2018年10月19日公開
2018年10月19日更新
不能犯の映画キャスト一覧!主演の松坂桃李や相関図など画像付きで紹介
映画「不能犯」のキャストを相関図付きで紹介!人を言葉で操る特殊な能力を持った主人公を松坂桃李が演じた事で話題となった映画「不能犯」に登場するキャストを相関図付きで徹底的に記載していきます。またキャスト情報や相関図だけでなく映画「不能犯」のあらすじネタバレや漫画との違いについても触れていきます!その他には映画「不能犯」の基本情報やオリジナルドラマの情報・松坂桃李が演じた主人公の謎についても載せていきますので是非ご覧下さい!
目次
不能犯の映画キャストを一覧で紹介!登場人物の相関図や主演の松坂桃李も紹介!
本記事では映画「不能犯」に登場したキャストの情報を相関図と共に一覧化して記載していきます!またキャスト情報・相関図だけでなく映画「不能犯」で松坂桃李が演じた主人公の情報やあらすじネタバレも記載していきますので是非ご覧下さい!
不能犯とは?
キャスト情報や相関図を知る前にまずは映画「不能犯」の基本情報を紹介していきます!原作の「不能犯」とは2013年より「グランドジャンプ」で連載されている漫画です。作中では主人公の宇相吹正という人物が言葉で人を操り不可解な事件を起こしています。また2018年には映画化され主人公を俳優の松坂桃李が演じている事で話題になっています。
不能犯の作者は?
漫画「不能犯」は「宮月新が原作」「神崎裕也が作画」を担当しています。原作を担当した宮月新は「不能犯」以外に「シグナル100」「虐殺ハッピーエンド」という作品を発表しています。また作画を担当した神崎裕也は「ウロボロス警察ヲ裁クハ我ニアリ」「亜熱帯ナイン」という作品の作画も担当しています。
学説上の不能犯とは?
刑法学上で「不能犯」とは「行為者が犯罪の実現を意図して実行に着手したが、その行為からは結果の発生は到底不可能な場合」と言われています。またドイツの刑法上では「不能未遂」という言葉も使われていますが日本の刑法上では「不能犯」と呼ばれています。
不能犯は実在していると言われています。日本でも「福島悪魔祓い事件」「福岡4人組保険金連続殺人事件」「青森首輪監禁事件」「青森首輪監禁事件」などの不可解な事件が発生しています。これらの事件を起こした犯人は何者にマインドコントロールされ自身の意識とは関係なく罪を侵していると言われています。
不能犯の登場人物とキャストを相関図がわかるように紹介!
ここからは映画「不能犯」に登場したキャストを紹介していきます!公式で相関図は発表されていないのでキャストの画像を使いながらキャストの関係を記載していきます。それではまず相関図代わりのキャスト画像をご覧下さい。
キャスト画像と相関図
ここからは映画「不能犯」の相関図代わりの繋がりを載せていきます。映画「不能犯」は松坂桃李が演じた経歴不詳の宇相吹正という男が電話ボックスで以来を受け人間を言葉で操っていきます。沢尻エリカが演じた多田友子という刑事はその電話ボックスを知った事で宇相吹正と出会い事件に巻き込まれていきます。
出典: https://qetic.jp
松坂桃李が演じた宇相吹正は言葉を使って「保坂篤史」「夜目結夏」「百々瀬麻子」といった人間を操り「殺人」または「行動制限」を行っていました。ですが言葉で殺人幇助をしたと立件する事は極めて難しく多田友子は宇相吹正に振り回されていきます。この相関図が映画「不能犯」の大きな繋がりであり作中で宇相吹正は「自分を殺せる人を探している」と語っています。
出典: https://ciatr.jp
相関図の補足ですが「不能犯」作中では「宇相吹正」「多田友子」が中心に物語が展開しており、その他の登場人物は宇相吹正に導かれるようにお互いが出会っていきます。またその際には宇相吹正に命令されて殺し合いが始まるなど残酷な描写が行われています。このように映画「不能犯」では複雑な相関図のもとストーリーが展開しています。
宇相吹正役/松坂桃李
映画「不能犯」の宇相吹正は俳優・モデルの松坂桃李が演じました。松坂桃李は2008年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「アントキノイノチ」「僕たちは世界を変えることができない」「今日、恋をはじめます」「ガッチャマン」「日本のいちばん長い日」などの作品にも出演しています。また松坂桃李は芸能活動を行った際に大学生でしたが俳優として生きていく事を決意し親の反対を振り切って退学したと語っています。
多田友子役/沢尻エリカ
松坂桃李が演じた宇相吹正に振り回される多田友子役は女優・モデルの沢尻エリカが演じています。沢尻エリカは2001年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「クローズド・ノート」「ヘルタースケルター」「新宿スワン」「タイヨウのうた」「1リットルの涙」などの作品にも出演しています。また2006年には「日本アカデミー賞新人俳優賞」「ゴールデン・アロー賞新人賞」など数多くの賞を受賞しています。
百々瀬麻雄役/新田真剣佑
映画「不能犯」の百々瀬麻雄役は俳優の新田真剣佑が演じています。新田真剣佑は2000年代より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ちはやふる」「にばくてあまい」「ピーチガール」「コード・ブルー」「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」「パシフィック・リム」などの作品にも出演しています。また俳優「千葉真一」の息子として誕生し幼少期は空手の稽古などを行っていたと語っています。
その他のキャスト
映画「不能犯」で川端タケル役を演じたのは俳優の間宮祥太朗です。間宮祥太朗は2008年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ヤンキー君とメガネちゃん」「山田くんと七人の魔女」「僕たちがやりました」「お前はまだグンマを知らない」「金田一少年の事件簿N」などの作品にも出演しています。また小学生の頃から映画に関係した仕事をしたいと考えていた事がきっかけで俳優の道を進んだと語っています。
映画「不能犯」で赤井芳樹役を演じたのは俳優のテット・ワダです。テット・ワダは2000年代より俳優活動を行っている人物で、これまでに「きょうのキラ君」「プレミアム・ラッシュ」「セックス・アンド・ザ・シティ2」「ウツボカズラの夢」「99.9刑事専門弁護士」などの作品にも出演しています。またニューヨークの大手モデルプロダクションにスカウトされた事がきっかけで俳優の道を進んでいます。
映画「不能犯」で若松亮平役を演じたのは俳優・モデルの菅谷哲也です。菅谷哲也は2012年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ビブリア古書堂の事件手帖」「私の嫌いな探偵」「世にも奇妙な物語」「ラブラブエイリアン」「僕らはみんな死んでいる♪」などの作品にも出演しています。また高校生時代から読者モデルとして活動を行っており「テラスハウス」に出演した事がきっかけで俳優の道を進んでいます。
映画「不能犯」で前川夏海役を演じたのは女優・モデルの岡崎紗絵です。岡崎紗絵は2012年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「脳漿炸裂ガール」「嫌われる勇気」「仰げば尊し」「人は見た目が100パーセント」「ブラックペアン」「僕たちがやりました」「ReLIFEリライフ」などの作品にも出演しています。また雑誌「Seventeen」の「ミスセブンティーン2012」に選ばれた事で専属モデルとなっています。
映画「不能犯」の木村優役を演じたのは女優・歌手の真野恵里菜です。真野恵里菜は2006年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「科捜研の女」「みんな!エスパーだよ」「東京ガードセンター」「逃げるは恥だが役に立つ」「カッコウの卵は誰のもの」「となりの関くんとるみちゃんの事象」「連続テレビ小説/とと姉ちゃん」などの作品にも出演しています。また歌手として多くの作品・番組のタイアップを行っています。
映画「不能犯」で羽根田健役を演じたのは俳優・モデルの忍成修吾です。忍成修吾は1998年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「天国に一番近い男」「ヤンキー母校に帰る」「超高速!参勤交代」「スクールデイズ」「リリイ・シュシュのすべて」「ハチワンダイバー」「軍師黒田官兵衛」「必殺仕事人」などの作品にも出演しています。また悪役や癖のある登場人物を演じるのが得意な事で有名な俳優でもあります。
映画「不能犯」で木島功役を演じたのは俳優の水上剣星です。水上剣星は2009年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「幸福の黄色いハンカチ」「仮面ライダービルド」「ボクら星屑のダンス」「信長のシェフ」「ST赤と白の捜査ファイル」「鼠、江戸を疾る」などの作品にも出演しています。また15歳の頃にファッションエディター「祐真朋樹」にスカウトされた事がきっかけで俳優の道を進んでいます。
映画「不能犯」で羽根田桃香役を演じたのは女優の水上京香です。水上京香は2014年より女優活動を行っている人物で、これまでに「学校のカイダン」「ミステリなふたり」「スーパーサラリーマン左江内氏」「仰げば尊し」「ハナレイ・ベイ」「ドクムシ」などの作品にも出演しています。また2014年に「トップコート20thスターオーディション」「健康で文化的な最低限度の生活」でグランプリを受賞しています。
映画「不能犯」で櫻井俊雄役を演じたのは俳優・お笑い芸人の今野浩喜です。今野浩喜は1997年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「勇者ヨシヒコシリーズ」「セレブと貧乏太郎」「徳山大五郎を誰が殺したか?」「下町ロケット」「僕たちがやりました」「豆腐プロレス」などの作品にも出演しています。また「キングオブコメディ」というお笑いコンビを結成していましたが2016年に解散しています。
映画「不能犯」の西冴子役を演じたのは女優・モデルの堀田茜です。堀田茜は2012年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「ノンママ白書」「家政夫のミタゾノ」「トドメの接吻」「重要参考人探偵」「ドクターY〜外科医・加地秀樹〜」などの作品にも出演しています。また2009年に開催された「第12回全日本国民的美少女コンテスト」で本戦に出場した事がきっかけとなりオスカープロモーションに所属しています。
映画「不能犯」で夢原理沙役を演じたのは女優の芦名星です。芦名星は2002年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「ブラッディ・マンデイ」「クレオパトラな女たち」「ラストクリスマス」「翼の折れた天使たち」「屋上のあるアパート」などの作品にも出演しています。モデル活動も行っていましたが、日本・イタリア・カナダの合作映画「シルク」のヒロインに選ばれた事で女優業に専念するようになりました。
映画「不能犯」で夜目美冬役を演じたのは女優の矢田亜希子です。矢田亜希子は1995年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「愛していると言ってくれ」「翼をください!」「やまとなでしこ」「トップキャスター」「夢で逢いましょう」「レディ・ジョーカー」などの作品にも出演しています。また中学生時代に母親と買い物中にスカウトされた事がきっかけとなり女優の道を進んだと語っています。
映画「不能犯」で河津村宏役を演じたのは俳優の安田顕です。安田顕は1993年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ホタルノヒカリ」「エジソンの母」「大河ドラマ/功名が辻」「親孝行プレイ」「空にいちばん近い幸せ」「ビューティフルレイン」などの作品にも出演しています。また俳優の大泉洋が出演していた「水曜どうでしょう」に準レギュラーとして出演したのがきっかけで知名度が上がったと言われています。
映画「不能犯」で鳥森広志役を演じたのは俳優の小林稔侍です。小林稔侍は1962年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「西部警察シリーズ」「世にも奇妙な物語」「鬼平犯科帳」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「課長島耕作」「ひと夏のパパへ」「網走番外地シリーズ」などの作品にも出演しています。また2000年には映画「鉄道員」で第23回日本アカデミー賞助演最優秀男優賞を受賞しています。
映画「不能犯」で加島夏美役を演じたのは女優・アイドルの永尾まりやです。永尾まりやは2009年より芸能活動を行っている人物で、これまでに「マジすか学園シリーズ」「私立バカレア高校」「僕たちがやりました」「声ガール!」「家族ノカタチ」「ファーストクラス」などの作品にも出演しています。また友人が勝手に応募した事がきっかけでオーディションに合格しAKB48のメンバーとして活動を開始しています。
映画「不能犯」で矢崎太一役を演じたのは俳優の鈴之助です。鈴之助は1990年代より俳優活動を行っている人物で、これまでに「デビルマン」「クローズZERO」「俺は、君のためにこそ死ににいく」「ガチバンシリーズ」「闇金ウシジマくん」「アベックパンチ」「七瀬ふたたび」などの作品にも出演しています。また「クローズZERO」の撮影中に尊敬する俳優の小栗旬に激しく𠮟責されアドバイスを受けた事を明かしています。
映画「不能犯」で風間雅之役を演じたのは俳優の森岡豊です。森岡豊は2004年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「柳生十兵衛七番勝負」「ハンチョウ〜警視庁安積班〜 」「釣りバカ日誌シリーズ」「科捜研の女」「女の中にいる他人」「嘘の戦争」「ダブルス〜二人の刑事」「特命刑事カクホの女」などの作品にも出演しています。また2012年に女優の星奈優里と結婚した事を発表しています。
映画「不能犯」で荒川晋平役を演じたのは俳優の松本享恭です。松本享恭は2014年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ゆとりですがなにか」「ウルトラマンX」「仮面ライダーエグゼイド」「結婚相手は抽選で」「ヒーローを作った男/石ノ森章太郎物語」などの作品にも出演しています。また「トップコート」の「20周年オーディション」のファイナリストに選ばれた事がきっかけで芸能活動を開始しています。
映画「不能犯」で箕輪修役を演じたのはプロレスラーのタイチです。タイチは2002年よりプロレスラーとして活動を行っています。また中学生時代からプロレスラーになりたいという夢を抱いており高校進学時にはレスリングの名門に入部しインターハイに出場しています。その後2001年に全日本プロレスが開催した夏キャンプに参加し全日本プロレスへ練習生見習いとして入団しています。
映画「不能犯」で看護師役を演じたのはモデル・女優の松元絵里花です。松元絵里花は中学生時代にショッピングモールでスカウトを受け地元でモデル活躍を開始しました。また2014年に雑誌「Ray」の専属モデルに抜擢された事で本格的に上京しています。2016年には「三愛水着楽園イメージガール」に選ばれています。
不能犯の映画あらすじをネタバレ紹介!
キャスト情報や相関図を知った後は映画「不能犯」のあらすじをネタバレで紹介していきます!映画「不能犯」は松坂桃李が演じた主人公が事件を引き起こした事で様々な人間の人生が狂っていきます。また主人公とは思えないほどのサイコパスっぷりを見せている事や主人公の松坂桃李が迫真の演技を見せている事でとても話題になっています。
不能犯あらすじ:電話ボックスの男
映画「不能犯」はとある女子高生が「知ってる?ここの電話ボックスに殺したい相手と内容を送ると、頼みを聞いてくれる人がいるって」と会話している所から始まります。その女子高生が噂している人物は実在しており宇相吹正という男は「言葉だけで人間を操る」というマインドコントロールを得意していました。そしてこの宇相吹正が操った人間たちが次々と殺人を起こしていくという不可解な事件が勃発していきます。
宇相吹正は都内のバーで木島功という人物と待ち合わせをしていました。顔を合わせると宇相吹正は「自分が死ぬ瞬間って想像した事ある」という不思議な質問木島功に投げかけます。するとその質問を不思議に思っていた木島功は原因も分からぬまま命を落としてしまうのでした。そして駆けつけた警察は宇相吹正が毒を持ったと推測していましたが現場からは毒は検出される事はなかったのでした。
明らかに怪しい宇相吹正は容疑者として警察に連行されていましたが証拠が一切出なかったため釈放されました。翌日には新婚夫婦の妻「羽根田桃香」が隣に住んでいる鳥森広志という男に強姦されるという事件が発生しました。そしてそれを知った羽根田桃香の夫である羽根田健は怒りが抑えられず宇相吹正に殺しの依頼をしてしまうのでした。
不能犯あらすじ:不可解な事件が多発
羽根田健から依頼を受けた宇相吹正は「言葉の力」を使って鳥森広志を殺害しました。それを知って羽根田健は怒りを収束し出張へと向かうとしていました。すると宇相吹正が「出張前に憎い男が死んだ記念日として自宅へ帰った方がいいです」と勧めたのでした。そして自宅では男を連れ込んだ羽根田桃香が麻薬漬けになってパーティーを行っているという想像を絶する光景が広がっていたのでした。
当初は羽根田桃香が強姦された事で鳥森広志を殺害する事になってしまいました。ですが鳥森広志は麻薬の注射器を捨てていた羽根田桃香を注意した際に怪我をさせてしまっただけで強姦という罪は侵していませんでした。そしてそれを知った羽根田健は鳥森広志を殺してしまった自責の念に苛まれて自殺してしまいます。こうしてまたしても宇相吹正は自分の手を汚す事なく人々の死を楽しんでいったのでした。
一連の不可解な事件に宇相吹正が関わっている事を知った警察は任意同行を求めました。そこでは夜目美冬という刑事が「一連の事件が起こった全ての現場近くであなたの姿が目撃されています、殺したのはあなたじゃないんですか?」と質問をすると宇相吹正は「違います」と答えています。そしてその問答の瞬間に宇相吹正は夜目美冬にマインドコントロールを仕掛け腕にムカデがいる幻覚を見せたのでした。
不能犯あらすじ:人間の汚さ
宇相吹正にマインドコントロールを掛けられた夜目美冬の腕は「いないはずのムカデ」に嚙まれて腫れ上がっていました。自宅でもその幻覚は続き大量のムカデに襲われてしまう恐怖に耐えきれなくなった夜目美冬は右腕をシェーバーで切り自殺してしまうのでした。そして夜目美冬の死には裏があり「息子が痴漢として逮捕され自殺してしまった事」に怒りを感じていた男性から宇相吹正は依頼を受けていた事が判明しています。
夜目美冬の死を知った多田友子は「利き腕をリストカットして自殺している状況」を不可解に感じていました。また「腕を撃たれただけで死亡した兵隊」「冷たいフォークを熱いと思い込んで火傷する」という不思議な現象が実際に起こっていると知り宇相吹正はマインドコントロールを使っていると推測していました。そして真相に気付き始めた多田友子が深夜に帰宅しているとそこに宇相吹正が現れたのでした。
一連の事件を裏で操っている事を気付かれそうになった宇相吹正はマインドコントロールを使って多田友子をナイフで殺害しようとしました。ですが多田友子はナイフがおもちゃだと認識しておりマインドコントロールを回避しています。そしてそれを見ていた宇相吹正は多田友子に対して「あなたは僕と同じ思考を持っている、僕を殺して人生を終わりにして下さい」というとんでもない言葉を投げかけたのでした。
不能犯あらすじ:豹変
宇相吹正と多田友子のやり取りがあった翌日には、木村優という女性が実の姉である夢原理沙を殺害して欲しいという依頼を持ち掛けていました。2人は両親が離婚した後に別々の過程で育てられており「木村優は貧しい家庭」「夢原理沙は裕福な家庭」で育っていました。そして木村優の依頼を受けた宇相吹正は夢原理沙にマインドコントロールを掛け交通事故を誘発させたのでした。
宇相吹正からマインドコントロールを受けてしまった夢原理沙でしたが、交通事故を起こし軽い打撲だけで命に別状はありませんでした。ですが入院中の病院で婚約者が不倫をしている事を知り憎しみで我を忘れた夢原理沙は婚約者を殺害してしまいます。そして夢原理沙は木村優に手紙を残しており「本当は愛されていた事」を知った木村優は悲しみのあまり自殺してしまいます。
妹の木村優が自殺してしまった裏には宇相吹正がいる事を知った多田友子は「もう宇相吹正を殺すしか事件を止める方法はない」と考えていました。そして宇相吹正の元を訪れた多田友子はナイフで刺そうしましたが思いとどまり自分の刑事としての責務を果たす事を改めて認識しています。ですが落ちたナイフを拾った夢原理沙が宇相吹正を殺そうとして逆にマインドコントロールに掛かり自殺してしまいます。
不能犯あらすじ:新しいスタート
出典: https://qetic.jp
夢原理沙が自殺した事にショックを受けた多田友子は入院している百々瀬麻雄の元を訪れていました。するといつの間にか眠ってしまい目を覚ますと目の前には川端タケルの姿がありました。そして川端タケルは「更生させてもらった事に感謝しているという気持ちは嘘」と語り始め、幼稚園を爆破するか百々瀬麻雄を殺すどちらかの選択をしろと迫ったのでした。
川端タケルから究極の選択を迫られていた多田友子の前に突然宇相吹正が現れました。それに川端タケルが驚いている内に多田友子はスイッチを奪い川端タケルに手錠を掛けて逃げ出しました。そして手錠を力任せに引きちぎった川端タケルは多田友子を追いかけようとしましたが宇相吹正のマインドコントロールで「目の前に爆発物がある」という幻覚を見て死亡してしまうのでした。
川端タケルは「自分より早く昇進した」と妬む上司が宇相吹正に依頼をした事で殺害されました。そして皮肉にも宇相吹正に助けられた多田友子はお礼を言いながらも「あんたのルールには従わない」と言い放ちました。そして宇相吹正は「これからも人を闇に導き殺し続ける」と語り2人が別々の人生を再スタートさせながら物語は幕を降ろしています。
不能犯の映画結末をネタバレ考察!
相関図やあらすじネタバレを知った後は映画「不能犯」の結末について考察していきます。映画「不能犯」作中では複雑で残酷な描写が多くされています。また松坂桃李が演じた宇相吹正が謎を残したまま幕を降ろしているのでその点について考察していきます。
不能犯の意味
不能犯作中で「明確に犯罪を意図した行為であっても、実現が不可能ならば、罪に問われない事」を総称して「不能犯」と言われています。その説明の通りに「不能犯」である宇相吹正は「自分の手を汚さず」「言葉の力だけ」で人を次々と殺害しています。
松坂桃李演じる宇相吹正の正体
原作・映画も含め「不能犯」作中で宇相吹正の正体は明らかになっていません。ですが作者は「宇相吹正は人間ではない」という発言をしており宇相吹正は「人間を超越した何か」「霊的な存在」「人の闇が見せている幻覚」などという考察がされています。
宇相吹正の仕事をキャンセルするには?
宇相吹正に依頼した仕事をキャンセルする方法は「宇相吹を殺害するか致命傷を与える事」「依頼人を殺すこと」だと言われています。特に前者のキャンセル方法は「死にたがりの宇相吹正にとってメリット」とも取れるキャンセル方法なので更に深い意味が隠されているとも言われています。
結末から続編の考察
映画「不能犯」は「同じ思考を持った」宇相吹正と多田友子が別々の道を進んでいくというラストが描かれています。そのため続編が制作される可能性がとても高いと言われています。また原作はまだ連載中でストーリーのストックも沢山あるのでいずれは続編が発表されるという考察がされています。
不能犯の原作と映画の違いとは?
ここからは「不能犯」の映画と原作の違いを解説していきます。それに伴い松坂桃李が演じた宇相吹正の違った顔や登場人物の差異なども記載していきます。
多田刑事の性別が違う
映画「不能犯」では沢尻エリカが演じる多田友子がもう1の主人公として登場していますが、原作では「多田友樹」という刑事が宇相吹正を追っています。何故性別が変更されたかは謎ですが高い演技力を持った沢尻エリカがライバルを演じた事で物語がより面白くなったととても話題になっています。
若松刑事の運命
映画「不能犯」では若松亮平という刑事が人質に取られて死亡しています。ちなみに原作で若松亮平は多田友樹の相棒刑事として描かれていますが死亡していません。
松坂桃李が演じた宇相吹正の姿
原作の「不能犯」で宇相吹正は「とても人を殺しまくっているとは思えない」ほど飄々とした性格をした人物として描かれています。また映画「不能犯」より原作に登場している宇相吹正の方がより「自分が死ぬ事に対して執着」「人をコントロールして殺害する事に対しての喜び」を強く持っているように描かれています。ちなみに原作の方が更に人間の汚い部分や闇の部分が鮮明に描かれています。
不能犯のdTVオリジナルドラマも要チェック!
不能犯は2017年12月22日より「dtv」でオリジナルドラマが放送されています。このオリジナルドラマは全5話で放送されており映画「不能犯」と同じキャストが登場しています。また映画「不能犯」で描かれなかった不可解な事件が描写されているのでこちらも是非ご覧下さい!
不能犯の映画キャストまとめ!
本記事では映画「不能犯」のキャスト・相関図を一覧化して載せていきましたがいかがだったでしょうか?映画「不能犯」では松坂桃李が演じた主人公やその他のキャストが原作とは若干違っています。また原作・映画だけでなくオリジナルドラマなども放送され話題になっているので本記事の相関図やキャスト情報を参考にしながら是非ご覧下さい!