時をかける少女のアニメ映画あらすじを解説!その後の展開などネタバレ考察

夏アニメの代表映画「時をかける少女」。様々な伏線や考察要素が眠っている、今話題の細田守監督の代表作です。2006年公開の作品ですが、今見ても他のアニメ作品に見劣りしないしっかりしたストーリー。主人公が別の人物の小説「時をかける少女」と関連しているところもあり、小説版を読んだ事のある人は一粒で二度おいしい作品となっています。そんなアニメ映画「時をかける少女」。あらすじやその後の展開を考察していきます。

時をかける少女のアニメ映画あらすじを解説!その後の展開などネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 時をかける少女のアニメ映画のあらすじをネタバレ解説!その後も考察!
  2. 時をかける少女のアニメ映画のあらすじをネタバレ!
  3. 時をかける少女のアニメ映画の結末をネタバレ!
  4. 時をかける少女のアニメ映画のその後の展開を考察!
  5. 時をかける少女のアニメ映画を見た人の感想を紹介!
  6. 時をかける少女のアニメ映画のあらすじネタバレまとめ!

時をかける少女のアニメ映画のあらすじをネタバレ解説!その後も考察!

映画ファンやアニメファンの人なら、この季節にはあの作品が見たい!という作品が一つや二つあるのではないでしょうか?今回ご紹介するアニメ映画時をかける少女も「夏になると見たい!」「夏の切なさを感じたい!」という時にイチオシの作品です。

時をかける少女の制作を務めた細田守監督は、他にも夏アニメの代表作サマーウォーズ、1999年に公開された劇場版デジモンアドベンチャーなどを作った監督です。夏の少し気だるい雰囲気や、非日常なワクワクする感じ。そんなニュアンスをうまく表現してくれている細田守監督のアニメ映画「時をかける少女」。

今回はストーリーのネタバレやあらすじ、また映画では描かれなかったその後を考察していきます!もう内容やあらすじを覚えるくらい見た人も、まだ見てはいないけれど気になっている人も、アニメ映画時をかける少女をネタバレを交えながらおさらいしていきましょう。

時をかける少女のアニメ映画のあらすじをネタバレ!

アニメ映画時をかける少女が公開されたのは2006年。この作品には小説の原作があり、そちらではアニメ映画版の時をかける少女とは全く違う時代、登場人物たちの物語となっています。

今回の舞台は小説版時をかける少女の時代から約20年後の物語です。小説版時をかける少女とアニメ映画版はうまく話が交差しており、そこも楽しめるポイントになっています。それではアニメ映画時をかける少女の登場人物、あらすじをネタバレを交えつつご紹介していきます!

アニメ映画時をかける少女の登場人物たちをご紹介!

アニメ映画時をかける少女は高校2年生の紺野真琴が、ある日学校の理科準備室でクルミのような不思議な物を見つけたことから始まります。その日を境に真琴は「ナイスの日」こと7月13日を何度もループすることになりました。

親友の間宮千昭、津田功介を巻き込みながら少しずつ変わっていく7月13日。初めはループを楽しんでいた真琴でしたが、ある日クルミのようなものをぶつけ割った腕の部分に、数字の痣のようなものが浮かび上がっていたことに気がつきます。それではまず、アニメ映画時をかける少女の登場人物をご紹介していきます。

活発的な主人公[紺野真琴(こんの まこと)]

東京の高校に通う平凡な高校2年生。素直でアクティブな性格ですが、がさつなところが玉に瑕。放課後にはよく親友の間宮千昭、津田功介とキャッチボールをして遊んでいます。短髪が似合う活発な性格をしていますが、何度目かのループで親友の千昭に告白され、動揺する様子が可愛らしいところもあると話題になりました。

小説版時をかける少女の主人公芳山和子を叔母にもち、魔女おばさんと呼んでみたり、何か悩み事があると彼女に相談しに行ったりと彼女に信頼を寄せています。タイムリープができるようになると面白半分で何度も力を使うようになりますが、回数制限があることに気づき安易に使用するのを考え直すという慎重な一面も持っています。

イマドキの高校生[間宮千昭(まみや ちあき)]

真琴のクラスメイトで今時の高校生。しかしその本当の姿は遠い未来から来たタイムリーパーです。彼が本来生まれた時代は真琴たちが生きている現代とは全く違い、凄惨な場所だったと言います。なぜ彼が過去へタイムリープしてきたか?それはある絵画を見るためでした。

作品中に出てくる東京国立博物館の中に保管されている、ある絵を一目見たいという思いを胸に一人で未来からやってきます。しかし、真琴や功介と野球をしたりふざけあったりと一緒に過ごしていくうちに、そんな日常から離れがたくなり、本来予定していたよりも長く滞在してしまったと語ります。飄々としているように見えますが、時折見せる影のある顔が彼の生きてきた時代を物語ります。

二人の兄貴分[津田功介(つだ こうすけ)]

年齢相応のじゃれあいを見せる真琴と千昭をまとめる功介。医者の息子でしっかり者の硬派。さりげなく人に気を回すのが得意で、何かと頼りになる存在です。真琴、千昭と同じクラスで、勉強中に眼鏡をかけるといった隠れ眼鏡キャラ。

同じボランティア部の後輩、藤谷果穂に好意を持たれています。また別のタイムリープ先では真琴に借りた自転車のブレーキが故障している事に気づかず乗ってしまい、事故にあって亡くなってしまうなど、タイムリープの力に振り回された人物の一人です。

元タイムリーパーの叔母[芳山和子(よしやま かずこ)]

魔女おばさんと姪の真琴に呼ばれる東京国立博物館の絵画修復士。真琴が悩みを打ち明けるとその都度深い答えを返してくれる器量の持ち主です。アニメ映画時をかける少女では目に見えた活躍はないのですが、実は小説版時をかける少女の主人公でもあります。真琴と同じくらいの年齢の時に自身も未来人と出会い、タイムリープをした経験を持ちます。

その時心に秘めていた人物(未来人)の写真を今も大切に持っているなど、無意識に頭の片隅に残っているような描写が見られます。また千昭が探している絵画の修復を担当している本人でもあります。

引っ込み思案な後輩[藤谷果穂(ふじたに かほ)]

功介のボランティア部の後輩であり、功介のことが気になっている引っ込み思案な女の子。あるタイムリープ先では怪我をした際に功介の運転する自転車に乗せてもらいますが、自転車が故障していることに気づかず功介とともに電車に追突し亡くなってしまいます。

行動派のクラスメイト[早川友梨(はやかわ ゆり)]

ボブヘアーとピンクのリボンがトレードマークの真琴の友人。千昭に彼女がいるのかを真琴に聞いたりと、千昭への思いを気付かせるきっかけになった人物です。タイムリープ先の一つでは千昭と付き合うことになります。

アニメ映画時をかける少女のストーリーをご紹介!

それではアニメ映画時をかける少女のストーリーのあらすじを、ネタバレ込みでご紹介していきます!青春アニメと評価されている時をかける少女。笑いあり、時にはほんのり切ない夏ならではのノスタルジックな作品です。ネタバレ後も、細田守監督の生み出す雰囲気ある映像で見るともう一度楽しめることでしょう。ネタバレ後も是非アニメを見直して楽しんでください。

タイムリープで過去に戻れる力を手に入れた真琴

自称「どっちかと言えばツイてるほうで、運も良ければカンもいい。おかげで成績もほどほど。器用ってほどじゃないけど不器用じゃないし、普段はそこそこ慎重」な真琴は、ある日理科準備室でクルミ形の種のような物が落ちているのを見つけます。

誰もいないと思っていたはずの準備室の中に人影を見つけ、驚いた表紙に転倒し種を割ってしまいます。それをきっかけに腕に数字のようなものが浮かび、タイムリープの力に目覚めていくのでした。

作品後半で明かされますが、その時準備室にいたのは千昭。しかし、それは真琴の知っている彼ではなく、未来から初めて現代にタイムリープした時の千昭でした。タイムリープできるようになった真琴は、答えの知っているテストで良い点を取ったり、カラオケで通算10時間歌ったり、野球でボールの場所がどこに来るか知っていたりと、あらゆる状況でタイムリープの力を乱用し始めます。

二人の分岐点!千昭の告白

徒歩で登下校していたある日、三人での帰り道功介と別れた後に千昭の自転車の後ろに乗せてもらいます。夕日が差す土手を二人乗りで帰る真琴と千昭。功介が後輩に告白されたことを知ってか、その帰り道に千昭が想いを伝えます。しかし親友からの突然の言葉に驚き、タイムリープして無かったことにしようとする真琴でしたが、何度巻き戻っても想いを伝えてくる千昭に悪戦苦闘します。最終的には千昭とは別の道で帰るのでした。

何度やり直しても告白してこようとする千昭は、今日言う。と決めていたのかもしれません。そして告白してきた果穂をフった功介に「あとでやっぱ付き合っときゃよかったーって、泣いてもおせーぞ」と千昭が放った言葉と、Y字路の真ん中に立っていた「ここから」という標識は、二人のその後を見透かしていたかのようでした。

進んでいく時間と完成された絵

あの日から告白を避けている割に千昭のことが気になってしまう真琴。知らず知らずのうちに千昭の傍に寄ることまで避けてしまいます。ある日、中庭で虐められていた男子が逆恨みをし、手に持っていた消火器を真琴に向かって投げつけます。それを見た千昭が間に滑り込み庇いますが、彼の顔面に消火器が当たりそうになった瞬間真琴がタイムリープをしてその場は事なきをえました。

しかしタイムリープで数秒前に戻った次の瞬間、その消火器の行方は暴動の野次馬に混ざっていた友梨の方へ。それにより友梨は肩に傷を負ってしまいました。タイムリープの力で助けることができたはずなのに、残りの回数が少ない事でそれができないのを気に病んでか、彼女を気にかけるようになる千昭。そしていつしか千昭と友梨は仲良くなり付き合うことになります。

そんな中、千昭が過去に来る目的となっていた絵画の修復がとうとう終わり展示されることに。それは飢饉と大きな戦争で世界が終ろうとしていた時に描かれたのものだと修復士の和子は言います。千昭がその絵をどうしても見たかったのは、未来がその時代と同じように荒廃した世界になってしまっているから。凄惨な時代に描かれたにも関わらず見る人を魅了させる、その絵を一度でいいから自分の目で見たかったのだと後に語ります。

功介の危機!使い切ってしまった過去に戻る力

千昭と過ごすことが少なくなり、何かと功介と一緒にいる事が増える真琴ですが、それを見ていた藤谷果穂とその友人たちに二人が付き合っていると誤解されてしまいます。真琴は功介と果穂の間を取り持つためにタイムリープを繰り返して、制限回数が最後の一回になるまで力を使ってしまいます。

成り行きではありましたが、一番初めに力を手に入れた7月13日まで時間を大きく戻すことに成功。あの理科準備室にいた人物は誰だったのか?確認をしようとする真琴でしたが、結局誰かわからず終いに。そこへ功介から自転車を借りるとのメールが入ります。登校する際に急いでいた為に忘れていたけれど、ブレーキが故障していたことで7月13日に電車に轢かれそうになった事を思い出し、功介の身を案じて走り出します。

踏切の前に着いたけれど、通りすがりの人に「事故は起きていない」と聞いて安心した真琴は千昭からの電話に出ます。久しぶりの千昭との会話に頬が緩む真琴でしたが、「お前、タイムリープしてねぇ?」の一言に動揺し、タイムリープができる最後の一回を無意識に使い切ってしまうのでした。

数秒前に時間は巻き戻り、千昭からのさっきの質問を避けられた真琴でしたが、ちょうどそこへ功介と果穂を乗せた自転車が横切っていきます。そして自身が電車に追突しそうになった直前に聞こえた、商店街の4時を知らせるベルが鳴り響きました。真琴は、止まれない自転車に乗った功介たちに向かって悲痛な声をあげながら一目散にかけていきます。

功介もブレーキが利かないことに気が付き自力で踏ん張りますが、その甲斐も虚しく、地面との摩擦で靴が脱げてしまうだけ。真琴もその後ろ姿を全力で追いかけますが、いくら走っても、転んでも、使い切ってしまった制限回数は戻ることなく、振り絞って出した「止まれ」という真琴の叫びも叶うことはありませんでした。

語られる千昭の正体と別れ

自分のせいで助けられなかった功介と果穂に対して、罪の意識を持ち続けている真琴を見るに耐えかねた千昭は、事故から少し経った未来から、功介たちが亡くなる直前の時間に戻ってきます。物理的に止まった時間の中で、事故の瞬間を目撃して立ちすくんでいる真琴に「俺、未来から来たって言ったら笑う?」と自分の正体を明かします。

少し先の未来から来た千昭は、自分と真琴以外の時間が止まった世界で淡々と語ります。川も無く、空も見えず、人も今の時代よりもっと少ない時代から来た、と。そしてさっきのでタイムリープの回数も底をついてしまい、未来に帰れなくなったとも告げます。タイムリープの事は現代の人間には知られてはならない。そのルールを破った彼は、もう一緒に居られないと、姿を消してしまいました。

時間が再び動き、学校では失踪した千昭の話題で持ちきり。聞こえてくる悪意のある噂話に耐え切れず真琴は教室を飛び出し、功介もそれを追いかけます。やっと追いつき、グラウンドの見える位置に腰掛けた功介は千昭の行き先を尋ねますが、もちろん真琴にも分かりません。そして千昭が前から真琴のことを想っていたと明かします。真琴は恋愛に疎いからきっと言い出せなかったんだろう、とも。

以前の二人乗りをして帰った日の告白は勢いやふざけて言っていたのではなく、やっと彼が自分の気持ちを伝えられた日なんだと気づいた真琴は自分の浅はかさに気づきます。そして、だれもいない校舎の屋上でひとり泣き崩れ後悔にかられるのでした。

ずっと先の未来で逢う事を約束する二人

いつもの如く真琴は相談しに魔女おばさんの所へ。小説版時をかける少女の主人公であり、自身もタイムリープをした経験のある和子は、千昭のように姿を消してしまった想い人の帰りを待ち続けてこんなに時が経ってしまったと言います。そして「でも真琴は私みたいなタイプじゃないでしょう?待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ。」と背中を押します。

その夜ベッドの上で叔母の言葉を思い巡らせていると、タイムリープの回数が一回残っていることに気づきます。功介たちが事故に遭わないようにと千昭が最後の一回を使ったことによって、真琴にとってもあの日が無かった状態に書き換えられ、最後の一回をまだ使っていないことになっていたのでした。

それを知り、千昭も同じはずだ。とその最後の一回を使い運命の日に戻った真琴は最後の7月13日をやり直します。あの日の千昭の元へとかけていく真琴。千昭が未来から来たと教えてくれたこと、自分もタイムリープをして今この場にいること、まだ何も知らない目の前にいる未来人の親友に全て話します。

いつの日にか告白された土手に座り、どちらともなくしゃべる二人。しかし真琴は、真実を知ってしまったことで千昭がもう未来へ帰らないといけないことに対し、心の整理がつかないまま。親友との最後の会話にどことなくすねた様に返答してしまいます。時間はあっという間に過ぎ、別れの言葉を言おうとする千昭。あの日のように気持ちを伝えてくれるのかと期待をする真琴でしたが、その口から出てきたのは無鉄砲な行動への注意。肩透かしをくらい、怒った真琴は早く未来へ帰るように千昭の背中を押しやります。

別れを告げた後思わず振り返った真琴の視線の先には、あの日の自分たちのように仲良く自転車に乗る他人の姿。もう会えないことを確信してしまった真琴は、子供のように泣きじゃくりながらいつも二人で帰っていた土手をひとり引き返すのでした。

おぼつかない足取りで来た道を戻ろうとしたその時、不意に千昭が戻ってきます。「未来で待ってる」抱き寄せそう言うと、千昭はいつも同じ目線で見てくれた親友の頭を優しく撫で、真琴の「すぐ行く。走っていく」という言葉を受け止め目の前から消えます。そして、後にその姿をもう一度見ることはありませんでした。

自分のするべき事を決めた真琴!

親友の別れから少し経った日、いつものグラウンドでいつものように野球をする姿。そこには空いてしまった千昭の席の替わりに、果穂とその友達の三人が加わっていました。千昭は留学という形で退学したということになり、一言も告げずにいなくなった親友の愚痴を垂れる功介に「やりたいことが決まったんだよ、きっと」と深くは言葉にしない真琴。そして真琴自身もやりたいことが決まったと凛として広い空を見上げるのでした。

時をかける少女のアニメ映画の結末をネタバレ!

アニメ映画時をかける少女は意味深な間を置くシーンがあったり、千昭はなぜ真琴がタイムリープしていることに気付いたのかと、何度も見ないと分かりにくい伏線がいくつもあります。そこで今回は結末に関係してくる伏線の中から「time waits for no one」「未来で待ってる」という言葉の意味2つをネタバレしつつ見ていきます!

黒板に「time waits for no one」を書いたのは千昭?

物語冒頭の理科準備室に入る前。黒板に書かれた「time waits for no one」という落書きがあったことを覚えているでしょうか?アニメ映画時をかける少女という作品を表すワードとなるこの言葉は、日本語に置き換えると「歳月人を待たず=時間は自分の都合に関係なく刻々と過ぎていくもの。人を待ってくれることは無い。二度と戻ってくることのない今という時間を無駄にしないように。」という意味です。

作中で至る所に散りばめられている言葉ですが、主題歌の「ガーネット」にも通じる言葉が書かれており、時をかける少女という作品を通して伝えたい事の一つとなっています。また誰が書いたのか?ということですが、一説では「time waits for no one」を作中よりも先の時間に存在している千昭が。また「ハァ?」を、この時代に来たばかりの過去の千昭が書いた、という解釈があります。

タイムリープの装置を使える未来人千昭にとっては、この時代に来たばかりの頃は時間は待ってくれるどころか巻き戻すことさえできるもの。しかし先の時間から来た千昭は、今の時間がいくら楽しくて離れがたくても、いつかは真琴や功介と別れなければいけない時が来ることを知っています。

先の千昭には自転車で二人乗りした際に真琴の答えを聞けなかったなど、後悔することがあったと考えられます。自分自身なら、過去の自分がどんな言葉に反応するか分かっていて書いたのでは?という伏線説があります。

「未来で待ってる」と言った千昭の真意とは?

アニメ映画時をかける少女の有名なシーンの一つといえばラストの「未来で待ってる」という言葉ですが、これはどういう意味なのかと色々な考察がされています。当記事では次のような考え方で見ていきます。

待っているというのは実際に真琴が千昭の時代にタイムリープしたり、歳をとった際に未来で出会えるという意味ではないと考えます。千昭は自分の時代のことを「川も無く、空も見えず、人も今よりもっと少ない時代」と言っていました。地上から川がなくなるということは水がなくなるということ。人間が生きていく上でありえないことです。

また空を見たことがないというこの二つから考察するに、外に出られない隔離された場所で生活しているのではないでしょうか?。おそらくシェルターや地下施設が普及していると考えられます。2006年時に10代半ばの少女が老人になるまでの間に、そこまでの建築技術、タイムリープできる技術が普及するとは考えにくい。ということは「待ってる」の意味は実際に出会える、ということではなさそうです。

では何を待っているか?それは千昭が真琴たちの時代に来た理由、東京国立博物館にある白梅ニ椿菊図が有力です。千昭の時代では既に消失してしまったその絵は7月13日にはまだ修復が終わっておらず展示されていません。他の時間軸の自分が真琴に全てを打ち明けたと聞いた千昭は、絵を一目見たいという願いを真琴に託し、また、絵を伝えてくれた真琴の存在を絵画を通して未来で感じたいという意味ではないかと考えられます。

時をかける少女のアニメ映画のその後の展開を考察!

映画のラストで千昭は未来へ帰り、真琴への想いは告げず二人は別れたまま終わってしまいます。そんな二人は結局その後どこかで出会うことができたのでしょうか?今回は真琴が言っていた「やりたいことが決まった」と「二人がその後出会えたか」についての考察をしていきます。

真琴の「やりたいこと」は絵の保存をする仕事?

「時をかける少女のアニメ映画の結末をネタバレ!」でもご紹介したように、千昭は自分の時代であの絵画を見られるという期待を胸に帰っていきました。そしてラストのシーンで真琴はやりたいことが決まった、と言っています。それはあの絵を未来に残すこと。そして自分の身近にいる和子が絵の修復士をしていることから、真琴自身もそういった仕事に就くことで絵画を後世に残したい、という意味の可能性が高いです。

千昭の「未来で待ってる」の言葉に「すぐ行く。走っていく」と返したのは、真琴たち現代に生きる人にとっては途方もない時間だけど、タイムリープで「すぐ」に未来に帰れてしまう千昭の元に絵画を届ける、残すという意味合いと取れます。

二人が再会することはあるのか?

先にお伝えした真琴のやりたいことが絵画の保存に携わる仕事だとすると、悲しいことですがその後二人は会えなかった可能性があります。過去の何か一つを変えるとその後の未来に影響してしまうというのはSF作品で有名な定説なのですが、今回もそれが当てはまります。

千昭が過去に飛んできたのは絵画を見るため。なので真琴が絵画を未来に残せた際には、その後に生まれてくる千秋は過去に来る必要性がなくなってしまうのです。千昭が未来に帰った後、再び数年後の真琴のもとに現れるという考えも浮上しますが、それについてもできない可能性が高いです。

もしそれができるのであれば、失踪してしまった時間軸の千昭は最後の1回分を使い、未来に戻ってから力をチャージして、再度現れる方法をとったことでしょう。それをしなかったのは、チャージするにも回数制限があるなど、もうそれ以降は力が使えなかったということです。

しかし二人がその後出会うことがなかったのならば、先ほど言ったように真琴が絵画を後世に残せたという証拠になり、未来の千昭と真琴の想いを乗せたその絵は幾年もの時代を超えて巡り逢えたに違いありません。

時をかける少女のアニメ映画を見た人の感想を紹介!

以上、ストーリーのあらすじと作中ラスト後の考察をご紹介してきました。それでは実際に見た人の感想を見ていきましょう。皆さんは時をかける少女のどのような所に魅かれたのでしょう?これから見る人も既に作品の内容を知っている人も、もう一度作品を思い出しながらご覧ください。

夏を感じる!青春っていいな

時をかける少女は2006年に公開された映画ですので、もうすでに10年以上も前の作品です。当時10代だった人も今では大人になり、当時とはまた違った視点で時をかける少女を見ていることも多いでしょう。主題歌の「二度とは戻らないこの時間」という歌詞も身に沁みます。

夏作品の映画を作ることが多い細田守監督。さり気ない描写で夏を切り取ることがとても上手です。真っ青な空に浮かぶ綿菓子のような雲、窓から差し込むジワジワと焼き付ける日ざし。見ているだけで蝉の声や肌を覆うぬるい空気を感じられるようです。この作品を通して自身のあの頃の夏を思い出す人も多いのではないでしょうか?

奥華子さんの歌う主題歌「ガーネット」に感動!

今でこそCMソングやアニメソングで名前を見る機会が多くなった奥華子さんですが、アニメ映画時をかける少女の主題歌を担当したことがきっかけでブレイクしたと言っても過言ではありません。主題歌「ガーネット」は作中の真琴の心情を、またラストで真琴が自宅から飛び出し千昭の元へかけていくシーンでは、千昭の気持ちを描いた「変わらないもの」が流れます。歌詞を眺めながら改めて作品を見れば涙すること間違いなしです!

歌詞だけではなく、言葉の意味にもこだわった主題歌「ガーネット」。実はこの"変わらぬ愛""変わらぬ友情"を表すシーンがあります。挿入歌"変わらないもの"が流れている、思い出が走馬燈になって甦るシーン。真琴、千昭、功介が一つの傘に寄り添いあって帰り道を歩く後ろ姿が映し出されるのですが、その傘がガーネットと同じ赤色!歌詞をもっと探ってみると、更に時をかける少女を考察できる要素が出てきそうです。

登場キャラクターが可愛い・かっこいい!

普段ふざけあってる仲の千昭ですが、決めるとこはしっかりと決めにかかる自他共に認めるイケメン。作品を見た人はその内面イケメンっぷりを堪能されたかと思いますが、ルックスも大変人気です。時をかける少女は現実的な容姿のキャラクターが多いのですが、千昭は唯一の緑色の瞳。そういった要素からも、千昭の生まれた時代の環境を考察していくことができそうです。

皆の兄貴分でしっかり者の功介。パッと見は真面目な印象ですが、実は左耳にピアスを開けています。しかも眼鏡との併用というレベルの高いおしゃれの取り入れ方。グラウンドでも千昭と年相応のじゃれあいを見せるなど、堅いだけでなくいろいろなギャップを見せてくれます!映画の中で描かれている部分以外にも、もっと隠された一面を考察できそうなキャラクターです。

お姉ちゃん大好きな真琴の妹美雪。今回あらすじのご紹介では名前を省きしたが、彼女も人気の高いキャラクターの一人です!自宅で真琴としゃべる数シーンしか登場しませんでしたが、それにも関わらず可愛いとの声が多く聞かれます。自室の窓から飛び降りようとした真琴を心配し、いつまでもペンギンのように後ろをついて回ったり、こんな妹がいたら可愛いだろうなと思った人も多かったのではないでしょうか?

切ないのに爽やかなストーリー!

小説版時をかける少女の主人公だった和子。彼女は今回真琴の相談を受けるという脇役でしたが、小説版を読んだことがある人は和子の成長を見て胸が熱くなった人も多いようです。千昭と同じように未来から来た想い人に会えるのを今でも待ち続けており、どことなく真琴の未来を連想させます。しかし、真琴は自分のように待つばかりの人間じゃないと希望を託して促す姿に、和子にも幸せになってほしいと心に訴えるものがあります。

アニメ映画時をかける少女の中で一番有名であり人気の「未来で待ってる」の場面。なぜ現代に留まらないのかと思う反面、千昭が真琴の頭を優しく撫でてあげるシーンに切なさと温かさが滲みます。ずっと続くと思っている時間もいつかは終わりが来てしまう。しかし嘆いているだけでは何も救えない、進まなければ今までしてきたことが無駄になってしまう。アニメ映画時をかける少女はそんな格言も込められた素敵な作品です。

時をかける少女のアニメ映画のあらすじネタバレまとめ!

今回はアニメ映画時をかける少女のあらすじを、ネタバレを含めご紹介してきました。作中の伏線やその後の考察もしてきましたが、カラオケのシーンで千昭が歌っていた曲のタイトルが「time waits for no one」だったりと、まだまだ隠された小ネタや伏線が随所に隠れています。

つい先日アニメ映画時をかける少女を作った細田守監督の新作、アニメ映画未来のミライが公開されました。(2018年8月現在)伏線や小ネタなど遊び心を取り入れた作風の細田守監督作品。ぜひ新作と一緒に、今でもファンの多い夏アニメ映画の定番「時をかける少女」を見返して、新しく伏線を見付けたり考察を楽しんでみてはいかがでしょうか?
 

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