マツコの知らない世界おうちコーヒーの美味しい淹れ方！おすすめコーヒーメーカーも

大人気バラエティ番組『マツコの知らない世界』は毎週火曜日午後8時57分から、TBSで放送されています。2011年10月22日（21日の深夜）から放送がスタートされ、2013年9月20日に1時間スペシャルを放送し一度番組は終了しましたが、その後2014年10月14日より現在の放送時間に放送が決まり、ゴールデン進出を果たした人気番組です。

テレビで見ない日はないほど活躍されているマツコ・デラックスさんが司会を務める冠番組の1つで、「その道」を極めた一般の方や時には芸能人がゲストとして登場し、マツコ・デラックスさんに紹介したり、プレゼンするという番組です。

司会を務めるマツコ・デラックスさんは、1972年10月26日生まれ、千葉県出身です。元SMAPの木村拓哉さんと同級生というエピソードが有名です。高校を卒業し、美容専門学校へ進学し美容師として働いていましたが、ある雑誌の編集者へと転職します。

その後退職し無職となりますが、中村うさぎさんの対談集のゲストに抜擢されたことを皮切りに、「マツコ・デラックス」という名前とインパクトのあるビジュアルや高いトークスキルのおかげで世間から注目されるようになりました。2017年10月には体調を崩し入院されるまでになっていましたが、2018年12月現在には回復され、再びテレビで活躍する姿を見ることが出来ます。

このまとめでは『マツコの知らない世界』で放送された「おうちコーヒーの美味しい淹れ方」について紹介します。ゲストの後藤直紀さんおすすめのコーヒーメーカーや美味しいコーヒー豆の選び方など、徹底的に紹介していきますので、最後までご覧ください。

2018年2月6日放送の『マツコの知らない世界』で「おうちコーヒーの美味しい淹れ方」と「片手袋の世界」を特集していました。仕事の合間や、家でのひとときに欠かせないコーヒーですが、今はなんと自分で自宅で淹れるおうちコーヒーが大ブームとなっているそうです。

今はコンビニで100円という手軽さで挽き立てコーヒーを飲める時代ではありますが、20円ほどで美味しいおうちコーヒーが楽しめる方法を教えてくれたのが『マツコの知らない世界』の「おうちコーヒーの美味しい淹れ方」の回でした。子供が作ってもプロに「美味しい」と言わせるコーヒーの淹れ方を教えてくれるのは後藤直樹さんです。

『マツコの知らない世界』にて「おうちコーヒーの美味しい淹れ方」を教えてくれるのは、焙煎士として世界チャンピオンに輝いた後藤直紀さんです。後藤直紀さんは福岡県に「豆香洞（とうかどう）コーヒー」という店舗を構えおり、『マツコの知らない世界』収録の日は大雪の降る福岡から最終便で駆けつけてくれたそうです。

「豆香洞（とうかどう）コーヒー」のホームページには上記のようにコーヒー豆に対するこだわりが書いてあり、コーヒー豆に対する自信を伺えます。ホームページからコーヒー豆の購入も出来るので、このまとめや番組を見て気になった方は購入されてはいかがでしょうか？

後藤直紀さんは、1975年神奈川県に生まれ、福岡県で育ちます。読書や料理、包丁を研ぐことを趣味にあげていて、イベント会社に勤務していた当時からコーヒーが好きで、それが転じて焙煎を始めます。そして独立するために東京の老舗である「バッハコーヒー」の田口護さんに弟子入りし、様々な事象を学び今に至ります。

そんな後藤直紀さんのこれまでの経歴を紹介します。

• 2000年（25歳） 自宅で安くコーヒーを飲むために焙煎を始める
• 2005年（30歳） 有名店に弟子入り
• 2008年（32歳） 福岡県大野城市に自家焙煎店「豆香洞コーヒー」をオープン
• 2012年（37歳） 焙煎の全国大会で優勝
• 2013年（38歳） 焙煎の世界大会で優勝
• 2018年（現在） マリリン・モンローが訪れた「花の木」など30店舗に豆を卸す

ここからはマツコの知らない世界の後藤さん直伝の、おうちで作るコーヒーの美味しい淹れ方を紹介します。美味しい淹れ方といっても難しいことは何もなく、コツはシンプルです。それではコーヒー豆の選び方からお湯の温度、美味しい淹れ方まで細かく紹介していきます。

まず、美味しいコーヒー豆の選び方です。皆さんはコーヒー豆をどのようにして選んでいるでしょうか？銘柄で選んでいる方もいるのではないでしょうか？実は、美味しいコーヒー豆は銘柄で選ぶのではなく、「色」で選ぶのがいいそうです。

色の薄い浅炒りのコーヒー豆は「酸味が強く」、色の濃い深煎りのコーヒー豆は「苦味が強く」なるとのこと。1分焙煎する時間が違うと色も変わってくるそうです。「マツコの知らない世界」の番組内では同じコーヒー豆を1分ごとに取り出し、その色の違いを見せてくれました。

美味しいコーヒー豆とは自分が「美味しい！」と思えるコーヒー豆のことなので、美味しいと思ったコーヒー豆の色を覚えておき、その色のコーヒー豆を買うのがいいそうです。または、そのコーヒー豆を持って行き、お店に焙煎度合いを合わせてもらうのも手だそうです。ブルーマウンテンなどの有名な銘柄を選ぶ方も多いですが、そういった銘柄ではなく、色で選ぶのがいいと後藤さんは仰っていました。

そして後藤さん曰く焙煎具合というのは音楽で例えると「ジャンル」とのこと。好きな音楽のジャンルが「ロック」なのか？「J-POP」なのか？「クラシック」なのか？何もわからないまま好きな曲を探すのは困難なので、まずはどのジャンルが好きなのかを確かめることと自分が美味しいと思うコーヒーを探すことは同じことだと説明してくれました。

美味しいコーヒー豆を選んだら、次は注ぐお湯の温度についてです。美味しいコーヒーを淹れるために湯温は80℃から90℃が最適だそうです。ポットに水を入れ火にかけて沸騰したら、一度ドリッパーやカップなどの別の容器に入れ、すぐにポットに戻します。

そうすると少し温度が下がり自然と温度が80℃から90℃になっているため、美味しいコーヒーを淹れるのに最適な温度となります。なぜこの湯温が最適なのかというと、80℃から90℃のお湯を使うと「雑味が出にくくなる」からだそうです。

このコーヒーの淹れ方は日本茶の淹れ方にも通じるものがあるという感想がありました。美味しい日本茶を淹れるには、お湯を一度湯飲みに入れ、そのあとそのお湯を急須に戻してから再度湯飲みにお茶を注ぐと適温となるため、美味しい日本茶となると言われています。

美味しいコーヒー豆の選び方と適切な湯温の説明の次は、お湯の注ぎ方についてです。ドリッパーにコーヒー豆をセットしたら、「美味しい淹れ方②」で説明した80℃から90℃のお湯を少量注ぎ、コーヒー豆全体を蒸らします。

そして再びドリッパーにお湯を少量注ぎます。そのあと、スピードアップしてドリッパーにお湯を注ぎ淹れます。最後にスピードアップするのは、あまり時間をかけてしまうと嫌な味（雑味）が出てきてしまうからだそうです。

次にお湯を注ぐ際の注意点を紹介します。お湯を注ぎ淹れる際にドリッパーのふちにお湯をかけないよう十分注意することと、お湯を注ぐ際は注ぎ口の細いものを使うことです。ついふちに付いたコーヒー豆にもお湯を注いでしまいがちですが、そうすると雑味が出てしまうので、粉の層を崩さないようにふちにはお湯を注がないように注意するとのことです。

注ぎ口の細いケトルが無い場合、計量カップを使っても出来るそうです。また、計量カップもない場合、紙コップを少し押すと細い注ぎ口が出来るので、その紙コップでも代用が出来ると後藤さんは仰っていました。わざわざ専用の物を買うとなるとハードルが高くなりますが、自宅にある物で代用できるのであればすぐにでも美味しいコーヒーを淹れられます。

ここまで自分の手で美味しいコーヒーを淹れる方法を紹介しましたが、自分の手で淹れる時間が取れない方や、もっと手軽に美味しいコーヒーを飲みたい方もいらっしゃるのではないでしょうか？ここからはコーヒーメーカーを使って美味しいコーヒーを淹れる方法を紹介します。

お家で手軽に挽き立てコーヒーが楽しめるコーヒーメーカーは、安い物から高い物まで様々な商品がありどれを選んでいいかわからない方も多いのではないでしょうか？コーヒーメーカーにはカプセルタイプ、粉から淹れるタイプ、豆から挽くタイプの3種類あるそうです。それぞれのコーヒーメーカーのタイプ別におススメのコーヒーメーカーを紹介していきます。

始めに紹介するコーヒーメーカーはカプセルタイプのネスカフェドルチェグスト『エクリプス』です。この『エクリプス』は日食をイメージした丸いフォルムが特徴的なコーヒーメーカーです。カプセルタイプは抽出時間が約30秒と圧倒的に早く、1杯約50円から100円で飲めることが特徴です。

音が大き目なのが難点ではありますが、カプセルを入れるだけで作れる手軽さがあるので一人暮らしの方にもおすすめのタイプです。カプセルタイプはコーヒー以外にも、ココアやカフェラテなど種類も豊富なので、来客の多い方や好みの違う家族がいる方でも気軽に楽しめると話題のコーヒーメーカーです。

粉タイプのおすすめコーヒーメーカーの1つ目は、昔からあるタイプのカリタ（ET-102）です。粉タイプは抽出時間は約2分から4分とカプセルタイプよりも長くはなりますが、1杯約20円から飲めるのでカプセルタイプに比べ安価です。音も比較的小さ目なので、家族がみんなコーヒーを飲む方や、オフィスで使うのに向いているタイプとなります。

粉タイプのおすすめコーヒーメーカーの2つ目はドウシシャのクワトロチョイスです。こちらはミキサー機能を搭載しているので、グラスに氷を淹れたらフラッペやスムージーも作れてしまうコーヒーメーカーです。

粉タイプのおすすめメコーヒーメーカーの3つ目は、タイガーのGRAND X（ACQ-X020）です。このコーヒーメーカーの特徴は、蒸気プレス式でコーヒーを抽出する点です。シンプルな見た目も人気のコーヒーメーカーとなっています。

豆から挽けるおすすめのコーヒーメーカーの1つ目は無印良品のコーヒーメーカー（MJ-CM1 MUJI）です。無印良品らしくシンプルな見た目も人気の高さの1つです。

コーヒー豆の培養士である後藤さんが、「やはり豆から挽いて欲しい」とおすすめしたのがパナソニック『NC-A56』です。このコーヒーメーカーの特徴は柔らかい味わいの「マイルド」か、深い味わいの「リッチ」のどちらかのボタンを選んで、豆を挽くことです。豆から挽くので香りがとてもいいと好評のコーヒーメーカーです。

更にこのコーヒーメーカーには豆を均一の大きさに挽ける2種類のメッシュフィルターがあり、粒が揃うために雑味が出にくいそうです。コーヒーを淹れている間にミルを自動洗浄してくれるので、「自宅でコーヒーを淹れたいけど掃除が面倒。」と思っている方にもおすすめできるコーヒーメーカーです。

後藤さんイチオシのコーヒーメーカーが『ハリオ スマートセブン V60オートプアオーバー EVS-70B』です。横から見ると数字の7に見えることから名前にセブンと付いており、そのスタイリッシュな見た目もオシャレだと大変な人気となっているコーヒーメーカーです。

後藤さんのイチオシポイントを紹介します。

• プロも愛用するドリッパーが付いている。
• お湯の温度や湯量、注ぐスピードをタッチパネルで細かく設定できる。
• プロのバリスタの技を再現できる。
• HPに公開されているプロのレシピを入力できる。
• お湯を9本の線を使って入れるシャワードリップ。

ここまで後藤さんのおススメするコーヒーメーカーや、美味しいコーヒーの淹れ方を紹介してきました。ここからは、手で淹れているこだわり派の方から反響の多かった実際に後藤さんの使用されているコーヒーポットやドリッパー、コーヒーミルを紹介します！

後藤さんが番組内で使用していたコーヒーポットはバルミューダの「BALMUDA The Pot」でした。自宅にある電気ケトルで出来るだけ細く注ぐように使われている方もいましたが、やはり先の細いポットで淹れるのが大変淹れやすく、買い替えたとのことです。「美味しい淹れ方」でも紹介しましたが、専用の先の細いポットが無い場合は計量カップや紙コップでも代用できます。

マツコの知らない世界で後藤さんが使用していたドリッパーは、ハリオの円錐形のタイプではないかと言われています。台形型のペーパーフィルターが一般的に多く出回っているため、円錐形のペーパーフィルターは売っているところが少ないそうですが、プロも愛用する円錐型を使ってコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか？

後藤さんが愛用しているコーヒーミルはコマンダンテのコーヒーグラインダー（TB-C40）です。お値段が高めですが、後藤さん御用達ということでネット通販では売り切れ続出しています。

後藤さんが言うには豆を挽くのがとても楽だそうで、番組内でマツコ・デラックスさんにコーヒー豆を挽く作業を代わってもらったとたんに挽き終わるほどでした。

マツコの知らない世界で後藤さんが大好きと紹介していた、コーヒーに合うお菓子は、後藤さんの地元にある『大宰府参道 鬼瓦最中』です。大宰府天満宮の参道にある最中の専門店で、餡は北海道産の最高級豆を使用し黒餡と白餡の2種類があり、厳選されたもち米を100%使った最中種はパリッと香ばしく、ポロポロとこぼれにくくなっているのが特徴です。あまおうや紫芋などの季節限定の餡もあり、四季で楽しめる最中です。

2009年、後藤さんおススメの鬼瓦最中はモンドセレクションで銀賞を受賞しました。後藤さんはコーヒーと和菓子の組み合わせを好み、モンドセレクションを受賞するほど美味しいこの最中については番組中で熱く語るほどの好物だということです。

ここからは『マツコの知らない世界 おうちコーヒー回』を見た感想を紹介します。自宅でコーヒーを淹れている方からは勉強になったとの感想や、オススメのコーヒーメーカーを買ってみた方までおり、様々な感想がありました。

インスタントコーヒーは安く手軽に飲めるので、愛飲している方は多いでしょうが、おうちコーヒー回を見てインスタントコーヒーではなく自分で淹れるコーヒーを飲みたくなったという感想が多数見受けられました。

後藤さんの教えてくれた美味しいコーヒーの淹れ方は、どれも基本的なことばかりでした。ですが、その基本を知らずに作っている方が多く、「基本的だけど重要」という感想もありました。後藤さんオススメのコーヒーメーカーは値段が高いという感想もありましたが、その分美味しいコーヒーが飲めるのだろうと使いこなしようによっては値段以上の価値があるとの感想を持つ方もいました。

後藤さんの淹れ方を見てお、湯の温度について勉強になったとの感想がありました。「熱湯の方が美味しくできるのではないか？」と思っている方は多いのではないでしょうか？お湯の温度を80℃から90℃が適温ですので、熱湯で作られている方は一度この湯温でお試しください。

この方のように、マツコの知らない世界でオススメしていたので買った方も見受けられました。後藤さんイチオシなだけあり、「雑味がなくスッキリとした味わい」のコーヒーを淹れられたとの感想がありました。

ここまで『マツコの知らない世界 おうちコーヒー回』についてまとめてきました。美味しいコーヒー豆はブルーマウンテンなどの銘柄ではなく豆の色で決まるので、自分が美味しいと思ったコーヒー豆の色を覚えておくことが大事です。そして注ぐお湯の温度は80℃から90℃が適温ですので、沸騰したお湯を一度ドリッパーに入れ、再びポットに戻し冷ますことも重要です。

コーヒー豆をセットしたドリッパーに蒸らすように少量のお湯を注ぎ、再び少量注ぎ、スピードアップしてお湯を注いでいきますが、この時ふちにお湯がかからないよう注意が必要です。この後藤さんの教えてくれた方法を取るだけで、子供でもプロに「美味しい」と言わせるコーヒーを淹れることができるので、コーヒーが好きな方はこの記事を参考にぜひご自宅で美味しいコーヒーをお楽しみください。