【地縛少年花子くん】花子くんの本名は？正体・過去や死んだ理由をネタバレ解説

『地縛少年花子くん』の主人公である花子くんは、飄々としながらも寧々を前にすると少しだけ弱々しい姿を見せるキャラでした。しかし、花子くんは人殺しや悪霊などと言われることもあります。それを否定したい寧々は花子くんの正体を探ることになりますが、それがきっかけで花子くんの正体と過去が明らかになっていきます。そこでここからは、『地縛少年花子くん』の作品情報を交えつつ花子くんの正体や過去をネタバレしていきます。

『地縛少年花子くん(じばくしょうねんはなこくん)』とは、2014年から月刊Ｇファンタジーにて連載中のあいだいろによる怪異・コメディ漫画です。本作は主人公・花子くんを始めとする七不思議と個性的な人間の関係を描いた怪異譚が描かれており、2021年4月時点でシリーズ累計発行部数が600万部を突破する人気作品となっています。

ここでは『地縛少年花子くん』のあらすじを簡単にネタバレします。本作の舞台となるかもめ学園では、女子トイレに住む「トイレの花子さん」を呼び出して願いごとをすると叶えて貰えるという怪談が噂されていました。

そこでかもめ学園に通う少女・八尋寧々(やしろねね)は、好意を寄せている源輝と付き合えるようにしてもらおうとトイレの花子さんに呼びかけます。しかし、そこに現れたのは怪異の少年・花子くんでした。その後、寧々は恋を成就させるために花子くんのアドバイスを受けながら奮闘しますが、とうとう限界がきて縁結びの力があるとされる「人魚の鱗」を飲み込み、知らずに魚になる呪いにかかってしまいました。

魚になった寧々を見た花子くんは人魚の呪いを抑えてやる代わりに助手として働くことを要求します。一生魚として過ごすよりも助手の方が良いと判断した寧々は花子くんの要求を了承。こうして花子くんと寧々は、学校七不思議に関わる問題解決に奮闘することになるのでした…

『地縛少年花子くん』に登場する花子くんは、かもめ学園旧校舎の3階女子トイレにいる本作の主人公です。七不思議七番「トイレの花子さん」が花子くんの正体。黒髪に金色の目、学ランに学生帽という服装が特徴的で、左頬には「封」の記載された札が貼られています。かもめ学園では七不思議を統治するリーダーとして、人間と怪異の関係を正しく保つのを仕事としており、怪異と戦う時は非常に強い力を発揮していました。

『地縛少年花子くん』の序盤から登場した花子くんでしたが、彼はどこか謎めいた雰囲気をしており、普段明るく振舞ってはいても時々暗い表情を見せたり過去に人を殺したという事実を打ち明けたりすることがありました。寧々はストーリーが進むにつれて、そんな花子くんの正体について気になり始めています。少しづつ見えてきた花子くんの正体と過去は過酷でした。そこでここから、花子くんの過去と正体・本名をネタバレしていきます。

まず初めにネタバレするのは花子くんの本名です。寧々が呼んでいる名前「花子くん」というのは七不思議の「花子さん」から名付けられたものであって、本名ではありません。七不思議五番目「16時の書庫」の土籠(つちごもり)先生が登場したシーンで、花子くんの過去と本名が明らかになっています。その過去の本名が「柚木普(ゆぎあまね)」です。あまねこと花子くんは、現在寧々が通っているかもめ学園中等部の生徒でした。

『地縛少年花子くん』の原作3巻、アニメ第2話で花子くんが人を殺した過去が明らかになっています。そのシーンで注目されたのが彼が持つ包丁です。その包丁はかつてそれで人を殺したことを象徴していました。そしてその後、花子くんの見た目と全く同じ姿をした弟・つかさが登場するのですが、その時に花子くんが殺した人物が弟のつかさであることが明らかになっています。

花子くんは弟・つかさを殺害後、花子くん自身も亡くなっています。なぜ亡くなったのか？その理由は明らかになっていません。そこで花子くんが死亡した理由をネタバレしながら考察していきます。まず、可能性として挙げられる1つ目の理由は「弟を殺した後悔」です。

殺害したのが実の弟であれば、当然弟を殺してしまったという後悔が大きく出るはず。つまりその後悔に苛まれたことで自殺したということです。花子くんはつかさと再会した時にどこか怯えたような雰囲気をしていたので、その雰囲気を見ると少なからず後ろめたい気持ちがあると考えられます。

続いて2つ目の理由は「事故死」です。この理由については不幸としか言いようがありませんが、花子くんことあまねが何らかの事故に巻き込まれて亡くなった可能性もあります。土籠先生は「あんなガキのうちに死ぬはずじゃなかった」と話しているのですが、土籠先生の未来を予知する能力で見た未来は変えることができません。しかし花子くんはその未来を変えているので、予期せぬ出来事が起こったと考えられます。

続いて3つ目の理由は「誰かに殺された」ということです。作中で司は怪異となっており、彼は自身の力で怪異を生み出すことができます。そこで、つかさは自分を殺害した花子くんを生み出した怪異で襲わせた可能性も考えられます。また、つかさを殺害したことで誰かの恨みを買ったことで殺されたというのも考えられる可能性の1つです。

上気の名言は「人魚の鱗」を飲み込んで人魚になってしまった寧々を助ける時に、花子くんが放ったセリフです。このセリフの意味は労働力が欲しいというものでしたが、それを勘違いした寧々の反応が面白い演出となっていました。

上記の名言は原作2巻で描かれた七不思議の1つ「ミサキ階段」の暴走を止めたヤシロに対して放った花子くんのセリフです。ヤシロがミサキ階段の依代を解放したからこそ、怪異の暴走を食い止めることができました。そこで花子くんはヤシロの頬にキスします。突然キスされたことで動揺するヤシロにこのセリフで追い打ちをかけていました。

上気の名言は原作4巻で眷属であるヤシロを連れ去ろうとした人魚を、花子くんが撃退したと同時に放ったセリフです。ちなみにこのセリフは寧々の運命を知った状態で放った言葉となっています。

上気の名言は原作5巻で、境界に閉じ込められたヤシロを助けた花子くんが彼女に対して放ったセリフです。花子くんは「困った助手だね」と言いながら笑っていますが、その表情から距離が縮まっているのが分かります。花子くんはヤシロのことを微笑ましいと感じているのでしょう。

上気の名言は原作5巻で、過去のあまねが境界の扉を巡っているヤシロに対して放ったセリフです。あまねは傷だらけで涙を流していました。素直に泣いていることが恥ずかしかったのか、それをヤシロが指摘するとあまねは逃げ出してしまいます。普段から花子くんは飄々としていますが、それがギャップを生んで魅力的に見えます。

上気の名言は原作6巻で、ヤシロが花子くんの頬に唇を落とした後に「元気の出る…おまじない…な、なんて…」と言ったセリフに対して花子くんが放ったセリフです。花子くんは不意打ちを食らったことで初めて顔を真っ赤にさせます。一方、キスしたヤシロも顔を真っ赤にしていました。その後2人とも目が合わせられなくなっているなど初々しい姿が描かれています。

上気の名言は原作8巻で、花子くんが教室で寧々に放ったセリフです。ヤシロは光が落ち込んでいることを心配し、励ましてあげたいと花子くんに相談します。しかし花子くんはそれに嫉妬し、ヤシロに抱き着いて構って欲しそうにしていました。

上気の名言は原作8巻で、怪異に巻き込まれて過去に戻ってしまったヤシロに対して花子くんが放ったセリフです。ヤシロが出会ったのは小学生の頃のあまねでした。寧々は彼の言動や雰囲気から過去の花子くんだと気付きますが、一方で花子くんことあまねは寧々のことを知りません。そんな寧々に「タイプ」と言っていることから寧々が花子くんの好みの女性であることが分かります。

上気の名言は原作9巻で、寧々と同じクラスにいた花子くんが寧々に対して放ったセリフです。ある日、ヤシロが登校すると、生きたあまねがいました。あまねは寧々に「おはよ」と挨拶を交わします。このシーンは平和な世界が描かれており、花子くんが殺したはずのつかさが生きていることで、罪を背負っていないあまねと一緒に暮らしていけるような状況でした。

『地縛少年花子くん』の主人公・花子くん/あまねを演じた声優は、芸能事務所「Breathe Arts」で声優、歌手、女優として活動する緒方恵美(おがためぐみ)です。緒方恵美はテレビアニメ『幽☆遊☆白書』の蔵馬でデビューを果たした声優で、1992年から活動をスタートしています。どうやら、『幽☆遊☆白書』のオーディションで披露した蔵馬の声がそっくりだったことが採用されるきっかけとなっているようです。

『地縛少年花子くん』の花子くんのような少年役を演じることが多いのですが、中世的な役や大人の女性まで非常に幅広い役柄をこなすことでも知られています。また少女と少年の声色の使い分けという難しい演技をこなすことができるようで、『カードキャプターさくら』、『遊☆戯☆王』などでは全くことなる人格を伏せ持つキャラクターを担当していました。

• 1992年～：幽☆遊☆白書(蔵馬 / 南野秀一 役)
• 1993年～：美少女戦士セーラームーン(天王はるか / セーラーウラヌス 役)
• 1994年～：キャプテン翼J(三杉淳 役)
• 1995年～：新世紀エヴァンゲリオン(碇シンジ 役)
• 1998年～：遊☆戯☆王(武藤遊戯 役)
• 2002年～：SAMURAI DEEPER KYO(真田幸村、穴山小助 役)
• 2010年～：Angel Beats!(直井文人 役)
• 2012年～：めだかボックス アブノーマル(球磨川禊 役)
• 2013年～：ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(苗木誠 役)
• 2018年～：カードキャプターさくら クリアカード編(月城雪兎 / ユエ 役)

ここでは『地縛少年花子くん』に登場する花子くん/あまねの動向に関する感想があがっています。この方は花子くんがラスボスポジションになることを危惧しているようです。もしかすると、感想が投稿されたのは花子くんの正体が判明していない状況だったかもしれません。過去と正体が明らかになる前はラスボス感が漂っていたので、それがこのような感想を抱く理由となっているのでしょう。

ここでは『地縛少年花子くん』に登場する花子くん/あまねの正体にに関する感想があがっています。どうやらこの方は花子くんの正体と本名(あまね)が判明したことで、弟であるつかさを殺した過去が気になっているようです。花子くんがあまねとしてかもめ学園中等部に通っていたという過去が明らかになった後につかさが登場しているので、ぜひそのシーンをチェックしてみてください。

ここでは『地縛少年花子くん』に登場する花子くん/あまねと寧々に関する感想があがっています。どうやら、花子くんの正体があまねだと判明してから、その本名・あまねと寧々の名前をかけあわせて「あまねね」の名前で呼ばれるようになったようです。あまねねの関係に注目されているようなので、2人の関係がどのように発展していくのか要チェック。

『地縛少年花子くん』に登場する花子くんの本名はや正体・過去、死んだ理由をネタバレ解説してきましたがいかがでしたか？今回は花子くんの本名「柚木あまね」や、弟・つかさを殺害した過去をネタバレしました。死んだ理由については明らかになっていませんが、考えられる理由として「弟を殺した後悔」「事故死」「誰かに殺された」といった3つの要素が挙げられます。

かなり不穏な事情を抱えた花子くんことあまねですが、寧々と関わっている時は嫉妬して構って欲しそうにしたり、かっこいい姿を見せてくれたりするなど微笑ましい2人の様子を見ることができます。当記事では花子くんの名言をネタバレしながら紹介していますので、今後花子くんの動向に注目する際の参考にしてみてください。