ちはやふるのあらすじネタバレとキャストまとめ！映画版と原作漫画との違いは？

16世紀半ばポルトガル人が日本に持ち込こんだことが由来となっているかるた遊び。かるたはポルトガル語でカードを意味するところからきています。日本では貝殻の上下に上の句と下の句を書き、分けて探し合わせていく貝覆い(かいおおい)がかるたの起源とされています。

かるた競技は和歌を上の句(かみのく)、下の句(しものく)両方を覚え字札を取り合う競技です。ヒロインを始めとする出演者達はセリフだけでなく和歌を覚え撮影に挑みました。三作出演しているキャスト、｢ちはやふる 結び｣だけに出演しているキャスト全員この映画に力を入れています。

江戸時代女性の嗜みとされていた百人一首。当時は教材や遊びとしても使われ、いろはかるたは家庭でも親しまれていました。明治30年代に競技かるたが始まり全日本かるた協会(昭和29年成立)が統一して現在に至っています。今回はそんなかるたを題材とした映画作品「ちはやふる」についてあらすじネタバレやキャストを紹介していきます。

競技かるたで使われている百人一首の一つの句｢ちはやふる｣。原作者・末次由紀がこの句の枕歌をタイトルにし描いた少女漫画は2007年からマンガ誌｢BE・LVOE｣に連載中で競技かるたを再びブレイクさせました。

雑誌(Seventeen)のモデルを務めていた姉・広瀬アリスの妹としても知られている広瀬すず。2012年に芸能界デビューし同年(天才!志村動物園)で初めて姉妹出演をしました。その後CMやバラエティー番組でも活躍し、テレビでは女優の顔の他に素の顔もお茶の間に魅せてくれています。

不器用で猪突猛進なヒロイン・綾瀬千早。高校でかるた部を創ることを決め、幼なじみと再会出来ることを信じている少女。袴姿が可愛く競技中に時折見せる厳しい顔が輝く広瀬すず。映画では千早の成長していく姿も観れます。

スノーボード選手として多くの大会に出場していた野村周平。親が応募した芸能事務所のオーディションに合格し俳優に転身します。デビュー後は話題作に出演者しながらその名を馳せていて、ミュージックビデオにも出演しているイケメン俳優です。

一途に千早を思いつづける真島太一。中高一貫の学校に行こうとするが、千早が瑞沢高校に進学することを知り進学校を変える。二度かるたを辞めようとするも、最後はかるたの良さが分かり全国大会でかるた部に戻ります。映画でのかるた競技の過酷さを物語った野村周平の演技とセリフに注目です。

自身が演じた｢ちはやふる-上の句-/-下の句-｣のキャラクター名・綿谷新からもじって芸名を変えた新田真剣佑。最初の芸名は父・千葉真一が付けたネタバレもある俳優です。2014年までは海外で活動していましたが、同じ年に父・千葉真一と映画の特別試写会で登壇したことがきっかけとなり検索上昇ワードにランクインしドラマなどに出演するようになりました。

祖父の死をきっかけにかるたを辞めてしまいますが、太一にアドバイスする場面もあります。若宮詩暢との会話からかるたを愛していることが窺え(うかがえ)千早の真剣な姿を見て復活します。新のネタバレが含まれているキャスト・真剣佑の演技に乞うご期待。

2011年東宝シンデレラに選ばれた上白石萌音。女優の道を歩み始めた翌年ミュージカル｢王様と私｣で初舞台を踏んでいます。その演技力と歌唱力から平成のオードリー・ヘップバーン(ハリウッド黄金時代に活躍した偉大な女優)と呼ばれていて、数多くの音楽番組にも出演する実力派です。

かるた初心者の大江奏。部員勧誘のポスターを見ている所千早に声を掛けられます。和歌に対する知識が凄くその熱心さが経験者の千早に影響を与えます。漫画の登場人物と似ていて違和感なく観れる上白石萌音の奏。映画｢ちはやふる｣で熱い青春を魅せてくれます。

演技経験の無かった矢本悠馬は、映画｢ぼくんち｣でメインキャストに抜擢され、後に劇団・大人計画に在籍し演技力を身につけます。彼の出演するTVドラマや映画の多くがヒット作品になり、個性派俳優として注目されています。

漫画ではふくよかな肉まんくん。その愛らしいキャラクターを演じているのは矢本悠馬です。若宮詩暢に食い下がる気迫が印象的なメインキャストの一人で、チームのムードメーカーを担っています。

子役時代から可愛いと評価の高い森永悠希。10歳でありながら映画｢しゃべれども しゃべれども｣で落語家の役を見事にこなし視聴者を釘付けにしました。デパートの広告や阪神VSロッテ戦の試合で始球式を務めるなど幅広く活躍している俳優です。

机に向かっていることが多いところから愛称が付いた机くん。漫画よりもイケメンだというファンもいます。自分の居場所を見つけていく応援したくなるキャラクターで森永悠希が好演していてます。

テレビドラマ｢山田太郎ものがたり｣で山田三郎を演じた兄・清水尚弥がきっかけとなり俳優になった清水尋也。いじめられ役といじめ役を演じた経験があり、新人俳優として注目を集めています。

千早達より二歳上の設定で、漫画では読み手としても描かれている須藤暁人。ちはやふるのファンで原作を読んでいたという清水尋也は｢ちはやふる 結び｣で千早達と絡む場面が多くあります。辛辣なセリフを吐くキャラクターに注目してみて下さい。

映画で振付担当をしたことがある俳優・坂口涼太郎。ヒップホップなど様々なダンスが出来、ライブにも出演しています。動画で上げているダンスのキレと凄さには評判が良く、ダンサーとしても名が知られています。

新が立ち上げた北央学園のかるた部主将・木梨浩。小学生の時白波会で千早達と知り合います。漫画の容姿に似たヒョロくん。キャラクターに極力合わせる為体重を落とした坂口涼太郎はイメージにピッタリです。

多くの女優、タレントを排出した朝の番組｢おはスタ｣で、おはガール(日替わりのアシスタント)を務めていた松岡茉優。女優業に専念している中、アシスタントで出演しているお笑い番組で魅せる笑顔は、視聴者を楽しくさせてくれます。

千早と同学年で史上最年少かるたクィーンの若宮詩暢。選手の中でも千早には他の人と何かが違うものを持っていると感じています。漫画から出て来たそのままのキャラクターは神の演技で、第2の樹木希林になるかと囁かれています。

俳優家族の妻、母である松田美由紀。自身も女優でレッドカーペットを歩いたことがあります。短編映像の監督から編集、音楽まで手掛けたり、雑誌のグラビアページを飾ったり幅広い活動をしています。

瑞沢高校かるた部の顧問・宮内妙子。あらすじにはないテニス部など他の部も兼任している先生で、千早達がかるたに取り組んでいく姿を見てかるたを知ろうと努力します。松田美由紀は厳しさもあり優しさも覗かせる演技を魅せています。

映画を中心に活動していた時期がある國村隼。韓国映画「哭声/コクソン」で外国人初となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞をしています。ロマンスグレーを漂わせる一面もあり、実写版「進撃の巨人」ではリアルで格好いいという声があります。

千早、太一、新の師匠・原田秀雄。白波会の会長で千早達を温かく見守り的確なアドバイスをしてくれます。あらすじに出てくる原田先生は自らも現役でかるた名人の座を狙っていて、厳しく時には優しい先生のイメージは國村隼に合っているとの声があります。

アニメ「アカギ」の声優の一人津嘉山正種。同作品のdvd映像では実際に麻雀を打ち、解説者をも唸らせる腕前をみせています。舞台俳優でもある彼のその声は深みがあり聴きやすく、多くのハリウッド俳優の吹き替えを担当しています。

孫の新に、かるたを教えたおじいちゃん綿谷始。新が東京に転校して間もなく亡くなってしまいます。大会を7連覇した永世名人で、津嘉山正種は漫画のイメージキャラクターを壊さないキャスティングです。あらすじだけでなく映像を観て声を聞くと思い出す俳優です。

｢ちはやふる 結び｣で出演している賀来賢人。芸能事務所の人が写真を見たことがデビューのきっかけとなり脇を固める俳優として活躍してきました。舞台やドラマでコメディ力、演技力を身につけ、2018年10月から放送されるドラマでは主演を務めます。

盲目の競技かるた名人・周防久志。漫画の重要キャラクターの一人で個性的ところがあり、あらすじを読むと名人の凄さのネタバレが分かります。クールさを持つ演技で、賀来賢人は映画｢ちはやふる 結び｣に良い風を吹かしてくれています。

東海オンエア(You Tuber)が好きというボーカルユニットM!LKのメンバーでもある佐野勇斗。2014年アーティストとしてデビューした後に俳優デビューします。初めて出演した連続ドラマで注目を浴びました。

競技かるた経験者である筑波秋博。プライドが高く本番に強いキャラクターで、新入部員としてかるた部に入部します。佐野勇斗はファンが思い描く漫画の世界観を壊さないよう演技しています。

2013年女優デビューし、その年に映画初主演を果たした優希美青。ホリプロスカウトキャラバンのグランプリ受賞者の中で最も速く朝ドラマデビューしました。連続テレビ小説｢あまちゃん｣でみせた迫真の演技で注目を浴びた女優です。

真島太一に思いを寄せ、かるた部に入部した花野菫。競技かるたに情熱をかける先輩達に困惑しながら活動を続ける恋する乙女です。菫は、映画｢ちはやふる 結び｣のオリジナルキャラクターで、優希美青の可愛さと美貌には絶賛の声が多くあります。

連続テレビ小説｢朝が来た｣にレギュラー出演した清原果耶。初めてのCMで視聴者に注目されモデルとしても活動しています。仲間からイケメンと言われる男前の性格で、2019年公開予定の映画では実力でヒロインに抜擢されました。

競技かるた準クィーンの実力を持っている我妻伊織。花野菫と同学年で｢ちはやふる 結び｣で千早と対戦します。綿谷新をおにいと呼ぶ映画オリジナルキャラクターで、清原果耶の演技は漫画ファンにとっても楽しみです。

主人公・綾瀬千早は小学生の時、新に競技かるたを教わって真島太一と三人で遊んでいました。新は福井県からの転校生で競技かるた名人になることを夢みていたのですが…。小学校卒業すると離れ離れになってしまう千早、新、太一。三人はかるたを続けていればまた会えると約束します。映画では高校時代から始まっているあらすじ。きらきら光る学生達に目を向けて観て下さい。

千早が入った高校は必ず部活に入らなければならない規則があって、千早はかるた部を新設しようとします。最低五人は部員が必要な新しい部活。人数がが集まらなく困っていると、幼馴染の真島太一と再会しかるた部に勧誘するのですが。小学校で離れ中高一貫の学校に入った筈の太一が何故千早のいる学校に。

幼馴染との再会に喜ぶ千早に太一は入部を断ります。そこで千早は自分が今度の大会で昇級したらかるた部に入るよう条件を出します。見事昇級した千早の熱意に負けて入部した太一。そしてかるた経験者の西田優征こと肉まんくん、和歌を愛する大江奏、勉強熱心な駒野勉こと机くんも加わり正式に部として認めら活動を始めます。

チームワークが勝利の鍵となるかるた競技の団体戦。千早と太一が入会している白波会に協力して貰いながら夏の高校選手権に向け奮闘します。かるた未経験者の肉まんくんと机くん。新設したばかりの部は勝てることができるのでしょうか。映画制作のネタバレをここで一つ。白妙会は実際に存在する会で映画｢ちはやふる｣のモデルとなっています。

三人勝てば勝利となる東京都大会。千早達は順調に勝ち進み準決勝までいきます。ここまで一度も勝てていない駒野。その駒野に手強い相手を組み合わせれば自分達が勝ちやすくなると言ってしまった西野。数合わせ扱いをされた駒野は怒って退場しようとします。

チームが一つになっていなく勝つことだけを考えていた千早達。駒野に謝り決勝戦を迎えます。戦いに苦労しながら優勝した瑞沢高校、新に電話を掛けた千早から変わった電話口で太一は信じられない言葉を聞きます。

東京都大会で優勝した瑞沢高校かるた部。全国大会に必要なのは部員全員のスキルと指導を受けます。津咲高校の若宮詩暢は音のないかるたを得意としている最強クイーンで、全国大会個人戦にエントリーしていました。それを知った千早はクイーンに勝ちたいと言いますが。

原田先生に反対される千早。左利きである若宮詩暢に合わせて練習すると右利きの選手と戦うことが不利になってしまうことが多いと言われます。千早は若宮詩暢との対戦で頭が一杯で周りが見えなくなっていました。太一もまた自分が昇級出来ないことに悩んでいて新に相談するのでした。

自分の事だけを考えていた千早と太一。原田先生のアドバイスと私達を頼ってと言ってくれた部員の言葉もあり、暴走していたことに気付く太一がいました。一人走りしている千早がいる中で北央学園に出稽古する瑞沢高校。

結果は全敗で須藤は各学校の特色が書かれた全国大会対策資料を千早に渡します。東京代表の責任は自分達だけではないということ、そして千早は瑞沢高校かるた部ということを教えてくれる須藤。自分の考えが間違っていることに気付いた千早は太一に謝りかるた部に戻ります。

五人揃って全国大会に出場した瑞沢高校かるた部。先ずは個人戦で若宮詩暢の対戦相手は西田優征で、必死にクイーンに食らい付き次戦の為に、仲間の為に西田は力の限り戦いクイーンから一枚奪取します。その後千早の相手は詩暢に決まり、圧倒的な力を見せつけられてしまいます。

クイーンに力が及ばないと焦る千早の肩をポンと叩く太一。深呼吸をし千早はクイーンの得意札を取り、ちはやふるの札を拾いにいきます。その堂々とした千早の姿を見た新は感動し、原田先生に声を掛けられるのでした。何処にいてもかるたをしていなくても千早は新をチームだと思っていると教えてくれた原田先生。詩暢に負けてもかるたを楽しんでいる千早。新は千早に会わずかるたをまたしようと太一に言います。

映画｢ちはやふる 下の句｣の撮影後、生徒達に卒業証書が渡されました。このネタバレは作品制作の二つ目となり粋な計らいに感動します。スポ根漫画のあらすじはまだ続きます。スピンオフ｢ちはやふる 繋ぐ｣も公開されているので楽しんでみましょう。

「ちはやふる下の句」から二年後、瑞沢高校かるた部員の綾瀬千早はクイーン戦で我妻伊織と対戦します。名人戦では周防久志が優勝しその実力を見せます。全国大会優勝を目指し動き出す千早。かるた部を存続するにあたり筑波秋博、花野菫が新加入し新たに部がスタートしようとしたその時部長の真島太一が辞めることに。勉強と部活の両立に悩んでいた太一。菫から千早の噂を聞きかるたを続ける意味を見失ってしまいます。

予選大会で苦戦しながら全国大会の出場を決めた瑞沢高校かるた部。帰り道千早は進学に向けて頑張っている太一と遭遇します。既にかるたに興味をなくしている太一。そんな中で全国大会が始まり千早達は勝ち進んで決勝戦までいきます。錦谷新がいる藤岡東高校も進んできて千早達と競うことに。伊織と当たることになった千早。

一方、太一はかるた名人・周防久志が講師している講義に参加していました。講義が終わり周防を付けていた太一は点字ブロックの上を歩いていることに気付きます。音だけでかるたをしていた周防は太一にかるたを教えることとなり。勉強とかるたを習う太一はこの後どうなるのでしょうか？

全国大会出場者の名前が呼ばれる中、大江奏は観客席に座り代わって太一の名が呼ばれます。周防からかるたを教わっていくうちに再びやることを決めた太一、藤岡東高校と対戦を繰り広げながら運命戦(自陣、相手陣共に札が一枚になった状態)へともつれ込みます。勝敗は太一に託され見事瑞沢高校が優勝し日本一になります。

漫画では千早、太一、新の幼少時代のあらすじが描かれています。映画ではこのシーンがなく、かるた部員勧誘のシーンもカットされています。千早をメインとした映画であればカットされている部分があるのは仕方無いという声もあります。

漫画に出てくる登場人物のキャラクターの違いが個々にみられる映画。容姿が違ったりオリジナルキャラクターが出てたりと漫画ファンには低い評価もあります。原作から札を取る時の音が聞こえそうという声もあり、映画では畳を叩く音がリアルに聞こえます。競技かるたは体力が必要で筋肉痛にもなるというネタバレ。出演者達は実際に畳を叩いて練習し撮影しました。

2011年、2013年とアニメ化された｢ちはやふる｣。漫画ファンにとっては嬉しい第3期が2019年に放送予定です。前作と同じく綾瀬千早･瀬戸麻沙美、真島太一･宮野真守、綿谷新･細谷佳正が務めます。声優達も喜んでいるアニメ化。ファンからはあらすじも描写も楽しみだという声があがっています。

あらすじを読むだけでワクワクし、映画を観ると引き込まれていく作品｢ちはやふる｣。競技かるたという難しい題材を見事に実写化し、原作者を満足させています。カメラワークにも定評があり、深く踏み込んだ世界を楽しめます。

青春、友情が描かれている｢ちはやふる｣。綾瀬千早をヒロインとしたあらすじで、漫画を読んでいなくても観れます。俳優、女優のネタバレもあり、それぞれのキャラクターの味が出ていて楽しめる作品です。映画を観て出演者から伝えたいメッセージを受け取ってみましょう。