【アベンジャーズ】ドクター・ストレンジの強さは最強？能力・魔術や装備を考察

『ドクター・ストレンジ』の映画の作品情報をご紹介します。『ドクター・ストレンジ』は日本では2017年1月27日に公開されました。「マーベル・スタジオ」が「アベンジャーズシリーズ」の1つとして制作し、興行収入は日本だけで18億円を突破する大ヒット映画となりました。

『ドクター・ストレンジ』の概要をご紹介します。『ドクター・ストレンジ』はスコット・デリクソン監督が制作し、大注目の俳優であるベネディクト・カンバーバッチが主役のストレンジを演じました。制作は「マーベル・スタジオ」が担当し、「ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ」が配給を担当しています。

『ドクター・ストレンジ』はアメリカ合衆国では2016年11月4日に先行公開されました。『ドクター・ストレンジ』は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に続くアベンジャーズシリーズとして公開され、2019年夏に『ドクター・ストレンジ』の続編となる『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』の制作が発表されました。

『ドクター・ストレンジ』のあらすじをご紹介します。ニューヨークで外科医として働いていたスティーヴン・ストレンジが、交通事故に遭ってしまった事で両手に麻痺の後遺症を患ってしまう事から物語が始まっていきます。天才外科医として名を馳せていたストレンジですが、両手の障害によって医者生命を絶たれてしまう危機に陥ります。どうにか両手の麻痺を直そうとストレンジは奔走する事になっていきました。

そして辿り着いたのはカトマンズの修行場であるカマー・タージでした。そこで指導者として魔術を操るエンシェント・ワンに出会い、ワンの魔術に魅せられたストレンジはワンへ弟子入りを決意します。厳しい修行の末に魔術を手に入れたストレンジは、同じく魔術を操る闇の魔術師カエシリウスと遭遇し、人類の存亡をかけた命懸けの戦いに身を投じていきました。

『ドクター・ストレンジ』の結末ネタバレをご紹介します。ストレンジはアガモットの目を起動して、カリオストロの書の失われたページの内容である「ドルマムゥ」を知ってしまいます。そして儀式を終えたストレンジの元に裏切り者のカエシリウスが乗り込んできて戦闘となりました。カエシリウスと互角に戦うも、隙をつかれたストレンジは命辛々逃げ出す事に成功します。

そしてワンの元へ戻ったストレンジはカエシリウスをミラー次元へ送り込んで、再び戦う事になりました。しかしこの戦いでワンは命を落としてしまいます。香港で姿を現し始めていたドルマムゥを退治する為ストレンジはドルマムゥの元へ向かいます。ここでストレンジはアガモットの目を使用して時間を巻き戻し、ドムマムゥを降伏させる事に成功しました。こうしてストレンジは人類を危機から救いました。

『ドクター・ストレンジ』の主人公であるドクター・ストレンジのプロフィールをご紹介します。ドクター・ストレンジは本名をスティーヴン・ストレンジと言います。ニューヨーク在住で天才的な技術と、卓越した知識によって天才外科医として数多くの患者の命を救っていました。高級マンションに住み、高級腕時計や高級外車を乗りこなす日々を送っていましたが、山道での脇見運転が原因で両手の神経を損傷してしまいました。

大事故によって命は助かったものの、医者の生命とも言える両手の感覚を失ってしまったストレンジは、なんとか医者として復帰する為に様々な治療法を試しては挫折していきます。やがて辿り着いた魔術師のエンシェント・ワンの元でストレンジは能力を開花させ、魔術師ドクター・ストレンジとして世界を闇の勢力から救う為に戦うようになりました。

『ドクター・ストレンジ』の主人公であるドクター・ストレンジが誕生するまでの経緯をご紹介します。ドクター・ストレンジは前述した様に、元々天才的な外科医でした。高級思考で傲慢な男として有名だったストレンジですが、ある日突然自身の全てを奪われてしまいます。過去の輝かしい名声に縋っていたストレンジは、全てを取り戻そうと様々な治療法へ手を出していきます。

そこで出会ったエンシェント・ワンに魔術の教授を受ける訳ですが、魔術の獲得は簡単なものではありませんでした。しかしストレンジの元来持っていた天才的なセンスと、驚異的な学習能力で見事に魔術を自身の物へする事に成功します。今までの様な傲慢な態度を取る事なく、ストレンジは自身が得た奇妙な力を人類の為に使うようになっていきました。こうしてドクター・ストレンジは誕生しました。

『ドクター・ストレンジ』に登場する「ソーサラースプリーム」についてご紹介します。「ソーサラースプリーム」はマーベル・ユニバースの中で、”その次元・世界において最も優れた神秘的・魔術的な力を有し、他のどの生物よりも魔法エネルギーを操る者”という意味のある称号の事を指しています。

ドクター・ストレンジは「ソーサラースプリーム」の称号を獲得しており、これは事実上の”魔術界で最強”であるという証にもなります。この称号を得ている事から、ドクター・ストレンジはアベンジャーズの中でも”最強”と言われる事が多いようです。

アベンジャーズの中でも特に”最強”と言われているのが神様であるマイティー・ソーです。しかし「ソーサラースプリーム」となったドクター・ストレンジはソーの実力を超える程最強であると言われています。ソーは人類から見ると神様と同等の存在ですが、ドクター・ストレンジは次元や時間すらも飛び越える魔術を操る事ができます。神であるソーの宮殿にすら魔術によって行き来する事ができます。

そしてドクター・ストレンジは卓越した魔術だけでなく、元々有していた天才的な頭脳を持ち合わせています。その為ソーのように力だけで戦う訳ではなく頭脳戦での戦いも得意としています。実際にはアベンジャーズのメンバーであるストレンジとソーが戦闘になる事は有り得ませんが、もしもストレンジとソーが戦ったら、ストレンジの方が勝つと考えているファンも多いようです。

アベンジャーズの中で最強と言われているソーを凌ぐ”最強”キャラクターであるドクター・ストレンジですが、その強さは最強のヴィランとして登場するサノスと互角、あるいは凌ぐとも言われています。サノスと言えばインフィニティストーンを集め、世界を掌握しようと目論んでいるアベンジャーズ最強の敵です。アベンジャーズが束になって掛かってもまるで赤子のようにあしらわれてしまう程サノスは最強キャラクターです。

しかしドクター・ストレンジはアベンジャーズの中でも異質な魔術を操るキャラクターでその力は物理的な力を超えており、次元や時空、時間すらも操る事のできる能力です。力では敵う事がない最強の敵サノス相手でも、天才的な頭脳と魔術の力を持っているストレンジはサノスに打ち勝つ事のできる最強のアベンジャーズであると言われています。

アベンジャーズ最強のキャラクターであるドクター・ストレンジの能力についてご紹介します。1つ目はドクター・ストレンジの体術です。ストレンジは元々外科医として働いていた為、そこまで格闘技が強い訳ではありませんでした。しかし、エンシェント・ワンの修行を耐え抜いた事でストレンジの能力に違いが現れました。

エンシェント・ワンは元々魔術だけでなく、体術にも長けた魔術師でした。そのエンシェント・ワンに教授を授かった事で、エンシェント・ワン譲りの体術を会得する事にストレンジは成功しています。その体術はアメリカで、マーシャルアーツという軍隊式の格闘術に匹敵するそうで、かなりの強さを誇っている事が分かっています。

ドクター・ストレンジの能力2つ目は飛行能力です。ストレンジはマントを身に付ける事で自由自在に飛ぶ事ができるようになりました。その姿はまるでスーパーマンの様で、アイアンマンの様に装備を必要とせず軽装備で飛行する事が可能になっています。上空からの奇襲など戦闘の際に非常に有利となる飛行能力を持っているストレンジは強い戦力と言われています。

ドクター・ストレンジの能力3つ目は幽体離脱です。この能力は作中で「アストラル・プロジェクション」と呼ばれており、肉体から魂を分離する事で隠密行動を可能にするという能力になります。しかし、この時の肉体はまるで人形の様に無防備になってしまう為、協力者を有する必要があります。このアストラル体となっている時も魔術は使える為、戦闘には奇襲などで有意となる能力と言われています。

ドクター・ストレンジの能力4つ目は分身の術です。分身の術と言えば忍者が用いる、幻によって複数人に見せるという技ですが、ストレンジの場合は「イリュージョン（幻影）」と呼ばれ、幻を見せている技になります。しかしこの分身は攻撃する事はできず、あくまでも敵の目を欺き混乱させる為の技である事が分かっています。

ドクター・ストレンジの能力5つ目は魔術のファイヤー・プロジェクションですストレンジの操る魔術のファイヤー・プロジェクションは掌に炎を出現させる魔術になります。修行開始当初は上手く炎を出す事ができなかったストレンジですが、修行を積んだ結果、ストレンジの得意技となりました。

ドクター・ストレンジの能力6つ目は魔術のウインドプロジェクションです。ウインドプロジェクションは作中でワツームと呼ばれており、竜巻を引き起こす技になっています。大きな規模ではないものの、小さめのトルネードを巻き起こす事ができる魔術で、戦闘で敵を吹き飛ばしたり目眩しをしたりと活躍している魔術になっています。

ドクター・ストレンジの能力7つ目は魔術のエネルギー・シールドです。原作コミックではプロテクティブ・シールドと呼ばれている魔術ですが、戦闘における防御を担う技になります。シールドを出す事で、敵の攻撃を無力化してしまう能力があります。このエネルギー・シールドは様々な形をしており、水中などの空気がない所では泡で体を包み込むというシールドを出す事もできるそうです。

ドクター・ストレンジの装備をご紹介していきます。ドクター・ストレンジの装備1つ目はスリング・リングです。スリング・リングはストレンジが手にした一番初めの装備で、空間移動を可能にする事ができる装備になります。カマー・タージで手にしたスリング・リングは2つ穴が開いているメリケンサックの様な形状をしており、指にはめる事で装備する事ができます。

スリング・リングは装備した方の手を前へ突き出し、もう片方の手を円を描く様に動かす事でゲートウェイトいう時空の出入り口を作る事ができる装備です。ゲートウェイは自分の行きたい所をへ自由に行き来する事ができる出入り口で、一度開いたゲートウェイは術者本人が閉じなければいけません。戦闘にも役立つゲートウェイは強く目的地を念じる事が重要になっているそうです。

ドクター・ストレンジの装備2つ目はマントです。マントはストレンジの装備の中でも特に人気のある装備になっています。このマントは装備した者を浮遊させる事ができます。これによってストレンジは自由自在に空中を舞う事ができるようになっています。しかし、このマントは意思を持っている為、所有者はマント自身が選び、選ばれた者しか装備する事は叶いません。

そんな気難しいマントのハートを掴み、晴れて所有者となったストレンジは浮遊能力を身に付けた事で、アベンジャーズの中でも最強と言われ、大活躍する事になっていきました。そんな相棒でもあるマントと、ストレンジのコミカルな掛け合いも映画『ドクター・ストレンジ』の中では人気となっています。

ドクター・ストレンジの装備3つ目は最も重要な装備であるアガモットの目です。アガモットの目はカマー・タージで厳重な警備の元保管されていました。緑色に光る石を瞳のようなモチーフで象ったペンダントになっているアガモットの目は絶大な力を秘めた装備です。

身に着ける者が時間を操る事ができるようになり、さらに無限の可能性を手にするというアガモットの目は、インフィニティ・ストーンの1つであるタイム・ストーンを使用しています。インフィニティ・ストーンはサノスも狙っている物で、全て集めると世界を掌握する事ができる程の力を秘めた石になっており、その1つをアベンジャーズであるストレンジが所有していました。

アベンジャーズ最強のキャラクターであるドクター・ストレンジを演じているのはベネディクト・カンバーバッチです。ベネディクト・カンバーバッチは1976年7月19日生まれの2020年2月現在で43歳の俳優です。2010年にBBCドラマの『SHERLOCK/シャーロック』で主演のシャーロック役に抜擢され一躍有名になりました。

その後2013年公開の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』や2014年公開の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などに出演し、アカデミー賞主演男優賞へのノミネートも果たした大人気俳優です。当初『ドクター・ストレンジ』の主演はホアキン・フェニックスにオファーがあったそうですが、保留の後に辞退された為、カンバーバッチに決定しました。

ドクター・ストレンジの師匠であるエンシェント・ワンを演じているのはティルダ・スウィントンです。ティルダ・スウィントンは1960年11月5日生まれの2020年2月現在で59歳の女優です。出身はイギリスで、2007年公開の『フィクサー』ではアカデミー賞助演女優賞を受賞した事もある、大注目の実力派女優の1人です。

エンシェント・ワンは原作では老年の男性として描かれている為、今回ティルダ・スウィントンが演じた事でファンの中では驚きを隠せない方も多かったようです。しかし、見た目こそ違うものの、実力派女優のティルダ・スウィントンの演技によって違和感はほとんどなく、見事なエンシェント・ワンを演じています。

ドクター・ストレンジの兄弟子にあたるバロン・モルド役を演じているのはキウェテル・イジョフォーです。キウェテル・イジョフォーは1977年7月10日生まれの2020年2月現在で42歳の俳優です。イギリス出身のキウェテル・イジョフォーは1997年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作品の『アミスタッド』で映画初出演を果たしました。

その後、数々の映画へ出演しており、2003年公開の大人気映画『ラブ・アクチュアリー』や2009年公開の『2012』へ出演し、2013年公開の『それでも夜は明ける』では主演を務め一躍有名俳優の仲間入りを果たしました。『ドクター・ストレンジ』ではストレンジの良き理解者としてバロン・モルド役を好演して話題となりました。

『ドクター・ストレンジ』のヒロインであるクリスティーン・パーマー役を演じたのは女優のレイチェル・マクアダムスです。レイチェル・マクアダムスは1978年11月17日生まれの2020年2月現在で41歳の女優です。レイチェル・マクアダムスはカナダ出身で、2004年公開の『きみに読む物語』や2013年公開の『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』に出演しています。

『ドクター・ストレンジ』ではストレンジの元恋人であるクリスティーン役を演じており、元恋人として絶望の淵にいるストレンジや、魔術師との戦いに巻き込まれていくストレンジを精神的に支える重要なキーパーソンを熱演し話題となりました。

カマー・タージの図書館の番人として登場し、後にストレンジと共闘してカエシリウスと対峙していく重要キャラクターのウォンを演じたのは俳優のベネディクト・ウォンです。ベネディクト・ウォンはイギリス出身の香港系俳優です。ベネディクト・ウォンは2012年公開の『プロメテウス』や2015年公開の『オデッセイ』など数々の話題作へ出演しており、アベンジャーズシリーズにも継続して出演しています。

カマー・タージの図書館で番人を務めるウォンは、図書館に侵入しようとするストレンジと敵対しますが、後に和解しニューヨークでの決戦ではサンクタム・サンクトラムをストレンジと共に命懸けで守った重要なキャラクターとなっています。

『ドクター・ストレンジ』のヴィランであるカエシリウスを演じたのは俳優のマッツ・ミケルセンです。マッツ・ミケルセンは1965年11月22日生まれの2020年2月現在で54歳の俳優です。マッツ・ミケルセンはデンマーク出身で、「北欧の至宝」と呼ばれる程実力のある俳優として有名となっています。2006年公開の『007 カジノ・ロワイヤル』では存在感の強さから、一躍話題となりました。

『ドクター・ストレンジ』のヴィランであるカエシリウスは、ストレンジの師匠であるエンシェント・ワンの弟子として有能な魔術師でしたが、暗黒次元に魅せられてしまった事で闇の魔術師としてエンシェント・ワンと対峙していきます。本作の『ドクター・ストレンジ』では闇の勢力を呼び寄せようとしていたところを、ストレンジに阻止されています。

『ドクター・ストレンジ』の重要キャラクターであるドルマムゥですが、ドルマムゥを演じているのは実は主人公ドクター・ストレンジを演じているベネディクト・カンバーバッチでした。ストレンジは地球を守る為に、ドルマムゥへ交渉に向かいますが、実はその交渉相手であるドルマムゥはカンバーバッチの声とモーションキャプチャーから作られたキャラクターでした。

CG加工され、ほとんど原型の分からないキャラクターであるドルマムゥを、主人公であるベネディクト・カンバーバッチ自らが演じている事は意外と知られておらず、監督の遊び心が産み出した面白いエピソードとなっています。

アベンジャーズの最強キャラクターであるドクター・ストレンジの、本作以外での活躍をご紹介していきます。ドクター・ストレンジは『マイティー・ソー バトルロイヤル』にも登場しています。『マイティー・ソー バトルロイヤル』は2017年に公開され、アベンジャーズの1人であるマイティー・ソーを主人公にした作品になっています。

『ドクター・ストレンジ』のエンドロールの最後にソーがストレンジの元へ訪ねてくるシーンが公開されましたが、これは本作『マイティー・ソー バトルロイヤル』の予告でもありました。ストレンジがロキがニューヨークに匿っていたオーディンを保護した事で、ソーがオーディンを探しにストレンジの元を訪れるという物語になっています。

ドクター・ストレンジが登場するアベンジャーズシリーズの2作目は『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』です。『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』は2018年に公開されました。インフィニティ・ストーンを集める事で世界を掌握しようと目論むサノスがタイム・ストーンを持っているストレンジを狙ってくるという物語になっています。

タイタンにてアベンジャーズ達と共にサノスを待ち伏せしているストレンジですが、ストレンジは1400万605通りの未来を見て、自分達に残されている僅かな勝機をアベンジャーズ達に伝えます。ストレンジの助言を受け、現れたサノスと命懸けの戦いとなるアベンジャーズ達ですが、ストレンジはアイアンマンの命と引き換えにタイム・ストーンを渡すようにサノスから交渉を持ち掛けられてしまいます。

『ドクター・ストレンジ』でストレンジは魔術を繰り出す際に、様々なポーズをとっています。スリング・リングなどの装備を使用して手の動きだけで魔術を繰り出していくストレンジですが、このポーズにはある秘密がありました。カンバーバッチが「美しくバレエのようであり、ダイナミック」と語るこのポーズはフィンガータットと呼ばれている指を主体としたダンスをモチーフにしたものだと明かされています。

『ドクター・ストレンジ』のヴィランとしてカエシリウスというキャラクターが登場しています。しかし原作コミックファンの中ではカエシリウスがヴィランである事に驚いた方も多いようです。カエシリウスは原作コミックではモルドの弟子という立場で、雑魚キャラクターのような存在として登場します。

今回『ドクター・ストレンジ』では雑魚キャラクターだったカエシリウスをヴィランとして登場させ、見事にストレンジとの迫力のある戦いを作り上げました。ヴィランと言えば、映画化に伴いメインキャラクターの中から選抜される事が多い為、今回のカエシリウスのヴィラン抜擢は異色の展開となっています。

『ドクター・ストレンジ』の監督を務めたのは『エミリー・ローズ』や『地球が静止する日』などを手掛けたスコット・デリクソン監督です。スコット・デリクソン監督は原作コミックの世界観を映像化する事に拘って、今回の実写映画化に臨みました。『ドクター・ストレンジ』の原作コミックはサイケデリックな世界観で、まるで精神がぐらつくような印象を受ける表現がされています。

原作コミックの持つ世界観と、60年代コミックの持つクレイジーな印象を再現する為、スコット・デリクソン監督は『ドクター・ストレンジ』で既存にないような印象を持つ、不思議な映像を作り込む事に専念されたそうです。

『ドクター・ストレンジ』には魔術師達の拠点となるサンクタム・サンクトラムという場所が登場します。サンクタム・サンクトラムはアガモットが地球を宇宙の脅威から守る結界を精製している建物で、ニューヨークの他にもロンドンと香港に建てられています。

ストレンジが守る事になるニューヨークのサンクタム・サンクトラムは原作コミックでは本や埃に塗れた古い建物として登場します。しかし映画では古さはあるものの、美しく手入れの行き届いた博物館のような建物で、大きな階段や美しいアンティークが飾られるモダンな建物になっています。

2014年に公開されたアベンジャーズシリーズの『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』でドクター・ストレンジのアベンジャーズシリーズへの登場フラグが立っていました。エージェントでありヒドラのスパイであったジャスパー・シットウェルがキャプテン・アメリカに尋問されるシーンで、「インサイト計画」について語られました。

ジャスパーは「インサイト計画」には「スティーヴン・ストレンジも含まれている」と発言します。スティーヴン・ストレンジとはドクター・ストレンジの本名で、今後ドクター・ストレンジがアベンジャーズシリーズへ登場する事への布石となっていたようです。

『ドクター・ストレンジ』の公開に合わせて、「週刊少年マガジン」では2016年11月22日に「ドクター・ストレンジ エピソード0」が掲載されました。この『ドクター・ストレンジ』の前日譚でもある「ドクター・ストレンジ エピソード0」は第70回ちばてつや賞ヤング部門で準優秀新人賞を受賞した春壱さんが手掛けています。

「ドクター・ストレンジ エピソード0」では『ドクター・ストレンジ』ではほとんど描かれていなかった、外科医として天才的な技術で数々の患者を救っていたかつてのストレンジ医師の様子を描いた物語となっているようで、魔術師としてではなく、”医師”としてのストレンジを楽しむ事ができる作品になっています。

本作『ドクター・ストレンジ』の最後に「ストレンジは帰ってくる」と宣言されていた通り、『ドクター・ストレンジ』は単体映画としての2作目製作が発表されています。『ドクター・ストレンジ2』には主演のベネディクト・カンバーバッチの続投が決定しており、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』というタイトルも明かされています。

『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』は当初、前作の監督を務めたスコット・デリクソン監督が続投を表明していましたが、2020年1月に「想像上の相違」という理由で監督を降板しています。スコット・デリクソン監督は製作総指揮として残留し、新監督としては”ホラー映画の巨匠”であるサム・ライミ監督にオファーされている事が明かされています。

こちらは『ドクター・ストレンジ』を観賞し、出演者達の演技や魔術の描写が素晴らしかったという方の投稿です。特にストレンジと相棒のマントのコミカルな絡みは人気があり、マントも大人気のキャラクターとなっています。

こちらは『ドクター・ストレンジ』の映像の素晴らしさに驚いたという方の投稿です。スコット・デリクソン監督がこだわり抜いた『ドクター・ストレンジ』の映像技術は、アベンジャーズシリーズの中でも特異なものとなっており、見事に原作コミックのクレイジーな作風を映像化した作品と言われています。

こちらは『ドクター・ストレンジ』のストレンジやエンシェント・ワンの戦う様が素晴らしかったという方の投稿です。ストレンジやワンの戦いに用いられた手の動きはフィンガー・タットの第一人者の監修の元作成されており、よりスマートで美しい動きとなっているようです。

『ドクター・ストレンジ』の強さに関するまとめいかがでしょうか？アベンジャーズの中でも特に最強であると言われているドクター・ストレンジですが、不幸な境遇から努力で返り咲いた人物である事が分かっています。最強の魔術師として今後もアベンジャーズとして大活躍する事が間違いないキャラクターと言われていました。

続編の制作も決定し、”アベンジャーズ史上最もホラーな映画”になると噂されている『ドクター・ストレンジ2』の公開が待ち望まれる2020年2月現在ですが、『ドクター・ストレンジ』をご覧になった事がない方はぜひ、続編公開前に『ドクター・ストレンジ』をご覧になってみてはいかがでしょうか？