【エスター 】あらすじと結末ネタバレ！少女の正体やラストの感想も紹介

新感覚のホラーストーリーが特徴の映画「エスター」は、2009年公開のアメリカ映画で、養子として引き取られた少女の知られざる正体や、窮地に陥る里親一家の運命を描いた作品です。以下では、映画「エスター」のあらすじ・結末ラストのネタバレ、エスターの謎や正体・目的、エスターにそっくりな実在の事件、出演キャスト、続編の公開日やタイトル、映画「エスター」に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

映画「エスター（原題：Orphan）」は、2009年7月にアメリカで公開された映画で、日本では同年10月に公開されました。物語は、養子として引き取った少女・エスターの周囲で起きる惨劇な事件と、里親一家を襲う悲劇を描いたホラー作品です。また、原題の「Orphan」は「孤児」を意味します。

映画「エスター」の監督・ジャウム・コレット＝セラは、ホラー・スリラー映画を得意とする映画監督で、「蝋人形の館」や「ラン・オールナイト」、「ロスト・バケーション」、「フライト・ゲーム」等で知られています。

映画「エスター」は、2009年のアメリカを舞台に、孤児・エスターを迎え入れたコールマン家の様子や、周囲で起きる凄惨な事件、エスターの正体を突き止めた一家の壮絶な戦い・結末ラストを描いた作品です。以下では、狂気に満ちたエスターの正体や、彼女の正体を知るケイトとの壮絶な戦いから目が離せない、映画「エスター」のあらすじ結末・ラストと、もう1つのエンディングの概要とその結末をネタバレ紹介します。

アメリカに住むケイト・コールマンは、3人目を死産した時のショックから立ち直れず、悪夢に悩まされていました。コールマン夫妻には、1男1女が誕生していますが、長女・マックスは、生まれつき聴覚障害を持っており、ケイトとは手話でコミュニケーションを取っていました。その日、手話で読み聞かせをするケイトは、亡くなった子供のことを思い出し、情緒不安に陥ってしまいます。

妻を心配する夫・ジョンは、養女を迎え入れないかと提案します。そして、次の休日に聖マリアンナ孤児院へ向かった夫妻は、集合室に集められた少女たちと対面します。ジョンは、設計士という職業柄、建物の各部屋のチェックをしはじめ、教室の奥で絵を描く1人の少女に目を留めます。ユニークな絵を描く少女はエスターといい、利発で聡明なエスターに、コールマン夫妻は好感を抱きます。

孤児院のシスターによると、エスターは、ロシア出身の9歳、最初に引き取ったアメリカの家族は、火事で他界していました。エスターの身の上を聞いたコールマン夫妻は、彼女を養女として迎え入れることに決めます。一方、シスターは、エスターは首と手首のリボンを絶対に外そうとしないことを話すと、コールマン夫妻にエスターを託します。

帰りの車中でケイトは、ダニエルやマックスのことを話し、エスターに簡単な手話を教えます。一方、コールマン家では、ジョンの母・バーバラが孫の面倒をみていました。帰宅後、子供たちと対面したエスターは、覚えたての手話でマックスに挨拶をします。また、コールマン家のピアノに喜ぶエスターを見て、ケイトはピアノ教師だった経験を生かして、ピアノを教えようと考えます。

エスターの年齢は、ダニエルとマックスの中間にあたり、家族の注目がエスターに向かっていることに、ダニエルは不満を持ち始め、友達と一緒にツリーハウスへ遊びに出てしまいます。その日の夜は雷が鳴り響き、エスターは、マックスと一緒に夫妻の部屋に行き、雷が恐いと言ってその晩は、一緒に寝ることにしました。

エスターは、ダニエルやケイト・マックスが別の服を進める中、古めかしいよそゆきのドレスを着て、登校初日を迎えます。場違いな服装にクラスメイトたちはエスターを馬鹿にするも、エスターは自分を馬鹿にしてきた生徒の顔を覚えます。帰宅後、エスターは積極的に妹・マックスの面倒を見る中、ダニエルは空気銃で空き缶を撃って遊んでおり、ハトめがけて試し撃ちをします。

そこへ、エスターとマックスが近づき、ハトにとどめをさすようにダニエルに命じます。怯えるダニエルを見たエスターは自らの手でハトにとどめをさします。また、エスターは、入浴時に施錠したり、タンスの中には分厚い聖書をしのばせていましたが、ケイトは気に留めることはありませんでした。ある日、学校でダニエルの仲間から嫌がらせを受けたエスターは、首のリボンに手がかかった瞬間、悲鳴を上げる出来事が起きました。

事情を聞いたケイトは、ピアノの練習中に学校の件をエスターに問うも、エスターは話題を変え、ジェシカのことを聞き出します。ジェシカは、生まれるはずだった3人目の子供の名前で、話を聞いたエスターは涙を流します。その夜、台所で夫妻のある行為を目撃されたことを受け、ケイトはエスターにその事に関する教育を施そうと試みます。

しかし、9歳とは思えないエスターの発言から、ケイトは不気味さを覚え、分析医に診せようと考えます。一方、夫・ジョンの前では無邪気な少女を装っていたため、ジョンは取り合おうとしませんでした。休日、ジョンは子供たちを公園に連れて行き、ブレンダの母・ジョイスがジョンに話しかけます。ジョイスは、家具を2階に運んでほしいと頼み、ジョンは夫婦2人で行くと返答します。

その様子を目撃していたエスターは、ジョンとジョイスの関係を見抜き、保護者たちの目を盗んで意地悪な少女・ブレンダを滑り台から突き落とします。一部からは突き落とされたらしいとの証言が出ましたが、エスターは滑ったと言います。一方、エスターのことが気に入らないダニエルでしたが、とうとうジョンから叱りつけられ、エスターに謝るまでツリーハウスの使用を禁じられてしまいます。

翌日、孤児院から連絡を受けたケイトは、エスターのその後の経過をシスターに報告します。エスターは、電話に出ることを拒否するも、ケイトは順調だと話します。一方、エスターの行動に不信を抱いており、歯医者へ行きたがらないこと、公園でのブレンダの怪我のことを報告し、電話越しのシスターは話に食いつきます。その頃、エスターはチャイコフスキーのピアノ曲を完璧に弾きこなしていました。

シスターとの電話からエスターの異変に気が付いたケイトは、その事をジョンに相談するも、彼は一向に取り合わず、夫婦の話題はジョンとブレンダの浮気へと移りました。2人の関係は10年前のことでしたが、ケイトが事実を知ったのは2年前だと、口論に発展します。一方、絵を描いているエスターは、夫妻の口論を盗み聞きし、不敵な笑みを浮かべていました。

後日、コールマン家を訪ねた孤児院のシスターは、エスターに関する情報を夫妻に報告し、彼女を引き渡したことは間違いだったと言います。ケイトとの電話後、調査に乗り出したシスターは、エスターの周囲でケガ人が発生していることを突き止めます。そして、エスターの前の養親・サリバン家の火災も、エスターの関与が浮上していました。しかし、エスターの詳細は、ロシアに問い合わせ中でした。

その頃、エスターはマックスを連れて、ジョンの金庫を開けていました。中には銃が保管されており、手際よく銃弾を込め、シスターが二度と訪ねてこれなくするべく、マックスを車道に突き飛ばして、シスターの車をスリップさせます。慌てて車から出てきたシスターの隙を狙って、エスターはハンターをふるって気絶させ、シスターを死に至らしめます。

血のついた衣装や手袋、ハンマー等は、エスターの手でツリーハウスに隠され、そこから出て来る様子をダニエルに目撃されます。同時にエスターも彼の存在を察しており、その夜、寝室に忍び込み、ダニエルを脅します。また、カウンセリングでは、分析医を上手くだますことで、ケイトが自分を拒否しているという診断に持ち込ませます。しかし、そんなことはないとケイトは、怒りを覚えます。

コールマン家を後にしたシスターは、その後孤児院に戻っておらず、捜索の結果、遺体で発見されました。夫妻が事情聴収に応じる中、ケイトはエスターを思い出します。そして、エスターの病気を調べ始めたケイトは、ある障害を患っているのではとジョンに相談します。しかし、エスターの知らざれる一面を知らないジョンは、ケイトの話を拒否し、聞き入れようとしませんでした。

また、ロシアの孤児院ではエスターの記録がなく、ダニエル・マックスも、エスターの脅しにより本当の事を言えずにいました。そして、情緒不安定に陥るケイトは、ジェシカの花を差し出すエスターの行為に悪意を見い出し、左腕をひねりあげてしまいます。その時は、ジョンのとりなしで事なきを得ましたが、エスターは自ら左上をひねりあげて負傷させ、ケイトに暴力を振るわれたかのように工作します。

その後、ダニエル・エスターを学校に送り届けた際の車の事故等を受け、ケイトは窮地に陥ります。ダニエルは、先日のツリーハウスのことをマックスから絵で聞き出していました。そして、シスターの死と凶器がダニエルに知られるも、同時にエスターも部屋の外で聞き耳を立てていました。後日、エスターが本性を現し始めたと察したケイトは、エスターの出自を調べるも、彼女は違法な養子縁組のため記録がないことが判明します。

そこで、隠し持っていた聖書を探し当て、最後のページに押されたスタンプを頼りに連絡を入れます。その場所はロシアの孤児院ではなく、エストニアの精神病院と判明します。その頃、シスター殺しの物証を焼き消すエスターは、ダニエルの殺害も試みましたが、ケイトが駆けつけたことで失敗に終わります。ダニエルは病院に搬送され、偶然家にいたバーバラも、エスターの異変を感じはじめます。

エスターがバーバラの家にいる間、ケイトはエスターがエストニアの精神病院に入院していたことをジョンに報告します。その頃、ジュースを買いに行くと外出したエスターは、そのままダニエルの病室へ向かい、殺害を試みます。駆けつけたケイトは、エスターを平手打ちするも、同時に鎮静剤を打たれてしまい、携帯の着信に気が付くことなく、一泊の入院を余儀なくされました。

一方、ダニエルの蘇生を確認したジョンは、マックス・エスターと共に帰宅します。その夜、マックスの補聴器を外したエスターは、ケイトのスリップを着用し、化粧を施してジョンを誘惑するも、拒絶されてしまいます。入院中のケイトは、エストニアの精神病院・ヴェラヴァ医師の連絡を受け、エスターの正体は、発育不全の病気を持つリーナという33歳の女性であることを聞かされます。

また、首と手首のリボンは、入院時代の拘束衣の跡を隠すためであり、歯医者の診療を拒否する理由は、入れ歯を隠すためでした。そして、エスターは、エストニア時代から養子先で父親を誘惑、失敗すると家族を皆殺しにすると、その家を放火し、ヴェラヴァ医師が知る限りでは、最低7人がエスターの犠牲になったことが判明しています。1年前に病院を脱走し行方知れずとなるも、その後の出来事はケイトが知っていました。

コールマン家では、エスターの部屋に入ったジョンは、ブラックライトをかざすことで浮き彫りになる絵を見て驚愕し、ようやくケイトの言葉を信じました。そして、ケイトに連絡を入れようとした矢先、停電が発生し、配線ケーブルが切られていました。その後、ケイトが警察に通報し、車を走らせる中、1階の玄関先ではジョンがエスターに刺殺され、現場を目撃したマックスは、クローゼットに隠れます。

帰宅したケイトは、ジョンの遺体を発見すると、銃を手放して彼にすがりつき、エスターの銃を受けます。ケイトは、窓から温室の天井に飛び移り、クローゼットから逃げのびたマックスを発見します。しかし、その様子をエスターに目撃され、マックスへ銃が向けられます。その直後、動転したケイトは、温室の天井を突き破ってしまい、エスターの上に落ちてしまいます。

銃を奪ったケイト・マックス母子は湖へと逃げていく中、警察がコールマン家に到着するも、そこにはエスターの姿はありませんでした。その頃、氷が張った湖を舞台に、エスターとケイトが戦っており、マックスが銃を構えていました。しかし、2人の場所まで銃弾が届かず、湖面の氷にヒビが入ります。ケイトとエスターは、そのまま湖に落ち、エスターはナイフで攻撃を仕掛けます。

隙をついてケイトが氷の上に上がることが出来たものの、エスターに足首を掴まれてしまいます。何とかケイトの気を引こうとするエスターでしたが、ケイトに蹴り落とされ、そのまま湖の底へ沈んでいきました。

映画「エスター」のもう1つのエンディングは、DVDの特典映像として収録され、本編とは正反対の結末ラストが描かれました。ケイトとマックスに逃げられたエスターは、2人を追うことはありませんでした。その後、自室で子供の姿に戻ったエスターは、駆けつけた警察に伴われ出頭していきました。

ケイトとマックスのその後が描かれなかったもう1つのエンディングについて、一部では、ケイトとマックスはすでに殺害された後の出来事ではとも考察されています。そして、もう1つの結末ラストは、家族を失ったエスターが、新しい里親に引き取られ、コールマン家の悲劇が再び繰り返されることを示唆しているでしょう。

誰もが予想できなかったエスターの正体は、見る者全てに大きな衝撃を与えると同時に、エスターが患っていた病気が広く知られるきっかけをもたらしました。また、アメリカでは、エスターにそっくりな事件も発生しており、当事者の名前から「ナタリア事件」と呼ばれています。以下では、エスターの病気の実在や、ナタリア事件の概要を紹介します。

エスターの病気は、ホルモン異常による下垂体機能不全と説明されており、この症状は、現実世界でも稀に見られる実在の病気です。日本でも患者が確認されている一方、これらの病気の発症原因はいまだ不明な点が多く、発症率の低さから認知度が低いでしょう。そのため、アメリカ等の海外では、エスターと同じような病気を抱える大人による犯罪が起きました。

幼い子供という外見の特徴を悪用した卑劣な犯罪は、映画「エスター」のヒットを受けて、「リアルエスター」と呼ばれ、同時に、エスターのように特殊な病気に関する認知度も上がりました。

アメリカを震撼させたナタリア事件は、2010年までさかのぼり、当時夫婦関係にあったクリスティーン・マイケル夫妻は、ナタリアと特別養子縁組を交わします。ナタリアは、生まれつき小人症を患い、歩行も難しい状態でしたが、夫妻はそれらを承知の上で彼女を迎え入れ、養育を始めます。しかし、同居を始めてから、ナタリアが普通の6歳ではないことに気が付きます。

やがて自分たちの殺害を計画していることを知った夫妻は、ナタリアを精神科へ入院させ、骨密度の検査の結果、ナタリアは少なくとも14歳以上であることが判明します。2012年には、ナタリアが22歳であることが法的に認められ、翌年には、実子の養育のために夫妻はカナダへの移住を決め、ナタリアへはアパートを貸し与え、物資援助をしました。

しかし、2014年にナタリア本人が養父母の育児放棄を警察に訴え、2019年にクリスティーン・マイケル元夫妻が逮捕されました。2人は2014年に離婚しましたが、ナタリアのために、障害者の援助を受けられるように手続き・手配をするなど、彼女の世話をしていました。元夫妻の逮捕の理由は明かにされていませんが、ナタリアは別の夫婦の元へ引き取られたと言われています。

リボンに対する異常なこだわりや、歯医者に行きたがらないなど、エスターの謎の行動は、彼女の正体につながる伏線とされ、そこからエスターの過去や心の闇が読み取れるでしょう。以下では、エスターの謎をネタバレ考察しました。

映画「エスター」では、少女の外見を持つエスターの正体や過去を示唆する伏線が登場しましたが、エスターが孤児院に入った目的は明らかにされていません。しかし、エスターが置かれた状況から考察すると、彼女は精神面では実年齢相応の大人である一方、幼い少女のような外見のため、大人の女性として扱われず、恋愛も楽しめません。

また、エスターの実年齢を考えれば、ジョンのような大人の男性を求めることは自然なことであり、エスターが壁に描いた男女関係の絵にも納得がいきます。エスターの目的は、養子縁組を組むことで、欲求を満たすことにありましたが、男性から見てエスターは、明らかに少女です。例え、エスターの実年齢を分かった後でも、幼い外見のエスターの求めに応じることができないでしょう。

そして、欲求を満たすために養子縁組に応じたエスターでしたが、その目的が果たせないと知ると、養子先の家族を殺害・放火を起こしていたと考察されます。エスターの事件の背景には、幸せな家庭への羨望や嫉妬ではなく、求めるものが得られない、欲求不満から来る怒りにあるでしょう。また、エスターが聖書に忍ばせた複数の男性写真は、過去に養子縁組した里親の男性と考察されます。

子供が歯医者を受診することを嫌がることは、よくある出来事ですが、エスターの拒絶ぶりは、彼女の秘密を示す伏線とも考察できます。乳歯から永久歯に生え変わる年齢は、およそ12歳～14歳頃とされ、実年齢33歳のエスターの歯は、全ての永久歯と親知らずが生えていたと推測できます。しかし、エスターが歯医者に行きたがらない理由は、永久歯ではなく、入れ歯に原因がありました。

しかし、よほどの事情が無い限り、エスターの年齢で入れ歯をすることは考えにくいでしょう。一方で、精神病院や孤児院で生活してきたエスターは、普通の生活を送ることが出来なかったと推測でき、その影響で歯がボロボロになってしまい、入れ歯を余儀なくされたと考察できます。また、映画では、肉を小さく切り分けており、実年齢に比べて、噛む力も劣ってしまったと見えます。

フリルのついたワンピースを好んで着るエスターは、首と手首にリボンをつけており、衣装に合わせたアクセサリーと推測できます。劇中では、そのリボンを外すことを非常に嫌うエスターは、学校でリボンに手をかけられた際に絶叫して手を引かせるなど、リボンに対する並みならぬこだわりを見せています。しかし、エスターのリボンは単なるファッションではなく、結末ラストでその理由が明らかにされます。

エストニア時代に精神病院に入院していたエスターは、その狂乱ぶりから拘束衣を付けられていました。そして、拘束衣の装着後も暴れ続ければ、その部分に傷ができることも不思議ではなく、エスターのリボンは、入院中の傷跡を隠すためと考えられます。また、劇中では、入浴時にエスターがバスルームの鍵を施錠しており、この行為も拘束衣の跡を隠すためと考察できます。

33歳の少女が繰り広げる惨忍な事件を描いた映画「エスター」は、その過激なストーリーに加えて、エスター役を演じた元子役の演技力の高さが凄いとの感想も見られます。以下では、映画「エスター」のキャスト一覧を紹介します。

ケイト・コールマンは、映画「エスター」の主人公であり、3人目の子供の代わりにエスターを迎え入れます。一家では、いち早くエスターの異変に気が付き、家族を守るべく奮闘します。ケイト役を演じたヴェラ・ファーミガは、1973年生まれのアメリカ女優で、近年は、映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」や、映画「死霊館」シリーズ等に出演しています。

序盤こそ年相応の振舞いを見せていたエスターでしたが、結末ラストへ進むごとにその正体を明らかにしていき、予想外の展開と少女のサイコパスぶりが、恐怖を増大させました。映画「エスター」での怪演ぶりが話題を呼んだエスター役のイザベル・ファーマンは、1997年生まれのアメリカ女優で、11歳とは思えない気迫ある演技力が注目され、今後の活躍が期待されています。

ジョン・コールマンは、エスターを迎え入れるきっかけをもたらした人物です。映画では、エスターの演技に騙され、ケイトの話を信じなかったものの、後にエスターの正体を知り、壮絶な結末ラストを迎えました。ケイトの夫・ジョン役を演じたピーター・サースガードは、1971年生まれのアメリカ俳優で、2022年公開予定の映画「ザ・バットマン」に出演が決定しました。

コールマン家の長男・ダニエルは、エスターに対して反抗的な態度を取るも、後にエスターの動向を怪しみ妹・マックスとエスターの正体を探ります。ダニエル・コールマン役を演じたジミー・ベネットは、1996年生まれのアメリカ俳優で、近年は映画「悪魔の棲む家」や映画「スター・トレック」等です。

コールマン家の長女・マックスは、エスターとのすぐに親しくなるも、同時に彼女の正体をいち早く察します。マックス・コールマン役を演じたアリアーナ・エンジニアは、2001年生まれ、カナダ出身の元子役です。アリアーナ自身も聴覚障害をもっており、映画「エスター」でも、手話や読唇術が披露されました。また、映画「バイオハザードV リトリビューション」でも、難聴の少女役を演じています。

これまでのホラー作品にない異色の展開が話題を呼んだ映画「エスター」には、作品への称賛や続編制作を望む感想が寄せられています。以下では、新作公開に期待が高まるエスターの続編公開日やタイトルを紹介します。

少女の知られざる正体や過激なサイコホラーが話題を呼んだ、映画「エスター（原題：Orphan）」は、2020年に待望の続編制作が発表されました。公開日は、2020年12月時点では発表されていませんが、子役とは思えない演技力が注目されたエスター役の女優・イザベル・ファーマンの続投と、アソシエイトプロデューサー（製作補）への抜擢が公表されました。

続編の原題タイトルは「Esther」と発表され、物語は、エスターことリーナ・クラマーの入院時代から始まります。エストニアの精神病院からの脱走を成功させたリーナは、行方不明となった裕福な家の娘・エスターに成りすまし、アメリカに渡ります。そして、孤児院を通じて新しい里親に引き取られたエスターは、あるたくらみを実行に移すも、家族を守る養母に阻まれてしまいます。

続編「Esther」では、前作で謎とされているエスターの精神病院時代や、前の里親一家放火事件の真相など、コールマン家に迎え入れられる前のエスターの過去に迫った、注目の新作映画です。

恐いけど、ラストまで目が離せないとの感想が多く見られた映画「エスター」は、謎の少女・エスターの考察や予想外の正体、養母との壮絶な戦いが、見る者を惹きつけて止みません。以下では、続編の公開に期待が高まる、映画「エスター」に関する感想や評価を紹介します。

映画「エスター」は、残忍な描写は少なく、過激な描写が苦手な方も視聴しやすい作品である一方、精神的な恐怖を味わえるとの感想が多く見られました。あらすじで紹介したエスターによる巧妙な策略や、彼女におどらされる一家の動向は、見る者をハラハラさせ、ラストまで目が離せない展開となっています。また、映画「エスター」の完成度の高さを称賛する感想も見られ、ホラー好きなら一度は見てほしい注目作品です。

リアリティなストーリーが注目された映画「エスター」は、ラストまで目が離せない緊迫した展開と共に、エスター役を演じた子役の演技力も、高く評価されています。SNS上では、子役とは思えない気迫さが話題を呼び、エスターの残忍さを見事演じ切ったとの感想が多数寄せられています。また、DVDパッケージの写真ですら恐怖を感じるとの感想も見られ、イザベル・ファーマンへの期待が高まっています。

映画「エスター」は、内容の怖さだけでなく、出演子役たちが可愛いとの感想も寄せられ、エスターの恐怖をより引き立てています。あらすじ・結末ラストで紹介したように、序盤こそ少女のような振舞いを見せていたエスターでしたが、時折見せる狂気に満ちた表情や行動でギャップを見せつけています。そして、エスターの本性やラストは、忘れることができない衝撃的なシーンとなったでしょう。

映画「エスター」は、映画にあまり興味のない方かたも面白いとの感想が寄せられており、エスターの正体に関する考察ポイントの多さや、収まりの良いラストが好評価を呼んでいます。あらすじ・結末ラストのように、エスターの狂気に満ちた表情や行動力、一家の緊張感など、エスターの正体を考察しながら、恐怖も味わえることが、「エスター」人気を高めているでしょう。

映画「エスター」のあらすじ結末・ラストネタバレ、エスターの正体や目的・謎の考察、エスターそっくりの実在の事件、出演キャスト、続編映画、作品に関する感想や評価を、考察を交えながらネタバレ紹介しました。映画「エスター」は、過激な描写こそ少ないものの、精神的に追い詰めていく見えない恐怖や、考察点の多さ、衝撃の結末ラストから目が離せない、新感覚のホラー作品です。