【キングダム】漂の死を考察!本当は生きてる?信との絆や政の影武者になるまでを解説

中国の春秋戦国時代を描いた『キングダム』には漂というキャラクターが登場します。漂は信の幼馴染でしたが、秦国王の政に似ていることで身代わりとなって物語の序盤で死んでしまいます。1話では誰に殺されたのか分からない状態でした。しかし『キングダム』の考察では漂が生きてるのではないかといわれています。この記事では、『キングダム』の漂が本当に死んでしまったのか、また誰に殺されたのかなど考察をまとめています。

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目次

  1. キングダムの漂とは?
  2. キングダムの漂の死を考察!本当は生きてる?
  3. キングダムの漂と信の関係や絆
  4. キングダムの漂の政の影武者になるまでの活躍や名シーン
  5. キングダムの漂に関する感想や評価
  6. キングダムの漂まとめ

キングダムの漂とは?

キングダムの作品情報

漂は『キングダム』に登場するキャラクターです。登場回数は少ないものの、物語を動かす重要な役割を持っていました。しかし漂は『キングダム』の1話で死亡してしまいます。ここでは漂が誰に殺されたのか、本当は生きてる説など考察をまとめる前に、『キングダム』の原作情報をまとめています。

キングダムの概要

『キングダム』とは2006年から「ヤングジャンプ」で連載されている青年漫画です。中国の春秋戦国時代を舞台に、信という主人公を中心に物語が展開します。単行本の売上部数は58巻時点で6,600万部を越えている人気作品です。2011年にはアニメ化され、2020年までに第3シリーズが放送されています。2018年には単行本50巻達成を記念して実写映画化されました。

キングダムのあらすじ

『キングダム』の主人公・信は奴隷の少年でした。信はずっと奴隷のままでは嫌だと思い、外に出る時は同じ奴隷の漂と一緒にこっそり剣の稽古をしていました。しかし漂の死をきっかけに物語は大きく動き、政と出会います。政は秦国王で、王弟が反乱を起こしたことで王都を追われていました。漂と政は山の民と同盟を結び、王都奪還のために戦います。

漂のプロフィール

漂とは信の幼馴染で奴隷の少年です。要領が良く何でも器用にこなすため、里典の息子からも好かれていました。信と一緒に稽古して奴隷生活から抜け出し、いつか天下の大将軍になることを夢見ていました。

漂は史実上存在していた?

政は始皇帝になった「嬴政」、信は秦国の武将として名を残した「李信」という史実上の人物がモデルになっています。しかし、漂のような人物は史実上存在していません。ただ『キングダム』の考察では、史実上嬴政と幼馴染で親友だった丹がモデルになっているのではないかといわれています。丹は嬴政の暗殺を企み、李信に斬られて死亡してしまいます。これにより嬴政は李信を信じるようになりました。

このエピソードは王都奪還戦の反乱のエピソードにも似ています。王都奪還戦も史実にはないオリジナルのストーリーなので、丹が漂という人物と反乱エピソードのモデルとなっているのではないかといわれています。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの漂の死を考察!本当は生きてる?

漂の最後のシーンは?誰に殺された?

『キングダム』では漂が誰に殺されたのか詳しく描かれていません。漂の最後のシーンは『キングダム』の1話で描かれていますが、漂が信のところへ戻った時にはすでに致命傷を負っている状態でした。そのためこの時は誰に殺されたのか分かりませんでした。他の人の回想でも漂が誰に殺されたのか、致命傷を負った時の描写はありませんでした。

なぜなら、漂は政の弟が反乱を起こして逃げる時に一緒にいた昌文君の軍と離ればなれになってしまったからです。昌文君と逃げていた漂は、今まで隠居状態だった王騎に突然襲われてしまいます。漂は王騎軍から昌文君を助けるために囮となったのです。なぜ漂が囮になったのかというと、今後政が生き延びるためにはなんとしても昌文君とその軍が必要だと判断したからです。

そのため、昌文君が最後に漂を見たのは王騎軍に追われる姿でした。状況から王騎が漂を討ったように見えますが、この時王騎の狙いは昌文君でした。王騎はこの後、昌文君と昌文君が治める領地を守るために偽の昌文君の首を用意しました。昌文君の首をとったと嘘をつくために襲うふりをしただけで、殺すつもりはなかったようです。そのため、王騎は深くまでは漂を追っていないといわれています。

しかしこの時昌文君と別れてしまったことで、漂は一人で王弟の息がかかった追手から逃げなければならなくなります。その時に、追手からの攻撃で致命傷を負いました。実際に漂が致命傷を受けた時の描写はありませんが、誰に殺されたのかは信と政が初めて会った時に判明します。一体誰に殺されたのかというと、徐完という「朱凶」の刺客一族の者です。

徐完は「この俺が致命傷を与えながらも逃したのは奴が初めてだ」と言っていました。状況的に追手の中で一番早く追いついていたことから、徐完が致命傷を与えたに違いないといわれています。

漂が王都に行った理由

『キングダム』の漂は信とは違い、早くから王都に行くことになりました。その理由は政にそっくりだったからです。漂は政の影武者として王都へ行くことを許されたのです。その理由は身請けの時には語られず、王都に到着してから王の身代わりになってもらうために連れてきたことを政が説明しました。漂は政の影武者になることを拒否するどころか誇りに思っていました。

漂は本当は生きてる?生存説を考察

漂は『キングダム』の1話で死亡してしまうのですが、漂は生きてるのではないかという考察があります。特に実写映画しか見ていない方が漂は生きてると考察しているようです。なぜなら映画では原作とは違って漂が死亡した後に村が焼き払われています。村が焼かれた時に身を隠したといわれていますが、原作では村は無事で里典は漂の葬儀を行いました。それだけでなく漂はよく信の精神世界に登場します。

漂が王都奪還戦で無理をしそうになった時には、精神世界で止めました。また、信が死にそうになった時にも漂は登場しています。漂がこれだけ死んでいるという演出がされているので、生きてる可能性は低いと考えられています。生きてるなら、信がピンチのときに訪れる可能性が高いといわれているのですが、これまで何度もピンチに陥った信の元には現れていません。

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キングダムの漂と信の関係や絆

信との関係①出会い

信と漂の出会いは『キングダム』の1話で描かれています。信は戦争孤児で奴隷としてある村の里典という者に買われます。里典の元にはもうひとりの奴隷がいました。その奴隷が漂でした。漂と信は奴隷として里典の納屋で一緒に暮らしていました。信は漂とは違い要領が悪いためミスをしては里典に虐げられていました。里典の子どもを睨みつけただけで鞭で叩かれる毎日です。

里典は戦争孤児として仕方なく面倒を見てやっているんだから恩を返せと言います。そんな生活を続けていた信は今すぐに逃げ出してやると叫びます。しかし信よりも聡明な漂は、今出ていっても生活力がない自分たちはすぐに餓死すると言いました。だったら盗賊にでもなると言って拗ねる信に、漂はそんなもんになるために鍛えているわけではないと冷たく言い放ちます。二人はある夢のために毎日稽古をしていました。

信との関係②試合の回数

信と漂は木で作った剣を使って二人で打ち合いの稽古をしていました。これまで1253戦しており、信は332勝334敗587引き分け、漂は333勝332敗587引き分けでした。この戦績から、信と漂の力は五分五分であることが分かります。1253戦もしていることに、昌文君も最初は冗談だと思っていました。それが本当だと分かると、激しい打ち合いを千を越えて続けるなど正気の沙汰ではないとまで言われています。

信との関係③信が持っている剣

信が持っている剣は漂が使っていた剣です。漂は昌文君によって身請けされた後、王都で政の影武者になりました。しかし間もなくして王都では呂不韋の不在を狙って政の弟が反乱を起こします。秦国の軍は反乱軍に落ち、政を王都から逃がすために漂を身代わりにして昌文君と共に脱出します。しかし王騎が現れたことで、漂は囮となって追手を一身に引き受けることになります。

その後追手として現れた刺客の徐完の攻撃によって致命傷を負います。自分の死期を悟った漂は信の元に向かい、ある地図を渡しました。そしてその地図に書かれた黒卑村へと行くように言いました。漂はもし自分に何かあれば信を頼るよう政に伝えていたのです。漂は信に政のことと自分の夢のことを託して死んでしまいました。その時に漂が持っていた剣が今信が戦で使っているものです。

信はこの剣を使ってあらゆる戦に出ています。槍や剣を受け止めていますが、剣が砕ける様子はありません。王騎の矛を受け継いだ後も背中に漂の剣を担いでいます。

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キングダムの漂の政の影武者になるまでの活躍や名シーン

漂の活躍①昌文君との出会い

漂と昌文君との出会いはまだ奴隷時代のことです。漂が信といつもの稽古をしていた時に、たまたま近くを通りかかった昌文君はその稽古の様子を見て馬を止めます。昌文君は馬車から降りて近くまで歩いていくと、ちょうど二人の勝負の決着がつきました。突然近づいてきた昌文君に気を取られた信を漂は狙い、勝利することができました。

信は昌文君のせいで負けたと文句を言おうとしましたが、漂はその身なりを見て昌文君が士族に違いないと思って止めます。昌文君はあまりに激しい打ち合いだったので、信と漂が喧嘩をしていると思っていました。しかし稽古をしていたと知って驚きます。さらには中華全土に二人の名を響き渡らせる天下の大将軍になると言う信と漂に驚いて笑いますが、昌文君はこの出会いがこの先国を切り開くものになると思いました。

昌文君はその後すぐに里典の元へと向かい、漂を身請けしたいという話をしました。もちろん階級が上の昌文君に里典が逆らえるはずもありません。昌文君は漂に召使いのような役割ではなく、ある任についてほしいと言います。漂は自分が仕官になれるのであれば信もその能力があると推薦したものの、昌文君は漂だけを連れて行くと言いました。

信を連れて行ってもらえないと知った漂は、少し考えさせてほしいと言って時間をもらいました。その夜、漂は信と最後の稽古をして別れを告げました。こうして漂は昌文君に連れられて王都へ向かい、信は漂に追いつくために一人で鍛錬を続けました。

漂の活躍②将としての活躍

漂が王都へ行ってからどのような生活を送ってきたのかは、壁や政の回想で分かります。漂は王都に連れられ早速役割を聞かされます。何かの役割を担うと昌文君に言われていましたが、その役割とは秦国王の身代わりでした。政は自分の身代わりになるということは敵に一番に狙われ、漂に刃が向かうかもしれないということだと言います。

その言葉に沈黙する漂を見て政は声も出ないほど恐れているのかと思いました。しかし漂は王に対して言葉を発して良いのか分からなかっただけでした。漂は昌文君に了解を得て喋りだし、大任を受ける事ができるとは夢にも思わなかったと笑顔で言いました。それから漂と政の関係は良好だったようです。そして王弟が反乱を起こしたことでついに漂は役割を全うすることになります。

弟の反乱によって王都を追われた政を助けるために漂は昌文君と共に王都を出ます。しかしそこに王騎が追ってきました。まさか王騎がここで現れるとは思わなかった昌文君達は戦意喪失しかけます。そんな軍を鼓舞したのが漂だったのです。漂が身代わりであることは昌文君と壁しか知りませんでしたが、その正体を知っている壁から見ても皆を率いている姿は下僕ではなく将だったと語っています。

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キングダムの漂に関する感想や評価

『キングダム』の漂は早くに死んでしまったキャラクターですがとても人気があります。漂をひと目見て好きになったという方も多いようです。顔は同じ政とは全く違う魅力があるキャラクターでした。だからこそ死んだ時は実は生きてるのではないかとずっと思っていたという声もありました。漂が生きてる世界について考えている方もいました。

『キングダム』の原作を知らずに映画を見た方は、映画の予告で殺された漂が実は生きてるという展開だと思っていた方がたくさんいたようです。そのため、映画を見て漂が死んでしまったのを知って驚いたという声もありました。生きてると信じたい方の中には、殺されたのが実は政で王として君臨しているのは漂なのではないかと考察されている方もいました。

『キングダム』では反乱で逃げる漂と昌文君の軍を王騎が襲いました。しかし漂が囮になってからの出来事は詳しく語られていないので、誰に殺されたのか気になっている方もいました。一応徐完に致命傷を負わされたことが分かっているのですが、刺客によってこんなにあっけなく死ぬのは信じられないという声もありました。

また、誰に殺されたのかはさておき漂が昌文君と別行動をしてしまう原因となってしまったのは王騎です。王騎はかっこいいと人気なのですが、漂の死んだ原因にもなっているので複雑だという声もありました。

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キングダムの漂まとめ

『キングダム』の漂は登場回数は少ないもののとても人気が高いキャラクターです。しかし1話で政の身代わりとなって死んでしまいました。誰に殺されたのかというと漂を追ってきた刺客の徐完でした。漂の仇は既に討っており、徐完は漂と政によって殺されました。漂は死んでしまったものの、よく回想シーンなどで登場します。特に重要な場面で登場しているので、ぜひ『キングダム』で登場シーンを読んでみてください。

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