2019年11月14日公開
2019年11月14日更新
【ハリー・ポッター】ホグワーツ魔法魔術学校とは?4つの寮や組み分け帽子も紹介
ホグワーツ魔法魔術学校は『ハリー・ポッター』ファンならば誰もが憧れる夢のような学校です。『ハリー・ポッター』シリーズの舞台として有名なホグワーツ魔法魔術学校には、4つの寮があり、寮ごとに異なる特色があります。ホグワーツ魔法魔術学校に入学した生徒達は、組み分け帽子によって入る寮を割り当てられます。生徒の特性を見抜き、寮の選択を行う組み分け帽子は、ホグワーツ魔法魔術学校にとって欠かせない存在です。この記事では、4つの寮や組み分け帽子など、ホグワーツ魔法魔術学校の魅力に迫ります!
目次
ホグワーツ魔法魔術学校とは?
小説や映画で絶大な知名度を誇る『ハリー・ポッター』シリーズ。時が経ってもその人気は衰えることを知りません。『ハリー・ポッター』シリーズには、ホグワーツ魔法魔術学校(通称:ホグワーツ)と呼ばれる学校が登場します。この記事では、ホグワーツに存在する4つの寮や、魔法アイテム・組み分け帽子など、ホグワーツに関連するもの、そしてホグワーツのトリビアを紹介します!
ハリー・ポッターの概要
『ハリー・ポッター』シリーズの作者はイギリスの小説家・J.K.ローリングです。絶大な人気を誇る『ハリー・ポッター』シリーズは、実写映画化に伴って知名度が上がり、小説の累計発行部数は世界で5億を超えています。『ハリー・ポッター』シリーズの主な舞台は、主人公・ハリー・ポッター達が通うホグワーツ魔法魔術学校です。この項目では、ホグワーツの詳しい概要や校則など、基本情報をお届けします。
ホグワーツ魔法魔術学校の概要
『ハリー・ポッター』ファンであれば、誰もが一度は訪れたい、または入学したいと願うホグワーツ魔法魔術学校。主人公・ハリー・ポッターにとってホグワーツは心の故郷であり、青春を過ごした大切な学校でもあります。ホグワーツの在学期間は7年間で、全寮制なのも特徴です。
ホグワーツは魔法使いであれば、家系や出身を問わず、誰でも入学することが可能です。魔法を使えないマグルの家庭出身者でも、魔法使いの素質があればホグワーツに入学することができます。ハリーの親友・ハーマイオニーがそのケースに当てはまります。ホグワーツの入学式・始業式は9月1日です。新入生はこの時点で11歳になっている必要があります。
ホグワーツのモットーはラテン語で書かれており、その内容は“Draco dormiens nunquam titillandus”=「眠っているドラゴンは絶対にくすぐってはならない」です。Dracoが「ドラコ」に読めてしまい、マルフォイ?と思わずにいられませんが、関係があるのかは謎です。
ホグワーツ魔法魔術学校の規則や校則
ホグワーツ魔法魔術学校の校則は、マグルの学校よりもユニークで厳しいものかもしれません。在学中の1~7年生は、ホグワーツの校則に従いながら生活を送る必要があります。校則を破った回数・内容によっては退学処分もあり得ます。おそらく一番有名な校則は「ホグワーツ以外で魔法を使ってはならない」でしょう。しかし、この校則は7年生(17歳)になり、成人を迎えると免除されるので、7年生は従う必要がありません。
魔法の使用を禁止する理由ですが、若い魔法使いが誤って事件を起こしたり、マグルに発見されることを防ぐためだと推測できます。ホグワーツ以外の場所で魔法を使用すると、魔法不適正使用取締局からメッセージが届き、警告を受けます。ちなみに、これは1回目の場合です。2回目以降は処分が一気に厳しくなり、ホグワーツから退くように命令され、杖も折られます。
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ハリー・ポッターの場合、ホグワーツ以外でピンチに遭う確率が高いので、魔法が使えないのは不便だと言えるでしょう。また、動物に関する校則も存在します。ヒキガエル、猫、フクロウは、ホグワーツに連れて来てもOKです。しかし、何故かロンのネズミ(スキャバーズ)は注意されていないため、例外もあるのかもしれません。さらに、1年生は箒の所持も禁止されています。
しかし、先生からもらった場合は例外で、ハリーはマクゴナガル先生から箒をプレゼントされ、所持を許可されました。また、ホグワーツの生徒は夜になると寮から出ることを禁じられます。例え校内でも夜は出歩き禁止なのです。さらに、「禁じられた」系の場所(禁じられた部屋、禁じられた森など)も侵入禁止で、訪れたことが寮監にバレると、厳しい罰則が待ち受けています。
ホグワーツ魔法魔術学校はどこにある?
ホグワーツ魔法魔術学校は、イギリスのスコットランド地方、あるいは、地球のどこでもない場所に存在し、その所在地は謎に包まれています。しかし、魔法使いであればホグワーツに行くことは可能です。まずは、ロンドンのキングス・クロス駅に向かいます。ちなみにキングス・クロス駅は実在の駅です。
9番線&10番線の真ん中にある柵へ突き進むと、「9と3/4番線」ホームに辿り着き、ホグワーツ特急に乗ることができます。ホグワーツ特急の出発時間は毎年同じで、9月1日の午前11時ぴったりです。これに乗り遅れると結構厄介で、別の手段でホグワーツへ向かうしかありません。
ホグズミード駅で降車すると、1年生はグレートレイクという場所からボートでホグワーツに向かいます。一方、上級生達はセストラルの馬車に乗り、ホグワーツを目指します。また、本国イギリスにはホグワーツのモデルとなった建物が複数存在し、その中でもオックスフォードの「クライストチャーチカレッジ」は、撮影でも使用された有名なロケ地です。
ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮~グリフィンドール編~
ここからは、組み分け帽子によって選別されるホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮について解説します。まず1つ目の寮はグリフィンドールです。この項目では、グリフィンドールの創設者やシンボル、グリフィンドールの出身者、グリフィンドール生の特色などを紹介します。
グリフィンドールの創設者やシンボル
グリフィンドールの創設者は、ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)という人物で、ホグワーツ魔法魔術学校の創始者の1人です。グリフィンドールは10世紀のイングランドの西部地方(ゴドリックの谷)で生まれたと言われています。蛙チョコレートの記載によると、髪の色は赤毛だった模様。
グリフィンドールは、世界で最も強い魔法使いの1人でもあり、スリザリンの創設者・サラザール・スリザリンとは親友でした。グリフィンドールは、「魔法使いであれば、誰でもホグワーツで学ぶ権利がある」という考えの持ち主だったため、いつしか純血主義を掲げるスリザリンと対立するようになりました。
それぞれの意志を賭けてスリザリンと決闘した結果、親友だったスリザリンとの縁は途絶えます。グリフィンドール寮のシンボルは雄々しいグリフィンドールにふさわしいライオンで、シンボルカラーは真紅と黄金です。寮旗のベースは真紅で、その上に金色のライオンが描かれています。
グリフィンドールの出身者
グリフィンドールの寮監は、変身術の先生でもあるミネルバ・マクゴナガルです。また、ホグワーツ魔法魔術学校の各寮には、その寮を象徴するゴーストが存在しています。グリフィンドール塔に住む「ほとんど首無しニック」ことニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿は、かつてグリフィンドール生でした。
グリフィンドールに所属する主な登場人物は、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー、双子のフレッドとジョージ、ネビル・ロングボトム、ジニー・ウィーズリーなどが挙げられます。また、ウィーズリー家は代々グリフィンドール生の家系です。そのため、組み分け帽子はロンを認識すると、瞬時に「グリフィンドール!」と叫びました。
また、ネビルは最初こそ頼りないイジられキャラでしたが、物語が進む上で強い心を育み、大きな成長を見せてくれます。グリフィンドール出身の大人も多く、アルバス・ダンブルドア、シリウス・ブラック、リーマス・ルーピン、ルビウス・ハグリッドなど、ハリーと関わりの深い人物が比較的多いです。
グリフィンドール生の特色
グリフィンドール生は勇敢で意志が強いと言われています。どんな強敵にも勇猛果敢に挑むグリフィンドール生の姿は、寮のシンボルであるライオンを想起させます。特にハリー・ポッターはグリフィンドールの強さを体現しており、ホグワーツ魔法魔術学校のヒーロー的存在です。しかし、ハリーはスリザリンの特性も持ち合わせていたため、組み分け帽子はどちらの寮にハリーを入れたら良いのか、真剣に悩んでいました。
スリザリンに嫌なイメージを持っていたハリーは「スリザリンは嫌だ」と意思表示します。最終的に組み分け帽子はハリーの気持ちを尊重し、彼をグリフィンドールに選びました。ハリーの要求が通った理由ですが、組み分け帽子が彼の強い意思を評価したためです。
ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮~ハッフルパフ編~
上述したグリフィンドールは、『ハリー・ポッター』シリーズで最も有名な寮です。ハリーが所属するグリフィンドールは、まさに「主人公ポジション」の寮だと言えるでしょう。ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの3つの寮は、グリフィンドールの陰に隠れがちです。
しかし、3つの寮にはそれぞれユニークな個性があり、独自の魅力を持っています。この項目では、ハッフルパフの創設者やシンボル、ハッフルパフ出身の魔法使い、ハッフルパフ生の特色などに迫ります。
ハッフルパフの創設者やシンボル
ハッフルパフ寮の創設者は、ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)という女性で、ゴドリック・グリフィンドールと同様、ホグワーツ魔法魔術学校の創始者の1人でした。生まれた時代は10世紀で、ウェールズの出身です。ハッフルパフはとても寛容な人物で、生徒を選り好みせず、誰でも快く寮に受け入れていたと語られています。
ハッフルパフ寮のシンボルはアナグマ、シンボルカラーはカナリア・イエローと黒です。ちなみに、映画版では灰色もシンボルカラーとして追加されました。 寮旗の色はカナリア・イエローがベースで、その上に黒いアナグマが描かれています。
ハッフルパフのシンボルは何故アナグマなのでしょうか?アナグマは小さくて大人しい、とても可愛らしい動物です。しかし、いざという時は、自分よりも大きな動物に立ち向かう強さを持っています。アナグマは、まさにハッフルパフ生の性質を体現している生き物だと言えるでしょう。
ハッフルパフの出身者
ハッフルパフの寮監は、薬草学の先生でもあるポモーナ・スプラウトです。ハッフルパフ寮のゴーストは「太った修道士」で、とても陽気な性格をしていると言われています。ハッフルパフの生徒で一番有名な人物としては、セドリック・ディゴリーが挙げられるでしょう。
セドリックは誠実な好青年で、ハッフルパフの特性を表す優秀な生徒でした。スーザン・ボーンズ、ハンナ・アボット、ジャスティン・フィンチ=フレッチリー、アーニー・マクミランの4人は、ハリー・ポッター率いる「ダンブルドア軍団」のメンバーです。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公として、大きな注目を浴びたニュート・スキャマンダーもハッフルパフ出身です。他にも、ルーピンの妻であるニンファドーラ・トンクスや、魔法生物飼育学の先生だったシルバヌス・ケトルバーンなどが、ハッフルパフの卒業生として挙げられています。
ハッフルパフ生の特色
ハッフルパフの生徒は基本的にフレンドリーだと言われています。ハッフルパフ生には勤勉な努力家が多く、義理堅い面もあるため、他の寮生にも好意的です。また、正直者が多いことでも知られています。他者への忠誠心や献身的態度を重んじているため、争い事が苦手で、競争もあまり得意ではありません。よくハッフルパフは「劣等生の寮」と表現されますが、それは間違いです。
ハッフルパフ所属(出身)の優秀な人物としては、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー、「三大魔法学校対抗試合」の代表選手に選ばれたセドリック・ディゴリー、闇祓いとして活躍したニンファドーラ・トンクスなどが挙げられます。また、ハッフルパフには心優しい生徒が多いため、「闇の魔法使い」に墜ちる確率は、他の3つの寮より低いと言われています。
ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮~レイブンクロー編~
出典: http://nanos.jp
先述したハッフルパフは全体的にゆったりしており、ホグワーツ魔法魔術学校において「癒し系」の寮だと言えるでしょう。組み分け帽子によって決められる寮の紹介も、残り2つとなりました。この項目では、レイブンクローの創設者やシンボル、レイブンクロー出身の魔法使い、レイブンクロー生の特色について調査します。
レイブンクローの創設者やシンボル
レイブンクロー寮の創設者は、ロウェナ・レイブンクロー(Rowena Ravenclaw)という名の女性です。レイブンクローはヘルガ・ハッフルパフと親友で、彼女と同様にホグワーツ魔法魔術学校の創始者の1人だと言われています。親友・ハッフルパフと同じ時代を過ごしたレイブンクローですが、生まれた場所は謎に包まれています。
彼女の出身地についての情報は「峡谷で生まれた」という内容だけです。また、レイブンクローの容姿についても言及があり、「威嚇的で美しい女性」だったと伝えられています。レイブンクロー寮のシンボルはワシで、シンボルカラーは青とブロンズです。寮旗の色は青がベースで、その上にブロンズのワシが描かれています。映画では、ワシが大きなカラスに変更され、水色がシンボルカラーに追加されました。
聡明な人物であったレイブンクローは生徒に対して知恵を求めていました。知性と機知に富む人物であること、そして、何よりも学習意欲が高いこと、レイブンクロー寮に入るには、これらの素質が必要なのです。組み分け帽子もその点を考慮して、レイブンクロー生を選んでいると言われています。
レイブンクローの出身者
レイブンクローの寮監は、半魔法使い・半小鬼であるフィリウス・フリットウィックが担当しています。寮のゴーストは「灰色のレディ」と呼ばれるロウェナ・レイブンクローの娘です。レイブンクローの主な生徒としては、監督生としてレイブンクロー寮を支えたパドマ・パチル、ハリー・ポッターと恋仲だったチョウ・チャン、マイペースで空想好きなルーナ・ラブグッドなどが挙げられます。
レイブンクローでは「不思議ちゃん」扱いされていたルーナですが、他寮のハリー達と出会ったことで、かけがえのない友人を持つことができたのです。ハリー&ジニー夫妻は、3番目の子供に「リリー・ルーナ・ポッター」という名前を付け、ルーナとの強い友情を示しました。
レイブンクロー生の特色
何よりも知恵や学力を重視するレイブンクロー。『ハリー・ポッター』で頭脳明晰なキャラクターといえば、ハーマイオニー・グレンジャーの名が浮かぶことでしょう。しかし、ハーマイオニーはグリフィンドールの生徒です。組み分け帽子もハーマイオニーの寮を決める際、グリフィンドールにするか、レイブンクローにするか、迷いを見せていました。
また、上記で触れたルーナの「不思議ちゃん」扱いですが、レイブンクロー生はプライドが高いため、“自分達よりも劣っている”と見なした人物を、イジメの対象にする傾向があります。もちろんチョウ・チャンのように優しい生徒もいますが、全体的に見ると厳格な人物や自惚れ屋が多いのかもしれません。
『ハリー・ポッター』シリーズでは、「合言葉」を使って寮に入るシーンが何度か登場します。しかし、レイブンクローにはその合言葉がありません。驚くことに、レイブンクロー寮の中に入る際は、合言葉を言う代わりに「謎解き」を行います。知性を求め続けるレイブンクロー寮らしい方法だと言えるでしょう。
ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮~スリザリン編~
出典: http://nanos.jp
いよいよ、この記事で紹介する寮も残り1つとなりました。トリを飾るのはスリザリン寮です。レイブンクロー生は「プライドが高い」と先述しましたが、スリザリン生の(謎の)自信と比べると、まだまだ可愛い方かもしれません。
ホグワーツ魔法魔術学校において、スリザリン生はどのような立ち位置なのでしょうか?この項目では、個性的且つ憎めない、むしろ愛すべき存在(?)であるスリザリンの出身者、スリザリン寮の創設者とシンボルの概要、スリザリン生の特色を紹介します。
スリザリンの創設者やシンボル
スリザリン寮の創設者は、純血の魔法使いであるサラザール・スリザリンです。スリザリンは、親友だったゴドリック・グリフィンドールと同様、ホグワーツ魔法魔術学校の創始者の1人だと言われています。スリザリンは純血主義者としても知られており、両親が魔法使いである純血の生徒こそ、ホグワーツで学ぶべきだと考えていました。
マグル出身者を嫌っていたスリザリンは、グリフィンドール達と意見が合わず、最終的に彼らと対立してしまいます。スリザリンは、大蛇・バジリスクを秘密の部屋に放った後、ホグワーツから立ち去るのでした。組み分け帽子は、スリザリンのことを俊敏狡猾な人物であると語っています。スリザリン寮のシンボルは蛇で、シンボルカラーは緑と銀です。寮旗の色は緑がベースで、その上に銀の蛇が描かれています。
スリザリンの出身者
スリザリンの寮監は、魔法薬学の先生であるセブルス・スネイプが担当しています。スネイプは、『ハリー・ポッター』シリーズのキーマンであり、主人公・ハリーポッターとも深い繋がりがあります。最初こそ、スネイプはとても陰湿な先生でしたが、物語が進むに連れて、次々と魅力が解明されました。勇敢な魔法使いであるスネイプは、作中で1位2位を争うほどの人気キャラだと言えるでしょう。
スリザリン寮のゴーストは「血みどろ男爵」で、その名の通り全身が血に塗れている男性です。スリザリンの生徒といえば、やはりドラコ・マルフォイの姿が浮かぶのではないでしょうか?何かあるごとに、ハリーに突っかかるマルフォイですが、ファンからは「マルフォイ」または「フォイ」と呼ばれ、憎めないキャラとして愛されています。
また、マルフォイの腰巾着であるビンセント・クラッブとグレゴリー・ゴイルも、もちろんスリザリン生です。クラッブとゴイルの知能は、ハリー曰く「トロール以下」だそうです。しかし、スリザリンの出身者は、決してお惚け愛されキャラだけではありません。
スリザリンの生徒は闇の魔法使いになる確率が高く、4つの寮の中で一番危険視されている寮です。「例のあの人」こと闇の帝王・ヴォルデモートもスリザリン出身で、彼を敬愛するベラトリックス・レストレンジもスリザリン出身です。
スリザリン生の特色
スリザリンの創設者であるサラザール・スリザリンは、とても狡猾で野心的な人物だったと語られています。規則を無視するワイルドさ(?)、臨機応変な賢さ、蛇語を理解する、固い決意の持ち主、これらがスリザリン寮の求めている生徒像です。他の寮よりも強気な姿勢が目立ちます。純血主義も受け継がれており、マグル、マグル育ち、半純血を蔑視する人物も存在します。
また、スリザリンは闇の魔法使いを最も多く輩出している寮です。スリザリン生には野心的な特色があるため、それが余計に闇堕ちを助長しているのかもしれません。しかし、スリザリン寮=悪い寮という訳ではなく、良い面も存在します。それは結束力の堅さです。スリザリン生同士の絆はとても強いもので、同胞へのいじめや、仲間割れは、ほぼ皆無だと推測できます。
ホグワーツ魔法魔術学校の組み分け帽子は?トリビアを紹介
ホグワーツ魔法魔術学校には、動いて喋る絵画、叫びの屋敷、さ迷うゴーストなど、興味深い事物や面白いトリビアがたくさん存在します。この項目では、ホグワーツの知ってるようで知らない現象を解き明かし、『ハリー・ポッター』のワクワクするトリビアを紹介します。
トリビア①組み分け帽子
組み分け帽子とは、ホグワーツ魔法魔術学校の魔法アイテムで、寮の組み分けを行う帽子のことを指します。組み分け帽子は、先述した通り、元々はゴドリック・グリフィンドールの愛用帽子でした。組み分け帽子には、ホグワーツ創始者4人の魔法と知恵が組み込まれています。それらの情報があるからこそ、寮の組み分けができるのです。
組み分け帽子は、各寮が重んじる信念、生徒の個性を重視して寮を選択しますが、生徒の意思を汲んで寮を決めるパターンも存在します。また、特殊な組み分け方法も存在し、ロンの場合は、グリフィンドールの家系・ウィーズリー家の出身だったため、被る前から「グリフィンドール!」と叫ばれていました。
トリビア②ポッターモアで組み分けができる?
「ポッターモア(Pottermore)」は、原作者・J.K.ローリング監修の『ハリー・ポッター』公式ファンサイトです。2015年9月23日にリニューアルされ、現在は「Wizarding World」の名称で運営されています。このサイトの会員(無料)になると、寮の組み分けを体験することが可能です。
組み分け方法は至ってシンプルで、選択式の質問に答える、ただそれだけです。しかし、質問は全て英語で書かれているため、億劫になってしまう方もいるかもしれません。「英語が苦手だけど正確な組み分け結果が知りたい!」という方は、翻訳サイト・アプリを使いながら質問に答えましょう。
幸運なことに質問文のほとんどはコピー可能で、翻訳ツールにまるごとペーストすれば、誰でも組み分け結果を知ることができます。複数の質問に答えると、最後に組み分け帽子が登場し、組み分け結果を教えてくれます。組み分け帽子が自分の好きな寮を選んでくれたら、テンション上がること間違いなしです!
トリビア③ゴーストと絵画
グリフィンドール寮の「ほとんど首なしニック」や、スリザリン寮の「血みどろ男爵」など、ホグワーツ魔法魔術学校には個性的なゴーストが住み着いています。生徒と談笑を交わすゴースト達は、決して恐ろしい存在ではなく、むしろ愉快な存在だと言えるでしょう。
また、ホグワーツには数多くの絵画が飾られています。絵画の中の人々は、動いたり、話したりと、非常にアクティブです。隣の絵画に移動することもできます。また、特別な役割を担う絵画もあり、グリフィンドール寮内へ入る際は、「太った婦人」の絵画に合言葉を言わなければなりません。
トリビア④バジリスクの住処
大蛇・バジリスクは「秘密の部屋」を住み処にしています。バジリスクという種類の蛇は、基本的に獰猛な性格で、目が合った人物を死へと追い込む危険な生物です。バジリスクは元々サラザール・スリザリンの蛇でした。スリザリンは秘密の部屋にバジリスクを放つと、ホグワーツ魔法魔術学校を去りました。
スリザリンは自分の意志(純血以外の魔法使いの追放)を理解する後継者を求めており、その後継者のために秘密の部屋とバジリスクを遺し、純血以外の魔法使いを追放しようと考えていたのです。一般的にバジリスクは、蛇語を解する者に従う傾向がありますが、スリザリンのバジリスクは例外で、後継者であるトム・リドル(ヴォルデモート)以外の言うことは聞きませんでした。
トリビア⑤あったりなかったり部屋
ホグワーツ魔法魔術学校には様々な部屋があります。ハリー・ポッターを苦しめた秘密の部屋とは違い、「あったりなかったり部屋(必要の部屋)」は、ハリー率いるダンブルドア軍団を応援する心強い味方でした。また、この部屋に入りたい場合は、何かを強く望みながら、ホグワーツ8階の廊下を往復しなければなりません。
部屋が現れる場所は決まっていますが、その人物の望みによって、部屋の内部が変化することもあります。ハリー達ダンブルドア軍団は、この部屋を使って、闇の魔法使いに対抗できる術を学びました。
トリビア⑥叫びの屋敷
幽霊屋敷という噂がある叫びの屋敷は、ホグズミードの中心から離れた場所にあると言われています。叫びの屋敷という名前の通り、屋敷からは不気味な叫びが聞こえてきます。その叫び声または唸り声をあげていたのは、狼人間化したリーマス・ルーピンでした。
狼人間となったルーピンは理性を失ってしまうため、叫びの屋敷で猛りを抑えていました。また、叫びの屋敷には、他者の侵入を防ぐために、人を襲う凶暴な植物・暴れ柳が植えられています。
トリビア⑦校長室
レイブンクローを除く3寮と同様、校長室も合言葉を唱えなければ室内に入ることができません。校長室には、組み分け帽子、グリフィンドールの剣、憂いの篩(ふるい)など、強力な魔法アイテムが置かれています。
アルバス・ダンブルドアは校長というイメージが強いですが、最強の魔法使いでもあります。ホグワーツ魔法魔術学校において、ダンブルドアの権限は強く、ホグワーツ内で姿くらまし&姿現しの魔法が使用可能なのは彼だけです。
トリビア⑧学校でのイベント
ホグワーツ魔法魔術学校で一番人気がある学校行事はクィディッチです。4つの寮が対決するため、校内がピリピリすることもありますが、寮内の絆をより一層深める機会でもあります。また、クィディッチ以外にも「三大魔法学校対抗試合」という行事があります。ホグワーツにボーバトン魔法アカデミー、ダームストラング専門学校の2校が集まり、多趣多様な競技でお互いの力をぶつけ合いました。
トリビア⑨ホグワーツにかかった魔法
マグルがホグワーツ魔法魔術学校を見た場合、その目に映るのは、廃墟と忠告が書いてある看板だけです。さらに、ホグワーツの敷地内では、パソコンや携帯電話など、電子機器が使えません。また、不純(?)異性交友を防ぐためなのか、女子生徒の寮へ男子生徒が乗り込もうとすると、階段が瞬時に動き出し、それを阻止します。
一方、美味しい料理を作る場合は、魔法の力だけでは限界があると言われています。ホグワーツの食堂に並ぶ美味しそうな料理は、魔法で作ったのではなく、キッチンで屋敷しもべ妖精が頑張って調理したものなのです。
トリビア⑩ホグワーツでの事件
ハグリッド曰く「安全」なホグワーツ魔法魔術学校。しかし、実は昔から数々の事件が起きる危険なスポットなのです。1792年の三大魔法学校対抗試合では、魔法動物・コカトリスによって、各校の校長全員が傷を負いました。「第一次魔法戦争(1970年~1981年)」では、ヴォルデモート率いる死喰い人があちこちで凶悪な事件を犯します。ハリー・ポッターの両親は殺され、ネビルの両親も拷問に遭い、死亡しました。
多くの魔法使いの人生が狂わされた戦争だったと言えるでしょう。ヴォルデモートとハリーの最終決戦が繰り広げられた「第二次魔法戦争」では、ホグワーツ内で多数の死者が出ており、遺された者の心は悲しみで包まれました。ヴォルデモートが完全消滅したのは1998年5月2日で、戦争が終結すると同時に、ハリーの因縁の戦いも終わりを告げました。
トリビア⑪各寮のクィディッチの実力
作中で特に描写が多いクィディッチの試合は、宿敵同士のグリフィンドールVSスリザリンです。ハリー・ポッターは1年生の時からシーカーとして活躍しており、グリフィンドールの選手を支えてきました。先述した通り、ホグワーツ魔法魔術学校では、4つの寮がクィディッチで争いますが、ハリーがチート級に強すぎるので、グリフィンドールに勝てる寮はないのかもしれません。
ホグワーツ魔法魔術学校に関する感想や評価
いくつになってもホグワーツに入学したいな pic.twitter.com/G7sKDwm5bh
— 𝐌𝐚𝐫𝐢 (@nikita_bridget) November 4, 2019
『ハリー・ポッター』シリーズは、年齢や性別を問わず、人々を魅了し、世界中のファンから愛されている作品です。『ハリー・ポッター』を愛して止まないファンは、少なからず「ホグワーツに入学したい!」という思いを持っていると言えるでしょう。ホグワーツは、ファンにとって憧れの場所なのです。
USJハロウィーン・ホラーナイト🎃🦇👻🌃にきたよ😊💜❤️💜‼️パート2️⃣
— ピンキー (@Laxx0719Zombie) October 10, 2019
ハリー・ポッター
のホグワーツ城🏰🦉🔯✨✨
そして湖面に写る同じく
ハリー・ポッター
のホグワーツ城🏰🦉🔯✨✨が綺麗✨✨💞💞💞 pic.twitter.com/faCzt8evQs
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)には、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」というエリアがあります。このエリアでは、ホグズミードのお店やホグワーツ城がリアルに再現されており、フォトスポットとしても人気です。特に水面に映るホグワーツ城は、神秘的で美しいと言われています。
これで気分はホグワーツ生…😊自分だったら何の寮に組み分けされるのかな〜と妄想する
— びす (@bisko33) November 4, 2019
もし自分がホグワーツに入学したら、どこの寮に所属するのか。ファンなら妄想せずにはいられません。上述した公式ファンサイト「Wizarding World」では、英語の質問に答えれば寮の組み分けができるので、興味がある方は、Google翻訳などを駆使してトライしてみるのも良いかもしれません。
ホグワーツ魔法魔術学校の寮や組み分け帽子まとめ
この記事では、『ハリー・ポッター』シリーズのホグワーツ魔法魔術学校の概要や、4つの寮の特色などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ファンを魅了し続けるホグワーツは、『ハリー・ポッター』シリーズを象徴する大切なシンボルだと言えるでしょう!