【進撃の巨人】カヤはサシャに憧れる女の子！ガビとの関係やアニメ声優は？

『進撃の巨人』のカヤとガビとの関係やアニメ声優などをまとめていく前に、カヤのプロフィールを紹介していきます。カヤとはいったいどんな人物なのかという基本情報が分かる内容となっておりますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。また、『進撃の巨人』の物語のあらすじや作品概要も解説しますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『進撃の巨人』は諫山創(いさやまはじめ)による漫画作品です。『別冊少年マガジン』で2009年から2021年まで連載され、単行本は全34巻の139話となっています。物語の内容は圧倒的な存在である巨人に立ち向かう人間の戦いを描くダーク・ファンタジーですが魔法などの要素は控えめで、人間は立体起動装置などの兵器を使って戦います。大人気のアニメ作品は4シリーズが制作されるほどの反響を呼びました。

人間を食い殺す巨人が世に蔓延っている事から、人類は壁の中の生活を余儀なくされていました。高さ50ｍを誇る壁のおかげで100年の平和を保ってきましたが、ある日超大型巨人が現れて壁が破壊された事で大量の巨人が壁内に侵入してきてしまいます。外の世界に憧れる少年・エレン・イェーガーは目の前で母親を巨人に食い殺された事で、この世の巨人を一匹残らず駆逐する事を強く決意するのでした。

カヤはウォール・ローゼにあるダウパー村付近で無垢の巨人からサシャに助けられた金髪の少女です。初登場時は『進撃の巨人』の作中での850年で、当時は幼く長いスカートをはいており、カヤという名前も明かされていませんでした。サシャに助けられて以降はサシャの家族と一緒に暮らす事になります。2回目に登場したのは854年で、髪と背が年相応に少し伸びていました。また、少し丸みをおびた優しい顔立ちも特徴です。

カヤは母親を巨人に食い殺されてサシャに助けてもらってからサシャの両親と一緒に暮らしながらブラウス厩舎で働いています。サシャの両親はカヤだけでなく4年前に巨人によって親を亡くした子供達を引き取って一緒に暮らしており、カヤはその中でもみんなに優しい長女のような役割となっていました。その為、性格は優しく真面目でしっかり者だと言えます。カヤが自分の恩人でもあるサシャのような女性になりたいようです。

カヤは幼い頃に母親が目の前で巨人に食われ、その場をサシャによって助けられました。カヤはそれ以来サシャに憧れるようになりましたが、ここでは『進撃の巨人』の作中でのその事に関する出来事を詳しく解説していきます。また、カヤは『進撃の巨人』の『マーレ編』にて主要人物となっていたガビとは年も近いと考えられますが、とある重大な出来事によって深い関りを持つようになっていきました。

850年、ウォール・ローゼの壁内に出現した複数の無垢の巨人によってカヤのいた村が襲われます。カヤは足を悪くしている母親と共に逃げ遅れ、カヤの目の前で母親は生きたままゆっくりと喰われていきました。幼いカヤはその場をどうしていいか分からずに喋らなくなっていく母親が食われていく様子をじっと見ている事しか出来ません。そんな中、故郷であるダウパー村付近に調査に来ていた調査兵団のサシャが現れます。

カヤを助けようとするサシャでしたが、その時は私服で立体起動装置も装備していませんでした。サシャは庭にあった薪割り用の斧を持って、カヤの母親を食い続けている無垢の巨人に斬りかかります。母親を目の前で食われた事で放心状態となっていたカヤでしたが、サシャは『走らんかい！』と声を張り上げ、助けてくれる人がいるところまで逃げるように促しました。

サシャのおかげで生き延びる事が出来たカヤはこの時からサシャに憧れるようになり、強くて優しい女性を目指すようになります。そして、カヤはこれがきっかけでサシャの両親と共に暮らすようになるのでした。

調査兵団の牢から脱獄を果たしたガビとファルコは偶然にカヤと出会います。ガビとファルコが名前を偽ったうえで家出をしてきたのだと嘘をつくと、カヤは自分が世話になっているサシャの両親のいるブラウス厩舎へと2人を招き入れました。ガビはマーレの教育を受けている為にパラディ島のエルディア人を悪魔と称して嫌悪感を抱いていましたが、カヤはそんなガビに対しても優しく接します。

そんな中、ブラウス厩舎に住む家族がマーレ人・ニコロが営むレストランへと招待されます。ガビはニコロの元へ行き、自分が調査兵団の1人であるサシャを撃ち殺した事を嬉々として説明しました。するとニコロは激昂してガビの事をボコボコにします。ニコロはパラディ島のエルディア人に嫌悪感を抱いていましたが、誰よりも美味しそうに自分の料理を食べてくれるサシャに好意を抱いていたのでした。

ニコロは血だらけになったガビをサシャの両親の前に連れて行って仇だという事を告げます。驚く一同でしたが、次の瞬間カヤがガビを背後からナイフで刺し殺そうとしました。間一髪で難を逃れたガビでしたが、カヤの怒りは収まらずに罵倒され続けます。その後にガビはたまたま居合わせた調査兵団によって連れていかれましたが、カヤは自分の恩人であるサシャを殺したガビを許す事が出来ずに怒り続けていました。

その後、シガンシナ区では巨人による戦闘が行われ、カヤが憲兵団師団長であるナイルが変化した無垢の巨人に襲われてしまいます。絶体絶命となったカヤでしたが、そこをガビに救われた事で、ガビの姿にサシャを重ね合わせます。そして話し合ったカヤとガビは和解するに至りました。

アニメ版『進撃の巨人』でカヤの声を担当した声優は浜崎奈々です。兵庫県出身で血液型B型、誕生日は9月6日で年齢は非公開となっています。所属声優事務所は『アイムエンタープライズ』で、2012年から声優として活動を始めました。声優を目指すようになったきっかけはムーミンやドラえもんなどの不思議な生き物がいるアニメの世界に入りたいと思った事だと語っています。趣味は動物で、特技は絵を描く事だという事です。

アニメ版『進撃の巨人』でカヤの声を担当した声優・浜崎奈々は、2014年に放送されたアニメ『モンスター・ハイ こわイケガールズ』のドラキュローラの担当声優として知られています。ドラキュローラはドラキュラの娘で、他のキャラよりも少し小柄な事が特徴です。またドラキュラの娘でありながら血が苦手で、血が入ったソーセージを見ただけでめまいを起こしてしまっているシーンがありました。

アニメ版『進撃の巨人』でカヤの担当声優を務めた浜崎奈々は、ゲーム作品『アイドルマスター ミリオンライブ！』の福田のり子の声優としても有名です。福田のり子は格闘技観戦を趣味にしているほどの格闘技好きで、明るくアクティブな性格をしています。また、持ち前の明るさから誰とでも男友達のように付き合う事が出来ますが、実は女の子らしいかわいいものに憧れているという一面も持っています。

アニメ版『進撃の巨人』で担当声優を務めた人物についても分かったカヤですが、ここからは名言や名セリフを紹介していきます。サシャに憧れており、マーレであるガビやファルコにも優しく接したカヤの名言は少女らしくもありながら強さを感じさせるものが多く、心に残るものとなっています。

カヤがガビに向けて発言した名言です。ガビがマーレから来た事をはじめから知っていたカヤは、マーレ人が働くレストランにガビを連れて行くと言います。ガビはなぜそこまで自分たちの為に行動してくれるのかと尋ねましたが、その時にカヤはこのセリフを言いました。カヤが敵国であるはずのマーレ出身のガビに対しても優しく接していたのは、見ず知らずの人間でも助けるサシャのような人になりたいと考えていたからでした。

サシャだったらどういう行動をするのかという事を考えており、カヤがどれだけサシャに憧れていたのかが分かる名言となっています。カヤは落ち着いた性格をしているので、明るいサシャとは似てるとは言い難いですが、困っている者を助けるという真意は同じものです。

レストランでの一件で、ガビがサシャを殺した人物だと分かったカヤはガビの事を許せないでいました。しかし、シガンシナ区で巨人同士による激しい戦いが繰り広げられた時に自分の事を無垢の巨人から守ってくれたガビに対して、カヤは考え方を改めます。それはガビの姿と4年前に自分の事を守ってくれたサシャの姿が被って見えたからでした。その後、パラディ島の兵士がガビの事を見つけ、マーレの人間ではないかと尋ねてきます。

カヤはこの時に兵士に対して必死にガビが自分達の家族であると訴えて助けようとしていました。お互いを庇い合う事で和解に至ったカヤとガビですが、ずっと反パラディ島思想を持っていたガビはこの時に心に大きな変化を持ったようです。

アニメ版『進撃の巨人』を観た視聴者が、カヤが母親の事を語る時やガビに包丁を振りかざすところで号泣したという事です。常に理性を保って、ブラウス厩舎の子供達にはお姉さんのように振る舞い、マーレの人間であるガビやファルコに対しても優しい態度を崩さなかったカヤですが、ガビがサシャを殺した事を知って初めて感情をむき出しにしていました。

血のつながりはありませんが、サシャがカヤにとってどれだけ大切な存在だったかを感じ取る事が出来るシーンで、カヤが泣きながら罵声を浴びせるシーンは多くの『進撃の巨人』ファンが涙しました。ガビにナイフを振り下ろそうとしているカヤの表情は鬼のような表情になっており、怒りの感情が見て取れますが、その後は辛さや悲しみの入り混じった表情でサシャの両親と共に涙を流していました。

『進撃の巨人』のカヤがかわいくて性格が良いというファンの感想があります。『進撃の巨人』にはかわいくて優しい女性キャラが多く登場しますが、ほとんどがクセの強いキャラとなっています。そんな中でカヤは特にクセが強くなく、かわいくて優しい女の子です。見た目も金髪で丸い顔がかわいいという事で、カヤ人気は高まっています。『進撃の巨人』の女性キャラの中でカヤが一番かわいいという意見も少なくありません。

アニメ版『進撃の巨人』でカヤの声を担当した声優の浜崎奈々の演技がめちゃくちゃ上手いという視聴者の感想があります。特にカヤがガビにナイフで襲い掛かったシーンでの演技は鬼気迫るものがあり、多くの視聴者が画面にくぎ付けになったという事です。また、普通の会話のシーンでのかわいい声で穏やかな演技はカヤの優しい性格をうまく表現しており、演技力の高さがうかがえます。

『進撃の巨人』のカヤの顔が怖いというファンの感想があります。普段は女の子らしくて優しい顔を崩さないカヤですが、ガビにナイフを振りかざした時の表情は鬼のような表情をしており、人を本気で殺そうとしている怖さを感じさせます。ちなみに、『進撃の巨人』の作中での同じような怖い表情としてイェレナがアルミンの背後で見せた表情があり、比べられる事もあるようです。

カヤがガビと出会ったシーンで再登場を果たした時、昔サシャが無垢の巨人から助けた少女だという事が分かって鳥肌が立ったというファンの感想があります。作中でカヤが初登場を果たした時、名前は明かされておらず、その後の消息については明かされていませんでした。作中の時間で4年の歳月が流れて再登場を果たしたカヤは成長して見た目も変わっていた為、多くのファンはすぐにはあの時の少女だと気付かなかったようです。

再登場を果たしたカヤはサシャとの関りが明かされた事ですぐにあの時の少女だと分かりますが、多くのファンがこの時に驚きました。衝撃の展開であった事から、『進撃の巨人』の前の巻を読み直してカヤの現在と過去の顔を見比べる読者もいたようです。そして、サシャを殺したガビとカヤとのこれからの展開が非常に気になるものとなりました。

『進撃の巨人』に登場するカヤについて、ガビとサシャとの関係や、アニメ版での担当声優などをまとめてきましたが、過去に母親を目の前で巨人に食われるという壮絶な体験をしており、サシャによって救われていたという事が分かりました。今回のカヤについての記事を読んだ後にもう一度、『進撃の巨人』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか？