アイアンマン3のあらすじをネタバレ解説!ラストの結末や出演キャストは?

マーベル映画で一躍有名になったヒーローの1人であるアイアンマン、そんなアイアンマン主演の最後の作品がアイアンマン3です。アイアンマン主演最後の映画という事もあり高い人気を誇る作品になっています。今回は映画アイアンマン3について、あらすじをネタバレありでラストの結末まで解説しつつ、出演したキャストや視聴した人のあらすじの感想などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

アイアンマン3のあらすじをネタバレ解説!ラストの結末や出演キャストは?のイメージ

目次

  1. アイアンマン3とは?
  2. アイアンマン3のあらすじネタバレ
  3. アイアンマン3のラスト結末ネタバレ
  4. アイアンマン3のキャストと登場人物一覧
  5. アイアンマン3の伏線や小ネタ
  6. アイアンマン3の名言や名シーン集
  7. アイアンマン3の用語ネタバレ解説
  8. アイアンマン3に関する感想や評価
  9. アイアンマン3のあらすじネタバレまとめ

アイアンマン3とは?

アイアンマン3の概要

アイアンマン3はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で最初に映画化されたアメコミ・ヒーロー「アイアンマン」が主演を務めるスーパーヒーロー作品で、2013年に公開された作品です。マーベル・シネマティック・ユニバースでは「アベンジャーズ」で一旦集結したフェーズ1から続くフェーズ2の第1作を飾る作品でもあります。

アイアンマン3でシリーズ完結?

アイアンマン3はMCU内での立ち位置としてはフェーズ2の開幕を飾る作品です。しかし作品の特徴としてはどちらかといえば「アイアンマン」「アイアンマン2」で展開してきたストーリーをまとめる完結編としての役割が強くなっており、アイアンマンになる以前のエピソードからアイアンマン、アイアンマン2で描かれてきたエピソード、そして「アベンジャーズ」での経験を経た後の展開が描かれる事になります。

アイアンマン自身はその後もMCU作品に度々登場していますが、基本的にその登場は「数多登場するヒーローの1人」という立ち位置であり、明確にアイアンマン自身が主人公というストーリーの完結編はこのアイアンマン3という形になっており、今回解説するようにそのラストの結末はそれまでのシリーズ作をしっかりと踏襲した物になっています。

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アイアンマン3のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①1999年の大晦日

アイアンマン3のあらすじは主人公アイアンマンことトニー・スタークがまだアイアンマンになるより前、1999年の大晦日から始まります。この頃既に社長として活躍していたトニー・スタークはスイスのベルンのパーティーに出席。そこで2人と出会います。植物学者のマヤ・ハンセンとA.I.Mの創設者で科学者のアルドリッチ・キリアンという2人です。

トニー・スタークが興味を示したのはマヤ・ハンセンで、彼女と部屋で会う約束をします。途中アルドリッチ・キリアンに呼び止められますが、トニー・スタークは適当に話を聞き流した上に「5分後に屋上で」と約束。しかし元々アルドリッチ・キリアンに対して興味が薄くマヤ・ハンセンとの話で盛り上がったトニー・スタークはその約束をすっぽかしてしまうのでした。

アルドリッチ・キリアンは一晩中トニー・スタークを待ち続け、結果的に屋上で年明けを迎える事になります。それはアルドリッチ・キリアンにとって屈辱以外の何者でもなく、トニー・スタークに対しての復讐心が芽生える事になります。ネタバレしておくとこの出来事がここから解説していく今回の物語のラストの結末までの重要な伏線になっています。

余談ですがこのパーティーにはアイアンマン1にてテロリストに共に囚われアイアンマンの原型を制作したインセン博士の姿もありました。ネタバレするとアイアンマン1の中で「酒に酔っていて覚えていない」と答えていましたがネタバレすると確かにトニー・スタークはこのパーティーでインセン博士と出会っていました。ある意味での1から続く伏線回収になっていると言えます。

あらすじネタバレ②アーマー依存症

時は戻って2012年12月、時間軸的には「アイアンマン2」、さらに「アベンジャーズ」でニューヨーク決戦をした後具体的にはニューヨーク決戦から7ヶ月が経過しています。そして当のアイアンマンことトニー・スタークはニューヨーク決戦でのチタウリとの決戦が強烈なトラウマになっており、不眠症、パニック障害を患っていました。

会社の運営は全て恋人であり社長であるペッパーに任せっきりになり、トニー・スターク自身はひたすらにアイアンマンのアーマーを開発、アベンジャーズの時点で使用していたマーク7からその数は一気に増え、マーク42まで開発。そうしてアーマーを作り続ける事でのみトニー・スタークは落ち着きを取り戻す事ができ、友人であるローディーとの食事にまでアーマーを持っていくアーマー依存症になっていました。

過去の経験に苦しむトニー・スタークに相反するように周囲は動き続けます。アメリカ国内では爆破テロが相次ぎその犯行声明を上げていたのがテン・リングスでした。ネタバレするとテン・リングスとはアイアンマンでトニー・スタークを誘拐したテロリスト組織でいわばアイアンマン誕生のきっかけとなった組織とも言える因縁の相手です。

動けないトニー・スタークに変わりテロリストを追う事になるローディはウォーマシンを改良した「アイアン・パトリオット」を使用して調査を開始しますが、思うような成果はなかなか得る事が出来ませんでした。

あらすじネタバレ③ペッパーに会いに来たキリアン

そんなある日、会社で仕事をするペッパーの元にキリアンが訪ねてきます。元々知り合いだった2人ですが、ペッパーはキリアンのあまりにも変わってしまった姿に驚愕する事になります。キリアンがペッパーの元を訪ねてきた理由はキリアンが研究を進める「エクストリミス」の共同研究が目的でした。しかしペッパーはこのエクストリミスが軍事利用される可能性からこれを断ります。

トニー・スタークの運転手から警備主任になったハッピーはキリアンの同行者の事を怪しみ、尾行をします。キリアンの同行者と浮浪者の不審な取引現場を目撃するハッピーでしたが、浮浪者がその取引で手に入れた薬品を摂取すると肌が赤く光って大爆発を起こしてしまいます。この爆発は民間人も犠牲になるほどでハッピーも重傷を追う事になってしまいました。

あらすじネタバレ④襲撃されたスターク邸

ハッピーの重傷を知ったトニー・スタークは怒り、マスコミを使ってテン・リングスとマンダリンに宣戦布告、自宅の住所まで公開して迎え撃とうとします。情報を集める中でエクストリミスについて相談したいというマヤ・ハンセンが自宅を訪ねてくる中、武装ヘリによってスターク邸が襲撃されます。

遠隔操作ができるマーク42のスーツの機能を駆使して居合わせたマヤ・ハンセンやペッパーを助ける事にこそ成功しますが、元々マーク42はまだ調整中だった事も相まってその力を存分に発揮する事は出来ず、逃げ出すのが精一杯となります。結果的にトニー・スタークは何千キロも離れたテネシー州に不時着、マーク42は完全に故障してしまうのでした。

あらすじネタバレ⑤ハーレーとの出会い

壊れたアーマーを引きずりながら民家の倉庫に入り込んだトニー・スターク。そこで出会ったのがハーレーという少年でした。当初トニー・スタークは不審者と勘違いされますが、実はハーレーはアイアンマンのファンであり、科学が好きな少年でもありました。ハーレーという協力者を得たトニー・スタークはテロ事件について調べ続けます。

途中、少年故の好奇心いっぱいの質問に発作を起こしてしまうような一面もありながらもなんとか爆破テロにキリアンの会社が関わっている事を突き止めます。しかし敵のアジトが分かってもアーマーがないトニー・スタークは虚無感に襲われます。世間ではヒーローと謳われていても結局自身にはアーマーがなければ何も出来ないと考えたのです。

しかしそんなトニー・スタークを救ったのもハーレーでした。武器がなければ作ればいいとするハーレーにトニー・スタークはホームセンターに出向くのでした。

あらすじネタバレ⑥マンダリンのアジトへ

ローディにも連絡を取りテン・リングスの首謀者であるマンダリンのアジトを見つけただしたトニー・スターク。しかし尋問するとマンダリンはただの雇われ舞台俳優であり、黒幕は別にいる事が明らかになります。その正体こそがキリアンその人でした。キリアンは表向きはテン・リングスを操り爆破テロを起こしながら裏で各国の政府や軍に武器を売る子男で世界を裏から操ろうとしていたのでした。

さらにトニー・スタークはここでマヤ・ハンセンと再会。彼女がキリアンの手先であった事も知ります。マヤ・ハンセンはエクストリミスを平和の為に広める為、仕方なくキリアンに接触したという過去を持っていました。さらにマヤ・ハンセンからペッパーが囚われエクストリミスの投与をされた上で拷問を受けていると聞かされるのでした。

これは全てキリアンのトニー・スタークに対しての復讐でもあったのです。マヤ・ハンセンはキリアンに殺され、ローディはアイアン・パトリオットを奪われてしまうのでした。キリアンはアイアン・パトリオットを使って大統領を誘拐しようと試みます。戦闘で危機に追い込まれるトニー・スターク。そこに起動したマーク42がかけつけトニー・スタークは再びアイアンマンになることができました。

あらすじネタバレ⑦キリアンとの戦い

その時飛行機に乗っていた大統領はアイアン・パトリオットを使ったキリアンに誘拐されてしまいました。大統領を救うべくキリアンの使用していた巨大タンカーに潜入したトニー・スタークとローディの2人。ローディは大統領を救う為、トニー・スタークはキリアンを止める為にそれぞれ戦います。トニー・スタークはそれまでに開発したアーマーを全機招集し、エクストリミスを使った兵士との戦いを繰り広げる事になります。

なんとかローディが大統領を、トニー・スタークがペッパーを救出する事に成功する中キリアンが姿を現します。キリアン自身もエクストリミスを投与して超人的な力を持っていました。途中炎の中にペッパーが落ちるという悲劇もありながら激闘の末に、マーク42をキリアンに着せた上で自爆させるという奇策で決着はついたかと思われました。

しかし超人になったキリアンは重傷を負いながらもそれでも生存していました。万事休すかと思われた所に姿を現したのがペッパーでした。ペッパーもまたエクストリミスを投与されていた為、超人的な力を持っていたのです。そしてラストはペッパーがキリアンにトドメを刺す事になるという結末を迎えています。

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アイアンマン3のラスト結末ネタバレ

結末ネタバレ①新たな人生を歩む決意

トニー・スタークは一連の事件で自身のアーマー依存症の克服を決意します。そこで残っていたアーマーを全て自爆させてみせました。さらにずっと残っていた心臓に刺さったミサイルの破片も取り出しました。「アーマーは私にとって繭だった」と語り、人間として大きく成長する事になるのでした。ちなみにエクストリミスによって超人になっていたペッパーもトニー・スタークが作り出した解毒薬を使って元の身体に戻っています。

そして最後の結末は今回の事件を受けてのトニー・スタークの想いの独白という形で新たな決意をした事を示す形で映画の結末を迎えています。

結末ネタバレ②ラストのエンドロール

MCUといえばラストのエンドロールでのエピソードが次回作以降のヒントになっている作品群でもあります。アイアンマン3のラストのエンドロールではハルクことブルース・バナーが登場しました。ソファーに座っているバナーにトニー・スタークがある話を聞かせていました。その話とはズバリ「アイアンマン3」での出来事そのものであり、本作がトニー・スタークがバナーに語っていたというテイストをとっていた形だと解説されました。

ちなみにこの2人は以降の作品で立場は違えど天才的な科学者として共同で研究をする面なども持っており、親交が深い事を描くと同時に、この話の比較的序盤に座ったまま寝てしまったバナーに対し「忍耐力がない」というハルクの特性を改めて示した形になっています。

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アイアンマン3のキャストと登場人物一覧

トニー・スターク(アイアンマン)役/ロバート・ダウニー・Jr

アイアンマンシリーズの主人公を務めるトニー・スターク役のキャストを担当したのがロバート・ダウニー・Jrさんです。元々は演技派の俳優さんとして高い評価を受けていましたが、アイアンマンへの出演もあり個性派俳優として高い評価を受ける事になります。以降はアイアンマン役を中心としつつも多数の作品に出演するようになりました。これまでには「シャーロック・ホームズ」シリーズなどにも出演しています。

ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ役/グウィネス・パルトロー

トニー・スタークを公私共に支える存在であるのがペッパーです。そんなペッパー役のキャストを担当したのが1991年から活躍する女優のグウィネス・パルトローさんです。これまでには「セブン」「恋におちたシェイクスピア」「リブリー」「ブルーフ・オブ・マイ・ライフ」などでキャストとして出演しています。

ジェームズ・“ローディ”・ローズ(アイアン・パトリオット)役/ドン・チードル

トニー・スタークの友人であり空軍の軍人でもあるローディ役のキャストを担当したのがドン・チードルさんです。2004年公開の映画「ホテル・ルワンダ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した事もある俳優さんです。2010年にアイアンマン2で同役を担当した事でさらに大きく知名度を上げた俳優さんです。これまでには「オーシャンズ」シリーズ「ブギーナイツ」「青いドレスの女」などでキャストとして出演しています。

ハロルド・“ハッピー”・ホーガン役/ジョン・ファヴロー

本作で重傷を負う事になるハッピー役のキャストを担当したのがジョン・ファヴローさんです。1993年に俳優として映画デビューを果たした俳優さんであると同時に1996年には脚本家、監督としてもデビュー。以降は俳優としても映画監督・プロデューサーとしても活躍するようになっています。

アルドリッチ・キリアンウー役/ガイ・ピアース

アイアンマン3におけるヴィラン、キリアン役のキャストを担当したのがガイ・ピアースさんです。イギリスに生まれ父親の仕事の都合でオーストラリアに移住しその後オーストラリアで俳優としてデビューした俳優さんで10代の頃から劇団に所属し以降映画、テレビシリーズなど多数の作品に出演しています。これまでには「タイムマシン」「英国王のスピーチ」「ロックアウト」「プロメテウス」などでキャストとして出演しています。

マヤ・ハンセン役/レベッカ・ホール

アイアンマン3でキーとなるエクストリミスを発明したマヤ・ハンセン役のキャストを担当したのがレベッカ・ホールさんです。イギリス出身の女優さんで、父の舞台演出家・映画監督サー・ピーター・ホールさんの影響もあって1992年にTVデビューした後、2006年頃から女優として数々の作品に出演するようになりました。これまでには「プレステージ」「ザ・ギフト」「ザ・タウン」などでキャストとして出演しています。

エレン・ブラント役/ステファニー・ショスタク

エクストリミスを投与された「エクストリミスソルジャー」の代表格エレン・ブラント役のキャストを担当したのが女優のステファニー・ショスタクさんです。シャネルで働いた後に女優に転向するという異色の経歴を持つ女優さんで2003年のデビュー以降多数の作品に出演しています。これまでに出演した作品としては「ゴースト・エージェント/R.I.P.D」などがあります。

ハーレー・キーナー役/タイ・シンプキンス

トニー・スタークが立ち直るきっかけを作るハーレー役のキャストを担当したのがタイ・シンプキンス君です。2001年生まれて間もなくからチャイルドタレントとしてデビューを果たした俳優さんで、2005年にスピルバーグ監督の「宇宙戦争」にてデビューを果たした後、子役として多数の映画に出演しています。姉であるライアン・シンプキンスさんと共演する機会も多いです。

マシュー・エリス役/ウィリアム・サドラー

アイアンマン、ひいてはMCUの世界においてアメリカ大統領を務めるマシュー・エリス役のキャストを担当するのがウィリアム・サドラーさんです。大学卒業後は主に舞台俳優として活躍した後、徐々に映画やテレビにも出演する事が増えていきました。これまでには「ダイ・ハード2」「ハード・トゥ・キル」「ビルとテッドの地獄旅行」「ショーシャンクの空に」などに出演しています。

ウー役/ワン・シュエチー

アイアンマン3のラストにてトニー・スタークとペッパーの手術を担当するウー医師役のキャストで登場するのが中国出身の俳優のワン・シュエチーさんです。中国映画で長く活躍する俳優さんでこれまでには「花の生涯〜梅蘭芳〜」「孫文の義士団」などに出演しています。

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アイアンマン3の伏線や小ネタ

伏線や小ネタ①マンダリンの今後の動向に注目

アイアンマンシリーズにおいて長く名前が登場してきたテロ組織テン・リングスのリーダーであるマンダリン。あらすじのネタバレで解説したように映画においてはあくまでもキリアンが作り出した表向きの舞台俳優という「拍子抜けした」という感想も集める程のポジションでしたが、原作におけるマンダリンはアイアンマンの長年の宿敵として登場し続けているヴィランです。

原作においては科学者であり宇宙船で発見した10個の指輪に宿った特殊能力を駆使してアイアンマンと対峙するキャラクターであり、テン・リングスという名前の由来にもなっています。本物のマンダリンが今後MCUの中で登場するといった可能性も十分にありえると言われており、実際後継のMCU作品の中にはテン・リングスのメンバーが登場したりもしているのでマンダリン本人が登場する可能性も十分に考えられます。

伏線や小ネタ②ロクソンオイル社

MCU関連作品に登場し続ける謎の会社「ロクソンオイル社」。アイアンマンシリーズだけに関しても1作めでビルが写り、2作目ではトニー・スタークがモナコレースで運転したF1カーのロゴとして登場している謎の会社ですが本編では全く関与してこない会社です。度々登場する事から今後MCU作品のどこかで重要な役割を持つ会社になるのではと考えられている会社になっています。

伏線や小ネタ③ハーレー・キーナーの今後

タイ・シンプキンス君がキャストを担当し、トニー・スタークが立ち直るきっかけを作ったハーレー少年。科学が好きという設定もあり、今後MCUで新たなヒーローとして活躍する可能性があるのではないかと感想を集めるようなキャラクターになっていました。実際アベンジャーズ/エンドゲームにて再登場した事もあり今後の動向が気になるキャラクターになっています。

伏線や小ネタ④ペッパーがスーツを着たシーン

アイアンマン3ではトニー・スタークが助ける為という状況であったとはいえペッパーがアイアンマンスーツを着用したシーンがありますが、原作においてもペッパーはスーツを着用してヒーローとして活躍する一面も持っています。ヒーローとしては「レスキュー」と呼ばれており、ある意味で原作を踏襲したシーンであるといわれており後々レスキューになるのでは?と感想を集める結果になっています。

伏線や小ネタ⑤アイアンスーツの名前

上記のあらすじで解説したようにアーマー依存症になったトニー・スタークによって多数作られたアイアンスーツ達。これらのスーツには「マーク○○」といういわば識別番号とは別にちゃんと名前が付けられています。それぞれの名前にはそのスーツの特徴に関連した名前が付けられています。

アーマーが揃って集結する際に先頭を切っており目立ったマーク17「ハートブレイカー」、運搬を得意とした大型のマーク38「イゴール」など特徴的なアーマーが多くなっています。それぞれの設定などを見るとトニー・スタークが如何に迷走していたかが分かるとも言えます。

伏線や小ネタ⑥アイアン・パトリオットの原作での設定

アイアンマン3にて一時的にとはいえキリアンに奪われる事になったアイアン・パトリオットですが、実は原作では悪役、ヴィランとして登場し、スパイダーマンの宿敵となるグリーンゴブリンこと「ノーマルオズボーン」が装着していたスーツです。

伏線や小ネタ⑦スタンリーの登場

原作漫画マーベルコミックを作り上げた存在とも言えるスタン・リーさん。そんなマーベルコミックの映画シリーズ群であるMCUには度々カメオ出演を果たしておりアイアンマン3にも登場しています。アイアンマン3作中行われたとあるミスコンテストの審査員を担当していました。

伏線や小ネタ⑧エクストリミスの被験者は原作にも登場

本作では適応出来た者、出来なかった者を含めてエクストリミスの被験者が4人登場していますが、彼らの名前は原作において登場したヴィランから取られています。キリアンの側近、エリックサヴァンは「コールドブラッド」の異名を持つヴィラン、爆死してしまったジャックタガードは「ファイアパワー」の異名を持つヴィランなどという形になっています。

伏線や小ネタ⑨エクストリミスの被験者はドラマにも登場

これらのエクストリミスの被験者の名前はアイアンマン3に限らず映画シリーズはもちろんドラマシリーズでも度々登場しており、今後いずれかのシリーズで活躍する可能性も十分にあるとされています。特に名前の露出が多い、セオドア・サリスはMCUでも特に人気の高いドクターストレンジにゆかりがあるキャラクターであるマンシングになる事から登場するのではないかとされています。

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アイアンマン3の名言や名シーン集

アイアンマン3の名言①「As always, sir, …」

As always, sir, a great pleasure watching you work.(いつも楽しそうですね。)

アーマー依存症であるトニー・スタークを支える大きな存在とも言えるのがJ.A.R.V.I.S.です。この名言はマーク42の遠隔操作をテストするトニー・スタークに向けて放ったセリフであり、J.A.R.V.I.S.らしいセリフであるとされています。

アイアンマン3の名言②「Don’t leave me…」

Don’t leave me buddy.(ひとりにしないでくれ。)

テネシー州まで飛んだトニー・スターク。マーク42が電池切れを起こし動けなくなってしまいます。当然J.A.R.V.I.S.とのやりとりも出来なくなってしまうのですが、そんな時にトニー・スタークが思わず呟いたのがこの名言でした。トニー・スタークの人間らしさが溢れた名言であるとされています。

アイアンマン3の名言③「Take them to church…」

Take them to church.(たたきつぶせ。)

トニー・スタークのピンチに駆けつけたアイアンスーツ達。そんなかれらに向けたトニー・スタークの命令とも言えるセリフです。ラストの決戦を盛り上げるトニー・スタークらしいセリフだったとしてカッコいいという感想が多い名言になっています。

アイアンマン3の名言④「We create our …」

We create our own demons.(私たちは自分で悪魔を作り上げてしまう。)

映画のラスト、結末後のトニー・スタークの独白の中でのセリフで、今回の事件が「優れた力を悪用した結果」である事も痛感している名言であり、そういった力を良い方向に使うか悪い方向に使うかを決めているのは人であるとするセリフになっています。科学の力で戦うアイアンマンだからこその名言としてカッコいいという感想が多い名言です。

アイアンマン3の名言⑤「You can take away…」

You can take away my house and all my tricks and toys. One thing you can’t take away... I am Iron Man.(私の家もおもちゃも取り上げることはできる。だが、ただひとつ取り上げることが不可能なものは…私がアイアンマンだということだ。)

同じく結末後のラストの独白シーンを締めくくるセリフでトニー・スタークが今後もヒーローとして活動していく事の決意を表明するセリフになっています。アイアンマンのラストとして相応しいという感想も多いラストを締めくくるに相応しい名言になっています。

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アイアンマン3の用語ネタバレ解説

ネタバレ解説①MCU

そもそもアイアンマンはアメリカで高い人気を誇るコミック出版社マーベルコミックのヒーローの1人です。それまでにもそれぞれのヒーローにスポットを当てた映像作品は作られていましたがあくまでも単独のヒーローの戦いを描く形になっていました。そこでマーベルコミックが主導となり、全てのヒーローが世界観を共有しそれぞれに戦い、時に共闘する形を描く映画群として始まったのがMCUです。

ネタバレ解説②アイアンマンスーツ

アイアンマンは他のヒーローと違い、先天的・後天的に特別な力を持っているというわけではありません。そんなアイアンマンがヒーローとして活動出来るのはアイアンマンスーツがあってこそであり、いわばアイアンマンは科学の力により作り出されたヒーローなのです。だからこそトニー・スタークは様々な状況に対応出来るアイアンマンスーツを作ろうとしてアーマー依存症になってしまったとも言えます。

ネタバレ解説③J.A.R.V.I.S.

J.A.R.V.I.S.はトニー・スタークが作り出したAIで、トニー・スタークの開発をサポートすると共に、アイアンマンスーツのAIも担当しています。AI、つまり人工知能である為、トニー・スタークの命令を待たずとも自発的に行動を起こす事が可能であり様々な形でトニー・スタークをサポートしています。

ネタバレ解説④A.I.M.

アイアンマン3のヴィランであるキリアン、彼が代表を務めているのがA.I.Mです。元々は小さな研究所でしたがエクストリミスの研究とトニー・スタークが手を引いた武器商として様々な武器を売りつける事で大企業になった会社です。

ネタバレ解説⑤爆弾の破片

アイアンマン3のラストで摘出された爆弾の破片ですが、これはアイアンマン3の中で受けた物ではありません。解説するとこれはアイアンマン1でトニー・スタークがテロ組織に爆撃を受けた際に心臓の近くに受けたものであり、元々トニー・スタークが胸につけているリアクターはこの破片が血流に乗ってしまわないようにする為のものでした。

ネタバレ解説⑥アイアン・パトリオット

本作で新しく登場したアイアン・パトリオットはアイアンマン2にてウォーマシンを装着したローディに向けてトニー・スタークが作った物を軍用に一部変更したヒーローです。そのためカラーリングが星条旗と同じ青と赤、要所にシルバーというカラーリングになっています。

ネタバレ解説⑦DUM-EとU

J.A.R.V.I.S.と同じくトニー・スタークの開発を支える存在として登場しているのがDUM-EとUと呼ばれるアーム型ロボットです。トニー・スタークが初めて作ったAIであり非常に思い入れが強くなっており、J.A.R.V.I.S.と比較すると不器用な部分も目立ちますが、トニー・スタークは敢えてそのまま使用、スターク邸襲撃で海に落とされた際も拾い上げられています。

ネタバレ解説⑧マンダリン

原作と映画で大きく設定が違うのがマンダリンです。原作では天才科学者としてアイアンマンの宿敵であり、どちらかといえばキリアンのような立場のキャラクターでした。

ネタバレ解説⑨エクストリミス

アイアンマン3のキーの1つであるのが「エクストリミス」です。エクストリミスはナノマシンの一種で脳の未使用領域を活性化させる事で超人的な力を与える事が出来ます。ただし適合出来ない場合があり、その場合にエネルギーが爆発を起こしてしまい人間爆弾になってしまうという大きなリスクを背負っています。

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アイアンマン3に関する感想や評価

ここからは既にアイアンマン3を視聴した人の感想を紹介していきます。あらすじを解説したように本作はヒーローアイアンマンとしての活躍よりも、人間トニー・スタークとして物語性が非常に強いと感想を集める作品になっています。トニー・スタークもヒーローである前に人間であるとするメッセージ性を強く感じたという声も多いです。

キャストを担当したロバート・ダウニー・Jrさんの巧みな演技もあり、ヒーロー映画として面白いという感想以上に感じ入るものがあったとする声も多くなっています。

もちろんヒーロー映画としての完成度も高く、特にアイアンマンが「アイアンマンスーツを使ったヒーローである」という点を活かしたアイアンマスーツ達による総力戦はかっこよかったという感想も多くなっています。ドラマ性が高く戦いがメインでしっかり描かれたシーンが少なかった分、ラストの戦いはアイアンマンの特徴が存分に発揮されていたという感想も多いです。

最終決戦の結末として自爆させられる事になるアイアンマンスーツですが、それぞれの特徴やカラーリングがカッコいいという感想も多く、それぞれの設定やそれぞれを着て活動するアイアンマンスーツが見たかったとする感想も多くなっています。性能的にヒーロー活動以外の部分で活用出来るような物も多かった為、また活躍してほしいという感想も多いです。

またアイアンマン3はMCUの作品の中でもラスト、結末をその後のMCUに繋げる形よりもアイアンマンとしての物語をしっかり完結させる事に主眼を置いているのが良いという感想も多くなっています。どうしてもMCUはシリーズ作品であるという側面からラストやその結末ではその後の展望を描く事が多い事から、単独の映画としての完成度はアイアンマン3の方が高く感じるという感想も多いです。

そしてその結末が「アイアンマンとして改めて戦っていく決意をする」という前向きな形なのも良いという感想も多いです。その後のMCUでの活躍を考えてもしっかりと気持ちに区切りをつけるべき作品であり、物語や演出としてはしっかり結末を迎えながらも、その結末の付け方が結果的にその後のMCU作品で活躍するアイアンマンの土台になっているのではないかとする感想も見られる程です。

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アイアンマン3のあらすじネタバレまとめ

アイアンマン3はMCUの作品群に含まれる作品であり、ロバート・ダウニー・Jrさんがキャストを担当するトニー・スタークはアベンジャーズの影響を特に強く受けている作品ではありますが、単独の作品としても十分に面白いという感想が多く集まる作品になっています。特にヒーローもヒーローである前に人間であるというような強いメッセージを感じたという感想・解説も多いです。

そのラストの結末、特に最後の決戦であるアイアンマンスーツが集まっての総攻撃はヒーロー映画としても非常に迫力があって面白いとする感想も多くなっており、2020年現在も高い人気を誇る作品になっています。結末を知っていてもおもしろい作品なのでまだアイアンマン3を視聴していないという人はぜひ視聴してみてはいかがでしょうか?

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