ループもの映画でおすすめは?同じ時間を何度も繰り返すタイムリープ系作品

タイムスリープによって不思議な体験をする「ループもの映画」。ループものといっても、同じ時間を何度も繰り返す中で、脱出方法や悲劇を回避するための試行錯誤など作品によって内容は大きく異なります。しかし、作品には自分自身を重ねて想像することができたり、ようやくループの原因を突き止めた結末に爽快さを覚えたりと魅力的な要素が共通しています。ここでは、ループもの映画のおすすめ洋画や邦画、アニメ映画など数々の名作を紹介していますので、ぜひご覧ください!

ループもの映画でおすすめは?同じ時間を何度も繰り返すタイムリープ系作品のイメージ

目次

  1. ループものとは?
  2. ループもの映画のおすすめ名作集〜洋画〜
  3. ループもの映画のおすすめ名作集〜アニメ〜
  4. ループもの映画のおすすめ名作集〜邦画〜
  5. ループものの魅力
  6. ループもの映画のおすすめまとめ

ループものとは?

ループものの概要

ループものとは、作中において同じ出来事が繰り返される現象を示しており、たとえば「以前体験したのと似た世界へのワープ」や「時間の巻き戻り」などがあります。広義ではタイムトラベルがありますが、狭義では精神の身の移動となるため少々異なる部分があります。類似したジャンルに逆行がありますが、ループものでは複数回やり直すことを前提にしている点で異なり、また積み重ねをオリジナルの物語とする点でループものとは異なります。

ループものに含まれやすい要素

同じ時の繰り返し

ループものに含まれやすい要素に「同じ時の繰り返し」が挙げられます。特にループが短い範囲や時間で生じた場合は記憶を持たない人が同じ行動をとり、同じ現象が起こるのですが、記憶を引き継いでいる人はその人の行動によって現象が変化するといった特徴があります。また、ループしている時間が微妙に異なり、ある出来事だけは運命のように必ず生じる場合、ループ目的がその出来事を回避するためにあったり、謎を解く鍵だったりします。

記憶の維持

続いてループものに含まれやすい要素に「記憶の保持」が挙げられます。ループ前の記憶がループ後も維持されるか否か、ということです。このパターンには、特定のキャラ以外は記憶を失っている、一定の条件を満たすことによって記憶が維持できる、初めから記憶を持ち越せる、一部の記憶を失ってループをするなどがあります。

ループ原因の特定

続いてループものに含まれやすい要素に「ループ原因の特定」が挙げられます。ループもので生じる巻き戻りの現象には、基本的に「SF(超科学)」か「ファンタジー(魔法)」のどちらかに分類されます。そこで謎の要素を濃くするために、ループもののほとんどは現代的な世界観を基礎として置いています。原因は特定のキャラが起こしている場合や道具などさまざま。そのため、ループ原因の特定をおこなう人は記憶を維持した人からの告白が多いです。

ループへの解決

次にループものに含まれやすいのは「ループへの解決」が挙げられます。基本的にループは自動的に永遠と繰り返される、またはループを防ぐ方法が分からないといった設定でおこなわれます。そこで、これらが作品の結末を握る鍵となり、多くはループからの脱出という形で解決を図ります。また、ループ原因がキャラ自身にある場合はループ以前の時間に戻り、ループ前の世界が平行世界の一つとして別個に展開するということもあります。

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ループもの映画のおすすめ名作集〜洋画〜

それではさっそく、ループもの映画でおすすめの名作を洋画をはじめ、アニメ映画、邦画と紹介していきます。ここでは洋画を紹介していますので、ぜひ自分と相性の良い映画を探し出してみてください。

ループもの洋画①アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』は、さえない青年のティムがあるときタイムトラベルの能力があることを知り、恋をした女性との恋を成就させるために何度も同じ時間をやり直しながら、本当の幸せというものに気付いていくという映画です。

一度しかない毎日を大切に生きようと思えるおすすめループもの作品となっています。本当の愛、そして人生とは?この作品は恋愛だけでなく、家族愛についても感動するほっこりした後味の名作です。

ループもの洋画②オール・ユー・ニード・イズ・キル

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、謎の侵略者「ギタイ」と人類との戦争が起こっている近未来が舞台。主人公の少佐は最前線で戦死してしまいますが、彼は意識を取り戻すとなぜか戦死する前に巻き戻っていました。

巻き戻った時間の中で成長し、そして最強の女性兵士とともにギタイを滅ぼすために奔走していくという映画です。この映画は設定だけでなく、主演を飾るトム・クルーズのド迫力アクションが見ごたえ抜群で、おすすめの名作といえます。

ループもの洋画③今日も僕は殺される

『今日も僕は殺される』は、アイスホッケーの選手として生活していた男性が、ある者に殺された挙句、なぜか目が覚めると会社員として生活をしているという映画です。この作品はホラーサスペンスですが、アクション要素も強く、別の人物として生きなければならないといった絶望的なループを描いています。終盤にかけての真相は賛否が分かれるかもしれませんが、気楽なハラハラ感を楽しめるのではないでしょうか?

ループもの洋画④恋はデジャ・ブ

『恋はデジャ・ブ』は、お天気キャスターとして生活していたフィルが、春の訪れを占う行事の取材「グラウンド・ホッグデー」で田舎町を訪れますが、その日の2月2日のループから抜け出せなくなるという映画です。

この映画はループを利用して女性を口説こうとしたり、人を助けてみたり、犯罪をしてみたり、とさまざまなことを試みており、そんな中で生きる喜びを見出している様子を描いているので、退屈な日々から抜けだすヒントを教えてくれるところがおすすめポイントです。

ループもの洋画⑤50回目のファースト・キス

『50回目のファースト・キス』は、女性ルーシーに一目ぼれをしたプレイボーイのヘンリーでしたが、実は同じ毎日を繰り返す記憶障害を持った女性だったのです。一度は仲良くなったものの、彼女は全くヘンリーのことを覚えておらず、それでもヘンリーは彼女に猛アタックを繰り返していくという映画です。

この映画のおすすめは、彼女を愛し抜くヘンリーの一途さや彼女を支えている周りの人のやさしさに触れることが出来るということです。こうした要素が詰まった作品なので、鑑賞後はきっと心が温まっていることでしょう。

ループもの洋画⑥タイムマシン

『タイムマシン』は、ある研究者が事故死した恋人を救うためにタイムマシンを発明し、そのタイムマシンの繰り返しの時間を使って奔走していく姿を描いたSF映画です。SFとループものとして面白いのですが、ドラマとして奥深いストーリーもおすすめです。いくつかツッコミどころはあるものの、インパクトが強いので、鑑賞後は考察に時間をかけたくなるかもしれません。

ループもの洋画⑦デジャヴ

『デジャヴ』は、ある日発見された女性の遺体を見て、妙な既視感を覚えた爆破事件の捜査官が「4日と6時間前の映像」を見ることが出来る機械を使って彼女の過去を調べていくという映画です。一風変わったループもの映画となっており、主演のデンゼル・ワシントンの演技力も相まって斬新すぎるカーチェイスなどドキドキ感が満載。またおすすめはアクションだけでなく物語のサスペンス性も素晴らしいです。

ループもの洋画⑧トライアングル

『トライアングル』は、ヨットで遭難した女性と友人らが通りがかった大型客船に助けを求めますが、なぜか船内には誰もおらず何者かに狙われた…そしてなんとその殺人鬼が自分自身だった?という映画です。ループもののワンシチュエーション・スリラーとなっており、延々と繰り返す恐ろしい現象からどうやって抜け出すのか、伏線もおちもひねりが効いていてアイディアも秀逸な名作。特にループものが好きな人におすすめの映画です。

ループもの洋画⑨NEXT-ネクスト-

『NEXT-ネクスト-』は、ある時FBIからテロリストの捜査に協力するように求められた男が、2分だけ先の未来を見ることが出来る能力を使って捜査に乗り出すという映画です。ループものとしては時間が戻るのではなく、先読み系のものとなっています。たったの2分先を予知するという地味な設定ですが、結末は意外な締めくくりになっており、斬新なループものを見たい人におすすめの作品。

ループもの洋画⑩ハウンター

『ハウンター』は、突如深い霧に覆われた家の周り、そしてその日から延々と同じ時間を繰り返すことになりますが、家族の中でそのことに気付いているのは娘のリサだけで、彼女は普段あるはずのない物音を聞いたことをきっかけにその原因を突き止めるという映画です。

序盤はループしているのにうんざりしているだけの主人公でしたが、不穏な空気が流れ始めたときから細かい伏線が張り巡らされており、思わぬ展開となっていきました。ホラーテイストのループものを見たい人におすすめです。

ループもの洋画⑪バタフライ・エフェクト

『バタフライ・エフェクト』は、過去にタイムスリップして出来事に変更を加えることが出来る男が、忌まわしき過去を修正していくために奔走していくという映画です。サスペンス映画が好きな人からかなり評判の作品で、ループもの映画を語る上で必ず話題になるというほどの名作となっています。

はじめは幸福のために過去を修正するはずでしたが、なぜか不幸が生じる、そこで主人公がとった決断とは…。鑑賞しながら自分はどうするのか、と考えるのも楽しみの一つだといえるでしょう。

ループもの洋画⑫パラドクス

『パラドクス』は、犯罪者の兄弟を追う刑事がとあるビルの非常階段に足を踏み入れたときから、同じ階段を昇降し続けるといった不可解な現象に陥り、どのようにしてこの無限ループを抜け出すのか?という映画です。また、一方で荒涼とした大地を車で走っていた家族までも同じ道が続くといった事態に…。

2つの物語が交互に映し出されており、恐怖におののく人々をとてもスリリングに描いているので、狂っていく人間の心理描写を観たい人におすすめの作品。

ループもの洋画⑬ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ

『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』は、母を亡くした少女が友人らとともに母の出演した映画の中に入りこみますが、そこには映画のシナリオ通り殺人鬼が襲い掛かってくるという映画です。スプラッターホラーを題材にしており、コメディ要素も含まれているので、爆笑とともにほっこりさせられる作品です。

ループもの洋画⑭プライマー

『プライマー』は、自宅で研究開発をしていたエンジニアとその友人たちが、研究中に思いがけず生じた時間の歪みを利用して株で大儲けしようと企みます…が、タブーとされる自分自身との遭遇によって思いがけない方向へと運命が転がるという映画です。

サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞したシェーン・カールスが監督・脚本・主演を務めました。超難解な作品ですが、徹底した時間軸とルールによって展開しているので、脚本はタイムもの映画史上最高の完成度だといえるでしょう。

ループもの洋画⑮プリデスティネーション

『プリデスティネーション』は、時間と場所を自由自在に移動できる時空警察が、タイムトラベルを繰り返して連続爆弾魔を追っていくという映画です。たんに時空を越えて悪人を追い詰める…というわけでなく、綿密に練られた伏線と筋立てで予想をはるかに超える展開へと進んでいきます。後半に差し掛かっていくにつれて一気に面白くなっていくタイプの作品で、すべての謎が解けたときの結末には衝撃が走るでしょう。

ループもの洋画⑯僕のワンダフル・ライフ

『僕のワンダフル・ライフ』は、固い絆で結ばれた犬とその飼主、しかし犬は年老いてなくなりますが、彼にもう一度会いたいがために生まれ変わりを繰り返すという映画です。この映画は人間ではなく、犬が何度も生まれ変わるループもので、動物が大好きな人におすすめ。人間同士のヒューマンドラマではなく、犬と人間なので、どこまでも誠実で純粋な愛に心が温まること間違いなし!

ループもの洋画⑰ミッション:8ミニッツ

『ミッション:8ミニッツ』は強制的に繰り返される8分の時間の中で、列車爆破事件の犯行を阻止するために奔走するという映画です。はじめは何の説明もなしに8分が経過するので不安がありますが、ストーリー展開はテンポよく進んでいくので、次第に状況が把握できるわくわく感を覚えます。結末はスマートな終わり方となっており、全体的にコンパクトにまとまったおすすめの映画となっています。

ループもの洋画⑱ラン・ローラ・ラン

『ラン・ローラ・ラン』は、恋人を助けるため大金を用意する必要に迫られた女性が、20分間の間で失敗するたびにループして挑戦していくという映画です。おしゃれな映像やスピード感、アニメーションを組み込んでいるなど挑戦的な作品だといえます。ストーリー展開としてはシンプルそのものですが、哲学的かつ芸術的な要素も含んでいるため、深みのある演出を体験することができます。

ループもの洋画⑲リピーターズ

『リピーターズ』は、施設で暮らす3人の若者たちが激しい嵐に襲われた翌日から昨日と同じ日であることに気付き、それからは3人で同じ日を繰り返していくという映画です。この映画はループから脱出するという設定ではなく、半ばあきらめたように「滅茶苦茶にやってしまえ」と暴走する様子を描いたところが面白いです。もし自分だったら悪さをするか?と場面場面で考えるのもおすすめです。

ループもの洋画⑳リピーテッド

『リピーテッド』は、記憶障害?の女性が本物かどうかわからない夫と生活していくという映画です。主人公のクリスティーンが目覚めると横にはベンと名乗る男(夫)、記憶を失う自分をベンは支えてくれますが、自分が残しているビデオ日記には夫の言うことが信じられなくなる内容が残っている…。最愛の人が信じられないという状況は考えるだけでも恐ろしく、そういった状況をどう対処するのか、展開を見ていて面白くおすすめの作品です。

ループもの洋画㉑LOOPER/ルーパー

『LOOPER/ルーパー』は、ある犯罪組織に送り出される「ルーパー」という殺人者がいつも通り30年前に送り込まれて、指示されたターゲットを暗殺しようとしますが、送られた指示はなんと自分自身であったという映画です。ループもので過去と未来の自分と遭遇するというのはよくみかけますが、本作は自分自身を暗殺するといった設定なので、変わった映画が観たい人におすすめです。

ループもの洋画㉒LOOP/ループ-時に囚われた男-

『LOOP/ループ-時に囚われた男-』は、麻薬密売人の男は恋人のために犯罪組織から足を洗おうとしますが、うまくいかず、失敗を繰り返すたびに何度もタイムループするという映画です。さまざまな作品の中でも複雑なストーリー展開で少々難解な本作ですが、その分考察に時間をかけたくなる人におすすめです。

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ループもの映画のおすすめ名作集〜アニメ〜

ループものアニメ①うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、高橋留美子による原作『うる星やつら』の劇場版オリジナル長編アニメの第2作となる作品で、元祖「ループもの」として名高い名作です。本作は「生きていることのすべては夢の世界の出来事」としているのが特徴で、主人公のあたるたちに不思議な現象が起きています。それは学園祭の前日を繰り返すというもので、そしてそのことに気付く人は誰もいませんでした…

ループものアニメ②君の名は。

『君の名は。』は新海誠監督による日本の長編アニメ映画で、2016年に公開されました。意識だけが時間を移動するループものアニメ映画で、少年と少女が恋と奇跡を通じて繋がりあう「距離」、そして圧倒的な映像美とスケールで描き出された演出。日本における歴代興行収入ランキングで第4位となり、世界における興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』を抜いて1位に輝くほどの名作となっています。

ループものアニメ③時空の旅人

『時空の旅人』は、眉村卓による小説を原作として制作され、1986年12月20日に公開されたアニメ映画です。ワゴン車をタイムマシンに改造して過去の世界へと旅立った少年アギノ・ジロ。タイムハンターのクタジマ・トシトとの追跡劇の末、辿りついたのは安土桃山時代でした。二人はそこで織田信長と森蘭丸と出会います。

しかしそのころが織田信長が死んだ本能寺の変の直前だということを二人は知ってしまいます。果たして本能寺の変は起こるのか、はたまた未来へは帰れるのか?

ループものアニメ④涼宮ハルヒの消失

『涼宮ハルヒの消失』は、谷川流のライトノベルとそれを原作とするアニメ映画です。物語はループもののテレビアニメの最終回から続く形で、アニメ版『涼宮ハルヒ』の集大成的な位置づけとなっています。主人公のキョンはいつもの日常とは違っていることに気付き、物語が展開していきました。それは後ろにいるはずのハルヒがいない、ということ。さらに、そこの席に座っていたのはなんとキョンを殺そうとしていた朝倉だったのです…。

ループものアニメ⑤時をかける少女

『時をかける少女』は、角川ヘラルド映画にて2006年7月15日に公開されたアニメ映画です。本作は筒井康隆による小説を原作として制作されていますが、原作の物語の映画化ではなく、原作の物語の20年後を舞台にした続編となります。

高校2年生の紺野真琴はある出来事によってタイムスリープの能力を身に付け、それ以来彼女は能力を使って日々を楽しんでいました。ところが、仲良しの同級生から告白されたことをきっかけに、運命の歯車が狂い始めていきます…。

ループものアニメ⑥ドラえもん のび太の魔界大冒険

『ドラえもん のび太の魔界大冒険』は、映画ドラえもん5周年記念作品として公開されており、シリーズにおいてはじめてCGを使用したアニメ映画となっています。あらすじはのび太が魔法への憧れを抱き、「もしもボックス」を使って魔法の世界を実現したところから展開していきます。

そこで出会った美夜子に魔王を倒すため魔界に乗り込んでほしいと頼まれますが、一度はためらいました。しかし水晶玉の占いで魔王を倒すことができるのは、ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかだけなのだと告げられ、結局5人は大魔王とその手下との戦いに挑むことになりました…。

ループものアニメ⑦パプリカ

『パプリカ』は、筒井康隆による同名の長編SF小説を原作として制作されたアニメ映画です。パプリカこと千葉敦子は時田浩作が作り出した、夢を共有する装置を使用するセラピストとして活動していました。

しかしその装置は研究所から盗まれてしまい、さらに悪用され悪夢を見せて精神を破壊する事件が多発してしまいます。そこで、敦子達は犯人の目的と正体を探るため、そして終わりなき悪夢から解放されるために抜け出す方法を探っていきました…。

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ループもの映画のおすすめ名作集〜邦画〜

ループもの邦画①Orangeオレンジ

『Orangeオレンジ』は、高校二年生の菜穂に10年後の自分から手紙が届いたところから物語が展開していきます。その手紙には、好きになった転校生の翔が一年後に死んでしまうなど、菜穂が後悔している出来事が綴られていました。はじめは何かのイタズラだと思っていた菜穂でしたが、現実に手紙に記されたことが起こり始めたのです。それからは手紙を信じ、翔を救うために行動を起こしていきます。

ループもの邦画②君と100回目の恋

『君と100回目の恋』は、今年誕生日を迎える葵海は不幸にも事故に遭ってしまい、目を覚ました時から物語が展開していきます。目を覚ますと、葵海はなぜか一か月の教室にいました。

すると、混乱している彼女の前に陸が現れ、時間をさかのぼることが出来る不思議なレコードの話をしました。そして、彼女が事故に遭う間にタイムスリープをしてきたことを告白します。これを打ち明けたことで、二人は長年心に秘めてきた想いを確認し恋人となりますが…。

ループもの邦画③今夜、ロマンス劇場で

『今夜、ロマンス劇場で』は、映画監督志望の健司が映画館「ロマンス劇場」で出会った女性との出会いをきっかけに物語が展開していきます。その女性こそが、ずっと恋焦がれてきたスクリーンの中の姫・美雪だったのです。美雪はモノクロの世界から抜け出して、現実世界に足を踏み入たということでした。思わぬ出来事に驚く健司。しかし色にあふれた世界を満喫する彼女と楽しい時間を過ごしますが、彼女は大きな秘密を持っていました…。

ループもの邦画④ターン

『ターン』は、29歳の女性主人公がある日交通事故に遭い、日大型ダンプと正面衝突したところから物語が展開していきます。しかし、交通事故で目覚めたときはなぜか前日の同じ時刻で、さらに自分以外の生き物が存在しない世界だったのです。誰もいない孤独な世界で、いきなり主人公は絶望の淵に立たされますが、自分だけだと思いきやもう一人の人間が現れ…。

ループもの邦画⑤僕だけがいない街

『僕だけがいない街』は、タイムスリープ能力「再上映」を持った漫画家の主人公・悟が、過去に起きた連続殺人事件を解決していくという映画です。ただ、能力には「事件や犯罪」の原因が取り除かれるまで、直前の場面に延々とタイムスリープしてしまうという欠点がありました。

悟はとある犯罪を防ぐためにタイムスリープをしますが、それまで経験したことのない長期間のタイムスリープが発生してしまいました。それは1988年。2006年に起こった犯罪を防ぐためでしたが、このタイムスリープによって2006年と1988年の犯罪が同一人物によるものだと確信した悟は、二つの時代を往復しながら真犯人に立ち向かっていきました…。

ループもの邦画⑥ぼくは明日、昨日のきみとデートする

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、主人公の高寿が大学に向かう電車の中でみかけた女性に一目ぼれをしたところから物語が展開していきます。高寿は彼女に勇気を振り絞って一目ぼれをしたと伝えますが、彼女は「また明日!」といって電車に乗ってしまいました。翌日、動物園で絵を描いていた高寿でしたが、そこに例の彼女が現れます。

すると彼女は「振り出されるやつだね」と不思議なことを口に出しました。しかしこれを期に二人は意気投合し、順調に交際を重ねていきますが、彼女は急に涙を流すことが多い。その理由は…。

ループもの邦画⑦未来の思い出

『未来の思い出』は漫画界の巨匠である「藤子 F 不二雄」が晩年に書き残したループもの漫画として名作と言われています。漫画家の主人公がゴルフ場でホールインワンを出したと同時に気を失い、なぜか20年前にタイムスリープしてしまいました。

幾度となく繰り返される20年間。しかし、彼は悲観することなく「運命」に立ち向かっていきます。負のループを断ち切るためには何が必要か。それには「勇気」が必要だ、ということを教えてくれる名作です。

ループもの邦画⑧ReLIFE(リライフ)

『ReLIFE(リライフ)』は、新卒入社した会社を数か月で退社してしまった新太の前に、リライフ研究所の夜明という男が現れたときから運命が狂い始めました。その男がいうには、1年限定で若返ることができ、さらに学園生活を送っていくだけで就職先も研究所が斡旋してくれるのだと。

これを了承し再び高校生となった新太は喜び、仲間たちとの出会いにも前向きに生活をしていましたが、実験が終了したのと同時に自分は仲間から忘れ去られていたのです…。

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ループものの魅力

さまざまな名作を紹介してきましたが、すべての映画に共通する魅力とはどのようなものなのでしょうか?魅力をあらかじめ知っておくことで、より映画の世界を楽しむことができるかもしれません。ここでは、ループもの映画に共通した魅力を3つ紹介していきますので、ぜひご覧ください。

魅力①自分を重ねて想像

ループもの映画のような出来事に直面する人はほとんどいないのでしょうが、それでも「あの時こうしていればよかった」と思うことがあるはずです。そんな自分を名作で紹介したループもので想像するのも魅力の一つだといえます。

特に夢の風景を描いた作品は面白いかもしれません。ここで紹介した名作アニメ『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』では、学園祭の前日を繰り返すといったあらすじでしたが、ひたすら楽しく遊ぶ日々が描かれていました。もし、悲劇による演出だったとしても、恐怖や不安など普段経験することのない出来事を通して、スリルを体験することができます。

魅力②悲劇の連続

これまでの名作には「悲劇の連続」がありました。ループものでよく登場する悲劇は大切な人の死や大災害ですが、これらの出来事を未来の経験を活かして解決しようと試みても、決して生易しいものではなく、作中の悲劇を回避することが難しいです。しかし、作中の主人公はそんな悲劇にも立ち向かい、ループで繰り返される悲劇とともに成長していく姿は魅力があります。

また、ループを経験するまでは当たり前だと思ってきた日々も、経験するとともに尊いものだと感じられ、普段と違った主人公たちの一面を見ることが出来るなど、ループものだからこそ生じるシチュエーションの数々だといえるでしょう。

魅力③ループの結末

名作には失敗を重ねていく上で、ようやく解決を導きだした「ループの結末」に魅力がありました。ループもの映画の特性上、過程の部分がクローズアップされて描かれているので、たとえほろ苦い結末であっても、これまでの苦労が少しでも良い方向に向かったことが分かれば、それだけで魅了されてしまいます。ループの悲劇を解決に向かわせるために奔走した名作の結末は決して無駄にはならないといえるでしょう。

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ループもの映画のおすすめまとめ

ループもの映画のおすすめ名作集を洋画、アニメ、邦画と紹介してきましたが、いかがでしたか?ループもの映画の名作を見る限り、他のジャンルにはない魅力を体験することができるといえるでしょう。名作の中には不可解な現象を解決するため、恋人を救うため、ただ夢のような時間を楽しむため、などさまざまな物語が設定されているので、ぜひこの機会に自分が好きな設定を、紹介した映画の中から探し出してみてください。

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