キングダムの実写映画版は面白い?つまらない?あらすじや評価・口コミを調査

実写映画「キングダム」は、2019年4月に公開され、興行収入57.3億円を突破する大ヒットとなりました。監督は佐藤信介、主人公の信役は山﨑賢人が演じました。ネットでは、面白いという意見からひどいという意見まで様々な評価・感想が飛び交っています。この記事では、映画「キングダム」のあらすじの他、面白いと評価されている理由やひどいと批判されている理由などを紹介していきます。

キングダムの実写映画版は面白い?つまらない?あらすじや評価・口コミを調査のイメージ

目次

  1. キングダムの実写映画版とは?
  2. キングダムの実写映画版は面白い?理由や見どころを紹介
  3. キングダムの実写映画版はつまらない?理由を紹介
  4. キングダムの実写映画版あらすじネタバレ
  5. キングダムの実写映画版結末ネタバレ
  6. キングダムの実写映画版が成功した理由
  7. キングダムの実写映画版に関する感想や評価・口コミ
  8. キングダムの実写映画版の面白い理由まとめ

キングダムの実写映画版とは?

キングダムの原作情報

紀元前3世紀の中国にある大国の秦で、信と漂という2人の少年が出会います。2人は奴隷の戦災孤児でしたが、天下の大将軍になるという大きな夢を持っていました。剣術の腕でのし上がるしかないとして、仕事の合間に日々剣術修行を重ねてきました。秦の武将・昌文君から見込まれた漂は、王宮に支えることになりますが、ある夜大怪我を負いながらも信の元へ戻ってきます。彼は亡くなる直前に、信にある使命を託すのでした。

キングダムの実写映画版の概要

「キングダム」は、集英社が刊行する「週刊ヤングジャンプ」で2006年9号から連載されている中国の戦国時代を描いた漫画です。漫画は現段階で58巻まで発売されており、累計発行部数は6,600万部を記録しています。株式会社ぴえろがアニメーション制作に携わったテレビアニメは第1期が2012年6月から2013年2月、第2期が2013年6月から2014年3月、第3期は2020年4月から放送されています。

主演に山﨑賢人が抜擢され、佐藤信介が監督を務めた実写映画「キングダム」は、2019年4月に公開されました。主題歌は人気ロックバンドONE OK ROCKの楽曲「Wasted Nights」が起用されました。興行収入は、57.3億円を記録するなど大ヒットとなり、続編の制作も予定されています。

映画「キングダム」公式サイト

キングダムの実写映画版は面白い?理由や見どころを紹介

面白い理由①ロケーション

面白いといわれる理由一つ目は、ロケーションです。「キングダム」は、紀元前3世紀の中国の戦国時代が舞台となっています。秦の怪鳥と呼ばれる大将軍王騎の登場シーンは象山平原で、最後の王都奪還の戦闘シーンは、咸陽宮で撮影されました。兵士役のエキストラ1万人、スタッフは700人が参加し本場中国でのロケは20日間もの期間行われ、世界観のリアルさが追求されています。

面白い理由②主演・山﨑賢人の演技

面白いといわれる理由2つめは、主人公・信を演じた山崎賢人の迫力ある演技力です。山崎賢人は「トドメの接吻」堂島旺太郎役、「Another」榊原恒一役などの代表作があります。第39回日本アカデミー賞で新人俳優賞、第98回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞など数多くの輝かしい受賞歴を持つ注目の若手俳優です。

山崎賢人が「キングダム」で演じた信は、奴隷から剣術でのしあがり大将軍になるという夢を持つ少年でした。素直でぶっきらぼうな性格や、身体能力の高さなど、再現度が高いといった原作ファンからの評価が多く見られます。山崎賢人は、信を演じるにあたって半年もの間トレーニングや食事制限など肉体作りに勤しんできたといいます。彼の役者としての魅力やプロ意識の高さも映画が評価される理由の一つとなっています。

面白い理由③王を演じた吉沢亮の演技

実写映画「キングダム」が面白い理由3つめは、嬴政と漂の一人二役を演じている吉沢亮の演技力です。吉沢亮は、岡崎京子原作の映画「リバーズ・エッジ」山田一郎役、吉住渉原作の映画「ママレード・ボーイ」松浦遊役などで知られる俳優です。彼が演じた漂は信と同じ主人の元で奴隷として働いていた少年で、共に大将軍という夢を叶えるため剣術修行に励んできました。

秦国王・嬴政と顔が似ていたことから影武者として王宮に支えることになりますが、戦乱の中で命を落とします。穏やかな漂とは逆に、嬴政はクールな人物です。立ち振る舞いも異なり、2人が別の人物であると感じさせる吉沢亮の演技力の高さが評価されています。本作において吉沢亮は、第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、第62回ブルーリボン賞助演男優賞などを獲得しています。

面白い理由④左慈役・坂口拓の演技

実写映画「キングダム」が面白いと評価される理由4つめは、敵キャラクター左慈役・坂口拓の演技です。坂口拓は、アクション監督やアクション俳優、YouTuberとしても活躍しています。ビー・バップ・ハイスクールシリーズや「最強兵器女子高生 RIKA」、「アキハバラ@DEEP」など、アクション俳優とアクション監督の両方を務めることも多くあります。

坂口拓が演じる左慈は、成蟜に支える猟奇的な人斬りです。成蟜がいる王の間にたどり着いた際、信が戦った相手でした。坂口拓の剣の扱い方や身のこなしは迫力があり、アクション俳優としてのキャリアの長さを実感させるものとなっています。

面白い理由⑤長澤まさみがハマり役

実写映画「キングダム」が面白い理由5つめは、長澤まさみの役所です。長澤まさみは、2006年に放送されたテレビドラマ「セーラー服と機関銃」星泉役、2008年に放送されたテレビドラマ「ラスト・フレンズ」藍田美知留役、2017年9月に公開された映画「散歩する侵略者」加瀬鳴海役、2020年7月に公開された「MOTHERマザー」三隅秋子役など幅広い役をこなすことで知られる女優です。

映画「キングダム」で長澤まさみは、山の民の王・楊端和を演じています。凛とした美しさを持ちながらも、両手に剣を持ち勇しく敵兵を倒していく強さを持った女性でした。長澤まさみの今までにない新鮮な役所や、迫力あるアクションシーンも評価されています。

面白い理由⑥橋本環奈の演技

面白い理由6つめは、山民族の末裔である河了貂を演じた橋本環奈の演技力です。橋本環奈は、当初女性アイドルグループのRev. from DVLで活動していました。1000年に1人の美少女としてSNSを中心に話題となり、メディアでの露出も増えていきます。女優としての代表作に、2016年3月に放送された映画「セーラー服と機関銃-卒業-」星泉役、空知英秋原作の映画「銀魂」神楽役などがあります。

あらすじで取り上げた通り、橋本環奈が演じた河了貂は、蓑でできた鳥の被り物を被った風変わりな人物で、作中のムードメーカー的な存在でもあります。コミカルなキャラクター性がよく表現された橋本環奈の演技力の高さを評価する感想も多くあります。

面白い理由⑦本郷奏多の演技

実写映画「キングダム」が面白い理由6つめは、悪役である成蟜を演じた本郷奏多の演技力です。本郷奏多は、子供の頃からモデルとして活躍しており、2002年に公開されたSFアクション映画「リターナー」で映画俳優としてデビューを果たします。代表的な出演作に、2006年5月に公開された映画「テニスの王子様」越前リョーマ役、2008年11月に公開された映画「青い鳥」園部真一役などがあります。

あらすじで取り上げた通り、本郷奏多が演じた成蟜は、王族や貴族など身分の高い血統に絶対的な価値観を置き、身分の低いものを見下す冷酷な人物です。本郷奏多の演技は、悪役らしい憎たらしさが醸し出されているとして、視聴者からも高い評価を受けていました。

面白い理由⑧アクション

実写映画「キングダム」でアクション監督を務めたのは、下村勇二でした。アクション監督を務めた代表的な作品に、2003年に公開された映画「ALIVE -アライブ-」、2012年に放送されたドラマ「ラッキーセブン」、2015年に公開された映画「ストレイヤーズ・クロニクル」、2016年に公開された映画「アイアムアヒーロー」、2018年に公開された映画「BLEACH死神代行篇」などがあります。

自己流で剣術を磨き上げてきた信、威厳がある戦い方をする王騎、美しく余裕のある楊端和、素早く迫力がある動きをする左慈など、それぞれキャラクターの個性が生きたアクションシーンも評価されています。

面白い理由⑨特殊造形

実写映画「キングダム」が面白いと評価される理由9つめは、特殊造形の技術の高さです。あらすじで取り上げた通り、成蟜が従える部下の1人に、人間離れした巨体と力を持つランカイがいます。ランカイを演じたキャストの阿見201は、特殊ボディスーツや特殊脚部装置を着用して撮影に当たりました。人間のリアルな動きを再現した特殊造形も見所です。

面白い理由⑩音楽

実写映画「キングダム」が面白いと評価される理由10個めは、音楽です。実写映画「キングダム」の主題歌に起用されたのは、ONE OK ROCKが歌う「Wasted Nights」です。ONE OK ROCKは、2007年から日本で活動し、2016年9月からはアメリカでも活躍している人気ロックバンドです。

「Wasted Nights」は、2019年にリリースされたONE OK ROCKの9枚目となるアルバムに収録されている楽曲となります。「キングダム」の世界観とマッチした壮大で臨場感のあるメロディやポジティブで明るい歌詞が人気です。サウンドトラックは、作詞作曲家のやまだ豊が手がけました。映画の名シーンに迫力を加える壮大なサウンドとして評価されています。

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キングダムの実写映画版はつまらない?理由を紹介

つまらない理由①時代性を感じない小物やセット

実写映画「キングダム」がつまらない・ひどいと評価される理由1つめは、時代性を感じない小物やセットです。「キングダム」の時代設定は、紀元前3世紀です。建物や登場人物の鎧などの衣装、椅子などの小道具など現代的で新しく見えるといった声も散見されました。セットであることがすぐにわかるといった批判や、世界観が表現し切れていないといった批判もありました。

つまらない理由②美人・イケメンの俳優を使いすぎ?

実写映画「キングダム」がつまらない・ひどいと評価される理由2つめは、美男美女のキャストです。「キングダム」は紀元前3世紀、中国の戦国時代の物語です。実写映画のキャストは、美男美女が多く起用されています。

現実的に考えれば、厳しい戦地で戦い抜いてきた人間が美男美女ばかりなはずがなく、もっと猛々しい容姿容貌をした者が多いと推測されます。キャストが美人やイケメンばかりで、リアリティがないといった批判も見られました。

つまらない理由③クライマックスシーン

つまらない・ひどいと評価される理由3つめは、クライマックスのシーンです。嬴政たちは山の民と手を組んで成蟜から王座を奪還するため咸陽へ向かい、王宮内に入って激しい戦闘を繰り広げます。成蟜の8万人のもの兵力に対し、嬴政たちは数千人の兵力で立ち向かいます。

知略を尽くした戦術があるわけでもなく、信と嬴政たちは持ち前の剣術を生かして敵をなぎ倒し、王の間へと進んでいきます。クライマックスでは嬴政が成蟜と話し合い、成蟜が負けを認めるという終わり方となっています。決着のつき方があっけなかったというひどい・つまらないといった口コミもありました。

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キングダムの実写映画版あらすじネタバレ

あらすじネタバレ①漂にそっくりな少年

映画のあらすじを紹介していきます。紀元前3世紀、7つの国が対立する中国の戦国時代、西に位置する国・秦に信と漂という2人の奴隷の少年がいました。2人は、同じ主人の元で働いていた共で働いていました。漂は、ひどい環境の奴隷から解放されるためには、剣術の腕を磨き上げて出世するしかないと信に教えます。剣術の腕をあげて天下の大将軍になる目標を掲げ、仕事の合間に剣を交え、2人は1万回勝負することにしました。

年月が流れ、信と漂は自己流とはいえ腕をあげていきました。ある日、大王・嬴政に支える昌文君が2人の勝負を目撃します。漂を見込んだ昌文君は、身請けしにやってきます。漂は、自分と同じくらいの力があるとして、信も一緒に身請けしてほしいと頼みますが断られ、1日だけ考えさせて欲しいと返事をしました。その夜、漂は王宮で働くことを決め、信に2人が行き着く先は同じであり、また今度勝負をしようと約束し合いました。

信は、すぐに追い抜くと意気揚々と漂に宣言し、1人で日々鍛錬を積んでいきます。ある夜、1人で小屋で寝ていたところへ、王宮に身請けされた漂がひどい傷を負った状態で戻ってきました。漂は、大王・嬴政の腹違いの弟・成蟜がクーデターを起こしたこと、追手もすぐにやってくることを報告し、信に地図が描かれた場所に向かうよう頼みます。自分たちは一心同体であるとして、天下に連れていって欲しいと言い残し息を引き取ります。

信は漂が持っていた剣をとり、地図に書かれた場所まで走って向かいました。信が立ち去った後、成蟜の追っ手が到着します。将軍の左慈は、漂が影武者であるとすぐに気がつき、自分たちが来た目撃者を消すため村を焼き払うよう命令を下します。刺客の1人である朱凶は、漂の遺体のそばに剣がないことに気がつきました。信が高価な剣を持っていることを見た梟の被り物を被った河了貂は、賊を手引きします。

信は難なく1人で複数人の賊を倒し、目的地までたどり着きました。そこには、漂と瓜二つの少年がいました。驚く中、刺客の朱凶が襲ってきます。少年の正体は秦の王である嬴政であり、容姿がよく似ていた漂は影武者をしていました。成蟜がクーデターを起こし、漂は嬴政と間違われて朱凶に殺されたのでした。朱凶の発言から事実を知った信は怒りに震え、朱凶と元凶を作った嬴政を殺すと宣言し、まず剣を抜いて朱凶に立ち向かいます。

高く飛び上がって勢いをつけた信は、朱凶にひどい致命傷を負わせることに成功しました。トドメを刺そうとしたところ、子供がいるから見逃して欲しいと命乞いをされます。信が迷う中、そばにいた嬴政は容赦無く朱凶を殺しました。そんな中、成蟜の追っ手が近づいてきます。近くにいた河了貂は、抜け道を案内し信と成蟜を助けました。そこで信は、嬴政から漂が危険を知った上で喜んで影武者になることを承諾したと聞かされます。

嬴政への怒りはありましたが、天下の大将軍になるという漂との夢を叶えるため、嬴政を守る道を選びました。それから嬴政、信、河了貂は、西側で合流する約束をしている昌文君に会いにいくことにします。山の民の領土の差し掛かった時、毒矢を使う刺客のムタが襲ってきました。信は竹藪の中でムタを倒しますが、彼が最後に放った毒矢を受け、倒れてしまいます。

一方、成蟜は朱凶が倒され、いまだに嬴政の居処が掴めていない知らせに腹を立てていました。そこへしばらく戦から遠のいていた王騎が昌文君の首を持ってやってきます。王騎が持ってきた昌文君の首は、顔が崩れており本当に彼なのか疑わしいところがありました。しかし、味方にしておいて損はないと考えた成蟜は、王騎が望んだ昌文君の領地を与えることにします。

あらすじネタバレ②昌文君たちと合流

嬴政は毒矢に当たって倒れひどい傷を負った信を背負い、昌文君と合流予定の王族の避暑地へと連れていきます。そこは、もともと秦国と山の民の交流を目的として建設された場所でした。信は解毒の処置を施され、怪我の手当てを受けていました。そこで嬴政は、弟に反乱を起こされた経緯を話します。嬴政の母親は身分の低い舞妓でしたが、成蟜の母親は王族でした。

身分の高い血筋に絶対的な価値観を持っていた成蟜は、嬴政のことを疎ましく思っていました。先代は王座について3年で亡くなり、成蟜は13歳という若さで王になりました。しかし、裏で実権を握っていたのは呂不韋という人物でした。呂不韋が不在の時を見計らって、成蟜はひどいクーデターを起こしたのでした。そこへ、昌文君が軍を率いて合流します。昌文君は、王宮から脱出した時のことを報告しました。

成蟜が村に隠れている間、漂は彼の影武者として軍を率いていました。王騎軍に追い詰められる中、漂は先頭を走って本物の王のように振る舞い味方の士気を高め、軍を救うため1人囮となったといいます。一方、成蟜は呂不韋を討伐するため8万というひどい数の軍を集めていました。成蟜の裏で政権を牛耳っていた呂不韋も王座を狙っているため頼りになりません。

あらすじネタバレ③山の民

秦国は、400年前山の民と親しくしていました。しかし、秦国が一方的に国交を断絶し、ひどい虐殺も行われ禍根が残っていました。成蟜たちは山の民に頼る他に策が思い付かず、住処へと向かいます。河了貂は通訳となり、周囲を取り囲む山の民に、秦国の国王が山の王に会いにきたと説明しました。成蟜たちは拘束され、山の王・楊端和の元へ通されます。楊端和は、400年前の出来事を怒っており、成蟜を捌くといいます。

山の民は、まず拘束されていた信の首を跳ねようとします。成蟜は、王なら憎しみから剣を抜くのではなく、民の行末を考え戦うべきであると説得します。さらに、玉座を取り戻した後、争いをなくすため国境を取り払うことを目標としていると打ち明けた上で、楊端和に協力を求めました。信は山の民の拘束から逃れ、楊端和に力を貸してやって欲しいといいます。

周囲にいた山の民は、400年前にひどい虐殺をされた祖先の無念が晴れないと抗議しました。そんな彼らの言葉に信は、山の民と秦国が協力できなかったことが一番の無念であり、今度こそその無念を晴らすため手を取り合うべきであると口にしました。山の王・楊端和は被っていた仮面を外し、美しい素顔を晒します。秦国と手を組むことを決め、周辺の山からも兵を集めるよう命令しました。

あらすじネタバレ⑤王宮へ

嬴政と山の民の兵力は合わせて3300、それに対して成蟜の兵力は8万でした。作戦は、山の民と山の民に変装した嬴政たちが、成蟜と和平を結びにきたと嘘を言って王宮に入れてもらうというものでした。成蟜側は同盟を結ぶとしますが、王宮には山の王と従者50人までしか入れさせないとしました。王宮と駐屯場は距離があるため、軍が駆けつける前に成蟜を打つ算段となりました。嬴政、信、河了貂もその50人の中に加わります。

王宮の敷地内に入る前に武器と防具を捨てるよう要求されますが、楊端和は400年前に裏切りがあったことから同盟を結ぶまで武装は解かないと返します。成蟜側は、50人しかいないこともあり、武装のまま王宮に入ることを許可しました。成蟜は王宮への門に差し掛かった時に剣を抜いて兵士を倒し、素顔を晒します。兵が入らないよう門をしめ、二手に別れることになりました。

信と河了貂たちのチームは秘密の通路を使って本陣と戦い、成蟜と楊端和たちのチームは正面から囮として王の間を目指します。秘密の通路に入っていった信と河了貂たちのチームは、処刑人・ランカイと遭遇しました。人間離れした巨体と力を持つランカイにひどい苦戦を強いられながらも倒した信たちは、成蟜のいる王の間へと到着します。

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キングダムの実写映画版結末ネタバレ

結末ネタバレ①信と左慈の戦い

結末のあらすじを紹介していきます。成蟜のいる王の間にたどり着くと、そこには元将軍でひどい人斬りの左慈がいました。左慈は優れた剣の腕を持っており、次々と信の仲間を倒していきます。左慈と信の一対一の戦いになり、信は苦戦を強いられます。高く飛び上がった信は、左慈の首に刀を刺して倒します。信と左慈の戦いが終わり、成蟜を残して家臣たちは一目散に逃げ出しました。

秦国の左丞相である竭も逃げ出そうとしますが、河了貂に逃げ道を塞がれ片目を潰されました。竭に刺された河了貂を見た信は、慌てて駆けつけますが、防具をつけていたおかげで無事でした。そのすきに成蟜は、外へと逃げ出し、王宮の前で戦っていた嬴政たちの元へ姿を表します。

結末ネタバレ②俺たちの勝ち

成蟜は、嬴政に切り掛かりますが、腕に怪我を負わされます。嬴政はもっと人の痛みを知るべきだとして、みんなの前で成蟜を殴りつけ、勝利を宣言しました。しかし、成蟜軍はこのままでは反逆罪になるとして、嬴政に再び剣を向けようとしました。ちょうどそこへ王騎軍が駆けつけます。王騎は、嬴政に王政を奪還した後何をするつもりなのかと問いかけました。

嬴政は、中華を一つの国に統一する目標があると語りました。王騎に支える騰は、戦は終わったとして成蟜軍に降参を命じます。立ち去ろうとする王騎に信は、自分は将来天下の大将軍になるから覚えておくよう伝えます。そんな彼に王騎は、戦場で再会しようと声をかけ帰っていきました。敵軍は降伏し、嬴政たちは王座奪還に成功するのでした。

大規模な戦でしたが、王騎が戦場の周辺を取り囲んでいたため、一般市民が傷つくことはありませんでした。さらに王騎は、成蟜に偽物の昌文君の首を持っていき、彼の領地をもらい受けていました。そのため、昌文君の家族も市民も無事でいられました。王座を奪還した嬴政に信は、彼が目標としている中華統一を成し遂げていこうといいます。結末のあらすじはここまでになります。

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キングダムの実写映画版が成功した理由

成功した理由①マーケティング調査

実写映画「キングダム」が成功した理由1つめは、徹底したマーケティング調査です。原作ファンに主人公の信役は誰が適任か調査した結果、山崎賢人に一番票が集まりました。人気があって注目されている分ネット上ではひどい批判もありましたが、映画は大成功を収め、山崎賢人の演技も高く評価されました。

成功した理由②原作者・原泰久も脚本に参加

実写映画「キングダム」の脚本を担当したのは、監督の佐藤信介、「ストロベリーナイト」や「LIAR GAME」の脚本を手がけたことでも知られる黒岩勉、そして原作者である原泰久です。物語の序章とも呼ばれる「キングダム」の王都奪還編は、原作コミックスでは1巻から5巻にあたります。

尺が限られている約2時間の上映時間内に収める必要があり、脚本は何度も改稿され試行錯誤の末ようやく完成しました。原作者である原泰久も脚本に参加したことによって、物語のあらすじが美しくまとまりのある仕上がりになったと評価されています。

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キングダムの実写映画版に関する感想や評価・口コミ

実写映画「キングダム」で秦の王・嬴政役と、信の親友である漂役の一人二役を演じた俳優は、「サマーソング」市原健一役、「トモダチゲーム」片切友一役、「ママレード・ボーイ」松浦遊役などで知られる吉沢亮でした。吉沢亮の演技を評価する感想や、原作の2人に似ていたという感想も多くありました。

あらすじで紹介した通り、河了貂は梟の被り物を被った信たちの仲間です。実写映画「キングダム」で河了貂を演じたのは、「シグナル100」樫村怜奈役、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」四宮かぐや役、「斉木楠雄のΨ難」照橋心美役などで知られる橋本環奈でした。演技力を評価する感想や、はまり役だったといった感想も多くありました。

実写映画「キングダム」の主題歌に起用された楽曲は、ONE OK ROCKが歌う「Wasted Nights」です。「Wasted Nights」は、2019年にリリースされたONE OK ROCKの9枚目となるアルバムに収録されています。「Wasted Nights」の楽曲がカッコ良いという感想、映画の世界観にあっているという感想などもありました。

実写映画「キングダム」山の民の王である楊端和を演じたキャストは、「ショコラ」辰巳千恵役、「コンフィデンスマンJP」ダー子役、「都市伝説の女」音無月子役などで知られる長澤まさみでした。あらすじで紹介した通り、楊端和は嬴政の王都奪還に協力し、共に戦っています。長澤まさみの演技を評価する感想や、はまり役だったといった感想、美しかったといった感想が多くありました。

あらすじで紹介した通り、信は本作の主人公です。実写映画「キングダム」で主人公の信役を演じたキャストは、「佐藤家の朝食、鈴木家の夕食」佐藤拓海役、「トドメの接吻」堂島旺太郎役、「今際の国のアリス」有栖良平役などで知られる山﨑賢人でした。山崎賢人の演技力の高さを評価する感想も多くありました。

あらすじで紹介した通り、成蟜は嬴政の腹違いの弟で、身分の高い血統に絶対的な価値観を置いています。王政奪還編では、クーデターを起こした悪役として登場しました。実写映画「キングダム」で成蟜役を演じたキャストは、本郷奏多でした。ひどい憎たらしい悪役の演技を評価する感想も多くありました。

「キングダム」の王都奪還編は、原作漫画では1巻から5巻に渡る長編の物語です。脚本には原作者の原泰久も加わり、何度も修正された上で脚本が完成しました。映画全体のまとまりがよかったといった感想もありました。

あらすじで紹介した通り、左慈は映画「キングダム」のラスボス的な立ち位置の人物です。左慈を演じたのは、アクション俳優として活躍する坂口拓でした。坂口拓の迫力あるアクションシーンや演技を評価する感想も多くあります。

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キングダムの実写映画版の面白い理由まとめ

実写映画「キングダム」が面白いと評価されている理由や、つまらない・ひどいと評価されている理由、視聴者の感想・口コミ、あらすじなどを紹介してきました。全体的には、つまらない・ひどいという評価・感想よりも面白いという評価・感想が多く見られました。

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