映画キングダムの感想をネタバレまとめ!実写化の評価やキャスト・見どころは?

日本アカデミー賞などを受賞し大人気を博した実写映画『キングダム』。同名の人気漫画『キングダム』の実写化作品である映画『キングダム』はいったいファンからどんな評価を受けどんな感想があがっていたのでしょうか?感想や評価、そして気になる実写映画『キングダム』の見どころなどをネタバレを恐れずにまとめていきましょう!ネタバレのある章には「ネタバレ」と表記しますので映画『キングダム』未鑑賞の方はご注意ください。

映画キングダムの感想をネタバレまとめ!実写化の評価やキャスト・見どころは?のイメージ

目次

  1. 映画キングダムとは?
  2. 映画キングダムの主要キャスト一覧
  3. 映画キングダムのその他キャスト一覧
  4. 映画キングダムの見どころ
  5. 映画キングダムのあらすじネタバレ
  6. 映画キングダムの結末ネタバレ
  7. 映画キングダムに関する感想や評価
  8. 映画キングダムの感想まとめ

映画キングダムとは?

「ONE OK ROCK」が主題歌「Wasted Nights」を歌ったことでも知られる実写映画『キングダム』を皆さんもうご覧になりましたか?今回は日本アカデミー賞など多くの賞を受賞した実写映画『キングダム』の感想や評価、見どころをメインに据えてSNSのファンの方々の声とともに作品をまとめて紹介していきましょう!

2020年を彩る各キャストの最新作についても、BiBiのおすすめをまとめて紹介していきますので映画『キングダム』の感想や評価、見どころととともに是非隅々までチェックしてみてください。

キングダムの実写映画の概要

実写映画『キングダム』は原泰久先生による歴史アクション漫画『キングダム』(2006〜)を実写化したものです。実写映画版の『キングダム』は2018年に原作漫画が50巻を突破したことを記念して制作され、50億円の興行収入を叩き出す大ヒット作になりました。実写映画には珍しく企画会議から原作者の原泰久先生も参加されたため、実写化映画によくありがちな評価「解釈違い」が比較的少ない作品とも言えるでしょう。

その甲斐もあってか、豪華キャストによる大胆な演技とCGの美しさ、そして原作の再現度などが光り、「第44回 報知映画賞」監督賞や、「第43回日本アカデミー賞」では異例の8部門受賞を果たすなど日本映画の底力を見せつける形になりました。海外でもアメリカ、カナダ、ドイツ、韓国、台湾などの国々でも興行を成功させています。

キングダムの実写映画の監督

そんな実写映画『キングダム』のメガホンをとったのは同じく実写化映画『GANTZ』(2011)や『図書館戦争』(2013)、『アイアムアヒーロー』(2016)などの作品で成功を収めている佐藤信介監督です。2008年公開の『砂時計』で原作ありの作品の実写化を成功させ、それ以降多くの作品を実写化させている力強い映画監督の一角です。

佐藤信介監督の代表的な実写化作品

  • 『砂時計』(2008年/原作:芦原妃名子先生による少女漫画)
  • 『GANTZ』シリーズ(2011年〜/原作:奥浩哉先生による青年漫画)
  • 『図書館戦争』シリーズ(2013年〜/原作:有川浩先生による小説)
  • 『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(2014年/原作:松岡圭祐先生による小説『万能鑑定士Qの事件簿IX』)
  • 『アイアムアヒーロー』(2016年/原作:花沢健吾先生による青年漫画)など

多くの漫画や小説を実写化することに慣れており、また原作への丁寧なアプローチも実績がある佐藤信介監督はファンの間でも企画当初から評価されていました。その前評価から更に大躍進を重ねる形で、佐藤信介監督は実写映画『キングダム』をまとめあげ、「第44回 報知映画賞」の監督賞と「第43回日本アカデミー賞」の優秀監督賞、「第10回ロケーションジャパン大賞」の監督賞の3冠を記録しています。

また、佐藤信介監督に率いられるスタッフのなかには『図書館戦争』シリーズや『アイアムアヒーロー』、『いぬやしき』(2018)など佐藤信介監督とともにタッグを組み続けている「河津太郎」さんが引き続き撮影監督としてジョインするなど、経験豊富な撮影陣による画作りは実写映画『キングダム』を重厚感のある歴史アクション映画に仕上げています。

映画「キングダム」公式サイト

映画キングダムの主要キャスト一覧

まずはじめに実写映画『キングダム』のメインキャストに関する情報とともにファンからの評価と感想をまとめていきましょう。2020年現在の予定されている最新作の情報もまとめておきますのでお楽しみに!

信役/山﨑賢人

奴隷からのし上がり将軍になることを夢見る青年「信(シン)」を演じているのは、映画『管制塔』(2011)でデビューを果たして以来、映画『麒麟の翼 劇場版・新参者』(2011)、実写化映画方面ですと『斉木楠雄のΨ難』(2017)や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)など多くの作品に出演している俳優の「山崎賢人」さんです。

山崎賢人さんのアクションシーンや原作漫画の信のように堂々とした立ち振る舞いはファンの評価も高く、この方のように山崎賢人さんの良さを再確認したという感想も相次いでいます。

映画『キングダム』に引き続き、2020年8月公開の映画『狂武蔵』でも山崎賢人さんの勇ましい殺陣を楽しむことができますので気になる方はチェックしてみてもいいでしょう。映画『狂武蔵』では映画『キングダム』でも刃を交える武官「左慈」役の「坂口拓」さんとの共演も観られます。

動画配信サービス「Netflix」では実写化ドラマ『今際の国のアリス』が2020年配信予定で、そちらでは土屋太鳳さんとのW主演が決定していますので気になる方はそちらもチェックしてみても楽しいかもしれません。また、2021年にはロバート・A・ハインライン先生の古典的名作SF小説『夏への扉』の主役「高倉宗一郎」として抜擢されるなど活躍がまだまだ期待出来る模様です。

河了貂役/橋本環奈

野心多き山の民出身の軍師「河了貂(カリョウテン)」を演じているのは、是枝裕和監督の2011年公開映画『奇跡』で10代の銀幕デビューを果たして以来、絶大な人気を誇る女優「橋本環奈」さんです。「かわいすぎるローカルアイドル」や「1000年に1人の逸材」との評価を受けていた橋本環奈さんは映画『セーラー服と機関銃』(2015〜)の主演を果たして以来、ほぼ毎年映画やドラマで活躍をする人気っぷりを発揮しています。

実写映画『キングダム』でもその評価はぶれることがなく多くのファンの方々が「キングダムの橋本環奈がかわいい」との感想をあげています。そのかわいさもさることながら役に溶け込む演技力も必見です。

映画『キングダム』で可憐な姿をみせた橋本環奈さんはなんと引き続き中華モノに出る予定があるようです。それは2020年12月公開予定の映画『新解釈・三國志』にヒントがあります。こちらのネタバレは避けますがいったいどんな作品で橋本環奈さんはどうなってしまうのかも続報に注目してみてください!

嬴政・漂役/吉沢亮

信とともに天下への志を持つ親友「漂(ヒョウ)」と後の始皇帝にあたる冷静沈着な新王「嬴政(エイセイ)」を演じているのは、特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』(2011)でお茶の間デビューを果たし、2013年のテレビドラマ『ぶっせん』や、映画では『リバーズ・エッジ』(2018)や『ママレード・ボーイ』(2018)などでもファンを沸き立たせている新星が「吉沢亮(よしざわりょう)」さんです。

映画ファンだけでなくドラマファン、特撮ファンなどにも愛されている吉沢亮は映画『キングダム』でも「美しい」「カッコいい」「声が綺麗」などのポジティブな感想が多く、迫力のある演技で新王を演じきっています。

直木賞作家の西加奈子先生が「家族」をテーマにつづったベストセラー『さくら』の実写化映画に吉沢亮さんが登場するという情報も入ってきています。2020年11月に公開予定の映画『さくら』での北村匠海さんや小松菜奈さんとの共演にご期待ください。

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映画キングダムのその他キャスト一覧

実写化映画評価のキモのひとつになる「キャストの相性」についてファンの皆さんはどんな感想を持っているのでしょうか?続いては気になる映画『キングダム』のそのほかのキャストについてもファンからの感想と評価をまとめていきましょう。同じくキャストの最新作についてもまとめていきます!

成蟜役/本郷奏多

嬴政の腹違いの弟にして嬴政の暗殺と王位の簒奪を目論む弟王「成蟜(セイキョウ)」を演じたのは2002年に映画『リターナー』で銀幕デビューをした若手俳優「本郷奏多」さんです。本郷奏多さんは、そのほかにも『HINOKIO』(2005)や『テニスの王子様』(2006)、『GANTZ』(2011)、『シネマの天使』(2015)などでもクールな役所や悪辣なキャラクターを演じている演技派俳優のひとりです。

ファンからもその再現の高さや原作漫画『キングダム』のこのあとの展開を知るからこその展望を感じさせる演技力に期待する感想が多くあがっています。またファンのなかには「原作の成蟜と本郷奏多さんがそっくり!」と驚きと喜びの意を示す感想があがるなどキャストの中でも再現度の高さが際立っている一角と言えるでしょう。

また、本郷奏多さんは2020年秋公開予定の映画『戦国ガールと剣道ボーイ』に出演するとの情報があります。まだまだ情報が出回っていない作品ですが気になる方はチェックしてみてもいいかもしれません。

壁役/満島真之介

昌文君(ショウブンクン)とともに嬴政を擁立して王都奪還を目指す副官「壁(ヘキ)」を演じているのは、2010年の舞台『おそるべき親たち』で役者デビューを果たした期待の新星「満島真之介」さんです。2012年の映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』への出演を皮切りに2013年の映画『風俗行ったら人生変わったwww』で主演を果たすなど活躍が注目されている俳優さんでもあります。

満島真之介さん演じる壁は原作のキャラクターががっつり年季の入った髭男なだけに「違和感がある」という感想もあがっていますが、その一方で映画としてキャラクターを立たせるためのアイコンがしっかりしているという感想もあり、映画から壁が好きになったという方も見受けられています。

2020年7月公開の大林宣彦監督の映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』にも満島真之介さんは出演されています。

楊端和役/長澤まさみ

ミステリアスな山の民の長「楊端和(ようたんわ)」を大胆なアクションで演じているのは、小学六年生という若さで映画『クロスファイア』(2000)に出演して以来、絶大な人気を誇っている国民的女優「長澤まさみ」さんです。2003年の主演作『ロボコン』では第27回日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞し、その後も2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』や2006年 『涙そうそう』などでも賞を獲ています。

長澤まさみさんはダイナミックなアクションと意外性ある合致感から多くの賞賛する感想や評価があがっています。そんな長澤まさみさんの努力が実って第43回日本アカデミー賞では「最優秀助演女優賞」を受賞しています。

田中亮監督の『コンフィデンスマンJP プリンセス編』などでも大活躍中の長澤まさみさんはなんと、2021年には樋口真嗣監督の『シン・ウルトラマン』や西川美和監督の『すばらしき世界』にも出演することが明らかになっています。まだまだ幅広い演技がシアターを賑わすことは間違い無いでしょう。

騰役/要潤

王騎(オウキ)将軍の右腕をつとめる武将「騰(トウ)」を演じるのは2001年に『仮面ライダーアギト』でお茶の間デビューをしその後も多くのドラマや映画で活躍する俳優「要潤」さんです。現代物だけでなく時代劇ものでも活躍され、2010年の大河ドラマ『龍馬伝』にも出演された要潤さんは実写映画『キングダム』でも役所は少ないながら遺憾無くその存在感を発揮しています。

ファンの間では、要潤さん演じる騰がカッコいいとの感想が後を絶ちません。王騎役の大沢たかおさん共々続編に期待する感想もまた要潤さんについてはあがっている期待株の一角と言えるでしょう。続編の公開予定日はまだ未定ですが、おそらく要潤さんの名前が大沢たかおさんとともにまた轟くことでしょう。

王騎役/大沢たかお

秦国が誇る大将軍「王騎」を堂々と演じるのは、王騎の役作りのためにトレーニングを重ね肉体改造を試みた俳優「大沢たかお」さんです。大沢たかおさんは1995年のドラマ『星の金貨』で大ヒットしたのちに映画『ゲレンデがとけるほど恋したい。』(1995)でも主演をつとめ、それ以来数多くのドラマや映画で活躍され、映画『地下鉄(メトロ)に乗って』(2006)やドラマ『JIN-仁-』(2009)での受賞歴もある力強い俳優さんです。

ファンの間でも実写映画版『キングダム』の見どころとしてパンプアップされた大沢たかおの堂々たる演技を評価する声は止みません。柔和な口調に豪傑な所作など顔立ちの系統は違うもののまさしく王騎将軍であったとの感想が多く挙がっています。

王騎将軍役のためのパンプアップなどが話題になっている大沢たかおさんですが、2020年は1月公開の『AI崩壊』でも大活躍をされています。古代中華世界とは真逆の世界観ですが気になる方はご覧になってみてください!

昌文君役/高嶋政宏

信と漂の命運を変えることになる進言を嬴政に齎した政治家「昌文君(ショウブンクン)」を演じているのは1984年の映画『トットチャンネル』で俳優デビューをして以来日本には欠かせない俳優のひとりとして活躍している「高嶋政宏」さんです。数多くのドラマや映画で高い評価を得、5度の大河ドラマ出演経験など時代劇にも精通している高嶋政宏さんは映画『キングダム』においてもしっかりと若手を支えて存在感を放っています。

ファンからの感想でも多く「安定している」「安心してみられる」との声があがっており、実写映画『キングダム』が若手の才覚とベテラン俳優の演技力の光る映画として評価されていることが伺えます。

実写化映画から歴史映画まで幅広く役柄をこなしていくことでも定評がある高嶋政宏さんはなんと2020年に実写化映画でまたファンを湧かせてくれそうです。その名は『映像研には手を出すな!』。同名の漫画を実写化した映画『映像研には手を出すな!』が2020年9月25日に公開です。

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映画キングダムの見どころ

実写映画『キングダム』のキャストに関する評価や感想をまとめてご紹介してきました。今度はBiBiがおすすめする実写映画『キングダム』の見どころをネタバレなしでまとめていきましょう!

見どころ①原作のスケールに負けない壮大さ

実写映画『キングダム』の見どころのひとつは物語の山場に展開される王都奪還のための壮大な大立ち回りやアクションシーンです。これには広大なロケ地として本場中国の浙江省寧波市象山県にある映画村「象山影視城(ぞうざんえいしじょう)」などをメインとして「象山平原」や日本国内の山野などを縦横無尽に駆け回るキャストたちはリアリティがあり、実写映画『キングダム』の見どころ満載なシーンを彩っています。

「象山影視城」は2003年のテレビドラマ『神雕侠侶』の撮影セット群として建築された比較的新しい映画村で、2012年の映画『項羽と劉邦 鴻門の会』やテレビドラマ『蘭陵王』(2013)などの多くのドラマや映画でも使用されているほか、観光地としても有名なスポットのひとつです。

そんな巨大な「象山影視城」に投入された大勢のエキストラやキャストたちと自然なCGによる加工は、実写映画『キングダム』の見どころとして挙げられるほどに迫力のあるものとして仕上がっています。

見どころ②古代中国の世界観

また実写映画『キングダム』の見どころとして外せないのは原作漫画『キングダム』の見どころでもある群雄割拠な古代春秋戦国時代を難しく敷居が高くならない範囲で展開させていくバランス感覚にあります。史実に詳しい方が喜べる要素ももちろん多く含まれていますが、それ以上にダイナミックな大衆映画に落とし込むことで見どころとなるシーンに緩急がつき様々な層に楽しんでもらえるという評価があるのです。

公開当時50巻というボリュームと映画の134分という時間の短さのなかで、実写映画『キングダム』がいい意味での要素のオミットを原作者の原泰久先生の協力のもとかけたことは、感想の良し悪しは分かれるものの50億円を超える興行という成果からも評価は概ね好評といえるものになっていると言えるでしょう。より深く世界観に浸りたい場合は原作漫画を楽しむというのがおすすめです。

見どころ③楊端和役の長澤まさみの演技

実写映画『キングダム』の見どころとして大きく評価されているBiBiも太鼓判を押せるポイントが長澤まさみさん演じる楊端和のアクションなどアクティブでカッコいい演技です。山の民の首魁というかつてない配役を見事に演じきり殺陣もしっかりとこなす長澤まさみさんの姿は見どころのひとつとして挙げられます。

ネタバレを避けるため何が起こるのかは多言を控えますが、長澤まさみさんの殺陣の美しさや華やかさは、普段の長澤まさみさんのかわいらしさや柔らかさといった印象を吹き飛ばすには十分なものになっているとお伝えしましょう。長澤まさみさん演じる楊端和の見どころとして、中盤以降の指先まで行き届いた所作にも注目してみてください。

見どころ④大沢たかおのインパクト

実写映画『キングダム』の隠しダネでもあり見どころでもあるのが大沢たかおさん演じる大将軍王騎の存在です。ファンの間でも意外性に驚く声があがるなかでなぜ大喝采を受けるのかは実際に実写映画『キングダム』で大沢たかおさんが大立ち回りをきめているシーンを観ていただけるのが一番でしょう。大迫力の大沢たかおさん演じる王騎は間違いなく実写映画『キングダム』の見どころとして君臨しています。

また、原作漫画を少しネタバレしてしまうと実写映画『キングダム』の続編ではこの大沢たかおさん演じる大将軍王騎が話の中心に踊り出る可能性があるのです。実写映画『キングダム』ではどのような伏線を展開するのか?どんな活躍をするのか?迫力満点の大将軍王騎の動向にもご期待ください。

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映画キングダムのあらすじネタバレ

次に気になる実写映画『キングダム』のあらすじをネタバレを含みつつまとめて紹介していきましょう!実写映画『キングダム』初見の方向けにネタバレは最小限にしていますが、どうしてもネタバレが気になる方は章題に「ネタバレ」を含む項を飛ばしてお楽しみください。

あらすじネタバレ①信と漂の出会い

時は紀元前の春秋戦国時代と呼ばれる動乱の時代。7つの国が覇権を争う中華の地で、少年「信」は戦災孤児として焼け出され奴隷として売り飛ばされた先で同じ戦災孤児の「漂」と出会います。そして幼き日に目撃した大将軍王騎の姿に「ふたりで天下の大将軍になる」という夢を共有し、奴隷としての閉塞感ある人生を打破すべく鍛錬に明け暮れることになるのです。

あらすじネタバレ②王の身代わり

しかしそんな平穏な日も、漂が昌文君に取り立てられ王都へと身柄を買われていったことで変化していきます。ひとり残された信は漂を案じつつも日々を送りますが、なんとそんな信の元に瀕死の重傷を負った漂が帰ってきてしまうのです。

追っ手の兵たちや漂と瓜二つの青年「嬴政」との出会いが否応がなく「漂が嬴政の身代わりにならねばならなかった」「嬴政のせいで漂が死んだ」という念に変わりますが、その一方で嬴政から語られる言葉と漂の願いに信は嬴政と共に王都を奪還することで、漂の願いを叶えることを己の信念として据え直すことになります。そして嬴政もまた、信頼し心を砕いていた漂と信の絆と想いを汲んで、信に背中を預け激闘に身を置くことになるのです。

あらすじネタバレ③山の民

そうして味方との合流を図る信と嬴政は道中に「河了貂」とも協力しながら拠点へは辿り着くことに成功します。しかし、王都を制圧している弟王「成蟜」の軍勢数と地の利の関係からすると王都である「咸陽」に陣取っている「成蟜」の軍勢を覆すことは困難であることが、合流した昌文君の分析もあり明らかになってしまうのです。

悩む一行は、そして長きにわたりお互い不可侵を暗黙の了解としていた「山の民」との同盟という奇策のため、山の民の領土に足を踏み入れることになります。そして、緑深い山林の奥深くで仮面に身を包んだミステリアスな山の民の首魁「楊端和」と対面することになり、山の民と七つの国、ひいては秦国との暗い過去が明かされますます険悪な雰囲気になります。そんななかでも信と嬴政はひるむことなく説得にあたるのです。

山の民はもちろん同盟を最初は断りますが、信と嬴政の「ある選択」によってあり得ないはずの同盟は結ばれ、まとめあげられた軍勢とともに成蟜の鎮座する咸陽へと侵入を果たし映画は見どころでもあるクライマックスへと突入していきます。

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映画キングダムの結末ネタバレ

王都咸陽奪還に向けて山の民とともに「ある秘策」を打ち立てる信と嬴政。果たして実写映画『キングダム』の結末はどのような形を迎えるのか?気になるクライマックスについてもネタバレを含みつつまとめていきましょう!

結末ネタバレ①左慈との戦い

王都咸陽へ「ある秘策」を行使して侵入を果たした信たち。その行く手を遮るのは、巨躯に怪力を備えた阿見201さん演じる処刑人「ランカイ」だけではありませんでした。なんと、元将軍という強大な肩書きをもつ武官「左慈」でした。坂口拓さん演じる左慈は原作漫画にも登場するキャラクターですが、映画1作目のテーマ性を強調するために原作にはない「元将軍」という信が辿り着くべきステージに立つ強敵として登場します。

その居合抜刀術のような剣技はアクロバティックで柔軟な戦法をとり王都軍を圧倒した山の民すらも寄せ付けず、信はここで真価を問われることになりました。そして、壁の決死の特攻の末、信はこの左慈を端的にご紹介すれば突破することになります。どのように左慈を乗り越えたのかはここも見どころになりますので実際にご覧になってみてください。

結末ネタバレ②新たな決意

そうして武官左慈を下した信と嬴政は成蟜に対して「ある決断」を下し、王都を制圧していた成蟜軍に対しての処遇を決めます。その先で「ある人物」との問答を行うことになるのですがこのシーンもまた映画『キングダム』のテーマに沿った見どころシーンなので詳細はあえて伏せさせていただきます。信と嬴政はこの問答の先に、天下覇権を巡る大いなる闘いへの闘志を燃やし、そしてその闘志を勝ち鬨に変えて王都奪還を宣言するのです。

かくして1作目にあたる実写映画『キングダム』は次なる闘いを予感させながらも一本の映画として完結するエンディングを迎えます。続編は2020年9月現在製作中とのことなのでその先に何が起こるのか気になる方は是非、映画に加えて原作漫画『キングダム』を楽しんでみるといいでしょう。

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映画キングダムに関する感想や評価

最後に続編も期待されている映画『キングダム』の感想や評価の総評をSNSの声からまとめてご紹介しましょう!

この方は映画『キングダム』ではじめて『キングダム』の世界観に触れファンになれたと言う感想をあげています。映画の興行収入の莫大さから考察できる通り、50巻記念に放映された実写化映画『キングダム』は原作漫画のファン層を増やすと言う意味でも成功を納めたということも伺える感想です。

実写化映画の旨味はファンにとってはアニメ化同様自分の好きな作品が映像としてドラマティックに展開されることですが、この感想をみるに実写化における製作陣や出版社、そして何よりも原作者へのファンの声がフィードされ健全なモチベーションに繋がる助けになっているのだということがわかるでしょう。その点でも実写化映画『キングダム』は成功していると考察できます。

この方は歴史映画は得意ではないけれども口コミで映画『キングダム』をご覧になったようです。豪華なキャストに加えわかりやすい展開で観やすいのだという感想は多くみられます。歴史映画にとっかかりづらい印象を与えがちな予備知識や教養などの敷居を映画『キングダム』は極力取り払えており、馴染みやすくそしてテーマを楽しむことが出来る作品であることが伺えます。

この方は2回にわたり映画『キングダム』を楽しめているようです。原作漫画の持っている細やかな設定力や世界観を下地としつつも120分級映画で遜色なく醍醐味を楽しめるように編集した手腕は、数々の実写化作品で成功を納めた佐藤信介監督の勘所とその佐藤信介監督の強みをよく理解したスタッフたちの協力の賜物と言えるでしょう。

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映画キングダムの感想まとめ

実写映画『キングダム』の感想や評価のまとめ、そして各キャストの2020年おすすめの最新作情報についてのまとめはいかがでしたか?続編映画などの企画やアニメ、そしてもちろん原作漫画『キングダム』の世界はまだまだ広がっていきます。原作漫画『キングダム』は最新刊となる第59巻コミック版が2020年9月18日に発売予定、アニメシリーズも続々放送中と追い風の『キングダム』。気になるところからチェックしてみてください。

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