ジョジョ実写映画のキャスト一覧！あらすじや原作とのキャラ比較画像も紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」といえば、漫画家・荒木飛呂彦の代表作ともなった大人気シリーズ。壮大なストーリーと圧倒的世界観だけでなく、印象的な効果音やセリフなどが多くのファンを魅了してやまない漫画作品です。満を持して2017年夏に公開された「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、実写で再現されたジョジョの世界観と、出演する豪華キャストに注目が集まりました。

「ジョジョの奇妙な冒険  ダイヤモンドは砕けない」は、ジョジョシリーズの中でも屈指の名作。そのあらすじは、奇妙な事件が多発する杜王町を舞台に、スタンド「クレイジー・ダイヤモンド」の能力を持つ主人公の東方仗助が、様々な事件に巻き込まれつつ、多くの仲間と出会い時には協力し合い、それらの事件を解決していくというストーリー。一度見るだけで、その世界観に引き込まれてしまうこと間違いなしです！

実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」のあらすじは、原作版と比較しても若干の設定の変更などはありましたが、それほど大きな違いはありませんでした。そんな実写映画ジョジョの第一章のメインエピソードは、連続殺人犯アンジェロ（片桐安十郎）編と虹村兄弟編。それでは第一章から見応えアリな内容を踏まえ、出演キャストを原作版の画像と供に紹介していきます！

実写映画「ジョジョ」の主人公・東方仗助を演じたのは大人気若手俳優の山﨑賢人！これまでも漫画原作の実写映画に出演してきましたが、それまでの爽やかイケメンのイメージを一新した学ランリーゼント姿に多くの注目が集まりました。また不良っぽいけれど心優しく親切、そして困った人を見捨てられない正義感の持ち主である仗助を、抜群の演技力で再現。ファンの期待を良い意味で裏切りました。

自慢のリーゼントをけなされるとキレるという性格を除くと、人当りが良く女子にもモテモテのイケメン東方仗助。仗助の性格や個性的な変形学ランも原作から大幅な改変はなく、違いといえばアクセサリーのデザインが若干変更された程度。原作版と映画版の仗助の大きな違いを、あえて挙げるとすれば体格位なのですが、映画の世界に入り込むとその違いが気になることはありません。実写版仗助の圧倒的魅力の勝利といえるでしょう。

実写版「ジョジョ」が、シリーズ第4部「ダイヤモンドは砕けない」で制作されることが発表された時、多くのファンが気になっていたのが空条承太郎のキャスティング。シリーズ中最多の登場を果たしており、第4部でも仗助を導く非常に重要なキャラクターです。そんな承太郎を演じたのが、多彩な才能を持つことで知られる俳優の伊勢谷友介。常に冷静沈着でクールな承太郎が見事再現されました。

実写映画と原作版の承太郎の性格には、それほど大きな違いは感じられません。常に冷静沈着で落ち着いた承太郎の等身大のイメージが、実写映画で再現されたと言っても良いでしょう。ただ、承太郎のファッションは原作に比べ、実写版ではかなりシンプルになっており、アクセサリーはポイントとなる帽子のチャームのみ。しかし、後頭部の髪が帽子と一体化した独特なヘアスタイルは、原作を忠実に再現しています。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の中でも、1、2を争う巻き込まれ体質の少年広瀬康一を演じたのは、若手俳優の中でも俳優として長年のキャリアを持ち演技派で知られる神木隆之介。康一のイメージにピッタリであると映画の公開前から、彼の演技には期待が高まっていましたが、実際に観てみるとその評価が間違っていなかったことが確信に変わります。康一のイメージを再現した素晴らしい演技は必見です！

実写版「ジョジョ」の中でも、康一ほどに細部に至ってまで完全再現されたキャラクターはいないでしょう。原作での狂言回しの役割は、実写版でもそのまま引き継がれ、ビジュアルや性格に至っても違いを探す方が難しいほどです。もし続編として第二章が制作されたら、著しい成長を遂げる康一演じる神木隆之介がスクリーン見られるはず！第二章以降での成長に期待がかかるキャラクターです。

絶対にイケメンを演じた方が絵になると多くの人が思っていた、人気急上昇の若手俳優・新田真剣佑。そんな彼が演じたのは、イケメンとは程遠く単純で直情的な性格の虹村億奏です。「ザ・ハンド」というスタンド能力の持ち主ですが、考えることが苦手なせいで兄・形兆からはいつも荷物扱いされています。そんな単純王億奏のイメージを損なわず、本来はイケメンであることを観客に忘れさせるような圧倒的演技力でした。

イケメン俳優・新田真剣佑が、ビジュアル的にもかなりのハイクオリティで億奏を再現したため、こちらのキャラクターも原作版と映画版の違いはそれ程大きくありません。しいて言えば、変形学ランのデザインが若干変わりオシャレ度がアップ、また学ランの胸のシンボルがペンダントに変わったこと。更に映画版ではちょっと割増の二・五枚目になっているので、億奏からしてみると良いこと尽くめの変化かもしれません。

虹村兄弟の兄、形兆を演じたのは、こちらもイケメン俳優として名高い岡田将生。そんな形兆は、原作でも冷静沈着で無慈悲な性格です。しかし実写版では岡田将生が演じたことにより、原作以上の腹黒さと切れ味の鋭さが感じられる形兆が見られました。ビジュアル的には原作よりキレイすぎる形兆ですが、原作にはなかった大人の色気も漂わせるファン納得の仕上がりとなりました。

実写映画「ジョジョ」では、イケメン俳優・岡田将生が虹村形兆を演じたことで、原作とは違った色気が感じられる形兆が見られましたが、学ランのデザインやヘアスタイルには大きな違いはありませんでした。ただひとつ大きな違いを挙げるとすると、形兆のスタンド「バッド・カンパニー」の能力に原作にはなかった設定が追加されたということです。その設定の違が気になる方は、ぜひ実写版でお確かめ下さい！

原作では、康一に猟奇的な愛情を捧げる美女・山岸由花子を演じたのは、ハリウッド・デビューも果たした注目の若手女優・小松菜奈。エキセントリックで不気味な雰囲気を漂わせる美女・由花子を、実写版で再現しました。原作とは違った設定ですが、康一に対する粘着質な態度は原作さながら。男性キャラクターの多い「ジョジョ」の中に出演する数少ない女性キャラクターとして、続編での活躍に注目したいところです。

原作版では、康一に熱い想いを寄せ過ぎるあまり、執拗に康一にまとわりつく狂気的な面を見せ、多くの男性ファンを恐怖に陥れた由花子でしたが、実写版ではその設定自体に変更がありました。実写版では康一に恋をしているという下りはなく、転校生の康一の面倒を見ることを引き受けたために、情熱をかけ徹底的な教育を施そうとします。しかし、まだ本質を晒していない由花子。第二章で、彼女本来の姿が見られるのでしょうか？

凶悪な連続殺人犯として人生の殆どを獄中で過ごしたアンジェロこと片桐安十郎を演じたのは、演技派俳優として名高い山田孝之。さすがカメレオン俳優と呼ばれるだけあり、アンジェロの役を見事ものにしていました。それどころか、原作以上に狂気的な快楽殺人犯として再現したその演技は必見です！

アンジェロの実写版と原作版では、アンジェロがスタンド使いになった経緯や、性格などで大幅な変更がされていました。実写映画「ジョジョ」第一章の中で、設定の改変が一番されたキャラクターになったアンジェロ。その理由が、作品の構成上必要な改変だったということは映画を見ればわかるはずです。気になる方は、ぜひ原作との違いを見つけながら映画を楽しんでみて下さい！

いかがでしたでしょうか？今回は、ジョジョ実写映画のキャスト一覧をはじめ、あらすじ、そして原作との違いなどを、キャラ画像で比較しながらご紹介しました！ジョジョ実写映画の公開前の評判は決して良いものではありませんでしたが、蓋を開けてみると作品の完成度の高さに多くのファンが驚かされました。ファンの期待に応え、ぜひ第二章の制作も決定して欲しいところです。