2019年11月08日公開
2019年11月08日更新
【キングダム】趙高は史上最悪の宦官?悲惨な最期と「馬鹿」の語源エピソードも紹介
漫画キングダムの作中において、秦の始皇帝である嬴政の母秦国太后の筆頭家臣を務めている趙高。漫画キングダムに登場する趙高は実際の史実にも存在した人物であり、作中と同じく秦国に仕えていた宦官の1人でした。実は史実の趙高は李斯などの有能を排除して秦国を滅亡させた張本人であり、馬鹿の語源となったエピソードを残すなど中国史の中で最悪の宦官と評されています。本記事ではそんな馬鹿の語源となったエピソードを残した漫画キングダムの趙高について史実での人物像やアニメの声優などをまとめてご紹介していきます。
趙高とは?
キングダムの作品情報
出典: https://ynjn.jp
中国史にある春秋戦国時代の史実において、李斯や蒙一族などを排除して秦国を滅亡させる原因を作った宦官趙高。趙高は馬鹿の語源となったエピソードを生み出した歴史人物であり、日本でも国を滅ぼした佞臣の代表として語り継がれています。本記事ではそんな漫画キングダムに登場する趙高の史実や馬鹿の語源となったエピソードなどをまとめてご紹介します。ではまず初めに、趙高が登場する漫画キングダムについてご紹介します。
キングダムの概要
本記事で史実や馬鹿の語源エピソードなどをご紹介する趙高が描かれているキングダムとは2006年から2019年11月現在まで漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」で連載されている原泰久の漫画作品です。漫画キングダムは中国の春秋戦国時代末期を舞台に、後の始皇帝である嬴政と大将軍を目指す信の生涯を描いた歴史作品であり、2019年11月現在まで合計55巻もの単行本が発売されるなど非常に長い長編作品となっています。
そんな漫画キングダムはこれまで3800万部を超える累計発行部数を記録するほどの大ヒット作品であり、その少年漫画の王道的作風と見事なまでの歴史描写から多数の人々に高く評価されています。この人気から漫画キングダムはNHKで2011年から2014年まで合計2期構成でアニメ化されました。また漫画キングダムは2019年に実写映画が公開されており、2019年11月現在も漫画キングダムは新たなファンを獲得し続けています。
キングダムのあらすじ
時は春秋戦国時代末期の中国。この時代は7つの国が中国の覇権を巡って500年もの間、戦乱を繰り返していました。この多々起こる戦争が原因で中国には多数の戦争孤児が生まれていました。漫画キングダムの主人公である信も戦争孤児であり、同じ戦争孤児である漂と共に生活を送っていました。戦争孤児である信と漂は将来天下の大将軍になるという夢を抱えており、毎日夢を叶えるため修行をしながら日々を過ごしていました。
そんなある日、漂が秦国の大臣である昌文君に推挙されることになり、信よりも先に王宮へ行くことになります。しかしこれは後の始皇帝である嬴政の影武者としてであり、影武者となった漂は無残な最期を遂げてしまいます。漂の死を見た信はその後、嬴政と出会い、怒りを露わにします。しかし信はそこで自身の夢と漂の思いを思い出し、天下の大将軍になるという夢を叶えるために秦国の兵士として、戦いへ身を投じるのでした。
趙高の人物像
漫画キングダムの作中で秦国太后の筆頭家臣として反乱軍であるアイ国設立に貢献した宦官趙高。漫画キングダムではまるで女性に見える弱弱しい風貌で描かれていたのですが、果たして史実での趙高はどのような人物だったのでしょうか。史実に実在した趙高は漫画キングダムと同じく秦国に仕える宦官でした。秦国に仕える趙高はなぜか秦の始皇帝である嬴政に重用されており、王宮内では絶大な権力を有していました。
そんな趙高は非常に欲深い性格をした人物であり、始皇帝である嬴政の死亡後、李斯などの有力者を悉く処刑し、自身に仇名す者を皆殺しにします。そして趙高は秦国の皇帝すらも蔑ろにして権力を握ります。しかしその結果秦国は滅亡してしまい、趙高は秦国を滅亡させた張本人となってしまいます。後世において趙高は数々の歴史書で避難されており、日本に残る平家物語でも天下を滅ぼした大悪人と評価されています。
趙高は史上最悪の宦官?
趙高の秘話①秦の宦官に抜擢
本記事で史実のエピソードをご紹介する趙高は秦国の宦官になった理由となるエピソードがいくつか残っているものの、実際宦官となった理由は明らかになっていません。そのため近代で趙高は閻楽という女婿を犯して宮刑にされたか、家が貧しいという理由で宦官に志願したといった説で宦官になったと考えられています。なので、漫画キングダムの作中に描かれているアイ国設立に貢献して反乱を起こしたのはフェイクとなっています。
そんな出自が不明な点が多い趙高ですが、どうやら法律面に関しては卓越した才能を持っていたという確かなエピソードが残っています。秦の始皇帝である嬴政はこの趙高の才能を認め、末子である胡亥の家庭教師に任命します。胡亥の家庭教師となった趙高はみるみるうちに出世していき、始皇帝から寵愛されるようになります。始皇帝から寵愛された胡亥は家庭教師の枠から出ることとなり、政治方面に進出するようになりました。
趙高の秘話②始皇帝の死去と趙高の野心
嬴政は天下を統一し、秦の始皇帝となったことで異常なほどの猜疑心を持つようになりました。その中で趙高は始皇帝からの信用を見事勝ち取り、始皇帝と常に一緒にいる立場となります。しかし始皇帝は失意の内に死亡することとなり、趙高に遺言と葬儀の主催を託してこの世を去ってしまいます。始皇帝の遺言には、秦の始皇帝の長子である扶蘇を北の大地から呼び出し、秦国皇帝の跡継ぎにするよう記載されていました。
しかし趙高と扶蘇はそこまで深い関係ではなく、趙高は自身が王宮から追放されるのではないかという不安を抱えます。元々秦の始皇帝の遺言を受け取ったのは趙高であり、この遺言を知るのは趙高のみです。趙高は自身しか知らないことを利用し、始皇帝の遺言を書き換える暴挙に出ます。そして趙高は始皇帝の跡継ぎに自身が家庭教師を担当した胡亥を就かせることとし、絶大な権力を手に入れようと画策したのでした。
趙高の秘話③李斯を巻き込む
当時の史実において、秦国の政治面で権力を手にしていたのは漫画キングダムにも登場する李斯でした。趙高にとって胡亥を皇帝に立てるには李斯の協力が必須となっていました。そこで趙高は李斯に遺言について相談するのですが、もちろん李斯は愚かな事だと反対します。しかし趙高は反対されることも予想しており、扶蘇が皇帝になったとすれば李斯の立場は失ってしまうと言って李斯を強引に味方に引き入れようとします。
李斯はこの脅しで震えあがり、無理やり趙高の味方となりました。秦国の政治面を担当する李斯を味方に付けた趙高にとって、邪魔となるのは扶蘇と蒙恬将軍だけとなりました。趙高は胡亥を皇帝にするため、扶蘇を殺そうと画策し、自殺するよう書いた扶蘇に送り付けます。趙高の手紙を見た扶蘇は呆気なく自決し、その副官であった蒙恬も後を追って死んでしまいます。こうして趙高は邪魔者を排除し、権力を握るようになりました。
趙高の秘話④郎中令に就任し皇帝を籠絡
史実のエピソードにおいて自らが権力を手中に収めるため、始皇帝の長子扶蘇を自害させた趙高。一方始皇帝の末子である胡亥は扶蘇が死亡した後も皇帝になろうとはしませんでした。趙高は胡亥を何とか皇帝にするべく、王宮で絶大な権力を誇る郎中令という位に就任します。そして郎中令に就任した趙高は胡亥に贅沢をさせて丸め込み、胡亥を皇帝にさせることに成功します。このエピソードは趙高の傀儡政権の誕生を意味していました。
傀儡政権を作り上げた趙高はその後、その地位を利用して秦国を私利私欲のまま牛耳ってしまうことになります。もちろん昔から秦国に仕えていた名将たちは反対します。しかし趙高はそういった名臣たちを邪魔という理由で冤罪にかけ、悉く処刑にしてしまいます。史実のエピソードの中で次々と秦国の名臣を処刑に処した趙高は結果的に秦国の圧倒的強さを一気に衰退させることとなり、現代でも使用される阿保の語源といわれています。
趙高の秘話⑤李斯を殺害
始皇帝が生きている時、秦国の丞相である李斯は非常に重用されていました。しかし秦国の政権が胡亥と趙高になったことで李斯は丞相としての権力を失うことになり、丞相であるにも関わらず胡亥に直接意見を言えなくなってしまいます。そんな中、紀元前209年に陳勝・呉広の乱という史実のエピソードでも有名な農民反乱が勃発します。この史実に残る反乱はたちまち中華全土に広がることとなり、秦国にも大きな影響を与えます。
丞相である李斯はこの反乱を知り、すぐに反乱を止める対策と国政の改革をしようとします。一方趙高は自身の権力が大事という理由だけでこの反乱を無視してしまいます。これにより李斯と趙高は国内で敵対関係になってしまいます。しかし皇帝である胡亥は趙高の操り人形です。李斯はいくら国を守るため進言しても胡亥は受け入れず、逆に李斯は趙高の讒言によって処刑に処され、胴体を真っ二つにされるという最期を遂げてしまいます。
趙高の秘話⑥帝都咸陽に迫る反乱軍
李斯を処刑して趙高が権力を牛耳る一方で反乱はどんどんと広がり続けていました。秦国の名将である章邯は反乱軍の1つである項羽を攻撃するものの、趙高が援軍を送らなかったことで章邯は項羽に降伏してしまいます。これにより秦国は反乱軍に対抗する力を失ってしまいます。そして遂に劉邦率いる反乱軍が秦国の都である咸陽へ侵攻を開始します。これまで胡亥に反乱を隠していたさすがの趙高も焦りを感じます。
そこで趙高は劉邦に降伏して自分だけも助かろうと考え、皇帝である胡亥暗殺を企てます。趙高はまず信頼できる者を見極めるため、馬鹿の語源となったエピソードを行います。そして趙高は馬鹿の語源となったエピソードを行って臣下を選び、胡亥を暗殺してしまいます。しかし反乱軍の長である劉邦は全く趙高のことを信じておらず、趙高のこの愚かな行いは最終的に自らの生涯を閉ざすことになってしまうのでした。
趙高の秘話⑦始皇帝が趙高を信頼した理由
権力を牛耳り、秦国を滅ぼす原因を作った趙高。しかしなぜ趙高のような天下の大悪人を秦の始皇帝である嬴政は重用してしまったのでしょうか。理由は不明なものの、趙高は当初宦官として秦国に入り、秦の始皇帝の末子である胡亥の家庭教師となりました。家庭教師を務めるということは、おそらくその時から趙高は始皇帝に信用されていたと考えられます。
上述の史実のエピソードでご紹介した通り、趙高は法律に詳しい勤勉家であり、決して馬鹿という訳ではありませんでした。秦の始皇帝はこの才能を見抜き、趙高を起用することになったといわれています。その後趙高は本意かどうか不明なものの、始皇帝周辺の雑務を次々とこなす活躍をします。始皇帝はそんな働き者の趙高を信頼してしまうことになり、国を滅ぼすきっかけである趙高を寵愛してしまったのです。
趙高の悲惨な最期
趙高の最期①子嬰の計略
胡亥を殺害したことで秦国に皇帝が必要となり、趙高は子嬰という人物を新たな秦国の皇帝に擁立しました。この子嬰という人物は始皇帝の弟だといわれており、非常に人望の高い義理堅い人物でした。趙高は子嬰を皇帝に即位させ、胡亥の死亡は全て胡亥自身が悪いということにし、自らの罪を逃れようとします。しかし新たな秦国の皇帝である子嬰は国を牛耳って私利私欲を肥やす趙高に激しい恨みや怒りを抱えていました。
そこで子嬰は憎き趙高を殺害するため、韓談という趙高に深い恨みを抱える人物と共謀して趙高暗殺計画を計画します。そして趙高暗殺計画決行の日、皇帝である子嬰は上から趙高に自身の屋敷へ来るよう命令します。趙高は子嬰の策略に嵌り、子嬰の屋敷を訪れました。屋敷に訪れた趙高は子嬰や韓談たちに殺されることとなり、悪党に相応しい無残な最期を遂げることになり、趙高の一族も全て処刑されることになりました。
趙高の最期②劉邦の処置
子嬰が趙高を殺害したことで、秦国は全盛期までその勢いを取り戻しました。この史実のエピソードはどれだけ趙高が悪逆非道の行いをしていたか証明するものになっています。しかし劉邦が率いる反乱軍は秦国も都である咸陽の目前に位置する関中まで侵攻しており、子嬰は諦めて劉邦に降伏してしまいます。秦国の皇帝である子嬰が劉邦に降伏したことで、始皇帝である嬴政がやっと作り上げた秦国は滅びることになりました。
降伏した子嬰は自らの命を劉邦に差し出し、何の罪もない咸陽の国民の命を守るようお願いします。この子嬰の立派な態度を見た劉邦は心を射られ、命を投げ出そうとした子嬰を許します。そして子嬰の申し出を受け入れ、咸陽での略奪や惨殺は全て禁止にします。これにより、咸陽の国民は劉邦を高く支持するようになります。しかし咸陽は最終的に項羽に占領されることになり、最後の皇帝である子嬰は項羽に処刑に処されました。
趙高の史実での「馬鹿」の語源エピソード
「馬鹿」の語源①胡亥の殺害を企てる
ここからは趙高が残した馬鹿の語源となったエピソードについてご紹介していきます。上述の趙高の史実でもご紹介した通り、趙高が秦国の権力を牛耳っている一方で中華全土は陳勝・呉広の乱が原因で乱れに乱れていました。当初趙高は陳勝・呉広の乱を無視するのですが、劉邦が咸陽の目前まで侵攻してきたことで危機感を抱きます。しかしいまさら胡亥に反乱のことを知らせたとしても趙高は自分の命が無いと考えます。
そこで趙高は皇帝である胡亥を暗殺し、新たな皇帝を立てて裏で劉邦と繋がろうとします。しかしこの計画には趙高に反対する者を排除する必要がありました。趙高はその時、反対派を排除するある一計を思いつきます。その後しばらく経ったある日、趙高はなぜか宮殿にある一頭の鹿を連れてきました。しかし趙高はなぜかその馬のことを珍しい鹿と言い、臣下を惑わします。そうこれは趙高が考えた恐るべき謀略でした。
「馬鹿」の語源②これは馬です
鹿を宮殿に連れてきて珍しい馬と言った趙高。もちろん趙高が連れてきたのは馬なのではなく、ただの鹿であり、秦国の皇帝であるさすがの胡亥も趙高にツッコみます。すると趙高は馬ではなく鹿であるのに、宮殿にいる臣下にこれは馬であると発言します。そして趙高は宮殿にいる多くの臣下に馬か鹿かどっちだと思うと問いかけます。もちろん趙高の連れてきたのは鹿なのですが、趙高の権力に怯える臣下は馬と発言します。
一方趙高に反対する秦国の名臣たちは趙高が連れてきたのは馬であると発言します。この臣下達の2つの答えを聞いた趙高は満足し、ただの余興だと言って話を終わらせます。実はこれは反対派を見破る趙高の謀略であり、正直に鹿と言った臣下を皆殺しにし、皇帝の胡亥すらも暗殺してしまいます。これにより秦国は宮殿にいる名臣を全て失うことになってしまい、このエピソードは馬鹿の語源となって後世に語り継がれることになりました。
趙高のアニメ声優
竹内栄治のプロフィール
アニメキングダムにおいて、馬鹿の語源を作ったとされる趙高の声優を担当したのは日本の男性声優である竹内栄治です。アニメキングダムで趙高を演じた竹内栄治は1986年の4月17日に愛知県で生まれた男性声優であり、2019年11月現在アーツビジョンという声優事務所に所属しています。元々竹内栄治は日本ナレーション演技研究所で声優としての演技力を学び、2010年代に声優としてデビューを果たしました。
声優としてデビューした竹内栄治は当初、名前の無いキャラクターばかりを演じていました。しかし竹内栄治は2013年にアニメキングダムで趙高や羅元などのキャラクターを多数担当し、名前付きのキャラクターを演じるようになりました。そんな竹内栄治は2019年11月現在、メインキャラクターとまではいかないものの、有名アニメ作品に多数出演しており、声優としての活動を続けています。
竹内栄治の主な出演作品
- 2012年のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」:司会役
- 2013年のアニメ「キングダム」:趙高役、羅元役、栄備役、郭叫役
- 2013年のアニメ「ストライク・ザ・ブラッド」:キャスター役、アイランドガード役
- 2014年のアニメ「テラフォーマーズ」:ジョハン役
- 2015年のアニメ「ナルト疾風伝」:マムシ役
- 2016年のアニメ「双星の陰陽師」:ケガレ役、化野豹牙役、神稲役
- 2017年のアニメ「ようこそ実力史上主義の教室へ」:須藤健役
- 2018年のアニメ「ボルト」:ヒダリ役
- 2018年のアニメ「HUGっと!プリキュア」:庵野草介役
- 2012年のOVAアニメ「乙女なでしこ恋手帖」:大津寄要役
- 2019年のWEBアニメ「ケンガンアシュラ」:横田将靖役、阿久富士夫役
- 2016年のゲーム「グランブルーファンタジー」:バルディール役
趙高に関する感想や評価
稀代の暴君とされる始皇帝と嬴政を統一後にどう繋げるかがキングダムの最大の見どころになるだろうな、趙高ももうチラッと出てきたし
— やとー (@810jam) August 3, 2019
漫画キングダムに登場する趙高に関する感想では今後の展開が楽しみだといった感想が非常に多く寄せられていました。漫画キングダムに登場した趙高は史実と少しイメージが違うものの、アイ国の設立に尽力して秦国をあだ名す存在を作る張本人となりました。漫画キングダムの作中で趙高は一端姿を消すことになったものの、おそらく今後再登場して史実と同じように秦国を滅ぼす存在となることでしょう。
秦崩壊時のこと考えると趙高ってかなりバイヤーだな。って思ってたんだが、キングダムに出てきた趙高がめっちゃ可愛くて困った。
— ODEN -おでん- (@vvs_fabulous) July 11, 2019
漫画キングダムに登場する趙高に関する感想ではキングダムの趙高が可愛いといった感想も多く寄せられていました。漫画キングダムに登場する趙高は男性というよりかは女性のような容姿をしたキャラクターであり、かなり弱弱しい印象を与えます。一方他の漫画作品の趙高はかなり悪い容姿で描かれています。この他の作品と違う見た目から漫画キングダムの趙高は密かに高い人気を博しています。
なんで馬、鹿と書いてバカと読むのかが疑問だった
— ダルメ太郎 (@Dalmais_Jacks) August 21, 2019
鹿を見せて「馬」と言い続けて、正直に「鹿」と答えた人を処刑した話から来ているのかぁ……後の馬鹿問答
とりあえず趙高は無能(飛躍)
アレさえいなければ秦は滅びなかったのになぁ
漫画キングダムに登場する趙高に関する感想では史実の趙高が無能といった感想も多く見受けられました。中国史に実在した趙高は秦国を滅ぼす原因を作った人物であり、まさに馬鹿といっても過言ではないでしょう。これを証明するように、後世の歴史書でも趙高は国を滅ぼした佞臣として度々批判されています。上記の感想のように、もし趙高がいなければ秦国は容易に滅びることは無かったでしょう。
趙高についてまとめ
本記事では漫画キングダムに登場する趙高について史実での人物像や馬鹿の語源となったエピソードなどをまとめてご紹介しました。趙高は史実において、秦国が滅びる要因を作った人物であり、世界中の歴史の中でも特に国を滅ぼした佞臣の代表として挙げられています。おそらく漫画キングダムの作中でも趙高は後半で再登場し、始皇帝となった嬴政を惑わすことになるでしょう。