【スター・ウォーズ】ダース・シディアスことパルパティーンとは?正体や強さを考察

多くのファンによって愛され続けている『スター・ウォーズ』。本作では数多くの悪役が登場していますが、その中でも最強といわれる人物がダース・シディアスことパルパティーンではないでしょうか?ダース・モールやダース・ベイダーを弟子として育てつつも、元老院最高議長のパルパティーンとしても活動しています。まさに最悪の黒幕です。ここでは、そんなダース・シディアスことパルパティーンの本性に迫りつつ、強さや弟子などを紹介しています。また、彼を演じた俳優まで紹介していますので、お見逃しなく!

【スター・ウォーズ】ダース・シディアスことパルパティーンとは?正体や強さを考察のイメージ

目次

  1. ダース・シディアスことパルパティーンの正体とは?
  2. ダース・シディアスことパルパティーンの強さ
  3. ダース・シディアスことパルパティーンの側近と師匠・弟子
  4. ダース・シディアスことパルパティーンの経歴
  5. ダース・シディアスことパルパティーンの謎を考察
  6. ダース・シディアスことパルパティーン役の俳優キャスト
  7. ダース・シディアスことパルパティーンに関する感想や評価
  8. ダース・シディアスことパルパティーンまとめ

ダース・シディアスことパルパティーンの正体とは?

スター・ウォーズの概要

『Star Wars(スターウォーズ)』は、ルーカスフィルムがジョージ・ルーカスの構想を基に製作したスペースオペラ作品です。映画やアニメ、小説、コミック、ゲームなど幅広い媒体にて「遠い昔、遥か彼方の銀河系」を舞台にした作品が展開されました。シェアード・ユニバースといった世界で最も興行的成功を収めた映画の1つとなっており、『マーベル・シネマティック・ユニバース』に続く世界歴代2位の興行収入を記録しています。

本編では、変則的な時系列で公開されているのが特徴で、エピソード4・5・6から、1・2・3、7・8・9となっています。そのほか、スピンオフ作品も多数発表されています。

正体①元老院最高議長パルパティーン

パルパティーンの本名は、シーヴ・パルパティーンといいます。パドメ・アミダラと同じく惑星ナブーの出身者ですが、家族や出生などの詳細までは明らかになっていません。ナブーでは政治家の道を進んでいましたが、それと同時にダース・プレイガスを師としてシスの暗黒卿への道にも足を踏み込んでいました。

それから銀河元老院議員となり、腐敗が進む共和国内で議長の座を早くから狙い、さらにアミダラ女王の側近として活動しながらも裏で̪シディアスとして暗躍しています。そして、ついに元老院最高議長の座を手にしました。その後、分離主義勢力と共和国とを対立させ、「クローン戦争」を始めています。

正体②銀河帝国の皇帝ダース・シディアス

パルパティーンは、シス・マスターであるダース・プレイガスの弟子となって初めてシスの教えに触れました。シスとして修行を積み、人心を操る力や武器を巧みに扱う戦闘能力、そして暗黒面のフォースまでもを会得しています。しかし、パルパティーンはプレイガスを殺害。それによってシス・マスターとなったパルパティーンは、表社会で元老院議員として地位を固めていきつつ、裏社会ではダース・シディアスとして暗躍しています。

そしてダース・シディアスとしてアナキン・スカイウォーカーに目を付け、巧みな駆け引きにより彼をダークサイドに引き込んでいます。さらに、オビ=ワンに敗れたアナキンをダース・ベイダーとして復活させることにも成功しています。そのほか、最高議長でもあるパルパティーンは、絶対的な権限を駆使してクローン戦争をも利用したりなど数多くの活動をしていました。

「オーダー66」を発令後、最大の敵であるジェダイらを壊滅状態へと追い込みました。そして元老院議員内部ではジェダイから襲われたと主張したことで、ジェダイ抹殺までもを正当化、また行政機関を全て掌握することによって、ついに共和国が消滅。銀河帝国が樹立し、ダース・シディアスことパルパティーンは皇帝として君臨することになりました。

スター・ウォーズ|STAR WARS|

ダース・シディアスことパルパティーンの強さ

パルパティーンの強さ①銀河最強のシス・マスター

パルパティーンの強さは、生ける伝説と称されるジェダイ・マスターのヨーダとの戦いで分かります。パルパティーンの侵攻を食い止めるべく、ヨーダが立ち塞がり一対一の戦いを繰り広げていますが、ヨーダは撤退を余儀なくされていました。その出来事を考慮すれば、パルパティーンことダース・シディアスの強さは銀河最強のシス・マスターだといえるでしょう。

パルパティーンの強さ②強力な技

パルパティーンはシスの暗黒卿としてのこだわりを持っています。ライトセーバーをジェダイの武器の象徴であるとみている彼は、ライトセーバーを使用することなく暗黒面のフォースを使用して戦いを繰り広げます。彼が使うフォースの中でも特に強力なのが「フォース・ライトニング」という技で、この技を使ってメイス・ウィンドゥを圧倒していました。

また、彼がライトセーバーを使った際は、ジェダイ・マスターが3人がかりで応戦していますが、3人を一瞬で切り捨てています。ヨーダとも互角の勝負を繰り広げていたことを考慮すると、ライトセーバーを用いた戦いでもそうとうな強さを誇るとみてよいでしょう。そして、最強の技が披露されたメイス・ウィンドゥとの対決。

その時はアナキンの心を操ることに成功し、ジェダイに襲われたと言って自らを正当化するなど、巧みな嘘までもを展開しました。その人心握術に長けた一面も彼の強さであるといえます。

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ダース・シディアスことパルパティーンの側近と師匠・弟子

パルパティーンの側近

パルパティーンの側近はシャンパーラ出身のマス・アメダです。目の色と皮膚の色が青色の種族「シャングリアン」で、196㎝という高身長に加えて髪の毛がない、といった特徴があります。彼はパルパティーンとフィニーズ・ヴァローラムが元老院の最高議長在任中に副議員を務めており、パルパティーンが引き起こしたクローン大戦中でも副議長を務めていました。

その後、パルパティーンが銀河帝国を建設した際に彼を助けた功績により、帝国評議会の初期メンバーとして銀河帝国を僭称したパルパティーンに仕えています。そんなマスアメダを演じた俳優が、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』ではジェローム・ブレイクが演じ、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』ではデビッド・ボワーズと、2人の俳優が演じました。

パルパティーンの師匠はダース・プレイガス

上述で簡単に触れたようにパルパティーンはダース・プレイガスの弟子であり、ダース・プレイガスが彼にシスの知識を伝授しました。ダース・プレイガスの本名はヒーコ・ダマスク・ムーンのシスの暗黒卿であり、賢者ダース・プレイガスとして『スター・ウォーズ』の歴史に名を刻んだ人物でもあります。知性を持った微小生命体「ミディ=クロリアン」の操作の達人でした。

永遠の命を追求しようとした彼は、このミディ=クロリアンを利用して新しい生命を作り出そうと探求していたようです。暗黒卿の中でも最強ともいえる強さを誇っており、人を死から遠ざけたり、フォースの力で生命を創造したりもしたとのこと。パルパティーンを弟子へと迎い入れたダース・プレイガスは、表向きの名前であるヒーゴ・ダマスクを使い、ナブーに出向くと同時にナブーに埋蔵されているプラズマから利益を得ていました。

その頃に弟子を探していたようです。やがてパルパティーンと出会ったプレイガスは、その激しい野心と群を抜いたフォースの強さに惹かれ、パルパティーンをシス・オーダーのカルトへと招き入れました。そしてダース・ベインの頃からの伝統により、彼にダースを冠する名前を与えています。それによって、パルパティーンはダース・シディアスとなりました。

以来、いつからはじまりいつ終わったのか正確な時期は不明ですが、おそらく何十年にも渡る訓練をパルパティーンに課しており、その間にベインの時代について記録された数多くの「シス・ホクロン」を与えています。そしてプレイガスの下でベインやシス卿などシスの歴史を深く学び、その結果パルパティーンをベイン以来圧倒的な強さを持つ暗黒卿の一人に育て上げることに成功しました。

パルパティーンの弟子

弟子①ダース・モール

パルパティーンの弟子の1人目は、全身が赤と黒のシスの入れ墨で覆われているダース・モールです。ダース・プレイガスの殺害後にパルパティーンが初めて弟子として彼を迎い入れています。髪の毛がなく頭部に短い角を持つエイリアン種族であり、惑星ダソミアの氏族であるナイトブラザー出身となっています。

ダソミアのナイトシスターであるマザー・タルジンの息子として育っていましたが、ある日、彼の素質に目を付けて拉致したのがダース・シディアスことパルパティーンでした。その後、シスの暗殺者として過酷な訓練を課せられています。ただ、当初のパルパティーンはダース・モールを弟子にするつもりはありませんでした。彼の母・タルジンの魔術に目を付けていましたが、約束を反故にして彼女の息子を拉致したのです。

弟子②ドゥークー伯爵

パルパティーンの2人目の弟子は、ジェダイ・マスターであるドゥークー伯爵です。ダース・モールがオビ=ワンに倒された後に弟子にしています。パルパティーンの弟子となる前は、クワイ=ガン・ジンの師匠であり、ヨーダの弟子でした。つまり、ダース・モールを倒したオビ=ワンは孫弟子にあたります。彼の強さはヨーダやメイス・ウィンドゥらと肩を並べるほど。

特に剣士としてライトセーバー戦用の「マカーシ」に習熟した達人と知られています。かつて有能で圧倒的な強さを誇る彼だったのですが、硬直化する銀河共和国に不満を抱いていました。そして研究熱心な性格だったため、シスの暗黒卿の情報を調べていくうちに深入りしてしまい、さらにその頃に抱いていた不満に目を付けたパルパティーンによってダークサイドへと転向させられ、ダース・ティラナスの名を与えられています。

弟子③アナキン・スカイウォーカー

パルパティーンの最後の弟子となったのが、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーです。彼はクワイ=ガン・ジンが「選ばれし者」として見出した人物で、それに見合った強さを誇るフォースを持っています。それもミディ=クロリアンが最強のジェダイと言われるヨーダを越える値を弾き出したほどの強さ。そんな彼がジェダイになった後は苦悩と葛藤を抱きつつも、共和国最高議長であるパルパティーンのことを敬愛していました。

それからドゥークーとの対決がシスへの道へ足を踏み入れるきっかけとなります。ドゥークーとの対決では、勝利こそしましたが、ジェダイ・コードに反してパルパティーンからの命令によって丸腰の相手の首をはねてしまいました。その後、パルパティーンは暗黒面の力の強さを説いたことによって、アナキンはダークサイドへと転向します。そしてパルパティーンの弟子となったアナキンは、ダース・ベイダーの名を授けられました。

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ダース・シディアスことパルパティーンの経歴

パルパティーンの経歴①初期

パルパティーンの幼少時代や青年期といった初期の経歴は、情報があまり公開されていません。彼の近親者や家系など、幼少期時代の記録が新秩序で消失しているからです。一般的には、これらの情報についてダース・シディアスことパルパティーンと、シスの暗黒卿との関係性を隠蔽するためだとみられているのですが、一方、実際にパルパティーンの出身地であるナブーでは、そもそも彼は存在していないという見方もあります。

したがって、シスになる前のパルパティーンに関する情報は完全に不明。もしかすると、パルパティーンという人格でさえも、彼が政治の道に進むために作られたものなのかもしれません。

パルパティーンの経歴②ダース・プレイガスを殺害

パルパティーンがダース・プレイガスを殺害したのには、プレイガスが不要になっただけでなくもう一つの理由がありました。パルパティーンを弟子として何十年にも渡る訓練をしていた頃、プレイガスは不老不死の研究に取り憑かれていました。そこで、プレイガスは無から新しい生命を作り出すための研究により、ミディ=クロリアンに影響を与えることになります。

そして、無から生命を作り出す研究により、作り出した子供が潜在的な能力を秘めているはずだとパルパティーンに語ったのでした。しかし、パルパティーンはすぐにプレイガスの真意を疑います。彼の目的は、新しい弟子を作ることではないのか?と。つまり、自分と作り出した子供を取り換えるつもりだと考えたのです。そこで、寝ているダース・プレイガスを殺害し、シス・マスターの称号を手にしたのでした。

パルパティーンの経歴③ダース・モールの訓練

結局、パルパティーンによってダース・プレイガスは死んだのですが、研究成果が辺境の砂漠の惑星・タトゥイーンに残されていました。そこに奴隷として住むシミ・スカイウォーカーが男の子アナキン・スカイウォーカーを生んでいたのです。それを知ったパルパティーンは、いずれ彼が強力な弟子となることに期待し、彼の成長を待つことにしていました。さらに、彼はプレイガスを殺害した際に、ダース・モールを弟子として準備しています。

ダース・モールはザブラクまたはイリドニアンといわれる肉食性ヒューマノイド種族ですが、シスがザブラクを弟子にしたことに前例がないわけではありませんでした。かつて、シスはザブラクを傭兵として雇っていたため、パルパティーンはザブラクには大きな苦痛への耐久性が備わっていることを知っていました。やがて、モールの訓練が終わりを迎えるための試練の時が訪れました。

パルパティーンはモールを辺境の惑星に送り出し、そこで人口知能を持つ機械的な存在であるドロイドの標的にさせました。そして一か月が経過した頃、洞窟の入り口に待ち構えていたパルパティーンは疲れ切ったモールに戦いを挑みます。

モールに対して侮辱を加えたり、代わりの弟子を迎え入れる旨を伝えたりしたことによって彼を憤慨させ、あわや師の腕に噛みつこうとするほど本気にさせました。その結果に満足したパルパティーンはモールに修行の終わりを告げ、彼がシス卿であることを宣言したのでした。

パルパティーンの経歴④準備

モールの訓練を終えたパルパティーンは、モールに銀河系で最大の犯罪シンジケート「ブラック・サン」を攻撃させるなど、最終目標を実現するために周到な準備をおこなっていました。そして最後の準備へと取り掛かります。

ジェダイ絶滅という壮大な計画のために、ダークサイドを支持するダーク・フォースの従者やツンドの魔女、サン・ガードなどと接触をおこない、支配下に組み入れていました。ツンドの魔女が握る秘密のために最後のメンバーであるゲプタにスクリヴィナーの称号を与えたり、元ジェダイ・マスターであるカダーンをダーク・フォース関係者のリーダーに任命したりしています。

パルパティーンの経歴⑤パルパティーンの台頭

パルパティーンは壮大な計画の準備に取り組みつつ、表社会ではダース・シディアスとしての顔を慎重に隠し通してきました。ナブーでは、12歳から20歳までの間で公共の奉仕に就くことが義務付けられているため、これを逆手に取って若いときから政治家としてのキャリアを歩んでいました。そして、銀河元老院であるヴィダー・キム議員が暗殺されたことによって、パルパティーンは後継者として立候補しました。

ついに人々は、35にも渡る提携惑星を代表するセクター議員にパルパティーンを選びます。その後、ヤヴィンの戦いの33年前にあたる頃、パルパティーン同盟者であるウィルハフ・ターキン副総督が通称連合重役会の虐殺に加担しました。この襲撃した海賊を裏で操っていたのがパルパティーンでした。結果、ヌート・ガンレイが連合の総督として権力を得ます。

その直後、アーガウ銀行から盗まれた700マンクレジットを秘密裏に動かしたパルパティーン。そのクレジットをヴァローラム家の口座へと送金し、さらにこの事実を暴露するように手配したことによってヴァローラム政権を極めて不安定な状態へと陥らせたのでした。

パルパティーンの経歴⑥ナブーの戦い

パルパティーンの台頭から数年が経過した頃、ナブーの元首であるヴェルーナ王という難敵にパルパティーンは直面していました。政治的合意はほとんどないともいえ、外交政策によって積極的に合意をおこなうように説得はしていたパルパティーンでしたが、その結果危険な懸念を生じさせてしまいました。しかし、戴冠式の際にアミダラ女王と知り合っていたために、彼女と強力関係を結ぼうと考えます。

その後、パルパティーンは扱いやすい君主を得た結果、予定通りに計画を実行に移し始めました。そして、計画は共和国に最初の大きな打撃を加えることになります。ナブー問題に直面している特別議会は、アミダラ女王にヴァローラム最高議長の不信任案を動議するように勧めました。それによってパルパティーンが選挙に選出することとなり、彼はついに最高権力の座を手にすることになります。

その後のパルパティーンはナブーの戦いによってダース・モールを失いつつも、最大の目的を果たしました。それがヴァローラム元老院議長を失脚させることで手に入れることのできる、新議長の座だったのです。

パルパティーンの経歴⑦共和国

パルパティーンは、ヤヴィンの戦いの28年前に官邸での任期を終えました。それによって通常通り議長選挙がおこなわれることとなりますが、彼自身による陰謀や彼よりも優れた素質を持つ人物がいなかったことにより、パルパティーンは再び再選を果たすことになりました。

これが共和国最後の議長選挙となったのです。4年後に選挙がおこなわれるはずだったのですが、彼が銀河憲法の改定をおこなったことにより、自身の任期を無期限に延長したからです。

パルパティーンの経歴⑧弟子の捜索

パルパティーンはナブーの戦いでモールを失っていました。最終的な目標である共和国の分裂と征服には、共和国の加盟惑星を対象に紛争の種をばら撒く弟子が必要であり、そのためには早急に新しい弟子を捜索する必要があります。ただ、これにはモールが備えていない、政治的手腕を持ち合わせている弟子が不可欠でした。そこで、次に目を付けたのがジェダイ・マスターであるドゥークー伯爵でした。

彼は共和国とジェダイ評議会に対して不満を抱いており、さらに知性に優れカリスマ性をも持ち合わせていたため、完璧な候補者だったのです。一方、ドゥークー伯爵も自らシスの研究を始めようとシスの捜索を開始していますが、彼よりも先に接近してきたのがパルパティーンでした。

そしてパルパティーンはジェダイの力では銀河系を救う強さはない、と彼を説得。ほどなくして、ドゥークー伯爵の草案である分離主義思想とパルパティーンが言っていたことと同一であると確信し、パルパティーンの申し出を受け入れました。

パルパティーンの経歴⑨クローン軍

ドゥークー伯爵を弟子に迎い入れたパルパティーンは、ジェダイに何も告げることなく、将来の共和国を守るためだとして大規模なクローン軍を作り出そうとしており、その開発をカミーノアンに依頼しました。それからクローン軍の開発に損害を与えるとしてサイフォ=ディアスの暗殺を図りました。そこで使ったのがサイファの親友でありパルパティーンの弟子でもあるドゥーク伯爵でした。

そして殺害に送り込まれたドゥークー伯爵は、親友であるはずのサイファを躊躇することなく殺害したのです。この活躍によってドゥークー伯爵はダークサイドに祝福され、パルパティーンは彼にダース・ティラナスを与えました。一方、クローン計画はそのまま進んでいました。そして、ティラナスとなったドゥーク伯爵の次なる任務は、クローン軍のためのDNAを探し出すこと。

彼らの見本となる人物には卓越した訓練と経験、そして高い闘争本能を持ち合わせていなければなりませんでした。そこで、見出したのがマンダロリアン・ショック・トリーパーの最後の生き残りであるジャンゴ・フェット。彼に自分の純粋なクローンの提供を申し出、それを彼は受け入れました。

パルパティーンの経歴⑩分離主義運動

そしてヤヴィンの戦いの24年前に分離主義運動の幕開けとなりました。ドゥーク伯爵はパルパティーンの指示によっていくつかの巨大企業を統合しています。それによって独立星連合が創設され、議長としてのパルパティーンの権力を磐石なものとしました。そして組織が所有していた大規模な軍隊を提供する分離主義運動が始まったのです。

共和国すらも転覆させることのできる力を連合は持つことになったため、その実態を知った元老院たちは脅威的な存在として見るようになりました。そして、パルパティーンの任期の終わりが訪れたのですが、元老院は議長選挙を中止。パルパティーンの任期を無期限に延長することにしています。こうした中で、共和国の防衛のための軍隊を必要とする意見が飛び交っていました。

そしてアクス・モウのほか多くの議員が暗殺され、パルパティーンが予想した通り必然的に分離主義勢力に対して暗殺の目が向けられました。またこうした暴力の連鎖に対してジェダイは後手に回ってしまいます。もはや司法省に秩序を維持する力はありません。それによって導き出した結論は、軍隊に秩序を維持してもらうこと。こうした過程で繰り広げられた議論を、楽しみながら見届けていたパルパティーンがいました。

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ダース・シディアスことパルパティーンの謎を考察

考察①ナチスとの共通点

ダースシディアスことパルパティーンの謎、それは彼にはナチスとの共通点があるということです。パルパティーンは、銀河帝国を創設する際に演説で宣言(銀河帝国成立宣言)していますが、その時の言葉「この新帝国が続くように」といっています。このセリフはナチ党のヒトラーが演説でいった言葉「千年繁栄するライチ/第三帝国」を参考にしたようです。

考察②レイは孫?

パルパティーンはルークに倒された後、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にてその30年後が描かれています。『スター・ウォーズ』シリーズの三部作として公開された本作の主人公がレイです。そのレイが、実はパルパティーンの孫だとする説が浮上しています。なぜなら、レイが持つライトセーバーがパルパティーンと似ており、さらにカイロ・レント対峙した時に彼がレイのことを知っている様子だったからです。

さらに、レイライトセーバーに初めて触れた際、パルパティーンの声が聞こえたということも説の根拠となっています。2019年8月に公開された『スターウォーズ/スカイフォーカーの幕明け』で最後にレイが赤いライトセーバーを持ち、その姿がダークサイドに堕ちたように見えたので、その姿がさらにパルパティーンの孫である説を盛り上げさせました。

考察③スノークとの関係

スノークは『スター・ウォーズ』シリーズの新三部作で登場しており、その時にカイロ・レンをダークサイドへと引き込んだ人物であり、ファースト・オーダーの最高指導者でもあります。強力なダークサイドの使い手として名を馳せているようなのですが、その正体が謎のままで、結局裏切られたカイロによって殺害されています。

ファースト・オーダーでありながらカイロを操るほどの黒幕ですが、逆にあっさりと退場してしまったため、彼にはさまざまな説が浮上しました。それが、スノークスの正体がパルパティーンに殺害されたダース・プレイガスだとする説と、死んだはずのパルパティーンが魂を移した姿だとする説があります。

ただ、プレイガス説は脚本チームのパブロ・ヒダルゴが否定、そして『スター・ウォーズ/最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー』にてスノークスはシスではない、と明記されていました。であれば、スノークスはパルパティーンの魂の器である説が依然として有力であるといえるでしょう。

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ダース・シディアスことパルパティーン役の俳優キャスト

『スター・ウォーズ』シリーズの中で最強の悪役と言われるダース・シディアスことパルパティーン。そんなパルパティーンを演じた俳優がイアン・マクダーミドです。ここでは、演出家としても知られる俳優イアン・マクダーミドのプロフィールをはじめ、俳優として出演した主な作品を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

イアン・マクダーミドのプロフィール

  • 名称:イアン・マクダーミド
  • 出生地:スコットランド テイサイド
  • 国籍:イギリス
  • 生年月日:1944年8月11日
  • 職業:俳優、演出家

俳優であるイアン・マクダーミドは大学卒業後にグラスゴーの王立アカデミーにて演劇を学んでいます。舞台俳優として古典劇を演じて高い評価を得ており、俳優以外に演出家としても活躍するようになっています。2006年には俳優として『Faith Healer』に出演し、トニー賞最優秀助演男優賞を受賞しており、今回ご紹介した『スター・ウォーズ』のパルパティーン役を演じた俳優として有名です。

また『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でも俳優として出演しており、舞台俳優らしい巧みなセリフ回しで高評価を得ているようです。

イアン・マクダーミドの主な出演作品

俳優イアン・マクダーミドが出演した主な作品は以下のとおりです。

  • 1981年:ドラゴンスレイヤー(ブラザー・ジャコプス 役)
  • 1983年:スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(パルパティーン 役)
  • 1995年:恋の闇 愛の光(アンブローズ 役)
  • 1988年:ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ(アーサー 役)
  • 1999年:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(パルパティーン 役)
  • 2002年:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(パルパティーン 役)
  • 2005年:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(パルパティーン 役)
  • 2017年:ロスト・シティZ 失われた黄金都市(ジョージ・ゴールディ卿 役)
  • 2019年:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(パルパティーン 役)

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ダース・シディアスことパルパティーンに関する感想や評価

こちらの感想では、パルパティーンの絶望的な強さに驚いたと言われています。ジェダイ・マスターが数人で闘っても勝ち得ない強敵。ジェダイ・マスターはグランド・マスターの次に強い人物たちなので、かなり強敵であることがうかがえます。

こちらの感想では、パルパティーンを演じた俳優イアン・マクダーミルが魅力的だったと言われています。また、パルパティーンも魅力があると言われており、演じた俳優の魅力がしっかりと反映されているのがうかがえます。これを機に俳優としてのイアン・マクダーミルの作品にも注目してみてはいかがでしょうか?

こちらの感想では『スター・ウォーズ』の中でもパルパティーンが魅力的に映っていると言われています。感想のように悪役好きであれば、パルパティーンに魅了される方はきっと多いのかもしれません。

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ダース・シディアスことパルパティーンまとめ

ダース・シディアスことパルパティーンについて、彼の強さや経歴、俳優などを交えて紹介してきましたが、いかがでしたか?1997年から始まった『スター・ウォーズ』シリーズ。ついに40年を超えて『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で終幕を迎えることになりました。ルークとアナキン、レイと引き継がれてきた主人公たちは、パルパティーンを最大の敵として戦いを繰り広げてきています。

ついにその決着となる頃。ライトサイドかあるいはダークサイドなのか?繰り広げられる最後の戦いのために、最大の敵であるダーク・シディアスことパルパティーンについて理解を深めておくとより楽しめるはずです。また、これを機にパルパティーンの復活や彼と関連する説があるレイについて、スノークにも注目してみてはいかがでしょうか?

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