【Netflix映画】リトルデビルのあらすじと評価・感想!怖くないホラーコメディ?

映画『リトルデビル』は、Netflixにて限定配信されているホラーコメディ映画です。『リトルデビル』の評価・感想を見ると「怖くない」という意見が多く見られます。怖くないのはホラー映画としてどうなの?という感想もあるかもしれません。しかし、ホラー映画のジャンルは近年多様化しており、コメディ色が強い『リトルデビル』も1つのホラー映画の形だと言えるでしょう。この記事では、Netflix限定映画『リトルデビル』のあらすじネタバレや評価・感想を紹介します!

【Netflix映画】リトルデビルのあらすじと評価・感想!怖くないホラーコメディ?のイメージ

目次

  1. リトルデビル(Netflix映画)とは?
  2. リトルデビルのあらすじネタバレ
  3. リトルデビルの結末ネタバレ
  4. リトルデビルは怖くないホラーコメディ?見どころは?
  5. リトルデビルのキャスト一覧
  6. リトルデビルに関する感想や評価
  7. リトルデビルまとめ

リトルデビル(Netflix映画)とは?

この記事では、Netflixにて限定配信されているホラーコメディ映画『リトルデビル』のあらすじネタバレ、視聴者の感想・評価を紹介します。Netflix限定の映画は、見応えのある作品ばかりですが、『リトルデビル』はどのような評価を受けているのでしょうか?どうやら「怖くない」という感想が多く見られるようです。ここでは、映画のあらすじをネタバレしながら、その真意を確かめます!

リトルデビルの概要

あらすじネタバレへ行く前に本作の概要を紹介します。『リトルデビル』(英語名:Little Evil)は、Netflixにて2017年に配信が開始されたホラーコメディ映画です。制作国はアメリカ合衆国で監督はイーライ・クレイグが担当しました。主人公のゲイリー・ブルーム役はアダム・スコット、ヒロインのサマンサ・ブルーム役はエヴァンジェリン・リリー、息子のルーカス・ブルーム役はオーウェン・アトラスが演じました。

リトルデビルの監督

監督のイーライ・クレイグ(Eli Craig)は、アメリカ合衆国の脚本家・映画監督です。1972年5月25日生まれ。監督を担当した代表作品としては、2010年に制作された『タッカーとデイル~史上最悪にツイてないヤツら~』が挙げられます。

その内容は『リトルデビル』と同様に、コメディ色が強いホラー映画となります。クレイグ監督の母親・サリー・フィールドと祖母・マーガレット・フィールドは女優で、兄・ピータークレイグは小説家です。

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リトルデビルのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①引っ越し

大雨の中、サマンサは外へと駆け出しました。夫・ゲイリーと6歳の息子・ルーカスの名前を大声で呼ぶと、ブランコの前で厳しそうな表情をしているルーカスに遭遇しました。サマンサは、ルーカスにゲイリーはどこかと尋ねます。ルーカスは、スコップを持ちながら地面を指差しました。サマンサが地面を掘り返すと、突如木箱が現れました。

その木箱を開けると、なんと夫・ゲイリーが閉じ込められており、彼はサマンサに向かって離婚する旨を大声で伝えます。場面は事件の1週間前に戻り、ゲイリーは妻・サマンサと義理の息子・ルーカスの家に引っ越してきました。ゲイリーはルーカスと仲良くなるため、親子でタッグを組むカーレースに出場することを夢見ます。

しかし、ゲイリーがルーカスに話しかけても、ルーカスは何も答えようとはしません。その様子を見て、ゲイリーはルーカスのことを内気な子供だと思いました。それでもゲイリーは、妻・息子と暮らせることに、幸せを感じるのでした。

ある日、ゲイリーが車でルーカスを学校まで送り届けていると、カールというカメラマンから電話がきて、結婚式のビデオをチェックして欲しいと頼まれます。しかし、ゲイリーは結婚式に起きた悲惨な事件を思いだし、それを拒否しました。

あらすじネタバレ②停学処分

不動産会社に勤めているゲイリーは、古くてどこか暗い雰囲気のある修道院を、ゴスペル牧師に案内します。すると、その牧師は嬉々とした様子で取引に応じ、その修道院を購入しました。そこに、電話がかかってきて、ルーカスが学校で問題を起こしたことを知ります。なんとルーカスは授業中に、教師に向かって「地獄に落ちろ」と言ったのです。

その後、教師は3階の窓から飛び降りて、運悪くフェンスの上に落ちてしまい、串刺し状態で死亡しました。医者と校長は、ルーカスを1週間の停学処分にし、ゲイリーにも義理の父親が受けるセラピーに行くように促します。帰宅後、ゲイリーはサマンサに今回の事件を話しましたが、彼女はルーカスは悪くないの一点張りで、息子の潔白を訴えました。

ゲイリーは直接ルーカスと話そうと思い、彼の部屋に入りますが、少しだけ恐怖を感じます。部屋は真っ暗で、ルーカスはヤギの人形(リーロイ)を使い、「出ていけ」とゲイリーに命じました。ルーカスの声は子供とは思えないほど低い声で、怖くなったゲイリーはその場から逃げるように去りました。やがて、ルーカスの誕生日会を迎えると、ゲイリーは息子のためにピエロを呼び、パーティーを盛り上げます。

しかし、パフォーマンス中にミスが起こり、ピエロは火のついた棒を自身の足に落としてしまい、危うく死亡する事態に陥りました。担架で運ばれているピエロは、ゲイリーに「あの子(ルーカス)がやった」と告げます。ゲイリーはルーカスを怪しむようになり、結婚式に起きた事故もルーカスがやったのでは?と考えるようになりました。

カールの所へ赴き、結婚式の映像を確認すると、牧師が謎の言語を喋っていることに気がつきます。逆再生すると、その言葉は英語になり、地獄の業火と苦しみから幼子(ルーカス)を守ると誓うか?というメッセージを聞き取ることができました。結婚式で起きた竜巻事故は、どうやら悪魔(サタン)の息子であるルーカスが原因だったようです。ルーカスに大きな恐怖を感じるゲイリー。

あらすじネタバレ③瀕死のゴザメル

一方、サマンサは別の件で頭を悩ませていました。ルーカスの誕生日会で火炙りになったピエロの姿を見た子供達が大きなトラウマを抱えてしまったと、サマンサは告げます。ゲイリーは「それよりも!」と言いたげな態度で、ルーカスの出生について教えてほしいとサマンサに頼みました。すると、ルーカスはサマンサがカルト教団に居た時に授かった子供だという驚愕の事実が明らかになりました。

ルーカスが悪魔の子供だと確信したゲイリーは、親友・アルと共に悪魔ハンターのゴザメルという男性を探します。何とかゴザメルと会うことができた2人ですが、不慮の事故(自動車事故)でゴザメルが瀕死状態に陥ります。喋ることさえも辛そうなゴザメルでしたが、この世界の運命を変えられるのはゲイリーだけだと告げ、ゲイリーは自分1人でルーカスを何とかすることを決意します。

家に戻ったゲイリーの前に現れたのは、児童保護サービスのシャイロックという女性でした。嫌みっぽいシャイロックに不快感を表しつつも、ゲイリーはルーカスを寝かしつけようと彼の部屋へ向かいます。しかし、ゲイリーは頭を打って気絶してしまい、ルーカスの手によって狭い木箱の中に閉じ込められてしまいます(冒頭で述べたシーンに戻る)。

なんとか死なずに済んだゲイリーでしたが、サマンサと口論になり、ルーカスのことを反キリストであると叫びました。サマンサはそれに激怒し、ルーカスを連れて、ゲイリーの元から去ります。

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リトルデビルの結末ネタバレ

結末ネタバレ①連れ去られるルーカス

後日、疲弊しきったゲイリーを不憫に思ったアルは、ルーカスを事故死に見せかけて殺害すれば良いのでは?とアイディアを出します。その後、ルーカスの誕生日当日にサマンサの元を訪れたゲイリーは、彼女に謝罪し、なんとか和解することができました。その日、ゲイリーはルーカスを連れてプールに行き、初めて彼と一緒に遊びました。ルーカスはゲイリーに懐き始め、嬉しそうな笑顔を見せて、彼を喜ばせます。

全力で遊んだ後、ルーカスはゲイリーを埋めたことを謝罪し、ゲイリーのことを「パパ」と呼びました。すっかりルーカスと打ち解け合ったゲイリーは、心の底からルーカスを愛しく思います。しかし、突然現れた警察が、ゲイリーを誘拐犯扱いしたことで、ルーカスは怒り狂い、大人達を悪魔の力で倒そうとしました。

そこに、児童保護サービスのシャイロックが現れます。なんとシャイロックは、サマンサが所属していたカルト教団のメンバーで、世界を終焉に向かわせる力を持つルーカスを欲していたのです。また、修道院を購入した例の牧師(ゴスペル)も実はカルト教団のメンバーで、ルーカスを利用しようとしていました。

結末ネタバレ②サタンへの扉

息子のピンチを救うため、ゲイリーはパトカーから逃げ出し、アルや募ってくれた仲間達と共にルーカスの元へ向かいます。そして、ルーカスの正体は、実は悪魔そのものではなく、悪魔を導く扉であることが発覚します。妻・サマンサもカルト教団に連れ去られてしまい、ゲイリー達は急いで例の修道院に乗り込み、変装して信者達に紛れました。

悪魔を迎える儀式を既に始めていたゴスペル牧師は、儀式に使うナイフを持っており、ルーカスの身に危機が迫っていました。ゲイリーはアルから野球ボールを渡されると、それをゴスペル牧師に向かって強く投げつけます。投げたボールは見事的中し、ゴスペル牧師は苦渋を味わいます。しかし、悪魔への扉が開いてしまい、出てきた悪魔は、ルーカスを襲います。

ゲイリーは俊敏にルーカスの手を取りましたが、2人共扉の先へと落ちてしまい、修道院内の人々はそれを嘆きました。しかし、ゲイリーとルーカスは扉に呑み込まれたと思いきや、実は生存しており、皆の前に姿を現します。一同は大喜びでしたが、ゴスペル牧師がナイフを持って立ち上がりました。

サマンサはゴスペル牧師を叩きのめし、扉の奥へ無理矢理突き落として、事件は解決されました。ゲイリー、サマンサ、ルーカスは、やっと平和な日常を得ることができたのです。ゲイリーとルーカスは、仲良くカーレースに参加し、幸せそうな笑みを浮かべていました。

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リトルデビルは怖くないホラーコメディ?見どころは?

見どころ①ホラーコメディのストーリー

先述した通り、監督・イーライ・クレイグの代表作品は、スプラッターコメディの『タッカーとデイル~史上最悪にツイてないヤツら~』です。ホラーコメディ好きであれば、誰もが知っている作品だと言えるでしょう。今回紹介した『リトルデビル』でも、クレイグ監督のシュールなギャグセンスが遺憾なく発揮されており、ストーリーの随所に笑えるシーンが用意されています。

見どころ②ホラー映画のパロディ

あらすじとは直接関係ないものの、『リトルデビル』にはついつい気になってしまうパロディシーンがいくつか存在します。ホラー映画好きであれば「おやっ?」と思うことでしょう。ルーカスがテレビを眺めるシーンは映画『ポルターガイスト』を想起させますし、ブランコに乗っているシーンは映画『ポゼッション』を意識しています。

ゲイリーのセラピー仲間を悩ます双子は、シャイニングに登場した双子の姉妹を連想させます。また、ゲイリーとアルが背の高い草むらを通るシーンは、同じくNetflix映画である『イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-』のパロディです。

見どころ③個性的なキャラ

主人公・ゲイリーや妻・サマンサ、息子・ルーカスも印象深いキャラをしていますが、一番映画の中でキャラが濃かったのは、ゲイリーの親友・アルかもしれません。アルの名シーン(迷シーン)は、あらすじとは直接関係ないものがほとんどです。しかし、登場初っ端から「マリファナを詰めて密輸した」「義理の父親は最悪だぞ」など、インパクトのある名言(迷言)を生み出していました。

見どころ④政治的な面

あらすじだと分かりにくいのですが、ゲイリーの親友・アルは一見大柄な女性に見えます。しかし、アルの性自認(心の性)は男性です。LGBTQIA(セクシャルマイノリティに該当する人達の総称)の話題は、他の映画だと大げさになりがちですが、『リトルデビル』ではアルのことを特にトランスジェンダーであると明言していません。社会の偏見をあえて描かず、「これが普通でしょ」と示している『リトルデビル』は魅力的です。

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リトルデビルのキャスト一覧

アダム・スコット/ゲイリー・ブルーム役

アダム・スコット(Adam Scott)は、アメリカ合衆国の俳優です。1973年4月3日生まれ、カリフォルニア州出身。出演作品の数が多く、50以上の映画やドラマに出演しています。『リトルデビル』以外の代表作品としては、映画『アメリカで最も嫌われた女性』のジャック・ファーガソン役、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』のエド・マッケンジー役などが挙げられます。

エヴァンジェリン・リリー/サマンサ・ブルーム役

エヴァンジェリン・リリー(Evangeline Lilly)は、カナダの女優です。 1979年8月3日生まれ、 アルバータ州フォート・サスカチュワン出身。『リトルデビル』以外の代表作品としては、映画『アントマン』のホープ・ヴァン・ダイン役、ドラマ『LOST』のケイト・オースティン役などが挙げられます。

オーウェン・アトラス/ルーカス・ブルーム役

『リトルデビル』のキーパーソンであるルーカス・ブルームを演じたのは、オーウェン・アトラス(Owen Atlas)です。アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身。主な出演作品は『リトルデビル』のみですが、抜群の演技力で高い評価を受けています。容姿が「可愛い!」というファンの感想もありました。

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リトルデビルに関する感想や評価

感想・評価①ホラーではない

ここからは、Netflixで『リトルデビル』を観た視聴者の感想・評価を紹介します。まず1つ目の感想・評価は「ホラーじゃない」という意見です。パロディ満載である『リトルデビル』は、確かにオマージュたっぷりのコメディ作品だと言えるでしょう。

感想・評価②オーメンのオマージュ作品

Netflixの『オーメン』こと『リトルデビル』です!というボケ(?)ができてしまいそうなほど、『リトルデビル』は『オーメン』シリーズへのリスペクト心が強い映画です。しかし、バッドエンドで終わる『オーメン』と異なり、『リトルデビル』はハッピーエンドで終わる作品なので、ある意味『オーメン』とは真逆の終わり方ですね。

感想・評価③ハートフルな物語

もう聞いての通り、『リトルデビル』は視聴者を恐怖のどん底に突き落とす作品ではありません。あくまで、義理の父と息子によるハートフルコメディ映画なのです。ですが、ホラー要素が0という訳ではないので、『リトルデビル』は(一応)ホラーコメディであるという感想もあります。

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リトルデビルまとめ

この記事では、Netflix限定配信映画『リトルデビル』のあらすじネタバレや感想・評価をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?『リトルデビル』はNetflixにて好評配信中なので、気になった方は作品に触れてみてください!

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