ハリーポッターのR.A.Bの正体はレギュラス・ブラック?謎の人物をネタバレ解説

映画「ハリーポッター」第6作目となる「謎のプリンス」ラストにて、ハリーが手にしたヴォルデモート卿の分霊箱とされるロケットから出てきた書き置きに記された「R.A.B」という名前。その書き置きによってロケットが偽者であること、本物とすりかえられていることが判明します。R.A.B、彼は一体誰なのか?何者なのか?大人気シリーズ・ハリーポッターもいよいよ終盤!そんな中で気になる新たな人物「R.A.B」。その正体に迫ります。

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目次

  1. ハリーポッターのR.A.Bの正体に迫る!レギュラス・ブラックとは?
  2. ハリーポッターとは?
  3. ハリーポッターと謎のプリンスのあらすじ
  4. ハリーポッターのR.A.Bが記した手紙とは?
  5. ハリーポッターのR.A.Bの正体と推測されてる人物について
  6. ハリーポッターのR.A.Bの正体は?
  7. ハリーポッターのR.A.Bの正体はやはりあの人物だった!

ハリーポッターのR.A.Bの正体に迫る!レギュラス・ブラックとは?

大人気映画ハリーポッターシリーズ第6弾「ハリーポッターと謎のプリンス」のラスト、ハリーが手にしたサラザール・スリザリンのロケットから出てきた羊皮紙に記された書き置きにあったサイン「R.A.B」。

この名前は一体誰を指すのか。それについてさまざまな推測がなされていました。ハリーたちが探すヴォルデモート卿の分霊箱や今後の謎のカギになるであろうこの書き置き。これを残した「R.A.B」の正体とされる人物についてネタバレを交えて紹介していきます。

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ハリーポッターとは?

大人気ファンタジー作品、ハリーポッター

まずハリーポッターについてご紹介します。ハリーポッターシリーズはイギリスの女流作家J・K・ローリングによる児童文学、ファンタジー小説です。世界中で大人気となり、日本でもハリポタブームを巻き起こしました。原作は全7巻と、その後に実質8巻と言われる作品も出版され、映画は全8作が発表されました。

ハリーポッターシリーズとは?

ハリーポッターシリーズは、孤児として育ち、義父、義母やいとこたちにいびられながら生きてきた主人公ハリーポッターが、11歳のある日、自分が魔法使いであることを知り、ホグワーツ魔法魔術学校へ入学することになるところから始まります。

そこで出会い、親友となるロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーやダンブルドア校長先生をはじめとした教師たちなど周囲の人々との関わりを通し、自分の出生の秘密を紐解いていきながら成長していく姿を描いた物語です。

ハリーポッターは11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校への入学案内書を受け取り、その年の9月1日に入学します。ホグワーツは7年制の学校なのですが、そこでの1年1年が1巻ごとに描かれています。原作は7巻ですが、映画版は原作の7巻に当たる「死の秘宝」をPart1とPart2に分けているので8巻です。

映画版では出演俳優がシリーズを通して変わらないので、生徒たちの成長をリアルに感じることができます。そんな7年間の中でハリーポッターは数々の謎を仲間たちと共に解き明かしながら成長していくのです。

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ハリーポッターと謎のプリンスのあらすじ

ここではハリーポッター第6弾「謎のプリンス」のあらすじを、ネタバレを交えて紹介していきます。ネタバレを見たくない方、ネタバレが苦手な方はご注意ください。

平和を失った魔法世界、そしてマグル界にも…

6年生への進級を目前にした夏休みのハリーポッターですが、ヴォルデモートの復活が世界に露見したことにより、ヴォルデモートと彼に仕える者たち「死喰い人(デス・イーター)」による攻撃が表面化していき、それは魔法世界だけではなくマグル界、いわゆる魔法使いでない人間が暮らす世界へも及んでいました。ホグワーツすらもかつての安全な場所ではなくなっています。

そんな中、ダンブルドア校長のかつての同僚教師であったホラス・スラグホーンがダンブルドアの呼び掛けによりホグワーツの教師として戻ってきます。ある日彼の授業で教科書を忘れたハリーポッターは本棚から古い教科書を借りますが、卒業生から寄贈されたというそれには、たくさんの細かい書き込みと「半純血のプリンス」という名前が記されていました。

ハリーがその書き込みどおりに授業の課題を進めると全て成功し、他のクラスメイトが誰もできなかった難しい魔法薬の調合にも唯一成功したのでした。

トム・リドルとホラス・スラグホーン

ある日ダンブルドアに呼ばれ、憂の篩で古い記憶を見ることになります。それはダンブルドアと少年時代のトム・リドルが初めてあった日の記憶で、トムの特別な力を知ったダンブルドアはホグワーツへの入学を勧めに来ていたのでした。そしてハリーポッターはダンブルドアから、かつてトムとスラグホーンが師弟関係にあったことを聞かされ、スラグホーンに近づいて探りを入れるように言われるのです。

ハリーポッターはヴォルデモートの分霊箱を探す旅へ

スラグホーンから情報を得ることに成功したハリーポッター。それはヴォルデモートの不死の秘密である「分霊箱」のことであり、分霊箱についてトム・リドルに教えたのがスラグホーンであった、ということでした。分霊箱とは自分の魂をいくつかに分割してそこに込めることにより、それを全て壊さない限りは肉体が滅んでも完全な死には至らない、というものです。

ヴォルデモートは7つの分霊箱に魂を分けていて、これらを全て破壊した上でヴォルデモートを倒さなくてはならないのです。それを知ったハリーポッターとダンブルドアは分霊箱を探すため、ホグワーツを旅立つのです。その旅の中、分霊箱を探し当てたものの、分霊箱を守るための罠のせいでダンブルドアは瀕死の状態に陥り、彼らはホグワーツへ戻ります。

ダンブルドア校長との別れ。そして新たな謎、「R.A.B」とは誰なのか?

ハリーポッターとダンブルドアが留守にしていた間にホグワーツに入り込んでいた死喰い人の指示でダンブルドアを始末するよう言われていたドラコ・マルフォイが立ちはだかりますが、躊躇し任務を遂行できないマルフォイの代わりにセブルス・スネイプ先生が現れます。ハリーポッターをかばったダンブルドアはスネイプに向かって「頼む」と口にしますが、スネイプは自らの魔法でダンブルドアを倒すのでした。

そこで「半純血のプリンス」がスネイプであることを明かされますが、スネイプやマルフォイ、死喰い人は逃げ去ってしまいます。失意の中、ダンブルドアと共に探し当てたロケットを開けるとそこには羊皮紙の書き置きが入っており、そのロケットが偽物であることが分かります。それを書いた「R.A.B」という人物が先に本物を手に入れて偽物とすり替えて隠したということが記されていたのです。

かくしてハリーは残りの分霊箱を探してヴォルデモートを倒す決意を固め、旅に出ることにするのですが、それに賛同したロンとハーマイオニーも同行することになります。本物のロケットはどこにあるのか、「R.A.B」の正体とは一体誰なのか。新たな謎が増えましたが、彼らはダンブルドアの遺志を継ぎ、共に旅に出ることにしたのでした。

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ハリーポッターのR.A.Bが記した手紙とは?

ヴォルデモート卿の分霊箱のひとつであるスリザリンのロケットを先に見つけ、偽物とすり替えていた「R.A.B」なる人物。その正体が誰なのか気になるところですが、まず彼が偽物のロケットの中に残していた手紙についてのネタバレです。その手紙は「闇の帝王へ」から始まり、これを見つけるであろうヴォルデモートに対して書かれたものだということが分かります。

そして、ヴォルデモートがこれを読む時には自分は既に死んでいるだろうということ、本物の分霊箱は自分が盗み、できるだけ早く破壊するつもりであるということなどが記されていました。「R.A.B」なる人物が誰なのか分からないながら、ヴォルデモートや死喰い人とは考え方や立場を相反しているのだろうと推測されます。

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ハリーポッターのR.A.Bの正体と推測されてる人物について

シリウス・ブラックの弟、レギュラス・ブラック

「謎のプリンス」の結末を見た人たちがR.A.Bの正体が誰であるかという推測で最も多く挙げたのがシリウス・ブラックの弟、レギュラス・ブラックです。ハリーポッター第3弾「アズカバンの囚人」で登場し、ハリーの父・ジェームズの親友であり、ハリーの名付け親であったシリウス・ブラックですが、彼にはレギュラス・ブラックという弟がいました。

そのレギュラス・ブラックの名前がレギュラス・アークタルス・ブラック(Regulas Arcturus Black)であることから、イニシャルが「R.A.B」になる、つまりロケットを偽物とすり替えて手紙を残した「R.A.B」は彼だろうと多くの人は考えたのです。

レギュラス・ブラックは死喰い人だった

ブラック家の人間は純血主義者なので、レギュラス・ブラックもその思想を持っており、ヴォルデモートの熱烈なファンでもありました。それで16歳にして死喰い人に加わるのですが、ブラック家の屋敷しもべ妖精のクリーチャーに対するヴォルデモートの過酷な仕打ちを知ってヴォルデモートに失望し、裏切ることを決意したのでした。

それにより彼は17歳の若さで亡くなってしまいます。シリウスや世間の認識では、レギュラスは闇の陣営にある程度まで入り込んだが、恐れをなして身を引こうとしてヴォルデモートの命を受けた死喰い人によって殺された、というのが死の原因です。

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ハリーポッターのR.A.Bの正体は?

「R.A.B」その正体は誰なのか

次巻の「死の秘宝」にて明らかになりましたが、スリザリンのロケットを偽物とすり替え、そこに手紙を入れた人物「R.A.B」が誰だったかというと、その正体はやはりレギュラス・ブラックでした。

レギュラス・ブラックという人物

レギュラス・ブラックは純血主義者であるブラック家の息子で、シリウス・ブラックの弟です。ハリーポッターの世界観においてこの純血主義者というのは、魔法族の中でも純粋な魔法使いや魔女しか輩出していない、またはそうした者たちとのみ親戚関係を結んでいる者たちのことです。マグルという魔法使いではない者、またはその血が混じった者を排除しようとする差別主義的な考えの人が一定数いるのです。

また、この選民思想を持つ者が多く、純血の魔法族出身の者が多いのがホグワーツのスリザリン寮です。ブラック家の一族もほとんどはスリザリン出身でしたが、シリウスはハリーたちが属しているグリフィンドール出身でした。シリウス曰く、両親は兄弟を比べ、レギュラスのほうがよりよい息子だとよく言っていました。ブラック家においてシリウスの存在は異端だったのです。

やがてレギュラスは16歳にして死喰い人の一員になり、ヴォルデモートに仕えることになりますが、これは純血主義者の家で育ち、ヴォルデモートに熱狂的に憧れていた彼には当然の流れであり、とても名誉なことでした。とても喜んでいたレギュラスでしたが、ある時からヴォルデモートへの忠誠心に翳りが見えてきます。それはブラック家に仕える屋敷しもべ妖精のクリーチャーの一件でした。

ヴォルデモートへの不信感

しもべ妖精をヴォルデモートが欲している事を聞き、レギュラスはヴォルデモートにクリーチャーを献上します。ヴォルデモートには絶対に逆らえないうえに、命令に従うことが誉れあることでした。ヴォルデモートはクリーチャーを洞窟に連れていき、分霊箱の守りのテストをしました。そこでダメージを負ったクリーチャーを置き去りにしたのです。

クリーチャーはあらかじめレギュラスに言われていたとおりに姿くらましの魔法を使って家に戻りましたが、クリーチャーを大切にしていたレギュラスはこのことからヴォルデモートに不信感を抱くのです。

レギュラス・ブラックの死の真相

そうしたことからレギュラス・ブラックはヴォルデモートを裏切ることを決意し、彼への抵抗として分霊箱のロケットをブラック家の家宝のロケットとすり替えることにしたのです。しかし、ハリーとダンブルドア、クリーチャーがそうだったように本物のロケットを取り出すにはそれが沈められた水盆に張られた毒液を飲み干すしか方法はなく、彼はその毒液を飲み干し、本物のロケットを取り出してクリーチャーに渡しました。

衰弱したレギュラスは亡者によって水の中に引き込まれて亡くなりました。クリーチャーは言いつけどおりにロケットをすり替え、本物を持ち帰って破壊しようとしましたが、傷ひとつ付けることができませんでした。

そしてこの一連の出来事を話すこともレギュラスに止められていたので、唯一レギュラスの死の真相を知るクリーチャーはブラック家の家族にすら言えなかったのです。レギュラスはそうすることで家族やクリーチャーに害が及ばないようにしたのでした。

その事実が伏せられていたため、シリウスたち家族や世間では、レギュラスは闇の陣営にある程度までは入り込んだものの恐れをなして身を引こうとしたため、ヴォルデモートの命を受けた他の死喰い人によって殺されたと認識されていたのですが、ハリーに問われたクリーチャーが話したことにより、17歳で亡くなったレギュラス・ブラックの死の真相がやっと明かされたのでした。

ハリーがダンブルドア校長と共に手に入れたロケットを偽物とすり替えて手紙を入れたR.A.Bが誰かという謎はこうして解き明かされました。

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ハリーポッターのR.A.Bの正体はやはりあの人物だった!

今回は「ハリーポッター 謎のプリンス」に登場するR.A.Bの正体が誰かということについてご紹介しました。R.A.Bの正体であるレギュラス・ブラックが若くして亡くなった真相は悲しいものでしたが、家族やクリーチャーを大切に思う優しい少年だったのでした。
レギュラスの思い、そしてダンブルドア校長の思いを継ぎ、ハリーたちは旅立ちました。物語はいよいよ最終決戦に向けて走り出したのです。

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