【ジョジョランズ】岸辺露伴が9部に登場したのはなぜ？一巡後のスタンドや設定は？

ジョジョ4部の人気キャラであり、9部ではハワイの別荘で所有するダイヤモンドを主人公一行に狙われた岸辺露伴。また、作中では溶岩の調査を行っており、9部のキーパーソンとして登場しています。以下では、ジョジョランズに岸辺露伴が登場したのはなぜかを考察しました。その他、岸辺露伴の9部での設定やスタンドのヘブンズ・ドアー、所有する600万ドル相当のダイヤモンドや溶岩の謎などをまとめました。

ジョジョランズは、2023年2月から「ウルトラジャンプ」で連載されている荒木飛呂彦先生の作品です。ジョジョの奇妙な冒険シリーズの第9作目にあたり、ジョジョ9部とも称されています。

ジョジョシリーズでは初となる南国・ハワイを舞台にしたジョジョランズ。オアフ島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターの野望を描いた作品です。

ハワイ諸島・オアフ島に暮らし、大富豪になることを夢見るジョディオ・ジョースター。普通の学生生活を送りながら、兄・ドラゴナ共に違法薬物の売買に手を染めていました。ある日、ボスのメリルの命令を受け、ハワイに入国した日本人を襲う計画を立てるジョディオたち。狙いは、日本人が持ち込んだ600万ドル相当のダイヤモンドであり、一行はそれらの強奪を試みます。

ジョジョ4部で登場したM県S市生まれの売れっ子漫画家で、「ピンクダークの少年」を連載しています。ジョジョ9部でも同作品は連載中であり、海外でアニメ化されるなど世界的なヒットを見せました。また、ハワイに別荘を所有しており、ジョディオ一行による空き巣被害に遭っています。

岸辺露伴の名前の元ネタは、文豪・幸田露伴です。ちなみに「露伴」の由来は、「はかなきものと共に過ごす」という意味があります。

作者・荒木飛呂彦先生は、よほどの理由がない限り、過去キャラを新作に再登場させないスタンスで知られています。そのため、ジョジョランズでの岸辺露伴の登場は、ファンを驚愕させると同時に様々な憶測を呼びました。外見こそ似ているものの、性格は全く異なる岸辺露伴。4部と9部の露伴は別人なのでしょうか。以下では、ジョジョランズから岸部露伴が9部に登場した理由について考察しました。

ジョジョシリーズの人気キャラであり、スピンオフ作品も発表された岸辺露伴。近年では「岸辺露伴は動かない」の実写ドラマが放送されました。また、2023年5月には実写映画「岸辺露伴 ルーブルへ行く」が公開されています。一方、映画が公開された時期は、ジョジョランズでも岸部露伴が登場した場面と重なります。もしかしたら、実写映画の宣伝もかねて、露伴を登場させたとも考えられるでしょう。

6部のラストに起きた地球の一巡は、エンポリオを除く全ての人間が巻き込まれ、新たな人物として生まれ変わりました。そのため、9部に登場した岸辺露伴も、4部とは外見が瓜二つの別人と捉えることができます。一方、作者・荒木先生曰く、7部・8部の世界はジョジョのパラレルワールドの1つにすぎないとされています。ここから、7・8部と9部の世界線は違う、9部は地球の一巡が発生しなかった世界線とも考察できるでしょう。

一方、9部の主人公・ジョディオは、8部で登場した吉良吉影・虹村京兄妹といとこ同士と判明しています。そのため、9部は7・8部と世界観を共有しており、一巡後の世界であることに間違いないでしょう。しかし、４部の岸辺露伴は一巡後の世界にも存在しており、彼も一巡を免れた説が浮上しました。なぜ、露伴だけが一巡を免れたのでしょうか。そこで考えられるのが、露伴のスタンドのヘブンズ・ドアーの能力です。

ヘブンズ・ドアーは、自分に好意を持つ相手の内面を本にして読むことができる能力であり、かつ記憶を書き込むこともできます。もし、スタンド能力が自分にも使えるならば、自身に対して記憶を消すと書き込み、一巡を免れた可能性もあり得るでしょう。また、ヘブンズ・ドアーで一巡前後の世界を行き交いしているとも考察されています。果たして、4部と9部の岸辺露伴は同一人物なのか、それとも別人なのでしょうか。

ジョジョランズでも、スタンドの能力はヘブンズ・ドアーと判明した岸辺露伴。外見や職業だけでなく、スタンドのヘブンズ・ドアーまで似ています。果たして、4部と9部の岸辺露伴の共通点は偶然なのか、それとも同一人物であることを示す伏線なのでしょうか。以下では、ジョジョランズから、岸辺露伴のスタンドのヘブンズ・ドアーを考察しました。

岸辺露伴のスタンド能力のヘブンズ・ドアーは、対象者の身体の一部を本や紙状に変化させ、相手の能力や経歴などを知ることができる非戦闘能力です。スタンドによって変化した身体の一部は破り取ることが可能であり、取られた者はその部分が記憶喪失になります。また、ページに書き込むことで記憶を植え付けて不可能な事象を実現させる等、応用の範囲が広いです。

対象者の肉体を本のページに変える不気味さと、白い服とシルクハットを被った少年のビジョンが目を引く岸辺露伴のスタンド。元ネタは、ボブ・ディランの「Knockin’ On Heaven’s Door」であり、ヘブンズ・ドアーが採用されました。

一見すると、4部の世界線から出てきたような印象を与える岸辺露伴。なぜ、彼だけ変化が見られなかったのか、謎が深まるばかりでしょう。また、ジョジョランズの露伴は性格面で大きな変化が見られ、4部でのクレイジーさが収まっています。もしかしたら4部と9部の岸辺露伴は、それぞれの世界で存在する別人とも考えられます。以下では、ジョジョランズの岸辺露伴の違いや設定について考察しました。

名前や外見、スタンドのヘブンズ・ドアーに至るまで多くの設定を4部から引き継いだ、ジョジョランズの岸辺露伴。9部では「ピンクダークの少年」の英語訳が刊行され、海外でアニメ化されるなど、さらなる人気を見せています。一方、性格に関しては4部と9部で全く異なる印象を与えており、まるで別人のように感じるでしょう。以下では、ジョジョランズの岸辺露伴の違いを髪型や性格から考察しました。

外見に関してはジョジョ4部との違いはあまり見られない露伴ですが、4部と9部では髪型の流し方が異なると指摘されます。4部では髪を向かって右に分けていたものの、9部では向かって左に分けているシーンが多いです。しかし、アングルや構図によって左右が逆になるパターンもあり、違いはないともいえるでしょう。

岸辺露伴といえば、クレイジーかつエキセントリックな性格の持ち主であり、リアルを追求するあまり奇矯とも呼べる行為に走ることも少なくありません。また、波長の合う者には好意的に接する一方、敵とみなした者には容赦ない姿勢を見せています。良く言えば個性的なキャラであるものの、悪くいえばクセの強い狂気的な人物と言えるでしょう。

一方、ジョジョランズの岸辺露伴は非常に冷静沈着であり、性格もかなり丸くなった印象があります。ジョジョでは、主人公に危害を及ぼしかねない危うさを秘めていた露伴。しかし、9部ではまともなキャラとして描写されており、4部の露伴と同一人物なのか疑ってしまうでしょう。このように、性格面で大きな違いが見られた岸辺露伴。9部の露伴も、世界の一巡を経験し、新たな岸辺露伴として誕生したと考えられます。

4部ですでに売れっ子漫画家となり、生まれ故郷であるM県S市に大きな屋敷を構えていた岸辺露伴。9部ではハワイに別荘を持っていたことが判明しました。しかし、休暇を楽しむためでなく、溶岩の採取と調査を行っています。もしかしたら、何者かにハワイの溶岩の調査を依頼されていたでしょう。

ハワイに別荘を持っているだけでなく、600万ドル相当のダイヤモンドと謎の溶岩も所有していた露伴。ハワイでの滞在は単なる休暇ではなく、アア溶岩の研究のために訪れたと推測されます。ジョディオ一行が露伴の別荘に押し入った際、内部では溶岩の研究を行った痕跡がありました。一方、ジョディオ一行が狙うダイヤも、普通のダイヤではありませんでした。

まるで意思が宿っているかのように、ジョディオ達の手をすりぬけるダイヤモンド。別荘での騒動を聞きつけてか、猫たちが一行に襲い掛かる騒動に発展します。さらに、漫画の中の露伴から、ダイヤモンドを外に持ち出してはいけないと忠告を受けました。最後は、ジョディオ達にダイヤを渡す羽目になった露伴。しかし、ジョディオにだけ謎の溶岩を託し、再会することを約束しました。

岸辺露伴が、不思議なダイヤモンドと溶岩を所有していた理由は、現時点では分かりません。一方、溶岩の研究からただの物質ではないと見抜き、謎の解明をジョディオに託したとも考えられるでしょう。

ジョディオ一行が狙うダイヤモンドの所有者として登場した岸辺露伴。実写映画の公開を記念したサプライズ出演と思いきや、ジョディオとの再会を示唆する伏線を張りました。物語の重要アイテムであるダイヤと謎の溶岩を持っていた露伴。ジョジョランズの物語へ、どのように関わっていくのでしょうか。以下では、ジョジョランズの岸辺露伴に関する感想や評価を紹介します。

ジョジョの人気キャラであり、スピンオフ作品も数多く発表されている岸辺露伴。ジョジョランズでは、主人公の敵役という設定で登場し、ジョジョファンを驚かせました。一方、なぜ岸辺露伴として登場させたのか、新たな疑問も生じました。果たして、9部の岸辺露伴はジョディオの敵なのか、それとも野望を叶えるきっかけとなるキーパーソンとなるでしょうか、その後の動向が注目されています。

ジョジョ7部以降のキャラやスタンドは、前作の設定との共通点こそ見られるものの、それぞれ別物として描かれています。一方、ジョジョランズで登場した岸辺露伴は、前作での設定をそのまま引き継いだようなキャラで描かれています。性格こそ対照的に描かれるも、外見やスタンドなどは4部とそっくりである露伴。SNSでは、露伴だけ変化がないことは依怙贔屓に感じるとの感想が寄せられています。

ハワイ諸島の火山の溶岩を調査するために、ハワイを訪れたと推測される岸辺露伴。なぜ、溶岩の調査をおこなっていたのか、理由は明かされていません。一方、ジョディオに溶岩を託したシーンからは、溶岩の謎をある程度知っている可能性があります。SNSでは、露伴が研究していた溶岩の正体はスタンド能力に目覚める隕石の欠片であり、それらが溶岩になったとも考察されています。

ジョディオの家系図から、ジョジョランズは7・8部と同じ世界線と推測され、一巡後の世界説が有力視されています。しかし、作中では一巡前の人物である岸辺露伴が登場し、なぜ彼が存在しているのか疑問の声が上がっています。一部ではヘブンズ・ドアーの能力を使って一巡を免れたと考察されるも、真実は不明です。また、一巡後の世界に露伴が存在していることがおかしいとの声も寄せられています。

一巡後の世界でもキャラ設定に大きな変化が見られなかった岸辺露伴について、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。なぜ、露伴だけ一巡前のスタンド能力なのか、謎が深まるばかりでしょう。一方で、露伴は一巡前の記憶を引き継いでいる説も浮上し、ヘブンズ・ドアーが使えるとも考察されています。ジョジョランズの岸辺露伴は何者なのか、4部との繋がりも気になるでしょう。

ジョジョランズでは、稀少なダイヤモンドを強奪するべく、ある日本人の別荘に侵入したジョディオ一行。別荘の所有者は岸辺露伴と判明し、意外な人物の再登場がファンを沸かせました。SNSでは、ジョディオ達の目的が露伴の別荘だったという予想外の展開が面白いとの感想も見られ、ジョジョランズへの注目がさらに高まりました。また、露伴の別荘を襲わせたのは今後の伏線とも捉えられ、ジョディオと露伴の関係も気になります。

ジョジョランズの岸辺露伴が9部に登場したのはなぜか、スタンドや設定などを考察しました。ジョディオに謎の溶岩を託すなど、本作品のキーパーソンとして登場した露伴。4部のキャラと非常に似ていることから、同一人物説も浮上したものの、世界線の違い等から2人は別人の可能性が高いでしょう。また、作中ではジョディオと再会する伏線が張られ、どのような形で物語に関わっていくのか注目が集まっています。