2019年08月21日公開
2019年08月21日更新
ブラタモリローマ編を紹介!番組初海外ロケでタモリが通ったルートは?
タモリたちがある街を訪ねてその場所の過去を探っていく散歩番組「ブラタモリ」。これまで日本国内が舞台だった「ブラタモリ」ですが2019年1月12日・1月19日の二週に渡り、番組初となる海外“ローマ”を舞台に選ばれ注目を集めたようです。今回はタモリが巡ったローマの観光地ルート、コロッセオ・アッピア街道・トレビの泉・スペイン広場を紹介していきます!また再放送の情報も紹介していきますので、気になる方はぜひチェックしながらご覧ください。
目次
ブラタモリとは?
2008年からNHK総合テレビで放送されている、タモリたちが訪れた地を散歩しながら歴史を探っていく番組「ブラタモリ」。今回は番組初となる海外がロケ地となったローマ編で、タモリが通ったルートであるコロッセオ・アッピア街道・トレビの泉・スペイン広場を紹介していきます!また再放送の情報も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。それではまず、「ブラタモリ」の番組情報を紹介していきます。
ブラタモリの概要
タモリの冠番組「ブラタモリ」(通称:ブラタモ)は街歩きを趣味とするタモリが日本各地を散策し、その場所の歴史を味わいながら軽妙なトークが繰り広げられる日本の紀行・バラエティ番組です。タモリが昼の生放送で司会を務めていた「笑っていいとも!」が2014年3月をもって放送終了となりましたが、その影響でこれまで「ブラタモリ」で出来なかった日本各地への地方ロケも行われるようになったといいます。
地理学・地質学的な側面からなどタモリ独自の視点で街の散策を楽しむという番組の内容が視聴者からも好評で、伊勢神宮を巡った2016年6月4日放送回は歴代最高視聴率18.6%を記録し、それ以降も平均視聴率は10%台を維持しているようです。さらに2019年には「ブラタモリ」番組初となる海外ロケが実施され、タモリがローマとパリを巡るということで放送前からファンや視聴者から多くの注目が集まったようです。
NHKのバラエティ番組
2008年からNHK総合で放送されているブラタモリは企画の持ち込みが増加し、今や「NHKのど自慢」「大河ドラマ」に並ぶものとなっているようです。また地理学・地質学的にも街を考察することから2011年に日本地理学会賞、2017年に日本地質学会表彰を受賞したり、さらに2015年には「高いエンターテインメント性を持ち、新たな視座を視聴者に提供している」ということでグッドデザイン賞を受賞したようです。
ブラタモリローマ編は番組初海外ロケ
ここまでNHK総合で放送されている、タモリの冠番組「ブラタモリ」の番組情報をお届けしていきました!2008年から継続的に放送されている「ブラタモリ」で、2019年に初となるローマ・パリが舞台の海外編が行われて大きな注目を集めたようです。それではここから、番組初海外ロケとなった「ブラタモリ」ローマ編についてせまっていきます!ローマ編のテーマなど、たっぷり情報をお届けしていきます。
ローマ編のテーマ
年間に1500万人もの人が訪れる世界有数の観光地、イタリアの首都ローマ。町そのものが世界遺産に指定されているローマは「ローマは一日にして成らず」ということわざで言われているように、およそ2000年に渡る街造りの歴史があるようです。繁栄するまでに苦難の歴史があり、長い歳月をかけて遂に世界遺産となったローマ…そんな「ブラタモリ」ローマ編のテーマは“ローマは1日にしてならずとは?”です。
タモリも初ローマ
2019年1月12日に放送された「ブラタモリ」の、海外編第1回の舞台となったローマはタモリ自身も初めて訪れる地だったようです。2014年3月に終わりを迎えるまで30年以上、毎日昼の生放送番組「笑っていいとも!」の司会を務めていたタモリはこれまで海外に行くこともできなかったようです。しかし今回同行した林田理沙アナは、大学の卒業旅行でローマ・ベネチア・ミラノなどを観光したことがあるようです。
ブラタモリローマ編のルート~コロッセオ~
ここまで「ブラタモリ」で番組初となる海外、ローマ編のテーマなどについて紹介していきました!“ローマは1日にしてならずとは?”というテーマの元、タモリ自身も初だというローマを舞台にコロッセオから散歩が開始されたようです。それでは早速ここから、「ブラタモリ」でタモリが巡ったローマのルートを紹介していきます!まずスタート地点となったコロッセオ…一体どのような場所なのでしょうか?
フォロ・ロマーノ
番組初となるローマを舞台にタモリと林田アナは、ローマの有名な世界遺産・コロッセオを背景に登場しました。タモリはコロッセオを目の前にして「写真では見たことあるけどこんなに大きいとは…」と、コロッセオの迫力に目を丸くするシーンも。この円形闘技場であるコロッセオは娯楽として人間と猛獣との闘いや、剣闘士だった奴隷同士の闘いが行われたという多くの血が流れた歴史のある場所です。
「ブラタモリ」ローマ編でタモリたちはまずはじめに、コロッセオ近くにある古代ローマが建国された地“フォロ・ロマーノ”を訪れることに。7つの丘がありその丘に集落があったフォロ・ロマーノは、地形から見てもローマ帝国を建国するにあたって適した地だったようです。政治や宗教の中心地となったフォロ・ロマーノは、7つの丘の窪地にあたるため“ローマのヘソ”と言われているようです。
カエサルの神殿
コロッセオ近くにある“ローマのヘソ”と呼ばれているフォロ・ロマーノをガイドと共に散策するタモリたち。フォロ・ロマーノにはさらに「ブルータスお前もか」という名言でも有名な初の終身独裁官・カエサル(シーザー)の神殿や遺体が火葬された場所も残っているといいます。階段を下ったタモリたちの行く先には大きな石があり、そこには花とお賽銭が手向けられている様子が映し出されたようです。
マルケッルス劇場
コロッセオ近くにある、フォロ・ロマーノ周辺の地層を見学することになったタモリたち。地層を確認したところ赤茶色の凝灰岩が多く発見され、日本同様にローマも火山の影響を大きく受けた地だという事が判明しました。また灰色の石灰岩も確認され、タモリたちは外側に装飾性に優れたトラバーチンを使用し、内装に手に入りやすく加工しやすい凝灰岩で作られたマルケッルス劇場を訪れることになったのでした。
マルケッルス劇場を訪れたタモリたち…そこでコンクリートのような質感の建築部位を発見しました。コンクリートというと近代建築のイメージがありますが、ローマ時代に既にコンクリートの一種である“ローマン・コンクリート”と呼ばれる資材が存在したようです。現在コンクリートはセメント・砂利・砂・水で作られますが、“ローマン・コンクリート”は火山灰・石灰・岩くず・海水で作られていたようです。
ブラタモリローマ編のルート~アッピア街道~
ここまで「ブラタモリ」ローマ編で、スタート地点のコロッセオからタモリたちが巡ったルートを紹介していきました!コロッセオ付近のフォロ・ロマーノでは地層から歴史を垣間見るなど、「ブラタモリ」ならではの視点でローマを紹介していたようです。それではここから、コロッセオの次に訪れたアッピア街道を紹介していきます!アッピア街道でタモリたちは、どの部分に着目していくのでしょうか?
街道の石畳
コロッセオ周辺を後にしたタモリたちは、次にローマから南イタリアの港町へと続く紀元前312年に造られた道“アッピア街道”を訪れました。「全ての道はローマへ通ず」という言葉が意味する通り、アッピア街道があったからこそローマ帝国が繁栄したと言われているようです。ずっと続く石畳が印象的なアッピア街道ですが、かつては隙間なく石畳が敷かれていて現在のようなデコボコではなかったようです。
石畳は玄武岩
イタリア文化財保護局の案内人・バルトロメオから「アッピア街道は玄武岩で出来ている」と説明があり、タモリはアッピア街道の石畳に手で触れます。コッリアルバーニ火山からちょうど細長い道のように溶岩が流れ出たため、その上にアッピア街道を作ることになったようです。また溶岩から出来る玄武岩は非常に頑丈な為、多くの人や荷台が行き交う街道を造る材料としても適していたようです。
またアッピア街道は人・物が行き交う用途として優れていただけではなく、まっすぐで頑丈なアッピア街道は早い出陣を可能にしたことでローマは南イタリアを平定することが出来たようです。火山の影響を逆にプラスに捉え、地質を知ることでアッピア街道を作ってローマは国を治めたのでした。やがて世界中でアッピア街道のような街道が沢山造られ、西はスペイン東はインドまで続く超巨大道路網が出来たのでした。
ブラタモリローマ編のルート~トレビの泉~
ここまで「ブラタモリ」でタモリたちが訪れた、アッピア街道について紹介していきました!火山から流れ出る溶岩を利用し、さらに溶岩から出来る玄武岩を用いて世界につながる頑丈な街道を造り、それがローマ帝国の発展に繋がったようです。それでは次に、アッピア街道の次にタモリたちが訪れた“トレビの泉”を紹介していきます。“トレビの泉”でタモリたちは、どのような歴史を知ることが出来るのでしょうか?
ローマ水道橋公園
アッピア街道を訪れたタモリたちは、次にコロッセオの北にあるトレビの泉へ向かいました。ローマで最も大きいトレビの泉を含めローマには約900もの噴水があり、水が出っ放しの水道栓が街に2500個あるといいます。このようにローマと水は街づくりにおいても近い関係にあるようです。ここからは2019年1月19日に放送された番組後半、“ローマは水なしにしてならず!?”というテーマで散策することになります。
トレビの泉を後にしたタモリたちは、ローマの南東部にある“ローマ水道橋公園”へ向かいました。そこには80km離れた山の水源から街へ水を引くため、2000年前に造られた水道橋の痕跡が残っていたのでした。アーチが連続している水道橋の上部を水が流れる構造になっていて、中には2階建て構造になっている水道橋や2つの水道が合流した構造になっているところもあるようです。
古代の11本の水道
およそ100万人以上の人が住んでいた時代もあると考えられるローマ帝国ですが、人口が多くなる分ローマ皇帝がインフラ整備をすることにより権力を示していたこともあるようです。古代ローマには11本もの水道があり、そのうちの約半数にあたる6本がローマ水道橋公園内を通っていたようです。さらにこの古代の水道の一部が、現在もローマ水道橋公園に残っているようです。
水道橋の痕跡
現在はトレビの泉など数々の噴水や街中に多数の水道栓があり、豊富な水で溢れているローマ。かつては毎秒4tもの水を山から街へ運んでいたという水道橋に手で触れたタモリは、豊富に採ることが出来る凝灰岩で造られていることに着目しました。また凝灰岩の中でも黒い粒が見られる石であり、胡椒に似ていることからイタリアでペペリーノ(コショウ凝灰岩)と呼ばれることが明らかになりました。
古代のお風呂と教会
トレビの泉や水道栓が多いローマは現在でも水が豊富な都市ですが、古代ローマでは現在の5倍にあたる1人あたり1000ℓもの水を使用できたといいます。そして時は3世紀…豊富な水をつかった、“ディオクレティアヌスの浴場”と呼ばれるローマ最大のお風呂が造られたのでした。浴場周囲は公園となっていて劇場や図書館、大理石を使った運動広場も併設されて娯楽の場となっていたようです。
しかし6世紀になり、戦争による水道橋の破壊により巨大浴場は廃墟に。人口も3万人まで落ち込んだようですが、その中ローマの再興を図った主な人物こそがミケランジェロだったのでした。タモリたちはミケランジェロが浴場の設計を元にデザインしたという、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会へ。タモリが着目した花崗岩で出来た継ぎ目のない教会の柱は、当時エジプトから運んできたものだといいます。
ブラタモリローマ編のルート~スペイン広場~
ここまで「ブラタモリ」でタモリが訪れた、トレビの泉やローマ水道橋公園などを紹介していきました!トレビの泉や噴水が多いことからも水が豊富なイメージのあるローマですが、当時は古代ローマ人の知恵や努力により山から豊富な水を引いていたようです。それでは次にトレビの泉の後にタモリが訪れた、“スペイン広場”について紹介していきます!スペイン広場には、どのような歴史が眠っているのでしょうか?
バルカッチャの噴水
タモリは次に、トレビの泉の北に位置するスペイン広場へ。スペイン広場の名前は間近にある“スペイン大使館”にちなんで命名されたようです。スペイン広場手前にある“バルカッチャの噴水”はトレビの泉と同じく知名度が高い噴水で、ルネサンス期以降にローマ教皇の指導の元ローマ繁栄の象徴として造られた噴水だといいます。そして再建された今も、スペイン広場前の憩いの場をして親しまれているようです。
トレビの泉の北にあるスペイン広場の手前にある、バルカッチャの噴水の水は“アクア・ヴィルゴ”と呼ばれる古代の水道が使われているといいます。そして「ブラタモリ」でタモリたちは、2000年間使用され続けている水道に入ることに。スペイン広場のバルカッチャの噴水とトレビの泉が同じ水道が使用されている事も分かり、腰の深さほどある冷たい水道にタモリたちも驚きの表情を浮かべたようです。
ローマの休日のロケ地
ローマで1番の賑わいを見せる場所でもあるスペイン広場ですが、ある映画のワンシーンで使用されて有名になったことはご存知でしょうか?スペイン広場が使用された有名作品といえば、オードリーヘップバーンが出演する「ローマの休日」です。オードリー演じるアン王女が一般女性を装いローマの街を出歩いた際に、スペイン広場でジェラートを食べるシーンが世界的に有名なようです。
ブラタモリの再放送
これまで「ブラタモリ」で紹介された、ローマの休日でも有名なスペイン広場について迫っていきました!スペイン広場手前にあるバルカッチャの噴水と、トレビの泉が同じ水道を通っている噴水だということが番組内で明らかになりました。それではここから「ブラタモリ」ローマ編の再放送について紹介していきます。視聴者からも好評だったという、ローマ編の再放送はいつあるのでしょうか?
ブラタモリの本放送はいつ?
NHK総合で放送されている「ブラタモリ」は、第4シリーズ以降毎週土曜の19:30~20:15に放送されているようです。第3シリーズまでは毎週木曜の22:00~22:48に放送されていたため、久しぶりに「ブラタモリ」を見たくなったという方などは曜日や時間帯が違うため注意が必要のようです。それでは「ブラタモリ」の再放送は、いつ放送されているのでしょうか?
ブラタモリの再放送は翌週火曜日
「ブラタモリ」を見逃してしまって再放送が見たいという方は、翌週火曜日深夜に放送されている再放送を見るのが一番早く見られる方法のようです。「火曜日の深夜はちょっと…」という方向けに、動画配信サービスでも再放送を見る事が出来るのでオススメです。放送日の翌日から2週間程度、NHKの動画サービス“NHKオンデマンド”や大手配信サービスで再放送が配信されているようです。
「ある特定の回を再放送で見たい」という方の中には、有料の動画配信サービスで再放送を見るのに抵抗がある方もいるかもしれません。しかし現在“一ヵ月無料体験”がついている動画サービスも多く、解約日もかからないので安心して再放送を楽しむことが出来るようです。また放送日に縛られず再放送を見ることができるという点においても、動画配信サービスはストレスなく再放送を楽しめるようです。
ブラタモリローマ編に関する感想や評価は?
感想①ブラタモリを見ていたらローマに行きたくなった!
ブラタモリ見てたらまたローマに行きたくなった。#旅行好き
— Asato (@asato418) January 19, 2019
(写真は昨年、サン・ピエトロ広場) pic.twitter.com/p3Ggy4i4WS
タモリが独自の視点でその時の歴史を読み取っていく所が見所で、旅行好きの方も見ている人が多いという番組「ブラタモリ」。番組初となるローマ編が放送され、その放送を見た方からは「またローマに行きたくなった」「街が世界遺産ってすごい!ローマに行ってみたい」という声が多く寄せられていました。また「普段旅行いかないけどブラタモリを見ると旅行行きたくなる」という感想も上がっていました。
感想②ブラタモリのローマ編は地理と世界史の勉強になる!
ブラタモリ パリとローマ回地理と世界史の勉強になるから教材にした方が良い
— じかお🔰 (@2jkao) April 18, 2019
観光客がよく訪れる場所やグルメなどよりも、地質や地層からその土地の歴史を紹介していくところが見所となっている「ブラタモリ」。視聴者からはタモリの石に関する知識なども「すごい!」と言われているようです。今回ローマ編でも石や水を通じて様々な歴史が紹介され、視聴者からも「地理と世界史の勉強になった」という感想が多く寄せられていました。
感想③ローマ・パリ編に続いてもっと海外ロケしてほしい!
ブラタモリ、ローマに続きパリも放送されましたがおもしろかったですね!もっと海外ロケしてほしい!…そして驚いたのが道の溝…写真はル・ピュイの道の中世の面影を色濃く残すコンクですが、この溝…この溝もまさか下水の役割を果たしていたんだろうか?そしてドゥルドゥー川に注いでいたんだろうか? pic.twitter.com/Fn9zAe6EGt
— Kei Tachibana (@Rikka1535135) February 16, 2019
2008年から放送開始して以来、「ブラタモリ」初となった海外ロケ。記念すべき第一回目の海外ロケはローマ・パリでした。日本国内とはまた違う楽しみ方が出来る事で「ブラタモリ海外編も楽しい!」という感想が多く、視聴者からは「海外ロケもっとしてほしい!」「海外にいるタモリさんをもっと見てみたい」という声が多く寄せられていました。
ブラタモリローマ編を紹介まとめ
ここまでタモリが独自の視点で散策を楽しむ番組「ブラタモリ」で、番組初となる海外・ローマ編で巡ったコースを紹介していきました!コロッセオからスタートして「ブラタモリ」ならではの、地層や水などに着目した歴史を解明していく番組内容が視聴者からも好評だったようです。タモリ自身も初だったというローマでの「ブラタモリ」、再び海外編が放送されるのか期待の声も上がっているようです。