ちはやふる 結びのあらすじや感想ネタバレ！太一・新との恋の行方と結末は？

本記事では、「ちはやふる-結び-」のあらすじや感想をネタバレして詳しく紹介していきます。「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」のあらすじのおさらいや、キャスト、綾瀬千早・真島太一・綿谷新の恋の行方についてもまとめています。

「ちはやふる」は末次由紀による少女漫画です。講談社から月2回発行されている女性向け漫画雑誌「BE・LOVE」(ビー・ラブ)で2008年から連載されています。少年少女が競技かるたに青春を捧げる姿や、恋する姿を描き、絶大な人気を得ています。アニメ化や実写化もされています。末次由紀は福岡県出身の女性漫画家で、1992年になかよし新人まんが賞で佳作を受賞し、デビューを果たしました。

2009年に第2回マンガ大賞を受賞しています。また、「このマンガがすごい!」2010年版ではオンナ編で第1位に輝きました。2011年には第35回講談社漫画賞少女部門を受賞しました。過去の作品には「エデンの花」「Only you-翔べない翼-」などがあります。映画は「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」「ちはやふる-結び-」の3部作が制作されています。
 

「ちはやふる-結び-」の綾瀬千早は競技かるたで世界一を目指しています。かるたへの情熱は誰にも負けず、恋には鈍感です。綾瀬千早役をつとめた広瀬すずは1998年6月19日生まれで2018年現在20歳です。

雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入りを果たしました。姉の広瀬アリスがいます。2013年4月9日から6月18日まで放送されたドラマ「幽かな彼女」で女優デビューしています。「四月は君の嘘」「怒り」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の真島太一はスポーツ万能、成績優秀な競技かるた部の部長です。幼なじみの綾瀬千早に恋しています。真島太一役をつとめた野村周平は1993年11月14日生まれで2018年現在24歳です。

俳優として活躍する前は、スノーボード選手として活躍していました。2015年に第7回TAMA映画賞にて「愛を積むひと」「日々ロック」などで最優秀新人男優賞を受賞しています。「帝一の國」「サクラダリセット」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の綿谷新は幼なじみの綾瀬千早、真島太一にかるたを教えた少年です。祖父は永世名人で、自身もかなりの実力者です。綾瀬千早に恋しています。綿谷新役をつとめた新田真剣佑は、1996年11月16日生まれで2018年現在21歳です。

父親が千葉真一で、高校を卒業するまでは海外で生活していました。2016年7月17日から9月11日まで放送されたドラマ「仰げば尊し」でイケメン俳優だと話題になりました。「トドメの接吻」「僕たちがやりました」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の大江奏は瑞沢高校競技かるた部の一員です。呉服屋の娘で、百人一首が好きな少女です。大江奏役をつとめた上白石萌音は、1998年1月27日生まれで2018年現在20歳です。

2011年に開催された第7回東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞し、芸能界入りを果たしました。2015年に「舞妓はレディ」で第38回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しています。「陸王」「溺れるナイフ」などに出演しています。
 

「ちはやふる-結び-」の西田優征は瑞沢高校競技かるた部の一員です。5歳からかるたをしていた少年で、瑞沢高校競技かるた部のメンバーからは「肉まんくん」と呼ばれています。西田優征役をつとめた矢本悠馬は1990年8月31日生まれで2018年現在28歳です。2003年に公開された映画「ぼくんち」で子役としてデビューしました。「花子とアン」「半分、青い」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の駒野勉は瑞沢高校競技かるた部の一員です。真島太一に次ぐ頭脳の持ち主で、瑞沢高校競技かるた部のメンバーからは「机くん」と呼ばれています。駒野勉役をつとめた森永悠希は1996年6月29日生まれで2018年現在22歳です。2013年12月14日に公開された「カノジョは嘘を愛しすぎてる」では山崎蒼太役を演じました。劇中に登場するバンドでCDデビューも果たしています。

「ちはやふる-結び-」の筑波秋博は瑞沢高校競技かるた部の新入部員です。競技かるた経験者でした。筑波秋博役をつとめた佐野勇斗は1998年3月23日生まれで2018年現在20歳です。第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでスカウトされました。

2014年にボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーになりました。2016年10月14日から12月16日まで放送されたドラマ「砂の塔〜知りすぎた隣人」で連続ドラマ初出演を果たし、注目されました。「ミックス。」「くちびるに歌を」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の花野菫は瑞沢高校競技かるた部の新入部員です。真島太一に恋をして入部した少女です。花野菫役をつとめた優希美青は1999年4月5日生まれで2018年現在19歳です。2012年に第37回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、芸能界入りを果たしました。「暗殺教室」「ママレード・ボーイ」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の須藤暁人は北央学園の競技かるた部元主将です。周囲からは「ドSの須藤」と呼ばれています。須藤暁人役をつとめた清水尋也は1999年6月9日生まれで2018年現在19歳です。2012年に制作された映画「震動」で映画初出演を果たしました。「陽だまりの彼女」「ストレイヤーズ・クロニクル」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の若宮詩暢は最年少でクイーンになった実力の持ち主で、綾瀬千早のライバルです。若宮詩暢役をつとめた松岡茉優は1995年2月16日生まれで2018年現在23歳です。

8歳の時にスカウトされ、2008年におはガールとしてデビューを果たしました。2018年に「勝手にふるえてろ」で第27回日本映画プロフェッショナル大賞・主演女優賞を受賞しました。「桐島、部活やめるってよ」「万引き家族」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の周防久志はたった3年でかるたの名人になった天才です。周防久志役をつとめた賀来賢人は1989年7月3日生まれで2018年現在29歳です。2009年11月28日に公開された映画「銀色の雨」で初主演をつとめました。「タンブリング」「泣くな、はらちゃん」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の原田秀雄は府中白波会の会長で、綾瀬千早や、真島太一の師匠です。原田秀雄役をつとめた國村隼は1955年11月16日生まれで2018年現在62歳です。大阪放送劇団付属研究所の9期生です。1981年7月4日に公開された映画「ガキ帝国」で映画デビューを果たしました。「愛を乞うひと」「アウトレイジ」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の我妻伊織は綿谷新の後輩で準クイーンです。綿谷新に恋しています。我妻伊織役をつとめた清原果耶は2002年1月30日生まれで2018年現在16歳です。「アミューズオーディションフェス2014」でグランプリを受賞し、芸能界入りを果たしました。

2015年から、雑誌「ニコラ」の専属モデルとして活躍していました。2018年から「Seventeen」の専属モデルとして活動しています。「セトウツミ」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の宮内妙子は瑞沢高校競技かるた部の顧問です。宮内妙子役をつとめた松田美由紀は1961年10月6日生まれで2018年現在57歳です。モデルとして活動しており、1979年7月14日に公開された「金田一耕助の冒険」で俳優として映画デビューを果たしました。「魔女の条件」「オーディション」などに出演しています。

「ちはやふる-結び-」の木梨浩は北央学園競技かるた部所属で、綾瀬千早と同学年です。木梨浩役をつとめた坂口涼太郎は1990年8月15日生まれで2018年現在28歳です。3歳からピアノを習っており、音楽活動をしています。「グッドパートナー無敵の弁護士」「銀と金」などに出演しています。

ここでは、「ちはやふる-結び-」のあらすじや感想をネタバレしてご紹介する前に、前作の「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」のあらすじをおさらいしていきます。前作の内容をうろ覚えの方や、まだ見たことがない方は、あらすじのネタバレに目を通してみてください。

瑞沢高校に入学した綾瀬千早は幼なじみの真島太一と再会を果たします。綾瀬千早は、福井に引っ越して離れ離れになった綿谷新との再会を夢見ていました。小学生のころ、綿谷新にかるたの楽しさを教えてもらい、綾瀬千早は高校で競技かるた部を作ることを決心しました。しかし、競技かるた部を創設するためには、5人の部員が必要でした。そこで、再会した真島太一に入部を頼むと断られました。

綾瀬千早は部員を集めるために動き出しました。綾瀬千早のかるたへの情熱を目の当たりにした真島太一は、競技かるた部の部員になりました。頭が良い駒野勉、呉服屋の娘で古典が好きな大江奏、かるた経験者の西田優征が新たに加わりました。顧問の宮内妙子は真島太一に部長を任せました。綾瀬千早は綿谷新に競技かるた部を創設したことを伝え、絶対に全国大会に行くと言いました。

一方、綿谷新は小学生のころにした「かるたを続けていればまた3人で会える」という約束を信じ、かるたを続けていました。全国大会に出場するためには東京都予選に勝たなければなりません。綾瀬千早と真島太一を除けば、経験者は1人。駒野勉は、人数合わせ要員だからと言って練習にあまり参加してくれません。瑞沢高校競技かるた部は府中白波会の原田先生のもとで強化合宿を行いました。

真島太一は綾瀬千早に恋をしていて、同じ高校に入学していました。真島太一は小学生のころ、綿谷新とかるたで対戦した際にメガネを隠したにもかかわらず、負けたことがありました。昔、ズルをしたことを悔やんでいる真島太一はかるたの神様に見放されて、いつも運命戦で負けてしまうと考えていました。北央学園の須藤暁人と練習した綾瀬千早は惨敗しました。

東京都予選の日がやってきました。団体戦では駒野勉が負け続きで落ち込んでいます。綾瀬千早は、役に立たないと自分を責める駒野勉を励ましました。それをきっかけに、チームとしてバラバラだったみんなの心がひとつになりました。団体戦決勝戦の対戦相手は北央学園でした。綾瀬千早は須藤暁人と対戦します。北央学園がリードしていましたが、瑞沢高校競技かるた部が追い上げます。

ここまで負け続きだった駒野勉も良い流れに乗っていました。瑞沢高校競技かるた部は無事に勝つことができました。東京都予選が終わったあと、真島太一は綿谷新に電話をかけます。全国大会に出場することや、小学生のときにメガネを隠したことを打ち明けました。かるたで勝負しようと伝えましたが、綿谷新はもうかるたはしないと言いました。

綾瀬千早と真島太一は、かるたはもうやらないと言った綿谷新を心配して福井まで会いに行きます。綾瀬千早は福井に来たものの、綿谷新に合う心の準備ができていませんでした。歩いていると、自転車に乗った綿谷新とすれ違いました。綾瀬千早と綿谷新は土手に落ちます。綾瀬千早は会いたかったと言い、泣き出しました。汚れを落とすために、綿谷新の家でシャワーを貸してもらいました。

久しぶりの再会にもかかわらず、綿谷新はそっけない態度を取っていました。綿谷新はかるたの名人だった祖父を亡くしていました。祖父の死を悲しみ、かるたをやる意味を見失っていたのです。真島太一は綿谷新にA級に上がって待っていると伝えました。自分たちが強くなって待つつもりの真島太一とは反対に綾瀬千早は自分がクイーンになれば、またかるたをやってくれるのではないかと考えました。

瑞沢高校競技かるた部は全国大会で優勝するために練習に励んでいました。しかし、部室にいくつか問題がありました。吹奏楽部が練習している音が大きく、かるたを読み上げる音がかき消されてしまいます。音を防ぐために窓を締めるとクーラーが壊れているため、室内は暑くなります。真島太一は、A級に上がるためにかるたの大会に出場していました。一方、綾瀬千早は原田先生から現在のクイーンが高校生の若宮詩暢だと聞きます。

動画を見た綾瀬千早は若宮詩暢の「音のないかるた」に圧倒されました。若宮詩暢が左利きだと知った綾瀬千早は、クイーンに勝つためだけの練習に励んでいました。真島太一はかるたが上手くいかず、綿谷新にアドバイスを求めました。綿谷新は、かるたが1番楽しかったときのことを思い出すように言いました。

全国大会の練習をそっちのけでクイーンに勝つための練習をしている綾瀬千早に、真島太一は団体戦を優先するように注意します。クイーンになったからといって綿谷新が戻ってくるとは限らないと伝えました。それでも綾瀬千早は左利きの練習を続けます。そんな姿を見た真島太一はチームに必要ないから戻ってくるなと言いました。綾瀬千早は謝ってその場を去りました。真島太一は綾瀬千早抜きで全国大会に出場すると言い出しました。

真島太一はA級に上がりました。綾瀬千早は北央学園に練習しに行き、須藤暁人と対戦しました。須藤暁人は綾瀬千早に1人でかるたをしているわけではないと教え、全国大会の対策データを渡しました。綾瀬千早は競技かるた部に戻ります。全国大会の日、綿谷新は近江神宮に来ていました。原田先生にかるたをやる理由は1つじゃなくていいと言われました。綾瀬千早は個人戦でクイーンの若宮詩暢と対戦します。

若宮詩暢は団体戦なんてお遊びだと言いました。綾瀬千早は若宮詩暢に負けて、次はかるたをクイーン戦でやろうと伝えました。綿谷新は、綾瀬千早は誰のものでもないと真島太一に告げました。また3人でかるたをしようと言います。3年後、真島太一と綿谷新、綾瀬千早と若宮詩暢が対戦する姿がありました。

「ちはやふる-結び-」では、綾瀬千早(広瀬すず)が瑞沢高校競技かるた部の1年生のころに、クイーンの若宮詩暢(松岡茉優)と戦った全国大会から2年が経ち、3年生になった姿が描かれています。ここでは「ちはやふる-結び-」のあらすじをネタバレして紹介します。

名人戦とクイーン決定戦が行われています。綾瀬千早はクイーン決定戦の予選で我妻伊織(清原果耶)に負けていました。すぐ隣で行われている名人決定戦では、周防久志(賀来賢人)と原田秀雄(國村隼)が対戦していました。4連覇中の周防久志は原田秀雄に勝利して5連覇達成を成し遂げました。クイーン決定戦では若宮詩暢と我妻伊織が対戦していました。若宮詩暢が我妻伊織に勝利し、3連覇を成し遂げました。
 

若宮詩暢は予選で負けた綾瀬千早に、冷たい態度を取りました。綾瀬千早は来年こそクイーンの座を奪いたいと考えました。圧倒的な力の差を見せつけて5連覇を成し遂げた周防久志は、引退することを宣言しました。あまりに強すぎるせいで互角に戦える相手もいないため、かるたへの興味を失いつつあったのです。綿谷新(新田真剣佑)はかるたを教わった原田秀雄が負けたことに悔しさを感じていました。

綿谷新は「原田先生の敵は俺がとる」と宣戦布告します。そんな綿谷新を見た周防久志は1年だけ待つことにして、引退宣言を取り消しました。綿谷新は綾瀬千早の競技かるたを頑張る姿を見て自分も、通っている福井の藤岡東高校で競技かるた部を作ると言いました。綿谷新は綾瀬千早に恋心を抱いており、告白しました。綾瀬千早は恋愛とは縁がなかったため、驚きます。綾瀬千早は3年生になりました。

瑞沢高校競技かるた部には昨年、新入部員が1人も入ってこなかったため、今年入部希望者が居なければ廃部になってしまいます。なんとか部員を確保したい綾瀬千早でしたが、入部を希望したのはたったの2人でした。真島太一(野村周平)に恋しているという理由だけで入部した花野菫(優希美青)と、かるた経験のある筑波秋博(佐野勇斗)でした。

綾瀬千早たち3年生にとっては、これで最後となる全国大会出場を目指して日々練習に励みます。綿谷新は全国大会で綾瀬千早や真島太一がいる瑞沢高校競技かるた部と対戦するために、藤岡東高校に競技かるた部を創設しようと動き出しました。綿谷新が創設した競技かるた部には準クイーンの我妻伊織を含めて、かるた経験のある4人が集まりました。

我妻伊織は綿谷新に恋をしていました。告白すると、綿谷新は好きな子がいるからと言って断りました。高校3年生になった綾瀬千早、真島太一は本格的に将来について考えなければなりません。綾瀬千早は進路希望に第一志望クイーンと書き、先生に怒られていました。学年で1番の成績を誇る真島太一は東大の医学部を目指していました。綾瀬千早が綿谷新に告白されたことを偶然知った花野菫は、真島太一に教えました。

それを聞いた真島太一は大きなショックを受けました。真島太一はかるたをこれからも続けていくか、受験に集中するために辞めるか悩んでいました。真島太一は須藤暁人の誘いによって東大かるた館へ行き、周防久志に会いました。周防久志と真島太一は対戦することになり、圧倒的な力の差を見せつけられて惨敗しました。周防久志が真島太一のかるたには迷いがあると言いました。

真島太一は勉強を取るか競技かるたを取るかで悩んでいるうちに、どちらも中途半端になり成績も落ちました。ついに全国大会へ出場できる2校が決まる東京都予選の日を迎えます。しかし、3年生の綾瀬千早たちにとって今回が最後の大会になるにもかかわらず、真島太一は来ませんでした。真島太一は綾瀬千早だけに内緒で競技かるた部を辞めていました。勉強とかるたのどちらを取るか迷った真島太一は勉強を選んだのです。

綾瀬千早は真島太一のことが気になってしまい、対戦に全然集中できません。それでも瑞沢高校競技かるた部のみんなのおかげで、決勝戦に勝ち進みました。決勝戦は瑞沢高校、北央学園、海明高校、富原西高校の4校による総当たり戦です。富原西高校に勝利したものの海明学園に敗北した瑞沢高校は、残る北央学園に勝利しなければ全国大会への出場は難しくなります。

綾瀬千早、大江奏、西田優征、駒野勉、筑波秋博が北央学園と対戦します。瑞沢高校競技かるた部は1勝2敗に追い込まれます。筑波秋博は団体戦にもかかわらず、1人で戦っているかのように静かでしたが、実は団体戦は今回が初めてでした。全国大会へ進めるかどうかは、西田優征と筑波秋博の結果に懸かっています。しかし、団体戦が初めての筑波秋博は北央学園が仕掛けた「札合わせ」に気付かず、負けてしまいました。

瑞沢高校競技かるた部は、これで全国大会への道は閉ざされたと落ち込みました。しかし、北央学園を除いた3校が1勝3敗の同じ結果だったため、個人の勝った数で全国大会の出場がギリギリ決まりました。東京都予選は終了し、綾瀬千早は真島太一に全国大会に出場することを話しました。真島太一は綾瀬千早のためにかるた部に入ったものの、これ以上は無理だと伝えました。
 

新入部員の花野菫は綾瀬千早が綿谷新に告白されたことを、自分が真島太一に話したせいで部活を辞めてしまったのかもしれないと考え、不安になっていました。そんな花野菫を大江奏が慰めました。真島太一が通っている予備校に周防久志が講師として登場しました。真島太一は周防久志を尾行しました。尾行したことで周防久志の視界は狭く、その代わりに聴力が飛び抜けていることに気づきました。

真島太一は周防久志に競技かるた部を退部したことを伝えました。周防久志は真島太一がかるたより受験を取ったことを否定しませんでした。周防久志は自分はかるたが好きではないと語りました。周防久志は競技かるたしかなかったからやっているだけだと言いました。綿谷新が競技かるた部を創設したと聞き、周防久志のもとで学ぶべきことがあると考えた真島太一は、もう一度かるたを始めます。

綿谷新は綾瀬千早に全国大会の予選を突破したことを伝え、全国大会で会おうというメッセージを送りました。瑞沢高校競技かるた部を抜けた真島太一のことを考えてしまう綾瀬千早に、原田秀雄はアドバイスします。綿谷新がかるたを辞めると言ったとき、真島太一は自分たちが強くなって待とうと言いました。綾瀬千早は自分たちが強くなって真島太一が戻ってくることを待つことに決めました。

全国大会へ向けて猛練習の日々が続きます。東京都予選で北央学園に負けた理由である「札合わせ」についても分析しました。真島太一目当てで入部した花野菫も、真面目にかるたと向き合っています。真島太一は東大かるた部の周防久志のもとに通い、かるたの腕を上げていました。いよいよ近江神宮で全国大会が始まりました。

綿谷新のいる藤岡東高校競技かるた部は、東京都予選で瑞沢高校競技かるた部に勝った北央学園と対戦し、勝利しました。周防久志の手伝いをしていた真島太一は全国大会の対戦の結果を気にしていました。周防久志は真島太一に「君はこんなところで何をしているの？」と言いました。瑞沢高校競技かるた部は決勝に進出することが決定しました。対戦相手は綿谷新のいる藤岡東高校競技かるた部です。

かるたのクイーン若宮詩暢は大好きなキャラクター「スノー丸」の野外ライブが中止になり、全国大会を見に来ていました。突然、解説を予定していた名人がぎっくり腰になったため、若宮詩暢が代役をつとめます。

クイーン戦で我妻伊織に敗れた綾瀬千早は、団体戦でリベンジを決意します。綿谷新と対戦する予定だった大江奏は、突き指で指が腫れてしまいました。これでは対戦が厳しく、どうするか考えていると背後から、ある人物が現れます。それは真島太一でした。

大江奏の代わりに真島太一が綿谷新と対戦します。ついに綿谷新、綾瀬千早、真島太一の幼なじみ3人が揃いました。1番手は西田優征、2番手は筑波秋博、3番手は綾瀬千早、4番手は大江奏に代わって真島太一、5番手は駒野勉です。藤岡東高校競技かるた部がリードしていました。駒野勉が負けて藤岡東高校競技かるた部が1勝します。

綿谷新の手札は残り1枚でしたが、真島太一は怒涛の追い上げを見せます。真島太一は残りの手札のうちの「しのぶれど」に懸けました。「しのぶれど」の札が読み上げられ、瑞沢高校競技かるた部の優勝が決定しました。
 

全国大会が終わり、告白の返事を聞かれた綾瀬千早は「かるたがもっと強くなりたい」と答えました。「若宮詩暢のようになりたい、世界一になりたい」と言いました。その後、進路希望にクイーンと書いていた綾瀬千早でしたが、高校教師を目指しました。5年後、綾瀬千早は瑞沢高校競技かるた部のコーチになっていました。

「ちはやふる-結び-」を見た人の感想をネタバレして紹介します。「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」「ちはやふる-結び-」と3部作も制作されているのに、中だるみがないと評価されています。終わるべきところでしっかり完結したという感想もありました。少年漫画にあるスポーツ漫画のようだと言われている「ちはやふる」ですが、少年漫画よりも熱い展開だと好評でした。

「ちはやふる-結び-」3作品全て、感動するという感想がありました。真島太一の綾瀬千早への想いが強く、恋愛面のストーリーも好評でした。瑞沢高校競技かるた部の団結力にはすごいという感想がありました。「いい映画だった」という感想も多いようです。

「ちはやふる」は3作品でひとつの映画だという感想がありました。3部作の完結編「ちはやふる-結び-」へと繋がっていく伏線が多くあったようです。3作品とも人気があるのは見た人の心に響く「青春が詰まっているから」という感想もありました。

恋や進路のことで悩む主人公たちの姿がいいという感想がありました。何かに夢中になったり、恋をしたり、こんな青春を送りたかったと考えている人もいました。百人一首やかるたに詳しくなり、おもしろいという感想も持たれているようです。

本記事では、「ちはやふる-結び-」のあらすじや感想をネタバレして紹介しました。「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」のあらすじもおさらいしました。綾瀬千早、真島太一、綿谷新の幼なじみの恋の行方についてや「ちはやふる-結び-」がどのような映画かご理解頂けたのではないでしょうか？