時をかける少女1983年版映画のあらすじと感想・結末ネタバレ!原田知世が初々しい

「時をかける少女」は、数多くのSF小説を手がけた筒井康隆の作品の一つです。1972年にドラマ化されて以降、実写映画化やアニメ映画化など様々な媒体で親しまれることとなりました。今回は数ある「時かけ」作品の中でも1983年に公開された原田知世さん主演の映画「時をかける少女」のあらすじと感想・結末をネタバレ紹介していきます。主人公を演じる初々しい原田知世さんや、1983年の作品の現代における評価など気になる情報をなるべく多くお伝えしていきます。

時をかける少女1983年版映画のあらすじと感想・結末ネタバレ!原田知世が初々しいのイメージ

目次

  1. 時をかける少女1983年版映画のあらすじが気になる!
  2. 時をかける少女1983年版映画キャストを紹介!
  3. 時をかける少女1983年版映画のあらすじをネタバレ!
  4. 時をかける少女1983年版映画の結末をネタバレ!
  5. 時をかける少女1983年版映画を見た感想や評価を紹介!
  6. 時をかける少女1983年版映画のあらすじと感想まとめ!

時をかける少女1983年版映画のあらすじが気になる!

「時をかける少女」という名前を聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?細田守監督のアニメ映画「時をかける少女」を思い浮かべる方も多いと思われますが、実は1983年に公開された原田知世さん主演、大林宣彦監督の実写映画「時をかける少女」も存在するのです。果たして1983年版「時をかける少女」はどのような物語なのでしょうか?簡単なあらすじから紹介していきます。

1983年版「時をかける少女」はアニメ版「時をかける少女」と同じく、小説「時をかける少女」(著・筒井康隆)を原作とした作品です。物語の内容は大きく異なるのでアニメ版を見た人でも十分に楽しめます。物語は芳山和子(原田知世)と堀川吾郎(尾美としのり)、深町一夫(高柳良一)が高校のスキー合宿を終え、帰宅する場面から始まります。冬が終わり徐々に春へと移り変わってゆく季節です。

18日の土曜日、和子は吾郎と一夫の2人と理科室の掃除をしていました。すると準備室から物音が響き渡り、不審に思った和子は準備室へ入ってしまいます。しかしそこにはフラスコが落ちているだけで他に誰もいませんでした。和子は仕方なく出て行こうとしますが、フラスコから立ち上る煙に気が付いていません。そのまま煙を吸い込んでしまった和子はその場で気絶してしまいました。

その後和子は目を覚ましますが、この事件以降和子は数々の奇妙な出来事に出くわしていくことになります。ここから先の「時をかける少女」のあらすじは主要キャスト紹介の後に行なっていくので、あらすじが気になる方は是非この先の項目もお読みください。次の項目では1983年版「時をかける少女」の主要キャストを紹介していきます。

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時をかける少女1983年版映画キャストを紹介!

ここでは1983年版「時をかける少女」の主要キャストを紹介していきます。原田知世さんをはじめとして、現在でも各方面で活躍している俳優陣の初々しい姿は、公開から30年以上経った現在でも魅力的な雰囲気を醸し出しています。キャスト紹介ではネタバレは行わないため、ネタバレを避けたい方も安心してお読みください。

芳山和子/原田知世

主人公・芳山和子は当時15歳の原田知世さんが演じました。今作での原田知世さんの爽やかな存在感は多くのファンを作り、大ブレイクを果たしました。その後原田知世さんは大林監督の「私をスキーに連れてって」(1987)「彼女が水着に着替えたら」(1989)などの作品にも出演し根強い人気を持ち続けました。今年の9月まで放送された「半分、青い」にも出演するなど現在も女優として活動されています。

大林監督曰く、短いスケジュールで撮影を終えなければならない現場は食事も喉を通りづらくなるほどハードだったそうです。そんな中、原田知世さんはスタッフに食事を配ったり自ら率先してご飯を食べたりと様々な行動で現場に活気を与えてくれていたそうです。映画のなかで原田さんが輝いているように見えるのは撮影スタッフたちから愛されていた証なのかもしれません。

深町一夫/高柳良一

ミステリアスな同級生、深町一夫は当時18歳の高柳良一さんが演じました。「演技が棒読みだ」と指摘されることが多いですが、この演技は大林監督から指示されたものです。大林監督が高柳さんに求めたのは「古典的な演技」でした。主人公の和子が映画でいう古典的な女性像であるため、そのパートナーである高柳さんには古典的な話法である「棒読み風」の演技を求めたそうです。高柳さんは監督の要望に見事答えました。

その後高柳さんは俳優業をやめ出版社に就職することとなります。インタビューにて大林監督は、棒読み風の演技が受け入れられなかったから俳優業をやめることになったのではないかと述べていますが、のちに高柳さんは『時をかける少女』の崖での撮影中、足元が崩れ命の危険を感じたことがきっかけであるという話をされています。確かに崖のシーンは結構な高さでした。現在高柳さんはニッポン放送の総務部長を務められています。

堀川吾郎/尾美としのり

和子の幼馴染であり醤油醸造家の息子である堀川吾郎は当時17歳の尾美としのりさんが演じました。授業では眠り、「腹が減った」と連呼し、どこか大人びていて、和子への淡い想いを感じさせる複雑な思春期青年の絶妙なリアルさを演じきっています。登場人物の中でも非常にさっぱりとした性格をしているため、彼がいるだけで映画に明るい雰囲気をもたらしてくれます。

尾美としのりさんはその後大林監督作品やその他数多くの映画作品に出演し、「名脇役」として名をはせることとなります。さていよいよ次の項目では映画中盤までのあらすじをネタバレ解説していきます。

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時をかける少女1983年版映画のあらすじをネタバレ!

1983年版「時をかける少女」のネタバレを含んだあらすじを紹介していきます。こちらの項目では映画の結末のネタバレは扱いませんが、物語中盤までのネタバレは行うためご注意ください。あらすじを紹介した後、次の項目で結末のネタバレを行なっていきます。

波乱万丈な翌日

気絶した和子は吾郎と一夫に発見され、保健室へ運び込まれました。目を覚ました和子は「落ちていたフラスコから漂うラベンダーの香りを嗅いで気絶した」と説明します。しかし準備室へ行ってみてもそこにはフラスコの落ちた形跡はありませんでした。仕方なく和子は帰宅します。次の日和子は授業で当てられ、地震にあい、吾郎の家の近くが火事になるという波乱万丈な1日を過ごします。そして帰宅途中、何者かに襲われてしまいます。

二度の夢オチ

そこで和子は目を覚まします。場所は家の布団、時刻は19日の朝です。どうやら夢だったようだと和子は一安心しました。そしていつも通り登校すると吾郎に出会います。昨夜の火事について話しながら歩いていると昨日の地震の影響か頭上の屋根から大量の瓦が落ちてきました。あわや大惨事、と思いきや和子は再び家の布団で目を覚まします。二度の夢オチに困惑しつつも和子はいつも通りの朝を迎え、登校しました。

奇妙な出来事の数々

学校に到着すると何か様子がおかしいことに気がつきます。黒板の日付は「18日月曜日」と書かれており、授業の内容は昨日やった内容、吾郎と一夫の会話は昨日聞いたものと同じです。和子は時間が昨日に戻っていることに気がつきました。家では予想通り地震にあい、急いで吾郎の家へ行くとそこで火事の起こり始めを目撃しました。するとその現場で一夫に出会い、和子は今自分はどうなっているのかを一夫に相談することにしました。

身についたタイムリープ能力

奇妙な悩みを一夫に相談したところ、時間を遡る能力「タイムリープ」、瞬間移動できるワープ能力が身についたのではないかと指摘されました。18日の月曜日を二度経験したのは、屋根の上から瓦が落ちてきた際に無意識に時間と空間を遡り、前日に戻ってきたためだったのです。ショックを受けた和子は「普通の自分に戻りたい」と悲しみます。一夫は和子を抱きしめ慰めたのでした。

記憶と現実の差異

なぜタイムリープ能力が身についたのか、和子は未だ分からぬまま一度経験した日を過ごします。しかしここで一つの疑問点に突き当たりました。和子は幼い頃一夫と共に事故にあい、お互い手に傷を負った思い出があります。しかし現代の一夫の手には傷がなく、代わりに吾郎の手に傷が存在するのでした。疑問に思った和子は一夫に問いただします。すると一夫の口からは衝撃の答えが返ってくるのでした。

謎が謎を呼ぶ怒涛の展開です。この後事件の真相が一夫の口から語られるのですが、物語の大きな結末であるため次の項目でネタバレ紹介を行なっていきます。真相を知りたい方のみこの先の項目をお読みください。

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時をかける少女1983年版映画の結末をネタバレ!

あらすじを終え、いよいよ映画の結末について紹介していきます。和子のタイムリープ能力はなぜ身についたのか?一夫の抱える秘密とは何か?いよいよ全ての秘密が明かされます。

事件の真相とは?

傷の謎の真相を求めて和子は一夫に問いただします。すると一夫は和子に、全ての始まりである土曜日の実験室にタイムリープするよう求めました。和子は言われるままに一夫とともに土曜日の実験室へタイムリープします。その過程で手を怪我した現場には一夫ではなく吾郎がいたこと、一夫が共に暮らしている老夫婦は息子夫婦と孫を事故で亡くしていることなど様々な真実が明らかになっていきます。

約束の実験室で一夫は自らの素性を語り出しました。自分は2660年、すなわち未来からやってきた薬学者であること、未来では植物が絶滅しており薬学研究のために過去(作中での現代)の植物を採取しにきたこと、といった信じられないような内容でした。幼馴染と認識されたり老夫婦の孫と認識されていたのは、現代にいるはずのない自らの存在の辻褄を合わせるため身近な人の記憶を変えていたためでした。

一夫は自らの素性をバラすという禁忌を犯してしまったため元の時代に帰らなければならないと語ります。それに伴い一夫と関わった人物の記憶は全て元に戻されます。すなわち一夫と過ごした思い出が全て失われるということです。すでに一夫を愛してしまっている和子は「一緒に未来に行きたい」と懇願しますが、それを行うことは許されません。代わりに未来で再開することを約束し、一夫は未来へ戻っていきました。

数年後、和子は高校を卒業し薬学の研究に勤しむようになりました。ある日たくさんの資料を抱えて歩いていると1人の男性に道を聞かれます。男性は忙しそうに去っていった和子を名残惜しそうに見つめますが、やがて和子のいく道と反対方向へ歩み去っていくのでした。

永遠の別れを感じさせる切ない結末ですね。最後の再会の場面は原作小説にない場面ですが、「時は過ぎるだけでなくまたやってくるものである」ということを伝えるために再開シーンを追加したそうです。次の項目では映画を見た人の感想を紹介していきます。

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時をかける少女1983年版映画を見た感想や評価を紹介!

1983年版「時をかける少女」の感想、作品の評価を紹介していきます。20年以上前の作品は現代でどのような感想を持たれているのでしょうか?ネタバレを含まない感想を紹介するため「あらすじは知ってるけど結末は知りたくない」という方も安心してご覧ください。

「演出が面白かった」という感想が述べられています。タイムリープのシーンではコマ撮りの映像やモノクロの映像を用いた独特の演出が目立ちます。

あまり浸透されていないSFXを駆使した当時ならではの演出も見どころです。また、エンディングは本編の登場人物たちに囲まれて原田知世さんが「時をかける少女」を歌うという非常に愉快なエンディングとなっているので最後の最後まで目が離せません。

近年の大林監督の作品を観た上で「ずっと変わっていない」と感想を述べていることが伺えます。2000年以降も大林監督は映画を撮り続けています。

特に地方で撮影を行いその土地の魅力を映画で伝える作品が多く作られました。「時をかける少女」も監督の故郷である尾道を舞台にした映画として「転校生」「さびしんぼう」に並ぶ「尾道三部作」として知られています。

若い頃に観た時は退屈したものの、大人になってから観ると感慨深くなる、という感想もありました。高校生にとってはタイムリープ以外当たり前の日常であっても、大人の視点から観ると二度と取り戻せない時の流れを様々な演出で感じさせられる切ない映画として捉えられるのかもしれません。感想についてはここまでです。最後に「時をかける少女」のあらすじと感想をまとめていきます。

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時をかける少女1983年版映画のあらすじと感想まとめ!

最後に1983年版「時をかける少女」のあらすじと感想を振り返っていきます。どういった評価がされている作品なのか確認していきましょう。

物語のきっかけ

和子は掃除中、実験室に漂う煙の匂いを嗅いで気絶してしまいます。この事件が物語の始まりと言える転換点です。

タイムリープ能力を身につけた

和子は気絶した日以降、前日に体験したことと同じ経験をするようになります。同級生の一夫に相談すると和子がタイムリープ能力を身につけたのではないかと推測します。気絶したことで自分に何が起こったのか?気絶の原因は何か?なぜ一夫は信じてくれるのか?青春の日々の中に生まれた奇妙な体験の謎を解いていくのが「時をかける少女」の大まかなあらすじです。

ノスタルジックな感想の数々

タイムリープの謎よりも作中での恋愛模様や青春の輝かしさ、大林監督特有の情緒あふれる地元の空気感に感動したという旨の感想が多く見られます。「時をかける少女」はSF作品でありながら観客をノスタルジックにさせる青春映画でもあったということです。

以上が1983年版「時をかける少女」の紹介でした。「アニメは見た。」という人も興味を持っていただけたら幸いです。時代によって形をかえながら我々を切なさと感動を与えてくれる「時をかける少女」が不朽の名作として残り続けることを願いましょう。

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