとめて紹介します。進撃の巨人は、諌山創先生の描くダーク・ファンタジー漫画です。「週刊少年マガジン」で、2009年から2021年まで連載されていました。進撃の巨人はテレビアニメ化もされているほか、実写映画化などもされている大人気作品です。

城壁に囲まれたシガンシナ区で生活するエレンは、壁の外の世界に憧れていました。ある時、超大型巨人によって壁が崩壊し、侵入してきた巨人によってエレンは母を殺されてしまいます。すべてを失ったエレンは、巨人を駆逐するために訓練兵団への入団を決意します。入団から3年後、調査兵団不在のトロスト区に再び巨人が侵入を果たします。エレンは訓練兵団の卒業生たちとともに戦うものの、巨人に捕食されてしまいます。

「面構えが違う」の元ネタが進撃の巨人だということを、知らなかった人もいるかもしれません。続いては、「面構えが違う」の元ネタとなったシーンについての詳細を順番に紹介します。「面構えが違う」の元ネタとなったシーンは、進撃の巨人のコミックス14巻、第15話に登場します。物語としてはかなり序盤の段階での登場で、ここまで浸透したネタであることに驚いた人もいたかもしれません。

テレビアニメ版の進撃の巨人は、最終シーズンまでの放送が終了しています。そのため、「面構えが違う」の元ネタとなったシーンも、当然アニメ版でも視聴することが可能です。元ネタとなったシーンは、テレビアニメ版ではシーズン1の3話で登場しています。こちらもかなり早い段階での登場シーンだとわかります。

調査兵団の入団式に参加していた新人たちは、お決まりの通過儀礼として教官に激しく罵倒されています。中には怯える訓練兵もいて、未だ戦場に赴く心構えができていないようにも見えます。そうした中で、すでに巨人の脅威を十分に理解していたのがエレンたちです。2年前に巨人の襲来によって故郷を奪われた彼らは、調査兵団になる覚悟ができています。他の新人たちと比較しても、「面構えが違う」と評されました。

「面構えが違う」の元ネタとなったシーンで登場しているキャラクターは、進撃の巨人ファンにとってはお馴染みのメンバーです。主人公のエレンを始め、ミカサ、ユミル、ベルトルト、ライナーの5人が映し出されていました。目の前で母親を殺されたエレンはもちろん、それぞれのキャラクターにも内に抱える重い事情があります。進撃の巨人を読み進めた上でもう一度このシーンを見ると、面構えの違いをより実感できそうです。

「面構えが違う」とは一体どういう意味なのか、正しく理解できていないままパロディなどを見ている人もいるかもしれません。続いては、「面構えが違う」の意味や使い方などについても順番に紹介します。「面構えが違う」とは、普通ではない経験をした人に対して使用される言葉です。やたらと肝が据わっている様子を指しており、とある経験によって人間的に変化した人間を表す言葉として使用されます。

「面構えが違う」と似た言葉としては、耳馴染みのある言葉として「怖いもの知らず」が挙げられます。怖いもの知らずは、自信たっぷりで恐れるものがない人のことを表します。「威風堂々（いふうどうどう）」や「勇猛心（ゆうもうしん）」といった言葉も、同様に類義語として挙げられます。恐れや怯えの見えない人間に対して使うために、ふさわしい言葉の数々であるといえそうです。

「面構えが違う」の対義語としては、怖がりな人間に対する表現が挙げられます。「臆病」「腰抜け」「腑抜け」といった言葉が当てはまり、進撃の巨人でも教官に罵倒されていたキャラクターが近しいはずです。他にも、エレンに近しい人物としてはアルミンも挙げられます。良くいえば慎重なキャラクターでもありますが、面構えを評された人物たちに比べると一歩引いた性格をしていることがわかります。

日本語では「面構えが違う」と表される言葉は、英語ではどのような言葉になるのでしょうか？英語に訳した場合には、「They look fearless.」という「怖いもの知らずのようだ」といった言葉が当てはまります。このほかにも、「They seem to have a lot of guts.」で「彼らは肝が据わっているようだ」といった表現もあります。

「面構えが違う」という言葉を、どのような時に使うのかも知っておくとパロディなどにも役立つかもしれません。元々の意味としては、人生を変えるような経験をした人に対して使うものです。しかし、些細な出来事に対して過剰な表現をしたい場合にも、「台風の予報だが通勤です（面構えが違う）」といった使い方が可能です。

進撃の巨人を元ネタとする「面構えが違う」は、様々なパロディネタやコラ画像が生み出されています。特に社畜を自負している人のX(Twitter)でのポストも多く、社畜ネタとして定番にもなっています。社畜として仕事に全力投球する人間の顔つきが、他の人間とは異なっているためです。社畜といえば、同じく「鬼滅の刃」でも鬼舞辻無惨を上司とした社畜パロディを目にすることがあります。

そちらとの社畜ネタを掛け合わせて、「面構えが違う」とする社畜ネタパロディが生み出されることもあるようです。本来は良い表現ではないはずの社畜の人々に対し、つらさを笑いに帰るパロディネタとして浸透しているのかもしれません。

進撃の巨人の「面構えが違う」は、社畜パロディだけではなく多くのコラ画像も生み出し続けています。「ポケットモンスター」では、ぼんやりとしたゆるい顔つきのキャラクターたちに対して、「おそらく何も考えていない」という表現として「面構えが違う」を使用したコラ画像も登場しています。人気漫画「チェンソーマン」のコラ画像では、既存の読者と新参の読者を比較した表現としても使用されています。

様々なコラ画像などが生み出されてきた「面構えが違う」は、ネット上ではどのような評価を受けているのでしょうか？続いては、進撃の巨人が元ネタとなった「面構えが違う」について、X(Twitter)上での感想や評価についても少しだけ紹介します。元ネタとなっていることを知らない人も多いようで、知らずに使う人も多いほどに浸透したネタとなっていることがわかります。

多くのコラ画像やパロディネタとして使用されていることもあり、「面構えが違う」の元ネタが進撃の巨人だと知らない人も少なくありません。そもそもが一般的に存在している言葉でもあるため、元ネタがあるということ自体を知らない人もいるようです。

こちらも元ネタだと知らずに、進撃の巨人を見た人の感想です。そうとは知らずに漫画を読んだりアニメを視聴して、「面構えが違う」の元ネタがここにあったと気がついた人もいるようです。元ネタだと知った上で作品に興味を持って、進撃の巨人にハマったという人の感想もありました。

元ネタとなったのは進撃の巨人という漫画でも、その面構えはアイドルを推す人々の界隈にも浸透しています。特に解散や問題が起きやすいグループのファンは、奇妙な連帯感も生まれることがあります。多くの苦難を乗り越えてきたオタクたちは、間違いなく面構えが違うといえるはずです。

長年作品を追いかけ続けてきたファンにとって、本当の意味で作品が完結したのはテレビアニメ版のファイナルシーズンです。原作漫画とは異なる演出がされていることもあり、原作者の諌山創先生の意図を理解するのに時間を要しました。しかし、歴戦のファンは作品に対する面構えも違っていることがわかります。

進撃の巨人が元ネタの「面構えが違う」について、元ネタとなったシーンやコラ画像などについてをまとめて紹介しました。これまで元ネタはあまり知らなかったという人も、より「面構えが違う」への理解度が深まったのではないでしょうか？使い勝手が良いシーンでもあるため、今後も社畜パロディやコラ画像は増え続けることが予想されます。この機会に、新たなコラ画像を生み出してみるのも良いかもしれません。