ジョジョランズ（9部）のスタンド一覧！能力やスタンド使いのキャラクターは？

『ジョジョの奇妙な冒険 Part9 The JOJOLands』では以前のシリーズに登場した人気キャラクターや定番のスタンド能力が登場します。そこで、ここからはジョジョランズ（9部）のスタンド能力やその名前の元ネタ、そしてスタンド使いのキャラクターについて一覧で詳しく紹介していきます。それではまず、ジョジョランズ（9部）の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：ジョジョの奇妙な冒険 Part9 The JOJOLands
• ジャンル：クライム・サスペンス
• 作者：荒木飛呂彦
• 掲載誌：ウルトラジャンプ
• 発表期間：2023年2月17日
• 巻数：既刊2巻（2024年3月時点）

『ジョジョランズ』は荒木飛呂彦先生による漫画作品です。『ジョジョの奇妙な冒険（ジョジョ）』シリーズの第7部『スティール・ボール・ラン』の主人公、ジョニィ・ジョースターの玄孫ジョディオ・ジョースターを主人公に据えた物語であり、ジョジョシリーズの第9部に相当します。キャッチコピーは『そして時は動き出す』。『ウルトラジャンプ（集英社）』にて2023年3月号より連載が開始しています。

ここではジョジョランズ（9部）の簡単なあらすじを紹介します。物語の舞台はアメリカのハワイ諸島・オアフ島。

そこで暮らす少年ジョディオ・ジョースターは「大富豪になる」という野望を胸に秘め表では学校に通いながら裏では兄ドラゴナ・ジョースターとともに、麻薬を売ったり盗みを働いたりしながら小遣いを稼ぐ日々を送っていたジョディオ。ある日、ボスであるメリル・メイ・チーから日本人の持つ600万ドルのダイヤモンドを強奪するよう指示があり…

スタンドとは、ジョジョシリーズのスターダストクルセイダース（3部）から登場した特殊能力のことです。個人の生命力に由来するパワーを持ったヴィジョン（像）であり、持ち主の傍に出現して物体の損傷を治したり、時間を止めたりするなどさまざまな能力を持っています。では、ここからジョジョランズ（9部）の作中に登場するスタンド能力について一覧で詳しく見ていきましょう。

まずはじめに一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド能力、ノーヴェンバー・レイン（11月の雨）について紹介します。ノーヴェンバー・レインは上半身だけの人型のスタンドです。腕の代わりに肩から蜘蛛またはクレーンゲームのアームを思わせる四本の脚が伸びています。能力はスタンドのヴィジョンの下から重力のある雨を降らせることです。人が雨の重力で地面にのめりこむほどの威力を見せています。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド能力、スムース・オペレイターズについて紹介します。スムース・オペレイターズは小型のロボットのような姿をした群体型スタンドです。頭部には「SO」の文字が刻まれています。能力は本体が触れたものの位置を自在にスライド移動させることです。作中ではジョディオを拳銃で狙った警官の顔の構造を作り変えています。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド能力、THEハッスルについて紹介します。THEハッスルは本体と同化しているタイプのスタンドです。スタンドヴィジョンはありません。能力は自由自在に筋肉を操ることです。筋肉を操ることで、肘や脇の下など全身のあらゆる箇所で物を掴み取ることができます。背中の筋肉を隆起させることで木をよじ登ったり、天井にぶら下がったりするなど掴む力も強いです。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド能力、THEMATTEKUDASAI（ザマッテクダサイ）について紹介します。THEMATTEKUDASAIは機械のような鳥の姿のスタンドです。「ニュゥゥゥン」という奇妙な鳴き声を発します。能力は自分以外の誰かが欲したものの姿に変身することです。変身したものの機能をコピーすることもできます。作中では監視カメラに変身し、映像を二重に記録させています。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド能力、ヘブンズ・ドアーについて紹介します。ヘブンズ・ドアーは「ピンクダークの少年」を模したヴィジョンを持つスタンドです。能力は射程範囲内にいる相手を本に変えて記憶を読むというもの。人間でも動物でも能力の対象にできますが、手で直接触れなければ発動しないという欠点もあります。

スタンド使いとは、スタンドを発現させ、使いこなす者のことです。スタンド使い同士は「引かれ合う運命」にあるとされ、自然と集まります。ただ、スタンドを知られると弱点も知られるため、基本的にスタンド使いは自分のスタンド能力を秘密にします。ここではそのようなスタンド使いたちを紹介します。まずはじめにジョジョランズ（9部）の主人公から見ていきましょう。

まずはじめに一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、ジョディオ・ジョースターについて紹介します。ジョディオ・ジョースターは本作の主人公です。15歳。大富豪になることを夢見ており、そのヒントとなる社会の仕組み（メカニズム）の中で、狡猾に立ち回ることを心掛けています。スタンドはノーヴェンバー・レイン（11月の雨）です。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、ドラゴナ・ジョースターについて紹介します。ドラゴナ・ジョースターはジョディオの兄です。18歳。性同一性障害であり、女性らしい装いと振る舞いを好みます。女の子のファッションが好きで、胸は美容注射で膨らませています。スタンドはスムース・オペレイターズです。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、パコ・ラブランテスについて紹介します。パコ・ラブランテスはジョディオの仕事仲間です。19歳。スリを始めとした窃盗が大好きです。ジョディオいわく「ゲーム感覚で盗みをする、泥棒のゲス野郎」とのこと。遊び感覚で他人の貴重品を盗んではドラゴナに怒られています。スタンドはTHEハッスルです。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、ウサギ・アロハオエについて紹介します。ウサギ・アロハオエはジョディオの学校の先輩であり、麻薬販売のお得意様の1人です。17歳。薬物中毒者ではないものの、それを思わせるやけにテンションの高い喋り方が特徴的です。メリル・メイ・チーの指示でジョディオたちのチームに新たに加わります。スタンドはTHEMATTEKUDASAIです。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、猫について紹介します。猫は露伴の別荘に侵入したジョディオたちが遭遇した猫です。露伴の別荘にジョディオたちに先駆けて侵入していた様子。ただの野良猫だと思われていましたが、ドラゴナ、パコ、ウサギを透明なワイヤーのような姿をしたスタンドで攻撃しました。

続いて一覧ではジョジョランズ（9部）のスタンド使いのキャラクター、岸辺露伴について紹介します。岸辺露伴は日本人の人気漫画家です。ハワイにある別荘に24カラットのブルーダイヤモンドを持ってやってきたところをジョディオたちに狙われますが、ジョディオたちのうち、パコ、ウサギをスタンド能力で容易く無力化しています。しかし、ジョディオの能力に後れを取り拘束されました。スタンドはヘブンズ・ドアーです。

ここでは先に紹介したノーヴェンバー・レイン（11月の雨）、スムース・オペレイターズ、THEハッスル、THEMATTEKUDASAI、ヘブンズ・ドアーといったスタンド能力の名前の元ネタを紹介します。まずはじめにノーヴェンバー・レイン（11月の雨）から見ていきましょう。

ジョジョランズ（9部）のスタンド能力、ノーヴェンバー・レイン（11月の雨）の名前の元ネタはアメリカ合衆国出身のロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」の曲です。ガンズ・アンド・ローゼズはウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」にて9位にランクインし、また2012年に「ロックの殿堂」入りを果たしています。

ジョジョランズ（9部）のスタンド能力、スムース・オペレイターズの名前の元ネタはイギリスのソウル、ジャズ系統のポップスバンド「シャーデー」の同名のヒット作だと考えられます。渋いながらも洗練された音楽が特徴的。デビュー時から世界的な実力派バンドで、これまでグラミー賞の最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞や最優秀ボーカル・パフォーマンス賞などさまざまな賞を受賞しています。

ジョジョランズ（9部）のスタンド能力、THEハッスルの名前の元ネタは「ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー」の楽曲「ハッスル」だと考えられます。ハッスルは1975年4月18日にリリースされ、チャート最高順位ではビルボードとオリコン洋楽シングルにて週間1位を獲得するなど世界的なヒット作となっています。

ジョジョランズ（9部）のスタンド能力、THEMATTEKUDASAIの名前の元ネタはイングランド出身のプログレッシヴ・ロック・バンド「King Crimson」の曲だと考えられます。King Crimsonはプログレッシヴ・ロック（1960年代のイギリスに登場したロックのジャンルの1つ）時代を代表するバンドです。

ジョジョランズ（9部）のスタンド能力、ヘブンズ・ドアーの名前の元ネタはアメリカのミュージシャン「フォークシンガーボブ・ディラン」の曲「Knockin' On Heaven's Door（天国への扉）」です。シングルとして1973年にリリースされ、ビルボード Hot　100のシングル・チャートにて12位を記録しています。

ここまでジョジョランズ（9部）のスタンド能力やその名前の元ネタ、スタンド使いのキャラクターについて一覧で詳しく紹介してきました。では、最後にスタンドに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

ノーヴェンバー・レインの名前の元ネタに関する声があがっています。こちらではノーヴェンバー・レインの名前がガンズ・アンド・ローゼズの曲をモデルにしていると知り喜ばれているようです。ガンズ・アンド・ローゼズのファンからすればかなり嬉しいことなのでしょう。

スムース・オペレイターズに関する声があがっています。こちらではスムース・オペレイターズとセックス・ピストルズが似ているとの印象を持たれているようです。セックス・ピストルズは黄金の風（5部）に登場するグイード・ミスタの群体型スタンドです。

発射された弾丸に取り付き、その軌道をある程度コントロールすることができます。本体が触れたものの位置を自在にスライド移動させるスムース・オペレイターズとは能力に多少の違いはあるものの、物をコントロールする点が共通しています。複数のスタンドがいる群体型という点は同じです。確かにスムース・オペレイターズとセックス・ピストルズは似ているかもしれません。

岸辺露伴とヘブンズ・ドアーに関する声があがっています。こちらでは岸辺露伴とヘブンズ・ドアーがジョジョランズ（9部）に登場するという展開に驚かれているようです。ほかの感想では露伴のヘブンズ・ドアーが強すぎるとの声もあがっています。これを機にヘブンズ・ドアーを使った露伴の活躍に注目してみるとよいでしょう。

本記事では『ジョジョランズ（9部）』のスタンド使いのキャラクターや能力について一覧で詳しく紹介しました。ジョジョランズ（9部）の漫画を読む際はぜひ、本記事のまとめを参考にしつつスタンドの能力やその使い手に注目してみてください。