スタンド・バイ・ミーのあらすじ・結末をネタバレ！キャストや映画の感想は？

「スタンド・バイ・ミー」は、1986年8月22日に公開されたロブ・ライナー監督の映画です。原作は、「呪われた町」や「IT-イット-」など数多くのヒット作を生み出した小説家・スティーヴン・キングの小説です。脚本はブルース・A・エヴァンスとレイノルド・ギデオンが担当しました。

主題歌に起用されたのは、1961年11月にリリースされたベン・E・キングが歌う同名の楽曲です。ゴールデングローブ賞作品賞、アカデミー脚色賞にノミネートされるなど世間からも高い評価を受けており、現在もロケ地を観光で訪れるファンがいるといいます。

映画「スタンド・バイ・ミー」の監督は、脚本家や映画プロデューサーとしても活動するロブ・ライナーです。映画監督としてのデビュー作は、1984年3月2日に公開されたコメディ映画「スパイナル・タップ」でした。代表的な監督作品に、2007年12月25日公開の映画「最高の人生の見つけ方」、1999年10月15日公開の映画「ストーリー・オブ・ラブ」、1989年7月21日公開の映画「恋人たちの予感」などがあります。

映画「スタンド・バイ・ミー」の結末までのあらすじネタバレを紹介していきます。車に乗っていたゴーディは、クリス・チェンバーズ弁護士が刺殺されたという新聞記事を目にし、12歳の頃の出来事を思い出します。当時最愛の兄・デニーを事故で亡くしてから数ヶ月が経っていました。

息子を亡くしたばかりで傷が癒えていない両親からは冷たい態度をとられ、家に居場所がないように感じていました。ゴーディに物書きの才能を見出したクリスは、進学クラスに行って将来は小説家になるべきだとアドバイスします。

オレゴン州の小さな田舎町・キャッスルロックに住んでいた彼は、クリス、テディ、バーンとよくつるんでいました。親友のクリスは、アルコール依存症の父親と街でも有名な不良の兄・アイボールがおり、周囲からの偏見に悩んでいました。テディは、戦争帰りで精神を病んでしまった父親から虐待を受けていました。バーンは、肥満体型でドジなところがある少年でした。

バーンは、ハーロウ・ロードで汽車にはねられた死体を見たという兄・ビリーたちの会話を盗み聞きします。死体は、ブルーベリーを摘みに出かけて行方不明となっていた少年・ブラワーだと思われました。警察に通報すれば車を盗んだことがバレてしまうため、ビリーたちは誰にも言わず黙っておくことにしました。

バーンは、秘密基地にいたゴーディ、クリス、テディにそのことを知らせます。発見すれば世間から取り上げられ英雄になれると考え、4人はハーロウ・ロードまで死体探しに出かけました。

ゴーディ、クリス、テディ、バーンは家で身支度を整え、冒険へと繰り出します。目的地のハーロウ・ロードまではかなり距離があり、線路の上を通りながら進むことにしました。ゴーディたちは、中学進学を考える時期に差し掛かっていました。クリスは家庭環境が悪く周囲から偏見の目で見られており、将来に希望を見出せずにいました。自分は就職組に行き、進学クラスにいくであろうゴーディとはお別れだろうと口にします。

ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、脇道のない橋の上に到達します。汽車がきたら避難するスペースもなく非常に危険でしたが、他のルートだと遠回りとなるためそのまま進むことにしました。しかし、運悪く汽車が後ろからやってきます。先を進んでいたクリスとテディは橋を渡ってから脇に避難します。後ろを歩いていたゴーディは、四つん這いで進むバーンを立たせて走り、土手のスペースへと飛び込んで助かりました。

日が暮れたため、ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、焚き火をして休憩をし就寝しました。しかし、周辺から獣の鳴き声が響いたため、1人ずつ交代で見張りをすることになります。クリスが見張りをしていると、ゴーディが悪夢にうなされ飛び起きました。悪夢の内容は、デニーの葬式で父親がデニーではなくお前が死んだらよかったのにと発言するものでした。

目が覚めたゴーディは見張りをしていたクリスの隣に座り、一緒に進学クラスに行かないかと誘います。しかし、クリスは家庭環境が悪い自分では無理だと返します。彼が給食のミルク代を盗み停学になったのは、近所では有名な話でした。実際、盗みはしましたが考え直して教師のサイモンに返していました。しかし、サイモンはクリスに濡れ衣を着せ、返却された金を使い込んだのでした。

一夜明け、4人は再び線路の上を歩き始めます。途中、近道になるとして線路を抜けて森の中を通るルートに変更しました。森の土はぬかるんでいて足元が悪く歩くのに苦労する中、一同は沼に入ります。深さはないとしてそのまま沼に入り、突っ切ることにしました。しかし、沼から出た4人の身体には、ヒルがべっとりとついていました。ゴーディは下着の中にいたヒルに局部を噛まれ、ショックで気絶してしまいます。

死体探しは中断して帰ろうという話しにもなりますが、ゴーディは捜索を続けるという意思表示をしたため、みんなで進み出します。一方、不良グループのリーダーであるエース耳に、ブラワーの死体がハーロウ・ロードにあるという情報が入ります。エースは不良たちを引き連れて車で現場まで向かうのでした。

ハーロウ・ロードについたゴーディ、クリス、テディ、バーンは、ブラワーの死体を発見しました。周辺の木々で担架を作って運び出そうとします。死体を見たゴーディは、事故で亡くなった兄・デニーのことを思い出し、座り込んでしまいます。

ゴーディの様子に気づいたクリスは、隣に座り話を聞いてあげます。ゴーディは、デニーはなぜ死んだのか、自分が代わりに死ねばよかったなど胸の内を吐露しました。クリスは、泣き出すゴーディの肩を抱いて勇気づけます。

ゴーディ、クリス、テディ、バーンが死体を発見してから程なくして、エースが仲間を引き連れて到着しました。エースは、死体を渡すよう要求しますが、クリスはそれを拒否します。ナイフでクリスに襲い掛かろうとするエースでしたが、ゴーディが空中で発砲した本物の拳銃を見て青ざめます。ゴーディはエースに銃を向け、死体は渡さないという意思を示しました。捨て台詞を吐きながらエースは、仲間を引き連れて退散します。

ここからは、結末までのあらすじネタバレを紹介していきます。ゴーディたちは、死体を横取りしようとしたエースたちを追い払います。しかし、ゴーディは死体を持ち帰るのはやめるとし、匿名で警察に通報することにしました。4人は、ほとんど会話することなくキャッスルロックへと帰ります。ゴーディは、テディとバーンとは学校で顔を合わせる程度で次第に付き合いもなくなっていきました。

バーンは高校卒業後に結婚し、4人の子供がおり製材所に勤務しているといいます。テディは、軍隊に入ることを希望していましたが、視力の悪さから叶いませんでした。その後、一度刑務所に入りますが、現在は臨時雇いの仕事をしているといいます。

テディとバーンと別れた後にクリスは、自分は一生キャッスルロックにいるのだろうかと口にします。クリスの言葉にゴーディは、将来は可能性に満ちていると返します。中学でクリスは、ゴーディと同じく進学クラスに進みました。その後、キャッスルロックの街を出て大学に通った後、弁護士となります。しかし、立ち寄ったレストランで喧嘩をしていた客の仲裁に入り、喉を刺されて亡くなったのでした。

大人になったゴーディは、クリスが勧めてくれた通り小説家になっていました。クリスは、ネタに困ったら自分たちのことを書けと言っていました。クリスとはもう10年以上会っていませんでしたが、永遠に彼のことを忘れないといいます。ゴーディが書いていた物語は、最後のページに差し掛かります。最後の文章は、12歳のころのような友人は決してできないという内容で締め括られていました。

「スタンド・バイ・ミー」の主人公ゴーディ・ラチャンスの少年時代役を演じた出演キャストは、ウィル・ウィートンです。ゴーディ役のキャストのウィル・ウィートンは、アメリカ合衆国出身1972年7月29日生まれです。本作の出演をきっかけに、一躍注目を集めました。現在は俳優の他に、声優や作家としても活動しています。

俳優としての代表的な出演作に、1987年から1994年に放送されたSFテレビドラマ「新スタートレック」ウェスリー・クラッシャー役、1991年公開の映画「トイ・ソルジャー」ジョーイ・トロッタ役などがあります。

ゴーディは結末までのあらすじネタバレで紹介した通り小説家になっています。「スタンド・バイ・ミー」大人になったゴーディ役のキャストは、リチャード・ドレイファスです。リチャード・ドレイファスは、アメリカ合衆国出身1947年10月29日生まれです。1973年8月11日に公開された洋画「アメリカン・グラフィティ」で主人公のカート・ヘンダーソン役に抜擢され、一躍注目を集めました。

リチャード・ドレイファスの主な出演作に、2019年1月25日にNetflixで配信された映画「ポーラー 狙われた暗殺者」ポーター役、2018年5月18日に公開されたビル・ホールダーマン監督の映画「また、あなたとブッククラブで」ジョージ役、2013年8月16日に公開されたロバート・ルケティック監督の映画「パワー・ゲーム」フランク・キャシディ役などがあります。

クリス・チェンバーズは、結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、主人公・ゴーディの親友です。洋画「スタンド・バイ・ミー」クリス・チェンバーズ役を演じたキャストは、リヴァー・フェニックスです。アメリカ合衆国出身出身1970年8月23日生まれです。10歳の頃から子役として活躍しており、1985年7月12日公開の映画「エクスプロラーズ」で映画俳優としてのキャリアをスタートさせます。

1991年10月18日公開の映画「マイ・プライベート・アイダホ」マイク・ウォーターズ役では、ヴェネツィア国際映画祭の男優賞を獲得し、若くして脚光を浴びます。1993年10月31日に心不全23歳で亡くなりました。主な出演作に、ローレンス・カスダン監督の映画「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」ディーヴォ役、リチャード・ベンジャミン監督の映画「リトル・ニキータ」ジェフ・グラント役などがあります。

洋画「スタンド・バイ・ミー」テディ・ドチャンプ役を演じたキャストは、コリー・フェルドマンです。テディ役のキャストのコリー・フェルドマンは、アメリカ合衆国出身1971年7月16日生まれです。初めて出演した映画作品は、1979年9月28日公開のSF映画「タイム・アフター・タイム」でした。1984年公開の映画「13日の金曜日・完結編」トミー・ジャーヴィス役にて一躍注目を集めます。

2011年8月には業界関係者から子役たちへの性的虐待の実態や、自身も被害者であったことなどをマスコミに明かしました。コリー・フェルドマンの主な出演作に、1984年6月8日公開の映画「グレムリン」ピート・ファウンテン役、1985年6月7日公開の映画「グーニーズ」マウス役、1987年7月31日に公開された映画「ロストボーイ」エドガー・フロッグ役などがあります。

バーン・テシオは、肥満体型の少し間の抜けたところがある少年です。洋画「スタンド・バイ・ミー」バーン・テシオ役を演じたキャストは、ジェリー・オコンネルです。ジェリー・オコンネルは、アメリカ合衆国出身1974年2月17日生まれです。弟に、同じく俳優のチャーリー・オコンネルがいます。妻は女優のレベッカ・ローミンであり、2008年には子供が誕生しています。

ジェリー・オコンネルの主な出演作品に、2010年8月20日に公開されたアレクサンドル・アジャ監督の映画「ピラニア3D」デリック・ジョーンズ役、2009年4月24日に公開されたスティーヴ・シル監督の映画「オブセッション 歪んだ愛の果て」ベン役、1996年7月26日に公開されたジョン・ペイソン監督の映画「ジョーズ・アパートメント」ジョー役などがあります。

エース・メリルは、クリスの兄・アイボールやバーンの兄・ビリーらを束ねる不良少年のリーダーです。洋画「スタンド・バイ・ミー」エース・メリル役を演じたキャストは、キーファー・サザーランドです。キーファー・サザーランドは、1966年12月21日生まれです。俳優の他に、声優やプロデューサーとしても活動しています。

本作で注目を集め、アメリカの人気アクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」で主人公のジャック・バウアー役を演じ、エミー賞ドラマ部門主演男優賞を獲得しました。主な出演作品に、2017年9月29日に公開された映画「フラットライナーズ」バリー・ウルフソン博士役、2013年4月26日に公開された「ミッシング・ポイント」ジム・クロス役などがあります。

ビリー・テシオは、バーンの兄であり、死体の第一発見者でもあります。洋画「スタンド・バイ・ミー」ビリー・テシオ役を演じたキャストは、ケイシー・シーマツコです。ケイシー・シーマツコは、アメリカ合衆国出身1961年3月17日生まれです。主な出演作に、テレビドラマ「ホワイトカラー」バーティ役、2009年7月1日に公開された映画「パブリック・エネミーズ」ハリー・バーマン役などがあります。

ゴーディの父親は、兄・デニーのことばかり気にかけており、ゴーディが書いた小説には興味も示しませんでした。ゴーディはクリスに、自分は変わっているのだろうかと質問します。こちらは、その時のクリスの返答でした。人それぞれ個性があるという物事を柔軟に捉えることができるクリスらしい名言となっています。

ゴーディには物書きの才能があり、クリスやデニーからも好評でした。しかし、父親はデニーにばかり関心を向け、ゴーディの才能には見向きもしませんでした。彼の才能に気づいていたクリスは、将来は物書きになるべきだと感想をいいます。

ゴーディは、物書きなどくだらないと父親から言われてきた言葉をそのまま口にしました。クリスは、ゴーディの父親はデニーのことばかりで、ゴーディのことをみようとしないと指摘します。ゴーディの父親と代わってやりたいとし、この名言を口にしました。

ゴーディ、クリス、テディ、バーンは、線路の上を歩きながらハーロウ・ロードへ死体を探しに出かけます。近道になるとして、途中で線路を抜けて森に入ります。バーンだけは遠回りをしたとしても線路の上の方が安全だとして、森に入るのを嫌がりました。

しかし、3人の意見は変わらず渋々ついて行くことにします。森の途中には深い沼があり、4人は全身びしょ濡れになりました。テディはバーンを沈めて悪ふざけをし始めます。子供かと叱るクリスに、テディはこの名言を口にしました。

映画「スタンド・バイ・ミー」結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、クリスはアルコール依存症の父親と不良の兄がおり、家庭環境に恵まれていませんでした。そのため、キャッスルロックに住む人々からは偏見の目で見られ、苦しんでいました。

結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、冒険から帰った後、クリスはゴーディに自分はずっとキャッスルロックにいるのだろうかと疑問を口にします。そんなクリスの言葉に、ゴーディはこの名言で答えました。

こちらは、「スタンド・バイ・ミー」結末に登場した名言です。冒険からキャッスルロックに戻った後、テディとバーンと別れ、クリスとゴーディは2人で話します。ゴーディは、クリスと別れる時にこの名言を口にします。2人は手を振り合い、それぞれの道を歩み始めます。

洋画「スタンド・バイ・ミー」は、結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、12歳の少年たちが死体を探しに出かける物語です。洋画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌には、ベン・E・キングの同名の楽曲が起用されました。少年たちの友情に感動したという感想、主題歌がよかったという感想、挿入歌もよかったといった「スタンド・バイ・ミー」視聴者の感想もありました。

洋画「スタンド・バイ・ミー」結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、ゴーディはクリスに自分は変なのだろうかと質問しています。クリスはゴーディの質問に、みんな変だと返しました。クリスの優しさが感じられる名言がよかったという感想、切ない映画だったという「スタンド・バイ・ミー」視聴者の感想もありました。

洋画「スタンド・バイ・ミー」のクリスは、アルコール依存症の父親と不良の兄がおり、家庭環境に恵まれていませんでした。頭が良く優しい性格であるにも関わらず周囲からは家庭環境が悪いという理由で偏見の目を向けられ、苦しんでおり、誰も自分のことを知らない場所へ行きたいと吐露しています。クリスの気持ちに共感したといった「スタンド・バイ・ミー」視聴者の感想もありました。

洋画「スタンド・バイ・ミー」のクリス役を演じたキャストは、リヴァー・フェニックスでした。クリスの人柄がかっこいいという感想や、洋画「スタンド・バイ・ミー」キャストのリヴァー・フェニックスがかっこいいといった「スタンド・バイ・ミー」視聴者の感想もありました。

洋画「スタンド・バイ・ミー」の結末までのネタバレあらすじ、出演キャスト、視聴者の感想などを紹介してきました。主題歌が合っていたという感想、キャストの演技を称賛する感想や、少年たちの友情に感動したという感想も多く見られました。